JP2005084087A - 液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造工程数の増加を抑え、安価で表示品位の良好な液晶表示装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】液晶表示装置のアレイ基板においては、カラーフィルタ層を構成する着色樹脂層24は、各画素の周縁に沿った周縁部24E及びこの周縁部24Eで囲まれた内側に周縁部24Eより薄い膜厚の有効部24Xを有している。画素電極151は、着色樹脂層24の有効部24X上に配置されている。周縁部及び有効部を有する着色樹脂層を配置してカラーフィルタ層を形成した後、カラーフィルタ層の表面全体に光透過性を有する導電膜を成膜し、導電膜の表面を研磨して着色樹脂層24の周縁部24Eを露出し、着色樹脂層24の有効部24X上に画素毎に独立した画素電極151を形成する。
【選択図】 図4
【解決手段】液晶表示装置のアレイ基板においては、カラーフィルタ層を構成する着色樹脂層24は、各画素の周縁に沿った周縁部24E及びこの周縁部24Eで囲まれた内側に周縁部24Eより薄い膜厚の有効部24Xを有している。画素電極151は、着色樹脂層24の有効部24X上に配置されている。周縁部及び有効部を有する着色樹脂層を配置してカラーフィルタ層を形成した後、カラーフィルタ層の表面全体に光透過性を有する導電膜を成膜し、導電膜の表面を研磨して着色樹脂層24の周縁部24Eを露出し、着色樹脂層24の有効部24X上に画素毎に独立した画素電極151を形成する。
【選択図】 図4
Description
この発明は、液晶表示装置及びその製造方法に係り、特に、カラーフィルタ層上に画素電極を備えたアクティブマトリクス型カラー液晶表示装置及びその製造方法に関する。
液晶表示装置は、軽量、薄型、低消費電力などの特徴を有するため、OA機器、情報端末、時計、テレビなど様々な分野に応用されている。特に、薄膜トランジスタすなわちTFTを有する液晶表示装置は、その高い応答性から、携帯テレビやコンピュータなどのように多量の情報を含むデータを表示するモニタとして適用されている。
一般的に用いられている液晶表示装置は、電極を有する2枚のガラス基板の間に液晶層を挟持して構成されている。これら2枚の基板は、その周囲を液晶封入口を除いて塗布された接着剤によって固定されている。また、カラー表示用の液晶表示装置は、2枚のガラス基板のうちの一方の基板の画素毎に配置され赤(R)、緑(G)、青(B)それぞれ着色された着色樹脂層からなるカラーフィルタ層を備えている。
最近では、液晶表示装置において、画面サイズの大型化や表示品位の向上といった要求が高まっている。こうしたさらなる性能向上が求められる中で、その妨げとなっている要因の一つに、カラーフィルタ層表面の平坦性の問題がある。すなわち、カラーフィルタ層を形成する各色の着色樹脂層は、それぞれの周縁部で重ね合わせて配置されることで、着色樹脂層間の光漏れを抑制している。
しかしながら、着色樹脂層の周縁部は、周縁部で囲まれた内側の有効部より厚い膜厚となる。このように、カラーフィルタ層にはわずかではあるがその表面(液晶層を挟持するためのギャップを形成する側の面)に段差が存在し、液晶層を挟持するためのギャップが変化してしまうとともに、この段差周辺においては液晶分子の配列に乱れが生じ、コントラストなどの表示性能を低下する要因となっている。しかしながら、カラーフィルタ層の表面を完全なフラットに形成することは困難である。
