JP2014088374A - 顔料とベシクルを含む化粧料 - Google Patents
顔料とベシクルを含む化粧料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014088374A JP2014088374A JP2013206040A JP2013206040A JP2014088374A JP 2014088374 A JP2014088374 A JP 2014088374A JP 2013206040 A JP2013206040 A JP 2013206040A JP 2013206040 A JP2013206040 A JP 2013206040A JP 2014088374 A JP2014088374 A JP 2014088374A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- note
- meth
- group
- acrylate
- hydrogen atom
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
【解決手段】次の成分(A)〜(C):(A)新規なカチオン性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体、(B)顔料、(C)ベシクル組成物、を含有することを特徴とする化粧料。
【選択図】なし
Description
(A)下記(a)、(b)、(c)及び(d)のラジカル重合性モノマーを反応させて得られるカチオン性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体
(a)下記一般式(I)
(b)下記一般式(II)
(c)下記一般式(IV)
(d)下記一般式(V)
(C)ベシクル組成物
各モノマーの仕込割合は、本発明の効果を奏する限り制限はないが、(a)〜(d)のモノマーの全体に対して、(a)=20〜50質量%、(b)=0.5〜4質量%、(c)及び(d)=46〜79.5質量%であり、(c)/(d)=0.5〜1.5であることが好ましい。
さらに、共重合体を20質量%となるように99.5%エタノールに溶解させたときのエタノール溶液の、25℃においてB型回転粘度計を用いて測定した粘度(単位mPa・s=CS)は、50〜250、好ましくは、70〜150である。
また、本発明のカチオン性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体のTgは、好ましくは、−10〜40℃、さらに好ましくは0〜30℃である。
ここで、Tgは下記のFoxの式で算出したTgの値を示す。
1/Tg=W1/Tg1+W2/Tg2+・・・+Wn/Tgn
上記式において、W1からWnは、毛髪化粧料用基剤の合成に使用されるn種のモノマーの各重量分率を示し、Tg1からTgnは、各モノマーのみが重合して得られるホモポリマーのガラス転移温度を示す。
さらに、本発明のカチオン性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体は、ランダム共重合体、ブロック共重合体等の種々の形態を包含する。
(a)一般式(I)で表されるラジカル重合性モノマー
R2は直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜10の2価の飽和炭化水素基を表し、1又は2個のエーテル結合を含んでいてもよい。具体的には、−CH2−,−(CH2)2,−(CH2)5−,−(CH2)10−、−CH2−CH(CH3)−CH2−,−CH2CH2OCH2CH2CH2−,−CH2CH2OCH2(CH3)CH2−,−CH2CH2OCH2CH2CH2OCH2CH2CH2−などが例示される。
R3は炭素数1〜10の飽和炭化水素基を表し、具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、s−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ノニル基、イソノニル基、n−デシル基等の炭素数1〜10のアルキル基;シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロへキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロドデシル基等の炭素数1〜10のシクロアルキル基;シクロプロピルメチル基、2−シクロプロピルエチル基、シクロブチルメチル基、シクロペンチルメチル基、3−シクロペンチルプロピル基、シクロへキシルメチル基、2−シクロヘキシルエチル基、シクロヘプチルメチル基、シクロオクチルメチル基等の炭素数1〜10のシクロアルキルアルキル基が挙げられる。
mは5〜100の整数を表す。
(b)成分は、下記式(II)又は式(III)で表されるカチオン性化合物から選ばれる少なくとも1種である。
R5、R6、R7は同一又は異なっていてもよく、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を表し、炭素数1〜4のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、s−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基が例示される。
Xは−O−、−NH−、−O−CH2−又は−O−CH2CH(OH)−を表す。
Yは直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜4の2価の飽和炭化水素基を表し、−CH2−,−(CH2)2,−(CH2)3−,−(CH2)4−,−CH2−CH(CH3)−CH2−等が例示される。
Z−は対アニオンであり、例えば、塩素イオン、臭素イオン、硫酸水素イオン、硝酸イオン、過塩素酸イオン、四フッ化ホウ素イオン、六フッ化リンイオン等が例示される。
R10、R11は同一又は異なっていてもよく、水素原子又は炭素数1〜18のアルキル基を表し、炭素数1〜18のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、s−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ノニル基、イソノニル基、n−デシル基、ラウリル基、トリデシル基、ミリスチル基、n−ペンタデシル基、パルミチル基、ヘプタデシル基、ステアリル基等が例示される。
R13は水素原子又は直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜3のアルキル基を表し、直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜3のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基が例示される。
R15は炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基を表し、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシ−n−プロピル基、4−ヒドロキシ−n−ブチル基等が例示される。
その他の共重合可能なモノマーとしては、以下の物が例示される。
((メタ)アクリル系モノマー)
(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルへキシル、(メタ)アクリル酸n−へキシル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸シクロへキシル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ウンデシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸ミリスチル、(メタ)アクリル酸ペンタデシル、(メタ)アクリル酸パルミチル、(メタ)アクリル酸へプタデシル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸イソステアリル、(メタ)アクリル酸オレイル、(メタ)アクリル酸ベヘニル、直鎖状、分岐鎖状又は脂環式の炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステル;アクリロニトリル;アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミド、N−オクチルアクリルアミド、N−t−オクチルアクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド;2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等のスルホン酸基含有(メタ)アクリルアミド;アミノエチル(メタ)アクリレート、t−ブチルアミノエチルメタクリレート、メチルアミノエチル(メタ)アクリレート等のアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート;ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート等のジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート;ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド等のジアルキルアミノアルキル(メタ)メタアクリルアミド;(メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフリル、(メタ)アクリル酸イソボルニル、(メタ)アクリル酸グリシジル等の、環式化合物とメタ)アクリル酸のエステル類;(メタ)アクリル酸エトキシエチル、(メタ)アクリル酸メトキシエチル等の(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステル;ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート等のポリアルキレングリコールと(メタ)アクリル酸とのモノエステル類;スルホン酸基含有(メタ)アクリルエステル;(メタ)アクリロイルオキシエチルホスフェート等のメタアクリロイルオキシアルキルリン酸モノエステル;(メタ)アクリル酸グリセリル、2−メタアクリロイルオキシエチルコハク酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルフタル酸、β−カルボキシエチルアクリレート、アクリロイルオキシエチルサクシネート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルテトラヒドロフタル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸;1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレン(n=2〜50)グリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレン(n=2〜50)グリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、メチレンビスアクリルアミド、ビスフェノールF EO変性(n=2〜50)ジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールA EO変性(n=2〜50)ジアクリレート、ビスフェノールS EO変性(n=2〜50)ジ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリカプロラクトネートトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールヘキサントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジグリセリンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラカプロラクトネート、テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールエタンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールブタンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールヘキサンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールヘプタ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールオクタ(メタ)アクリレート等のエチレン性不飽和二重結合を2個以上有する(メタ)アクリレート等が例示される。
クロトン酸等の不飽和モノカルボン酸;スチレン等の芳香族ビニル化合物;イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、無水マレイン酸、シトラコン酸等の不飽和ジカルボン酸;マレイン酸モノアルキルエステル、フマル酸モノアルキルエステル、イタコン酸モノアルキルエステル等の不飽和ジカルボン酸のモノアルキルエステル;スルホン酸基含有単量体としては、例えばビニルスルホン酸、(メタ)アリルスルホン酸等のアルケンスルホン酸;α−メチルスチレンスルホン酸等の芳香族ビニル基含有スルホン酸;(メタ)アリルアミン等の1〜3級アミノ基含有不飽和化合物;N,N−ジメチルアミノスチレン等のアミノ基含有芳香族ビニル系化合物;ジビニルベンゼン、ジイソプロペニルベンゼン、トリビニルベンゼン等のエチレン性不飽和二重結合を2個以上有する化合物;エチレン性不飽和二重結合を2個以上有するウレタンオリゴマー;エチレン性不飽和二重結合を2個以上有するシリコーン化合物;酢酸ビニル、ビニルピロリドン等が例示される。
重合反応は50〜180℃、好ましくは60〜120℃の温度範囲内において行なうことができ、この条件下に5〜10時間程度で完結させることができる。
本発明における成分(B)の含有量は、特に限定されないが、化粧料全体に対して0.5〜30質量%が好ましい。
本発明に用いるリポソーム組成物は、公知のリポソーム含有水分散液の製造方法に従って製造することができるが、例えばリン脂質をジプロピレングリコール等の多価アルコールに分散させ、水を添加して高圧乳化機やホモミキサーを用いて均一に分散させることにより調製することができる。また、それに限定されるものではないが、リポソーム組成物は、成分(C)全体を100質量%とした場合、リン脂質を0.01〜10質量%、コレステロール又はフィトステロールを0.001〜2質量%、グリセリン及び/又は1,3−ブチレングリコールを0.01〜30質量%の配合比で含有する組成物が好ましい。
本発明に用いられる水溶性高分子は、通常化粧料で使用されるものであれば特に限定されない。具体例としては、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムチン、デルマタン硫酸、ヘパリン及びケラタン硫酸から選ばれるムコ多糖類及びその塩、アラビアゴム、トラガカント、ガラクタン、キャロブガム、グアーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、クインスシード、アルゲコロイド、トラントガム、ローカストビーンガム、ガラクトマンナン等の植物系高分子、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子、デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子、ポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリ(2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン)、ポリ(2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン)共重合体、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、ベントナイト、ラポナイト、ヘクトライト等の無機系水溶性高分子等が挙げられ、これら一種又は二種以上を用いることができる。
カチオン性界面活性剤としては、塩化セチルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム、メチル硫酸ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、臭化ジオレイルジメチルアンモニウム、メチル硫酸セチルベヘニルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム等の第4級アンモニウム塩、ステアロイルリジンブチルエステル・塩酸塩、N−ヤシ油脂肪酸アシルL−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩、ラウロイル−オルニチンプロピルエステル・酢酸塩等のモノ−N−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステル塩、デシルグアニジン酢酸塩、2−グアニジノエチルラウリルアミド塩酸塩、2−グアニジノブチルステアロアミド・DL−ピロリドンカルボン酸塩等のグアニジン誘導体等を例示することができるが、本発明においては特に塩化セチルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム等の第4級アンモニウム塩が好ましい。本発明に用いるカチオン界面活性剤は、例えば、市販品として「GENAMINE STAC」(クラリアント・ジャパン社製)、「GENAMINE KDM−P」(クラリアント・ジャパン社製)等が挙げられる。
