JP2009105113A - Storage cabinet for electrical and electronic equipment - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、キャビネット本体の開口部に扉をヒンジ止めした電気電子機器収納用キャビネットに関するものであり、特にその扉取付け構造に関するものである。 The present invention relates to an electrical / electronic equipment storage cabinet in which a door is hinged to an opening of a cabinet body, and more particularly to a door mounting structure thereof.
電気電子機器収納用キャビネットは、キャビネット本体の開口部に扉をヒンジ止めした構造のものが普通であり、一般的には上、中、下の3個のヒンジにより扉を支持している。扉は開閉時に下面がキャビネット設置面と接触して異音を発する可能性がある。一方、扉の上部はキャビネット本体の上端に達していないとキャビネット本体が見えてしまい外観が損なわれる。そこで扉はキャビネット本体に対してやや上側に寄せて取付けられ、下部の隙間を確保して、扉の下面とキャビネット設置面とが接触しないようになっているのが普通である。 The cabinet for storing electrical and electronic equipment is usually one having a structure in which the door is hinged to the opening of the cabinet body. In general, the door is supported by the upper, middle, and lower hinges. When the door is opened and closed, the lower surface may come into contact with the cabinet installation surface and generate noise. On the other hand, if the upper part of the door does not reach the upper end of the cabinet body, the cabinet body is visible and the appearance is impaired. Therefore, the door is usually attached to the cabinet body so as to be slightly upward, so that a lower gap is secured so that the lower surface of the door does not contact the cabinet installation surface.
このような電気電子機器収納用キャビネットの扉には、キャビネット内側から扉を見た時、ヒンジが扉の右側にある左開きと、ヒンジが扉の左側にある右開きのものとがある。この場合、同一構造の扉を垂直面内で反転させて左右いずれの扉にも共用できるようにすることが望ましいのであるが、従来構造ではうまく行かない。その理由を図1により説明する。 Such doors for electrical and electronic equipment storage cabinets include a left opening with the hinge on the right side of the door and a right opening with the hinge on the left side of the door when the door is viewed from inside the cabinet. In this case, it is desirable to reverse the door with the same structure in the vertical plane so that it can be used for both the left and right doors, but this does not work well with the conventional structure. The reason will be described with reference to FIG.
図1の中央の四角形はキャビネット本体1を示しており、その左右両側に扉40の端部とヒンジの位置が示されている。右側は、キャビネット内側から見た場合に左端部にヒンジが付けられている右開きの場合の扉の端部40aを示し、左側は、キャビネット内側から見た時に右端部にヒンジ受金具が付けられている左開きの場合の扉の端部40bを示している。扉40には、右開きの扉の場合、ヒンジ受金具が上から50a、50b、50cと付けられており、扉の上下を反転させ、左開きの扉とした場合は、ヒンジ受金具は上から50c、50b、50aとなる。ただし、これらのヒンジ受金具は上下どちらからでも軸の挿入が可能な形状である。
The square in the center of FIG. 1 shows the
キャビネット本体開口部には左右両側の一方にヒンジ金具2a、2b、2cもしくはヒンジ金具3a、3b、3cが上下方向に配置されている。図1に示したヒンジ金具の凸部は、突出した軸を表しており、軸はヒンジ受け金具に挿入される。ヒンジ金具は図5に示すように、キャビネット本体への取り付けに方向性があるため、扉を反転する際には、右側上部に配置されたヒンジ金具2aは上下を反転して左側下部に配置され(ヒンジ金具3a)、右側下部に配置されたヒンジ金具2cは上下を反転して左側上部に配置され(ヒンジ金具3c)、右側中央に配置されたヒンジ金具2bは上下を反転して左側中央に配置され(ヒンジ金具3b)付け替えられる。なお、左右のヒンジ金具の取り付け位置は斜め対照の位置となっている。
一般的に扉は右開きのものが多いため、前記したように扉40aはキャビネット本体に対してやや上寄りに取付けられており、扉のヒンジ受金具の位置もそのように設定されている。このため扉の上下を反転させると、扉40bはキャビネット本体に対して下寄りに取付けられることとなってしまう。このような扉は下面がキャビネット設置面と接触してしまい、開閉が不可能となるおそれがあるとともに、上部が下がりキャビネット本体が見えて外観も低下するという問題を生ずる。
In general, since the door is often opened to the right, as described above, the
