JP2007004020A - ズームレンズ及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 手ぶれ補正機能を有し、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等のデジタル入出力機器の撮影光学系に好適なコンパクトでカメラ奥行き方向の薄型化を達成するズームレンズ及び該ズームレンズを使用した撮像装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 少なくとも物体側より順に配列された、ズーミング中固定で光軸を折り曲げるための反射部材を含み負の屈折力を有する第1レンズ群GR1と、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2と、第3レンズ群GR3とを有し、上記第2レンズ群又は上記第3レンズ群の何れか(以下、「ブレ補正レンズ群」という)を光軸と直交する方向に移動させることにより像を光軸と直交する方向にシフトさせることが可能であり、以下の条件式(1)を満足することを特徴とするズームレンズ1。
(1)0.5 < ( 1 − βα )×βb < 3.0
但し
βα:ブレ補正レンズ群の望遠端での倍率
βb:ブレ補正レンズ群より像面側にあるレンズ群の望遠端での倍率
とする。
【選択図】図1
【解決手段】 少なくとも物体側より順に配列された、ズーミング中固定で光軸を折り曲げるための反射部材を含み負の屈折力を有する第1レンズ群GR1と、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2と、第3レンズ群GR3とを有し、上記第2レンズ群又は上記第3レンズ群の何れか(以下、「ブレ補正レンズ群」という)を光軸と直交する方向に移動させることにより像を光軸と直交する方向にシフトさせることが可能であり、以下の条件式(1)を満足することを特徴とするズームレンズ1。
(1)0.5 < ( 1 − βα )×βb < 3.0
但し
βα:ブレ補正レンズ群の望遠端での倍率
βb:ブレ補正レンズ群より像面側にあるレンズ群の望遠端での倍率
とする。
【選択図】図1
Description
本発明は新規なズームレンズ及び撮像装置に関する。詳しくは、カメラの振動による撮影画像のブレを補正する機能、すなわち、手ぶれ補正機能を有し、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等のデジタル入出力機器の撮影光学系に好適なコンパクトでカメラ奥行き方向の薄型化を達成するズームレンズ及び該ズームレンズを備えた撮像装置に関する。
近年、デジタルスチルカメラ等の個体撮像素子を用いた撮像装置が普及しつつある。このようなデジタルスチルカメラの普及に伴い一層の高画質化が求められており、特に画素数の多いデジタルスチルカメラ等においては、画素数の多い個体撮像素子に対応した結像性能にすぐれた撮影用レンズ、特にズームレンズが求められている。また、その上、小型化への要求も強く、特に奥行き方向に小型なズームレンズが求められている。
また、撮影時の振動による撮影画像の像ブレを防ぐ、手ぶれ補正機能も強く要求されている。
例えば、特許文献1では、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、正又は負の屈折力を有する第4レンズ群で構成され、第3レンズ群を光軸と垂直な方向に移動させることで、手ぶれ補正を行うズームレンズが提案されている。
また、他方で、第1レンズ群中に光路を折り曲げるための反射部材を配置して奥行方向での小型化、すなわち薄型化を達成したズームレンズが提案されている。
そこで、第1レンズ群中に光路を折り曲げるための反射部材を配置すると共に、第1レンズ群より像側に配置されるレンズ群の一の全体又は一部を光軸方向と直交する方向に移動させることによって像をシフトさせるようにすることが考えられる。
しかしながら、上記したように、単純に、反射部材での光路の折曲による薄型化と、レンズシフトによる像シフト方式とを組み合わせただけでは、十分な光学性能を有するズームレンズを得ることができず、特に、構成される各レンズ群の偏芯による収差劣化が大きくなってしまう。すなわち高画素に対応した結像性能を満足しようとすると高い精度での組み立て性が要求される。
本発明は、上記したような問題に鑑み、手ぶれ補正機能を有し、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等のデジタル入出力機器の撮影光学系に好適なコンパクトでカメラ奥行き方向の薄型化を達成し、かつ組立性の良好な ズームレンズ及び該ズームレンズを使用した撮像装置を提供することを課題とする。
本発明ズームレンズは、上記した課題を解決するために、少なくとも物体側より順に配列された、ズーミング中固定で光軸を折り曲げるための反射部材を含み負の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群とを有し、上記第2レンズ群又は上記第3レンズ群の何れか(以下、「ブレ補正レンズ群」という)を光軸と直交する方向に移動させることにより像を光軸と直交する方向にシフトさせることが可能であり、βαをブレ補正レンズ群の望遠端での倍率、βbをブレ補正レンズ群より像面側にあるレンズ群の望遠端での倍率として、条件式(1)0.5 < ( 1 − βα )×βb < 3.0を満足するものである。
