JP2010037500A - 潤滑油組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】潤滑油組成物は、潤滑油基油に対し、アリール型酸性リン酸エステルおよびそのアミン塩のうち少なくともいずれか一種を組成物全量基準におけるリン量換算で0.005〜0.2質量%配合してなる。
【選択図】なし
Description
ここで、潤滑油を長期的に安定して使用するためには、極圧剤が熱的に安定であってスラッジ化しないことが必要である。しかしながら、潤滑油の極圧性と耐熱性は一般にトレードオフの関係にあり、一方の性能を高めると他方の性能が低くなる傾向にある。
そこで、リン酸モノエステルと脂肪族酸、脂肪族酸アミドおよび金属石けんを配合してなる金属加工油が提案されている(例えば、特許文献1)。この金属加工油によれば、耐荷重性能や耐熱性に優れ、特に冷間加工用として優れる旨が記載されている。また、潤滑油基油に、リン酸エステル(トリクレジルホスフェート)、酸性リン酸エステルのアミン塩(酸性リン酸メチルエステルドデシルアミン)および硫黄系極圧剤を配合してなる潤滑油組成物が提案されている(例えば、特許文献2)。この潤滑油組成物によれば、酸化安定性、低スラッジ特性および耐摩耗性を維持しながら、極圧性と疲労寿命が向上した非亜鉛系の油圧作動油が提供できると記載されている。
そこで、本発明は、内燃機関、トルク伝達装置、軸受、緩衝器および歯車など、各種の潤滑用途において、極圧性と耐熱性の両立が可能な潤滑油組成物を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、下記のような潤滑油組成物を提供するものである。
(1)潤滑油基油に対し、アリール型酸性リン酸エステルおよびそのアミン塩のうち少なくともいずれかを配合してなることを特徴とする潤滑油組成物。
(2)上述の(1)に記載の潤滑油組成物において、アリール型酸性リン酸エステルおよびそのアミン塩のうち少なくともいずれか一種を、組成物全量基準におけるリン量換算で0.005〜0.2質量%配合してなることを特徴とする潤滑油組成物。
(3)上述の(1)または(2)に記載の潤滑油組成物において、前記アリール型酸性リン酸エステルのアリール基がフェニル基であることを特徴とする潤滑油組成物。
(4)上述の(1)〜(3)のいずれか一つに記載の潤滑油組成物において、前記アリール型酸性リン酸エステルがジエステルタイプであることを特徴とする潤滑油組成物。
(5)上述の(1)〜(4)のいずれか一つに記載の潤滑油組成物において、前記アリール型酸性リン酸エステルがアルキルアリール型酸性リン酸エステルであることを特徴とする潤滑油組成物。
(6)上述の(5)に記載の潤滑油組成物において、前記アルキルアリール型酸性リン酸エステルのアルキル基が炭素数5以上であることを特徴とする潤滑油組成物。
(7)上述の(6)に記載の潤滑油組成物において、前記アルキル基がt−アミル基であることを特徴とする潤滑油組成物。
(8)上述の(1)〜(7)のいずれか一項に記載の潤滑油組成物において、前記アリール型酸性リン酸エステルが5価のリン酸エステルであることを特徴とする潤滑油組成物。
本組成物は、各種の潤滑油用途に用いられるが、前記した基油の粘度としては、40℃における動粘度で1.98〜1650mm2/sの範囲が好ましく、より好ましくは9.00〜748mm2/sであり、さらに好ましくは19.8〜506mm2/sである。
式(1)および式(2)の酸性リン酸エステル、すなわち5価の酸性リン酸エステルとしては、例えば、リン酸ジ(t−アミルフェニル)、リン酸ジ(p−クレジル)、リン酸ジ(t−ブチルフェニル)、リン酸ジ(p−t−オクチルフェニル)、およびリン酸ジ(4−ノニルフェニル)などを挙げることができる。
酸性リン酸エステルの配合量がリン量換算で0.005質量%未満であると、極圧性が不十分となるおそれがある。一方、酸性リン酸エステルの配合量がリン量換算で0.2質量%を超えると、酸性リン酸エステルの分解物がスラッジとして析出しやすくなるおそれがある。すなわち、結果として潤滑油組成物の耐熱性が低下するおそれがある。
アミン塩を形成するアミン類としては、例えば下記式(5)で示されるモノ置換アミン、ジ置換アミンまたはトリ置換アミンが挙げられる。
R3 nNH3−n (5)
(式中、R3は、炭素数3〜30のアルキル基もしくはアルケニル基、炭素数6〜30のアリール基もしくはアラルキル基または炭素数2〜30のヒドロキシアルキル基を示し、nは1、2または3を示す。また、R3が複数ある場合、複数のR3は同一でも異なっていてもよい。)