従って従来は、ヒンジ受金具位置を変えた右開き用と左開き用の2種類の扉を製作し、いずれのキャビネットにも対応できるようにしていたのであるが、2種類の扉を製作しなければならないという問題があった。そのため電気電子機器収納用キャビネットの設置現場において開き方向を変更したい場合があるが、対応の扉が必要なため、その場での対応が困難であった。 Therefore, in the past, two types of doors for right-opening and left-opening with different hinge bracket positions were manufactured to accommodate both cabinets, but two types of doors must be manufactured. There was a problem that had to be done. Therefore, there are cases where it is desired to change the opening direction at the installation site of the cabinet for storing electrical and electronic equipment. However, since a corresponding door is required, it is difficult to respond on the spot.
なお特許文献1には、取付け位置を調節可能なヒンジを用いて扉の取付け高さを変更すする技術が開示されている。しかしこのためにはヒンジに高さ調節のための加工が必要であり、通常のヒンジは使用することができないという問題を生ずる。
従って本発明の目的は、特別なヒンジや追加部品を必要とせず、1種類の扉を右開き用と左開き用に兼用することができ、キャビネット本体の開口部の下面と接触するおそれがなく、扉上部に外観を低下させる隙間が生ずることもない電気電子機器収納用キャビネットを提供することである。 Therefore, the object of the present invention is that no special hinge or additional parts are required, and one kind of door can be used for both right and left opening, and there is no possibility of coming into contact with the lower surface of the opening of the cabinet body. An object of the present invention is to provide a cabinet for storing electrical and electronic equipment that does not cause a gap that deteriorates the appearance of the upper part of the door.
上記の課題を解決するためになされた本発明は、キャビネット本体に、上下複数のヒンジによって扉を枢着した電気電子機器収納用キャビネットにおいて、キャビネット本体の上下のヒンジ取付位置をキャビネット本体の上下端部から等距離とするとともに、扉の上下のヒンジ取付位置も扉の上下端部から等距離とし、扉をキャビネット本体よりも若干小さく形成し、扉の上端部に隙間塞部材を着脱自在に装着したことを特徴とするものである。なお、隙間塞部材に表示機能を持たせた構造とすることができる。 The present invention, which has been made to solve the above problems, is a cabinet for storing electrical and electronic equipment in which a door is pivotally attached to a cabinet body by a plurality of upper and lower hinges. The top and bottom hinge mounting positions of the doors are equidistant from the upper and lower ends of the door, the door is slightly smaller than the cabinet body, and a gap clogging member is detachably attached to the upper end of the door. It is characterized by that. In addition, it can be set as the structure which gave the display function to the gap blockage member.
本発明の電気電子機器収納用キャビネットは、扉をキャビネット本体よりも若干小さく形成しておき、キャビネット本体の上下のヒンジ取付位置をその上下端部から等距離とするとともに、扉の上下のヒンジ取付位置も扉の上下端部から等距離とし、扉を上下反転させた場合にもキャビネット本体に対して上下に移動しないようにする。このように扉をキャビネット本体の中央位置に取付ける場合には、扉の下面がキャビネット設置面と当たらないだけの余裕を設けておく必要があり、扉の下側は問題はないが上側は扉の上端がキャビネット本体の上端よりも低くなって外観が悪くなるおそれがある。 In the cabinet for storing electrical and electronic equipment according to the present invention, the door is formed slightly smaller than the cabinet main body, the upper and lower hinge mounting positions of the cabinet main body are equidistant from the upper and lower ends, and the upper and lower hinge mounting of the door is mounted. The position is also equidistant from the upper and lower ends of the door, so that it does not move up and down with respect to the cabinet body even when the door is turned upside down. When mounting the door in the center position of the cabinet body in this way, it is necessary to provide a margin so that the lower surface of the door does not touch the cabinet installation surface. The upper end may be lower than the upper end of the cabinet body, and the appearance may be deteriorated.
