JP2016084422A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な殺菌性能と良好な再汚染防止性能を同時に満たす液体洗浄剤組成物を提供する。【解決手段】下式(I)で表されるアミンオキシド型界面活性剤(A)と、下記式(II)で表されるノニオン界面活性剤(B1)とを含有することを特徴とする。[化1]【選択図】なし

Description

本発明は液体洗浄剤組成物に関する。
近年、衛生意識の高まりにより、洗濯洗剤においても殺菌性能のさらなる向上が求められている。洗濯物の室内干し頻度も近年増加し、より高い殺菌性能を持つ洗濯洗剤が求められている。殺菌効果を有する成分として、例えばカチオン界面活性剤が用いられる(下記特許文献1、2)。
一方で、洗濯中の再汚染防止性能は依然として洗濯洗剤の重要な役割としてあげられるが、カチオン界面活性剤は汚れの再付着を生じさせやすい。従来、再汚染防止性能に寄与する成分としてアニオン界面活性剤が知られている(下記特許文献2)。
特許文献2は、殺菌効果と再汚染防止の両方を満足する液体洗浄剤を提供することを課題とするもので、(a)カチオン系殺菌剤、(b)アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩及びアルファスルホ脂肪酸アルキルエステル塩から選ばれる1種以上の陰イオン(アニオン)界面活性剤、(c)両性界面活性剤、アミンオキサイド系界面活性剤、アルカノールアミド系界面活性剤及びアミドアミノ酸系界面活性剤から選ばれる1種以上を含有する液体洗浄剤組成物が記載されている。実施例では(a)成分が殺菌性に寄与し、(b)成分が汚れ再付着防止性に寄与し、(c)成分が液安定性に寄与することを示す結果が得られている。
下記特許文献3は、繊維製品用殺菌剤組成物に関するもので、殺菌効果を有する成分としてRO−(EO)−H(Rは炭素数12の直鎖アルキル基、EOはエチレンオキシ基、nは3〜5の整数)で表されるノニオン界面活性剤と、CH(CH13−N(CH)(CH)→Oで表されるアミンオキサイド化合物を併用することにより、それぞれ単独で含有させた場合に比べて高い殺菌効果が得られることが記載されている(例えば表1、2)。
特開2014−028942号公報 特開2001−152200号公報 特開2013−227257号公報
しかし、特許文献1、2に記載されているように、カチオン系殺菌剤と、アニオン界面活性剤とを併用すると、殺菌性能が低下しやすいという問題がある。
また特許文献3に記載されている方法は、殺菌剤としてカチオン界面活性剤を使用しないため汚れの再付着は生じ難いが、殺菌性能が必ずしも充分とは言えない。
本発明は、良好な殺菌性能と良好な再汚染防止性能を同時に満たす液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明の液体洗浄剤組成物は、下記式(I)で表されるアミンオキシド型界面活性剤(A)と、下記式(II)で表されるノニオン界面活性剤(B1)とを含有することを特徴とする。
Figure 2016084422
(式中、Rは炭素数8〜18の直鎖または分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基であり、R、Rはそれぞれ独立して炭素数1〜3のアルキル基またはヒドロキシアルキル基である。Rは炭素数1〜4のアルキル基であり、Aは−CO−NH−、−NHCO−、−COO−、−OCO−または−O−から選ばれる基であり、mは0または1である。)
Figure 2016084422
[式中、Rは炭素数12〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基であり、AOおよびAOはそれぞれ独立に炭素数2〜3のオキシアルキレン基を示し、pは(AO)の平均繰返し数を示し、qは(AO)の平均繰返し数を示し、p+qは10〜50である。]
前記ノニオン界面活性剤(B1)の含有量に対する、アミンオキシド型界面活性剤(A)の含有量の質量比を表す(A)/(B1)が0.02〜6であることが好ましい。
本発明によれば、良好な殺菌性能と良好な再汚染防止性能を同時に満たす液体洗浄剤組成物が得られる。
本発明の液体洗浄剤は、前記一般式(I)で表されるアミンオキシド型界面活性剤(A)(以下、A成分という。)と、前記一般式(II)で表されるノニオン界面活性剤(B1)(以下、B1成分という。)を含有する。
本発明の液体洗浄剤は、家庭用、商業用、工業用の用途として利用可能であり、なかでも家庭用として好適に利用可能であり、衣料用の液体洗浄剤として特に好適である。
洗浄対象物(被洗物)の種類は、家庭における洗濯で洗浄対象とされているものと同様のものが挙げられ、たとえば衣類、布巾、タオル類、シーツ、カーテン等の繊維製品等が例示される。
<A成分>