従って、本発明ズームレンズにあっては、手振れ補正が可能であると共にカメラ奥行き方向で薄型化される。
また、本発明撮像装置は、本発明ズームレンズを使用している。
本発明ズームレンズは、少なくとも物体側より順に配列された、ズーミング中固定で光軸を折り曲げるための反射部材を含み負の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群とを有し、上記第2レンズ群又は上記第3レンズ群の何れか(以下、「ブレ補正レンズ群」という)を光軸と直交する方向に移動させることにより像を光軸と直交する方向にシフトさせることが可能であり、以下の条件式(1)を満足することを特徴とする。
(1)0.5 < ( 1 − βα )×βb < 3.0
但し
βα:ブレ補正レンズ群の望遠端での倍率
βb:ブレ補正レンズ群より像面側にあるレンズ群の望遠端での倍率
とする。
(1)0.5 < ( 1 − βα )×βb < 3.0
但し
βα:ブレ補正レンズ群の望遠端での倍率
βb:ブレ補正レンズ群より像面側にあるレンズ群の望遠端での倍率
とする。
また、本発明撮像装置は、ズームレンズと、上記ズームレンズにより形成した光学像を電気信号に変換する撮像素子を備えた撮像装置であって、上記ズームレンズは、少なくとも物体側より順に配列された、ズーミング中固定で光軸を折り曲げるための反射部材を含み負の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群とを有し、上記第2レンズ群又は上記第3レンズ群の何れか(以下、「ブレ補正レンズ群」という)を光軸と直交する方向に移動させることにより像を光軸と直交する方向にシフトさせることが可能であり、以下の条件式(1)を満足することを特徴とする。
(1)0.5 < ( 1 − βα )×βb < 3.0
但し
βα:ブレ補正レンズ群の望遠端での倍率
βb:ブレ補正レンズ群より像面側にあるレンズ群の望遠端での倍率
とする。
(1)0.5 < ( 1 − βα )×βb < 3.0
但し
βα:ブレ補正レンズ群の望遠端での倍率
βb:ブレ補正レンズ群より像面側にあるレンズ群の望遠端での倍率
とする。
従って、本発明ズームレンズにあっては、手振れ補正が可能であると共に、薄型化、すなわち、入射光軸方向での小型化が可能である。また、ブレ補正レンズ群の駆動機構の大型化を防ぐと共に、手振れ補正のためのブレ補正レンズ群のシフト量の制御が容易である。
そして、本発明撮像装置は、本発明ズームレンズを使用することにより、手振れ補正が可能でありながら、ブレ補正レンズ群を駆動する機構の大型化を防いで小型に構成することができ、また、薄型化が可能である。さらに、手振れ補正のためのブレ補正レンズ群のシフト量の制御が容易である。
請求項2に記載した発明にあっては、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群が配列されて構成されるので、バランスの良い結像性能を有する。
請求項3に記載した発明にあっては、f1を第1レンズ群の焦点距離、f2を第2レンズ群の焦点距離として、条件式(2)0.1 < |f1/f2|< 1.2を満足するので、前玉径の大型化を防ぎ、歪曲収差の補正が良好に成されると共に、手振れ補正時の収差発生量を抑制することができる。
請求項4に記載した発明にあっては、f1を第1レンズ群の焦点距離、fwを広角端でのレンズ全系の焦点距離として、条件式(3)3.8 < |f1/fw|< 5.0を満足するので、前玉径及び反射部材の大型化を防ぐと共に歪曲収差を良好に補正することができる。
請求項6に記載した発明にあっては、上記撮像素子の振れを検出する手振れ検出手段と、上記手振れ検出手段によって検出した撮像素子の振れによる画像振れを補正するための振れ補正角を算出し、上記ブレ補正レンズ群を上記振れ補正角に基づく位置とするべく駆動信号を駆動部に送出する手振れ制御手段と、上記駆動信号に基づいて上記ブレ補正レンズ群を光軸と直交する方向にシフトさせる手振れ駆動部とを備えたので、手振れ等による撮像素子の振れによる画像の振れを補正することができる共に、合焦状態が良好で各種収差が良好に補正された高品質の画像を取得することができる。
以下に、本発明ズームレンズ及び撮像装置を実施するための最良の形態について添付図面を参照して説明する。
本発明ズームレンズは、少なくとも物体側より順に配列された、ズーミング中固定で光軸を折り曲げるための反射部材を含み負の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群とを有し、上記第2レンズ群又は上記第3レンズ群の何れか(以下、「ブレ補正レンズ群」という)を光軸と直交する方向に移動させることにより像を光軸と直交する方向にシフトさせることが可能であり、かつ、βαをブレ補正レンズ群の望遠端での倍率、βbをブレ補正レンズ群より像面側にあるレンズ群の望遠端での倍率として、以下の条件式(1)を満足する。
(1)0.5 < ( 1 − βα )×βb < 3.0
また、好ましくは、第3レンズ群の像側に正の屈折力を有する第4レンズ群が配列され、第3レンズ群は正の屈折力を有する。