ノニオン性界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロールエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキル共変性オルガノポリシロキサン、ラウリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ラウリン酸モノイソプロパノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノイソプロパノールアミド、ポリオキシプロレンヤシ油脂肪酸モノイソパノールアミド、アルカノールアミド、糖エーテル、糖アミド等が挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、ラウリン酸ナトリウム、ラウリン酸カリウム、ヤシ油脂肪酸カリウム等の高級脂肪酸塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン等のアルキル硫酸塩;テトラデセンスルホン酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸カリウム等のα−オレフィンスルホン酸塩;ドデカン−1,2−ジオール酢酸エーテルナトリウム等のヒドロキシエーテルカルボン酸塩;スルホコハク酸ナトリウムなどのスルホコハク酸等が挙げられる。
糖類としては、ソルビトール、エリスリトール、マルトース、マルチトール、キシリトール、キシロース、トレハロース、イノシトール、グルコース、マンニトール、ペンタエリスリトール、果糖、蔗糖およびそのエステル、デキストリン及びその誘導体、ハチミツ、黒砂糖抽出物等が挙げられる。
その他、セラミド及びその誘導体等、肌に有用な美容成分等が挙げられる。これらは、1種又は2種以上を適宜選択又は組み合わせて配合することができる。
1 カチオン性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体の製造
製造実施例1
3つ口フラスコ内、窒素雰囲気下で、イソプロパノール(IPA)(注1)100gを攪拌下、70〜80℃にて、ジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(V−601)(注2)4g、片末端メタクリレート置換ジメチルポリシロキサン(X−24−8201)(注3)40g、エチルアクリレート(EA)(注4)31g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)(注5)27g、3−トリメチルアンモニウムプロピルメタクリルアミドクロライド(MAPTAC)(注6)4g、イソプロパノール(注1)50gを3〜4時間かけて添加した。次いで、イソプロパノールに溶解したジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(注2)1gを添加し、70〜80℃の温度範囲内で5時間反応させ、粘稠な溶液を得た。この溶液を精製水に注ぎ込み、グラフトポリマーを沈殿析出させた後、沈殿物を濾別し、80℃にて減圧乾燥させて透明ゴム状物を87g得た。
赤外吸収スペクトルにて、得られたゴム状物が目的とする(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体であることを確認した(この生成物は、赤外吸収スペクトルによりジメチルポリシロキサン、アミド結合、エステル結合、アルキル基、水酸基を有するポリマーであることが確認された)。
モノマーの仕込割合は以下のとおりである。
MAPTAC:EA:HEMA:X−24−8201=2:31:27:40
(注1)IPA 関東化学株式会社製
(注2)V−601 和光純薬工業株式会社製
(注3)X−24−8201 信越化学工業社製
(注4)EA 関東化学株式会社社製
(注5)HEMA 関東化学株式会社社製
(注6)MAPTAC エボニック・デグサ・ジャパン株式会社製,50%水溶液
3つ口フラスコ内、窒素雰囲気下で、イソプロパノール(注1)50gを攪拌下、70〜80℃にて、ジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(注2)4g、片末端メタクリレート置換ジメチルポリシロキサン(X−22−174DX)(注7)40g、エチルアクリレート(注4)31g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(注5)27g、3−トリメチルアンモニウムプロピルメタクリルアミドクロライド(注6)4g、イソプロパノール(注1)170gを3〜4時間かけて添加した。次いで、イソプロパノールに溶解したジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(注2)1gを添加し、70〜80℃の温度範囲内で5時間反応させ、粘稠な溶液を得た。この溶液を精製水に注ぎ込み、グラフトポリマーを沈殿析出させた後、沈殿物を濾別し、80℃にて減圧乾燥させて透明ゴム状物を90g得た。
赤外吸収スペクトルにて、得られたゴム状物が目的とする(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体であることを確認した。
モノマーの仕込割合は以下のとおりである。
MAPTAC:EA:HEMA:X−22−174DX=2:31:27:40
(注7)X−22−174DX 信越化学工業社製
3つ口フラスコ内、窒素雰囲気下で、イソプロパノール(注1)100gを攪拌下、70〜80℃にて、ジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(注2)4g、片末端メタクリレート置換ジメチルポリシロキサン(X−22−174ASX)(注8)40g、エチルアクリレート(注4)31g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(注5)27g、3−トリメチルアンモニウムプロピルメタクリルアミドクロライド(注6)4g、イソプロパノール(注1)50gを3〜4時間かけて添加した。次いで、イソプロパノールに溶解したジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(注2)1gを添加し、70〜80℃の温度範囲内で5時間反応させ、粘稠な溶液を得た。この溶液を精製水に注ぎ込み、グラフトポリマーを沈殿析出させた後、沈殿物を濾別し、80℃にて減圧乾燥させて透明ゴム状物を83g得た。
赤外吸収スペクトルにて、得られたゴム状物が目的とする(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体であることを確認した。
モノマーの仕込割合は以下のとおりである。
MAPTAC:EA:HEMA:X−22−174ASX=2:31:27:40
(注8)X−22−174ASX 信越化学工業社製
3つ口フラスコ内、窒素雰囲気下で、イソプロパノール(注1)100gを攪拌下、70〜80℃にて、ジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(注2)4g、片末端メタクリレート置換ジメチルポリシロキサン(X−24−8201)(注3)40.4g、エチルアクリレート(注4)27.3g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(注5)31.3g、3−トリメチルアンモニウムプロピルメタクリルアミドクロライド(注6)2g、イソプロパノール(注1)50gを3〜4時間かけて添加した。次いで、イソプロパノールに溶解したジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(注2)1gを添加し、70〜80℃の温度範囲内で5時間反応させ、粘稠な溶液を得た。この溶液を精製水に注ぎ込み、グラフトポリマーを沈殿析出させた後、沈殿物を濾別し、80℃にて減圧乾燥させて透明ゴム状物を86g得た。
赤外吸収スペクトルにて、得られたゴム状物が目的とする(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体であることを確認した。
モノマーの仕込割合は以下のとおりである。
MAPTAC:EA:HEMA:X−24−8201=1:27.3:31.3:40.4
3つ口フラスコ内、窒素雰囲気下で、イソプロパノール(注1)50gを攪拌下、70〜80℃にて、ジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(注2)4g、片末端メタクリレート置換ジメチルポリシロキサン(X−24−8201)(注3)40g、エチルアクリレート(注4)26g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(注5)30g、3−トリメチルアンモニウムプロピルメタクリルアミドクロライド(注6)8g、イソプロパノール(注1)120gを3〜4時間かけて添加した。次いで、イソプロパノールに溶解したジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(注2)1gを添加し、70〜80℃の温度範囲内で5時間反応させ、粘稠な溶液を得た。この溶液を精製水に注ぎ込み、グラフトポリマーを沈殿析出させた後、沈殿物を濾別し、80℃にて減圧乾燥させて透明ゴム状物を83g得た。
赤外吸収スペクトルにて、得られたゴム状物が目的とする(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体であることを確認した。
モノマーの仕込割合は以下のとおりである。
MAPTAC:EA:HEMA:X−24−8201=4:26:30:40