上記式(5)におけるR3のうちの炭素数3〜30のアルキル基もしくはアルケニル基は、直鎖状、分岐状、環状のいずれであってもよい。
ロヘキシルアミン、オクチルアミン、ラウリルアミン、ステアリルアミン、オレイルアミ
ン、ベンジルアミンなどを挙げることができ、ジ置換アミンの例としては、ジブチルアミ
ン、ジペンチルアミン、ジヘキシルアミン、ジシクロヘキシルアミン、ジオクチルアミン
、ジラウリルアミン、ジステアリルアミン、ジオレイルアミン、ジベンジルアミン、ステ
アリル・モノエタノールアミン、デシル・モノエタノールアミン、ヘキシル・モノプロパ
ノールアミン、ベンジル・モノエタノールアミン、フェニル・モノエタノールアミン、ト
リル・モノプロパノールなどを挙げることができ、トリ置換アミンの例としては、トリブ
チルアミン、トリペンチルアミン、トリヘキシルアミン、トリシクロヘキシルアミン、ト
リオクチルアミン、トリラウリルアミン、トリステアリルアミン、トリオレイルアミン、
トリベンジルアミン、ジオレイル・モノエタノールアミン、ジラウリル・モノプロパノー
ルアミン、ジオクチル・モノエタノールアミン、ジヘキシル・モノプロパノールアミン、
ジブチル・モノプロパノールアミン、オレイル・ジエタノールアミン、ステアリル・ジプ
ロパノールアミン、ラウリル・ジエタノールアミン、オクチル・ジプロパノールアミン、
ブチル・ジエタノールアミン、ベンジル・ジエタノールアミン、フェニル・ジエタノール
アミン、トリル・ジプロパノールアミン、キシリル・ジエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、トリプロパノールアミンなどを挙げることができる。
これらのアミン塩のなかでも、極圧性向上効果と耐熱性の観点より、5価の酸性リン酸エステルのアミン塩が好ましく、特に5価の酸性リン酸ジエステルのアミン塩が好ましい。また、アミンとしては同様の理由により3級アミンが最も好ましい。
アミン塩の配合量は、極圧性向上効果と耐熱性の観点より、組成物全量基準におけるリン量換算で0.005〜0.2質量%であることが好ましく、0.01〜0.15質量%であることがより好ましく、さらにより好ましくは0.01〜0.1質量%であり、もっとも好ましくは0.02〜0.05質量%である。
アミン塩の配合量がリン量換算で0.005質量%未満であると、極圧性が不十分となるおそれがある。一方、アミン塩の配合量がリン量換算で0.2質量%を超えると、酸性リン酸エステルの分解物がスラッジとして析出しやすくなるおそれがある。すなわち、結果として潤滑油組成物の耐熱性が低下する。
添加剤としては、酸化防止剤、油性剤、清浄分散剤、粘度指数向上剤、防錆剤、金属不活性化剤および消泡剤などを挙げることができる。また、上述した特定の酸性リン酸エステル類以外の極圧剤を併用してもよい。これらは一種を単独でまたは二種以上を組み合わせて用いることができる。
酸化防止剤としては、従来の炭化水素系潤滑油に使用されているアミン系酸化防止剤、フェノール系酸化防止剤および硫黄系酸化防止剤を使用することができる。これらの酸化防止剤は、一種を単独でまたは二種以上を組み合わせて用いることができる。アミン系酸化防止剤としては、例えば、モノオクチルジフェニルアミン、モノノニルジフェニルアミンなどのモノアルキルジフェニルアミン系化合物、4,4’−ジブチルジフェニルアミン、4,4’−ジペンチルジフェニルアミン、4,4’−ジヘキシルジフェニルアミン、4,4’−ジヘプチルジフェニルアミン、4,4’−ジオクチルジフェニルアミン、4,4’−ジノニルジフェニルアミンなどのジアルキルジフェニルアミン系化合物、テトラブチルジフェニルアミン、テトラヘキシルジフェニルアミン、テトラオクチルジフェニルアミン、テトラノニルジフェニルアミンなどのポリアルキルジフェニルアミン系化合物、α−ナフチルアミン、フェニル−α−ナフチルアミン、ブチルフェニル−α−ナフチルアミン、ペンチルフェニル−α−ナフチルアミン、ヘキシルフェニル−α−ナフチルアミン、ヘプチルフェニル−α−ナフチルアミン、オクチルフェニル−α−ナフチルアミン、ノニルフェニル−α−ナフチルアミンなどのナフチルアミン系化合物が挙げられる。
硫黄系酸化防止剤としては、例えば、2,6−ジ−tert−ブチル−4−(4,6−ビス(オクチルチオ)−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ)フェノール、五硫化リンとピネンとの反応物などのチオテルペン系化合物、ジラウリルチオジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピオネートなどのジアルキルチオジプロピオネートなどが挙げられる。
