JP2008184860A - 人工芝生及び人工芝生の製造方法 - Google Patents

人工芝生及び人工芝生の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製造条件等が繁雑とならず簡便に形成することができ、また長期に亘って自然な風合いを保持することができる人工芝生及び人工芝生の製造方法を提供する。
【解決手段】芝葉1を構成する第一の芝葉11と第二の芝葉12とが、熱収縮率の異なる複数種類の合成樹脂から形成されていることで、芝葉1を加熱した場合に収縮した芝葉1の長さがばらついて簡便に自然な風合いを得ることができる。また同一種類の合成樹脂を用いていることで、へたりなどが生じても全体的にその度合いに大差が生じることがなく、自然な風合いを長期に亘って保持することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、合成樹脂製の芝葉を用いて形成された人工芝生及び人工芝生の製造方法に関するものである。
単に合成樹脂製の芝葉を用いた人工芝生では、天然芝生のような風合いを得るのが困難であることから、天然芝生に近い風合いと芝葉の起立性とを両立させるべく、例えばナイロン70〜99重量%とポリエチレン1〜30重量%とからなる樹脂組成物を内層とし、ポリエチレンを外層とした複合ヤーンからなる多目的グラウンド向け人工芝用パイルヤーンが開示されている。
特開2003−342848号公報
しかしながら、特許文献1に記載のような従来の人工芝生では、複数種類の樹脂からなる芝葉を同時に植設する必要があり、製造条件等が繁雑なものとなる恐れがあった。また一方の合成樹脂からなる芝葉にへたりが生じた場合、他方の合成樹脂からなる芝葉のみが起立した状態となることで、時間の経過と共に自然な風合いが失われるものであった。
本発明は上記の如き課題に鑑みてなされたものであり、製造条件等が繁雑とならず簡便に形成することができ、また長期に亘って自然な風合いを保持することができる人工芝生及び人工芝生の製造方法を提供せんとするものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。すなわち、本発明に係わる人工芝生は、合成樹脂製の芝葉が基布に植設されて形成され、前記芝葉が、同一種類で且つ熱収縮率の異なる複数種類の合成樹脂から形成されていることを特徴とするものである。
本発明に係わる人工芝生によれば、芝葉が熱収縮率の異なる複数種類の合成樹脂から形成されていることで、芝葉を加熱した場合に収縮した芝葉の長さがばらついて簡便に自然な風合いを得ることができる。また同一種類の合成樹脂を用いていることで、へたりなどが生じても全体的にその度合いに大差が生じることがなく、自然な風合いを長期に亘って保持することができる。
ここで同一種類の合成樹脂とは、例えばポリエチレン樹脂は高密度ポリエチレン樹脂、低密度ポリエチレン樹脂等の種類があり、またグレードやヤーンへの成形条件等によって熱収縮率が異なるが、これらのいずれかを選択してもポリエチレン樹脂として同一種類であるというものである。
また前記芝葉は、熱収縮率の異なる第一及び第二の芝葉を含み、第一の芝葉と第二の芝葉との熱収縮率の差が、合成樹脂の軟化点以下の温度で2〜10%となされていれば、芝葉の過度な変形を起こすことなく長さのばらつきを生じさせることができ好ましい。
また本発明に係わる人工芝生の製造方法は、同一種類で且つ熱収縮率の異なる複数種類の合成樹脂を用いて形成した芝葉を基布に植設し、前記合成樹脂の軟化点以下の温度に加熱することを特徴とするものである。
本発明に係わる人工芝生の製造方法によれば、芝葉を熱収縮率の異なる複数種類の合成樹脂から形成していることで、芝葉を加熱した場合に収縮した芝葉の長さがばらついて簡便な工程により自然な風合いの人工芝生を得ることができる。また同一種類の合成樹脂を用いていることで、へたりなどが生じても全体的にその度合いに大差が生じることがなく、自然な風合いを長期に亘って保持する人工芝生を得ることができる。
また前記芝葉が植設された基布の裏面には、芝葉の抜け止め用のバッキング材が設けられ、該バッキング材の加熱硬化時に芝葉の収縮を図るようにすれば、バッキング材の硬化と芝葉の収縮を同時に行って更に工程を簡便なものとでき好ましい。
