JP2008025431A - 流体圧アクチュエータ - Google Patents
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Abstract
【課題】アクチュエータの他に別途荷重低減手段を設けずにアクチュエータの小型化を図り、機能搭載性に優れたアクチュエータを提供する。
【解決手段】変位部材(54)が流体によって移動されることにより駆動力を発生する流体圧アクチュエータであって、変位部材によって区画された第1圧力室(61)及び第2圧力室(62)を有し、第1圧力室と圧力源(15)とを連通させる第1通路(63)に設けられた第1開閉弁(67)と、第2圧力室(62)と圧力源を連通させる第2通路(66)に設けられた第2開閉弁(68)とを備え、第1圧力室の圧力が第2圧力室の圧力より高い場合に第1開閉弁が閉じ、第2圧力の圧力が第1圧力室の圧力より高い場合に第2開閉弁が閉じる。
【選択図】図6
【解決手段】変位部材(54)が流体によって移動されることにより駆動力を発生する流体圧アクチュエータであって、変位部材によって区画された第1圧力室(61)及び第2圧力室(62)を有し、第1圧力室と圧力源(15)とを連通させる第1通路(63)に設けられた第1開閉弁(67)と、第2圧力室(62)と圧力源を連通させる第2通路(66)に設けられた第2開閉弁(68)とを備え、第1圧力室の圧力が第2圧力室の圧力より高い場合に第1開閉弁が閉じ、第2圧力の圧力が第1圧力室の圧力より高い場合に第2開閉弁が閉じる。
【選択図】図6
Description
本発明はアクチュエータに関し、特に、外力として変動トルクが加わる流体圧アクチュエータに関する。
従来から、外力として変動トルクが加わるアクチュエータの負荷荷重を低減する機構が公知である。例えば、特許文献に開示された発明では、可変圧縮比機構において、電動アクチュエータにかかる変動トルクを低減する荷重低減手段として油圧保持器を設け、電動アクチュエータにかかる過剰トルクが電動アクチュエータの許容トルクを超える場合は、油圧保持器によって過剰トルクを受け止め、電動アクチュエータの小型化を図っている。
特開2003−322036
しかし、電動アクチュエータと油圧保持器を併用することはサイズが増大するので、内燃機関等へ搭載する場合、機関搭載性に優れているとは言い難い。
そこで、本発明は、アクチュエータの他に別途荷重低減手段を設けずにアクチュエータの小型化を図り、機関搭載性に優れたアクチュエータを提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
圧力室(60)と、圧力室に流体を供給する圧力源(15)と、圧力室を第1圧力室(61)と第2圧力室(62)とに区画し、第1圧力室及び第2圧力室の圧力に応じて圧力室内を移動する変位部材(54)と、圧力源と第1圧力室とを連通する第1通路(63)と、圧力源と第2圧力室とを連通する第2通路(66)と、第1通路及び第2通路の上流かつ圧力源の下流に設けられ、第1圧力室及び第2圧力室への流体供給を制御する切換弁(73)と、切換弁下流の第1通路に設けられ、第1通路を開閉する第1開閉弁(67)と、切換弁下流の第2通路に設けられ、第2通路を開閉する第2開閉弁(68)とを備え、第1圧力室の圧力が第2圧力室の圧力より高い場合に第1開閉弁が閉じ、第2圧力室の圧力が第1圧力室の圧力より高い場合に第2開閉弁が閉じ、変位部材が流体によって移動されることにより駆動力を発生する流体圧アクチュエータ(8)。
本発明によれば、圧力室内の圧力に応じて開閉弁が開閉するので、流体圧アクチュエータに方向の異なる大小の変動トルクがかかる場合に、駆動したい方向と逆向きの荷重が流体圧アクチュエータにかかる場合は、流体圧アクチュエータは荷重を受け止める保持器として機能し、駆動したい方向と同じ方向に荷重がかかる場合は、流体アクチュエータは駆動を行うアクチュエータとして機能するので、流体圧アクチュエータの他に油圧保持器等の荷重低減手段を設ける必要がなく、小型で、機関搭載性に優れた流体圧アクチュエータを提供することができる。
さらに、流体圧アクチュエータにかかる荷重を、圧力源からの圧力によって受け止めるのではなく、圧力源から圧力室に流体を供給する通路に設けられた開閉弁を閉じることにより圧力室内に閉じ込められた流体によって荷重を受け止めるので、最大荷重に対抗するだけの大きな圧力源を有する必要がない。したがって、圧力室間の流体の漏れを低減でき、圧力源駆動エネルギ低減を実現できる。
(第1実施形態) 以下、図面に基づき本発明の第一実施形態について説明する。
図1は、本発明の第一実施形態におけるエンジンの可変圧縮比機構および可変動弁機構の構成図である。
1は直列4気筒エンジンの圧縮比を可変とする可変圧縮比機構である。2はピストン、3はクランクシャフトである。
クランクシャフト3は、複数のジャーナル3aとクランクピン3bとを備えている。ジャーナル3aは、シリンダブロック13の主軸受に回転自在に支持されている。クランクピン3bは、ジャーナル3aから所定量偏心しており、ここに第2リンクとなるロアーリンク5が回転自在に連結されている。
ロアーリンク5は、左右の2部材に分割可能に構成されているとともに、略中央の連結孔にクランクピン3bが嵌合している。
第1リンクとなるアッパーリンク6は、下端側が第1連結ピン11によりロアーリンク5の一端に回動可能に連結され、上流側がピストンピン4によりピストン2に回動可能に連結されている。
ピストン2は、燃焼圧力を受け、シリンダブロック13のシリンダ14内を往復運動する。
第3リンクとなるコントロールリンク7は、上端側が第2連結ピン12によりロアーリンク5の他端に回動可能に連結され、下端側がコントロールシャフト9を介して機関本体の一部となるシリンダブロック13の下部に回動可能に連結されている。
図2は、コントロールシャフト9付近の構成を示す側面図である。なお、シャフトの貫通状態の理解を容易にするために断面にハッチングで付してある。
コントロールリンク7の下端側には図2に示すように偏心スリーブ軸受50が設けられており、この偏心スリーブ軸受50にコントロールシャフト9の偏心軸部10が回転可能に挿入されている。
