JP2016074716A - 1−ヘキシル/へプチル−4,5−ジアミノピラゾール及びm−アミノフェノール及びその誘導体を含む酸化染色組成物 - Google Patents

1−ヘキシル/へプチル−4,5−ジアミノピラゾール及びm−アミノフェノール及びその誘導体を含む酸化染色組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】良好な洗浄堅牢度及び色泣き特性と共に満足の行く色強度をもたらす酸化染毛剤組成物の提供。【解決手段】(A)式(I)で表される1−ヘキシル−若しくは1−へプチル−4,5−ジアミノピラゾール系化合物、(B)式(II)で表されるm−アミノフェノール系化合物、及び(C)酸化剤を含む、ケラチン繊維(特にヒトのケラチン繊維)の酸化染色のための組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、(A)下記の式(I)に定義される1−ヘキシル/へプチル−4,5−ジアミノピラゾール化合物、その生理学的に許容される水溶性塩又はそれらの混合物と、(B)下記に定義される一般式(II)のm−アミノフェノール化合物、その生理学的に許容される水溶性塩又はそれらの混合物と、(C)酸化剤と、を含む、ケラチン繊維−特にヒトのケラチン繊維−の酸化染色のための組成物に関する。
毛髪の酸化染色は、毛髪を染色するために最も広使用されている方法の1つである。このプロセスでは、酸化毛髪染色剤前駆体が、酸化剤−一般的にはペルオキシ酸化剤−と組み合わせて使用される。この前駆体は一般に毛髪中に拡散可能なものであり、これは一般に一次中間体とカップラーとを含む。非常に様々な一時中間体及びカップラーが、このような毛髪酸化染色組成物において採用されてきた。カップラーと一次中間体の特定の組み合わせを選択することにより、毛髪の色に所望のニュアンスを出すことができる。
所望の色をもたらす以外に、酸化毛髪染色に使用される染料前駆体はまた、いくつかの追加的要件を満たさなければならない。実際、使用されるカップラーと一次中間体の組み合わせは、良好な洗浄及び色泣き堅牢度と共に所望の強度をもたらすべきであり、毒性学及び皮膚科学の観点からも許容可能であるべきである。
ピラゾール化合物は、酸化染料前駆体として開示されている。使用前に酸化剤と混合されないケラチン繊維用着色剤は、マンガン塩を含まず、大気酸素の存在下にて既知の好適な化粧品媒質中でケラチン繊維を染色するのに好適な組み合わせからなる。この組み合わせは、(a)4,5−ジアミノピラゾール化合物と、(b)5−アミノ−2−メチルフェノール(1種又は複数種)及び/又はm−フェニレンジアミン化合物(1種又は複数種)あるいはそれらの生理学的に許容される塩と、を含む。例えば、欧州特許第1,166,748(A2)号を参照されたい。
一次中間体としての少なくとも1種の4,5−ジアミノピラゾール化合物と、二次中間体としての少なくとも1種のハロゲン化m−アミノフェノールと、を含有する酸化着色剤組成物は、既知である。例えば、米国特許出願公開第2003/0000027号を参照されたい。
一次中間体物質とカップラー物質の組み合わせに基づく毛髪酸化染色用組成物は、一次中間体としてジアミノピラゾール化合物(例えば、4,5−ジアミノ−1−(2−ヒドロキシエチル)ピラゾールが既知である)を含有する。例えば、米国特許第5,061,289号を参照されたい。
更に、これらの開示は、4,5−ジアミノピラゾールのN−1位置上のC6/C7直鎖アルキル置換基の選択についての例を開示していない。
ピラゾール化合物を含む、従来技術で既知の組成物は通常、特に強度、洗浄堅牢度及び色泣きの点で、満足の行くものではない。
欧州特許第1,166,748(A2)号 米国特許出願公開第2003/0000027号 米国特許第5,061,289号
それゆえに、良好な洗浄堅牢度及び色泣き特性と共に満足の行く色強度をもたらす毛髪酸化染色用の新規組成物を開発する必要が存在する。
本発明は、ピラゾール化合物の既知の欠点を克服する新規染料組成物を提供する。具体的には、本発明は、良好な洗浄及び色泣き堅牢度と共に良好な毛髪着色強度をもたらす。実際、驚くべきことに、アミノフェノールカップラーと組み合わせたC6/C7直鎖アルキル鎖によってピラゾール環系のN−1位置を修飾すると、ケラチン繊維が経ることになる様々な処理に対する優れた抵抗特性がもたらされることが判明した。
本発明は、(A)一般式(I)の1−ヘキシル/へプチル−4,5−ジアミノピラゾール化合物、その生理学的に許容される水溶性塩又はそれらの混合物と、(B)一般式(II)のm−アミノフェノール化合物、その生理学的に許容される水溶性塩又はそれらの混合物と、(C)酸化剤と、を含む、ケラチン繊維−特にヒトのケラチン繊維−の酸化染色のための組成物に関する。
Figure 2016074716
式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8及びR9は請求項に定義されている通りであり、a=1又は2である。
本発明はまた、毛髪に本組成物を適用する工程を含む毛髪染色方法、並びに、(i)少なくとも(a)一般式(I)の1−ヘキシル/へプチル−4,5−ジアミノピラゾール化合物又は生理学的に許容される水溶性塩又はそれらの混合物と、(b)一般式(II)のm−アミノフェノール化合物、その生理学的に許容される水溶性塩又はそれらの混合物と、を含む色調成分と、(ii)(c)酸化剤を含む顕色剤成分と、を含むキットに関する。
用語の定義
本明細書で使用するとき、用語「ケラチン繊維の酸化染色のための組成物」は、酸化染料前駆体(一次中間体及びカップラー)及び酸化剤を含む、ケラチン繊維(特にヒト毛髪)を染色するのに好適な分散媒によりすぐに使用できる組成物を意味する。これらの組成物は、典型的には、二種の組成物(すなわち、染料前駆体と通常はアルカリ化剤(アンモニア及び/又はモノエタノールアミンなど)とを含む色調成分、及び、酸化剤を含む顕色剤成分)を混合した結果得ることができる。
本明細書で使用するとき、用語「ケラチン」は、表皮組織に見られる、ツノ、毛髪、及び爪などの硬質構造に変質した硬タンパク質を指す。本明細書で使用するとき、用語「毛髪」は、生体(例えば、ヒト)のケラチン繊維、又は非生体(例えば、かつら、ヘアピース、若しくは他の非生体)のケラチン繊維の集合を指す。哺乳類、好ましくはヒトの毛髪が好ましい。特に、毛髪、羊毛、毛皮、及び他のケラチン繊維は、本明細書に記載される化合物及び組成物によって着色するのに適した基材である。
本明細書で使用するとき、用語「染料前駆体」は、ケラチン繊維に色を与えるために、一次中間体、カップラー又はその両方として作用するように組成物中で使用できる化合物を指す。
本発明が特定の構造に言及するときには、妥当な互変異性構造すべてが更に包含されることを理解すべきである。当該技術分野では、互変異性構造は、ただ1つの構造によって表されることが多く、本発明は、この一般的慣習に従う。
ピラゾール化合物
本発明の1−ヘキシル/ヘプチル−4,5−ジアミノピラゾール化合物は、一般式(I)を有する化合物、その生理学的に許容される水溶性塩又はそれらの混合物である:
Figure 2016074716
式中、aは1又は2に等しく、
1は、
(a)以下の群から選択されるC結合置換基:
(i)置換又は未置換の、直鎖又は分枝鎖又は環状の、飽和又は不飽和の、脂肪族又はヘテロ脂肪族置換基、特にアルキル又はヒドロキシ置換アルキル、
(ii)置換又は未置換の、一価又は多価不飽和の、芳香族又はヘテロ芳香族置換基、特にアリール又はヘテロアリール
(前記C結合置換基は1〜6個の炭素原子と、O、F、N、P及びSiからなる群から選択される0〜5個のヘテロ原子と、を含む)、
(b)SA1、SO21、SO31、SSA1、SOA1、SO2NA12、SNA12及びSONA12からなる群から選択されるS結合置換基、
(c)OA1、ONA12からなる群から選択されるO結合置換基、
(d)NA12、(NA123+、NA1SA2、NO2、NA12からなる群から選択されるN結合置換基、
(e)F、Cl、Br、及びIからなる群から選択されるハロゲン、
(f)水素、