3つ口フラスコ内、窒素雰囲気下で、イソプロパノール(注1)100gを攪拌下、70〜80℃にて、ジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(注2)4g、片末端メタクリレート置換ジメチルポリシロキサン(X−24−8201)(注3)20g、エチルアクリレート(注4)41.5g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(注5)36.5g、3−トリメチルアンモニウムプロピルメタクリルアミドクロライド(注6)4g、イソプロパノール(注1)50gを3〜4時間かけて添加した。次いで、イソプロパノールに溶解したジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(注2)1gを添加し、70〜80℃の温度範囲内で5時間反応させ、粘稠な溶液を得た。この溶液を精製水に注ぎ込み、グラフトポリマーを沈殿析出させた後、沈殿物を濾別し、80℃にて減圧乾燥させて透明ゴム状物を86g得た。
赤外吸収スペクトルにて、得られたゴム状物が目的とする(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体であることを確認した。
モノマーの仕込割合は以下のとおりである。
MAPTAC:EA:HEMA:X−24−8201=2:41.5:36.5:20
3つ口フラスコ内、窒素雰囲気下で、イソプロパノール(注1)50gを攪拌下、70〜80℃にて、ジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(注2)4g、片末端メタクリレート置換ジメチルポリシロキサン(X−24−8201)(注3)50g、エチルアクリレート(注4)23g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(注5)25g、3−トリメチルアンモニウムプロピルメタクリルアミドクロライド(注6)4g、イソプロパノール(注1)100gを3〜4時間かけて添加した。次いで、IPAに溶解したジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(注2)1gを添加し、70〜80℃の温度範囲内で5時間反応させ、粘稠な溶液を得た。この溶液を精製水に注ぎ込み、グラフトポリマーを沈殿析出させた後、沈殿物を濾別し、80℃にて減圧乾燥させて透明ゴム状物を96g得た。
赤外吸収スペクトルにて、得られたゴム状物が目的とする(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体であることを確認した。
モノマーの仕込割合は以下のとおりである。
MAPTAC:EA:HEMA:X−24−8201=2:23:25:50
3つ口フラスコ内、窒素雰囲気下で、イソプロパノール(IPA)(注1)100gを攪拌下、70〜80℃にて、ジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(V−601)(注2)4g、片末端メタクリレート置換ジメチルポリシロキサン(X−24−8201)(注3)40g、エチルアクリレート(EA)(注4)31g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)(注5)27g、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド(DADMAC)(注9)3.34g、イソプロパノール(注1)50gを3〜4時間かけて添加した。次いで、イソプロパノールに溶解したジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(注2)1gを添加し、70〜80℃の温度範囲内で5時間反応させ、粘稠な溶液を得た。この溶液を精製水に注ぎ込み、グラフトポリマーを沈殿析出させた後、沈殿物を濾別し、80℃にて減圧乾燥させて透明ゴム状物を87g得た。
赤外吸収スペクトルにて、得られたゴム状物が目的とする(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体であることを確認した(この生成物は、赤外吸収スペクトルによりジメチルポリシロキサン、アミド結合、エステル結合、アルキル基、水酸基を有するポリマーであることが確認された)。
モノマーの仕込割合は以下のとおりである。
DADMAC:EA:HEMA:X−24−8201=2:31:27:40
(注9)DADMAC 東京化成工業株式会社製,60%水溶液
3つ口フラスコ内、窒素雰囲気下で、イソプロパノール(IPA)(注1)100gを攪拌下、70〜80℃にて、ジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(V−601)(注2)4g、片末端メタクリレート置換ジメチルポリシロキサン(X−24−8201)(注3)40g、エチルアクリレート(EA)(注4)30g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)(注5)27g、3−トリメチルアンモニウムプロピルメタクリルアミドクロライド(MAPTAC)(注6)6g、イソプロパノール(注1)50gを3〜4時間かけて添加した。次いで、イソプロパノールに溶解したジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(注2)1gを添加し、70〜80℃の温度範囲内で5時間反応させ、粘稠な溶液を得た。この溶液を精製水に注ぎ込み、グラフトポリマーを沈殿析出させた後、沈殿物を濾別し、80℃にて減圧乾燥させて透明ゴム状物を89g得た。
赤外吸収スペクトルにて、得られたゴム状物が目的とする(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体であることを確認した(この生成物は、赤外吸収スペクトルによりジメチルポリシロキサン、アミド結合、エステル結合、アルキル基、水酸基を有するポリマーであることが確認された)。
また、EA、HEMAから理論的に計算されるガラス転移温度(Tg)は、11℃である。
モノマーの仕込割合は以下のとおりである。
MAPTAC:EA:HEMA:X−24−8201=3:30:27:40
3つ口フラスコ内、窒素雰囲気下で、イソプロパノール(IPA)(注1)100gを攪拌下、70〜80℃にて、ジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(V−601)(注2)4g、片末端メタクリレート置換ジメチルポリシロキサン(X−24−8201)(注3)30g、エチルアクリレート(EA)(注4)35g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)(注5)32g、3−トリメチルアンモニウムプロピルメタクリルアミドクロライド(MAPTAC)(注6)6g、イソプロパノール(注1)50gを3〜4時間かけて添加した。次いで、イソプロパノールに溶解したジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(注2)1gを添加し、70〜80℃の温度範囲内で5時間反応させ、粘稠な溶液を得た。この溶液を精製水に注ぎ込み、グラフトポリマーを沈殿析出させた後、沈殿物を濾別し、80℃にて減圧乾燥させて透明ゴム状物を88g得た。
赤外吸収スペクトルにて、得られたゴム状物が目的とする(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体であることを確認した(この生成物は、赤外吸収スペクトルによりジメチルポリシロキサン、アミド結合、エステル結合、アルキル基、水酸基を有するポリマーであることが確認された)。
また、EA、HEMAから理論的に計算されるガラス転移温度(Tg)は、11℃である。
モノマーの仕込割合は以下のとおりである。
MAPTAC:EA:HEMA:X−24−8201=3:35:32:30
3つ口フラスコ内、窒素雰囲気下で、イソプロパノール(IPA)(注1)100gを攪拌下、70〜80℃にて、ジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(V−601)(注2)4g、片末端メタクリレート置換ジメチルポリシロキサン(X−24−8201)(注3)30g、エチルアクリレート(EA)(注4)36g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)(注5)32g、3−トリメチルアンモニウムプロピルメタクリルアミドクロライド(MAPTAC)(注6)4g、イソプロパノール(注1)50gを3〜4時間かけて添加した。次いで、イソプロパノールに溶解したジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(注2)1gを添加し、70〜80℃の温度範囲内で5時間反応させ、粘稠な溶液を得た。この溶液を精製水に注ぎ込み、グラフトポリマーを沈殿析出させた後、沈殿物を濾別し、80℃にて減圧乾燥させて透明ゴム状物を88g得た。
赤外吸収スペクトルにて、得られたゴム状物が目的とする(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体であることを確認した(この生成物は、赤外吸収スペクトルによりジメチルポリシロキサン、アミド結合、エステル結合、アルキル基、水酸基を有するポリマーであることが確認された)。