図1に示すように、コントロールシャフト9にはレバー51が設けられ、レバー51に形成されるスリット51aに摺動ピン52が摺動可能に嵌合されている。摺動ピン52には、ロッド53の一端が連結され、ロッド53の他端は油圧アクチュエータ8のアクチュエータピストン54に連結されている。
油圧アクチュエータ8によってロッド53が駆動されると、コントロールシャフト9が回転し、偏心軸部10の中心位置、特に機関本体に対する相対位置が変化する。これにより、コントロールリンク7によるロアーリンク5の運動拘束条件が変化して、クランク角に対するピストン上死点位置を含めたピストン・ストローク特性が変化し、機関圧縮比が変更される。
本実施形態では、図3(イ)に示すようにコントロールシャフト9が方向A1(時計まわり)に回転する方向、また、摺動ピン52が設けられたロッド53の先端が油圧アクチュエータ8から遠ざかる方向(A2方向)が低圧縮比方向となるように設定している。
したがって、低圧縮比制御時は、図3(イ)に示すように、コントロールシャフト9がレバー51と共にロッド53によって時計まわりに回転され、これによってコントロールリンク7が偏心軸部10により上方向へ上げられ、ロアーリンク5は反時計まわりに移動して第1連結ピン11が下げられるので、ピストン2の上死点の位置が下降する。
一方、高圧縮比制御時は、図3(ロ)に示すように、コントロールシャフト9がレバー51と共にロッド53によって反時計まわりに回転され、これによってコントロールリンク7が偏心軸部10により下方向に下げられ、ロアーリンク5は時計まわりに移動して第1連結ピン11が上げられるので、ピストン2の上死点の位置が上昇する。
なお、図3(イ)、図3(ロ)は、低圧縮比状態と高圧縮比状態とを代表的に示しているが、これらの間で圧縮比を連続的に変化させることが可能である。
図1に示すように、油圧アクチュエータ8には、オイルポンプ15からオイルが供給される。油圧アクチュエータ8に対するオイルの供給は、ソレノイドバルブ17によって調整される。オイルポンプ15は、制御バルブ18を介して、後述する可変動弁機構20にも油圧を供給する。
可変圧縮比機構1並びに可変動弁機構20を制御するためにコントロールユニット(ECU)16が備えられ、ECU16は、各種センサから得られるエンジン回転数、エンジン負荷、吸入負圧、油圧などの値に基づき、オイルポンプ15、ソレノイドバルブ17、制御バルブ18を制御する。
可変動弁機構20は、吸気バルブリフト特性を連続的に変更可能な可変動弁機構として、制御軸23の回転角度を変更することにより、吸気弁のバルブリフト量および作動角を連続的に変更可能な第1可変動弁機構21と、吸気弁の作動角の中心位相を進角側および遅角側へ連続的に変更可能な第2可変動弁機構22と、を有している。
ECU16からの指令により、制御バルブ18を介してオイルポンプ15から制御軸23を駆動する第1アクチュエータ24および第2可変動弁機構22に内蔵される第2アクチュエータ(図示省略)へ油圧が供給され、吸気バルブリフト特性が制御される。
図1,4,5を参照して第1可変動弁機構21の構成を説明する。
第1可変動弁機構21は、制御軸23および駆動軸25がそれぞれ軸受ブラケット26を介してシリンダヘッド27に回転可能に支持されている(図4,5参照)。
駆動軸25には吸気弁を駆動する揺動カム28が各気筒毎に2つ回転可能に外嵌されており、各揺動カム28と吸気弁のバルブステム29の間には、シム等によりバルブクリアランスを調整するソリッド型のバルブリフタ30が介装されている。
揺動カム28は、図1および図3に示すように、各気筒の一対のバルブリフタ30に当接する一対のカム本体28aを、軸受ブラケット26により回転可能に支持される円筒状のジャーナル部28bで一体的に接続した構造となっている。
駆動軸25には円柱状の偏心軸部31が固定又は一体形成され、各偏心軸部31の軸心Xは駆動軸25の回転中心Yに対して偏心している。
偏心軸部31の外周には、リング状の第1リンク32が回転可能に外嵌している。つまり、第1リンク32は偏心軸部31の軸心Yまわりに回転可能に支持されている。
制御軸23には、円柱状の制御偏心軸部33が各気筒毎に固定又は一体形成されており、制御偏心軸部33の軸心P1は制御軸23の回転中心P2に対して偏心している。
制御軸23には、円柱状の制御偏心軸部33が各気筒毎に固定又は一体形成されており、制御偏心軸部33の軸心P1は制御軸23の回転中心P2に対して偏心している。
制御偏心軸部33の外周には、ロッカーアーム34の中央部が回転可能に外嵌している。つまり、ロッカーアーム34は制御偏心軸部33の軸心P1まわりに回転可能に支持されている。
ロッカーアーム34の一端は第1連結ピン35を介して第1リンク32の先端に回転可能に連結されており、ロッカーアーム34の他端は棒状の第2リンク36の一端に第2連結ピン37を介して回転可能に連結されている。第2リンク36の他端は、第3連結ピン38を介して揺動カム28の先端に連結されている。
クランクシャフトの回転に連動して駆動軸25が回転すると、第1リンク32の回転中心となる偏心軸部31の軸心Xが駆動軸25の回転中心Yに対して旋回し、この第1リンク32,ロッカーアーム34及び第2リンク36を介して揺動カム28が所定の角度範囲内で揺動する。
この揺動する揺動カム28のカム面39がバルブリフタ30に当接してこれを押圧することにより、このバルブリフタ30を介して吸気弁のバルブステム29が押し下されて、吸気弁が開閉作動する。
また、第1アクチュエータ24を介して機関運転状態に応じて制御軸23を回動制御すると、ロッカーアーム34の揺動中心となる制御偏心軸部33の軸心P1が制御軸23の回転中心P2に対して旋回し、ロッカーアーム34及びリンク32,36の姿勢が変化する。これにより、揺動カム28の揺動特性が変化して、吸気バルブリフト特性が変化する。
具体的には、クランクシャフト3の回転位相に対する吸気弁の作動角の位相が略一定のままで、吸気弁の作動角及びバルブリフト量が連続的に変化する。
第2可変動弁機構22は、クランクシャフト3と連動して回転するプーリまたはスプロケット40に対する駆動軸25の位相を前記図示しない第2アクチュエータを介して相対的に変化させることにより、吸気弁の作動角の位相を連続的に変更可能なもので、ヘリカルスプライン式やベーン式等が公知であり、その詳細な説明は省略する。
