JP2013503160A5 - - Google Patents

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JP2013503160A5
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塩基性基を有する化合物から酸付加塩を形成するために一般に使用される酸は、無機酸、例えば、塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸、硫酸、燐酸等、および有機酸、例えば、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、蓚酸、p−ブロモフェニルスルホン酸、炭酸、コハク酸、クエン酸、安息香酸、酢酸等である。そのような塩の例は、下記を包含する:硫酸塩、ピロ硫酸塩、硫酸水素塩、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、燐酸塩、燐酸一水素塩、燐酸二水素塩、メタ燐酸塩、ピロ燐酸塩、塩化物、臭化物、沃化物、酢酸塩、プロピオン酸塩、デカン酸塩、カプリル酸塩、アクリル酸塩、蟻酸塩、イソ酪酸塩、カプロン酸塩、ヘプタン酸塩、プロピオール酸塩、蓚酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、スベリン酸塩、セバシン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、ブチン−1,4−二酸塩、ヘキシン−1,6−二酸塩、安息香酸塩、クロロ安息香酸塩、メチル安息香酸塩、ジニトロ安息香酸塩、ヒドロキシ安息香酸塩、メトキシ安息香酸塩、フタル酸塩、スルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩、フェニル酢酸塩、フェニルプロピオン酸塩、フェニル酪酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、ガンマ−ヒドロキシ酪酸塩、グリコール酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、プロパンスルホン酸塩、ナフタレン−1−スルホン酸塩、ナフタレン−2−スルホン酸塩、マンデル酸塩等。
例えば、本発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
式(I):
Figure 2013503160

[式中、
は、−[(CH −O] −R’であり;
、R およびR は、それぞれ独立に、−H、アルキル基、または−OR であり;
は、−H、またはアルキル基であり;
は、−H、アルキル基、O−保護基、またはアシル基であり;
各R は、独立に、−H、アルキル基、O−保護基、またはアシル基であり;
R’は、−H、アルキル基、O−保護基、またはアシル基であり;
各nは、2であり;
xは、1または2である]
の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物であって、
下記式(II):
Figure 2013503160

の化合物でないことを条件とする化合物。
(項目2)
、R およびR が、それぞれ独立に、−H、C 1〜6 アルキル基、または−OR であり;R が、−H、O−保護基、またはアシル基である、項目1に記載の化合物。
(項目3)
、R およびR が、それぞれ独立に、−H、C 1〜4 アルキル基、または−OR であり;R が、−H、O−保護基、またはアシル基である、項目1に記載の化合物。
(項目4)
xが2であり、R 、R 、R およびR が水素である、項目1に記載の化合物。
(項目5)
、R およびR がそれぞれ水素である、項目1に記載の化合物。
(項目6)
、R およびR が、それぞれ独立に、−HまたはC 1〜4 アルキル基である、項目1に記載の化合物。
(項目7)
、R およびR が、それぞれ独立に、メチル、エチル、プロピルまたはブチル基である、項目1に記載の化合物。
(項目8)
、R およびR が同じである、項目7に記載の化合物。
(項目9)
、R およびR が、それぞれ独立に、−OR である、項目1に記載の化合物。
(項目10)
各R が水素である、項目9に記載の化合物。
(項目11)
各R がC 1〜4 アルキル基である、項目9に記載の化合物。
(項目12)
各R がO−保護基である、項目9に記載の化合物。
(項目13)
各R がアシル基である、項目9に記載の化合物。
(項目14)
各R がアセチル基である、項目13に記載の化合物。
(項目15)
、R およびR が同じである、項目10〜14のいずれか1項に記載の化合物。
(項目16)
、R およびR が水素である、項目15に記載の化合物。
(項目17)
が水素である、項目1に記載の化合物。
(項目18)
がO−保護基である、項目1に記載の化合物。
(項目19)
がアシル基である、項目1に記載の化合物。
(項目20)
がアセチル基である、項目19に記載の化合物。
(項目21)
、R 、R およびR が同じである、項目1に記載の化合物。
(項目22)
、R 、R およびR が水素である、項目1に記載の化合物。
(項目23)
xが1であり、R 、R 、R およびR が水素である、項目1に記載の化合物。
(項目24)
R’がC 1〜4 アルキル基である、項目1に記載の化合物。
(項目25)
R’が、メチル、エチル、プロピルまたはブチルである、項目1に記載の化合物。
(項目26)
R’がメチルである、項目1に記載の化合物。
(項目27)
xが1である、項目1に記載の化合物。
(項目28)
xが2である、項目1に記載の化合物。
(項目29)
xが1であり、R’がメチルである、項目1に記載の化合物。
(項目30)
xが2であり、R’がメチルである、項目1に記載の化合物。
(項目31)
前記化合物が、
Figure 2013503160
である、項目1に記載の化合物。
(項目32)
前記化合物が、
Figure 2013503160