しかし本発明では、扉の上部に生じる隙間を扉の上端部に着脱自在に装着された隙間塞部材により覆っているので、外観が悪くなることもない。このため本発明によれば特別なヒンジを必要とせず、1種類の扉を右開き用と左開き用に兼用することができる。さらに請求項2のようにこの隙間塞部材に表示機能を持たせ、ネームプレートや警報用ランプなどを取付ければ、一石二鳥の効果が得られることとなる。 However, in the present invention, since the gap generated at the upper part of the door is covered with the gap closing member that is detachably attached to the upper end of the door, the appearance does not deteriorate. Therefore, according to the present invention, no special hinge is required, and one kind of door can be used for both right and left opening. Further, if the gap closing member is provided with a display function and a name plate, an alarm lamp, or the like is attached as in claim 2, the effect of two birds with one stone can be obtained.
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
図2は本発明の実施形態を示す模式図である。図2において、1はキャビネット本体であり、その左右両側の一方にヒンジ金具2a、2b、2cもしくはヒンジ金具3a、3b、3cが上下方向に配置されている。ヒンジの数は必ずしも3個である必要はないが、2個では強度が不足し、4個では過剰となるので3個が普通である。
Preferred embodiments of the present invention are shown below.
FIG. 2 is a schematic diagram showing an embodiment of the present invention. In FIG. 2,
開口部1の左右両側には、扉4のヒンジ側の端部が示されており、ヒンジ受金具5a、5b,5cの位置が示されている。右側は、キャビネット内側から見た場合に左端部にヒンジが付けられている右開きの場合の扉の端部4aを示し、左側は、キャビネット内側から見た時に右端部にヒンジ受金具が付けられている左開きの場合の扉の端部4bを示している。扉4には、右開きの扉の場合、ヒンジ受金具が上から5a、5b、5cと付けられており、扉の上下を反転させ、左開きの扉とした場合は、ヒンジ受金具は上から5c、5b、5aとなる。ただし、これらのヒンジ受金具は上下どちらからでも軸の挿入が可能な形状である。図中に示したヒンジ金具の凸部は、突出した軸を表しており、軸はヒンジ受け金具に挿入される。ヒンジ金具は図5に示すように、キャビネット本体への取り付けに方向性があるため、扉を反転する際には、右側上部に配置されたヒンジ金具2aは上下を反転して左側下部に配置され(ヒンジ金具3a)、右側下部に配置されたヒンジ金具2cは上下を反転して左側上部に配置され(ヒンジ金具3c)、右側中央に配置されたヒンジ金具2bは上下を反転して左側中央に配置され(ヒンジ金具3b)付け替えられる。なお、左右のヒンジ金具の取り付け位置は斜め対称の位置となっている。なお6は扉4の上端部に装着された隙間閉塞部材であるが、この部材については後に詳述する。
On both the left and right sides of the
図中に矢印Aで示すように、本発明ではキャビネット本体1の上下のヒンジ取付位置をキャビネット本体1の上下端部から等距離とする。また矢印Bで示すように、扉4の上下のヒンジ取付位置も扉4の上下端部から等距離としてある。従って扉4を上下反転させてキャビネット本体1に取り付けても、扉4の高さは変わらない。換言すれば、扉4の上下方向の中心とキャビネット本体1の上下方向の中心とは常に同じ高さにある。
As indicated by an arrow A in the figure, in the present invention, the upper and lower hinge mounting positions of the