以上のような第1可変動弁機構21および第2可変動弁機構22を備えることによって、バルブリフト量、作動角、作動角位相を連続的に変更可能であり、運転状態に最適なバルブリフト特性を実現することができる。
続いて、本発明の第一実施形態における油圧アクチュエータ8の構成図である図6に基づいてその構成と動作を説明する。
油圧アクチュエータ8は円筒状のシリンダ60を有し、シリンダ60の内部はアクチュエータピストン54によって第1油圧室61と第2油圧室62に区画されている。アクチュエータピストン54はシリンダ60の軸方向に往復運動が可能であり、アクチュエータピストン54は第1油圧室及び第2油圧室62の圧力の変化に応じて変位する。
アクチュエータピストン54にはロッド53が連結され、ロッド53のもう一端には摺動ピン52が設けられている。摺動ピン52はコントロールシャフト9に設けられたレバー51のスリット51aに摺動可能に連結されている。したがって、アクチュエータピストン54の変位を変えるとコントロールシャフト9が回転し、機関圧縮比を変更することができる。
油圧アクチュエータ8に供給する油圧を制御するためにソレノイド17で駆動される油圧切換弁65が設けられる。この油圧切換弁65に対して、油圧アクチュエータ8の第1油圧室61が第1通路63によって接続され、また、第2油圧室62が第2通路66によって接続される。
第1通路63の途中には第1開閉弁67が、同じく第2通路66には第2開閉弁68がそれぞれ設けられている。第1開閉弁67及び第2開閉弁68はパイロット型操作弁として構成されている。
第1開閉弁67の一端は第1開閉弁67が閉じる方向に第1スプリング69によって付勢されており、他端は第1パイロット通路71によって第2油圧室62と連通されている。すなわち、第1開閉弁67は第1パイロット通路71に導かれる第2油圧室62の油圧をパイロット圧として作動する。
第1パイロット通路71(または第2油圧室62)の油圧が所定値以上の場合は、第1スプリング69の付勢力よりも油圧力が大きくなり、第1開閉弁67は開弁し、第1パイロット通路71(または第2油圧室62)の油圧が所定値未満の場合は、油圧力よりも第1スプリング69の付勢力が大きいので、第1開閉弁67は閉弁し、第1油圧室61側から油圧切換弁65側への油の流通を阻止するチェック弁として機能する。
同様に、第2開閉弁68の一端は第2開閉弁68が閉じる方向に第2スプリング70によって付勢されており、他端は第2パイロット通路72によって第1油圧室61と連通されている。すなわち、第2開閉弁68は第2パイロット通路72に導かれる第1油圧室61の油圧をパイロット圧として作動する。
第2パイロット通路72(または第1油圧室61)の油圧が所定値以上の場合は、第2スプリング70の付勢力よりも油圧力が大きくなり、第2開閉弁68は開弁し、第2パイロット通路72(または第1油圧室61)の油圧が所定値未満の場合は、油圧力よりも第2スプリング70の付勢力が大きいので、第2開閉弁68は閉弁し、第2油圧室62側から油圧切換弁65側への油の流通を阻止するチェック弁として機能する。
油圧切換弁65は、ソレノイド17で駆動され摺動可能なスプール弁73が備えられている。ソレノイド17はECU16によって通電制御される。スプール弁73の一端はソレノイド17のプランジャ17aによって押され、他端はスプリング74によって付勢されている。すなわち、スプール弁73の位置は、ソレノイド17の通電により駆動されるプランジャ17aの位置によって決まる。
油圧切換弁65は前記第1通路63と接続するポートA、また、第2通路66と接続するポートBを備える。さらに、図示しないオイルパンに接続する排出ポートC及びDが設けられる。
スプール弁73はソレノイド17によって3位置に制御される。3位置は、スプール弁73がポートA及びポートBを共に塞ぐ中立位置と、スプール弁73がポートA側に寄せられるA位置と、スプール弁73がポートB側に寄せられるB位置である。A位置ではポートAがオイルポンプ15と接続するポンプポート64と連通し、同時にポートBが排出ポートDと連通する。B位置では、ポートBがポンプポート64と連通し、ポートAが排出ポートCと連通する。すなわち、スプール弁73は三方切換弁として機能し、オイルポンプ15から供給される油を第1油圧室61と第2油圧室62のどちらに供給するか、あるいは、どちらにも供給しないかを振り分けている。以下、各位置における油の流れについて説明する。
スプール弁73が中立位置にある場合は、スプール弁73がポートA及びポートBを共に塞ぐので、オイルポンプ15からの油はスプール弁73でせき止められ、シリンダ60には油の供給は行われない。また、シリンダ60からの油の排出も行われない。
スプール弁73がA位置にある場合は、スプール弁73がポートA側に寄せられており、このとき、ポンプポート64とポートAとが連通される。したがって、オイルポンプ15から供給される油は、ポンプポート64からポートAを抜けて第1通路63を通り、第1開閉弁67に達する。ここで、第1開閉弁67が開いている場合は、第1油圧室61に油が供給され、第1開閉弁67が閉じている場合は、第1油圧室61内の油の供給・排出は行われない。
さらに、スプール弁73がA位置にある場合は、排出ポートDとポートBとが連通される。前述したように、第1開閉弁67が開いている場合は、オイルポンプ15から第1油圧室61に油が供給されるので、第1油圧室61の油圧によってアクチュエータピストン54が第2油圧室62側に押される。したがって、第2油圧室62内の油は第2通路66へと押し出され、第2開閉弁68に達する。ここで、第2開閉弁68が開いている場合は、第2油圧室62から押し出された油は第2通路66を通って、ポートBを抜け、排出ポートDからオイルパン(図示せず)へと排出される。第2開閉弁68が閉じている場合は、第2油圧室内62内の油の供給・排出は行われない。