からなる群から選択され、A1、A2及びA3は独立して、水素、置換又は未置換の、直鎖又は分枝鎖又は環状の、飽和又は未飽和の、脂肪族又はヘテロ脂肪族又は芳香族又はヘテロ芳香族置換基からなる群から選択され、好ましくは置換又は未置換のアルキルであり、あるいは、A1とA2はこれらが結合している窒素原子と一緒に環を形成し、上記置換基又は環は、1〜6個の炭素原子と、O、S、N、P及びSiからなる群から選択される0〜5個のヘテロ原子を含み、
2及びR3は互いに独立して、水素原子、C1〜C6アルキル置換基、トリフルオロメチル置換基、C1〜C6アミノアルキル置換基、C1〜C6ヒドロキシアルキル置換基、C1〜C6アルコキシアルキル置換基からなる群から選択される。
式(I)の好適な塩は、例えば、塩化物、臭化物、硫酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、乳酸塩及び酢酸塩である。塩化物又は硫酸塩などの他の塩よりも保存中に良好な安定性をもたらすことができるヘミ硫酸塩が特に好ましい。
好ましい実施形態では、1−ヘキシル/ヘプチル−4,5−ジアミノピラゾール化合物(I)は、式(I.1)を有する化合物である:
Figure 2016074716
式中、aは1又は2に等しい。
得られる毛髪の色に優れた洗浄堅牢度、色泣き堅牢度及び強度をもたらすために、式(I)の1−ヘキシル/ヘプチル−4,5−ジアミノピラゾール化合物を式(II)のm−アミノフェノール化合物と組み合わせる。
m−アミノフェノール化合物
本発明のm−アミノフェノール化合物は、下記の一般式(II)によるか又はその生理学的に許容される水溶性塩である:
Figure 2016074716
式中、R4、R5、R6、R7は、互いに独立して、
(a)以下の群から選択されるC結合置換基:
(i)置換又は未置換の、直鎖又は分枝鎖又は環状の、飽和又は不飽和の、脂肪族又はヘテロ脂肪族置換基、特にアルキル又はヒドロキシ置換アルキル、
(ii)置換又は未置換の、一価又は多価不飽和の、芳香族又はヘテロ芳香族置換基、特にアリール又はヘテロアリール
(上記C結合置換基は1〜10個の炭素原子と、O、F、N、P及びSiからなる群から選択される0〜5個のヘテロ原子と、を含む)、
(b)SA1、SO21、SO31、SSA1、SOA1、SO2NA12、SNA12及びSONA12からなる群から選択されるS結合置換基、
(c)OA1、ONA12からなる群から選択されるO結合置換基、
(d)NA12、(NA123+、NA1SA2、NO2、NA12からなる群から選択されるN結合置換基、
(e)F、Cl、Br、及びIからなる群から選択されるハロゲン、
(f)水素、
からなる群から選択され、A1、A2及びA3は独立して、水素、置換又は未置換の、直鎖又は分枝鎖又は環状の、飽和又は未飽和の、脂肪族又はヘテロ脂肪族又は芳香族又はヘテロ芳香族置換基からなる群から選択され、好ましくは置換又は未置換のアルキルであり、あるいは、A1とA2はこれらが結合している窒素原子と一緒に環を形成し、上記置換基又は環は、1〜10個の炭素原子と、O、S、N、P及びSiからなる群から選択される0〜5個のヘテロ原子を含み、
8及びR9は、互いに独立して、
(g)以下の群から選択されるC結合置換基:
(i)置換又は未置換の、直鎖又は分枝鎖又は環状の、飽和又は不飽和の、脂肪族又はヘテロ脂肪族置換基、特にアルキル又はヒドロキシ置換アルキル、
(ii)置換又は未置換の、一価又は多価不飽和の、芳香族又はヘテロ芳香族置換基、特にアリール又はヘテロアリール
(前記C結合置換基は1〜6個の炭素原子と、O、F、N、P及びSiからなる群から選択される0〜5個のヘテロ原子と、を含む)、
(h)水素、からなる群から選択される置換基である。
式(II)の好適な塩は、例えば、塩化物、臭化物、硫酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、乳酸塩及び酢酸塩である。
好ましい実施形態では、R5及びR6は水素であり、R4及びR7は独立して、水素、ハロゲン、C1〜C6アルキル及びC2〜C6ヒドロアルキル、C2〜C4アルコキシ及びこれらの混合物から選択され、R8及びR9は独立して、水素、C1〜C3アルキル又はC1〜C3ヒドロキシアルキル、C1〜C4アルコキシアルキル及びこれらの混合物から選択される。
好ましい実施形態では、m−アミノフェノール化合物(II)は、式(II.1)を有する化合物である:
Figure 2016074716
別の好ましい実施形態では、m−アミノフェノール化合物(II)は、式(II.2)を有する化合物である:
Figure 2016074716
別の好ましい実施形態では、m−アミノフェノール化合物(II)は、式(II.3)を有する化合物である:
Figure 2016074716
別の好ましい実施形態では、m−アミノフェノール化合物(II)は、式(II.4)を有する化合物である:
Figure 2016074716
別の好ましい実施形態では、m−アミノフェノール化合物(II)は、式(II.5)を有する化合物である:
Figure 2016074716
別の好ましい実施形態では、m−アミノフェノール化合物(II)は、式(II.6)を有する化合物である:
Figure 2016074716
別の好ましい実施形態では、m−アミノフェノール化合物(II)は、式(II.7)を有する化合物である:
Figure 2016074716
別の好ましい実施形態では、m−アミノフェノール化合物(II)は、式(II.8)を有する化合物である:
Figure 2016074716
m−アミノフェノール化合物(II)は、もちろん、(II)の定義に当てはまる異なるm−アミノフェノール化合物の混合物、特に化合物II.1〜II.8のいずれかの混合物であり得る。
驚くべきことに、C6/C7直鎖アルキル鎖によってピラゾール環系のN−1位置を修飾すると、m−アミノフェノール化合物と結合する染料前駆体がもたらされて、ケラチン繊維が経る可能性がある様々な処理に対する優れた抵抗特性(特に洗浄堅牢性及び色泣き耐性)が得られることが判明した。
酸化剤
本発明の組成物は、酸化剤を含む。典型的な、ケラチン繊維の酸化染色に好適な酸化剤は、過酸化水素、過ヨウ素酸ナトリウム、過酸化尿素、過酸化メラミン、過ホウ酸塩、過炭酸塩、過リン酸塩、過ケイ酸塩、過硫酸塩、酸化酵素(ウリカーゼ、オキシダーゼ及びペルオキシダーゼなど)、及びこれらの混合物から選択され得る。過酸化水素、過ホウ酸塩又は過炭酸塩が好ましいものであり得る。
本明細書で使用するに当たり別の可能性のある酸化剤は、ペルオキシモノ炭酸イオン源である。好ましくは、このような供給源は、過酸化水素供給源及び炭酸水素イオン供給源からその場で形成される。そのような酸化剤は、9.5以下のpH、好ましくは約7.5〜約9.5のpH、より好ましくはpH約9において、特に有効であることが見出されてきた。更に、この系はまた、アンモニア又はアンモニウムイオン源と組み合わせると特に効果的である。
したがって、ペルオキシモノ炭酸イオンの任意の供給源を利用することができる。本明細書での使用に好適な供給源としては、炭酸、カルバミン酸及び炭酸水素イオンのナトリウム、カリウム、グアニジン、アルギニン、リチウム、カルシウム、マグネシウム、バリウム又はアンモニウム塩並びにこれらの混合物が挙げられる。特に、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸グアニジン、炭酸水素グアニジン、炭酸リチウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム及びこれらの混合物が好ましいものであり得る。また、炭酸イオン源及び酸化剤としての双方を提供するために、過炭酸塩も使用してもよい。炭酸イオン、カルバミン酸イオン、及び炭酸水素イオンの好ましい供給源は、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸アンモニウム、カルバミン酸アンモニウム及びこれらの混合物である。
毛髪染色組成物は通常、組成物の総重量で約1重量%〜約15重量%、典型的には組成物の総重量に対して約1.5重量%〜約10重量%、より典型的には約2重量%〜約8重量%の酸化剤を含み得る。
酸化剤は、本発明の組成物を得るために色調成分に混合される顕色剤成分において供給され得る。顕色剤成分は、例えば、水中油エマルションといった任意の商業製品を含む任意の所望の配合の大枠に基づいたものであり得る。典型的な顕色剤成分は、組成物の総重量で約6重量%又は約9重量%のH22を含む。市販例は、それぞれ約6%及び約9%のH22を有するWelloxon(登録商標)エマルションであり、Wellaにより市販されており、INCI成分として水、過酸化水素、セテアリルアルコール、セテアレス−25、サリチル酸、リン酸、リン酸二ナトリウム、エチドロン酸を含む。
