JP2005506203A - How to modify the roll - Google Patents

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Abstract

本発明は圧延製品製造用のロールを改修する方法に関する。本発明の方法によれば、使用後または使用中に、ロール表面を処理することによりロールを改修する。この方法は停止時間とコストを大幅に改善できる方法であって、ロール表面を液体噴流で処理し、この液体噴流を生成するための液体の圧力を約50〜250MPa、望ましくは70〜150MPaに設定する。The present invention relates to a method for refurbishing a roll for manufacturing a rolled product. According to the method of the present invention, the roll is modified by treating the roll surface after use or during use. This method can significantly improve the stop time and cost, and the roll surface is treated with a liquid jet, and the pressure of the liquid for generating this liquid jet is set to about 50 to 250 MPa, preferably 70 to 150 MPa. To do.

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、圧延製品製造用アルミニウム材料用熱間圧延スタンドのロールを改修する方法であって、使用後または使用中にロールの表面を処理するロール改修方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から知られているように、圧延製品製造用のロールは個々の用途に合わせたロール表面を備えている。例えば、熱間圧延用あるいは冷間圧延用のワークロールのロール表面は、圧延材料を確実に把持できるように、また圧延材料を所定表面に仕上げるように、所定の表面粗さにしてある。他のロール、例えばバックアップロールやストリップテンションロールなどは、それぞれの機能を確保できるように所定のロール表面を備えている。
【0003】
ストリップ、板等の圧延製品の圧延中には高い圧力が発生するため、ロール表面には均一な付着皮膜が形成され、ロール使用期間が長くなると、圧延が正常に行なわれなくなったり、圧延不良が生じたりする。
【0004】
特にアルミニウムストリップの熱間圧延時には、粘性のある付着物が生ずる。アルミニウムストリップの熱間圧延に用いるワークロールは表面に研削組織を形成して、圧延製品に所定の表面性状を付与すると共に、圧延材料を確実に把持してロールギャップ間でのスリップ発生を防止できるようにしてある。ロールの使用中には、酸化アルミニウム粒子やアルミニウム粒子、あるいは圧延材料である合金によっては酸化マグネシウム粒子やマグネシウム粒子が、研削組織の凹部に付着堆積する。これらの粒子は大きな圧延圧力の力で凹部内で押し潰され、凹部内を緻密かつ強固に充填する。そのため、ある程度以上の期間に渡って圧延に使用したロールは、ロール表面の研削組織が役に立たなくなっている。ロール表面に形成した付着皮膜はロール被膜とも呼ばれる。
【0005】
ロール表面の研削組織が埋められてしまうと、種々の影響が生ずる。1つは、ロールが圧延材料を確実に把持できなくなってスリップが発生する。上記の粒子がロール表面に局部的に大きく集積して圧延ストリップの表面に圧痕を発生させる。場合によっては、粒子の集積物が押し潰されて粗大化し剥離すると、ストリップ表面にいわゆるピックアップとして残留する。
【0006】
上記の各欠陥は、種々のアルミニウム合金の種々の圧延製品の熱間圧延中に種々の程度で発生する。
【0007】
ロールは製造コストのかかる高価な製品なので、ロール表面にスケールが生成してもロール自体の交換はしないで、一旦取り外して表面の処理により改修する。改修を施すことにより、ロール表面が再生して所定の性状になり、再び使用可能な状態になる。従来知られているロール改修方法は、ロール表面を研削等により機械研削する方法である。この方法は、付着した汚染不純物と一緒にロール自体の材料もロール表面から明確に除去することにより新鮮なロール表面を現出させる。場合によっては、上記の機械研削後に、ロール表面に新たに被覆や硬化処理を施すこともある。
【0008】
このように機械研削でロール材料自体を除去する改修を繰り返して施すとロール径が徐々に小さくなるので、改修を特定回数繰り返した時点でロールは最終的な減耗状態になって、改修しても再使用できなくなる。その理由は幾何学的な形状変化であるが、そればかりではなく、ロール内部に達すると材料強度等が不足する領域になり、再改修に適さなくなるためでもある。