次に、スプール弁73がB位置にある場合は、スプール弁73がポートB側に寄せられており、このとき、ポンプポート64とポートBとが連通される。したがって、オイルポンプ15から供給される油は、ポンプポート64からポートBを抜けて第2通路66を通り、第2開閉弁68に達する。ここで、第2開閉弁68が開いている場合は、第2油圧室62に油が供給され、第2開閉弁68が閉じている場合は、第2油圧室62内の油の供給・排出は行われない。
さらに、スプール弁73がB位置にある場合は、排出ポートCとポートAとが連通される。前述したように、第2開閉弁68が開いている場合は、オイルポンプ15から第2油圧室62に油が供給されるので、第2油圧室62の油圧によってアクチュエータピストン54が第1油圧室61側に押される。したがって、第1油圧室61内の油は第1通路63へと押し出され、第1開閉弁67に達する。ここで、第1開閉弁67が開いている場合は、第1油圧室61から押し出された油は第1通路63を通って、ポートAを抜け、排出ポートCからオイルパン(図示せず)へと排出される。第1開閉弁67が閉じている場合は、第1油圧室内61内の油の供給・排出は行われない。
次に、図7に基づいて、油圧アクチュエータ8によるコントロールシャフト9の制御について説明する。
コントロールシャフト9には、筒内圧とリンク慣性力が合成された荷重が作用し、コントロールシャフト偏心量と合わさったトルク(以下、「コントロールシャフトトルク」と称す)がかかる。コントロールシャフトトルクは、図7に示すように、大小のトルクが周期的に現れる変動トルクであり、ピストンに筒内圧が作用する方向、すなわち、圧縮比(ε)の低圧縮比方向にトルク大となる。本例は4気筒エンジンであるので、クランクシャフト3の一回転中(クランク角360度中)に筒内圧が2回作用し、最大トルクが低圧縮比方向に2回発生する。
したがって、コントロールシャフト9を高圧縮比方向に回転させる場合には、油圧アクチュエータ8がこのような低圧縮比方向の最大コントロールシャフトトルクに打ち勝ってレバー51を駆動する必要があり、過大な受圧面(アクチュエータピストン54の摺動方向に垂直な面及びシリンダ60のアクチュエータピストン54の摺動方向に垂直な面)や油圧が必要となり、油圧アクチュエータ8や油圧源(オイルポンプ15)が大型化する。
本発明の趣旨は、過大な受圧面や油圧源を有さずとも、また、コントロールシャフトトルクを低減するための機構をアクチュエータとは別に備えずとも、コントロールシャフト9の駆動を可能にし、油圧アクチュエータ8の大型化を防ぐことにある。
以下、図7に基づいてコントロールシャフト9の制御について説明する。
図7下方は、コントロールシャフト9を高圧縮比方向へ回転させる場合のクランク角度に対するコントロールシャフトの回転角を示す。図7下方に示すように、コントロールシャフトを高圧縮比方向へ回転させる場合は、高圧縮比方向のコントロールシャフトトルクが発生しているときのみコントロールシャフトを回転させ、低圧縮比方向のコントロールシャフトトルクが発生しているときはコントロールシャフト9は回転させず、そのときの位置で保持する。
すなわち、油圧アクチュエータ8がコントロールシャフト9を高圧縮比方向に回転させるとき、同じ方向(高圧縮比方向)のコントロールシャフトトルクが発生する場合は、油圧アクチュエータ8はアクチュエータとして機能する。一方、コントロールシャフト9を逆回転させる方向(低圧縮比方向)のトルクの大きいコントロールシャフトトルクが発生する場合は、油圧アクチュエータ8は保持器として機能する。
一方、コントロールシャフト9を低圧縮比方向へ回転させる場合において低圧縮比方向のコントロールシャフトトルクが発生している場合は、油圧アクチュエータ8に作用する荷重の方向と、油圧アクチェータ8を作動させたい方向が一致するので、トルクの大きい低圧縮比方向のコントロールシャフトトルクを利用してアクチュエータピストン54の摺動をアシストし、コントロールシャフト9を迅速に回転させることができる。一方、高圧縮比方向のコントロールシャフトトルクが発生している場合は、コントロールシャフト9は回転させず、そのときの位置で保持する。
すなわち、油圧アクチュエータ8がコントロールシャフト9を低圧縮比方向に回転させるとき、同じ方向(低圧縮比方向)のコントロールシャフトトルクが発生する場合は、油圧アクチュエータ8はアクチュエータとして機能する。一方、コントロールシャフト9を逆回転させる方向(高圧縮比方向)のコントロールシャフトトルクが発生する場合は、油圧アクチュエータ8は保持器として機能する。
前述したように、コントロールシャフトトルクは、高圧縮比方向(正のトルク)に作用する場合よりも、低圧縮比方向(負のトルク)に作用する場合の方がトルクの絶対値が大きい。したがって、上記のような制御を行う場合、油圧アクチュエータ8は、低圧縮比方向の最大コントロールシャフトトルクに対してコントロールシャフト9を保持できるだけの許容荷重を有していればよい。
次に、図8に基づいて、油圧アクチュエータ8を機関圧縮比の高圧縮比側へ作動させる場合について説明する。
油圧アクチュエータ8を高圧縮比側に圧縮比変更するとは、図3の(ロ)に示すように、アクチュエータピストン54を第2油圧室62側に摺動させることである。したがって、オイルポンプ15からの圧油を第1油圧室61に供給すべく、油圧切換弁65のスプール弁73をA位置(ポートA側)に寄せるよう、ECU16がソレノイド17を制御する。
前述したように、コントロールシャフト9には機関の1回転につき2回の割合で異なる方向にトルクが変化し、コントロールシャフト9を高圧縮比方向に回転させるとき、回転させたい方向と同じ方向(高圧縮比方向)にコントロールシャフトトルクが発生している場合は、油圧アクチュエータ8はアクチュエータとして機能し、コントロールシャフト9を回転させる。一方、回転させたい方向と逆方向(低圧縮比方向)にコントロールシャフトトルクが発生している場合は、油圧アクチュエータ8は保持器として機能し、コントロールシャフト9をその位置で保持する。
図8(イ)は、機関圧縮比を高くするためにコントロールシャフト9を高圧縮比方向に回転させる場合において、回転させたい方向と同じ方向(高圧縮比方向)にコントロールシャフトトルクがかかる時の油圧アクチュエータ8の図である。