A成分は下記一般式(I)で示されるアミンオキシド型界面活性剤である。A成分は1種でもよく2種以上を併用してもよい。式(I)で表されるA成分は半極性界面活性剤及び/または両性界面活性剤である。
式(I)において、Rは炭素数8〜18の直鎖または分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基であり、炭素数10〜18の直鎖または分岐鎖のアルキル基が好ましい。
、Rはそれぞれ独立して炭素数1〜3のアルキル基またはヒドロキシアルキル基であり、アルキル基が好ましく、炭素数1のアルキル基がより好ましい。
は炭素数1〜4のアルキル基であり、炭素数3のアルキル基が好ましい。
−A−は−CO−NH−、−NHCO−、−COO−、−OCO−または−O−から選ばれる基であり、−CO−NH−が好ましい。
mは0または1であり、0が好ましい。
A成分の具体例としては、アルキルジメチルアミンオキシド、アルキルアミドプロピルジメチルアミンオキシド等が挙げられる。
洗浄力に優れる点からは式(I)においてm=0のアルキルジメチルアミンオキシドが望ましい。該アルキルジメチルアミンオキシドのうち、下記C12アミンオキシド、C14アミンオキシド、16アミンオキシド、またはC18アミンオキシドが好ましく、殺菌力に優れる点よりC14アミンオキシドが特に好ましい。
C12アミンオキシド:m=0、Rが炭素数11の直鎖アルキル基、R,R,Rがいずれも炭素数1のアルキル基である化合物。
C14アミンオキシド:m=0、Rが炭素数13の直鎖アルキル基、R,R,Rがいずれも炭素数1のアルキル基である化合物。
C16アミンオキシド:m=0、Rが炭素数15の直鎖アルキル基、R,R,Rがいずれも炭素数1のアルキル基である化合物。
C18アミンオキシド:m=0、Rが炭素数17の直鎖アルキル基、R,R,Rがいずれも炭素数1のアルキル基である化合物。
アルキルアミドプロピルジメチルアミンオキシドとしては、ラウリン酸アミドプロピルアミンオキシド、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド等が挙げられる。洗浄力、外観安定性の点からラウリン酸アミドプロピルアミンオキシド(下記)が好ましい。
ラウリン酸アミドプロピルアミンオキシド:m=1、−A−が−CO−NH−であり、Rが炭素数11の直鎖アルキル基、R,Rが炭素数1のアルキル基であり、Rが炭素数3のアルキル基である化合物。
A成分の配合量は、液体洗剤剤組成物の総質量に対し、0.1〜25質量%が好ましく、0.5〜15質量%がより好ましく、1〜5質量%がさらに好ましい。
A成分の含有量が上記範囲の下限値以上であると十分な殺菌性能が得られやすく、上限値以下であると低温保存時の十分な外観安定性が得られやすい。
<B1成分>
B1成分は前記式(II)で表されるノニオン界面活性剤である。B1成分は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
式(II)において、Rは炭素数12〜20のアルキル基または炭素数12〜20のアルケニル基である。アルキル基は直鎖でもよく、分岐鎖でもよい。アルケニル基は直鎖でもよく、分岐鎖でもよい。Rの炭素数が12以上であると、B1成分の汚れへの良好な親和性が得られ、20以下であると良好な溶解性が得られる。
式(II)において、AO、AOは、それぞれ独立に炭素数2〜3のオキシアルキレン基(以下、AOともいう。)である。pはAOの平均繰返し数を示し、qはAOの平均繰返し数を示す。
(AO)を構成するAOがオキシエチレン基(以下、EOともいう。)のみでもよく、オキシプロピレン基(以下、POともいう。)のみでもよく、両方でもよい。両方の場合、(AO)はランダム鎖でもよく、ブロック鎖でもよい。
(AO)を構成するAOがオキシエチレン基(以下、EOともいう。)のみでもよく、オキシプロピレン基(以下、POともいう。)のみでもよく、両方でもよい。両方の場合、(AO)はランダム鎖でもよく、ブロック鎖でもよい。
特に、高い殺菌性能が得られやすい点で、AOとAOを構成するAOがいずれもEOのみであることが好ましい。
p、qはそれぞれ0超である。p+qは10〜50であり、10〜40が好ましく、10〜30がより好ましい。
p+qの値が上範囲の下限値以上であると殺菌性能が良好となり、上限値以下であると液体洗浄剤組成物の安定性に優れる。
B1成分の具体例としては、ポリオキシアルキレンアミンが挙げられる。
これらの中でも洗浄性能、液外観の点で下記の(B−1)、(B−2)または(B−3)がより好ましい。
(B1−1):ポリオキシエチレン(20)ヘキサデシルアミン。式中のR=炭素数16のアルキル基、オキシエチレン基の平均繰返し数20、p+q=20に相当。