本発明に係わる人工芝生によれば、芝葉が熱収縮率の異なる複数種類の合成樹脂から形成されていることで、芝葉を加熱した場合に収縮した芝葉の長さがばらついて簡便に自然な風合いを得ることができる。また同一種類の合成樹脂を用いていることで、へたりなどが生じても全体的にその度合いに大差が生じることがなく、自然な風合いを長期に亘って保持することができる。
また本発明に係わる人工芝生の製造方法によれば、芝葉を熱収縮率の異なる複数種類の合成樹脂から形成していることで、芝葉を加熱した場合に収縮した芝葉の長さがばらついて簡便な工程により自然な風合いの人工芝生を得ることができる。また同一種類の合成樹脂を用いていることで、へたりなどが生じても全体的にその度合いに大差が生じることがなく、自然な風合いを長期に亘って保持する人工芝生を得ることができる。
本発明に係わる最良の実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する。
図1は、本発明に係わる人工芝生の、実施の一形態を示す縦断面図である。人工芝生10は、ポリプロピレン樹脂製の基布2に、ポリエチレン樹脂製の芝葉1が植設され、芝葉1が植設された基布2の裏面には、芝葉1の抜け止めを図るポリウレタン系樹脂製のバッキング材3が設けられている。芝葉1は、第一の芝葉11と第二の芝葉12とからなるもので、60℃〜90℃の加熱による熱収縮率は、第二の芝葉12のほうが約5%大きくなされている。熱収縮率は、芝葉1として用いるヤーンを1mの長さに切断し、所定温度(例えば80℃)にて10分間加熱した場合の寸法の減少割合にて求めることができる。本実施形態における人工芝生10は、基布2上に充填材を充填するロングパイルタイプのものであり、第一の芝葉11の長さは40〜75mmとなされている。例えば80℃で第一の芝葉11の熱収縮率が3%、第二の芝葉12の熱収縮率が8%である場合、同一の長さで第一及び第二の芝葉1を植設し、80℃に加熱すると、第一の芝葉11と第二の芝葉12は先端付近で2〜4mmの差が生じ、この先端付近における長さのばらつきによって人工芝生10に自然な風合いを生じさせることができる。
バッキング材3は、液状のポリウレタン系樹脂を基布2の裏面に塗布し、60〜100℃にて5〜15分間加熱して硬化させるものであるが、このバッキング材3の硬化温度及び時間と、複数種類の芝葉1に生じさせる所望の長さの差に合わせて、第一の芝葉11及び第二の芝葉12の熱収縮率を設定することで、芝葉1を収縮させるのに別途加熱を行う必要がなくなり、形成に係わる工程は更に簡便なものとできる。
芝葉1に異なる熱収縮率を具備させるには、ポリエチレン樹脂を用いた場合には、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン及び直鎖状低密度ポリエチレンといった、同一種類でありながら物性の異なるポリエチレン樹脂を選択して用いたり、合成樹脂中に炭酸カルシウムや木粉等の充填材を配合したり、ヤーンの成形時における延伸度合いを変更したり、これらの手段を組み合わせたりして異なる熱収縮率とすることができる。また熱収縮率の異なる芝葉1は、同一種類の合成樹脂を用いていれば二種類の熱収縮率のものに限定されず、三種類以上の熱収縮率を備えた芝葉1を用いてもよい。
本発明に係わる人工芝生の、実施の一形態を示す縦断面図である。
符号の説明
1 芝葉
11 第一の芝葉
12 第二の芝葉
2 基布
3 バッキング材
10 人工芝生

Claims (4)

  1. 合成樹脂製の芝葉が基布に植設されて形成され、前記芝葉が、同一種類で且つ熱収縮率の異なる複数種類の合成樹脂から形成されていることを特徴とする人工芝生。
  2. 前記芝葉は、熱収縮率の異なる第一及び第二の芝葉を含み、第一の芝葉と第二の芝葉との熱収縮率の差が、合成樹脂の軟化点以下の温度で2〜10%となされていることを特徴とする請求項1に記載の人工芝生。
  3. 同一種類で且つ熱収縮率の異なる複数種類の合成樹脂を用いて形成した芝葉を基布に植設し、前記合成樹脂の軟化点以下の温度に加熱することを特徴とする人工芝生の製造方法。
  4. 前記芝葉が植設された基布の裏面には、芝葉の抜け止め用のバッキング材が設けられ、該バッキング材の加熱硬化時に芝葉の収縮を図るようにすることを特徴とする請求項3に記載の人工芝生の製造方法。
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