JP2010502306A - 医療用取出しバスケット - Google Patents

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Abstract

医療用取出し器具が、2本又は3本以上の脚で形成されたバスケットを有する。バスケットは、体内から物体(例えば、尿結石)を取り出すために使用できる。バスケットは、石の包封のために開閉する。バスケットが依然として人体の中に存在した状態で脚を開くことによって捕捉されている石をバスケットから解放できる。バスケットは、可撓性という特性、物体の捕捉の容易さ及び物体の解放の容易さを最適化するよう設計された形状及び構成を備えている。

Description

本発明は、一般に、体内から物体を取り出す医療用器具に関する。特に、本発明の実施形態は、尿路中の物体を把持し、操作し、そして物体を尿路から取り出すために内視鏡下で使用されるようになった医療用取出しバスケットに関する。医療用取出し器具は、例えば可撓性という特性、物体の捕捉の容易さ及び物体の解放の容易さを最適化するよう設計された形状及び構成を備えている。
医療用取出し器具としては、体内の解剖学的管腔を閉塞し又はこの中に存在する場合のある有機物質(例えば、凝血塊、組織及び生物学的結石、例えば尿結石、胆石及び膵石)及び無機物質(例えば、医療用器具の部品又は他の異物)を取り出す器具が挙げられる。例えば、結石は、体内の或る特定の部分、例えば腎臓、膵臓及び胆嚢内で生じる場合がある。低侵襲医療手技では、患者の組織に対して生じさせる外傷を制限する必要があり、かかる低侵襲医療手技を用いると、問題の結石を処分することができる。例えば、結石摘出術及び尿管鏡術は、患者の尿管内の尿結石(例えば、腎結石)を治療するために用いられる。
結石摘出術は、種々の形態のエネルギー、例えば、音響衝撃波、空気圧脈動、電気的及び水圧的衝撃波又はレーザビームを用いて生物学的結石、例えば尿結石(例えば、腎結石)をばらばらにする医療手技である。体外的に又は体内的に加えられたとき、通常では集中すると共に断続的な又は連続したバーストの状態のエネルギーの力により、腎石が小さな破片に分割され、これら破片は、体内から取り出し可能であり又は排尿の際に出て行くようになる場合がある。
石が砕石器により体内管路内で破砕されるとき、先ず最初に石を安定化されなければならない。典型的には、医療用取出し器具、例えば外科用把持器又は金属ワイヤバスケットを用いて石を取出し組立体内に捕捉する。石が取出し組立体内の定位置に保持された状態で、砕石器、例えばレーザ砕石器が石の近くに来て石を砕石器で破砕する。石を破砕した後、石の破片を同一の又は異なる医療用取出し器具で取り出すことができ又は破片を体内に残しておいて自然な状態で消滅させることができる。画像化ツール、例えば経尿管ビデオ技術及び蛍光透視画像化の助けにより、砕石器は、医療手技の成り行きをモニタし、残留破片が外傷を最小限に抑えた状態で取り除かれ又は取り出されるのに十分小さい場合、処置を終了することができる。
尿結石の体内破片の取出しは、尿管内の石及び(又は)石破片が結石摘出術前、術中及び術後において体内で移動する場合が多いので問題となる場合がある。したがって、当該技術分野において、物体の初期捕捉並びに捕捉した物体及び取出し器具の次の位置決め及び取出し中に物体の捕捉状態の維持を容易にする取出し器具が要望されている。加うるに、当該技術分野においては、外科手術中、石又は破片の制御された解放を容易にする取出し器具も又要望されている。例えば、標的石を砕石器に対して再位置決めし又は破砕することなく取り出すには大きすぎるサイズの捕捉状態の石を解放するためには、物体の制御された解放が必要になる場合が多い。
かくして、捕捉状態の持続、制御された解放及び制限された患者組織外傷のための向上した性能を備える医療用取出し器具に関する構成を提供することが望ましい。
本発明の実施形態は、先行技術の取出し器具の制約及び欠点のうちの1つ又は2つ以上を解決する体内の解剖学的管腔の中に存在する物体を取り出す医療用器具に関する。
一実施形態では、医療用器具は、近位端部及び遠位端部を備えたシースと、体内から物体を取り出すバスケットとを有する。バスケットは、遠位端部、近位端部、長手方向軸線、バスケットがシース内に収納される押し潰し位置、及びバスケットがシースの遠位端部から延び出る拡張位置を有する。バスケットは、各々が対をなした形態に結合された2本のレッグ(脚部)で構成される少なくとも2本のストラットを有し、ストラットは、バスケットの長手方向軸線回りに螺旋の形態をなして撚り合わせ状態にある。
種々の実施形態では、医療用器具は、次の追加の特徴の中の1つ又は2つ以上を有することができ、かかる特徴は、次の通りである。バスケットは、遠位バスケット部分及び近位バスケット部分を有し、遠位バスケット部分は、少なくとも3本のストラットを有し、遠位バスケット部分のストラットは、近位バスケット部分に2本のストラットを形成するよう互いに合体している。近位バスケット部分の2本のストラットの各々は、遠位バスケット部分の少なくとも3本のストラットの各々よりも幅が広い。各ストラットの2本のレッグは、これらの全長に沿って互いに結合されている。遠位バスケット部分のストラットは、バスケットの遠位端部と近位端部との間の中間に位置するバスケット箇所で互いに合体している。バスケットは、切れ目を中空管に入れることによって形成されている。各ストラットの2本のレッグは、形状記憶材料で構成されており、実質的に同一の形状を備えている。各ストラットの2本のレッグは、これらのそれぞれの遠位端部と近位端部との間の単一の箇所のところで互いに連結されている。各ストラットの2本のレッグは、これらの長さに沿って多数の箇所で互いに連結されている。各ストラットの2本のレッグは、これらの遠位端部及び近位端部のところでのみ互いに連結されている。各ストラットの2本のレッグは、溶接部、はんだ、又は接着剤により互いに連結されている。レッグは、個々の金属ワイヤで構成されている。