(1)0.5 < ( 1 − βα )×βb < 3.0
また、好ましくは、第3レンズ群の像側に正の屈折力を有する第4レンズ群が配列され、第3レンズ群は正の屈折力を有する。
本発明ズームレンズにあっては、第1レンズ群に光軸を折り曲げるための反射部材を含むため、光軸を入射光軸に対して折り曲げることによって薄型化、すなわち、入射光軸方向での小型化が可能になる。
上記条件式(1)は、ブレ補正レンズ群の移動量に対する像がシフトする割合を規定する条件式である。条件式(1)の下限値を下回ると、所定量だけ像をシフトさせるのに必要なブレ補正レンズ群の移動量が大きくなり、ブレ補正レンズ群の駆動系が大きくなってしまい小型化の妨げとなる。また、条件式(1)の上限値を上回るとブレ補正レンズ群が微小に移動しても像が大きくシフトしてしまうので、高い精度での制御が要求される。
本発明ズームレンズは、f1を第1レンズ群の焦点距離、f2を第2レンズ群の焦点距離として、以下の条件式(2)を満足することが好ましい。
(2)0.1 < |f1/f2|< 1.2
上記条件式(2)は、第1レンズ群の焦点距離と第2レンズ群の焦点距離との比を規定する条件式である。条件式(2)の下限値を下回ると第1レンズ群の焦点距離が短くなり、歪曲収差の補正が困難になる。条件式(2)の上限値を上回ると第1レンズ群の焦点距離が長くなり前玉径の増大をまねき、小型化が困難になると共に、第2レンズ群の焦点距離が短くなり、第2レンズ群の偏芯感度が上がり、手ブレ補正時の収差発生量が大きくなる。
(2)0.1 < |f1/f2|< 1.2
上記条件式(2)は、第1レンズ群の焦点距離と第2レンズ群の焦点距離との比を規定する条件式である。条件式(2)の下限値を下回ると第1レンズ群の焦点距離が短くなり、歪曲収差の補正が困難になる。条件式(2)の上限値を上回ると第1レンズ群の焦点距離が長くなり前玉径の増大をまねき、小型化が困難になると共に、第2レンズ群の焦点距離が短くなり、第2レンズ群の偏芯感度が上がり、手ブレ補正時の収差発生量が大きくなる。
本発明ズームレンズは、f1を第1レンズ群の焦点距離、fwを広角端でのレンズ全系の焦点距離として、以下の条件式(3)を満足することが好ましい。
(3)3.8 < |f1/fw|< 5.0
上記条件式(3)は、第1レンズ群の焦点距離と広角端でのレンズ全系の焦点距離との比を規定する条件式である。条件式(3)の下限値を下回ると第1レンズ群の焦点距離が短くなり、歪曲収差の補正が困難になる。条件式(3)の上限値を上回ると第1レンズ群の焦点距離が長くなり前玉径の増大をまねき、反射部材の小型化が困難になる。
(3)3.8 < |f1/fw|< 5.0
上記条件式(3)は、第1レンズ群の焦点距離と広角端でのレンズ全系の焦点距離との比を規定する条件式である。条件式(3)の下限値を下回ると第1レンズ群の焦点距離が短くなり、歪曲収差の補正が困難になる。条件式(3)の上限値を上回ると第1レンズ群の焦点距離が長くなり前玉径の増大をまねき、反射部材の小型化が困難になる。
第1レンズ群中に含まれる光軸を折り曲げるための反射部材にプリズムを使用する場合は、屈折率が高い硝材を使うこが望ましい。望ましくは、1.7以上,さらに望ましくは1.8以上の屈折率を有する硝材を使用することが望ましい。これによって、反射部材を小型化することができると共に、前玉径の小径化が可能になる。
本発明ズームレンズにおいて第3レンズ群と第4レンズ群との間に光量調整用の部材を介在させることが好ましいが、第3レンズ群を光軸に垂直な方向にシフトさせることによって手ブレ補正を行う場合、光量調整用の部材が第3レンズ群と一体だと、手ブレ補正時に移動する部材の重量が重くなり、手ブレ補正のための駆動機構の負荷が大きくなる。そのため、光量調整用の部材は第3レンズ群とは独立していることが望ましい。
なお、光量調整用の部材としては、メカシャッター、NDフィルターや、液晶調光素子等を用いることが好ましい。
以下に、本発明ズームレンズの実施の形態及び各実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例について説明する。
図1は本発明ズームレンズの第1の実施の形態1を示すものである。
ズームレンズ1は、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群GR1、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3、光量調整部材LL、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4が配列されて成る。第1レンズ群GR1は、負レンズG1及び光軸を90°折り曲げるための直角プリズムG2で構成されている。第2レンズ群GR2は、像側に非球面を有する負レンズG3及び正レンズG4で構成されている。第3レンズ群GR3は、両面に非球面を有する正レンズG5及び正レンズG6と負レンズG7との接合レンズで構成されている。第4レンズ群GR4は、両面に非球面を有するプラスチック正レンズG8で構成されている。そして、広角端から望遠端へとレンズ位置状態が変化するに際して、第1レンズ群GR1及び光量調整部材LLは光軸方向に固定され、第2レンズ群GR2、第3レンズ群GR3及び第4レンズ群GR4が光軸上を図1に矢印で示すように移動する。また、第2レンズ群GR2及び第3レンズ群GR3の何れかを光軸と直交する方向へ移動させることによって像を光軸と直交する方向にシフトさせることができる。