である、項目1に記載の化合物。
(項目33)
前記化合物が、
Figure 2013503160

である、項目1に記載の化合物。
(項目34)
前記化合物が、
Figure 2013503160

である、項目1に記載の化合物。
(項目35)
前記化合物が、
Figure 2013503160

である、項目1に記載の化合物。
(項目36)
前記化合物が、
Figure 2013503160

である、項目1に記載の化合物。
(項目37)
前記化合物が、
Figure 2013503160

である、項目1に記載の化合物。
(項目38)
前記化合物が固体である、項目1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
(項目39)
前記化合物が結晶性固体である、項目1〜38のいずれか1項に記載の化合物。
(項目40)
鏡像異性体過剰率が90%より高い、項目1〜38のいずれか1項に記載の化合物。
(項目41)
鏡像異性体過剰率が95%より高い、項目1〜38のいずれか1項に記載の化合物。
(項目42)
鏡像異性体過剰率が98%より高い、項目1〜38のいずれか1項に記載の化合物。
(項目43)
鏡像異性体過剰率が99%より高い、項目1〜38のいずれか1項に記載の化合物。
(項目44)
項目1〜43のいずれか1項に記載の塩。
(項目45)
対イオンがリチウムである、項目44に記載の塩。
(項目46)
対イオンがカリウムである、項目44に記載の塩。
(項目47)
対イオンがナトリウムである、項目44に記載の塩。
(項目48)
対イオンがマグネシウムである、項目44に記載の塩。
(項目49)
対イオンがバリウムである、項目44に記載の塩。
(項目50)
対イオンがカルシウムである、項目44に記載の塩。
(項目51)
下記式:
Figure 2013503160

の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物の、固体形態。
(項目52)
下記式:
Figure 2013503160