これらの酸化防止剤の配合量は、組成物全量基準で、通常0.01〜10質量%程度であり、好ましくは0.03〜5質量%である。
これらの油性剤の配合量は、配合効果の点から、組成物全量基準で、0.1〜10質量%程度であり、好ましくは0.5〜5質量%である。
これらの極圧剤は一種を単独でまたは二種以上組み合わせて用いることができる。極圧剤としては、分子中に硫黄原子およびリン原子の少なくともいずれかを含み、耐荷重性や耐摩耗性を発揮しうるものであればよい。分子中に硫黄を含む極圧剤としては、例えば、ジチオリン酸亜鉛(ZnDTP)、硫化オキシモリブデンオルガノホスホロジチオエート(MoDTP)、および硫化オキシモリブデンジチオカルバメート(MoDTC)などの有機金属系化合物や硫化油脂、硫化脂肪酸、硫化エステル、硫化オレフィン、ジヒドロカルビルポリサルファイド、チアジアゾール化合物、チオテルペン化合物、ジアルキルチオジプロピオネート化合物などを挙げることができる。
これらの極圧剤の配合量は、配合効果および経済性の点から、組成物全量基準で、通常0.01〜10質量%程度であり、より好ましくは0.01〜5質量%である。
粘度指数向上剤としては、例えば、ポリメタクリレート、分散型ポリメタクリレート、オレフィン系共重合体(例えば、エチレン−プロピレン共重合体など)、分散型オレフィン系共重合体、スチレン系共重合体(例えば、スチレン−ジエン水素化共重合体など)などが挙げられる。
これら粘度指数向上剤の配合量は、配合効果の点から、組成物全量基準で、0.5〜20質量%程度であり、好ましくは1〜15質量%である。
金属不活性剤としては、ベンゾトリアゾール、チアジアゾールなどを挙げることができる。これら金属不活性化剤の好ましい配合量は、配合効果の点から、組成物全量基準で、0.01〜10質量%程度であり、好ましくは0.01〜1質量%である。
消泡剤としては、メチルシリコーン油、フルオロシリコーン油、ポリアクリレートなどを挙げることができる。これらの消泡剤の配合量は、配合効果の点から、組成物全量基準で、通常0.0005〜0.01質量%程度である。
なお、本組成物においては、上述した所定の酸性リン酸エステルも含め、組成物全量中に含まれるリンの総量は0.2質量%以下であることが好ましく、より好ましくは200〜500質量ppmである。リンの総量が0.2質量%を超えると、潤滑油組成物を長期間に渡って使用した際に、スラッジの発生が多くなるおそれがある。なお、リンの総量が200質量ppm未満であると、極圧性が十分発揮できなくなるおそれがある。
(1)リン酸ジ(t−アミルフェニル) 2000mlフラスコに、オキシ塩化リン184.0g(1.2mol)、ピリジン284.5g(3.6mo1)、THF400gを入れ、4−t−アミルフェノール394.3g(2.4mol)/THF400gの溶液を滴下した。その後、フラスコ内の温度を55℃に保持したまま、2時間撹絆した。撹絆後、析出したピリジン塩酸塩を除去した。
ピリジン塩酸塩を除去後、反応溶液に水21.6g(1.2mol)/THF100gの溶液を滴下し、室温で1時間撹絆した。撹絆後、析出したピリジン塩酸塩を除去し、テトラヒドロフランを留去した。
THFを留去後、トルエン500gを添加し、次いで、水200gを添加し、水洗洗浄を行った。この操作を2度行った。トルエン層を分離後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。トルエン層を乾燥後、硫酸ナトリウムを除去し、次いで、トルエンを留去し、目的物のリン酸ジ(t−アミルフェニル)(ジ(t−アミルフェニル)アシッドフォスフェート)445.1gを得た。
合成例(1)において、4−t−アミルフェノール394.3g(2.4mol)に代えて、p−クレゾール259.5g(2.4mol)を用いたこと以外は、合成例1と同様にして目的物のリン酸ジ(p−クレジル)(ジ(p−クレジル)アシッドフォスフェート)317.2gを得た。
合成例(1)において、4−t−アミルフェノール394.3g(2.4mol)に代えて、t−ブチルフェノール360.5g(2.4mo1)を用いたこと以外は、合成例1と同様にして目的物のリン酸ジ(t−ブチルフェニル)(ジ(t−ブチルフェニル)アシッドフォスフェート)413.1gを得た。
合成例(1)において、4−t−アミルフェノール394.3g(2.4mol)に代えて、p−t−オクチルフェノール495.2g(2.4mo1)を用いたこと以外は、合成例1と同様にして目的物のリン酸ジ(p−t−オクチルフェニル)(ジ(p−t−オクチルフェニル)アシッドフォスフェート)541.1gを得た。