【0009】
これら従来のロール改修方法には種々の問題がある。その上、改修するにはロールを取り外して、新品または改修済のロールと交換する必要がある。そのため、圧延機を停止することになり、多大なコストを生ずる。更に、ロールを使用場所で改修することは一般にできないから、改修するロールを遠距離搬送しなくてはならない。また、機械研削でロールを手入れすると、高価なロールの寿命が短くなり易い。ここで特に着目すべき点は、例えば熱間圧延スタンドのワークロールは前述の現象のために週に何回も改修しなくてはならないことである。
【0010】
もう1つの公知技術として、クリーニングブラシを用いて、取り付けられたままの状態のロールの表面をブラッシングし、これを望ましくは連続的に行い、アルミニウム材料の熱間圧延スタンドでのロール使用寿命を延長することが行なわれている。この方法は、ロール表面でのロール被膜の生成を少なくとも低減する効果はある。ここで用いるブラシは鋼製またはプラスチック製のブラシであり、長期に渡って用いるとロール表面が研磨(ポリッシング)と同様に変化し、圧延材料を確実に把持する性能が低下する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、上記従来技術とその問題点に立脚し、簡便、迅速、低コストで、圧延製品製造用のロールを改修する方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、本発明によれば、ロール表面を液体噴流で処理し、この液体噴流を生成する液体の圧力を約50〜250MPa、望ましくは70〜150MPaに設定する。
【発明の効果】
【0013】
ロール表面に蓄積した高度に圧縮された粒子および付着物を液体噴流でほとんど残留物無しに除去できるという驚異的な知見を得た。液体噴流でロール表面を処理することの大きな利点は、本来のロール表面がほとんど変化しないことであり、したがって改修でロール径が減少しなことである。また、液体噴流による処理では実際のロール表面がほとんど変化しないので、ロールの寸法が改修後も正確に保たれる。液体噴流による処理に対する制約は、寸法精度を確保しなくてはならない機械的な研削方法に比べて大幅に低減する。更に、液体噴流によるロール表面の処理は、研削(グラインディング)のような機械的な研削方法によるロール表面の処理に比べて、処理速度が大幅に速い。ただし、本発明の方法を従来の機械研削による方法と組み合わせて用いることもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
液体噴流を生成する際の液体の圧力を約50〜250MPa、望ましくは70〜150MPaに設定したことにより、ロール表面の残留物および汚染物質を確実に除去できる。このような圧力を生成するには、機械駆動ピストン式ポンプ(プランジャーポンプ)を用いることが圧倒的に多いが、水圧式増圧機を用いることもある。
【0015】
本発明の方法の第一の望ましい実施形態においては、ロール表面の処理を改修用の液体噴流のみで行なう。液体噴流によるロール表面の処理は極めて達成度が高いので、ブラシなどを用いて更に処理する必要がない。例えば、ロール表面の強度向上のために設けてある表面皮膜が液体噴流による処理後も保たれている。
【0016】
本発明の方法において、液体噴流によるロール表面の処理を、ロールを組み付けた状態で行なうことにより、停止時間を短縮し運転の連続性を向上できるという利点が更に得られる。ロールを組み付けた状態で改修すれば、前述したように液体噴流によるロール表面の処理は速度が速いので、改修による圧延機の停止時間を著しく短縮できる。
【0017】
本発明の処理を、圧延中に、連続的にまたは間欠的に行なえば、ロール改修による停止時間を完全に無くすことができる。
【0018】
上記実施形態の変形として、圧延休止期間を活用して本発明の処理を行なうことができる。圧延休止期間は、圧延スタンドにインゴットを装入する等によって必ず発生するものである。この圧延休止期間を活用して本発明によるロール改修を行なうことができる。
【0019】
いずれの実施形態においても、従来技術で行なわれているような鋼製またはプラスチック製のブラシによるロールのブラッシングを行なう必要はない。したがって、ロール表面が鋼製ブラシによる「研磨」を受けないので、ロールの有効寿命が更に延びる。
【0020】
本発明の方法において液体として水を用いれば、環境適合性、運転安全性、処理コストの面で非常に望ましい。水を用いれば爆発安全性を問題無く確保できる。更に、改修処理で発生する廃水の処理は、従来の廃水処理を行なうだけでよいし、あるいは、熱間圧延のエマルジョン水循環系などの水循環系に加えてもよい。ただし、用途によっては、ロール表面処理用の液体噴流を生成するのに他の液体を用いることも原理的には可能である。水の品質は個々の用途に応じて調整する。特定の用途においては、洗浄力向上のためや、形上を変えるようなロール表面処理を行なうために、所定量の粒子を添加することも考えられる。
【0021】