の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物の、結晶形態。
(項目53)
鏡像異性体過剰率が80%より高い、項目51または52に記載の化合物。
(項目54)
鏡像異性体過剰率が90%より高い、項目51または52に記載の化合物。
(項目55)
鏡像異性体過剰率が95%より高い、項目51または52に記載の化合物。
(項目56)
鏡像異性体過剰率が98%より高い、項目51または52に記載の化合物。
(項目57)
鏡像異性体過剰率が99%より高い、項目51または52に記載の化合物。
(項目58)
項目1〜57のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に許容されうる賦形剤を含む医薬組成物。
(項目59)
前記医薬組成物が固体形態、例えば錠剤である、項目51または52のいずれか1項に記載の医薬組成物。
(項目60)
被験体における三価金属のキレート化に反応性の病理学的状態を処置する方法であって、治療的または予防的有効量の項目1〜57のいずれか1項に記載の化合物を、該被験体に投与することを含む方法。
(項目61)
前記病理学的状態が、前記被験体の組織における前記三価金属の沈着に関連している、項目60に記載の方法。
(項目62)
前記三価金属が鉄である、項目61に記載の方法。
(項目63)
前記三価金属がアルミニウムである、項目61に記載の方法。
(項目64)
前記三価金属の沈着が、前記被験体において全体的に生じる、項目62に記載の方法。
(項目65)
前記三価金属の沈着が、前記被験体において局所的に生じる、項目62に記載の方法。
(項目66)
前記病理学的状態が、鉄過負荷状態である、項目62に記載の方法。
(項目67)
前記病理学的状態が、過酸化的組織損傷である、項目62に記載の方法。
(項目68)
前記病理学的状態が、再生不良性貧血である、項目62に記載の方法。
(項目69)
前記病理学的状態が、地中海性貧血または鎌状赤血球性貧血である、項目62に記載の方法。
(項目70)
前記病理学的状態が、食事性鉄過負荷型である、項目62に記載の方法。
(項目71)
前記病理学的状態が、バンツー鉄沈着症である、項目62に記載の方法。
(項目72)
前記病理学的状態が、下記から成る群から選択される新生物性疾患または状態である、項目62に記載の方法:慢性輸液療法、白血病、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、マクログロブリン血症、真性赤血球増加症、肺腫瘍、頭頚部腫瘍、脳腫瘍、子宮内膜腫瘍、卵巣腫瘍、子宮頸部腫瘍、乳房腫瘍、絨毛上皮腫、精巣腫瘍、前立腺腫瘍、ウィルムス腫瘍、甲状腺腫瘍、副腎腫瘍、胃腫瘍、膵臓腫瘍、結腸腫瘍、カルチノイド、インスリノーマ、骨腫瘍、肉腫および皮膚癌。
(項目73)
前記病理学的状態が、下記から成る群から選択される前新生物性疾患または状態である、項目62に記載の方法:光線皮膚炎、X線皮膚炎、タール皮膚炎、ヒ素皮膚炎、狼瘡性皮膚炎、老年性角化症、パジェット病、コンジローム、火傷瘢痕、梅毒性瘢痕、フィステル瘢痕、下腿潰瘍瘢痕、慢性潰瘍、静脈瘤性潰瘍、骨フィステル、直腸フィステル、バレット食道、胃潰瘍、胃炎、胆石症、外陰萎縮症、色素性母斑、ボーエン皮膚症、色素性乾皮症、紅色肥厚症、白斑症、パジェット骨病、外骨腫症、外軟骨腫、線維性骨炎、骨性
獅子面症、神経線維腫症、ポリープ症、胞状奇胎、腺腫様増殖、および結節性甲状腺腫。
(項目74)
前記病理学的状態がヘモクロマトーシスである、項目62に記載の方法。
(項目75)
前記病理学的状態が、下記から成る群から選択される神経性または神経変性障害である、項目62に記載の方法:パーキンソン病、アルツハイマー病、ハンティングトン病、ニューロフェリチノパチー、筋萎縮性側索硬化症および多発性硬化症。
(項目76)
前記病理学的状態が炎症性障害である、項目62に記載の方法。
(項目77)
前記病理学的状態が輸血から生じる、項目62に記載の方法。
(項目78)
処置を必要とする被験体における酸化的ストレスを減少させる方法であって、治療有効量の項目1〜57のいずれか1項に記載の化合物を、該被験体に投与することを含む方法。
(項目79)
新生物性疾患または前新生物性状態に罹患している被験体を処置する方法であって、治療有効量の項目1〜57のいずれか1項に記載の化合物を、該被験体に投与することを含む方法。
(項目80)
インビトロで三価金属をキレート化するかまたは封鎖する方法。
(項目81)
前記三価金属が鉄である、項目80に記載の方法。
(項目82)
前記三価金属がアルミニウムである、項目80に記載の方法。

Claims (83)