高圧縮比方向のコントロールシャフトトルクがかかると、ロッド53及びアクチュエータピストン54には、矢印F1で示す方向、すなわち摺動ピン52が設けられたロッド53の先端が油圧アクチュエータ8に近づく方向に荷重がかかる。
このとき、第1油圧室61に比べて第2油圧室62が高圧となり、第2油圧室62と連通している第1パイロット通路71を介して第1開閉弁67にかかる油圧が所定値以上となって第1スプリング69の付勢力に打ち勝ち、第1開閉弁67が開かれる。第1開閉弁67が開かれると、オイルポンプ15から第1油圧室61に油が供給され、アクチュエータピストン54が第2油圧室側へと押される。
このため、第1油圧室61の圧力が上昇し、第2パイロット通路72を介して第2開閉弁68にかかる油圧が第2スプリング70の付勢力に打ち勝って、第2開閉弁68が開かれ、これに伴い第2油圧室の油を排出しつつ、アクチュエータピストン54が移動し、それとともにロッド53も移動し、ひいてはレバー51及びコントロールシャフト9が高圧縮比方向へと回転される。
図8(ロ)は、機関圧縮比を高くするためにコントロールシャフト9を高圧縮比方向に回転させる場合において、回転させたい方向と逆方向(低圧縮比方向)のコントロールシャフトトルクがかかるときの油圧アクチュエータ8の図である。低圧縮比方向の大きなコントロールシャフトトルクがかかると、ロッド53及びアクチュエータピストン54には、矢印F2で示す方向、すなわち摺動ピン52が設けられたロッド53の先端が油圧アクチュエータ8から遠ざかる方向に大きく荷重がかかる。したがって、アクチュエータピストン54は第1油圧室61側(低圧縮比方向)に移動させられようとするが、第2油圧室62の圧力が所定値未満となり、第1スプリング69の付勢力が第1パイロット通路71を介して第1開閉弁67にかかる油圧に打ち勝つので、第1開閉弁67は閉じられた状態となる。
このため、ロッド53を介してアクチュエータピストン54を第1油圧室61側へと引っ張る力に対して、第1油圧室61が密閉されることから、高い圧縮反力が発生し、アクチュエータピストン54をその位置に保持することができる。
上記した図8の(イ)、(ロ)の動作が油圧切換弁65がA位置に切り換わっている間は繰り返され、この間アクチュエータピストン54は高圧縮比側へと所定量だけストロークする。そして、所定の高圧縮比に達したら、ECU16により油圧切換弁65を中立位置に戻す。圧縮比はその状態で保持される。
次に、図9に基づいて、油圧アクチュエータ8を低圧縮比側へ作動させる場合について説明する。
油圧アクチュエータ8を低圧縮比側に変更するとは、すなわち、アクチュエータピストン54を第1油圧室61側に移動させることである。したがって、オイルポンプ15からの油を第2油圧室62に供給すべく、スプール弁73をB位置(ポートB側)に寄せられるよう、ECU16がソレノイド17を制御する。
前述したように、コントロールシャフト9を低圧縮比方向に回転させるとき、回転させたい方向と同じ方向(低圧縮比方向)にコントロールシャフトトルクが発生している場合には、油圧アクチュエータ8はアクチュエータとして機能し、コントロールシャフト9を回転させる。さらに、低圧縮比方向のトルクは大きいので、このトルクを利用してアクチュエータピストン54の摺動をアシストし、迅速にコントロールシャフト9を回転させることができる。一方、回転させたい方向と逆方向(高圧縮比方向)にコントロールシャフトトルクが発生している場合は、油圧アクチュエータ8は保持器として機能し、コントロールシャフト9は回転させず、その時の位置で保持する。
図9(イ)は、機関圧縮比を低くするためにコントロールシャフト9を低圧縮比方向に回転させる場合において、低圧縮比方向に大きいコントロールシャフトトルクがかかる時の油圧アクチュエータ8の図である。低圧縮比方向にコントロールシャフトトルクがかかると、ロッド53及びアクチュエータピストン54には、矢印F3で示す方向、すなわち摺動ピン52が設けられたロッド53の先端が油圧アクチュエータ8から遠ざかる方向に荷重がかかる。
このとき、アクチュエータピストン54を動かしたい方向と、コントロールシャフトトルクがかかる方向が一致しているので、油圧アクチュエータ8は容易に機関圧縮比を低減させることができる。すなわち、第1油圧室61の油圧が所定値以上となるので、第2パイロット通路72を介して第2開閉弁68にかかる油圧が第2スプリング70の付勢力に打ち勝ち、第2開閉弁68が開かれる。第2開閉弁68が開かれると、オイルポンプ15から第2油圧室62に油が供給され、アクチュエータピストン54が第1油圧室側へと押される。この第2油圧室62の圧力の上昇により、第1開閉弁67が開かれるため、第1油圧室61の油を排出しつつアクチュエータピストン54が移動し、それとともにロッド53も移動し、ひいてはレバー51及びコントロールシャフト9が高圧縮比方向へと回転される。
図9(ロ)は、機関圧縮比を低くするためにコントロールシャフト9を低圧縮比方向に回転させる場合において、高圧縮比方向の小さいコントロールシャフトトルクがかかるときの油圧アクチュエータ8の図である。高圧縮比方向のコントロールシャフトトルクがかかると、ロッド53及びアクチュエータピストン54には、矢印F4で示す方向、すなわち摺動ピン52が設けられたロッド53の先端が油圧アクチュエータ8に近づく方向に荷重がかかる。
このとき、アクチュエータピストン54は第2油圧室62側(高圧縮比方向)に押し戻されようとするが、第1油圧室61の油圧が所定値未満となるので、第2スプリングの付勢力が第2パイロット通路72を介して第2開閉弁68にかかる油圧に打ち勝ち、第2開閉弁68は閉じられたままとなる。
このため、第2油圧室62密閉され、その圧縮反力によりアクチュエータピストン54を荷重F4に対向してその位置で保持する。以後、油圧切換弁65がB位置に切り換わっている間は、図9の(イ)、(ロ)の動作が繰り返され、アクチュエータピストン54は所定の圧縮比となる位置までストロークする。
なお、圧縮比を変更せずに維持する場合は、コントロールシャフト9をその位置で保持するべく、スプール弁73が中立位置になるよう、ECU16がソレノイド17を制御する。このとき、油圧アクチュエータ8は、保持器として機能する。