本発明の毛髪染色組成物は、粘性液体、クリーム、ゲル、エマルション、発泡体、エアゾールムースとして、あるいは、水を添加することで酸化剤を生成し、毛髪染色に好適な増粘媒体を形成する固体形態として、形成され得る。これらは、上記の成分に加えて、組成物の特性を更に向上させるために以下が挙げられるがこれらに限定されない更なる成分を含み得る:溶媒、酸化染料、直接染料、酸化剤、ラジカルスカベンジャー、増粘剤及び/又はレオロジー変性剤、キレート剤、pH調整剤及び緩衝剤、炭酸イオン供給源、ペルオキシモノ炭酸イオン供給源、アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性若しくは双極性イオン界面活性剤又はこれらの混合物、アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性若しくは双極性イオンポリマー又はこれらの混合物、芳香剤、酵素、分散剤、過酸化物安定剤、酸化防止剤、天然成分、例えば、タンパク質及びタンパク質化合物及び植物抽出物、シリコーン及びカチオン性ポリマー、セラミド、保存剤などの調湿剤、並びに、乳白剤及びパール剤(二酸化チタン及び雲母など)。上述で言及した適切ないくつかの補助剤は、特に後述はしないが、International Cosmetics Ingredient Dictionary and Handbook(8th ed.;The Cosmetics,Toiletry,and Fragrance Association)に列記されている。特に、第2巻、第3項(Chemical Classes)及び第4項(Functions)は、特定の目的又は複数の目的を達成するための具体的な補助剤を識別する際に有用である。これらの成分のうちのいくつかは、下記で説明されるが、これらの開示はもちろん、非包括的なものである。
アルカリ化剤
ケラチン繊維の酸化染色のための組成物は、一般に、当該技術分野において既知であるようなアルカリ化剤を色調剤中に更に含み得る。例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール及び2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、グアニジウム塩、水酸化ナトリウムなどの水酸化アルカリ金属及び水酸化アンモニウム、炭酸アルカリ金属及び炭酸アンモニウム並びにこれらの混合物といった、アンモニア、アルカノールアミンなどの当該技術分野において既知の任意のアルカリ化剤が使用され得る。典型的なアルカリ化剤は、アンモニア及び/又はモノエタノールアミンである。
典型的には、ケラチン繊維の酸化染色のための組成物は、組成物の総重量に対して約0.1重量%〜約10重量%、好ましくは約0.5重量%〜約6重量%、より好ましくは約1重量%〜約4重量%のアルカリ化剤を含む。
一次中間体
本発明のピラゾール化合物に加えて、本発明の毛髪染色組成物は、一次中間体を更に含んでもよい。本明細書に記載の組成物中での使用に好適な一次中間体としては、限定されるものではないが、トルエン−2,5−ジアミン、p−フェニレンジアミン、N−フェニル−p−フェニレンジアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン、ヒドロキシプロピル−ビス−(N−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン)、2−メトキシメチル−p−フェニレンジアミン、2−(1,2−ジヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2,2’−(2−(4−アミノフェニルアミノ)エチルアザンジイル)ジエタノール、2−(2,5−ジアミノ−4−メトキシフェニル)プロパン−1,3−ジオール、2−(7−アミノ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−4(3H)−イル)エタノール、2−クロロ−p−フェニレンジアミン、p−アミノフェノール、p−(メチルアミノ)フェノール、4−アミノ−m−クレゾール、2−メトキシ−p−フェニレンジアミン、2,2’−メチレンビス−4−アミノフェノール、2,4,5,6−テトラミノピリミジン、2,5,6−トリアミノ−4−ピリミジノール、1−ヒドロキシエチル−4,5−ジアミノピラゾールサルフェート、4,5−ジアミノ−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−イソプロピルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−ブチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−ペンチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−ベンジルピラゾール、2,3−ジアミノ−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1(5H)−オンジメトスルホネート、これらの塩(例えば、塩化物、臭化物、硫酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、乳酸塩及び酢酸塩)及びこれらの混合物が挙げられる。
トルエン−2,5−ジアミン、p−フェニレンジアミン、2−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン、2−メトキシメチル−p−フェニレンジアミン、2−(2,5−ジアミノ−4−メトキシフェニル)プロパン−1,3−ジオール、2−クロロ−p−フェニレンジアミン、2−メトキシ−p−フェニレンジアミン、2−((2−(4−アミノ−フェニルアミノ)−エチル)−(2−ヒドロキシエチル)−アミノ)−エタノール、これらの塩及び組み合わせが特に好ましい。
典型的には、ケラチン繊維の酸化染色のための組成物は、組成物の総重量に対して約0.1重量%〜約10重量%、好ましくは約0.3重量%〜約6重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約4重量%の一次中間体を含む。
カップラー
本発明のm−アミノフェノール化合物に加えて、本発明の毛髪染色組成物は、様々な陰影を得るために他のカップラーを含んでもよい。本明細書に記載の組成物での使用に好適なカップラーとしては、限定するものではないが、レゾルシノール、4−クロロレゾルシノール、2−クロロレゾルシノール、2−メチルレゾルシノール、4,6−ジクロロベンゼン−1,3−ジオール、2,4−ジメチルベンゼン−1,3−ジオール、m−アミノフェノール、4−アミノ−2−ヒドロキシトルエン、2−メチル−5−ヒドロキシエチルアミノフェノール、3−アミノ−2,6−ジメチルフェノール、3−アミノ−2,4−ジクロロフェノール、5−アミノ−6−クロロ−o−クレゾール、5−アミノ−4−クロロ−o−クレゾール、6−ヒドロキシベンゾモルホリン、2−アミノ−5−エチルフェノール、2−アミノ−5−フェニルフェノール、2−アミノ−5−メチルフェノール、2−アミノ−6−メチルフェノール、2−アミノ−5−エトキシフェノール、5−メチル−2−(メチルアミノ)フェノール、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、2−アミノ−4−ヒドロキシエチルアミノアニソール、1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェノキシ)−プロパン、2,2’−(2−メチル−1,3−フェニレン)ビス(アザンジイル)ジエタノール、ベンゼン−1,3−ジアミン、2,2’−(4,6−ジアミノ−1,3−フェニレン)ビス(オキシ)ジエタノール、3−(ピロリジン−1−イル)アニリン、1−(3−(ジメチルアミノ)フェニル)尿素、1−(3−アミノフェニル)尿素、1−ナフトール、2−メチル−1−ナフトール、1,5−ナフタレンジオール、2,7−ナフタレンジオール又は1−アセトキシ−2−メチルナフタレン、4−クロロ−2−メチルナフタレン−1−オール、4−メトキシ−2−メチルナフタレン−1−オール、2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジン、2,6−ジメトキシ−3,5−ピリジンジアミン、3−アミノ−2−メチルアミノ−6−メトキシピリジン、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、2,6−ジアミノピリジン、ピリジン−2,6−ジオール、5,6−ジヒドロキシインドール、6−ヒドロキシインドール、5,6−ジヒドロキシインドリン、3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5(4H)−オン、1,2,4−トリヒドロキシベンゼン、2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルアミノ)エタノール(ヒドロキシエチル−3,4−メチレンジオキシアニリンとしても既知)、及びこれらの混合物が挙げられる。