このように扉4の反転取り付けを可能とするためには、扉4の高さをキャビネット本体1の高さよりも若干小さくしておき、常に扉4の下部とキャビネット設置面とが接触しないだけの余裕を確保することが必要となる。しかし本発明では、上記のように扉4の上下方向の中心とキャビネット本体1の上下方向の中心とは常に同じ高さにあるから、扉4の上部とキャビネット本体1の上部との間に、隙間が存在することとなる。
In this way, in order to allow the
前述したように、扉4の上部にこのような隙間があるとキャビネット本体1の一部が見えて外観が悪くなる。そこで本発明では、扉4の上部に生じる隙間を、扉4の上端部に着脱自在に装着された隙間塞部材6により覆い、外観の悪化を防止している。以下にその実施形態を具体的に説明する。
As described above, if there is such a gap in the upper part of the
図3〜図6に示す第1の実施形態では、扉4の上端部に金属製の隙間塞部材6が取付けられている。図4、図5に示すように隙間塞部材6の端部に樹脂製の取付部材7が嵌め込まれており、扉4の天井面8に形成した取付孔からネジ9を樹脂製の取付部材7にねじ込むことによって、扉4の上端部に装着されている。扉4を上下反転させた場合にはこの隙間塞部材6は取り外されるので、下部は図6の状態となる。
In the first embodiment shown in FIGS. 3 to 6, a metal
このように扉4の上部に隙間塞部材6を取付けると、図3に示すように扉4の上部は隙間塞部材6によって覆われ、外観が悪化することはない。また扉4の下部にはキャビネット設置面と接触しないだけの余裕が確保される。隙間塞部材6は着脱が可能であるので、設置現場において扉4を反転させた場合にも容易に対応可能である。
When the
図7〜図9に示す第2の実施形態では、隙間塞部材6が大型化されており、隙間塞部材6に形成された溝の内部にネームプレート10がスライド可能に挿入されている。端部には取付部材7が取付けられており、ネームプレート10の脱落を防止している。
In the second embodiment shown in FIGS. 7 to 9, the
この第2の実施形態では隙間塞部材6にネームプレート10を取付けて表示機能を持たせたが、警報ランプ等の他の表示手段を取付けることも可能である。また扉4の上部への隙間塞部材6の取付け方法は任意であり、実施例1に示したねじ止め方法の他、隙間塞部材6に弾性爪を設け、扉端部の取付け孔に係合させるなどの方法を採用することもできる。
In the second embodiment, the
以上に説明したように、本発明によれば特別なヒンジを必要とせず、1種類の扉4を右開き用と左開き用に兼用することができる。また扉4の下面がキャビネット設置面と接触するおそれがなく、扉上部は隙間塞部材6により覆われるので、外観を低下させることもない。なお、本実施形態では扉側に、軸を持ったヒンジ金具を取り付け、キャビネット本体側に、ヒンジ受金具を取り付けたものを説明したが、扉側とキャビネット本体側に逆の金具を取り付けてもよい。
As described above, according to the present invention, no special hinge is required, and one kind of
1 キャビネット本体
2 ヒンジ金具
3 ヒンジ金具
4 扉
4a 右開きの場合の扉の端部
4b 左開きの場合の扉の端部
5 ヒンジ受金具
6 隙間閉塞部材
7 取付部材
8 扉の天井面
9 ネジ
10 ネームプレート
DESCRIPTION OF
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007273542A JP4912272B2 (en) | 2007-10-22 | 2007-10-22 | Electrical and electronic equipment storage cabinet |
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JP4912272B2 JP4912272B2 (en) | 2012-04-11 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010283024A (en) * | 2009-06-02 | 2010-12-16 | Takigen Mfg Co Ltd | Door structure of electronic apparatus storage housing |
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-
2007
- 2007-10-22 JP JP2007273542A patent/JP4912272B2/en active Active
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