圧延製品製造用のロールを改修する本発明の方法を具体化して実行する種々の形態がある。この観点から、請求項1の特徴部分を参照し、実施例を以下に図面を参照して説明する。
【実施例】
【0022】
図1に、アルミニウム合金用熱間圧延スタンドのワークロールの断面プロフィルを高倍率で模式的に示す。
【0023】
図1の断面図において、実際のロール材料1をハッチングで示してある。本実施例のロールは鋼製ロールである。他の用途では、例えば鋳鉄製ロールも用いられる。図に明示したように、ロールの輪郭はスケール内にあって多数の隆起部2と窪み部3がある。ロール材料1に設けられた隆起部2と窪み部3は、これら全体として粗さを構成し、既に述べたように、特に圧延材料をロールで確実に把持するためと圧延材料に所定の表面形態を付与するためのものである。これは、隆起部2および窪み部3と、圧延中のアルミニウムストリップとの間に生起される摩擦による力の伝達によって行なわれる。
【0024】
図1には更に、ロール表面に形成したクロムめっき層4も示してある。このクロムめっき層4は全面に施されていて、ロール表面の硬さを高めることで隆起部2の耐久性を向上させている。
【0025】
図1に示したロール表面は、既にかなり使い込まれたロールのものである。アルミニウムストリップの熱間圧延中に、このロールが用いられている過程で、大きな圧延加圧力によって酸化アルミニウム粒子およびアルミニウム粒子が押し潰されて付着堆積物5となり窪み部3に蓄積している。図から分かるように、付着堆積物5は既に窪み部3の一部を覆っており、そのためロール表面と圧延材料との接触係合が少なくなっている。その結果、ロールのスリップが起こるし、付着堆積物5が脱落して圧延材料の表面に転写され、付着堆積物5の蓄積が点々と発生して圧延材料の表面に刻印が多数発生するようになる。
【0026】
欠陥の無い圧延製品を製造するためには、図1に示したようなロール表面は改修しなくてはならない。本発明の方法によれば、図2に示すように、ロール表面を液体噴流(液体ジェット)で処理する。アルミニウム用の熱間圧延スタンドのワークロールについては、上記の液体として水を用いることが望ましい。それは、熱間圧延自体に水と油のエマルジョンを用いているので、水を用いても熱間圧延工程に対して異物の導入にはならないからである。
【0027】
図6に示したロール6は、ある期間使用した後の状態を示しており、図1の付着堆積物5から成るロールスケール7が生成しており、これを改修処理によって除去しなくてはならない。
【0028】
本発明の方法によれば、噴流ランス10から噴出する液体噴流9によってロール表面8を処理することにより改修を行なう。液体噴流9で処理済の表面領域11では、ロールスケールが除去されている。
【0029】
図2に示した本発明の改修はロール6を組み付けた状態でも取り外した状態でも行なえる。また、噴流ランス10の制御は手動でも自動でもよい。必要な時点で直ちに、ロール表面8上を所定経路で噴流ランス10を自動案内する装置を圧延スタンド内に位置決めして、ロール6の改修を行なってロールスケールを除去することは合理的である。これは圧延実行中にも可能である。
【0030】
アルミニウム合金用の熱間圧延スタンドのワークロールを本発明により改修した場合、下記の諸点が注目される。すなわち、従来の研削による改修を行なったロールの粗さは、使用の過程で、スリップなどの問題が起きるまでに約55%低下した。本発明により水噴流でロール表面を処理した場合には、初期値の約95%まで粗さが向上した。これにより、圧延欠陥を発生させずに更にロールを使用できる。
【0031】
上記の改修においては、水噴流の圧力を約200MPaとし、粒子は添加しなかった。
【0032】
上記の実施例すなわちアルミニウムの熱間圧延用ワークロールの場合は、本発明の方法により多数回の改修を行なった後に、従来の改修法すなわち研削(グラインディング)等の機械的研削とその後のクロム処理を行なって、ロール表面を基本的に改修する必要がある。この従来方法の改修は、本発明により多数回の改修を行なった場合に必要である。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明は、簡便、迅速、低コストで、圧延製品製造用のロールを改修する方法を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】図1は、ワークロールのロール表面近傍の高倍率断面図である。
【図2】図2は、本発明の方法により改修中のロールの斜視図である。
【Technical field】
[0001]
The present invention relates to a method for repairing a roll of a hot rolling stand for an aluminum material for producing a rolled product, and relates to a roll repairing method for treating the surface of the roll after use or during use.