また、EA、HEMAから理論的に計算されるガラス転移温度(Tg)は、11℃である。
モノマーの仕込割合は以下のとおりである。
MAPTAC:EA:HEMA:X−24−8201=2:36:32:30
3つ口フラスコ内、窒素雰囲気下で、イソプロパノール(IPA)(注1)100gを攪拌下、70〜80℃にて、ジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(V−601)(注2)4g、片末端メタクリレート置換ジメチルポリシロキサン(X−24−8201)(注3)30g、エチルアクリレート(EA)(注4)37g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)(注5)32g、3−トリメチルアンモニウムプロピルメタクリルアミドクロライド(MAPTAC)(注6)2g、イソプロパノール(注1)50gを3〜4時間かけて添加した。次いで、イソプロパノールに溶解したジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(注2)1gを添加し、70〜80℃の温度範囲内で5時間反応させ、粘稠な溶液を得た。この溶液を精製水に注ぎ込み、グラフトポリマーを沈殿析出させた後、沈殿物を濾別し、80℃にて減圧乾燥させて透明ゴム状物を90g得た。
赤外吸収スペクトルにて、得られたゴム状物が目的とする(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体であることを確認した(この生成物は、赤外吸収スペクトルによりジメチルポリシロキサン、アミド結合、エステル結合、アルキル基、水酸基を有するポリマーであることが確認された)。
また、EA、HEMAから理論的に計算されるガラス転移温度(Tg)は、10℃である。
モノマーの仕込割合は以下のとおりである。
MAPTAC:EA:HEMA:X−24−8201=1:37:32:30
3つ口フラスコ内、窒素雰囲気下で、イソプロパノール(IPA)(注1)100gを攪拌下、70〜80℃にて、ジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(V−601)(注2)4g、片末端メタクリレート置換ジメチルポリシロキサン(X−22−174DX)(注7)30g、エチルアクリレート(EA)(注4)36g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)(注5)32g、3−トリメチルアンモニウムプロピルメタクリルアミドクロライド(MAPTAC)(注6)4g、イソプロパノール(注1)50gを3〜4時間かけて添加した。次いで、イソプロパノールに溶解したジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(注2)1gを添加し、70〜80℃の温度範囲内で5時間反応させ、粘稠な溶液を得た。この溶液を精製水に注ぎ込み、グラフトポリマーを沈殿析出させた後、沈殿物を濾別し、80℃にて減圧乾燥させて透明ゴム状物を86g得た。
赤外吸収スペクトルにて、得られたゴム状物が目的とする(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体であることを確認した(この生成物は、赤外吸収スペクトルによりジメチルポリシロキサン、アミド結合、エステル結合、アルキル基、水酸基を有するポリマーであることが確認された)。
また、EA、HEMAから理論的に計算されるガラス転移温度(Tg)は、11℃である。
モノマーの仕込割合は以下のとおりである。
MAPTAC:EA:HEMA:X−22−174DX=2:36:32:30
3つ口フラスコ内、窒素雰囲気下で、イソプロパノール(IPA)(注1)100gを攪拌下、70〜80℃にて、ジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(V−601)(注2)4g、片末端メタクリレート置換ジメチルポリシロキサン(X−24−8201)(注3)40g、エチルアクリレート(EA)(注4)16g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)(注5)42g、3−トリメチルアンモニウムプロピルメタクリルアミドクロライド(MAPTAC)(注6)2g、イソプロパノール(注1)50gを3〜4時間かけて添加した。次いで、イソプロパノールに溶解したジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(注2)1gを添加し、70〜80℃の温度範囲内で5時間反応させ、粘稠な溶液を得た。この溶液を精製水に注ぎ込み、グラフトポリマーを沈殿析出させた後、沈殿物を濾別し、80℃にて減圧乾燥させて透明ゴム状物を91g得た。
赤外吸収スペクトルにて、得られたゴム状物が目的とする(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体であることを確認した(この生成物は、赤外吸収スペクトルによりジメチルポリシロキサン、アミド結合、エステル結合、アルキル基、水酸基を有するポリマーであることが確認された)。
また、EA、HEMAから理論的に計算されるガラス転移温度(Tg)は、30℃である。
モノマーの仕込割合は以下のとおりである。
MAPTAC:EA:HEMA:X−24−8201=1:16.2:42.4:40.4
3つ口フラスコ内、窒素雰囲気下で、イソプロパノール(IPA)(注1)100gを攪拌下、70〜80℃にて、ジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(V−601)(注2)4g、片末端メタクリレート置換ジメチルポリシロキサン(X−24−8201)(注3)40g、エチルアクリレート(EA)(注4)27g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)(注5)31g、3−トリメチルアンモニウムプロピルメタクリルアミドクロライド(MAPTAC)(注6)2g、イソプロパノール(注1)50gを3〜4時間かけて添加した。次いで、イソプロパノールに溶解したジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(注2)1gを添加し、70〜80℃の温度範囲内で5時間反応させ、粘稠な溶液を得た。この溶液を精製水に注ぎ込み、グラフトポリマーを沈殿析出させた後、沈殿物を濾別し、80℃にて減圧乾燥させて透明ゴム状物を88g得た。
赤外吸収スペクトルにて、得られたゴム状物が目的とする(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体であることを確認した(この生成物は、赤外吸収スペクトルによりジメチルポリシロキサン、アミド結合、エステル結合、アルキル基、水酸基を有するポリマーであることが確認された)。
また、EA、HEMAから理論的に計算されるガラス転移温度(Tg)は、15℃である。
モノマーの仕込割合は以下のとおりである。
MAPTAC:EA:HEMA:X−24−8201=1:27.3:31.3:40.4
3つ口フラスコ内、窒素雰囲気下で、イソプロパノール(IPA)(注1)100gを攪拌下、70〜80℃にて、ジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(V−601)(注2)4g、片末端メタクリレート置換ジメチルポリシロキサン(X−24−8201)(注3)20.2g、エチルアクリレート(EA)(注4)65.7g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)(注5)13.1g、3−トリメチルアンモニウムプロピルメタクリルアミドクロライド(MAPTAC)(注6)2g、イソプロパノール(注1)50gを3〜4時間かけて添加した。次いで、イソプロパノールに溶解したジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(注2)1gを添加し、70〜80℃の温度範囲内で5時間反応させ、粘稠な溶液を得た。この溶液を精製水に注ぎ込み、グラフトポリマーを沈殿析出させた後、沈殿物を濾別し、80℃にて減圧乾燥させて透明ゴム状物を87g得た。
赤外吸収スペクトルにて、得られたゴム状物が目的とする(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体であることを確認した(この生成物は、赤外吸収スペクトルによりジメチルポリシロキサン、アミド結合、エステル結合、アルキル基、水酸基を有するポリマーであることが確認された)。
また、EA、HEMAから理論的に計算されるガラス転移温度(Tg)は、−10℃である。
モノマーの仕込割合は以下のとおりである。
MAPTAC:EA:HEMA:X−24−8201=1:65.7:13.1:20.2
製造実施例21