そこで、カラーフィルタ層上に透明なオーバコート層を配置した後に、オーバコート層を機械研磨することでギャップを形成する側の表面をフラット化する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−294720号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたようなオーバコート層を配置する方法は、製造工程数が増加することに繋がり、製造コストの増大を招くといった課題を有する。また、このようなオーバコート層上に透明導電膜層を形成する場合には、透明導電膜層をパターン化するためにフォトリソグラフィ工程等が必要となり、製造工程数が増加する。
この発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、製造工程数の増加を抑え、安価で表示品位の良好な液晶表示装置及びその製造方法を提供することにある。
この発明の第1の様態による液晶表示装置の製造方法は、
第1基板と第2基板との間に液晶層を挟持して構成された液晶表示装置の製造方法であって、
前記第1基板においては、
各画素の周縁に沿った周縁部及びこの周縁部で囲まれた内側に周縁部より薄い膜厚の有効部を有する着色樹脂層を配置してカラーフィルタ層を形成し、
前記カラーフィルタ層の表面全体に光透過性を有する導電膜を成膜し、
前記着色樹脂層の周縁部上に配置された前記導電膜を研磨して前記着色樹脂層の周縁部を露出し、
前記着色樹脂層の有効部上に画素毎に独立した画素電極を形成することを特徴とする。
第1基板と第2基板との間に液晶層を挟持して構成された液晶表示装置の製造方法であって、
前記第1基板においては、
各画素の周縁に沿った周縁部及びこの周縁部で囲まれた内側に周縁部より薄い膜厚の有効部を有する着色樹脂層を配置してカラーフィルタ層を形成し、
前記カラーフィルタ層の表面全体に光透過性を有する導電膜を成膜し、
前記着色樹脂層の周縁部上に配置された前記導電膜を研磨して前記着色樹脂層の周縁部を露出し、
前記着色樹脂層の有効部上に画素毎に独立した画素電極を形成することを特徴とする。
この発明の第2の様態による液晶表示装置は、
第1基板と第2基板との間に液晶層を挟持して構成され、
前記第1基板は、
画素毎に配置されたスイッチング素子と、
複数の色にそれぞれ着色された複数の着色樹脂層からなり、各色の着色樹脂層を対応する色用の画素に配置して構成されたカラーフィルタ層と、
前記カラーフィルタ層上に画素毎に配置され、前記カラーフィルタ層に形成されたコンタクトホールを介して前記スイッチング素子と電気的に接続された画素電極と、を備え、
前記着色樹脂は、各画素の周縁に沿った周縁部、及び、この周縁部で囲まれた内側に周縁部より薄い膜厚の有効部を有し、
前記画素電極は、前記着色樹脂層の有効部上に配置され、且つ、前記着色樹脂層の周縁部表面が全面に渡って略平坦であることを特徴とする。
第1基板と第2基板との間に液晶層を挟持して構成され、
前記第1基板は、
画素毎に配置されたスイッチング素子と、
複数の色にそれぞれ着色された複数の着色樹脂層からなり、各色の着色樹脂層を対応する色用の画素に配置して構成されたカラーフィルタ層と、
前記カラーフィルタ層上に画素毎に配置され、前記カラーフィルタ層に形成されたコンタクトホールを介して前記スイッチング素子と電気的に接続された画素電極と、を備え、
前記着色樹脂は、各画素の周縁に沿った周縁部、及び、この周縁部で囲まれた内側に周縁部より薄い膜厚の有効部を有し、
前記画素電極は、前記着色樹脂層の有効部上に配置され、且つ、前記着色樹脂層の周縁部表面が全面に渡って略平坦であることを特徴とする。
この発明によれば、製造工程数の増加を抑え、安価で表示品位の良好な液晶表示装置及びその製造方法を提供することができる。