本発明の別の実施形態は、近位端部及び遠位端部を備えたシースと、体内から物体を取り出すバスケットとを有する医療用器具に関する。バスケットは、遠位端部、近位端部、長手方向軸線、バスケットがシース内に収納される押し潰し位置、バスケットがシースの遠位端部から延び出る拡張位置、及び遠位バスケット端部と近位バスケット端部との間に延びる少なくとも2本のレッグを有する。レッグの各々は、バスケットの長手方向軸線回りに螺旋の形態をなして撚り合わせ状態にある。バスケットは、遠位バスケット部分及び近位バスケット部分を有し、遠位バスケット部分は、近位バスケット部分に2本のレッグを形成するよう互いに合体した少なくとも3本のレッグを有する。
種々の実施形態では、医療用器具は、次の追加の特徴の中の1つ又は2つ以上を有することができ、かかる特徴は、次の通りである。近位バスケット部分の2本のストラットの各々は、遠位バスケット部分の少なくとも3本のストラットの各々よりも幅が広い。遠位バスケット部分の少なくとも3本のレッグは、バスケットの遠位端部と近位端部との間の中間に位置するバスケット箇所で互いに合体している。バスケットは、切れ目を中空管に入れることによって形成されている。レッグは全て、個々の金属ワイヤで構成されている。
本発明の別の実施形態は、近位端部及び遠位端部を備えたシースと、体内から物体を取り出すバスケットとを有する医療用器具に関する。バスケットは、遠位端部、近位端部、長手方向軸線、バスケットがシース内に収納される押し潰し位置、及びバスケットがシースの遠位端部から延び出る拡張位置を有する。バスケットは、長手方向軸線回りに第1の螺旋の方向に撚り合わせ状態にある第1の部分及び長手方向軸線回りに第2の螺旋の方向に撚り合わせ状態にある第2の部分を有する少なくとも1本のレッグを有し、第2の螺旋方向は、第1の螺旋方向とは逆である。
種々の実施形態では、医療用器具は、次の追加の特徴の中の1つ又は2つ以上を有することができ、かかる特徴は、次の通りである。第1の螺旋方向は、時計回りであり、第2の螺旋方向は、反時計回りである。少なくとも1本のレッグは、長手方向軸線回りに第1の螺旋方向に撚り合わせ状態にある第3の部分を有し、第2の部分は、第1の部分と第3の部分との間に位置している。少なくとも1本のレッグは、4本のレッグを含む。バスケットは、遠位バスケット部分及び近位バスケット部分を有し、遠位バスケット部分は、少なくとも3本のレッグを有し、遠位バスケット部分のレッグは、近位バスケット部分に2本のレッグを形成するよう互いに合体している。近位バスケット部分の2本のストラットの各々は、遠位バスケット部分の少なくとも3本のストラットの各々よりも幅が広い。少なくとも1本のレッグは全て、個々の金属ワイヤで構成されている。遠位バスケット部分の少なくとも3本のレッグは、バスケットの遠位端部と近位端部との間の中間に位置するバスケット箇所で互いに合体している。バスケットは、切れ目を中空管に入れることによって形成されている。切れ目は、魚骨形パターンを形成している。
本発明の別の実施形態は、医療用取出しバスケットを形成する方法であって、長手方向軸線を備えた中空管を用意するステップと、管に魚骨形パターンの別々のスロットを形成してスロット相互間に残っている管の材料がバスケットのレッグを形成するようにするステップとを有する方法に関する。加うるに、各スロットは、長手方向軸線に対して角度をなしている。
種々の実施形態では、医療用器具は、次の追加の特徴の中の1つ又は2つ以上を有することができ、かかる特徴は、次の通りである。別々のスロットの各々は、管の長手方向軸線に対して第1の角度をなして延びると共に管の長手方向軸線に対して第2の角度をなして延びるよう方向を変えている。各スロットは、管の長さに沿う共通の位置で方向を変えている。スロットの各々のなす角度は、互いに同一である。スロットの各々のなす角度は、互いに異なっている。本方法は、バスケットを受け入れるよう構成されたシースを用意するステップと、シースの近位端部のところに取っ手を設けるステップとを更に有する。
本発明の別の実施形態は、医療用取出しバスケットを形成する方法であって、長手方向軸線を備えた中空管を用意するステップと、長手方向軸線に平行に管に所与のパターンのスロットを形成してスロット相互間に残っている管の材料がバスケットのレッグを形成するようにするステップとを有する方法に関する。少なくとも2つのスロットは、残りのスロットよりも長い。
種々の実施形態では、医療用器具は、次の追加の特徴の中の1つ又は2つ以上を有することができ、かかる特徴は、次の通りである。本方法は、バスケットを受け入れるよう構成されたシースを用意するステップと、シースの近位端部のところに取っ手を設けるステップとを更に有する。少なくとも2つのスロットの各々の近位部分は、残りのスロットよりも幅が広い。