前記製造実施例1で得られたカチオン性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体5.0gを、エタノールとイソプロピルアルコールの1:1混合液100gに溶解した。この溶液と、酸化チタン(CR−50 石原産業社製)95gをプラネタリーミキサー中で1時間混練後、100℃で真空乾燥して溶媒を除去し、カチオン性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体で5%被覆処理された酸化チタンを得た。
前記製造実施例2で得られたカチオン性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体5.0gを、エタノールとイソプロピルアルコールの1:1混合液100gに溶解した。この溶液と、赤酸化鉄(R−516P チタン工業社製)、黄酸化鉄(YP−1200P チタン工業社製)、黒酸化鉄(BL−100P チタン工業社製)それぞれ95gをプラネタリーミキサー中で1時間混練後、100℃で真空乾燥して溶媒を除去し、カチオン性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体で5%被覆処理された酸化鉄を得た。
前記製造実施例1で得られたカチオン性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体0.1gを、エタノールとイソプロピルアルコールの1:1混合液100gに溶解した。この溶液と、酸化チタン(CR−50 石原産業社製)99.9gをプラネタリーミキサー中で1時間混練後、100℃で真空乾燥して溶媒を除去し、カチオン性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体で0.1%被覆処理された酸化チタンを得た。
実施例1〜4及び比較例1〜4:実験用化粧料
表1に示す組成の実験用化粧料を、下記の製造方法にて調製後、リポソームの安定性試験を行った。得られた実験用化粧料について、下記の評価方法に基づいて、「吸光度」と「粒子径」の測定と、「マルテーゼクロス像」を観察した結果を、併せて表1に示す。
A:成分1〜5を70℃で混合し、それを高圧処理して均一な脂質に分子膜を形成させることにより、リポソーム組成物を調製した。
B:Aを透析膜(VISKASE SESALES CORP社製CAT.NO.UC36−32−100;5nm)中に入れて二週間透析を行い、リポソームの外相の色素を除去することで、外相には色素が存在せず、リポソームの内相のみに色素を内包したリポソーム組成物を作成した。
C:成分6〜15を混合し、Bを加えて、実験用化粧料を得た。
実施例1〜4及び比較例1〜4の実験用化粧料を、前述の透析膜に入れて150mlの精製水中で12時間透析した。その後、透析膜外に出てきた色素の505nmにおける吸光度を分光光度計UV−2500PC(島津製作所社製)を用いて測定した。リポソームの粒子径は、少なくとも100nm以上あり、透析膜は5nm程度のものしか通過できないため、顔料によってリポソームが破壊されない限り、内包された色素は透析膜を通過することはない。一方、膜が破壊されたリポソームから出た色素は、透析膜の外に出てくることになる。このため、透析膜外に出てきた色素の吸光度が高い程、リポソームを破壊する傾向が大きいと判断できる。
実施例1〜4及び比較例1〜4の実験用化粧料を、それぞれ規格びんに入れ、30℃の恒温槽にて5時間放置し、その後、光学顕微鏡を用いてマルテーゼクロス像の有無を観察した。その評価基準は以下とする。
(評価基準)
◎ :マルテーゼクロス像が観察される。
× :マルテーゼクロス像が観察されない。
実施例1〜4及び比較例1〜4の実験用化粧料について、粒度分布測定装置DELSA440SX(ベックマン・コールター社製)を用いて、製造直後のサンプルと、1ヶ月後のサンプルのリポソームの粒子径に変化がないことを測定した。
(評価基準)
◎ :リポソームの粒子径に変化なし。
× :リポソームの粒子径に変化あり。
表2に示す組成及び下記製法にて、リポソーム組成物を含有するリキッドファンデーションを調製し、以下の各項目について下記の方法により評価した結果を併せて、表2に示した。
A:成分1〜13を、三本ローラーを用いて混合後、さらに成分14を加えて顔料混合物を得た。
B:成分15〜19を70℃で混合し、さらに高圧処理機を用いて均一な脂質二重膜を形成させることにより、リポソーム組成物を調製した。
C:成分20〜24、及び成分25〜28を70℃にて乳化後、成分29〜31を添加し乳化物を得た。
D:Cに、A、Bを添加混合し、リポソーム含有リキッドファンデーションを得た。
化粧品評価専門パネル20名に実施例5〜8及び比較例5〜8のリキッドファンデーションを使用してもらい、「保湿感」、「経時の化粧持続効果」、「みずみずしい使用感」について各自が以下の評価基準に従って7段階評価し、サンプル毎に評点を付した。次いで、全パネルの評点の平均点から、以下の判定基準に従って各製品を判定した。
評価基準
(評価): (内容)
6 : 非常に良い
5 : 良い
4 : やや良い
3 : 普通
2 : やや悪い
1 : 悪い
0 : 非常に悪い
判定基準
(評点の平均点) : (判定)
5.0以上 : ◎(非常に良好)
3.5以上5.0未満 : ○(良好)
1.5以上3.5未満 : △(やや不良)
1.5未満 : ×(不良)
実施例5〜8及び比較例5〜8のリキッドファンデーションについて、光学顕微鏡による観察を行った。前述の判定水準([マルテーゼクロス像]の段落参照)により、「リポソームの安定性」を評価した。また、「顔料分散性」においては、以下の評価基準で評価した。
判定基準
◎:顔料凝集が観察されない。
△:顔料凝集が若干、観察される。
×:顔料凝集が著しく観察される。
以下に示す組成の乳液を下記の方法により製造した。
(成分) (%)
1.ステアリン酸 0.5
2.モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20EO) 1.0
3.テトラオレイン酸ポリオキシプロピレンソルビトール(40EO) 1.0
4.ベヘニルアルコール 1.5
5.流動パラフィン 5.0
6.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 5.0
7.メチルポリシロキサン 1.0
8.キサンタンガム 0.1
9.水酸化ナトリウム 0.07
10.精製水 残量
11.1,3−ブチレングリコール 8.0
12.製造実施例3の共重合体 0.01
13.エタノール 5.0
14.メチルパラベン 0.1
15.酸化チタン 1.0
16.水素添加大豆リン脂質 0.4
17.コレステロール 0.1
18.1,3−ブチレングリコール 2.5
19.グリセリン 2.0
20.精製水 5.0
(1)成分1〜7を80℃にて均一に混合する。
(2)成分8〜10を80℃にて均一に混合する。
(3)(1)に(2)を添加し、乳化する。
(4)成分11〜15を三本ローラーにて処理する。
(5)成分16〜20を、高圧乳化機を用いて分散させ、リポソームを調製する。
(6)(3)に、(4)、(5)を添加混合し、リポソーム含有の乳液を得た。
以下に示す組成のクリームを下記の方法により製造した。
(成分) (%)
1.ステアリン酸 1.5
2.ペンタオレイン酸デカグリセリル 2.5
3.ベヘニルアルコール 1.5
4.ワセリン 3.0
5.重質流動イソパラフィン 1.0
6.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 3.0
7.メチルポリシロキサン 1.0
8.精製水 残量
9.グリセリン 7.0
10.トリエタノールアミン 0.3
11.エタノール 5.0
12.キサンタンガム 0.2
13.製造実施例5の共重合体 0.05
14.メチルパラベン 0.1
15.1,3−ブチレングリコール 5.0
16.酸化チタン 1.0
17.水素添加大豆リン脂質 0.8
18.コレステロール 0.2
19.1,3−ブチレングリコール 2.5
20.グリセリン 2.0
21.セラミド 0.01
22.精製水 5.0
(1)成分1〜7を80℃にて均一に混合する。
(2)成分8〜12を80℃にて均一に混合する。
(3)(2)に(1)を添加し、乳化する。
(4)成分13〜16を三本ローラーにて処理する。
(5)成分17〜22を、高圧乳化機を用いて分散させ、リポソームを調製する。
(6)(3)に、(4)、(5)を添加混合し、リポソーム含有のクリームを得た。
以下に示す組成の水中油型ファンデーションを下記の方法により製造した。
(成分) (%)
1.モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20EO) 0.5
2.セスキオレイン酸ソルビタン 0.5
3.1,3−ブチレングリコール 10.0
4.シリコーン処理酸化チタン 10.0
5.シリコーン処理ベンガラ 0.4
6.シリコーン処理黄酸化鉄 2.0
7.シリコーン処理黒酸化鉄 0.1
8.シリコーン処理タルク 5.0
9.製造実施例10の共重合体 0.5
10.エタノール 2.0
11.キサンタンガム 0.2
12.トリエタノールアミン 1.0
13.精製水 残量
14.ステアリン酸 1.5
15.ベヘニルアルコール 0.5
16.流動パラフィン 2.0
17.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2.0
18.パラメトキシケイ皮酸2−エチルへキシル 2.0