合成例(1)において、4−t−アミルフェノール394.3g(2.4mo1)に代えて、4−ノニルフェノ一ル528.8g(2.4mol)を用いたこと以外は、合成例1と同様にして目的物のリン酸ジ(4−ノニルフェニル)(ジ(4−ノニルフェニル)アシッドフォスフェート)573.0gを得た。
(試料油の調製)
以下に示す基油と添加剤により潤滑油組成物を調製した。具体的な配合処方を表1および表2に示す。なお、試料油のISO粘度グレードはいずれも32であり、組成物中のリン量はいずれも0.05質量%であった。
・パラフィン系鉱油:
40℃動粘度:30.60mm2/s、VI:104
(2)添加剤
(2-1)極圧剤
実施例1〜6については、上述の5種類の酸性リン酸エステルを極圧剤として配合した。また、実施例7〜11では、極圧剤としてリン酸ジ(t−アミルフェニル)のアミン塩を用いた。実施例6、11では、さらにジチオカーバメート(メチレンビス(ジブチルジチオカーバメート))を配合した。
比較例1〜4については、以下に示す極圧剤を配合した。比較例5では、極圧剤としてジ(2-エチルへキシル)アシッドフォスフェートのオクチルアミン塩を用いた。
・トリデシルアシッドフォスフェート
・オレイルアシッドフォスフェート
・ジ(2-エチルへキシル)アシッドフォスフェート
・トリクレジルフォスフェート
・フェノール系酸化防止剤:2,6-ジ-tert-ブチル-4メチルフェノール
(2-3)防錆剤
・オキシアルキルカルボン酸エステル
(2-5)分散剤
・コハク酸イミド
以下に試験方法で熱安定性および極圧性を評価した。評価結果を表1および表2に示す。
(1)熱安定度試験(JIS K 2540準拠)
試料油50gを150℃に加熱して、酸性リン酸エステルは72時間保持し、そのアミン塩は168時間保持し、析出物(スラッジ)の有無を肉眼で観察するとともに、ミリポアフィルター(0.8ミクロン)により濾過して得たスラッジの質量(ミリポア値)を測定した。ミリポア値が小さいほど、熱安定性に優れる。
(2)シェルEP試験(ASTM D 2783準拠)
回転数1800rpm、室温の条件で行った。最大非焼付荷重(LNL)と融着荷重(WL)から荷重摩耗指数(LWI)を求めた。この値が大きいほど極圧性が良好である。
(3)FZGスコーリング試験(ASTM D 5182−97準拠)
90℃、1450rpm、15分、Aタイプ歯車の条件で試験を行い、スコーリング発生荷重ステージ(ダメージステージ)を求めた。ダメージステージが高いほど極圧性に優れる。
表1および表2の結果から明らかなように、本発明の潤滑油組成物(実施例1〜11)は、アリール型酸性リン酸エステルまたはそのアミン塩が配合されているため、極圧性と耐熱性(熱安定性)の双方に優れている。一方、比較例1〜5の潤滑油組成物は、アリール型酸性リン酸エステルも、そのアミン塩も配合されていないため、極圧性と耐熱性(熱安定性)の双方を満足することはできなかった。
Claims (8)
- 潤滑油基油に対し、アリール型酸性リン酸エステルおよびそのアミン塩のうち少なくともいずれか一種を配合してなる
ことを特徴とする潤滑油組成物。 - 請求項1に記載の潤滑油組成物において、
アリール型酸性リン酸エステルおよびそのアミン塩のうち少なくともいずれか一種を、組成物全量基準におけるリン量換算で0.005〜0.2質量%配合してなる
ことを特徴とする潤滑油組成物。 - 請求項1または請求項2に記載の潤滑油組成物において、
前記アリール型酸性リン酸エステルのアリール基がフェニル基である
ことを特徴とする潤滑油組成物。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の潤滑油組成物において、
前記アリール型酸性リン酸エステルがジエステルタイプである
ことを特徴とする潤滑油組成物。 - 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の潤滑油組成物において、
前記アリール型酸性リン酸エステルがアルキルアリール型酸性リン酸エステルである
ことを特徴とする潤滑油組成物。 - 請求項5に記載の潤滑油組成物において、
前記アルキルアリール型酸性リン酸エステルのアルキル基が炭素数5以上である
ことを特徴とする潤滑油組成物。 - 請求項6に記載の潤滑油組成物において、前記アルキル基がt−アミル基である
ことを特徴とする潤滑油組成物。 - 請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の潤滑油組成物において、
前記アリール型酸性リン酸エステルが5価のリン酸エステルである
ことを特徴とする潤滑油組成物。
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