以下、この発明の一実施の形態に係る液晶表示装置及びその製造方法について図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、この実施の形態に係る液晶表示装置、例えばアクティブマトリクス型液晶表示装置1は、透過型の液晶パネル10と、この液晶パネル10に駆動信号を供給する駆動回路基板500と、液晶パネル10を裏面側から照明するバックライトユニット800と、を備えている。液晶パネル100と駆動回路基板500とは、フレキシブル配線基板950を介して電気的に接続される。フレキシブル配線基板950は、異方性導電膜(ACF)などによって液晶パネル100及び駆動回路基板500に電気的に接続されている。
液晶パネル10は、アレイ基板(第1基板)100と、アレイ基板100に対向配置された対向基板(第2基板)200と、アレイ基板100と対向基板200との間に保持された液晶層300とを有している。これらアレイ基板100と対向基板200とは、液晶層300を挟持するための所定のギャップを形成しつつシール部材106によって貼り合わせられている。液晶層300は、アレイ基板100と対向基板200との間に封入された液晶組成物によって構成されている。
このような液晶表示パネル10において、画像を表示する表示領域102は、m×nのマトリクス状に配置された複数の画素PX(R、G、B)によって構成されている。この表示領域102は、シール材106によって囲まれた内側に規定されている。
表示領域102において、アレイ基板100は、ガラス基板などの光透過性を有する絶縁性基板11上に、複数の走査線Y、複数の信号線X、複数のスイッチング素子121、カラーフィルタ層24(R、G、B)、複数の画素電極151、複数の柱状スペーサ31、配向膜13Aなどを備えている。また、表示領域102の周辺に規定された周辺領域104において、アレイ基板100は、遮光層SPなどを備えている。
すなわち、m本の走査線Yは、画素電極151の行方向に沿って配列されている。n本の信号線Xは、m本の走査線Yと互いに直交するように配置され、画素電極151の列方向に沿って配列されている。m×n個のスイッチング素子121は、走査線Yと信号線Xとの交差部近傍において画素毎に配置され、ポリシリコン半導体層を有するnチャネル型の薄膜トランジスタすなわち画素TFTで構成されている。
カラーフィルタ層24(R、G、B)は、複数の色、すなわち、赤色(R)、緑色(G)、及び青色(B)にそれぞれ着色された複数の着色樹脂層からなり、それぞれ赤色、緑色、及び青色の各色成分の光を透過する。各色の着色樹脂層は、対応する色用の画素に配置されたスイッチング素子121を覆うように配置されている。すなわち、赤色樹脂層24R、緑色樹脂層24G、及び、青色樹脂層24Bは、それぞれ赤色用画素PXR、緑色用画素PXG、青色用画素PXBに配置されている。
図4に示すように、各画素PXは、遮光性を有する配線部(例えば信号線X、走査線Y、補助容量素子など)Wによって規定され、配線部Wで囲まれた内側にバックライトユニット800からの照明光を透過可能な開口部APを有している。また、各着色樹脂層24は、各画素PXの周縁に沿った周縁部24E、及び、この周縁部24Eで囲まれた内側に有効部24Xを有している。
有効部24Xは、主に開口部AP上に位置している。また、周縁部24Eは、主に配線部W上に位置している。この周縁部24Eは、後述する研磨工程により機械研磨され、ほぼ平坦化されている。周縁部24Eの膜厚T1は、有効部24Xの膜厚T2より厚い。
膜厚T1と膜厚T2との差分は、配線部Wの厚さ分のみではなく、隣接する画素に配置された他の着色樹脂層の周縁部が重ね合わせられた膜厚分に相当する。または、膜厚T1と膜厚T2との差分は、配線部Wの厚さ分のみではなく、同一画素に配置された同一着色樹脂層において意図的に周縁部24Eを有効部24Xより厚く形成した膜厚の差分に相当する。