19.ワセリン 0.5
20.メチルパラベン 0.1
21.水素添加大豆リン脂質 0.8
22.コレステロール 0.2
23.1,3−ブチレングリコール 2.5
24.グリセリン 2.0
25.グリチルレチン酸ステアリル 0.01
26.精製水 5.0
(1)成分1〜10を三本ローラーにて均一に分散する。
(2)成分11〜13を均一に混合する。
(3)(2)に(1)を添加し、均一に混合する。
(4)成分14〜20を80℃にて混合溶解する。
(5)(3)に(4)を80℃にて添加し、乳化する。
(6)成分21〜26を、高圧乳化機を用いて分散させ、リポソームを調製する。
(7)(5)に(6)を添加し、リポソーム含有の水中油型ファンデーションを得た。
以下に示す組成の水中油型アイカラーを下記の方法により製造した。
(成分) (%)
1.キサンタンガム 0.3
2.1,3−ブチレングリコール 10.0
3.エタノール 5.0
4.水酸化ナトリウム 0.06
5.精製水 残量
6.ステアリン酸 0.5
7.流動パラフィン 2.0
8.ジメチルポリシロキサン 2.0
9.モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20EO) 0.2
10.セスキオレイン酸ソルビタン 0.1
11.1,3−ブチレングリコール 10.0
12.製造実施例8の共重合体 0.5
13.青404号 0.5
14.黄酸化鉄 0.2
15.雲母チタン 15.0
16.合成金雲母 5.0
17.メチルパラベン 0.2
18.水素添加大豆リン脂質 0.2
19.コレステロール 0.1
20.1,3−ブチレングリコール 2.5
21.グリセリン 2.0
22.精製水 5.0
(1)成分1〜5を80℃にて均一に混合する。
(2)成分6〜10を80℃にて均一に混合する。
(3)(1)に(2)を添加し、乳化する。
(4)成分11〜17をローラーにて均一に分散する。
(5)成分18〜22を、高圧乳化機を用いて分散させ、リポソームを調製する。
(6)(3)に(4)、(5)添加し、リポソーム含有の水中油型アイカラーを得た。
以下に示す組成の化粧下地を下記の方法により製造した。
(成分) (%)
1.セトステアリルアルコール 2.0
2.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 5.0
3.ジメチルポリシロキサン 5.0
4.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 5.0
5.精製水 残量
6.N−ステアロイル−N−メチルタウリンナトリウム 0.5
7.キサンタンガム 0.2
8.製造実施例12の共重合体 0.01
9.エタノール 10.0
10.1,3−ブチレングリコール 10.0
11.メチルパラベン 0.1
12.雲母チタン 5.0
13.水素添加大豆リン脂質 0.3
14.コレステロール 0.15
15.1,3−ブチレングリコール 2.5
16.グリセリン 2.0
17.精製水 5.0
(1)成分1〜4を80℃にて均一に溶解する。
(2)成分5〜7を80℃にて均一に溶解する。
(3)(2)に(1)を添加し、乳化する。
(4)成分8〜12をデスパーにて分散する。
(5)成分13〜17を、高圧乳化機を用いて分散させ、リポソームを調製する。
(6)(3)に、(4)、(5)を添加し、リポソーム含有の化粧下地を得た。
Claims (5)
- 以下の成分(A)〜(C)を含有することを特徴とする化粧料。(A)下記(a)、(b)、(c)及び(d)のラジカル重合性モノマーを反応させて得られるカチオン性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体(a)下記一般式(I)
(式中、Meはメチル基、R1は水素原子又はメチル基、R2は1又は2個のエーテル結合を含んでいてもよい、直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜10の2価の飽和炭化水素基、R3は炭素数1〜10の飽和炭化水素基、mは5〜100の整数を表す。)で表される化合物
(b)下記一般式(II)
(式中、R4は水素原子又はメチル基、R5、R6、R7は同一又は異なっていてもよく、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基、Xは−O−、−NH−、−O−CH2−又は−O−CH2CH(OH)−、Yは直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜4の2価の飽和炭化水素基、Z−は対アニオンを表す。)で表される化合物、及び一般式(III)
(式中、R8、R9は同一又は異なっていてもよく、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基、R10、R11は同一又は異なっていてもよく、水素原子又は炭素数1〜18のアルキル基、Z−は対アニオンを表す。)で表されるカチオン性化合物から選ばれる少なくとも1種
(c)下記一般式(IV)
(式中、R12は水素原子又はメチル基、R13は水素原子又は直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜3のアルキル基を表す。)で表される化合物
(d)下記一般式(V)
(式中、R14は水素原子又はメチル基、R15は炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基を表す。)で表される化合物
(B)顔料
(C)ベシクル組成物 - 成分(C)がリポソームであることを特徴とする請求項1記載の化粧料。
- さらに成分(D)として水溶性高分子を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の化粧料。
- 成分(A)のカチオン性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体の含有量が、0.1〜5%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の化粧料。
- 前記記載の化粧料が、水中油型乳化化粧料であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013206040A JP6139363B2 (ja) | 2012-10-02 | 2013-10-01 | 顔料とベシクルを含む化粧料 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012220798 | 2012-10-02 | ||
JP2012220798 | 2012-10-02 | ||
JP2013206040A JP6139363B2 (ja) | 2012-10-02 | 2013-10-01 | 顔料とベシクルを含む化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014088374A true JP2014088374A (ja) | 2014-05-15 |
JP6139363B2 JP6139363B2 (ja) | 2017-05-31 |
Family
ID=50790615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013206040A Active JP6139363B2 (ja) | 2012-10-02 | 2013-10-01 | 顔料とベシクルを含む化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6139363B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014074087A (ja) * | 2012-10-02 | 2014-04-24 | Kose Corp | 洗浄剤組成物 |
JP2014088372A (ja) * | 2012-10-02 | 2014-05-15 | Kose Corp | ケラチン繊維着色料 |
WO2017203846A1 (ja) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | 堺化学工業株式会社 | 液状分散体及びその用途 |
WO2018123002A1 (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-05 | 小林製薬株式会社 | 外用組成物 |
WO2022137638A1 (ja) * | 2020-12-25 | 2022-06-30 | 株式会社 資生堂 | 水中油型乳化化粧料 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04359914A (ja) * | 1991-06-06 | 1992-12-14 | Kao Corp | 新規共重合体及びこれを含有する化粧料 |
JPH05924A (ja) * | 1991-06-20 | 1993-01-08 | Osaka Organic Chem Ind Ltd | 整髪剤用基剤 |
JPH0517324A (ja) * | 1990-10-30 | 1993-01-26 | Osaka Organic Chem Ind Ltd | 整髪剤用樹脂組成物 |