なお、開口絞りSは第3レンズ群GR3の物体側に近接して配置され、第3レンズ群GR3と共に移動し、第4レンズ群GR4と結像面IMGとの間にローパスフィルタLPFが介挿されている。
上記したように、第1の実施の形態に係るズームレンズ1及び後述する他の実施の形態に係るズームレンズにおいて非球面が使用されている。そして、非球面形状は数1式によって表される。
但し、
x : レンズ面頂点からの光軸方向の距離
y : 光軸と垂直な方向の高さ
c : レンズ頂点での近軸曲率
ε : 円錐定数
A i : 第 i 次の非球面係数
である。
x : レンズ面頂点からの光軸方向の距離
y : 光軸と垂直な方向の高さ
c : レンズ頂点での近軸曲率
ε : 円錐定数
A i : 第 i 次の非球面係数
である。
表1に上記した第1の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例1の諸元の値を示す。この数値実施例1及び後に説明する各数値実施例の諸元表中の面No.は物体側から数えてi番面の面を示し、Rは第i番面の光学面の曲率半径を、dは物体側から第i番目の光学面と第i+1番目の光学面との間の軸上面間隔を、ndは物体側に第i番目の光学面を有する硝材のd線(λ=587.6nm)に対する屈折率を、νdは物体側に第i番目の光学面を有する硝材のd線に対するアッベ数をそれぞれ示す。また、ASPは当該光学面が非球面であることを示し、INFINITYは当該光学面が平面であることを示す。
広角端より望遠端へのレンズ位置状態の変化に伴って、第1レンズ群GR1と第2レンズ群GR2との間の面間隔d4、第2レンズ群GR2と開口絞りSとの間の面間隔d8、第3レンズ群GR3と光量調整部材LLとの間の面間隔d14、光量調整部材LLと第4レンズ群GR4との間の面間隔d15及び第4レンズ群GR4とローパスフィルタLPFとの間の面間隔d17が変化する。そこで、表2に数値実施例1における上記各面間隔の広角端、広角端と望遠端との間の中間焦点距離及び望遠端における各値をFナンバーFNo.、焦点距離f及び半画角ωと共に示す。
第6面、第10面、第11面、第16面及び第17面の各レンズ面は非球面r6、r10、r11、r16、r17で構成されており、数値実施例1における上記各面の非球面係数は表3に示す通りである。なお、表3及び以下の非球面係数を示す表において「E−i」は10を底とする指数表現、すなわち、「10−i」を表しており、例えば、「0.12345E-05」は「0.12345×10−5」を表している。
図2乃至図4は数値実施例1の各収差図を示し、図2は広角端での球面収差、非点収差、歪曲収差を、図3は広角端と望遠端との間の中間焦点位置での球面収差、非点収差、歪曲収差を、図4は望遠端での球面収差、非点収差、歪曲収差を示し、球面収差では縦軸は開放F値との割合、横軸にデフォーカスをとり、実線がd線、破線がc線、1点鎖線がg線での球面収差を表わす。非点収差では縦軸が像高、横軸がフォーカスで、実線がサジタル、破線がメリジオナルの像面を表わす。歪曲収差は縦軸が像高、横軸は%で表わす。
図5は本発明ズームレンズの第2の実施の形態2を示すものである。
ズームレンズ2は、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群GR1、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3、光量調整部材LL、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4が配列されて成る。第1レンズ群GR1は、負レンズG1及び光軸を90°折り曲げるための直角プリズムG2で構成されている。第2レンズ群GR2は、両面に非球面を有する負レンズG3及び正レンズG4で構成されている。第3レンズ群GR3は、両面に非球面を有する正レンズG5、正レンズG6と負レンズG7との接合レンズ及び正レンズG8で構成されている。第4レンズ群GR4は、物体側に非球面を有する正レンズG9で構成されている。そして、広角端から望遠端へとレンズ位置状態が変化するに際して、第1レンズ群GR1及び光量調整部材LLは光軸方向に固定され、第2レンズ群GR2、第3レンズ群GR3及び第4レンズ群GR4が光軸上を図5に矢印で示すように移動する。また、第2レンズ群GR2及び第3レンズ群GR3の何れかを光軸と直交する方向へ移動させることによって像を光軸と直交する方向にシフトさせることができる。
なお、開口絞りSは第3レンズ群GR3の物体側に近接して配置され、第3レンズ群GR3と共に移動し、第4レンズ群GR4と結像面IMGとの間にローパスフィルタLPFが介挿されている。
表4に上記した第2の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例2の諸元の値を示す。