[Background]
[0002]
As is known in the art, a rolled product manufacturing roll has a roll surface tailored to the individual application. For example, the roll surface of a work roll for hot rolling or cold rolling has a predetermined surface roughness so that the rolled material can be reliably gripped and the rolled material is finished to a predetermined surface. Other rolls, such as a backup roll and a strip tension roll, have a predetermined roll surface so as to ensure their respective functions.
[0003]
Since high pressure is generated during rolling of rolled products such as strips and plates, a uniform adhesion film is formed on the roll surface. If the roll usage period is extended, rolling may not be performed normally or rolling defects may occur. It occurs.
[0004]
Particularly during hot rolling of aluminum strips, viscous deposits are produced. Work rolls used for hot rolling of aluminum strips can form a ground structure on the surface to give the rolled product predetermined surface properties, and can reliably hold the rolling material and prevent slippage between roll gaps. It is like that. During the use of the roll, depending on the aluminum oxide particles, the aluminum particles, or the alloy that is the rolling material, the magnesium oxide particles and the magnesium particles adhere to and accumulate on the concave portions of the ground structure. These particles are crushed in the recess by the force of a large rolling pressure, and the recess is filled densely and firmly. For this reason, the roll used for rolling over a certain period of time has no useful grinding structure on the roll surface. The adhesion film formed on the roll surface is also called a roll film.
[0005]
If the ground structure of the roll surface is filled, various effects occur. One is that the roll cannot reliably grip the rolled material and slip occurs. The above-mentioned particles are largely accumulated locally on the roll surface and generate indentations on the surface of the rolled strip. In some cases, when the particle accumulation is crushed and coarsened and peeled off, it remains as a so-called pickup on the strip surface.
[0006]
Each of the above defects occurs to varying degrees during hot rolling of various rolled products of various aluminum alloys.
[0007]
Since the roll is an expensive product that is expensive to manufacture, the roll itself is not replaced even if scale is generated on the roll surface, and is removed once and repaired by treating the surface. By performing the repair, the roll surface is regenerated to have a predetermined property and can be used again. A conventionally known roll repair method is a method of mechanically grinding a roll surface by grinding or the like. This method reveals a fresh roll surface by unambiguously removing the material of the roll itself along with the attached contaminating impurities from the roll surface. In some cases, the roll surface may be newly coated or cured after the mechanical grinding.
[0008]
In this way, the roll diameter gradually decreases when the roll material itself is repaired by mechanical grinding, so the roll is finally depleted when the repair is repeated a specific number of times. Cannot be reused. The reason for this is geometric change, but not only that, but when it reaches the inside of the roll, it becomes a region where the material strength and the like are insufficient, and is not suitable for renovation.
[0009]
These conventional roll repair methods have various problems. Moreover, it is necessary to remove the roll and replace it with a new or modified roll for refurbishment. Therefore, the rolling mill is stopped, resulting in a great cost. Furthermore, since it is generally impossible to repair the roll at the place of use, the roll to be repaired must be transported over a long distance. In addition, when the roll is cared for by mechanical grinding, the life of the expensive roll tends to be shortened. A special point to be noted here is that, for example, the work roll of a hot rolling stand must be modified several times a week due to the above-mentioned phenomenon.
[0010]
Another known technique is to use a cleaning brush to brush the surface of the as-attached roll, preferably continuously, to extend the service life of the roll in a hot rolling stand of aluminum material. Is being done. This method has the effect of at least reducing the formation of a roll coating on the roll surface. The brush used here is a brush made of steel or plastic, and when used over a long period of time, the roll surface changes in the same manner as polishing (polishing), and the performance of reliably holding the rolled material is lowered.
DISCLOSURE OF THE INVENTION
[Problems to be solved by the invention]
[0011]
An object of the present invention is to provide a method for repairing a roll for manufacturing a rolled product in a simple, quick and low cost manner based on the above-described conventional technology and its problems.
[Means for Solving the Problems]
[0012]
In order to achieve the above object, according to the present invention, the roll surface is treated with a liquid jet, and the pressure of the liquid that generates the liquid jet is set to about 50 to 250 MPa, preferably 70 to 150 MPa.