色調成分と顕色剤成分を混合することにより組成物が得られる場合、追加の一次中間体及びカップラーは、好ましくは色調成分中に組み込まれ得る。
典型的には、ケラチン繊維の酸化染色のための組成物は、組成物の総重量に対して約0.1重量%〜約10重量%、好ましくは約0.3重量%〜約6重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約4重量%のカップラーを含む。
直接染料
本発明の組成物はまた、適合性のある直接染料を、特に強度に関して追加的な着色性をもたらすのに十分な量で更に含んでもよい。典型的には、このような量は、組成物の総重量に対して直接染料が約0.05重量%〜約4重量%の範囲である。色調成分と顕色剤成分を混合することにより組成物が得られる場合、直接染料は、通常、色調成分中に組み込まれる。
以下の直接染料が通常使用される:酸性染料(例えば、アシッドイエロー1、アシッドオレンジ3、アシッドブラック1、アシッドブラック52、アシッドオレンジ7、アシッドレッド33、アシッドイエロー23、アシッドブルー9、アシッドバイオレット43、HCブルー16、アシッドブルー62、アシッドブルー25、アシッドレッド4)、塩基性染料(例えば、ベーシックブラウン17、ベーシックレッド118、ベーシックオレンジ69、ベーシックレッド76、ベーシックブラウン16、ベーシックイエロー57、ベーシックバイオレット14、ベーシックブルー7、ベーシックブルー26、ベーシックレッド2、ベーシックブルー99、ベーシックイエロー29、ベーシックレッド51、ベーシックオレンジ31、ベーシックイエロー87、4−(3−(4−アミノ−9,10−ジオキソ−9,10−ジヒドロアントラセン−1−イルアミノ)プロピル)−4−メチルモルホリン−4−イウム−メチルサルフェート、(E)−1−(2−(4−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)ジアゼニル)フェニル)(エチル)アミノ)エチル)−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムクロリド、(E)−4−(2−(4−(ジメチルアミノ)フェニル)ジアゼニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)ブタン−1−スルホネート、(E)−4−(4−(2−メチル−2−フェニルヒドラゾノ)メチル)ピリジニウム−1−イル)ブタン−1−スルホネート、N,N−ジメチル−3−(4−(メチルアミノ)−9,10−ジオキソ−4a,9,9a,10−テトラヒドロアントラセン−1−イルアミノ)−N−プロピルプロパン−1−アミニウムブロミド)、分散性染料(例えば、ディスパースレッド17、ディスパースバイオレット1、ディスパースレッド15、ディスパースバイオレット1、ディスパースブラック9、ディスパースブルー3、ディスパースブルー23、ディスパースブルー377)、ニトロ染料(例えば、1−(2−(4−ニトロフェニルアミノ)エチル)尿素、2−(4−メチル−2−ニトロフェニルアミノ)エタノール、4−ニトロベンゼン−1,2−ジアミン、2−ニトロベンゼン−1,4−ジアミン、ピクラミン酸、HCレッドNo.13、2,2’−(2−ニトロ−1,4−フェニレン)ビス(アザンジイル)ジエタノール、HCイエローNo.5、HCレッドNo.7、HCブルーNo.2、HCイエローNo.4、HCイエローNo.2、HCオレンジNo.1、HCレッドNo.1、2−(4−アミノ−2−クロロ−5−ニトロフェニルアミノ)エタノール、HCレッドNo.3,4−アミノ−3−ニトロフェノール、4−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−3−ニトロフェノール、2−アミノ−3−ニトロフェノール、2−(3−(メチルアミノ)−4−ニトロフェノキシ)エタノール、3−(3−アミノ−4−ニトロフェニル)プロパン−1,2−ジオール、HCイエローNo.11、HCバイオレットNo.1、HCオレンジNo.2、HCオレンジNo.3、HCイエローNo.9、HCレッドNo.10、HCレッドNo.11、2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−4,6−ジニトロフェノール、HCブルーNo.12、HCイエローNo.6、HCイエローNo.12、HCブルーNo.10、HCイエローNo.7、HCイエローNo.10、HCブルーNo.9、2−クロロ−6−(エチルアミノ)−4−ニトロフェノール、6−ニトロピリジン−2,5−ジアミン、HCバイオレットNo.2、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール、4−(3−ヒドロキシプロピルアミノ)−3−ニトロフェノール、HCイエローNo.13、6−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン、HCレッドNo.14、HCイエローNo.15、HCイエローNo.14、N2−メチル−6−ニトロピリジン−2,5−ジアミン、N1−アリル−2−ニトロベンゼン−1,4−ジアミン、HCレッドNo.8、HCグリーンNo.1、HCブルーNo.14)、並びに、天然染料(例えば、アナトー、アントシアニン、ビートルート、カロチン、カプサンシン、リコピン、クロロフィル、ヘンナ、インディゴ、コチニール)。
増粘剤
本発明の毛髪染色組成物には、着色剤組成物の適用を容易にし、この組成物が毛髪から極端に滴り落ちて染色操作を煩雑にすることのないような粘度をもたらすのに十分な量の増粘剤を含有させてもよい。典型的には、このような量は、組成物の総重量に対して増粘剤が少なくとも0.05重量%、好ましくは少なくとも0.5重量%、より好ましくは少なくとも1重量%である。いくつかの成分を混合することで組成物が得られる場合、増粘剤は、任意の成分中に存在させることができる。
本明細書に用いるのには耐塩性増粘剤が好ましく、これには限定するものではないが、キサンタン、グアー、ヒドロキシプロピルグアー、スクレログルカン、メチルセルロース、エチルセルロース(AQUACOTE(商標)として入手可能)、ヒドロキシエチルセルロース(NATROSOL(商標))、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、微結晶セルロース、ヒドロキシブチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース(KLUCEL(商標)として入手可能)、ヒドロキシエチルエチルセルロース、セチルヒドロキシエチルセルロース(NATROSOL(商標)Plus 330として入手可能)、N−ビニルピロリドン(POVIDONE(商標)として入手可能)、アクリレート/セテス−20イタコネートコポリマー(STRUCTURE(商標)3001として入手可能)、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸塩(STRUCTURE(商標)ZEAとして入手可能)、ポリエトキシレート化ウレタン又はポリカルバミルポリグリコールエステル(例えば、PEG−150/デシル/SMDIコポリマー(ACULYN(商標)44として入手可能)、PEG−150/ステアリル/SMDIコポリマー(ACULYN(商標)46として入手可能))、アクリレート/ベヘネス−25メタクリレートコポリマー(ACULYN(商標)28として入手可能)、アクリレート/ビニルネオデカノエートクロスポリマー(ACULYN(商標)38として入手可能)、アクリレート/ステアレス−20メタクリレートクロスポリマー(ACULYN(商標)88として入手可能)、PEG−150ジステアレート(ACULYN(商標)60として入手可能)、トリヒドロキシステアリン(THIXCIN(商標)として入手可能)、アクリレートコポリマー(例えば、ACULYN(商標)33として入手可能)又は疎水変性アクリレートコポリマー(例えば、アクリレート/ステアレス−20メタクリレートコポリマー(ACULYN(商標)22として入手可能))、少なくとも1つの脂肪鎖と、少なくとも1つの脂肪鎖を含むポリエーテルウレタンから選択される少なくとも1個の親水性単位と、を含む非イオン性両染性ポリマーが挙げられる。