本発明の追加の目的及び利点は、以下の説明に部分的に記載されており、又、部分的には、この説明から明らかであり、若しくは本発明の実施によって学習できる。本発明の目的及び利点は、特許請求の範囲に具体的に記載された要素及び組み合わせによって実現されると共に達成されるであろう。
上述の概略的な説明と以下の詳細な説明の両方は、例示であって説明のために過ぎず、特許請求の範囲に記載された本発明を制限するものではないことは理解されるべきである。
本明細書に組み込まれてその一部をなす添付の図面は、本発明の幾つかの実施形態を記載しており、本明細書と一緒になって、本発明の原理を説明するのに役立つ。
本発明の取出しバスケットを有する医療用取出し器具を示す図であり、バスケットが拡張位置で示されている図である。 本発明の取出しバスケットを有する医療用取出し器具を示す図であり、バスケットが押し潰し位置で示されている図である。 本発明の一実施形態としての医療用取出しバスケットの斜視図である。 本発明の一実施形態としての図3の医療用取出しバスケットを形成するよう切断された管を平らにして示す図である。 本発明の別の実施形態としての医療用取出しバスケットの斜視図である。 本発明の一実施形態としての図5の医療用取出しバスケットを形成するよう切断された管を平らにして示す図である。 本発明の別の実施形態としての医療用取出しバスケットの斜視図である。 本発明の別の実施形態としての対をなすレッグ形態を示す医療用取出しバスケットの斜視図である。 本発明の一実施形態としての図8の医療用取出しバスケットのレッグの拡大図である。 本発明の一実施形態としての魚骨形形態を示す医療用取出しバスケットの斜視図である。 本発明の一実施形態としての図10の医療用取出しバスケットの平面図である。 本発明の一実施形態としての図10の医療用取出しバスケットを形成するよう切断された管を平らにして示す図である。
次に、添付の図面に示された本発明の例示の実施形態を詳細に参照する。可能な場合にはいつでも、同一の参照符号は、同一又は類似の部分を示すために図面全体にわたって用いられる。本願の図は、基となる器具の作業要素の全体的理解を提供するようになっている。したがって、別段の明示の指定がなければ、図示の相互に関連したコンポーネントに関する比率的な寸法又は正確な配置場所に関する記載そのものを表わしているわけではない。
本発明の実施形態は、少なくとも2本のバスケットレッグ(脚部)を有する医療用取出し器具のバスケットを含む。図1及び図2は、それぞれ、例示のバスケット10をシース12に対して拡張位置及び押し潰し位置で示している。本発明の目的上、「遠位」という用語は、使用中における器具オペレータから見て遠くの端部を意味し、「近位」という用語は、使用中における器具オペレータの近くの端部を意味している。
図1に一例として示されているバスケット10は、体内に導入可能にシース12内に押し潰し可能な形式のものである。バスケット10を有する医療用取出し器具は、シース12及び近位取っ手8を更に有している。図1及び図2に示されている取っ手8、シース12及びバスケット10は、互いに対するこれらの正確なサイズ又は比率では示されていない。シース12全体のサイズは、体内へのその利用要件に合うようなものである。例えば、泌尿器科用途の場合、器具のサイズは、代表的には、直径が1.7〜8.0フレンチ(なお、3フレンチ=1mm)、長さが約75〜135cmである。しかしながら、他の寸法形状であっても、患者及び所望の特定の治療に応じて適当であることが想定される。シース12内には、少なくとも1つのルーメン14が設けられており、かかるシースは、単一の材料で作られるのが良く、取っ手8から遠位シース端部16まで延びている。細長い部材、例えばケーブル、コイル、シャフト、ガイドワイヤ又はマンドレルワイヤ18が、ルーメン14内を器具取っ手8のところの作動機構体4からバスケット10のベース20まで延びており、このベースのところで、ケーブル18は、バスケットベース20に取り付けられている。オペレータによる作動機構体4の作動により、バスケット10は、図2に示されているようなシース12内の押し潰し位置と、バスケット10が開放/拡張され、図1に示されているようにシース16の遠位端部を越えて延びるシース12の外部の伸長位置との間でシース12に出入りする。
変形例として、機構体4により、シース12の運動が生じても良く、シース12は、静止バスケット10とケーブル18の組み合わせ上でこれに沿って前進し、それによりバスケット10をシース12内に押し潰す。機構体4は、可動シース12を後方に摺動させて静止バスケット10を露出させ、これを開放/拡張させることができる。
バスケットが図2に示されているようにシース12内に押し潰されている状態で、オペレータによりシース12を取り出されるべき物体(例えば、尿管内の石)が位置している体内の部位まで体内に挿入することができる。バスケット10を図1に示されているようにその開放/拡張位置に配置することにより、オペレータは、バスケット10を操作して物体をバスケット10内に取り込み又は捕捉することができる。次に、バスケット10及び(又は)シース12を動かしてバスケット10のレッグ11が物体の周りに閉じてこれを捕捉するようにするのが良い。次に、捕捉状態の物体をシース12及び物体を保持しているバスケット10と一緒に体内から取り出す。