【The invention's effect】
[0013]
A surprising finding has been obtained that highly compressed particles and deposits accumulated on the roll surface can be removed with liquid jets with little residue. A major advantage of treating the roll surface with a liquid jet is that the original roll surface is hardly changed and therefore the roll diameter is not reduced by refurbishment. In addition, since the actual roll surface is hardly changed in the treatment with the liquid jet, the dimensions of the roll can be accurately maintained even after the repair. The restrictions on the treatment with the liquid jet are greatly reduced compared to the mechanical grinding method which must ensure dimensional accuracy. Furthermore, the processing speed of the roll surface by the liquid jet is significantly higher than the processing of the roll surface by a mechanical grinding method such as grinding. However, the method of the present invention can also be used in combination with a conventional mechanical grinding method.
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
[0014]
By setting the pressure of the liquid at the time of generating the liquid jet to about 50 to 250 MPa, desirably 70 to 150 MPa, it is possible to reliably remove residues and contaminants on the roll surface. In order to generate such a pressure, a mechanical drive piston type pump (plunger pump) is predominantly used, but a hydraulic pressure intensifier is sometimes used.
[0015]
In a first preferred embodiment of the method of the present invention, the roll surface is treated only with a retrofit liquid jet. Since the treatment of the roll surface by the liquid jet is extremely high, there is no need for further treatment using a brush or the like. For example, the surface film provided for improving the strength of the roll surface is maintained after the treatment with the liquid jet.
[0016]
In the method of the present invention, by performing the treatment of the roll surface with the liquid jet in a state where the roll is assembled, there are further advantages that the stop time can be shortened and the continuity of operation can be improved. If the roll is repaired with the roll assembled, as described above, the roll surface treatment by the liquid jet is fast, so the stop time of the rolling mill due to the repair can be significantly shortened.
[0017]
If the treatment of the present invention is carried out continuously or intermittently during rolling, the stop time due to roll repair can be completely eliminated.
[0018]
As a modification of the above-described embodiment, the processing of the present invention can be performed using a rolling suspension period. The rolling suspension period is always generated by charging an ingot into a rolling stand. The roll repair according to the present invention can be performed by utilizing the rolling suspension period.
[0019]
In either embodiment, there is no need to brush the roll with a steel or plastic brush as is done in the prior art. Therefore, since the roll surface is not subjected to “polishing” by the steel brush, the useful life of the roll is further extended.
[0020]
If water is used as the liquid in the method of the present invention, it is highly desirable in terms of environmental compatibility, operational safety, and processing costs. If water is used, explosion safety can be secured without problems. Furthermore, the treatment of the wastewater generated in the refurbishment process may be performed only by conventional wastewater treatment, or may be added to a water circulation system such as a hot rolling emulsion water circulation system. However, depending on the application, it is also possible in principle to use other liquids to generate a liquid jet for roll surface treatment. The quality of the water is adjusted according to the individual application. In a specific application, it is conceivable to add a predetermined amount of particles in order to improve detergency or to perform roll surface treatment that changes the shape.
[0021]
There are various forms of implementing and implementing the method of the present invention for refurbishing a roll for rolled product manufacture. From this point of view, an embodiment will be described below with reference to the drawings with reference to the characterizing portion of claim 1.
【Example】
[0022]
In FIG. 1, the cross-sectional profile of the work roll of the hot rolling stand for aluminum alloys is typically shown by high magnification.
[0023]
In the cross-sectional view of FIG. 1, the actual roll material 1 is indicated by hatching. The roll of a present Example is a steel roll. In other applications, for example, cast iron rolls are also used. As clearly shown in the figure, the outline of the roll is within the scale, and there are a large number of raised portions 2 and recessed portions 3. The raised portion 2 and the recessed portion 3 provided in the roll material 1 constitute roughness as a whole, and as already described, in order to securely hold the rolled material with the roll and to have a predetermined surface form on the rolled material. It is for granting. This is done by the transmission of forces due to the friction generated between the ridges 2 and the depressions 3 and the aluminum strip being rolled.
[0024]
FIG. 1 also shows a chromium plating layer 4 formed on the roll surface. The chromium plating layer 4 is applied to the entire surface, and the durability of the raised portion 2 is improved by increasing the hardness of the roll surface.
[0025]
The roll surface shown in FIG. 1 is that of a roll that has already been used considerably. During the process of using this roll during the hot rolling of the aluminum strip, the aluminum oxide particles and the aluminum particles are crushed by a large rolling pressing force to become a deposit 5 and accumulate in the depression 3. As can be seen from the figure, the deposit 5 has already covered a part of the indentation 3, so that the contact engagement between the roll surface and the rolling material is reduced. As a result, roll slip occurs, and the deposited deposit 5 falls off and is transferred to the surface of the rolling material, so that the accumulated deposit 5 is generated in various places and a large number of stamps are generated on the surface of the rolling material. Become.