  1. 式(I):
    Figure 2013503160
    [式中、
    は、−[(CH−O]−R’であり;
    、RおよびRは、それぞれ独立に、−H、アルキル基、または−ORであり;
    は、−H、またはアルキル基であり;
    は、−H、アルキル基、O−保護基、またはアシル基であり;
    各Rは、独立に、−H、アルキル基、O−保護基、またはアシル基であり;
    R’は、−H、アルキル基、O−保護基、またはアシル基であり;
    各nは、2であり;
    xは、1または2である]
    の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物であって、
    下記式(II):
    Figure 2013503160
    の化合物でないことを条件とする化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  2. 、RおよびRが、それぞれ独立に、−H、C1〜6アルキル基、または−ORであり;Rが、−H、O−保護基、またはアシル基である、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  3. 、RおよびRが、それぞれ独立に、−H、C1〜4アルキル基、または−ORであり;Rが、−H、O−保護基、またはアシル基である、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  4. xが2であり、R、R、RおよびRが水素である、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  5. 、RおよびRがそれぞれ水素である、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  6. 、RおよびRが、それぞれ独立に、−HまたはC1〜4アルキル基である、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  7. 、RおよびRが、それぞれ独立に、メチル、エチル、プロピルまたはブチル基である、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  8. 、RおよびRが同じである、請求項7に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  9. 、RおよびRが、それぞれ独立に、−ORである、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  10. 各Rが水素である、請求項9に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  11. 各RがC1〜4アルキル基である、請求項9に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  12. 各RがO−保護基である、請求項9に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  13. 各Rがアシル基である、請求項9に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  14. 各Rがアセチル基である、請求項13に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  15. 、RおよびRが同じである、請求項10〜14のいずれか1項に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  16. 、RおよびRが水素である、請求項15に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  17. が水素である、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  18. がO−保護基である、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  19. がアシル基である、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  20. がアセチル基である、請求項19に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  21. 、R、RおよびRが同じである、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  22. 、R、RおよびRが水素である、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  23. xが1であり、R、R、RおよびRが水素である、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  24. R’がC1〜4アルキル基である、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  25. R’が、メチル、エチル、プロピルまたはブチルである、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  26. R’がメチルである、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  27. xが1である、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  28. xが2である、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  29. xが1であり、R’がメチルである、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  30. xが2であり、R’がメチルである、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  31. 前記化合物が、
    Figure 2013503160
    である、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  32. 前記化合物が、
    Figure 2013503160
    である、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  33. 前記化合物が、
    Figure 2013503160
    である、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  34. 前記化合物が、
    Figure 2013503160
    である、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  35. 前記化合物が、
    Figure 2013503160
    である、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  36. 前記化合物が、
    Figure 2013503160
    である、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  37. 前記化合物が、
    Figure 2013503160