6以下のHLB及び少なくとも30℃の融点を有し、好ましくは14〜30個の炭素原子を含む脂肪族アルコール、又は16〜30個の炭素原子と2単位以下のエチレンオキシドとを含むオキシエチレン化脂肪族アルコールから選択される少なくとも1種の界面活性剤又は両染性物質を含み、好ましくは、
−C8〜C30アルキルサルフェート、好ましくはC12〜C18アルキルサルフェート、から選択されるアニオン性界面活性剤、
−式RnmYM(式中、Rは独立して、8〜30個の炭素原子を有するアルキル、アルケニル又はアルキルアリール基から選択され、Xは独立して、少なくとも1個の炭素原子と少なくとも1個の酸素又は窒素原子とを含む極性基から選択され、Yはカルボキシレート、スルフェート、スルホネート又はホスフェートから選択されるアニオン性基であり、n及びmは独立して1又は2であり、Mは水素又は塩を形成するカチオン及びこれらの混合物であり、最も好ましくは1〜20個(好ましくは2〜10個)のエチレンオキシド単位を有するC8〜C30アルキルエーテルホスフェートから選択される)によるアニオン性界面活性剤(例えば、CRODAFOS(商標)CESとして入手可能)、
−1つ以上のポリエチレンオキシド鎖を含み、好ましくは各ポリエチレンオキシド鎖が平均で少なくとも50個のエチレンオキシド単位を有し、最も好ましくは100〜200個のエチレンオキシド単位を有する、非イオン性界面活性剤(例えば、VOLPO(商標)S200として入手可能)、
−少なくとも1つの脂肪鎖を有する四級アンモニウム塩又はアミド−アミンから選択され、好ましくは少なくとも16個の炭素原子を含み、最も好ましくは少なくとも20個の炭素原子を含む、カチオン性界面活性剤、
−及びこれらの混合物、から選択される少なくとも1種のイオン性又は非イオン性界面活性剤を更に含む、層状ゲルネットワーク系に基づく増粘剤もまた本明細書での使用に好ましい。
このような層状ゲルネットワーク系の例は、欧州特許第1,832,273号及び同第2,103,299号に開示されている。
組成物は好ましくは、セテアリルアルコールとジセチルホスフェートとセテス−10ホスフェートの混合物(例えば、CRODAFOS(商標)CESとして入手可能)を含む。
キレート剤
本発明の組成物は、配合成分(特に酸化剤、より具体的には過酸化物及び過炭酸塩)と相互作用し得る金属の量を低減するのに十分な量のキレート剤を含んでもよい。典型的には、このような量は、組成物の総重量に対してキレート剤が少なくとも0.15重量%、好ましくは少なくとも0.25重量%の範囲である。本発明での使用に好適なキレート剤としては、限定するものではないが、ジエチレントリアミン−N,N’,N”−ポリ酸、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)(DTPMP)、ジアミン−N,N’−ジポリ酸、モノアミンモノアミド−N,N’−ジポリ酸及びN,N’−ビス(2−ヒドロキシベンジル)エチレンジアミン−N,N’−二酢酸キレート剤(好ましくはEDDS(エチレンジアミン二コハク酸))、カルボン酸(好ましくはアミノカルボン酸)、ホスホン酸(好ましくはアミノホスホン酸)及びポリリン酸(特に直鎖ポリリン酸)、これらの塩及び誘導体が挙げられる。色調成分と顕色剤成分を混合することにより組成物が得られる場合、キレート剤は色調成分中又は顕色剤中又はこれらの両方の中に組み込まれ得る。キレート剤は通常、安定性を理由として、顕色剤成分中に存在する。
pH調整剤
本発明の組成物は、上記アルカリ化剤に加えて、組成物のpHを調整して約3〜約13、好ましくは約8〜約12、より好ましくは約9〜約11の範囲内におさめるのに十分に有効である量でpH調整剤及び/又は緩衝剤を含んでもよい。
ラジカルスカベンジャー
本発明によれば、組成物は、ラジカルスカベンジャーを含んでもよい。本明細書で使用するとき、用語「ラジカルスカベンジャー」は、ラジカルと反応してそのラジカル種を一連の速い反応によって、非反応性又はより反応性の低い種へと変換させることのできる種を指す。ラジカルスカベンジャーはまた好ましくは、アルカリ化剤と同じ種ではないように選択され、染色/漂白プロセスにおける毛髪への損傷を低減するのに十分な量で存在する。本発明の組成物は、組成物の総重量に対して約0.1重量%〜約10重量%、好ましくは約1重量%〜約7重量%のラジカルスカベンジャーを含む。
本明細書に用いるのに好適なラジカルスカベンジャーは、アルカノールアミン、アミノ糖、アミノ酸、アミノ酸のエステル及びこれらの混合物の部類から選択してよい。好適な化合物としては、3−置換−ピラゾール−5−オン、3−カルボキシ−1H−ピラゾール−5−オン、3−メチル−1−フェニル−ピラゾール−5−オン、3−メチル−1−p−トリル−ピラゾール−5−オン、3−メチル−1−(4−スルホフェニル)−ピラゾール−5−オン、3−メチル−1−(4−スルホアミドフェニル)−ピラゾール−5−オン、3−メチル−1−(3−スルホフェニル)−ピラゾール−5−オン、3−メチル−1−(3−スルホアミドフェニル)−ピラゾール−5−オン、3−メチル−1−(2−クロロ−5−スルホフェニル)−ピラゾール−5−オン、3−メチル−1−(2,5−ジクロロ−4−スルホフェニル)−ピラゾール−5−オン、3−メチル−1−(4−クロロフェニル)−ピラゾール−5−オン、3−メチル−1−(4−カルボキシフェニル)−ピラゾール−5−オン、3−カルボキシ−1−フェニル−ピラゾール−5−オン、3−カルボキシ−1−(4−スルホフェニル)−ピラゾール−5−オン、1,3−ジフェニル−ピラゾール−5−オン、メチルピラゾール−5−オン−3−カルボキシレート、3−アミノ−1−プロパノール、4−アミノ−1−ブタノール、5−アミノ−1−ペンタノール、1−アミノ−2−プロパノール、1−アミノ−2−ブタノール、1−アミノ−2−ペンタノール、1−アミノ−3−ペンタノール、1−アミノ−4−ペンタノール、3−アミノ−2−メチルプロパン−1−オール、1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール、3−アミノプロパン−1,2−ジオール、グルコサミン、N−アセチルグルコサミン、グリシン、アルギニン、リシン、プロリン、グルタミン、ヒスチジン、サルコシン、セリン、グルタミン酸、トリプトファン又はこれらの混合物又は塩(例えば、これらのカリウム塩、ナトリウム塩又はアンモニウム塩又はこれらの混合物)が挙げられる。一部の実施形態では、本発明の組成物は、グリシン、サルコシン、リシン、セリン、2−メトキシエチルアミン、グルコサミン、グルタミン酸、モルホリン、ピペリジン、エチルアミン、3−アミノ−1−プロパノール、又はこれらの混合物を含み得る。
毛髪染色方法
染色組成物に使用する目的で、通常、使用する直前に色調成分及び顕色剤成分を混合した後、毛髪の量に応じて十分な量の、一般的には約60〜約250グラムの混合物を毛髪に塗布する。染色する毛髪に、このように調製した組成物を塗布し、毛髪を効果的に染色するのに十分な時間にわたって、毛髪と接触させたまま時間をおく。典型的には、毛髪染料組成物を毛髪上に、約15℃〜約50℃の範囲の温度で約2〜約60分間、好ましくは約15〜約45分間、より好ましくは約30分間、作用させる。その後、毛髪を水ですすいで組成物を洗い流し、乾燥させる。必要であれば、毛髪をシャンプーで洗浄し、例えば、水又は弱酸性溶液(例えば、クエン酸又は酒石酸溶液)ですすぎ、乾燥させる。所望により、別個のコンディショニング製品を供給してもよい。