[0026]
In order to produce a defect-free rolled product, the roll surface as shown in FIG. 1 must be modified. According to the method of the present invention, as shown in FIG. 2, the roll surface is treated with a liquid jet (liquid jet). About the work roll of the hot rolling stand for aluminum, it is desirable to use water as said liquid. This is because water and oil emulsions are used for hot rolling itself, so that the use of water does not introduce foreign matter into the hot rolling process.
[0027]
The roll 6 shown in FIG. 6 shows a state after being used for a certain period of time, and a roll scale 7 composed of the deposit 5 shown in FIG. 1 is generated and must be removed by a renovation process. .
[0028]
According to the method of the present invention, refurbishment is performed by treating the roll surface 8 with the liquid jet 9 ejected from the jet lance 10. In the surface region 11 treated with the liquid jet 9, the roll scale is removed.
[0029]
The modification of the present invention shown in FIG. 2 can be performed with the roll 6 assembled or removed. The jet lance 10 may be controlled manually or automatically. Immediately when necessary, it is reasonable to position a device in the rolling stand that automatically guides the jet lance 10 on the roll surface 8 in a predetermined path and to modify the roll 6 to remove the roll scale. This is possible even during rolling.
[0030]
When the work roll of a hot rolling stand for an aluminum alloy is modified according to the present invention, the following points are noted. In other words, the roughness of the roll subjected to the repair by the conventional grinding was reduced by about 55% before problems such as slip occurred in the course of use. When the roll surface was treated with a water jet according to the present invention, the roughness improved to about 95% of the initial value. Thereby, a roll can be further used without generating a rolling defect.
[0031]
In the above modification, the pressure of the water jet was about 200 MPa, and no particles were added.
[0032]
In the case of the above-described embodiment, that is, the work roll for hot rolling of aluminum, after performing a number of modifications by the method of the present invention, the conventional modification method, that is, mechanical grinding such as grinding (grinding) and the subsequent chromium It is necessary to modify the surface of the roll basically by performing treatment. This modification of the conventional method is necessary when a number of modifications are made according to the present invention.
[Industrial applicability]
[0033]
The present invention provides a method for repairing a roll for producing a rolled product in a simple, rapid and low cost manner.
[Brief description of the drawings]
[0034]
FIG. 1 is a high-magnification cross-sectional view in the vicinity of a roll surface of a work roll.
FIG. 2 is a perspective view of a roll being refurbished by the method of the present invention.

Claims (6)

圧延製品製造用アルミニウム材料用熱間圧延スタンドのロールを改修する方法であって、使用後または使用中にロールの表面を処理するロール改修方法において、
上記ロール表面の処理を液体噴流によって行い、該液体噴流を生成する液体の圧力を約50〜250MPa、望ましくは70〜150MPaに設定することを特徴とする熱間圧延ロールの改修方法。
In a method of repairing a roll of a hot rolling stand for aluminum products for rolled product manufacture, the roll repairing method for treating the surface of the roll after use or during use,
A method of repairing a hot rolling roll, wherein the surface of the roll is treated with a liquid jet, and the pressure of the liquid that generates the liquid jet is set to about 50 to 250 MPa, preferably 70 to 150 MPa.
請求項1において、上記ロール表面の処理を改修用の液体噴流のみで行なうことを特徴とする方法。2. The method according to claim 1, wherein the surface of the roll is treated only by a liquid jet for repair. 請求項1または2において、液体噴流による上記ロール表面の処理をロールを組み付けた状態で行なうことを特徴とする方法。3. The method according to claim 1, wherein the roll surface is treated with a liquid jet while the roll is assembled. 請求項3において、上記処理を、圧延中に、連続的にまたは間欠的に行なうことを特徴とする方法。4. The method according to claim 3, wherein the treatment is performed continuously or intermittently during rolling. 請求項3において、上記処理を、圧延休止期間中に行なうことを特徴とする方法。4. The method according to claim 3, wherein the processing is performed during a rolling pause period. 請求項1から5までのいずれか1項において、上記液体として水を用いることを特徴とする方法。6. The method according to claim 1, wherein water is used as the liquid.
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