広角端より望遠端へのレンズ位置状態の変化に伴って、第1レンズ群GR1と第2レンズ群GR2との間の面間隔d4、第2レンズ群GR2と開口絞りSとの間の面間隔d8、第3レンズ群GR3と光量調整部材LLとの間の面間隔d16、光量調整部材LLと第4レンズ群GR4との間の面間隔d17及び第4レンズ群GR4とローパスフィルタLPFとの間の面間隔d19が変化する。そこで、表5に数値実施例2における上記各面間隔の広角端、広角端と望遠端との間の中間焦点距離及び望遠端における各値をFナンバーFNo.、焦点距離f及び半画角ωと共に示す。
第5面、第6面、第10面、第11面及び第18面の各レンズ面は非球面r5、r6、r10、r11、r18で構成されており、数値実施例2における上記各面の非球面係数は表6に示す通りである。
図6乃至図8は数値実施例2の各収差図を示し、図6は広角端での球面収差、非点収差、歪曲収差を、図7は広角端と望遠端との間の中間焦点位置での球面収差、非点収差、歪曲収差を、図8は望遠端での球面収差、非点収差、歪曲収差を示し、球面収差では縦軸は開放F値との割合、横軸にデフォーカスをとり、実線がd線、破線がc線、1点鎖線がg線での球面収差を表わす。非点収差では縦軸が像高、横軸がフォーカスで、実線がサジタル、破線がメリジオナルの像面を表わす。歪曲収差は縦軸が像高、横軸は%で表わす。
図9は本発明ズームレンズの第3の実施の形態3を示すものである。
ズームレンズ3は、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群GR1、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3、光量調整部材LL、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4が配列されて成る。第1レンズ群GR1は、負レンズG1及び光軸を90°折り曲げるための直角プリズムG2で構成されている。第2レンズ群GR2は、像側に非球面を有する負レンズG3及び正レンズG4で構成されている。第3レンズ群GR3は、両面に非球面を有する正レンズG5、正レンズG6と負レンズG7との接合レンズ及び正レンズG8で構成されている。第4レンズ群GR4は、物体側に非球面を有する正レンズG9で構成されている。そして、広角端から望遠端へとレンズ位置状態が変化するに際して、第1レンズ群GR1及び光量調整部材LLは光軸方向に固定され、第2レンズ群GR2、第3レンズ群GR3及び第4レンズ群GR4が光軸上を図9に矢印で示すように移動する。また、第2レンズ群GR2及び第3レンズ群GR3の何れかを光軸と直交する方向へ移動させることによって像を光軸と直交する方向にシフトさせることができる。
なお、開口絞りSは第3レンズ群GR3の物体側に近接して配置され、第3レンズ群GR3と共に移動し、第4レンズ群GR4と結像面IMGとの間にローパスフィルタLPFが介挿されている。
表7に上記した第3の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例3の諸元の値を示す。
広角端より望遠端へのレンズ位置状態の変化に伴って、第1レンズ群GR1と第2レンズ群GR2との間の面間隔d4、第2レンズ群GR2と開口絞りSとの間の面間隔d8、第3レンズ群GR3と光量調整部材LLとの間の面間隔d16、光量調整部材LLと第4レンズ群GR4との間の面間隔d17及び第4レンズ群GR4とローパスフィルタLPFとの間の面間隔d19が変化する。そこで、表8に数値実施例3における上記各面間隔の広角端、広角端と望遠端との間の中間焦点距離及び望遠端における各値をFナンバーFNo.、焦点距離f及び半画角ωと共に示す。
第6面、第10面、第11面及び第18面の各レンズ面は非球面r6、r10、r11、r18で構成されており、数値実施例3における上記各面の非球面係数は表9に示す通りである。
図10乃至図12は数値実施例3の各収差図を示し、図10は広角端での球面収差、非点収差、歪曲収差を、図11は広角端と望遠端との間の中間焦点位置での球面収差、非点収差、歪曲収差を、図12は望遠端での球面収差、非点収差、歪曲収差を示し、球面収差では縦軸は開放F値との割合、横軸にデフォーカスをとり、実線がd線、破線がc線、1点鎖線がg線での球面収差を表わす。非点収差では縦軸が像高、横軸がフォーカスで、実線がサジタル、破線がメリジオナルの像面を表わす。歪曲収差は縦軸が像高、横軸は%で表わす。
図13は本発明ズームレンズの第4の実施の形態4を示すものである。
ズームレンズ4は、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群GR1、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3、光量調整部材LL、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4が配列されて成る。第1レンズ群GR1は、負レンズG1及び光軸を90°折り曲げるための直角プリズムG2で構成されている。第2レンズ群GR2は、像側に非球面を有する負レンズG3及び正レンズG4で構成されている。第3レンズ群GR3は、両面に非球面を有する正レンズG5及び正レンズG6と負レンズG7との接合レンズで構成されている。第4レンズ群GR4は、両面に非球面を有するプラスチック正レンズG8で構成されている。そして、広角端から望遠端へとレンズ位置状態が変化するに際して、第1レンズ群GR1及び光量調整部材LLは光軸方向に固定され、第2レンズ群GR2、第3レンズ群GR3及び第4レンズ群GR4が光軸上を図13に矢印で示すように移動する。また、第2レンズ群GR2及び第3レンズ群GR3の何れかを光軸と直交する方向へ移動させることによって像を光軸と直交する方向にシフトさせることができる。