医療用取出し器具は、多数のレッグをバスケットのベースのところ及び「ケージ」が形成されるようバスケットの遠位端部又は先端部のところで互いに接合することによって構成されたバスケットを有するよう形成されるのが良い。本発明の実施形態によれば、バスケットの形成方法は、中空管又はカニューレで始まるステップを含む。垂直のバスケット特徴部(即ち、基となるバスケット構造体の長手方向軸線に沿って実質的に軸方向に延びる特徴部)に関し、スロットがカニューレの長手方向軸線に実質的に平行なカニューレ壁の外部に沿って縦方向に切断形成される。螺旋、渦巻又は他の非垂直特徴部に関し、軸方向コンポーネントと半径方向コンポーネントの両方に斜めにスロットが切断形成される。切断及びクリーニング後、結果として得られた管を縦方向に圧縮してレッグを広げると共にレッグを操って所望の形状にする。次に、この形状を材料中に焼きなましして所望のバスケット形態を形成する。レーザ切断プロセスに従ってスロットパターンを形成するのが良い。他の機械加工プロセス、例えば化学的エッチング及びEDN(放電加工)が可能である。
本発明の実施形態としてのバスケットは、構成上、少なくとも部分的に形状記憶材料で作られるのが良い。形状記憶材料は、特定の形状に形成でき、静止条件の間(例えば、付形された材料が、自由空間内にあるとき又は付形材料に加えられた外力がこの形状を実質的に変形するには不十分である場合)その形状を維持し、十分に強力な外力を受けると第2の形状に変形でき、外力がもはや加えられなくなった場合、実質的に初期の形状に戻ることができる材料である。形状記憶材料の例としては、合成プラスチック、ステンレス鋼、ニッケル−チタン(例えば、ニチノール)、銅、コバルト、バナジウム、クロム、鉄等の超弾性金属合金が挙げられる。別のバスケット材料としては、他の金属合金、粉末合金、セラミック、熱可塑性複合材、セラミック複合材及びポリマーが挙げられるが、これらには限定されない。また、これら材料及び他の材料の組み合わせを用いることができる。
図3は、本発明の一実施形態としての医療用取出しバスケットの斜視図である。図3では、医療用取出しバスケット30は、遠位1次バスケット部分30Aと近位2次バスケット部分30Bとから成る。1次バスケット部分30Aは、6本のレッグ11A〜11Fで構成されている。バスケット30のほぼ中点のところ(即ち、バスケット30の半分まで伸長した位置)では、レッグ11A〜11Cは、互いに合体して第1の根元レッグ22になっている。同様に、レッグ11D〜11Fは、バスケット30のほぼ中点のところで互いに合体して第2の根元レッグ24になっている。レッグ11A〜11C及びレッグ11D〜11Fは、バスケット30の中点のところではなく、別の場所で互いに合体しても良い。特定の合体箇所を所望のサイズに応じて、「捕捉モード」にある部分的に開放したバスケットと「解放モード」の状態にある完全開放バスケットとの間で選択することができる。例えば、合体箇所は、バスケットの長さの1/3であっても良く、バスケットの長さの2/3であっても良い(更に別の合体箇所の場所が想定される)。
第1の根元レッグ22及び第2の根元レッグ24は、これら自体、バスケット30のベース20のところで互いに合体しており、このベースのところでは、例えば取出し手技中におけるバスケット30の制御された配備及び引っ込みのためにケーブルへの連結を行うのが良い。変形例として、レッグ22,24は、バスケット30を構成するカニューレの近位部分の状態に互いに合体しても良く、カニューレのその近位部分は、バスケット30の制御された配備及び引っ込みのために器具を通って取っ手まで延びても良い。
取出し手技中、バスケット30の形状は、1次バスケット部分30A内に捕捉された物体の解放を容易にすることができる。例えば、捕捉状態の物体は、収容シース、例えば図1及び図2に示されたシース12に対する近位2次バスケット部分30Bの制御された連続伸長によりオペレータによって解放できる。捕捉状態の物体の解放は、バスケット30を完全拡張位置に配備することにより達成できる。かかる位置では、シース遠位端部からの根元レッグ22,24の伸長の結果として、物体の放出のための拡大解放経路となる露出状態の空隙を呈するバスケットの配備形態が得られる。
6本のレッグから成る構成が1次バスケット部分30Aに関して示されているが、他の形態が想定される。バスケット30に関する別の形態としては、2つのレッグ付き2次バスケット部分30Bの状態に合体する4本及び8本のレッグで構成される1次バスケット形態が挙げられるが、これらには限定されない。
図4は、本発明の一実施形態としての図3の医療用取出しバスケットを形成するよう切断された管32を平らにして示す図である。換言すると、管32は、この図では、バスケット30を形成するために入れられた切れ目を示すために広げられて平らにされている。管32の左側に源を発する延長スロット34は、図3に示すように、管32の近位部分を2つの根元レッグ22,24に分離している。レッグ11A〜11Fが互いに合体して根元レッグ22,24を形成している矢印36でマーク付けされた位置では、追加の比較的短いスロット38が管32に切断形成されている。スロット38は、図3のレッグ11A〜11F相互間に空間を形成している。したがって、図3の1次バスケット部分30Aに望ましいレッグの数に応じて、スロット38の数を増減することができる。