本実施形態によれば、第1通路に第1開閉弁を、第2通路に第2開閉弁を設け、第1油圧室の圧力が第2油圧室の圧力より高い場合に第1開閉弁を閉じ、第1油圧室の圧力が第2油圧室の圧力より高い場合に第2開閉弁を閉じるので、油圧アクチュエータ8に油圧源の油圧より大きい荷重がアクチュエータにかかった場合にも、開閉弁を閉じることにより油圧室内に閉じ込められた油によって荷重を受け止めることができる。また、開かれた開閉弁を有する通路には油が通り、該通路と連通された圧力室に油が供給されるので、アクチュエータピストン54が摺動され、駆動力を発生する。したがって、油圧アクチュエータ8はアクチュエータと保持器の両方の機能を有し、アクチュエータへの荷重低減のために他に保持器を備える必要がなく、機関搭載性に優れている。
また、特に、本実施形態では、複リンク式可変圧縮比機構1のコントロールシャフト9の駆動に本願発明の油圧アクチュエータ8を適用したので、コントロールシャフト9にかかる低圧縮比方向
の油圧源の油圧よりも大きいトルクを油圧アクチュエータ8が受け止めることができ、これにより、コントロールシャフト9を回転させたい方向とコントロールシャフトトルクの方向が一致している場合のみコントロールシャフト9を回転させ、回転させたい方向とは逆方向のコントロールシャフトトルクがかかる場合はコントロールシャフトを保持し、逆回転を防ぐことができるので、油圧アクチュエータ8に要求する出力を小さく抑えることができ、したがって、油圧アクチュエータ8の小型化及び油圧源(オイルポンプ15)の低圧化が実現される。
の油圧源の油圧よりも大きいトルクを油圧アクチュエータ8が受け止めることができ、これにより、コントロールシャフト9を回転させたい方向とコントロールシャフトトルクの方向が一致している場合のみコントロールシャフト9を回転させ、回転させたい方向とは逆方向のコントロールシャフトトルクがかかる場合はコントロールシャフトを保持し、逆回転を防ぐことができるので、油圧アクチュエータ8に要求する出力を小さく抑えることができ、したがって、油圧アクチュエータ8の小型化及び油圧源(オイルポンプ15)の低圧化が実現される。
さらには、油圧アクチュエータ8の小型化及び油圧源の低圧化が実現されることによって、第1油圧室61と油圧室62間の油漏れを低減することができ、油圧源駆動エネルギ低減による燃費悪化を防止できる。
加えて、第1油圧室61と第2開閉弁68とを第1パイロット通路71によって連通させ、第2油圧室62と第1開閉弁67と第2パイロット通路72によって連通させ、第1開閉弁67及び第2開閉弁68を油圧室の油圧により駆動される構成としたので、簡素な構成でアクチュエータの小型化及び油圧源駆動エネルギ低減化が実現できる。
また、油圧源を低圧化することができるので、油圧アクチュエータ8と可変動弁機構20の駆動用油圧源を共通化することができ、複数の油圧源が必要ないので、簡素なシステムを実現できる。
さらに、油圧アクチュエータ8が低油圧で駆動できるので、油圧アクチュエータ8と可変動弁機構20とでエンジンのオイルポンプを共有で使用した場合に、アイドリング時などのエンジン回転数が低く、油圧が低い場合においても、可変動機構20の応答性を良好に保てる。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態について図10に基づいて説明する。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態について図10に基づいて説明する。
本実施形態は、アクチュエータピストン54の構成が前記第1の実施形態と相違している。図10は、第2実施形態における油圧アクチュエータ8の構成図である。
80はピストンスプリングであり、アクチュエータピストン54を高圧縮比方向に付勢するよう第1圧力室61に設けられている。
前述したように、油圧アクチュエータ8にかかるコントロールシャフトトルクは図7に示すような変動トルクであり、低圧縮比方向に大きい。したがって、本実施形態によれば、アクチュエータピストン54を高圧縮比方向に付勢するようにピストンスプリング80を設けたので、低圧縮比方向に大となるコントロールシャフトトルクをピストンスプリング80の付勢力で低減することができ、より低圧力源でコントロールシャフト9を駆動することができる。
(第3実施形態)
以下、本発明の第3実施形態について図11に基づいて説明する。
(第3実施形態)
以下、本発明の第3実施形態について図11に基づいて説明する。
本実施形態は、第1開閉弁67及び第2開閉弁68が前記実施形態と相違している。図11は、第3実施形態における油圧アクチュエータ8の構成図である。
81は第1カム、82は第2カムである。第1開閉弁67は第1カム81によって、また、第2開閉弁68は第2カム82によって駆動される。第1開閉弁67の一端には第1スプリング69が、第2開閉弁68の一端には第2スプリング70がそれぞれ弁を開く方向に付勢するように設けられている。第1カム81には第1カム山81aが、第2カム82には第2カム山82aが、それぞれ2つずつ設けられており、第1開閉弁67を第1カム山81aが、第2開閉弁68を第2カム山82aが押すことにより、それぞれ弁が閉じる構成となっている。第1カム81及び第2カム82のベースサークルにあるときは、すなわち第1カム山81a、第2カム山82aが第1開閉弁67、第2開閉弁68からずれた位置にあるときは、第1、第2開閉弁67,68はスプリングの付勢力により開いた位置に保持される。
第1カム81及び第2カム82はクランクと同期して動かされる。前述したように、コントロールシャフト9にかかるトルクは、図7に示した、大小の正負のトルクが周期的に現れる変動トルクであり、ピストンに筒内圧が作用する方向、すなわち、低圧縮比方向に大トルクとなる。本実施形態は、4気筒エンジンであるので、クランク一回転中(クランク角360度中)で筒内圧が2回作用し、最大トルクが2回発生する。また、高圧縮比方向の最大トルクも、クランク一回転中(クランク角360度中)に2回発生する。
そこで、第1カム81及び第2カム82には、カム山を2つずつ設け、高圧縮比方向及び低圧縮比方向の各側のコントロールシャフトトルクが、オイルポンプ15による油圧で発生するトルクよりも大きい期間は、開閉弁67,68が閉まるようにしている。すなわち、高圧縮比方向の所定値以上のトルクが発生するクランク角度期間では第2カム山82が第2開閉弁68を閉じ、低圧縮比方向の所定値以上のトルクが発生するクランク角度期間では第1カム山81aが第1開閉弁67を閉じる。
本実施形態によれば、第1開閉弁67及び第2開閉弁68を、油圧ではなく、クランクと同期しているカムで機械的に駆動するので、油通路(配管)の長さ、曲がり、剛性などを考慮せずとも、高回転における応答性がよくなる。したがって、コントロールシャフトトルクの変動に対する第1開閉弁67及び第2開閉弁68の応答性がよくなり、相対的に高圧側となる圧力室からの油の漏れを確実に防ぐことができるようになるので、エネルギ低減による燃費悪化防止を防ぐことができる。
(第4実施形態)
以下、本発明の第4実施形態について図12に基づいて説明する。
(第4実施形態)
以下、本発明の第4実施形態について図12に基づいて説明する。
本実施形態は、第1開閉弁及び第2開閉弁が前記実施形態と相違している。図12は、第4実施形態における油圧アクチュエータ8の構成図である。
85は第1モータ、86は第2モータである。第1開閉弁67及び第2開閉弁68はロータリバルブであり、第1開閉弁67は第1モータ85に、第2開閉弁68は第2モータ86にそれぞれ駆動される。第1モータ85及び第2モータ86は、クランク回転と電気的同期で制御されている。
前記各実施形態においては、高圧縮比方向のコントロールシャフトトルクが発生する場合には第2開閉弁68を閉じ、低圧縮比方向のコントロールシャフトトルクが発生する場合には第1開閉弁67を閉じるよう開閉弁を制御していたが、本実施形態においては、コントロールシャフトトルクのかかる方向だけでなく、機関圧縮比を高圧縮比方向と低圧縮比方向のどちらに変更させるかに応じて開閉弁67、68の制御を行う。
すなわち、機関圧縮比を低圧縮比側に変更するときのように、コントロールシャフトトルクが回転させたい方向と同じ低圧縮比方向にかかる場合は、アクチュエータピストン54を動かしたい方向とコントロールシャフトトルクがかかる方向が一致しているので、第1開閉弁67及び第2開閉弁68の両方を開き、コントロールシャフトトルクによるアシストが効率的に行われるようにする。
コントロールシャフト9を低圧縮比方向に回転する場合において、コントロールシャフトトルクが回転させたい方向と同じ低圧縮比方向にかかっているとき、第1開閉弁67及び第2開閉弁68の両方が開かれていると、油圧源から第2油圧室62に供給される油圧とコントロールシャフトトルクによって第1油圧室61側へ摺動されようとするアクチュエータピストン54の動きを、第1油圧室61内の油圧が妨げることがないので、機関圧縮比の低圧縮比側への変更が迅速に行われる。
一方、コントロールシャフト9を高圧縮比方向に回転する場合においても、コントロールシャフトトルクが回転させたい方向と同じ高圧縮比方向にかかる場合は、第1開閉弁67及び第2開閉弁68の両方を開き、コントロールシャフトトルクによるアシストが効率的に行われるようにすることができる。
なお、機関圧縮比を低圧縮比方向に変更する場合は、コントロールシャフトトルクが回転させたい方向と同じ低圧縮比方向にかかるときのみならず、逆回転の高圧縮比方向にかかる場合にも第1開閉弁67及び第2開閉弁68を開弁させていてもよい。これは、図7に示すように、低圧縮比方向のコントロールシャフトトルクに比べて、高圧縮比方向のコントロールシャフトトルクが小さいからである。
一方、機関圧縮比を高圧縮比方向に変更する場合は、低圧縮比方向にコントロールシャフトトルクがかかるときに第1開閉弁67及び第2開閉弁68を両方開いておくと、低圧縮比方向の大きいコントロールシャフトトルクによってコントロールシャフト9が低圧縮方向に回転させられてしまうので、コントロールシャフトトルクが回転させたい方向と同じ高圧縮比方向にかかるときにのみ第1開閉弁67及び第2開閉弁68を開くよう限定しておく。
本実施形態によれば、機関圧縮比を変更させたい方向と同じ方向にコントロールシャフトトルクがかかる場合は、第1開閉弁67及び第2開閉弁68の両方を開くので、高応答な圧縮比の可変が可能となる。特に、機関圧縮比を低圧縮比方向に変更させたい場合は、低圧縮比方向の大きいコントロールシャフトトルクにより迅速に圧縮比を変更することができるので、ノッキング対策として迅速に圧縮比を低減させたい場合等に有効である。
以上説明した実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内において種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明と均等であることは明白である。
例えば、上記実施形態では、本願発明の流体圧アクチュエータを駆動する流体として油を使用したが、他の非圧縮性流体を使用してもよい。また、上記実施形態では、本願発明の流体圧アクチュエータを可変圧縮比機構のコントロールシャフトを駆動するのに適用したが、圧縮機などの変動トルクがかかる他の機構にも適用可能である。
1 可変圧縮比機構
2 ピストン
3 クランクシャフト
3a クランクジャーナル
3b クランクピン
4 ピストンピン
5 ロアーリンク
6 アッパーリンク
7 コントロールリンク
8 油圧アクチュエータ
9 コントロールシャフト
10 偏心軸部
11 第1連結ピン
12 第2連結ピン
13 シリンダブロック
14 シリンダ
15 オイルポンプ
16 ECU
17 ソレノイド
18 制御バルブ
20 可変動弁機構
21 第1可変動弁機構
22 第2可変動弁機構
23 制御軸
24 第1アクチュエータ
25 駆動軸
26 軸受ブラケット
27 シリンダヘッド
28 揺動カム
28a カム本体
28b ジャーナル部
29 バルブステム
30 バルブリフタ
31 偏心軸部
32 第1リンク
33 制御偏心軸部
34 ロッカーアーム
35 第1連結ピン
36 第2リンク
37 第2連結ピン
38 第3連結ピン
39 カム面
40 スプロケット
50 偏心スリーブ軸受
51 レバー
51a スリット
52 摺動ピン
53 ロッド
54 アクチュエータピストン
60 シリンダ
61 第1油圧室
62 第2油圧室
63 第1通路
64 ポンプポート
65 油圧切換弁
66 第2通路
67 第1開閉弁
68 第2開閉弁
69 第1スプリング
70 第2スプリング
71 第1パイロット通路
72 第2パイロット通路
73 スプール弁
74 スプリング
80 ピストンスプリング
81 第1カム
82 第2カム
85 第1モータ
86 第2モータ
2 ピストン
3 クランクシャフト
3a クランクジャーナル
3b クランクピン
4 ピストンピン
5 ロアーリンク
6 アッパーリンク
7 コントロールリンク
8 油圧アクチュエータ
9 コントロールシャフト
10 偏心軸部
11 第1連結ピン
12 第2連結ピン
13 シリンダブロック
14 シリンダ
15 オイルポンプ
16 ECU
17 ソレノイド
18 制御バルブ
20 可変動弁機構
21 第1可変動弁機構
22 第2可変動弁機構
23 制御軸
24 第1アクチュエータ
25 駆動軸
26 軸受ブラケット
27 シリンダヘッド
28 揺動カム
28a カム本体
28b ジャーナル部
29 バルブステム
30 バルブリフタ
31 偏心軸部
32 第1リンク
33 制御偏心軸部
34 ロッカーアーム
35 第1連結ピン
36 第2リンク
37 第2連結ピン
38 第3連結ピン
39 カム面
40 スプロケット
50 偏心スリーブ軸受
51 レバー
51a スリット
52 摺動ピン
53 ロッド
54 アクチュエータピストン
60 シリンダ
61 第1油圧室
62 第2油圧室
63 第1通路
64 ポンプポート
65 油圧切換弁
66 第2通路
67 第1開閉弁
68 第2開閉弁
69 第1スプリング
70 第2スプリング
71 第1パイロット通路
72 第2パイロット通路
73 スプール弁
74 スプリング
80 ピストンスプリング
81 第1カム
82 第2カム
85 第1モータ
86 第2モータ
Claims (10)
- 圧力室と、
前記圧力室に流体を供給する圧力源と、
前記圧力室を第1圧力室と第2圧力室とに区画し、前記第1圧力室及び前記第2圧力室の圧力に応じて前記圧力室内を移動する変位部材と、
前記圧力源と前記第1圧力室とを連通する第1通路と、
前記圧力源と前記第2圧力室とを連通する第2通路と、
前記第1通路及び前記第2通路の上流かつ前記圧力源の下流に設けられ、前記第1圧力室及び前記第2圧力室への流体供給を制御する切換弁と、
前記切換弁下流の第1通路に設けられ、前記第1通路を開閉する第1開閉弁と、
前記切換弁下流の第2通路に設けられ、前記第2通路を開閉する第2開閉弁と、
を備え、
前記第1圧力室の圧力が前記第2圧力室の圧力より高い場合に前記第1開閉弁が閉じ、
前記第2圧力室の圧力が前記第1圧力室の圧力より高い場合に前記第2開閉弁が閉じ、
前記変位部材が前記流体によって移動されることにより駆動力を発生する
流体圧アクチュエータ。 - さらに、シリンダ内を往復動するピストンと、
前記ピストンに第1連結ピンを介して連結される第1リンクと、
クランクシャフトのクランクピンに回転自由に装着されるとともに、前記第1リンクに第2連結ピンを介して連結される第2リンクと、
前記第2リンクに第3連結ピンを介して連結される第3リンクと、
シリンダブロックに回転自由に支持され、回転軸に対して偏心した偏心軸部を有し、その偏心軸部に前記第3リンクを脱着可能に連結し、機関運転状態に応じて回転して前記第3リンクの位置を調整することで機関圧縮比を可変制御するコントロールシャフトとからなる内燃機関の可変圧縮比機構を備え、
前記変位部材より前記コントロールシャフトを回転駆動するように構成した請求項1に記載の流体圧アクチュエータ。 - 前記第1開閉弁が前記第2圧力室の圧力が所定値以上の場合に開き、
前記第2開閉弁が前記第1圧力室の圧力が所定値以上の場合に開く請求項1または請求項2に記載の流体圧アクチュエータ。 - さらに、前記第1開閉弁と前記第2圧力室とを連通する第1小通路と、
前記第2開閉弁と前記第1圧力室とを連通する第2小通路とを備え、
前記第1開閉弁の一端が弾性体によって付勢され、他端が第1小通路を介した第2油圧室の圧力によって付勢され、
前記第2開閉弁の一端が弾性体によって付勢され、他端が第2小通路を介した第1油圧室の圧力によって付勢される請求項3に記載の流体圧アクチュエータ。 - 前記第1開閉弁及び第2開閉弁が、前記クランクシャフトと同期する回転体に駆動されて開閉する請求項2に記載の流体圧アクチュエータ。
- 前記第1開閉弁及び第2開閉弁が、前記クランクシャフトと電気的に同期する電動モータで駆動され開閉する請求項2に記載の流体圧アクチュエータ。
- 前記コントロールシャフトを回転させる方向と前記コントロールシャフトにかかるトルクの方向が同じ場合は、前記第1開閉弁及び第2開閉弁が共に開いている請求項6に記載の流体圧アクチュエータ。
- 前記圧力源の圧力が、前記コントロールシャフトから前記変位部材にかかる最大圧力より小さい請求項2ないし請求項7のいずれかに記載の流体圧アクチュエータ。
- さらに、吸気弁または/および排気弁の作動角と作動角の中心角少なくとも一方を可変とする油圧式可変動弁機構を備え、
前記圧力源が前記可変動弁機構の駆動用油圧源である請求項2に記載の流体圧アクチュエータ。 - 前記圧力源の圧力が、前記コントロールシャフトから前記変位部材にかかる最大圧力より小さく、前記可変動弁機構を駆動するのに必要な圧力よりは大きい請求項9に記載の流体圧アクチュエータ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006197842A JP2008025431A (ja) | 2006-07-20 | 2006-07-20 | 流体圧アクチュエータ |
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JP2010174762A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関の可変圧縮比装置 |
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