    である、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  38. 前記化合物が固体である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  39. 前記化合物が結晶性固体である、請求項1〜38のいずれか1項に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  40. 鏡像異性体過剰率が90%より高い、請求項1〜38のいずれか1項に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  41. 鏡像異性体過剰率が95%より高い、請求項1〜38のいずれか1項に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  42. 鏡像異性体過剰率が98%より高い、請求項1〜38のいずれか1項に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  43. 鏡像異性体過剰率が99%より高い、請求項1〜38のいずれか1項に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物
  44. 請求項1〜43のいずれか1項に記載の塩。
  45. 対イオンがリチウムである、請求項44に記載の塩。
  46. 対イオンがカリウムである、請求項44に記載の塩。
  47. 対イオンがナトリウムである、請求項44に記載の塩。
  48. 対イオンがマグネシウムである、請求項44に記載の塩。
  49. 対イオンがバリウムである、請求項44に記載の塩。
  50. 対イオンがカルシウムである、請求項44に記載の塩。
  51. 下記式:
    Figure 2013503160
    の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物の、固体形態。
  52. 下記式:
    Figure 2013503160
    の化合物、またはその塩、溶媒和物あるいは水和物の、結晶形態。
  53. 鏡像異性体過剰率が80%より高い、請求項51に記載の固体形態もしくは請求項52に記載の結晶形態
  54. 鏡像異性体過剰率が90%より高い、請求項51に記載の固体形態もしくは請求項52に記載の結晶形態
  55. 鏡像異性体過剰率が95%より高い、請求項51に記載の固体形態もしくは請求項52に記載の結晶形態
  56. 鏡像異性体過剰率が98%より高い、請求項51に記載の固体形態もしくは請求項52に記載の結晶形態
  57. 鏡像異性体過剰率が99%より高い、請求項51に記載の固体形態もしくは請求項52に記載の結晶形態
  58. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物もしくはその塩、溶媒和物または水和物、あるいは請求項51および請求項53〜57のいずれか1項に記載の固体形態、あるいは請求項52〜57のいずれか1項に記載の結晶形態、および薬学的に許容されうる賦形剤を含む医薬組成物。
  59. 前記医薬組成物が固体形態である、請求項51に記載の固体形態もしくは請求項52に記載の結晶形態を含む、医薬組成物。
  60. 前記医薬組成物が錠剤である、請求項59に記載の医薬組成物。
  61. 被験体における三価金属のキレート化に反応性の病理学的状態を処置するための組成物であって、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物もしくはその塩、溶媒和物または水和物、あるいは請求項51および請求項53〜57のいずれか1項に記載の固体形態、あるいは請求項52〜57のいずれか1項に記載の結晶形態を含組成物
  62. 前記病理学的状態が、前記被験体の組織における前記三価金属の沈着に関連している、請求項61に記載の組成物
  63. 前記三価金属が鉄である、請求項62に記載の組成物
  64. 前記三価金属がアルミニウムである、請求項62に記載の組成物
  65. 前記三価金属の沈着が、前記被験体において全体的に生じる、請求項63に記載の組成物
  66. 前記三価金属の沈着が、前記被験体において局所的に生じる、請求項63に記載の組成物
  67. 前記病理学的状態が、鉄過負荷状態である、請求項63に記載の組成物
  68. 前記病理学的状態が、過酸化的組織損傷である、請求項63に記載の組成物
  69. 前記病理学的状態が、再生不良性貧血である、請求項63に記載の組成物
  70. 前記病理学的状態が、地中海性貧血または鎌状赤血球性貧血である、請求項63に記載の組成物
  71. 前記病理学的状態が、食事性鉄過負荷型である、請求項63に記載の組成物
  72. 前記病理学的状態が、バンツー鉄沈着症である、請求項63に記載の組成物
  73. 前記病理学的状態が、下記から成る群から選択される新生物性疾患または状態である、請求項63に記載の組成物:慢性輸液療法、白血病、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、マクログロブリン血症、真性赤血球増加症、肺腫瘍、頭頚部腫瘍、脳腫瘍、子宮内膜腫瘍、卵巣腫瘍、子宮頸部腫瘍、乳房腫瘍、絨毛上皮腫、精巣腫瘍、前立腺腫瘍、ウィルムス腫瘍、甲状腺腫瘍、副腎腫瘍、胃腫瘍、膵臓腫瘍、結腸腫瘍、カルチノイド、インスリノーマ、骨腫瘍、肉腫および皮膚癌。
  74. 前記病理学的状態が、下記から成る群から選択される前新生物性疾患または状態である、請求項63に記載の組成物:光線皮膚炎、X線皮膚炎、タール皮膚炎、ヒ素皮膚炎、狼瘡性皮膚炎、老年性角化症、パジェット病、コンジローム、火傷瘢痕、梅毒性瘢痕、フィステル瘢痕、下腿潰瘍瘢痕、慢性潰瘍、静脈瘤性潰瘍、骨フィステル、直腸フィステル、バレット食道、胃潰瘍、胃炎、胆石症、外陰萎縮症、色素性母斑、ボーエン皮膚症、色素性乾皮症、紅色肥厚症、白斑症、パジェット骨病、外骨腫症、外軟骨腫、線維性骨炎、骨性
    獅子面症、神経線維腫症、ポリープ症、胞状奇胎、腺腫様増殖、および結節性甲状腺腫。
  75. 前記病理学的状態がヘモクロマトーシスである、請求項63に記載の組成物
  76. 前記病理学的状態が、下記から成る群から選択される神経性または神経変性障害である、請求項63に記載の組成物:パーキンソン病、アルツハイマー病、ハンティングトン病、ニューロフェリチノパチー、筋萎縮性側索硬化症および多発性硬化症。
  77. 前記病理学的状態が炎症性障害である、請求項63に記載の組成物
  78. 前記病理学的状態が輸血から生じる、請求項63に記載の組成物
  79. 験体における酸化的ストレスを減少させるための組成物であって、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物もしくはその塩、溶媒和物または水和物、あるいは請求項51および請求項53〜57のいずれか1項に記載の固体形態、あるいは請求項52〜57のいずれか1項に記載の結晶形態を含組成物
  80. 新生物性疾患または前新生物性状態に罹患している被験体を処置するための組成物であって、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物もしくはその塩、溶媒和物または水和物、あるいは請求項51および請求項53〜57のいずれか1項に記載の固体形態、あるいは請求項52〜57のいずれか1項に記載の結晶形態を含組成物
  81. インビトロで三価金属をキレート化するかまたは封鎖する方法。
  82. 前記三価金属が鉄である、請求項81に記載の方法。
  83. 前記三価金属がアルミニウムである、請求項81に記載の方法。
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