管32、スロット34及びスロット38の寸法形状を特定の用途に応じて変えることができるが、図4にA〜Eとして示された距離に関する非限定的な例示の寸法は、次の通りであり、即ち、A=1.293インチ、B=1.175インチ、C=0.8310インチ、D=0.020インチ、E=0.0068インチである(なお、1インチは、25.4mmである)。加うるに、スロット38相互間の非限定的な例示の距離(即ち、バスケットレッグ11の幅)は、約0.0074インチである。スロット34,38がこれらの所定の長さを超えて長くなるのを阻止するために、スロット34,38の終端部分のところに応力除去特徴部39を形成するのが良い。例えば、図4の例示の実施形態では、応力除去特徴部39は、スロット34,38に沿って管32に生じる裂け目又は破断部の形成及び(又は)伝搬を阻止するのに役立つ拡大開口部で形成されている。
図5は、螺旋医療用取出しバスケット40を示している。バスケット40は、バスケット42の遠位端部44及び近位端部46のところで互いに接合された4本のレッグ42A〜42Dで構成されている。図5で理解されるように、各レッグ42A〜42Dは、螺旋の形態に形成されている。上述したように、渦巻、螺旋又は他の非垂直レッグ形態に関し、スロットが軸方向部品と半径方向部品の両方を有する管に切断形成される。例えば、レッグ42A〜42Dを連続した斜めのスロットを管に切断形成することによって形成でき、それにより、個々のレッグ42A〜42Dは、バスケット40の長手方向軸線回りに螺旋の形態に撚り合わせ状態になる。かかる螺旋形状は、多数の小さな石の捕捉具合を向上させるために外科医によっては好ましい場合がある。
図6は、本発明の一実施形態としての図5の医療用取出しバスケットを形成するよう切断形成された管48を平らにして示した図である。管48は、管の外周部に沿って延びる4つの斜めのスロット49を有する。スロット49は、図5のレッグ42A〜42D相互間に空間を形成している。したがって、図5のバスケット40について望ましいレッグの本数に応じてスロット49の数を増減することができる。スロット49は又、結果として、基となるバスケット40について形状変化を生じさせる種々の別の構成状態で設けても良い。例えば、スロット40のピッチ又は角度を増減することができ、それにより、螺旋バスケット構造の形状が変更される。
管48及びスロット49の寸法形状を特定の用途に応じて変えることができるが、図6にA〜Cとして示された距離に関する非限定的な例示の寸法は、次の通りであり、即ち、A=1.19インチ、B=1.07インチ、C=0.0133インチである(なお、1インチ=25.4mm)。図4の実施形態の場合とちょうど同様に、図6の管48は、スロット49の終端部分のところに形成された応力除去特徴部39を有する。例えば、図4の例示の実施形態では、応力除去特徴部39は、スロット34,38に沿って管32に生じる裂け目又は破断部の形成及び(又は)伝搬を阻止するのに役立つ拡大開口部で形成される。
図7は、本発明の別の実施形態としての医療用取出しバスケットの斜視図である。図7では、医療用取出しバスケット50は、バスケット30の合体したレッグ特徴とバスケット40の螺旋レッグ特徴の組み合わせを示している。したがって、取出しバスケット50は、根元レッグ52A,54A及び2次分岐レッグ52B,54Bから成る4本のレッグから成る構成を有している。図7で理解されるように、レッグ52A,52B及びレッグ54A,54Bの各々は、遠位端部56から延びて、バスケット50の長手方向軸線回りに螺旋の形態をなして撚り合わせ状態にある。レッグ52Aの中間箇所52′のところでは、レッグ52Bは、レッグ52Aと合体している。同様に、レッグ54Bは、レッグ54Aに沿う中間箇所54′のところでレッグ54Aと合体している。レッグ52AP54Aは、これら自体、バスケット50のベース58のところで互いに合体しており、このベースのところでは、例えば取出し手技中におけるバスケット50の制御された配備及び引っ込みのためにケーブルへの連結を行うのが良い。
図7のバスケット50は、図6に示すスロットパターンを変更することにより形成できる。例えば、根元レッグ52A,54Aを形成するため、図6のスロット49のうちの2つを残りのスロット49に対して長くする。加うるに、バスケット50の形成の基となる管は、レッグを合体するための意図した箇所まで管の外周部に沿って延びる斜めのスロットを有するのが良い。一形成例では、レッグの合体箇所の後では、スロットは、次に、斜め方向ではなく、垂直方向に(即ち、例えば図6で見て、左右方向(又は、管48の長軸方向)に平行に)延びる。この構成は、石の解放を容易にするためにレッグ相互間により明確な開口部を形成するのに役立つ場合がある。
図3の実施形態の場合とちょうど同様、取出し手技中、バスケット50の形状は、バスケット内に捕捉された物体の制御された解放を容易にすることができる。例えば、4本のレッグ付きの螺旋バスケット50内に捕捉された物体は、収納シースに対する合体されたレッグ52A,54Aだけで形成された近位バスケット部分の制御された連続伸長によりオペレータによって解放可能である。捕捉状態の物体の解放は、バスケット50を完全拡張位置に配備することによって達成できる。