JP2002105379A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-10 | Hitachi Maxell Ltd | 分散液組成物及びその製造方法 |
JP2008255109A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-10-23 | Kose Corp | ベシクル組成物及び該ベシクル組成物を配合した皮膚外用剤 |
WO2009013864A1 (ja) * | 2007-07-20 | 2009-01-29 | Kose Corporation | ベシクル組成物、及び皮膚外用剤 |
WO2012132444A1 (ja) * | 2011-03-31 | 2012-10-04 | 株式会社コーセー | カチオン性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体及びそれを含有する化粧料 |
JP2014074088A (ja) * | 2012-10-02 | 2014-04-24 | Kose Corp | カチオン性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体を用いた表面被覆処理粉体、及びそれを含有する粉体分散組成物及び化粧料 |
-
2013
- 2013-10-01 JP JP2013206040A patent/JP6139363B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0517324A (ja) * | 1990-10-30 | 1993-01-26 | Osaka Organic Chem Ind Ltd | 整髪剤用樹脂組成物 |
JPH04359914A (ja) * | 1991-06-06 | 1992-12-14 | Kao Corp | 新規共重合体及びこれを含有する化粧料 |
JPH05924A (ja) * | 1991-06-20 | 1993-01-08 | Osaka Organic Chem Ind Ltd | 整髪剤用基剤 |
JP2002105379A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-10 | Hitachi Maxell Ltd | 分散液組成物及びその製造方法 |
JP2008255109A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-10-23 | Kose Corp | ベシクル組成物及び該ベシクル組成物を配合した皮膚外用剤 |
WO2009013864A1 (ja) * | 2007-07-20 | 2009-01-29 | Kose Corporation | ベシクル組成物、及び皮膚外用剤 |
WO2012132444A1 (ja) * | 2011-03-31 | 2012-10-04 | 株式会社コーセー | カチオン性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体及びそれを含有する化粧料 |
JP2014074088A (ja) * | 2012-10-02 | 2014-04-24 | Kose Corp | カチオン性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体を用いた表面被覆処理粉体、及びそれを含有する粉体分散組成物及び化粧料 |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014074087A (ja) * | 2012-10-02 | 2014-04-24 | Kose Corp | 洗浄剤組成物 |
JP2014088372A (ja) * | 2012-10-02 | 2014-05-15 | Kose Corp | ケラチン繊維着色料 |
WO2017203846A1 (ja) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | 堺化学工業株式会社 | 液状分散体及びその用途 |
CN109195572A (zh) * | 2016-05-27 | 2019-01-11 | 堺化学工业株式会社 | 液状分散体及其用途 |
JPWO2017203846A1 (ja) * | 2016-05-27 | 2019-03-22 | 堺化学工業株式会社 | 液状分散体及びその用途 |
US11033468B2 (en) | 2016-05-27 | 2021-06-15 | Sakai Chemical Industry Co., Ltd. | Liquid dispersion and uses thereof |
CN109195572B (zh) * | 2016-05-27 | 2022-07-01 | 堺化学工业株式会社 | 液状分散体及其用途 |
WO2018123002A1 (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-05 | 小林製薬株式会社 | 外用組成物 |
WO2022137638A1 (ja) * | 2020-12-25 | 2022-06-30 | 株式会社 資生堂 | 水中油型乳化化粧料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6139363B2 (ja) | 2017-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5893004B2 (ja) | カチオン性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体及びそれを含有する化粧料 | |
DE60127551T2 (de) | Silikonverbindung und kosmetische zubereitung | |
JP3658561B2 (ja) | 化粧料 | |
JP5596065B2 (ja) | オルガノポリシロキサンエラストマー組成物及びこれを含有する化粧料 | |
JP2000119155A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2004346046A (ja) | 化粧料 | |
JP6139363B2 (ja) | 顔料とベシクルを含む化粧料 | |
JP6109694B2 (ja) | 化粧料 | |
KR101886450B1 (ko) | 신규 오르가노폴리실록산, 이것을 포함하는 화장료 및 오르가노폴리실록산의 제조 방법 | |
JP6114087B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP2007269689A (ja) | 油中粉体分散物及びそれを配合した化粧料 | |
JP7129768B2 (ja) | 表面処理粉体 | |
JP6359295B2 (ja) | 油中水型乳化化粧料及びその製造方法 | |
JP5437587B2 (ja) | 頭髪化粧料 | |
JP2012162700A (ja) | ペースト状組成物及びこれを含有する化粧料 | |
JP5043304B2 (ja) | ゲル組成物及びそれを含有する化粧料 | |
JP2002029929A (ja) | 美白用皮膚外用剤 | |
JP6029919B2 (ja) | カチオン性(メタ)アクリルシリコーン系グラフト共重合体を用いた表面被覆処理粉体、及びそれを含有する粉体分散組成物及び化粧料 | |
JP2009132638A (ja) | 化粧料 | |
JP3316499B1 (ja) | 化粧料及び皮膚用組成物 | |
JP2009242257A (ja) | 頭髪化粧料 | |
JP2006282566A (ja) | 整髪料 | |
JP5647421B2 (ja) | シリコーンリン酸トリエステルを含有する化粧料 | |
JP5437588B2 (ja) | ヘアコンディショニング組成物 | |
JP4111766B2 (ja) | 皮膚外用剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160322 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20160322 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170124 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170314 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170404 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170427 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6139363 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |