JP2007315595A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トラニオン15に、互いに対向しかつパワーローラ11の回転中心軸と直交するとともに枢軸14と直交する方向に延びる一対の案内面が設けられている。一対の案内面の間にパワーローラを回転自在に支持するスラスト玉軸受24の外輪本体部(外輪)28aが配置されている。外輪本体部の外周に設けられたラジアル軸受120により外輪本体部の外周に沿って回転自在な環状の回転部材120bが設けられている。パワーローラと共に外輪本体部が前記方向に移動する際に、回転部材が一対の案内面のうちのいずれか一方に当接した場合に、回転部材が一方の案内面に当接して転動する。
【選択図】図1
Description
前記トラニオンに、互いに対向しかつ前記パワーローラの回転中心軸と直交するとともに前記枢軸と直交する方向に延びる一対の案内面が設けられ、
前記一対の案内面の間に前記スラスト軸受の前記外輪が配置され、
前記外輪の外周に設けられたラジアル軸受により前記外輪の外周に沿って回転自在な環状の回転部材が設けられ、
前記パワーローラと共に前記外輪が前記パワーローラの回転中心軸と直交するとともに前記枢軸と直交する方向に移動する際に、前記回転部材が前記一対の案内面のうちのいずれか一方に当接した場合に、前記回転部材がこの一方の案内面に当接して転動することを特徴とするトロイダル型無段変速機。
また、外輪の外周に、例えば、一般的な環状の軸受(ベアリング)としてのラジアル軸受を設けることで、本発明を実施できるので、外輪にも平面部を形成して平面上の案内面と外輪の平面部との間にころを配置する構成よりも加工コストを低減できる。また、ラジアル軸受は、上述のように一般的な環状の軸受の構成を使用できるので、ころ軸受の循環機構の形成に問題が生じることがない。
また、一対の案内面同士の間隔は、回転部材の直径より僅かに長い必要がある。
すなわち、回転部材を案内面同士の間に配置した場合に、一対の案内面同士の間隔に対する回転部材のクリアランスが0だと、回転部材の外周の二箇所が一対の案内面に当接して、回転部材の回転が困難になるので、クリアランスを0より大きくし、同時に一対の案内面に回転部材が当接することがないようにする必要がある。
また、トラニオンの内側面と外輪の外側面とが当接する部分には、外輪をパワーローラの回転中心軸と直交するとともに枢軸と直交する方向に案内するリニアベアリング等のスラスト軸受が必要となる。
具体的には、外輪28は、スラスト玉軸受(スラスト軸受)24の外輪を形成する外輪本体部28aと、パワーローラ11を回転可能に支持する軸部28bとから成っている(前述した従来構造の外輪28と変位軸23の先端部23bとが一体となって、変位軸23の基端部23aを取り除いた構造を成している)。また、外輪本体部28aは、外輪本体部28aの外周面の外側面側が円筒状に切り欠かれて縮径された縮径部を有しており、この縮径部の外周面110は、パワーローラ11の回転軸と略平行に延びる円筒面となっている。これに対応して、トラニオン15には、この外周面110と略平行に対向する案内面112が設けられている。そして、外周面110と案内面112との間には、パワーローラ11のラジアル方向(図中y方向)の荷重を支承しつつディスク2,3のパワーローラ11の回転中心軸と直交するとともに枢軸14と直交する方向に沿う外輪28のスライド(図中x方向に沿うスライド)を許容するラジアル軸受(転がり軸受)120が介挿されている。
また、外輪28の外輪本体部28aは、前記一対の案内面112,112の間に配置されており、これにより外輪28は、枢軸14,14の軸方向に沿った移動を規制されるとともに、パワーローラ11の回転中心軸と直交するとともに枢軸14と直交する方向に案内される。
したがって、トロイダル型無段変速機には、外輪28の外輪本体部28aの外周に設けられたラジアル軸受120により外輪本体部28a外輪28の外周に沿って回転自在な環状の回転部材120bが設けられている。
すなわち、一対の案内面112,112とこれらの間に配置される回転部材120bとの間には、0より大きなクリアランスが設定されており、回転部材120bは、一対の案内面112,112に同時に当接することがなく、かならず、どちらか一方に当接することになる。これにより、回転部材120bは、一対の案内面112,112のいずれか一方に当接して、一方の案内面112,112上を転動可能となっている。
すなわち、トラニオン15とスラスト玉軸受24の外輪28との間には、外輪28をパワーローラ11の回転中心軸と直交するとともに枢軸14と直交する方向に転がり案内するスラスト転がり軸受が設けられている。
すなわち、ラジアル軸受120により保持されたパワーローラ11は、トラニオン15の案内面112に対してパワーローラ11の回転中心軸と直交するとともに枢軸14と直交する方向(図中x方向)に移動することができる。
また、外輪28の外側面側に位置するスラストニードル軸受130は、図2に示すように、パワーローラ11がトラニオン15に対して単純にx方向に直線運動するため、それ自体の配置が容易になり、効果的にパワーローラ11を転がり案内することができる。
3 出力側ディスク
11 パワーローラ
15 トラニオン
24 スラスト玉軸受(スラスト軸受)
26 転動体
28b 外輪本体部(外輪)
110 外周面
112 案内面
120 ラジアル軸受
120b 回転部材
130 スラストニードル軸受(スラスト転がり軸受)
P ポケット部(収容空間)
Claims (3)
- それぞれの内側面同士を互いに対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、前記入力側ディスクと前記出力側ディスクとの間に挟持されたパワーローラと、前記入力側ディスクおよび前記出力側ディスクの回転中心軸に対して捻れの位置にあり且つ互いに同心的に設けられた一対の枢軸を中心に揺動するとともに、前記各パワーローラを回転自在に支持するトラニオンと、前記パワーローラに加わるスラスト方向の荷重を支承するスラスト軸受とを備え、前記スラスト軸受は、前記パワーローラによって形成される内輪と、外輪と、これらの内輪および外輪との間で転動する転動体とを有して成るトロイダル型無段変速機において、
前記トラニオンに、互いに対向しかつ前記パワーローラの回転中心軸と直交するとともに前記枢軸と直交する方向に延びる一対の案内面が設けられ、
前記一対の案内面の間に前記スラスト軸受の前記外輪が配置され、
前記外輪の外周に設けられたラジアル軸受により前記外輪の外周に沿って回転自在な環状の回転部材が設けられ、
前記パワーローラと共に前記外輪が前記パワーローラの回転中心軸と直交するとともに前記枢軸と直交する方向に移動する際に、前記回転部材が前記一対の案内面のうちのいずれか一方に当接した場合に、前記回転部材がこの一方の案内面に当接して転動することを特徴とするトロイダル型無段変速機。 - 前記トラニオンと前記スラスト軸受の前記外輪との間には、前記外輪を前記パワーローラの回転中心軸と直交するとともに前記枢軸と直交する方向に転がり案内するスラスト転がり軸受が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のトロイダル型無段変速機。
- 前記トラニオンは、支持板部と、この支持板部の前記枢軸に沿う方向両端部に該支持板部の内側面側に折れ曲がる状態で形成された一対の折れ曲がり壁部とを備え、前記支持板部の内側面と前記一対の折れ曲がり壁部とにより前記外輪および前記パワーローラを収容する収容空間が形成され、この収容空間のうち、前記外輪を収容する外輪収容空間の前記枢軸に沿う方向の寸法が前記パワーローラを収容するパワーローラ収容空間の前記枢軸に沿う方向の寸法よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトロイダル型無段変速機。
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