したがって、この組成物で毛髪を染色する方法は、
(i)(a)請求項1に定義される一般式(I)の1−ヘキシル/へプチル−4,5−ジアミノピラゾール化合物、その生理学的に許容される水溶性塩又はそれらの混合物と、(b)請求項1に定義される一般式(II)のm−アミノフェノール化合物、その生理学的に許容される水溶性塩又はそれらの混合物と、を含む色調成分を供給する工程と、
(ii)(c)酸化剤を含む顕色剤成分を供給する工程と、
(iii)色調成分と顕色剤成分とを混合して本発明の組成物によりケラチン繊維を酸化染色するための組成物を得る工程と、
(iv)ケラチン繊維を酸化染色するための前記組成物を毛髪上に適用する工程と、を含む。
この方法は、ある程度の時間(典型的には2分〜60分)おいた後、毛髪から組成物を洗い流すことを更に含み得る。
組成物は、アプリケーターボトル又はブラシを介して毛髪上に適用することができる。組成物は、一般的なハイライト・アプリケータ・ホイル、キャップ、及び専用のアプリケータを用い、頭髪全体、又は一部の毛髪束(ハイライト用途)に対し使用できるが、ブラシ及び/又は櫛を用いるバレイヤージュなどのフリーハンドでの手法も使用できる。組成物は、手動式スプレー、加圧式容器又はエアゾール缶を用いムースとして塗布することもできる。
組成物は、固体フォームとして分配し、水を添加することで酸化剤を生成させ、毛髪の着色に好適な粘性の媒体を形成させることもできる。
本発明の染料の組み合わせはまた、三成分系において使用され得る。例えば、L’Orealに譲渡された米国特許出願公開第2010/0223739(A2)号の開示を参照されたい。ケラチン繊維を明るくする又は染色するためのこのようなプロセス及びキットは、毛髪繊維に適用される以下の組成物:少なくとも1種の脂肪族物質と少なくとも1種の界面活性剤とを含む水性美容組成物(A)、少なくとも1種のアルカリ化剤と本発明の酸化染料と存在する場合には直接染料と他の酸化染料とを含む美容組成物(B)、少なくとも1種の酸化剤を含む美容組成物(C)を含み得、組成物(A)中の少なくとも1種の脂肪族物質の量は組成物(A)の総重量に対して20重量%を超える。
作製方法−キット
組成物並びにその色調成分及び顕色剤成分は、酸化染料製品を製造するための当該技術分野において既知である従来のプロセス、及び、好適な容器の中で各成分組成物の成分を予め混合し、その後、適切な個々の容器に包装することにより製造され得る。成分は、例えば、プラスチック又はアルミニウムボトルの中に包装され得る。
特に、本発明は、本発明による毛髪染色組成物を得るために消費者又は美容室スタイリストにより混合されることになる異なる成分を含むキットとして提供され得る。このようなキットは、
(i)(a)上記に定義される一般式(I)の1−ヘキシル/へプチル−4,5−ジアミノピラゾール化合物、その生理学的に許容される水溶性塩又はそれらの混合物と、(b)上記に定義される一般式(II)のm−アミノフェノール化合物、その生理学的に許容される水溶性塩又はそれらの混合物と、を含む色調成分と、
ii)酸化剤を含む顕色剤成分と、を含み得る。
キットは、色調成分、顕色剤成分、及び所望によりコンディショナー用の別個の容器、色再生剤(color refresher)又はその他の毛髪処理製品、取扱説明書、手袋が含まれる単一のパッケージとして表すこともできる。取扱説明書には、上記の方法に関係する工程と、所望により、方法に関係する望ましい工程についての視覚的な指示又は図柄が記載される。通常、キットは、使い切り用毛髪染色組成物の調製用の各成分を、十分量で備える小売製品として販売される。
組成物は、例えば、ポンプ又は絞り出し式フォーマーなどの手動で作動可能な非エアゾール分配器、エアゾールムースを使用して発泡体として分配され得る。例えば、欧州特許第613,728(B1)号、国際公開第97/013585(A1)号、欧州特許第1,716,933(A1)号、米国特許第3,709,437号、同第3,937,364号、同第4,022,351号、同第4,147,306号、同第4,184,615号、同第4,615,467号及びフランス国特許第2,604,622号を参照されたい。本明細書で有用な絞り出し式フォーマーの1つの具体例は、米国特許第6,604,693号(Taplastに譲渡)で議論されるものなどのように、並びにより具体的にはこの特許の第2段落、65列〜第4段落67行までで議論されるものなどのように、直立位置又は反転位置から分配することができる。
組成物は、固体フォームとして分配し、水を添加することで酸化剤を生成させ、毛髪の着色に好適な粘性の媒体を形成させることもできる。
以下は、本発明の組成物の非限定的な実施例である。これらの実施例は単に説明のために示すものであり、本発明を限定するものと解釈すべきでなく、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、多くの改変が可能であり、当業者にはこれらのことが理解されよう。特に指示がない限り、すべての濃度は重量パーセントとして掲載される。
試験された組成物は、以下の配合による色調成分を1:1の比で顕色剤成分と混合することにより配合された。顕色剤成分は、過酸化物濃度6%(20vol)の市販のWelloxon顕色剤である。すべての試験において、白色の毛髪が使用された(1.5g/毛束)。3gの色調成分+3gの顕色剤成分が30℃にて30分にわたって各毛束に適用された。毛束を2分にわたってすすいだ(30秒のシャンプーも含む)。
Figure 2016074716
*C5及びC8の配合は0.001%であり、NaClは0.292%で添加して、ピラゾールの供給源として使用される異なる塩を考慮した。
X及びYは、アルキルピラゾール及びカップラーの分子量の関数として、各化合物が色調成分配合例に最終濃度0.025M濃度で含まれるよう算出した。
Figure 2016074716
*C5及びC8の配合は0.001%
ピラゾールの量は、DTSと組み合わせて約0.025Mという同じモル濃度を達成するように変更させる。
色強度
上記色調成分は、様々なアルキル鎖長を有するアルキルジアミノピラゾール及び異なるアミノフェノール化合物と共に配合された。顕色剤成分との混合後、得られた混合物を白色の毛髪に適用し、すすいだ。比色計を用いて、得られた色を測定し、L*値により特徴付けた。L*が100であると白色であると考えられ、L*が0であると黒色であると考えられ、したがって、L*値が高いほど色強度は低くなる。表1の様々な主要な染料の組み合わせについて測定されたL*値を、下記の表3に要約する。
Figure 2016074716
表2の様々な主要な染料の組み合わせについて測定されたL*値を、下記の表4に要約される。
Figure 2016074716
表3及び4は、選択されたカップラーと組み合わせたC8アルキルジアミノピラゾールで染色された毛髪束のL*値が、選択されたカップラーと同じカップラーと組み合わせた他のアルキルジアミノピラゾールと比較して、著しく高く、より弱い色に相関することを示している。選択されたカップラーと組み合わせたC8アルキルジアミノピラゾールは明らかに所望の色強度を与えなかったことから、更なる解析を行わず、すなわち、本発明との比較を行わない。
分散試験
分散試験プロトコルは、繊維がぬれているときに、染料が毛髪内にとどまる能力を測定する。この試験では、染色済みの毛髪束は上記のように調製され、次に900.0gの水を収容している1リットルビーカー内で別個に浸漬された。ビーカーは、撹拌プレートの中心に配置され、毛束をクランプ装置に取り付け、クランプ装置を使用して毛束をビーカーの中に下げた。ビーカー内では、ヘアピースはビーカー中央に位置する撹拌子の上に維持された。水位がヘアピースの頂端に来るように毛束を下げた。撹拌プレートの電源を入れ、撹拌子を約100rpmで回転させた。同様の回転速度ですべてのヘアピースを試験した。3時間にわたって撹拌子を回転させたまま、毛束をビーカー内にとどめた。3時間後、毛束を取り出した。後に残った溶液の吸収スペクトルを紫外可視分光光度計を用いて測定して、毛髪から出て溶液中に分散した染料の量を特徴付けた。400〜700nm間の完全な吸光度スペクトルを測定し、それぞれの試料の最大ピーク吸光度を測定した。