(B1−2):エソミンT/25(商品名、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製)。式中のR:牛脂由来アルキル基、オキシエチレン基の平均繰返し数15、p+q=15に相当。
(B1−3)エソミンC/25(商品名、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製)。式中のR:ヤシ由来アルキル基、オキシエチレン基の平均繰返し数15、p+q=15に相当。
B1成分の配合量は、液体洗剤剤組成物の総質量に対し、4〜50質量%が好ましく、5〜45質量%がより好ましく、10〜40質量%がさらに好ましい。B1成分の含有量が、上記範囲の下限値以上であると十分な殺菌性向上効果が得られやすく、上限値以下であると液体洗浄剤組成物の十分な液安定性が得られやすい。
B1成分の含有量に対する、A成分の含有量の質量比を表す(A)/(B1)は0.002〜6が好ましく、0.01〜3が好ましく、0.03〜0.5がさらに好ましい。上記の範囲内であると、A成分とB1成分を併用することによる殺菌性能向上効果が十分に得られやすい。
<B2成分>
B2成分は、B1成分以外のノニオン界面活性剤である。B2成分は、従来、液体洗浄剤に用いられているものを適宜用いることができる。B2成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
B2成分の具体例として、ポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステル、ポリオキシアルキレン型ノニオン界面活性剤、アルキルフェノール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、脂肪酸アルカノールアミン、脂肪酸アルカノールアミド、多価アルコール脂肪酸エステル又はそのアルキレンオキシド付加体、多価アルコール脂肪酸エーテル、アルキル(又はアルケニル)アミンオキシド、硬化ヒマシ油のアルキレンオキシド付加体、糖脂肪酸エステル、N−アルキルポリヒドロキシ脂肪酸アミド、アルキルグリコシド等が挙げられる。
ポリオキシアルキレン型ノニオン界面活性剤は、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(AE)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル(EOPO型ノニオン)等である。
ポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステルとしては、例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸メチルエステル(以下、MEEということがある。)等が挙げられる。
(B2)成分の具体例としては、例えば、
三菱化学株式会社製のダイヤドール(商品名、C13(Cは炭素数を示す。以下同様。))、Shell社製のNeodol(商品名、C12とC13との混合物)、Sasol社製のSafol23(商品名、C12とC13との混合物)等のアルコールに対して、12モル相当、又は15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの;
プロクター・アンド・ギャンブル社製のCO−1214又はCO−1270(商品名)等の天然アルコールに対して、12モル相当又は15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの;
ブテンを3量化して得られるC12アルケンをオキソ法に供して得られるC13アルコールに対して、7モル相当のエチレンオキシドを付加したもの(商品名:Lutensol TO7、BASF社製);
ペンタノールをガーベット反応に供して得られるC10アルコールに対して、9モル相当のエチレンオキシドを付加したもの(商品名:Lutensol XP90、BASF社製);
ペンタノールをガーベット反応に供して得られるC10アルコールに対して、7モル相当のエチレンオキシドを付加したもの(商品名:Lutensol XL70、BASF社製);
ペンタノールをガーベット反応に供して得られるC10アルコールに対して、6モル相当のエチレンオキシドを付加したもの(商品名:Lutensol XA60、BASF社製);
炭素数12〜14の第2級アルコールに対して、9モル相当又は15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの(商品名:ソフタノール90、ソフタノール150、株式会社日本触媒製);
ヤシ脂肪酸メチル(ラウリン酸/ミリスチン酸=8/2)に対して、アルコキシル化触媒を用いて、15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの(ポリオキシエチレンヤシ脂肪酸メチルエステル(EO15モル))等が挙げられる
B2成分として、良好な洗浄力、適度な液粘度、及び良好な液安定性が得られやすい点で、ポリオキシアルキレン型ノニオン界面活性剤、またはポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステルが好ましい。
<(B2−1)成分>
B2成分の一部または全部として、下式(III)で表されるノニオン界面活性剤(B2−1)(以下、(B2−1)成分という。)を用いることが好ましい。B1成分と(B2−1)成分を併用すると液体洗浄剤組成物の液外観安定性向上の点で好ましい。
−X−[(EO)/(PO)]−R ・・・(III)
式中、Rは炭素数8〜18の疎水基である。XはO、COO又はCONHである。Rは水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、又は炭素数2〜6のアルケニル基である。sはEOの平均繰返し数を表し、2〜8の数である。tはPOの平均繰返し数を表し、0〜6の数である。EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を表す。[(EO)/(PO)]とは、EOとPOからなるオキシアルキレン鎖がブロック鎖でもよく、ランダム鎖でもよいことを表す。
(B2−1)成分として、殺菌性向上の観点から、上記式中、XはOが最も好ましく、Rは水素原子が最も好ましい。sは4〜8がより好ましい。tは最も好ましくは0である。
(B2−1)成分の具体例としては、例えば、ブテンを3量化して得られるC12アルケンをオキソ法に供して得られるC13アルコールに対して、7モル相当のエチレンオキシドを付加したもの(商品名:Lutensol TO7、BASF社製);ペンタノールをガーベット反応に供して得られるC10アルコールに対して、7モル相当のエチレンオキシドを付加したもの(商品名:Lutensol XL70、BASF社製);ペンタノールをガーベット反応に供して得られるC10アルコールに対して、6モル相当のエチレンオキシドを付加したもの(商品名:Lutensol XA60、BASF社製)
等が挙げられる。
B2成分は必須ではないが、液体洗浄剤組成物にB2成分を含有させる場合、B2成分の配合量は、液体洗浄剤組成物の総質量に対して、1〜20質量%が好ましく、3〜15質量%がより好ましく、5〜15質量%がさらに好ましい。B2成分の含有量が上記範囲の下限値以上であるとB2成分の添加効果が十分に得られやすく、上記範囲の上限値以下であると、低温保存時の良好な外観安定性が得られやすい。
総質量に対して、B1成分とB2成分の合計の含有量は特に限定されないが、洗浄力の点からは30質量%以上が好ましく、40質量%以上がより好ましい。また液外観安定性の点からは、60質量%以下が好ましく、55質量%以下がより好ましい。
B1成分とB2成分の合計に対するB2成分の割合は60質量%以下であり、55質量%以下が好ましく、50質量%以下がより好ましく、ゼロでもよい。
B2成分の一部または全部として(B2−1)成分を用いる場合、(B2−1)成分の配合量は、液体洗浄剤組成物の総質量に対して、0.5〜30質量%が好ましく、3〜20質量%がより好ましく、7〜15質量%がさらに好ましい。(B2−1)成分の含有量が上記範囲の下限値以上であると(B2−1)成分の添加効果が十分に得られやすく、上記範囲の上限値以下であると、低温保存時の良好な外観安定性が得られやすい。
B2成分の合計量に対する(B2−1)成分の割合は、(B2−1)成分の添加効果が十分に得られやすい点で30〜100質量%が好ましく、40〜100質量%がより好ましく、45〜100質量%がさらに好ましい。
B2成分の一部または全部として(B2−1)成分を用いる場合、A成分、B1成分、B2成分、およびそれら以外の界面活性剤の合計量(界面活性剤の合計量)に対する(B2−1)成分の割合は、10〜40質量%が好ましく、10〜30質量%がより好ましく、10〜25質量%がさらに好ましい。特に、該質量比が0.1〜0.4であると、液体洗浄剤組成物の良好な外観および良好な殺菌性能が得られやすい。
液体洗浄剤組成物の総質量に対して、B1成分と(B2−1)成分の合計の含有量は特に限定されないが、液体洗浄剤組成物の洗浄力の点からは15質量%以上が好ましく、25質量%以上がより好ましい。また液体洗浄剤の外観安定性の点からは、60質量%以下が好ましく、50質量%以下がより好ましい。
(B2−1)成分の含有量に対する、A成分の含有量の質量比を表す(A)/(B2−1)は0.003〜50が好ましい。良好な液安定性が得られやすい点で、0.03〜5が好ましく、0.07〜0.7がさらに好ましい。
(B2−1)成分の含有量に対する、B1成分の含有量の質量比を表す(B1)/(B2−1)は0.2〜100が好ましい。良好な洗浄力が得られやすい点で、0.3〜15が好ましく、2〜5がさらに好ましい。
<その他の界面活性剤>
液体洗浄剤組成物に、上記A成分、B1成分およびB2成分のいずれにも含まれない、その他の界面活性剤を含有させてもよい。従来、液体洗浄剤に用いられているものを適宜用いることができる。その他の界面活性剤は1種でもよく、2種以上を併用してもよい。
液体洗浄剤組成物の総質量に対して、その他の界面活性剤の合計は10質量%以下が好ましく、8質量%以下がより好ましく、5質量%以下がさらに好ましい。ゼロでもよい。
液体洗浄剤組成物は、アニオン界面活性剤を含まないか、含む場合は直鎖アルキルベンゼンスルホン酸または脂肪酸塩が好ましい。好ましくは、炭素数が8〜20の脂肪酸塩である。これらの塩としては、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属塩;マグネシウムなどのアルカリ土類金属塩;モノエタノールアミン、ジエタノールアミンなどのアルカノールアミン塩等が挙げられる。
またアニオン界面活性剤を含む場合、液体洗浄剤組成物の総質量に対して、アニオン界面活性剤の含有量は、10質量%以下が好ましく、8質量%以下がより好ましく、再汚染防止性能の点より3質量%以上が好ましい。
液体洗浄剤組成物は、カチオン界面活性剤を含まないか、含む場合は少量であることが好ましい。液体洗浄剤組成物の総質量に対して、カチオン界面活性剤の含有量は、10質量%以下が好ましく、7質量%以下がより好ましく、5質量%以下がさらに好ましい。ゼロでもよい。
<C成分>
液体洗浄剤組成物は水混和性有機溶媒(C)(以下、C成分という。)を含むことが好ましい。「水混和性有機溶媒」とは、25℃のイオン交換水1Lに50g以上溶解する有機溶媒をいう。
C成分としては、例えば、炭素数2〜4の一価アルコール、炭素数2〜4の多価アルコール、及び下記式(IV)で表されるグリコールエーテル系溶剤からなる群から選択される1種以上が好ましい。
−(ORkO−R10 …(IV)
[式中、Rは炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基、またはカルボニル基であり、Rは炭素数2〜4のアルキレン基であり、R10は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基である。kは平均繰返し数を表し、1〜5である。]
炭素数2〜4の1価アルコールとしては、たとえば、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール等が挙げられる。
炭素数2〜4の多価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、平均分子量約200〜5000のポリエチレングリコール、メトキシポリエチレングリコール、グリセリン等が挙げられる。
前記式(IV)で表されるグリコールエーテル系溶剤としては、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ダイセル社製セルトールEDGAC(ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート)等が挙げられる。
C成分は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
液体洗浄剤組成物の総質量に対して、C成分の含有量は2〜40質量%が好ましく、5〜30質量%がより好ましく、6〜20質量%がさらに好ましい。C成分の含有量が上記下限値以上であると液状洗浄剤の安定性に優れる。上記上限値より多くC成分を含有させても、経済的に見合う効果は得られない。
<その他の成分>
液体洗浄剤組成物に酵素を含有させることができる。市販品から入手できる。
酵素としてはプロテアーゼが好ましい。市販のプロテアーゼ製剤を用いることができる。具体例としては、Savinase16L、Savinase Ultra 16L、Savinase Ultra 16XL、Everlase 16L TypeEX、Everlase Ultra 16L、Esperase 8L、Alcalase 2.5L、Alcalase Ultra 2.5L、Liquanase 2.5L、Liquanase Ultra 2.5L、Liquanase Ultra 2.5XL、Coronase 48L(いずれも商品名、ノボザイムズ社製)、Purafect L、Purafect OX、Properase L(いずれも商品名、ジェネンコア社製)等が挙げられる。
酵素は1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
液体洗浄剤組成物に酵素を含有させる場合、液体洗浄剤組成物の総質量に対して、酵素の含有量は0.01〜4質量%が好ましく、0.05〜2質量%がより好ましく、0.1〜1質量%がさらに好ましい。
液体洗浄剤組成物のpHはpH調整剤により調整できる。pH調整剤としては、塩酸、硫酸、リン酸等の無機酸;多価カルボン酸類、ヒドロキシカルボン酸類等の有機酸;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アルカノールアミン、アンモニア等が挙げられる。これらのなかでも、液体洗浄剤の経時安定性の面から、硫酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アルカノールアミンが好ましく、硫酸、水酸化ナトリウムが好ましい。
pH調整剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。たとえば一定量の硫酸、水酸化ナトリウム等を添加することにより制御した場合、さらに、pHの微調整用として無機酸(好ましくは塩酸、硫酸)又は水酸化カリウム等をさらに添加することができる。
液体洗浄剤組成物は、さらに分散媒として水を含有してもよい。水を含有する場合、液体洗浄剤組成物中の水の含有量は他の成分とのバランスを考慮して適宜設定することができる。例えば液体洗浄剤組成物の総質量に対して、10〜80質量%が好ましく、15〜75質量%がより好ましい。
その他、液体洗浄剤組成物において公知の任意成分を適宜配合してもよい。該任意成分の配合量は特に限定されないが、例えば、液体洗浄剤組成物の総質量に対して、10質量%以下が好ましく、7質量%以下がより好ましく、5質量%以下がさらに好ましい。
<製造方法>
液体洗浄剤組成物は、従来公知の液体洗浄剤組成物の製造方法に準じて製造される。
液体洗浄剤組成物の製造方法としては、例えば、以下の方法が挙げられる。まず、分散媒である水の一部に、界面活性剤(A成分、B1成分、必要に応じてB2成分)を加え、混合する。任意のpHに調整した後、必要に応じて任意成分を加える。水の残部を加えて全体量を100質量%として、液体洗浄剤組成物とする。
C成分を用いる場合は、分散媒である水の一部に、C成分を分散した後、界面活性剤を加えることが好ましい。本発明の効果を損なわない範囲で、界面活性剤を加える前に任意成分を加えてもよい。
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。本実施例において「%」は特に断りがない限り「質量%」を示す。
各例の液体洗浄剤の組成を表1、2に示す。表中、各配合成分の含有量の単位は「質量%」であっていずれも純分換算量を示す。表中、空欄の配合成分がある場合、その配合成分は配合されていない。
表中、「B1+(B2−1)」は、液体洗浄剤組成物の総質量に対する、B1成分と(B2−1)成分の合計の含有量の割合(質量%)を意味する。
表中、「B1+B2」は、液体洗浄剤組成物の総質量に対する、B1成分とB2成分の合計の含有量の割合(質量%)を意味する。
「(A)/(B1)」は、液体洗浄剤組成物中のB1成分の合計量に対する、A成分の含有量の割合(質量比)を意味する。
「(B2)/(B1+B2)」は、B1成分とB2成分の合計に対するB2成分の割合(質量%)を意味する。
「(B2−1)/(B2)」は、液体洗浄剤組成物中のB2成分の合計量に対する(B2−1)成分の割合(質量比)を意味する。
「(B2−1)/界面活性剤」は、液体洗浄剤組成物中の界面活性剤の合計に対する、(B2−1)成分の含有量の割合(質量比)を意味する。
「(A)/(B2−1)」は、液体洗浄剤組成物中の(B2−1)成分の含有量に対する、A成分の含有量の割合(質量比)を意味する。
「(B1)/(B2−1)」は、液体洗浄剤組成物中の(B2−1)成分の含有量に対する、B1成分の含有量の割合(質量比)を意味する。
本実施例において使用した原料は下記の通りである。
<A成分>
(a1):C12アルキルジメチルアミンオキシド(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製、商品名「アロモックスDM12D−W」)。
(a2):C14アルキルジメチルアミンオキシド(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製、商品名「アロモックスDM14D−N」)。
(a3):C16アルキルジメチルアミンオキシド(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製、商品名「アロモックスDM16D−M」)。
(a4):C18アルキルジメチルアミンオキシド (ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製、商品名「アロモックスDMC−W」)。
(a5):ラウリン酸アミドプロピルアミンオキシド(一方社油脂工業株式会社製、商品名「アロモックス(APA−12W)」)。
<B1成分>
(B1−1)ポリオキシエチレン(20)ヘキサデシルアミン(式中のR=炭素数16のアルキル基、オキシエチレン基の平均繰返し数20、p+q=20に相当)合成品。
(B1−2):エソミンT/25(商品名、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製)。
(B1−3)エソミンC/25(商品名、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製)。
<(B2−1)成分>
(B2−1−1):Lutensol TO7。ブテンを3量化して得られるC12アルケンをオキソ法に供して得られるC13アルコールに対して、7モル相当のエチレンオキシドを付加した化合物。
(B2−1−2):Lutensol XL70。ペンタノールをガーベット反応に供して得られるC10アルコールに対して、7モル相当のエチレンオキシドを付加した化合物。
<(B2−1)成分以外のB2成分>
LMAO:天然アルコール(プロクター・アンド・ギャンブル社製、商品名:CO−1214)に、15モル相当のエチレンオキシドを付加した化合物。
MEE:ヤシ脂肪酸メチルエステル(質量比でラウリン酸メチル/ミリスチン酸メチル=8/2の混合物)に、アルコキシル化触媒を用いて、15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの。
<カチオン界面活性剤>
C14モノアルキルカチオン:塩化アルキル(炭素数14)トリメチルアンモニウム、市販品。
<アニオン界面活性剤>
LAS:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(ライオン社製、商品名:ライポンLS−200)。
椰子脂肪酸:日油株式会社製。
<C成分>
PEG1000:ポリエチレングリコール、ライオン社製。
エタノール:日本アルコール販売社製、商品名:特定アルコール95度合成。
<pH調整剤>
MEA:モノエタノールアミン。
PTS:パラトルエンスルホン酸(協和発酵工業(株)製、商品名:PTS酸)。
NaOH:鶴見曹達(株)製、商品名:水酸化ナトリウム。
<合成例1:(B1−1)>
脂肪酸アミン(東京化成工業社製、n−ヘキサデシルアミン)をオートクレーブ(耐圧硝子工業社製)に仕込み、系内を窒素で置換した後、150℃に加熱し、エチレンオキシドを所定量に達するまで少量ずつ添加して、エチレンオキシド(EO)の平均付加モル数が2モルの3級アミンを合成した(一段階目)。
次に、得られた3級アミンと、アルカリ触媒(NaOH;該3級アミン100質量部に対して0.8質量部、40質量%NaOH水溶液を使用)とをオートクレーブに仕込み、系内を窒素で置換し、加温減圧による脱水を行った後、150℃に加熱し、エチレンオキシドを所定量に達するまで少量ずつ添加して、EOの平均付加モル数が20モルのa−5を得た(二段階目)。
反応後は、生成物を酢酸により中和処理した。また、アミン価測定により、分子量を算出したところ、1121であった。
<液体洗浄剤組成物の調製>
[実施例1〜13、比較例1〜7]
表1、2の組成に従い、500mLビーカーに水の一部(全体の30質量%)、C成分、および界面活性剤(A成分、B1成分、B2成分、その他の界面活性剤)を加えて撹拌し、表中のpHの値になるようにpH調整剤(PTSまたは水酸化ナトリウム)を添加し、撹拌した。その後、全体量が100質量%となるようにイオン交換水を加えて、各例の液体洗浄剤組成物を得た。
<液体洗浄剤組成物の評価>
(再汚染防止性能評価)
以下の方法で再汚染防止効果を評価した。
評価布は、二槽式洗濯機(製品名:CW−C30A1−H、三菱電機製;以下同様)を用いて、B.V.D肌シャツ(株式会社フジボウアパレル)1kgを、ノニオン界面活性剤の20質量%水溶液(洗剤の標準使用濃度)にて、40〜50℃の水道水で2回繰り返し洗濯を行った後、常温の水道水で充分すすぎ、室温で乾燥して調製した。なお、上記の前処理は、浴比30倍、洗濯条件:洗濯10分間およびその後の注水すすぎ10分間の2回繰り返し、ノニオン界面活性剤として前記LMAOを用いて行った。
Terg−O−Tometer(UNITED STATES TESTING社製)の洗浄浴中に、水道水900mL、洗浄液0.3gを入れ、120rpmで3分間攪拌した後、油汚垢布(5×5cm)1枚、赤土汚垢布(5×5cm)1枚、白色評価布(5×5cm)2枚、を入れ、10分間洗浄した(25℃)。その後、ザルに空けて洗浄液を除き、試験布(油汚垢布、赤土汚垢布、白色評価布)を2槽式洗濯機の脱水槽で1分間脱水した。さらに、水道水900mLを入れたTerg−O−Tometer浴中で3分間すすぎ、試験布を二槽式洗濯機の脱水槽で1分間脱水した。同様に、すすぎ(3分)、脱水(1分)の操作を繰り返した後、白色評価布を乾燥させて、測色色差計(日本電色工業株式会社製、製品名:1001−DP;レンズ30φ)を用いて反射率を測定し、洗浄前の反射率との差を再汚染度(ΔZ)として算出した。ΔZの値から、下記基準により再汚染防止性を評価した。
◎:ΔZが3以下、
○:ΔZが3超6以下、
△:ΔZが6超9以下、
×:ΔZが9超。
(殺菌性評価)
黄色ブドウ球菌をSCD寒天培地(日本製薬株式会社製)に接種、37℃で24時間培養した後、寒天表面のコロニーをかきとり、滅菌水に懸濁した。650nmの吸光度が30になるよう滅菌水で調整した。
3°DHの滅菌水1Lに対し0.33mLの割合で評価洗剤を加えて試験液とし、調製した上記菌液0.01mLと試験液9.99mLを混ぜ、室温で10分間静置した。10分後、試験菌液0.3mLをSCDLP液体培地(日本製薬株式会社製)2.7mLに添加して殺菌剤の菌への作用を低下させ、さらにSCDLP培地によって100、1000倍に希釈した溶液を、SCD培地にて混釈培養した。37℃24時間培養した後、コロニー数を数えた。
比較洗浄剤としてTween80(製品名、東京化成工業社製、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレアート)を用いて比較試験液を調製した。すなわち、3°DHの滅菌水1Lに対してTween80を0.5mLの割合で加えて比較試験液とし、調製した調整菌液0.01mLと比較試験液9.99mLを混ぜ10分静置後、上記と同様の操作を行なった。
Tween80を添加した比較試験液菌数と液体洗浄剤を添加した試験液での菌数の差で殺菌性を評価した。なお、菌数差はLOG(CFU/ml)に換算した。
◎:5以上、
○:3以上5未満、
△:1以上3未満、
×:1以下。
Figure 2016084422
Figure 2016084422
表1、2に示されるように、実施例1〜13では、良好な殺菌性能と良好な再汚染防止性能を同時に満たす液体洗浄剤組成物が得られた。
B1成分を含有するがA成分を含有しない比較例1は、再汚染防止性能は良好であるが、実施例に比べて殺菌性能が劣る。
A成分を含有するがB1成分を含有しない比較例2〜4において、界面活性剤を多く含む比較例2はゲル化したため性能評価は行わなかった。比較例3、4は、再汚染防止性能は良好であるが、実施例に比べて殺菌性能が劣る。すなわち、A成分とB1成分を両方配合することにより、再汚染防止性能を低下させずに殺菌性能を向上させることができることがわかる。
比較例5はA成分、B1成分のいずれも含まず、カチオン界面活性剤が配合されており、アニオン界面活性剤を含まない例である。殺菌性能に優れるものの再汚染防止性能が悪い。
比較例6はA成分、B1成分のいずれも含まず、カチオン界面活性剤およびアニオン界面活性剤が配合された例である。アニオン界面活性剤が配合されたことにより再汚染防止性能は向上したが、殺菌性能が低下した。
比較例7はB1成分を含まず、A成分、B2成分、カチオン界面活性剤およびアニオン界面活性剤が配合された例である。A成分が配合されたことにより、比較例6に比べて再汚染防止性能は低下せず殺菌性能がやや向上したが、殺菌性能は未だ不充分であった。
特に実施例12と実施例13を比べると、B2成分の一部として(B2−1)成分を用いた実施例12の方が殺菌性能に優れる。
特に実施例1〜4を比べると、A成分における炭素数が14〜16である実施例2、3は殺菌性能に優れる。

Claims (2)

  1. 下記式(I)で表されるアミンオキシド型界面活性剤(A)と、下記式(II)で表されるノニオン界面活性剤(B1)とを含有する液体洗浄剤組成物。
    Figure 2016084422
    (式中、Rは炭素数8〜18の直鎖または分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基であり、R、Rはそれぞれ独立して炭素数1〜3のアルキル基またはヒドロキシアルキル基である。Rは炭素数1〜4のアルキル基であり、Aは−CO−NH−、−NHCO−、−COO−、−OCO−または−O−から選ばれる基であり、mは0または1である。)
    Figure 2016084422
    [式中、Rは炭素数12〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基であり、AOおよびAOはそれぞれ独立に炭素数2〜3のオキシアルキレン基を示し、pは(AO)の平均繰返し数を示し、qは(AO)の平均繰返し数を示し、p+qは10〜50である。]
  2. 前記ノニオン界面活性剤(B1)の含有量に対する、アミンオキシド型界面活性剤(A)の含有量の質量比を表す(A)/(B1)が0.02〜6である、請求項1記載の液体洗浄剤組成物。
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