なお、開口絞りSは第3レンズ群GR3の物体側に近接して配置され、第3レンズ群GR3と共に移動し、第4レンズ群GR4と結像面IMGとの間にローパスフィルタLPFが介挿されている。
表10に上記した第4の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例4の諸元の値を示す。
広角端より望遠端へのレンズ位置状態の変化に伴って、第1レンズ群GR1と第2レンズ群GR2との間の面間隔d4、第2レンズ群GR2と開口絞りSとの間の面間隔d8、第3レンズ群GR3と光量調整部材LLとの間の面間隔d14、光量調整部材LLと第4レンズ群GR4との間の面間隔d15及び第4レンズ群GR4とローパスフィルタLPFとの間の面間隔d17が変化する。そこで、表11に数値実施例4における上記各面間隔の広角端、広角端と望遠端との間の中間焦点距離及び望遠端における各値をFナンバーFNo.、焦点距離f及び半画角ωと共に示す。
第6面、第10面、第11面、第16面及び第17面の各レンズ面は非球面r6、r10、r11、r16、r17で構成されており、数値実施例4における上記各面の非球面係数は表12に示す通りである。
図14乃至図16は数値実施例4の各収差図を示し、図14は広角端での球面収差、非点収差、歪曲収差を、図15は広角端と望遠端との間の中間焦点位置での球面収差、非点収差、歪曲収差を、図16は望遠端での球面収差、非点収差、歪曲収差を示し、球面収差では縦軸は開放F値との割合、横軸にデフォーカスをとり、実線がd線、破線がc線、1点鎖線がg線での球面収差を表わす。非点収差では縦軸が像高、横軸がフォーカスで、実線がサジタル、破線がメリジオナルの像面を表わす。歪曲収差は縦軸が像高、横軸は%で表わす。
図17は本発明ズームレンズの第5の実施の形態5を示すものである。
ズームレンズ5は、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群GR1、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3、光量調整部材LL、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4が配列されて成る。第1レンズ群GR1は、負レンズG1及び光軸を90°折り曲げるための直角プリズムG2で構成されている。第2レンズ群GR2は、両面に非球面を有する負レンズG3及び正レンズG4で構成されている。第3レンズ群GR3は、正レンズG5、正レンズG6と負レンズG7との接合レンズ及び両面に非球面を有するプラスチック正レンズG8で構成されている。第4レンズ群GR4は、両面に非球面を有するプラスチック正レンズG9で構成されている。そして、広角端から望遠端へとレンズ位置状態が変化するに際して、第1レンズ群GR1及び光量調整部材LLは光軸方向に固定され、第2レンズ群GR2、第3レンズ群GR3及び第4レンズ群GR4が光軸上を図17に矢印で示すように移動する。また、第2レンズ群GR2及び第3レンズ群GR3の何れかを光軸と直交する方向へ移動させることによって像を光軸と直交する方向にシフトさせることができる。
なお、開口絞りSは第3レンズ群GR3の物体側に近接して配置され、第3レンズ群GR3と共に移動し、第4レンズ群GR4と結像面IMGとの間にローパスフィルタLPFが介挿されている。
表13に上記した第5の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例5の諸元の値を示す。
広角端より望遠端へのレンズ位置状態の変化に伴って、第1レンズ群GR1と第2レンズ群GR2との間の面間隔d4、第2レンズ群GR2と開口絞りSとの間の面間隔d8、第3レンズ群GR3と光量調整部材LLとの間の面間隔d16、光量調整部材LLと第4レンズ群GR4との間の面間隔d17及び第4レンズ群GR4とローパスフィルタLPFとの間の面間隔d19が変化する。そこで、表14に数値実施例5における上記各面間隔の広角端、広角端と望遠端との間の中間焦点距離及び望遠端における各値をFナンバーFNo.、焦点距離f及び半画角ωと共に示す。
第5面、第6面、第15面、第16面、第18面及び第19面の各レンズ面は非球面r5、r6、r15、r16、r18、r19で構成されており、数値実施例5における上記各面の非球面係数は表15に示す通りである。
図18乃至図20は数値実施例5の各収差図を示し、図18は広角端での球面収差、非点収差、歪曲収差を、図19は広角端と望遠端との間の中間焦点位置での球面収差、非点収差、歪曲収差を、図20は望遠端での球面収差、非点収差、歪曲収差を示し、球面収差では縦軸は開放F値との割合、横軸にデフォーカスをとり、実線がd線、破線がc線、1点鎖線がg線での球面収差を表わす。非点収差では縦軸が像高、横軸がフォーカスで、実線がサジタル、破線がメリジオナルの像面を表わす。歪曲収差は縦軸が像高、横軸は%で表わす。
図21は本発明ズームレンズの第6の実施の形態6を示すものである。
ズームレンズ5は、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群GR1、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3、光量調整部材LL、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4が配列されて成る。第1レンズ群GR1は、負レンズG1及び光軸を90°折り曲げるための反射ミラーMで構成されている。第2レンズ群GR2は、両面に非球面を有する負レンズG2及び正レンズG3で構成されている。第3レンズ群GR3は、両面に非球面を有する正レンズG4、正レンズG5と負レンズG6との接合レンズ及び正レンズG7で構成されている。第4レンズ群GR4は、両面に非球面を有する正レンズG8で構成されている。そして、広角端から望遠端へとレンズ位置状態が変化するに際して、第1レンズ群GR1及び光量調整部材LLは光軸方向に固定され、第2レンズ群GR2、第3レンズ群GR3及び第4レンズ群GR4が光軸上を図21に矢印で示すように移動する。また、第2レンズ群GR2及び第3レンズ群GR3の何れかを光軸と直交する方向へ移動させることによって像を光軸と直交する方向にシフトさせることができる。
なお、開口絞りSは第3レンズ群GR3の物体側に近接して配置され、第3レンズ群GR3と共に移動し、第4レンズ群GR4と結像面IMGとの間にローパスフィルタLPFが介挿されている。
表16に上記した第6の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例6の諸元の値を示す。
広角端より望遠端へのレンズ位置状態の変化に伴って、第1レンズ群GR1と第2レンズ群GR2との間の面間隔d4、第2レンズ群GR2と開口絞りSとの間の面間隔d8、第3レンズ群GR3と光量調整部材LLとの間の面間隔d16、光量調整部材LLと第4レンズ群GR4との間の面間隔d17及び第4レンズ群GR4とローパスフィルタLPFとの間の面間隔d19が変化する。そこで、表17に数値実施例6における上記各面間隔の広角端、広角端と望遠端との間の中間焦点距離及び望遠端における各値をFナンバーFNo.、焦点距離f及び半画角ωと共に示す。
第5面、第6面、第10面、第11面、第18面及び第19面の各レンズ面は非球面r5、r6、r10、r11、r18、r19で構成されており、数値実施例6における上記各面の非球面係数は表18に示す通りである。
図22乃至図24は数値実施例6の各収差図を示し、図22は広角端での球面収差、非点収差、歪曲収差を、図23は広角端と望遠端との間の中間焦点位置での球面収差、非点収差、歪曲収差を、図24は望遠端での球面収差、非点収差、歪曲収差を示し、球面収差では縦軸は開放F値との割合、横軸にデフォーカスをとり、実線がd線、破線がc線、1点鎖線がg線での球面収差を表わす。非点収差では縦軸が像高、横軸がフォーカスで、実線がサジタル、破線がメリジオナルの像面を表わす。歪曲収差は縦軸が像高、横軸は%で表わす。
表19に上記各数値実施例1乃至6における上記各条件式(1)、(2)、(3)対応値を示す。
なお、条件式(1)に関し、(2群)、(3群)の表示の各右方に示した各数値は、それぞれ、第2レンズ群GR2をブレ補正レンズ群とした場合の数値((2群)の場合)、及び第3レンズ群GR3をブレ補正レンズ群とした場合の数値((3群)の場合)である。
上記表1乃至表17及び各収差図から、上記各数値実施例とも条件式(1)、(2)、(3)を満足し、また、各収差がバランス良く補正されていることが分かる。
図25に本発明撮像装置の実施の形態を示す。
撮像装置10はズームレンズ20を備え、ズームレンズ20によって形成した光学像を電気信号に変換する撮像素子30を有する。なお、撮像素子30としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の光電変換素子を使用したものが適用可能である。上記ズームレンズ20には本発明にかかるズームレンズを適用することができ、図25では、図1に示した第1の実施の形態にかかるズームレンズ1のレンズ群を単レンズに簡略化して示してある。勿論、第1の実施の形態にかかるズームレンズ1だけでなく、第2の実施の形態乃至第6の実施の形態にかかるズームレンズ2乃至6や本明細書で示した実施の形態以外の形態で構成された本発明ズームレンズを使用することができる。
上記撮像素子30によって形成された電気信号は映像分離回路40によってフォーカス制御用の信号が制御回路50に送られ、映像用の信号は映像処理回路へと送られる。映像処理回路へ送られた信号は、その後の処理に適した形態に加工されて、表示装置による表示、記録媒体への記録、通信手段による転送等々種々の処理に供される。
制御回路50には、例えば、ズームボタンの操作等、外部からの操作信号が入力され、該操作信号に応じて種々の処理が為される。例えば、ズームボタンによるズーミング指令が入力されると、指令に基づく焦点距離状態とすべく、ドライバ回路60、70、80を介して駆動部61、71、81を動作させて、各レンズ群GR2、GR3、GR4を所定の位置へと移動させる。各センサ62、72、82によって得られた各レンズ群GR2、GR3、GR4の位置情報は制御回路50に入力されて、ドライバ回路60、70、80へ指令信号を出力する際に参照される。また、制御回路50は上記映像分離回路40から送られた信号に基づいてフォーカス状態をチェックし、最適なフォーカス状態が得られるように、ドライバ回路60、70、80を介して駆動部61、71、81を動作させて、各レンズ群GR2、GR3、GR4を位置制御する。
撮像装置10は手振れ補正機能を備えている。例えば、シャッターレリーズボタンの押下による撮像素子30の振れを手振れ検出手段90、たとえば、ジャイロセンサーが検出すると、該手振れ検出手段90からの信号が制御回路50に入力され、該制御回路50にて上記振れによる画像の振れを補償するための振れ補正角が算出される。第2レンズ群GR2又は第3レンズ群GR3を、上記算出された振れ補正角に基づく位置とするべく、ドライバ回路100を介して駆動部101を動作させて、上記レンズ群GR2又はGR3を光軸に垂直な方向に移動させる。ブレ補正レンズ群GR2又はGR3の位置はセンサ102によって検出されており、該センサ102によって得られた上記ブレ補正レンズ群GR2又はGR3の位置情報は制御回路50に入力されて、ドライバ回路100へ指令信号を送出する際に参照される。
上記した撮像装置10は、具体的製品としては、各種の形態を採りうる。例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラが組み込まれた携帯電話、カメラが組み込まれたPDA(Personal Digital Assistant)等々のデジタル入出力機器のカメラ部等として、広く適用することができる。
なお、上記した各実施の形態及び数値実施例において示された各部の具体的形状及び数値は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
1…ズームレンズ、2…ズームレンズ、3…ズームレンズ、4…ズームレンズ、5…ズームレンズ、6…ズームレンズ、GR1…第1レンズ群、GR2…第2レンズ群、GR3…第3レンズ群、GR4…第4レンズ群、10…撮像装置、20…ズームレンズ、30…撮像素子、90…手振れ検出手段、50(制御部)・100(ドライバ回路)…手振れ制御手段、101…駆動部
Claims (6)
- 少なくとも物体側より順に配列された、ズーミング中固定で光軸を折り曲げるための反射部材を含み負の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群とを有し、
上記第2レンズ群又は上記第3レンズ群の何れか(以下、「ブレ補正レンズ群」という)を光軸と直交する方向に移動させることにより像を光軸と直交する方向にシフトさせることが可能であり、
以下の条件式(1)を満足することを特徴とするズームレンズ。
(1)0.5 < ( 1 − βα )×βb < 3.0
但し
βα:ブレ補正レンズ群の望遠端での倍率
βb:ブレ補正レンズ群より像面側にあるレンズ群の望遠端での倍率
とする。 - 物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群が配列されて構成される
ことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。 - 以下の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のズームレンズ。
(2)0.1 < |f1/f2|< 1.2
但し、
f1:第1レンズ群の焦点距離
f2:第2レンズ群の焦点距離
とする。 - 以下の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のズームレンズ。
(3)3.8 < |f1/fw|< 5.0
但し、
f1:第1レンズ群の焦点距離
fw:広角端でのレンズ全系の焦点距離
とする。 - ズームレンズと、上記ズームレンズにより形成した光学像を電気信号に変換する撮像素子を備えた撮像装置であって、
上記ズームレンズは、少なくとも物体側より順に配列された、ズーミング中固定で光軸を折り曲げるための反射部材を含み負の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群とを有し、
上記第2レンズ群又は上記第3レンズ群の何れか(以下、「ブレ補正レンズ群」という)を光軸と直交する方向に移動させることにより像を光軸と直交する方向にシフトさせることが可能であり、
以下の条件式(1)を満足することを特徴とする撮像装置。
(1)0.5 < ( 1 − βα )×βb < 3.0
但し
βα:ブレ補正レンズ群の望遠端での倍率
βb:ブレ補正レンズ群より像面側にあるレンズ群の望遠端での倍率
とする。 - 上記撮像素子の振れを検出する手振れ検出手段と、
上記手振れ検出手段によって検出した撮像素子の振れによる画像振れを補正するための振れ補正角を算出し、上記ブレ補正レンズ群を上記振れ補正角に基づく位置とするべく駆動信号を駆動部に送出する手振れ制御手段と、
上記駆動信号に基づいて上記ブレ補正レンズ群を光軸と直交する方向にシフトさせる手振れ駆動部とを備えた
ことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
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