吸光度の測定値を、C6ピラゾールを参照として採用することにより正規化し、下記の表5に要約する。
Figure 2016074716
この試験は、C6及びC7のアルキルジアミノピラゾールが一貫して溶液中にC3アルキルジアミノピラゾール及びC5アルキルジアミノピラゾールと比較して少量の染料物質しか浸出せず、多くの場合、C3アルキルジアミノピラゾールと比較して2倍以上の改善されていることを示している。このことは、C3及びC5アルキルジアミノピラゾールと比較してC6及びC7を含有する毛髪束からはより少量の色素しか分散していないことを示している。
洗浄色落ち試験
洗浄色落ち試験では、洗浄サイクルを複数回(最大で24回)繰り返した後、色落ちを測定する。この試験では、5つの毛髪束を染色し、最初に色測定をし、1つの毛束を参照のために取っておく。次にシャンプーを以下の手順により適用する。残りの4つの毛髪束は、30秒にわたって十分に湿らせる。毛髪1グラム当たり0.1gの従来のシャンプー(例えば、それぞれ1.0gの毛髪に対して0.1gのシャンプー)が適用される。シャンプーは、注射器を用いジグザグ動作により毛髪の長さ方向を下に向かって適用される。シャンプーは、「2本の指と親指」による動作を用いて30秒にわたって30回未満のもみ込み/60秒の速度で(例えば、2秒毎に1回のもみ込み)で毛髪の中にもみ込まれ、更なる適用を確保する。
次にシャンプーを以下の手順によりすすぐ:すすぎ水温度は37℃±1℃に、流速は4±0.5L/分に設定する。噴霧器は毛束に対して一定角度で保持し、毛束は、毛髪からシャンプーを優しくもみ出しながら30秒にわたってすすぐ(合計で20回もみ出す)。水がすべての毛束の上を流れているのならば、複数の毛束を同時にすすいでもよい。30秒の合計時間及び合計で20回のもみ出しを複数の毛束に対して行うべきである。すすぎ後、毛髪を指の間で絞って毛髪の頂端から過剰な水を除去する(1回のもみ出し)。
これらの毛束を次に以下の手順により乾燥させる:毛束をきれいなペーパータオル上に置き、優しく水分を吸い取る。これらの毛束をドライヤー(高熱に設定)から10cmのところに保持し、指を使って毛髪を分けながら1.5分乾燥させる。必要な場合、毛髪に優しく2回ブラシをかける。これらの毛束を上下逆にし、指を使って毛髪を分けながら1.5分乾燥させる。必要な場合、毛髪に優しく2回ブラシをかける。洗浄の間、アルミホイルに包むか又は引き出しの中に保存するかして、毛髪束を光に当てないようにする。
この手順を残りの4つの毛髪束に対して各染料サンプルについて繰り返す。色の読み取りを3回目、6回目、9回目、12回目、15回目、18回目、21回目及び24回目のシャンプー/すすぎ/乾燥サイクルの洗浄の間に行う。6回目、12回目、18回目及び24回目のシャンプー/すすぎ/乾燥サイクルにて、1つの毛髪束を色測定及び視覚評価のために取っておく。
本実験のために、C3、C5、C6及びC7アルキルジアミノピラゾールを表1の配合に従って式(II.3)のアミノフェノールと組み合わせて試験した。
Figure 2016074716
染料の各組み合わせに対する開始値(0回の洗浄サイクル)を参照として取り、これに対してデルタΔE*=√((ΔL*2+(Δa*2+(Δb*2)の値を各サイクルについて計算した:ΔEx *=√((Lx *−L0 *2+(ax *−a0 *2+(bx *−b0 *2)。結果を以下の表6に要約する。
Figure 2016074716
表6において見ることができるように、この実験は、染色された毛髪束から色が落ちる速度が次の順序C3>C5>C6>C7で高いことを示している。
タオル色泣き
洗浄堅牢度における差異を視認する能力に関係する、消費に関連する測定により、白色の洗浄布などの白色布に、ぬれた染色済みの毛髪束からどれだけの色が移るかを評価する。式(II.3)の化合物と共にC5アルキルジアミノピラゾール及びC6アルキルジアミノピラゾールで染色した洗浄済みの毛束から得られるタオル色泣きの量は、従来のΔE*測定を用いて測定される。
試験方法を以下に要約する。
染色された毛束を洗浄した後、L*=95.8、a*=−1.40及びb*=0.89の平均色読み取り値を有する白色布(50%綿、50%ポリエステル)上にこのヘアピースを置く。ヘアピースを覆うように布を半分に折り畳む。折り畳んだ布の上に2.27kgのおもりを5分にわたって置く。毛髪を除去し、目視検査を行うと、C5アルキルジアミノピラゾールでは、C6アルキルジアミノピラゾール化合物と比較してより大きくよりはっきりした染みが認められる。布の染みの明瞭度は、布に対するC5及びC6のΔE*測定(下記のΔE*値を参照されたい)を使用して計算する。
Figure 2016074716
C6アルキルジアミノピラゾール染料により1回の洗浄サイクル後に示された染みの強度は、C5アルキルジアミノピラゾール染料によるものよりも明瞭ではなかったことが判明した。
結びの注
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。それよりむしろ、特に規定がない限り、こうした各寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲との両方を意味することを意図している。例えば、「40ミリメートル」として開示される寸法は、「約40ミリメートル」を意味するものである。

Claims (15)

  1. ケラチン繊維、特にヒトのケラチン繊維の酸化染色のための組成物であって、
    −(A)一般式(I)の1−ヘキシル/へプチル−4,5−ジアミノピラゾール化合物、その生理学的に許容される水溶性塩又はそれらの混合物
    Figure 2016074716
    (式中、aは1又は2に等しく、
    1は、
    (a)以下の群から選択されるC結合置換基:
    (i)置換又は未置換の、直鎖又は分枝鎖又は環状の、飽和又は不飽和の、脂肪族又はヘテロ脂肪族置換基、特にアルキル又はヒドロキシ置換アルキル、
    (ii)置換又は未置換の、一価又は多価不飽和の、芳香族又はヘテロ芳香族置換基、特にアリール又はヘテロアリール
    (前記C結合置換基は1〜6個の炭素原子と、O、F、N、P及びSiからなる群から選択される0〜5個のヘテロ原子と、を含む)、
    (b)SA1、SO21、SO31、SSA1、SOA1、SO2NA12、SNA12及びSONA12からなる群から選択されるS結合置換基、
    (c)OA1、ONA12からなる群から選択されるO結合置換基、
    (d)NA12、(NA123+、NA1SA2、NO2、NA12からなる群から選択されるN結合置換基、
    (e)F、Cl、Br、及びIからなる群から選択されるハロゲン、
    (f)水素、
    からなる群から選択され、A1、A2及びA3は互いに独立して、水素、置換又は未置換の、直鎖又は分枝鎖又は環状の、飽和又は未飽和の、脂肪族又はヘテロ脂肪族又は芳香族又はヘテロ芳香族置換基からなる群から選択され、好ましくは置換又は未置換のアルキルであり、あるいは、A1とA2はこれらが結合している窒素原子と一緒に環を形成し、前記置換基又は環は、1〜6個の炭素原子と、O、S、N、P及びSiからなる群から選択される0〜5個のヘテロ原子を含み、
    2及びR3は互いに独立して、水素原子、C1〜C6アルキル置換基、トリフルオロメチル置換基、C1〜C6アミノアルキル置換基、C1〜C6ヒドロキシアルキル置換基、C1〜C6アルコキシアルキル置換基からなる群から選択される)と、
    −(B)一般式(II)のm−アミノフェノール化合物、その生理学的に許容される水溶性塩又はそれらの混合物
    Figure 2016074716
    (式中、R4、R5、R6、R7は、互いに独立して、
    (a)以下の群から選択されるC結合置換基:
    (i)置換又は未置換の、直鎖又は分枝鎖又は環状の、飽和又は不飽和の、脂肪族又はヘテロ脂肪族置換基、特にアルキル又はヒドロキシ置換アルキル、
    (ii)置換又は未置換の、一価又は多価不飽和の、芳香族又はヘテロ芳香族置換基、特にアリール又はヘテロアリール
    (前記C結合置換基は1〜10個の炭素原子と、O、F、N、P及びSiからなる群から選択される0〜5個のヘテロ原子と、を含む)、