シースの遠位端部からのレッグ52A,54Aの近位部分の伸長の結果として、配備状態のバスケット形態は、(1)レッグ形態が螺旋であるという利点、及び(2)物体の放出のための拡大解放経路となる拡大状態の露出空隙が拡大されるという利点を有することになる。したがって、螺旋及び合体状態のレッグ解放特徴部を一緒に用いると、石解放のための基となる螺旋形状を分離する長い脚部を備えたバスケットを形成するよう連続拡張時に分離するレッグを備えたバスケットを形成することができる。
4本のレッグから成る構成がバスケット50の遠位部分について示されているが、他の形態が想定される。バスケット50に関する別の構成としては、2本のレッグ付き近位バスケット部分の状態に合体する4本及び8本のレッグから成る遠位バスケット構成が挙げられるが、これらには限定されない。
図8は、本発明の別の実施形態としての医療用取出しバスケットの斜視図である。図8は、3本のレッグを備えた構成の医療用取出しバスケット60を示している。バスケット60は、バスケット60の遠位端部64及び近位端部66のところで互いに接合された3本のストラット62A〜62Cで構成されている。ストラット62A〜62Cは、バスケット60の長手方向軸線回りに螺旋の形態をなして撚り合わせ状態にある。加うるに、個々の各ストラット62A,62B,62Cは、1対のレッグで構成された組み合わせユニットとして形成されている。例えば、図9で理解されるように、図示のストラット62A,62Bの各々は、個々のストラット62A,62Bを形成するよう1対の平行なレッグ68,68′を設けることにより形成された補強形態で設けられている。
各ストラット62のレッグ68,68′は、これら相互間の空間を最小限に抑えるよう配置されるのが良い。例えば、レッグ68,68′は、レッグが実質的に同一の相補形状を示すよう構成されると共にレッグ相互間に空間が殆ど無い又は全く無い状態で休止位置で互いに対をなすよう形状記憶材料で形成されるのが良い。1つの対をなすレッグ68,68′をこれらの長さに沿う1つ又は2つ以上の箇所で互いに連結するのが良い。連結は、例えば、溶接、接着剤又ははんだ付けにより実施できる。連結は又、レッグを形成する基となる管に入れられたスロット又は切れ目に沿って材料を残しておくことにより実施できる。換言すると、管に入れられた不連続のスロット又は切れ目は、隣り合うレッグを不連続部のところで互いに連結状態のままにする。変形例として、ストラット62のレッグ68,68′をバスケット60の遠位端部64及び近位端部66のところでのみ連結しても良い。
バスケット60の拡大ストラットは、捕捉された物体の保持を容易にし、ストラットが螺旋形状であること及びストラットの数が少ないことは、ストラット相互間に比較的大きなバスケット開口部を設けることにより物体の制御された解放を容易にする。対レッグストラットの利点のうちの1つは、これがストラットの対の追加の材料の強度を備えた単一のレッグの可撓性を有することにある。したがって、図8の実施形態は、比較的多い数のレッグを有するバスケットの石保持上の利点と螺旋バスケットに関する石解放上の利点の妥協策を示している。図8の実施形態は、対をなすレッグから成る3本のストラットを有するものとして示されているが、別の構成が想定され、かかる構成としては、対をなすレッグから成る4本のストラットが挙げられるが、これには限定されない。加うるに、図8の対をなすストラット構成を図3及び図7の実施形態の合体レッグ特徴部と組み合わせることができる。例えば、4つの対をなすレッグをバスケットの中間部分のところで2つの対をなすレッグの状態に合体するよう(即ち、4本のストラットから2本のストラットに)形成しても良い。
図10は、本発明の実施形態としての魚骨形(ヘリンボーン)形態を有する医療用取出しバスケットの斜視図である。魚骨形パターン又は形状の一例としては、任意の2つの隣り合う列において互いに逆方向に傾斜した列状の互いに平行な要素、例えばスロットで構成されたパターンが挙げられるが、これには限定されない。
図10は、バスケット70の遠位端部74及び近位端部76のところで互いに接合された4本のレッグ72A〜72Dで構成された医療用取出しバスケット70を示している。図12を参照すると、バスケット70は、管78から形成されている。図12では平らにされた形態で示されている管78は、管78に沿って延びる4つのスロット79を有している。スロット79は、一方向に斜めに延び、次に、中間箇所で傾斜し、それにより方向を変えて別の方向に斜めに延びる切れ目を呈する魚骨形パターンで形成されている。図10のバスケット70に所望されるレッグの本数に応じて、スロット79の数を増減することができる。
再び図10を参照すると、図12のスロットパターンの結果として得られるバスケット70は、デュアル螺旋形態を示している。図10で理解されるように、レッグ72A〜72Dの各々の近位部分は、例えばバスケット70の長手方向軸線回りに時計回りの方向で螺旋形態をなして撚り合わせ状態にある。これとは逆に、レッグ72A〜72Dの各々の遠位端部は、反時計回りの方向に螺旋形態をなして撚り合わせ状態にある。螺旋形態が一方向から別の方向にシフトするバスケット70に沿う箇所は、斜めの各スロット79が管78のためのスロットパターンにおいて方向を変える場所の選択で決まる。
図11は、図10のバスケット70の平面図である。レッグ72A〜72Dの各々は、第1の方向に螺旋をなして延び、中間箇所のところで、第2の方向に螺旋をなして延びるよう方向転換している。図11の平面図は、部分的に完全な螺旋パターンを示しているに過ぎず、各レッグの逆螺旋パターンが破線で示されている。結果的に得られた図10〜図12の形態は、螺旋バスケットの石捕捉能力と真っ直ぐなレッグを備えたバスケットのレッグ間隔保持利点を組み合わせている。
別の魚骨形バスケット形状も又想定される。例えば、スロット79のなす角度を増減することができる。加うるに、斜めのスロット79の繰り返しパターンを管78に形成することができ、その結果、バスケット形態は、多数の連続した交互の螺旋パターン(即ち、時計回りの螺旋、次に反時計回りの螺旋、次に時計回りの螺旋等々)を呈する。さらに、かかる連続体の連続して並んだパターンは各々、多くの変形形態を提供するよう一方式で又は別の方式で僅かに変更可能である。加うるに、図10〜図12の魚骨形形態と図3及び図7のデュアル合体レッグバスケット特徴部を合わせることができる。
上述の実施形態を個々に説明したが、種々のバスケット構成の開示された特徴部は、任意の仕方で組み合わせ可能且つ取り替え可能である。例えば、開示したバスケット実施形態のうちの任意のものは、合体状態のレッグ特徴部、螺旋レッグ特徴部、対レッグ特徴部、魚骨形レッグ特徴部及び(又は)これらの任意の組み合わせを更に有するよう構成できることが意図されている。
加うるに、本明細書の上述の部分で説明されたように管又はカニューレから取出しバスケットを形成することに対する代替手段として、個々のワイヤストランドを用いても本明細書において説明した種々のバスケットを形成することができる。かかる方式によっても、バスケットの近くに位置する1次バスケットレッグのワイヤを巻回することにより長い合体状態のレッグ特徴部の作用効果が得られる。さらに、標準構成のワイヤを付形してこれを魚骨形設計に取り込むことができる。
本発明の他の実施形態は、明細書の内容及び本明細書において開示した本発明の実施を考慮すると当業者には明らかになろう。明細書及び例は、例示として考慮されるに過ぎず、本発明の真の範囲及び精神は、特許請求の範囲の記載に基づいて定められる。

Claims (36)

  1. 医療用器具であって、
    近位端部及び遠位端部を備えたシースと、
    体内から物体を取り出すバスケットとを有し、前記バスケットは、遠位端部、近位端部、長手方向軸線、前記バスケットが前記シース内に収納される押し潰し位置、及び前記バスケットが前記シースの前記遠位端部から延び出る拡張位置を有し、
    前記バスケットは、各々が対をなした形態に結合された2本のレッグで構成される少なくとも2本のストラットを有し、前記ストラットは、前記バスケットの前記長手方向軸線回りに螺旋の形態をなして撚り合わせ状態にある、医療用器具。
  2. 前記バスケットは、遠位バスケット部分及び近位バスケット部分を有し、前記遠位バスケット部分は、少なくとも3本のストラットを有し、前記遠位バスケット部分の前記ストラットは、前記近位バスケット部分に2本のストラットを形成するよう互いに合体している、請求項1記載の医療用器具。
  3. 前記近位バスケット部分の前記2本のストラットの各々は、前記遠位バスケット部分の前記少なくとも3本のストラットの各々よりも幅が広い、請求項2記載の医療用器具。
  4. 各前記ストラットの前記2本のレッグは、これらの全長に沿って互いに結合されている、請求項1記載の医療用器具。
  5. 前記遠位バスケット部分の前記ストラットは、前記バスケットの前記遠位端部と前記近位端部との間の中間に位置するバスケット箇所で互いに合体している、請求項2記載の医療用器具。
  6. 前記バスケットは、切れ目を中空管に入れることによって形成されている、請求項1記載の医療用器具。
  7. 各前記ストラットの前記2本のレッグは、形状記憶材料で構成されており、実質的に同一の形状を備えている、請求項1記載の医療用器具。
  8. 各前記ストラットの前記2本のレッグは、これらのそれぞれの遠位端部と近位端部との間の単一の箇所のところで互いに連結されている、請求項1記載の医療用器具。
  9. 各前記ストラットの前記2本のレッグは、これらの長さに沿って多数の箇所で互いに連結されている、請求項1記載の医療用器具。
  10. 各前記ストラットの前記2本のレッグは、これらの遠位端部及び近位端部のところでのみ互いに連結されている、請求項1記載の医療用器具。
  11. 各前記ストラットの前記2本のレッグは、溶接部、はんだ、又は接着剤により互いに連結されている、請求項1記載の医療用器具。
  12. 前記レッグは、個々の金属ワイヤで構成されている、請求項1記載の医療用器具。
  13. 医療用器具であって、
    近位端部及び遠位端部を備えたシースと、
    体内から物体を取り出すバスケットとを有し、前記バスケットは、遠位端部、近位端部、長手方向軸線、前記バスケットが前記シース内に収納される押し潰し位置、前記バスケットが前記シースの前記遠位端部から延び出る拡張位置、及び前記遠位バスケット端部と前記近位バスケット端部との間に延びる少なくとも2本のレッグを有し、前記レッグの各々は、前記バスケットの前記長手方向軸線回りに螺旋の形態をなして撚り合わせ状態にあり、
    前記バスケットは、遠位バスケット部分及び近位バスケット部分を有し、前記遠位バスケット部分は、前記近位バスケット部分に2本のレッグを形成するよう互いに合体した少なくとも3本のレッグを有する、医療用器具。
  14. 前記近位バスケット部分の前記2本のストラットの各々は、前記遠位バスケット部分の前記少なくとも3本のストラットの各々よりも幅が広い、請求項13記載の医療用器具。
  15. 前記遠位バスケット部分の前記少なくとも3本のレッグは、前記バスケットの前記遠位端部と前記近位端部との間の中間に位置するバスケット箇所で互いに合体している、請求項13記載の医療用器具。
  16. 前記バスケットは、切れ目を中空管に入れることによって形成されている、請求項13記載の医療用器具。
  17. 前記レッグは全て、個々の金属ワイヤで構成されている、請求項13記載の医療用器具。
  18. 医療用器具であって、
    近位端部及び遠位端部を備えたシースと、
    体内から物体を取り出すバスケットとを有し、前記バスケットは、遠位端部、近位端部、長手方向軸線、前記バスケットが前記シース内に収納される押し潰し位置、及び前記バスケットが前記シースの前記遠位端部から延び出る拡張位置を有し、
    前記バスケットは、前記長手方向軸線回りに第1の螺旋の方向に撚り合わせ状態にある第1の部分及び前記長手方向軸線回りに第2の螺旋の方向に撚り合わせ状態にある第2の部分を有する少なくとも1本のレッグを有し、前記第2の螺旋方向は、前記第1の螺旋方向とは逆である、医療用器具。
  19. 前記第1の螺旋方向は、時計回りであり、前記第2の螺旋方向は、反時計回りである、請求項18記載の医療用器具。
  20. 前記少なくとも1本のレッグは、前記長手方向軸線回りに前記第1の螺旋方向に撚り合わせ状態にある第3の部分を有し、前記第2の部分は、前記第1の部分と前記第3の部分との間に位置している、請求項18記載の医療用器具。
  21. 前記少なくとも1本のレッグは、4本のレッグを含む、請求項18記載の医療用器具。
  22. 前記バスケットは、遠位バスケット部分及び近位バスケット部分を有し、前記遠位バスケット部分は、少なくとも3本のレッグを有し、前記遠位バスケット部分の前記レッグは、前記近位バスケット部分に2本のレッグを形成するよう互いに合体している、請求項18記載の医療用器具。
  23. 前記近位バスケット部分の前記2本のストラットの各々は、前記遠位バスケット部分の前記少なくとも3本のストラットの各々よりも幅が広い、請求項22記載の医療用器具。
  24. 前記少なくとも1本のレッグは全て、個々の金属ワイヤで構成されている、請求項18記載の医療用器具。
  25. 前記遠位バスケット部分の前記少なくとも3本のレッグは、前記バスケットの前記遠位端部と前記近位端部との間の中間に位置するバスケット箇所で互いに合体している、請求項22記載の医療用器具。
  26. 前記バスケットは、切れ目を中空管に入れることによって形成されている、請求項18記載の医療用器具。
  27. 前記切れ目は、魚骨形パターンを形成している、請求項26記載の医療用器具。
  28. 医療用取出しバスケットを形成する方法であって、
    長手方向軸線を備えた中空管を用意するステップと、
    前記管に魚骨形パターンの別々のスロットを形成して前記スロット相互間に残っている前記管の材料が前記バスケットのレッグを形成するようにするステップとを有し、各前記スロットは、前記長手方向軸線に対して角度をなしている、方法。
  29. 前記別々のスロットの各々は、前記管の前記長手方向軸線に対して第1の角度をなして延びると共に前記管の前記長手方向軸線に対して第2の角度をなして延びるよう方向を変えている、請求項28記載の方法。
  30. 各前記スロットは、前記管の長さに沿う共通の位置で方向を変えている、請求項29記載の方法。
  31. 前記スロットの各々のなす角度は、互いに同一である、請求項28記載の方法。
  32. 前記スロットの各々のなす角度は、互いに異なっている、請求項28記載の方法。
  33. 前記バスケットを受け入れるよう構成されたシースを用意するステップと、前記シースの近位端部のところに取っ手を設けるステップとを更に有する、請求項28記載の方法。
  34. 医療用取出しバスケットを形成する方法であって、
    長手方向軸線を備えた中空管を用意するステップと、
    前記長手方向軸線に平行に前記管に所与のパターンのスロットを形成して前記スロット相互間に残っている前記管の材料が前記バスケットのレッグを形成するようにするステップとを有し、
    少なくとも2つの前記スロットは、残りの前記スロットよりも長い、方法。
  35. 前記バスケットを受け入れるよう構成されたシースを用意するステップと、前記シースの近位端部のところに取っ手を設けるステップとを更に有する、請求項34記載の方法。
  36. 前記少なくとも2つのスロットの各々の近位部分は、前記残りのスロットよりも幅が広い、請求項34記載の方法。
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