    (b)SA1、SO21、SO31、SSA1、SOA1、SO2NA12、SNA12及びSONA12からなる群から選択されるS結合置換基、
    (c)OA1、ONA12からなる群から選択されるO結合置換基、
    (d)NA12、(NA123+、NA1SA2、NO2、NA12からなる群から選択されるN結合置換基、
    (e)F、Cl、Br、及びIからなる群から選択されるハロゲン、
    (f)水素、
    からなる群から選択される置換基であり、A1、A2及びA3は互いに独立して、水素、置換又は未置換の、直鎖又は分枝鎖又は環状の、飽和又は未飽和の、脂肪族又はヘテロ脂肪族又は芳香族又はヘテロ芳香族置換基からなる群から選択され、好ましくは置換又は未置換のアルキルであり、あるいは、A1とA2はこれらが結合している窒素原子と一緒に環を形成し、前記置換基又は環は、1〜10個の炭素原子と、O、S、N、P及びSiからなる群から選択される0〜5個のヘテロ原子を含み、
    8及びR9は、互いに独立して、
    (g)以下の群から選択されるC結合置換基:
    (i)置換又は未置換の、直鎖又は分枝鎖又は環状の、飽和又は不飽和の、脂肪族又はヘテロ脂肪族置換基、特にアルキル又はヒドロキシ置換アルキル、
    (ii)置換又は未置換の、一価又は多価不飽和の、芳香族又はヘテロ芳香族置換基、特にアリール又はヘテロアリール
    (前記C結合置換基は1〜6個の炭素原子と、O、F、N、P及びSiからなる群から選択される0〜5個のヘテロ原子と、を含む)、
    (h)水素、からなる群から選択される置換基である)
    と、
    −(C)酸化剤と、を含む、組成物。
  2. 前記1−ヘキシル/へプチル−4,5−ジアミノピラゾール化合物(I)が式(I.1)を有する化合物である、請求項1に記載の組成物。
    Figure 2016074716
  3. 前記m−アミノフェノール化合物(II)が、
    Figure 2016074716
    及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. トルエン−2,5−ジアミン、p−フェニレンジアミン、2−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン、2−メトキシメチル−p−フェニレンジアミン、2−(2,5−ジアミノ−4−メトキシフェニル)プロパン−1,3−ジオール、2−クロロ−p−フェニレンジアミン、2−メトキシ−p−フェニレンジアミン、2−((2−(4−アミノ−フェニルアミノ)−エチル)−(2−ヒドロキシエチル)−アミノ)−エタノール、これらの塩及びこれらの組み合わせから選択される一次中間体を更に含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. アルキル化剤、補助一次中間体、補助カップラー、直接染料、増粘剤、キレート剤、pH調整剤及び/又は緩衝剤、ラジカルスカベンジャー系及びこれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つの追加成分を更に含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 14〜30個の炭素原子を含む脂肪族アルコール又は16〜30個の炭素原子と2単位以下のエチレンオキシドとを含むオキシエチレン化脂肪族アルコールを更に含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. −C8〜C30アルキルサルフェート、好ましくはC12〜C18アルキルサルフェート、から選択されるアニオン性界面活性剤、
    −式RnmYM(式中、Rは独立して、8〜30個の炭素原子を有するアルキル、アルケニル又はアルキルアリール基から選択され、Xは独立して、少なくとも1個の炭素原子と少なくとも1個の酸素又は窒素原子とを含む極性基から選択され、Yはカルボキシレート、スルフェート、スルホネート又はホスフェートから選択されるアニオン性基であり、n及びmは独立して1又は2であり、Mは水素又は塩を形成するカチオン及びこれらの混合物であり、最も好ましくは1〜20個(好ましくは2〜10個)のエチレンオキシド単位を有するC8〜C30アルキルエーテルホスフェートから選択される)のアニオン性界面活性剤、
    −1つ以上のポリエチレンオキシド鎖を含み、好ましくは各ポリエチレンオキシド鎖が平均で少なくとも50個のエチレンオキシド単位を有し、最も好ましくは100〜200個のエチレンオキシド単位を有する、非イオン性界面活性剤、
    −少なくとも1つの脂肪鎖を有する四級アンモニウム塩又はアミド−アミンから選択され、好ましくは少なくとも16個の炭素原子を含み、最も好ましくは少なくとも20個の炭素原子を含む、カチオン性界面活性剤、あるいは
    −これらの混合物、から選択される少なくとも1つのイオン性又は非イオン性界面活性剤を更に含む、請求項6に記載の組成物。
  8. セテアリルアルコールとジセチルホスフェートとセテス−10ホスフェートの混合物を含む、請求項7に記載の組成物。
  9. ジエチレントリアミン−N,N’,N”−ポリ酸、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)(DTPMP)、ジアミン−N,N’−ジポリ酸、モノアミンモノアミド−N,N’−ジポリ酸及びN,N’−ビス(2−ヒドロキシベンジル)エチレンジアミン−N,N’−二酢酸キレート剤(好ましくはEDDS(エチレンジアミン二コハク酸))、カルボン酸(好ましくはアミノカルボン酸)、ホスホン酸(好ましくはアミノホスホン酸)及びポリリン酸(特に直鎖ポリリン酸)、これらの塩及び誘導体からなる群から選択されるキレート剤を更に含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 前記酸化剤が、過酸化水素、過ヨウ素酸ナトリウム、過酸化尿素、過酸化メラミン、過ホウ酸塩、過炭酸塩、過リン酸塩、過ケイ酸塩、過硫酸塩、酸化酵素(ウリカーゼ、オキシダーゼ及びペルオキシダーゼなど)、ペルオキシモノ炭酸イオン源及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 前記ペルオキシモノ炭酸イオン源が、炭酸、カルバミン酸及び炭酸水素イオンのナトリウム、カリウム、グアニジン、アルギニン、リチウム、カルシウム、マグネシウム、バリウム又はアンモニウム塩並びにこれらの混合物からなる群から選択される、請求項10に記載の組成物。
  12. 前記組成物が発泡体として分配される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の組成物。
  13. (i)(a)請求項1に定義される一般式(I)の1−ヘキシル/へプチル−4,5−ジアミノピラゾール化合物、その生理学的に許容される水溶性塩又はそれらの混合物と、(b)請求項1に定義される一般式(II)のm−アミノフェノール化合物、その生理学的に許容される水溶性塩又はそれらの混合物と、を含む色調成分を供給する工程と、
    (ii)(c)酸化剤を含む顕色剤成分を供給する工程と、
    (iii)前記色調成分と前記顕色剤成分とを混合して請求項1〜12のいずれか一項に記載のケラチン繊維を酸化染色するための組成物を得る工程と、
    (iv)ケラチン繊維を酸化染色するための前記組成物を毛髪上に適用する工程と、を含む、毛髪を染色する方法。
  14. (i)(a)請求項1に定義される一般式(I)の1−ヘキシル/へプチル−4,5−ジアミノピラゾール化合物又はその生理学的に許容される水溶性塩又はそれらの混合物と、(b)請求項1に定義される一般式(II)のm−アミノフェノール化合物、その生理学的に許容される水溶性塩又はそれらの混合物と、を含む色調成分と、ii)酸化剤を含む顕色剤成分と、を含む、酸化毛髪染色キット。
  15. (a)請求項1に定義される一般式(I)の1−ヘキシル/へプチル−4,5−ジアミノピラゾール化合物、その生理学的に許容される水溶性塩又はそれらの混合物と、(b)請求項1に定義される一般式(II)のm−アミノフェノール化合物、その生理学的に許容される水溶性塩又はそれらの混合物と、を含む色調成分。
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