柱状スペーサ31は、遮光性を有する配線部上に位置するようカラーフィルタ層24(R、G、B)上に配置され、アレイ基板100と対向基板200との間に液晶層300を挟持するためのギャップを形成する。遮光層SPは、有効表示領域102の周縁に沿って額縁状に配置されている。この遮光層SPは、光の透過を遮るために有色樹脂、例えば黒色の樹脂材料によって形成されている。なお、柱状スペーサ31は、遮光層SPと同一の樹脂材料によって同一工程にて形成しても良い。これにより、柱状スペーサ31及び遮光層SPをそれぞれ別個に形成した場合よりも製造工程数を削減することができる。
配向膜13Aは、複数の画素電極151全体を覆うように配置されている。この配向膜13Aは、液晶層300に含まれる液晶分子をアレイ基板100に対して所定方向に配向する。
m×n個の画素電極151は、カラーフィルタ層24(R、G、B)上に画素PX毎に配置されている。このような画素電極151は、ITO(インジウム・ティン・オキサイド)等の光透過性導電部材によって形成されている。各画素電極151は、カラーフィルタ層24(R、G、B)を貫通するコンタクトホール26を介して対応する画素TFT121にそれぞれ電気的に接続されている。
すなわち、画素電極151は、図4に示すように、着色樹脂層24の有効部24X上に配置される。着色樹脂層24は研磨工程にて機械研磨され、着色樹脂層24の周縁部24E表面が全面に渡って略平坦化されている。
各画素TFT121は、図3に、より詳細な構造を示すように、ポリシリコン膜によって形成された半導体層112を有している。この半導体層112は、ガラス基板11上に配置されたアンダーコーティング層60上に配置され、チャネル領域112Cの両側にそれぞれ不純物をドープすることによって形成されたドレイン領域112D及びソース領域112Sを有している。
画素TFT121のゲート電極63は、例えば走査線Yと一体に形成され、ゲート絶縁膜62を介して半導体層112のチャネル領域112Cに対向して配置されている。画素TFT121のドレイン電極88は、例えば信号線Xと一体に形成され、ゲート絶縁膜62及び層間絶縁膜76を貫通するコンタクトホール77を介して半導体層112のドレイン領域112Dに電気的に接続されることによって形成されている。画素TFT121のソース電極89は、ゲート絶縁膜62及び層間絶縁膜76を貫通するコンタクトホール78を介して半導体層112のソース領域112Sに電気的に接続されることによって形成されている。
このソース電極89は、層間絶縁膜76、ドレイン電極88、及び、ソース電極89を覆うカラーフィルタ層24(R、G、B)に形成されたコンタクトホール26を介して画素電極151に電気的に接続されている。これにより、画素TFT121は、走査線Y及び信号線Xに接続され、走査線Yからの駆動信号により導通し、信号線Xからの信号電圧を画素電極151に印加する。
画素電極151は、液晶容量CLと電気的に並列な補助容量Cを形成する補助容量素子に電気的に接続されている。すなわち、補助容量電極61は、半導体層121と同層のポリシリコン膜によって形成されるとともに、画素電極151と同電位になるよう構成されている。補助容量線52は、その少なくとも一部がゲート絶縁膜62を介して補助容量電極61に対向配置され、所定電位に設定されている。
これら信号線X、走査線Y、及び補助容量線52等の配線部は、アルミニウムや、モリブデン−タングステンなどの遮光性を有する低抵抗材料によって形成されている。この実施の形態では、互いに略平行に配置された走査線Y及び補助容量線52は、モリブデン−タングステンによって形成されている。また、信号線X、ドレイン電極88、及び、ソース電極89は、主にアルミニウムによって形成されている。
一方、表示領域102において、対向基板200は、ガラス基板などの光透過性を有する絶縁性基板21上に形成された対向電極204、この対向電極204を覆う配向膜13Bなどを有している。対向電極204は、ITO等の光透過性導電部材によって形成されている。この対向電極204は、すべての画素PX(R、G、B)に対して共通に配置されており、液晶層300を介してm×n個の画素電極151すべてに対向する。配向膜13Bは、液晶層300に含まれる液晶分子を対向基板200に対して所定方向に配向する。
周辺領域104において、アレイ基板100は、走査線Yを駆動する駆動TFTを含む走査線駆動回路18、信号線Xを駆動する駆動TFTを含む信号線駆動回路19などを有している。これら走査線駆動回路18及び信号線駆動回路19に含まれる駆動TFTは、ポリシリコン半導体層を有するnチャネル型薄膜トランジスタ及びpチャネル型薄膜トランジスタによって構成されている。
液晶表示パネル10におけるアレイ基板100及び対向基板200のそれぞれの外面には、偏光板PL1及び偏光板PL2が設けられている。偏向板PL1及びPL2は、例えばそれぞれの偏光軸が互いに直交するように配置される。
ところで、カラー液晶表示パネルにおいては、カラーフィルタ層を構成する赤色樹脂層24R、緑色樹脂層24G、及び、青色樹脂層24Bを配列するためのレイアウトは、種々提案されている。例えば、カラーフィルタ層24(R、G、B)のレイアウトとしては、図5の(a)乃至(d)に示すように、モザイク配列、デルタ配列、ストライプ配列、クワッド(正方)配列などがある。
モザイク配列、デルタ配列、及びクワッド配列では、ある色の着色樹脂層の行方向及び列方向に隣接して他の異なる色の着色樹脂層が配置される。このような配列の場合、ある色の着色樹脂層の全周縁部は、他の異なる色の着色樹脂層と重なり合い、有効部よりも厚い膜厚となる。
例えば、デルタ配列を例に説明すると、図6に示すように、緑色樹脂層24Gの行方向H及び列方向Vに隣接して赤色樹脂層24R及び青色樹脂層24Bが配置されることになる。そして、この緑色樹脂層24Gの行方向H及び列方向Vに沿った全周縁部24Eは、配線部W上において、赤色樹脂層24R及び青色樹脂層24Bの周縁部24Eと重なり合い、有効部24Xよりも厚い膜厚となる。すなわち、周縁部24Eの膜厚と有効部24Xの膜厚T2との差分は、配線部Wの厚さ分のみではなく、隣接する画素に配置された他の着色樹脂層の周縁部24Eが重ね合わせられた膜厚分に相当する。
また、ストライプ配列では、ある色の着色樹脂層の行方向または列方向のみに隣接して他の色の着色樹脂層が配置される。このような配列の場合、ある色の着色樹脂層の行方向または列方向に沿った周縁部は、他の異なる色の着色樹脂層と重なり合い、有効部よりも厚い膜厚となる。
例えば、図7に示すように、列方向Vに延出されたストライプ配列の場合、緑色樹脂層25Gの行方向Hのみに隣接して赤色樹脂層24R及び青色樹脂層24Bが配置されることになる。そして、この緑色樹脂層24Gの列方向Vに沿った周縁部24Eは、配線部W上において、赤色樹脂層24R及び青色樹脂層24Bの周縁部24Eと重なり合い、有効部24Xよりも厚い膜厚となる。また、この緑色樹脂層24Gの行方向Hに沿った周縁部24Eは、配線部W上において、有効部24Xよりも厚い膜厚に形成される。
すなわち、列方向に沿った周縁部24Eの膜厚と有効部24Xの膜厚T2との差分は、配線部Wの厚さ分のみではなく、隣接する画素に配置された他の着色樹脂層の周縁部24Eが重ね合わせられた膜厚分に相当する。また、行方向に沿った周縁部24Eの膜厚と有効部24Xの膜厚T2との差分は、配線部Wの厚さ分のみではなく、有効部24Xより厚く形成した膜厚の差分に相当する。
次に、上述した構造の液晶表示パネル10の第1の製造方法について説明する。ここでは、デルタ配列の着色樹脂層からなるカラーフィルタ層24(R、G、B)を形成する場合を例に説明する。
アレイ基板100の製造工程では、まず、ガラス基板11上にアンダーコーティング層60を形成した後、画素TFT121などのポリシリコン半導体層112及び補助容量電極61を形成する。続いて、ゲート絶縁膜62を形成した後、走査線Y、補助容量線52、及び、走査線Yと一体のゲート電極63などの各種配線部を形成する。
続いて、ゲート電極63をマスクとして、ポリシリコン半導体層112に不純物を注入し、チャネル領域112Cの両側にドレイン領域112D及びソース領域112Sを形成した後、基板全体をアニールすることにより不純物を活性化する。続いて、層間絶縁膜76を形成した後、信号線Xを形成するとともに、信号線Xと一体に画素TFT121のドレイン電極88、ソース電極89、及びコンタクト電極80を形成する。
続いて、各色の画素毎に対応する色のカラーフィルタ層24(R、G、B)を形成する。すなわち、スピンナーにより、感光性着色樹脂材料、例えば赤色の顔料を分散させた紫外線硬化型アクリル樹脂材料CR−2000(富士フィルムオーリン(株)製)を基板全面に塗布する。そして、この樹脂材料を、赤色用画素に対応した部分に光が照射されるようなフォトマスクを介して365nmの波長で100mJ/cm2の露光量で露光する。そして、この樹脂材料をKOHの1%水溶液で20秒間現像し、さらに水洗した後、焼成する。これにより、図8の(a)に示すように、赤色樹脂層24Rを赤色用画素に配置する。
続いて、同様の工程を繰り返すことにより、図8の(b)に示すように、緑色の顔料を分散させた紫外線硬化型アクリル樹脂材料CG−2000(富士フィルムオーリン(株)製)からなる緑色樹脂層24Gを形成する。このとき、緑色樹脂層24Gは、緑色用画素に配置されるとともに、先に形成された赤色樹脂層24Rの一部の周縁部に重ねて配置される。
続いて、同様の工程を繰り返すことにより、図8の(b)に示すように、青色の顔料を分散させた紫外線硬化型アクリル樹脂材料CB−2000(富士フィルムオーリン(株)製)からなる青色樹脂層24Bを形成する。このとき、青色樹脂層24Bは、青色用画素に配置されるとともに、先に形成された緑色樹脂層24Gの一部の周縁部及び赤色樹脂層24Rの露出された周縁部に重ねて配置される。
また、これらの着色樹脂層24(R、G、B)の形成工程では、画素TFT121にコンタクト可能なコンタクトホール26も同時に形成する。
また、これらの着色樹脂層24(R、G、B)の形成工程では、画素TFT121にコンタクト可能なコンタクトホール26も同時に形成する。
このようにして形成したカラーフィルタ層は、赤色樹脂層24R、緑色樹脂層24G、及び、青色樹脂層24Bの周縁部が互いに重なり合い、この実施の形態では例えば2μmの幅で重なり合っている。また、各着色樹脂層の有効部における膜厚の平均値は約3μmであり、複数の着色樹脂層が重なり合った周縁部の膜厚は約3.7μmである。有効部と周縁部との膜厚の差は、重なり幅を調整することで容易に変更可能である。
続いて、図9の(a)に示すように、カラーフィルタ層24(R、G、B)の表面全体に、スパッタ法などにより光透過性を有する導電膜例えばITOを1500オングストロームの膜厚で成膜する。このとき、各コンタクトホール26にも導電膜が充填される。
続いて、図9の(b)に示すように、導電膜の表面を研磨して各着色樹脂層の周縁部を露出する。すなわち、ITO膜の表面を機械研磨し、複数の着色樹脂層24(R、G、B)が重なり合う厚膜の周縁部24E及びこの周縁部24E上のITO膜を除去する。
これにより、各着色樹脂層の有効部24X上のみにITO膜が残り、有効部24Xを取り囲む全周縁部24E上のITO膜が除去され、画素毎に独立した画素電極151が形成される。この実施の形態では、0.5μm程度の研磨量で除去しており、着色樹脂層の有効部24X上に残った画素電極151の表面と、露出された着色樹脂層の周縁部24Eの表面とがほぼ面一となる。
つまり、このような機械研磨により、アレイ基板における液晶層に接触する側の表面を平坦化すると同時に、画素電極151を画素毎にパターニングすることが可能となる。なお、隣接する画素電極151の間隔は、着色樹脂層の重なり量による周縁部24Eと有効部24Xとの膜厚さ及び研磨量によって任意に調整可能である。
なお、上述したような機械研磨は、例えばバフ研磨装置を用いて行われる。すなわち、水平な載置台上に基板を固定し、載置台と平行な平面内で回転駆動する研磨面を有する回転盤を所定回転速度で回転させ、基板表面のITO膜に研磨面を所定圧力で接触させる。これにより、ITO膜及び着色樹脂層の周縁部は、研磨面上に供給された研磨剤によって研磨される。
続いて、スピンナーにより、例えば黒色の紫外線硬化性アクリル樹脂レジストNN700(JSR(株)製)を基板全面に塗布する。その後、このレジスト膜を90℃で10分間乾燥した後に、所定のパターン形状のフォトマスクを用いて365nmの波長で、300mJ/cm2の露光量で露光する。そして、このレジスト膜をpH11.5のアルカリ水溶液にて現像し、200℃で60分間焼成する。これにより、カラーフィルタ層24(R、G、B)上に柱状スペーサ31を形成するとともに、表示領域102の周縁に沿って遮光層SPを形成する。
続いて、基板全面に、配向膜材料としてSE−7511L(日産化学工業(株)製)を500オングストロームの膜厚で塗布し、焼成し、配向膜13Aを形成する。
これにより、アレイ基板100が製造される。
これにより、アレイ基板100が製造される。
一方、対向基板200の製造工程では、まず、ガラス基板21上にスパッタ法などによりITOを1500オングストロームの膜厚で成膜し、パターニングすることによって対向電極204を形成する。その後、基板全体に配向膜材料としてSE−7511L(日産化学工業(株)製)を500オングストロームの膜厚で塗布し、焼成し、配向膜13Bを形成する。
これにより、対向基板200が製造される。
これにより、対向基板200が製造される。
液晶表示パネル10の製造工程では、シール部材106を液晶注入口を残して対向基板200の外縁に沿って印刷塗布し、さらに、アレイ基板100から対向電極200に電圧を印加するための電極転移材をシール部材106の周辺の電極転移電極上に形成する。続いて、アレイ基板100の配向膜13Aと対向基板200の配向膜13Bとが互いに対向するようにアレイ基板100と対向基板200とを配置し、加熱してシール部材106を硬化させて両基板を貼り合わせる。続いて、正の誘電率異方性を有するZLI−1565(MERCK社製)などの液晶組成物を液晶注入口から注入し、さらに液晶注入口を紫外線硬化樹脂などで封止することによって液晶層300を形成する。さらに、アレイ基板100の外面に偏向板PL1を設けるとともに、対向基板200の外面に偏向板PL2を設ける。
以上のような製造方法によってアクティブマトリクス型カラー液晶表示パネルが製造される。
上述した第1の製造方法により製造した液晶表示装置によれば、カラーフィルタ層を構成する各着色樹脂層の周縁部での重なりによる段差を平坦化することができ、液晶層に接触する配向膜表面をフラットに形成することが可能となる。これにより、液晶層を挟持するためのギャップが均一化され、しかも液晶分子の配列の乱れを抑制することができ、表示性能を向上することが可能となる。
しかも、カラーフィルタ層上にオーバコート層を設ける必要がない。また、カラーフィルタ層を構成する各着色樹脂層の全周縁部を有効部より厚い膜厚とし、カラーフィルタ層の表面全体に成膜した導電膜の表面を研磨することにより、画素電極を画素毎にパターニングする。つまり、カラーフィルタ層の平坦化と画素電極のパターニングとを同時に行うことができ、カラーフィルタ層上の導電膜をパターン化するためのフォトリソグラフィ工程が不要となる。
このため、製造工程数を削減することができ、製造コストの増加を抑えることができる。したがって、安価で表示品位の優れた液晶表示装置を提供することができる。
また、この研磨工程は、カラーフィルタ層の表面全体に導電膜を成膜した後に行われる。すなわち、各着色樹脂層に形成したコンタクトホールに導電膜を充填した後に着色樹脂層及び導電膜の研磨が行われる。このため、コンタクトホールが研磨工程で削られた着色樹脂材料で埋まってしまうことがなく、画素TFT121と画素電極151との接続不良の発生を防止することができる。
なお、上述した製造方法では、研磨工程で画素電極をパターン化することが可能であるが、より確実に各画素電極を分離するために、通常のフォトリソグラフィ工程を追加して化学的に導電膜を除去しても良い。この場合は補助的な工程となるので、従来に比べて短時間でパターン化することが可能である。
次に、上述した構造の液晶表示パネル10の第2の製造方法について説明する。ここでは、ストライプ配列の着色樹脂層からなるカラーフィルタ層24(R、G、B)を形成する場合を例に説明する。なお、この第2の製造方法は、カラーフィルタ層24(R、G、B)の製造工程が異なるのみで、他の工程は第1の製造方法と実質的に同一であるため説明を省略する。
すなわち、図10の(a)に示すように、第1の製造方法と同様に、各色の画素毎に対応する色のカラーフィルタ層24(R、G、B)を形成する。まず、スピンナーにより、感光性着色樹脂材料、例えば赤色の顔料を分散させた紫外線硬化型アクリル樹脂材料CR−2000(富士フィルムオーリン(株)製)を基板全面に塗布する。
そして、この樹脂材料を、赤色用画素の行方向に沿った周縁部を形成する第1領域に対応して第1露光量で露光し、また、赤色用画素の他の部分を形成する第2領域に対応して第1露光量とは異なる第2露光量で露光する。この樹脂材料の露光工程では、例えば第1領域及び第2領域にそれぞれ対応するパターンでの透過率が異なるフォトマスクを用いて、365nmの波長で樹脂材料を一括露光する。感光性着色樹脂材料がネガタイプの場合、厚膜の周縁部を形成するための第1露光量を第2露光量より大きく設定される。
そして、この樹脂材料をKOHの1%水溶液で20秒間現像し、さらに水洗した後、焼成する。
そして、この樹脂材料をKOHの1%水溶液で20秒間現像し、さらに水洗した後、焼成する。
これにより、図10の(a)に示すように、赤色樹脂層24Rを列方向Vに沿って配列された複数の赤色用画素にわたってストライプ状に配置する。しかも、赤色樹脂層24Rの行方向Hに沿った周縁部24Eを、有効部24Xより厚い膜厚に形成する。
続いて、同様の工程を繰り返すことにより、図10の(b)に示すように、緑色の顔料を分散させた紫外線硬化型アクリル樹脂材料CG−2000(富士フィルムオーリン(株)製)からなる緑色樹脂層24Gを形成する。このとき、緑色樹脂層24Gを列方向Vに沿って配列された複数の緑色用画素にわたってストライプ状に配置するとともに、緑色樹脂層24Gの列方向Vに沿った一方の周縁部を、先に形成した赤色樹脂層24Rの列方向Vに沿った一方の周縁部に重ねて配置する。しかも、緑色樹脂層24Gの行方向Hに沿った周縁部24Eを、有効部24Xより厚い膜厚に形成する。
続いて、同様の工程を繰り返すことにより、図10の(c)に示すように、青色の顔料を分散させた紫外線硬化型アクリル樹脂材料CB−2000(富士フィルムオーリン(株)製)からなる青色樹脂層24Bを形成する。このとき、青色樹脂層24Bを列方向Vに沿って配列された複数の青色用画素にわたってストライプ状に配置するとともに、青色樹脂層24Bの列方向Vに沿った周縁部を、先に形成した緑色樹脂層24Gの列方向Vに沿った他方の周縁部及び赤色樹脂層24Rの列方向Vに沿った他方の周縁部に重ねて配置する。しかも、青色樹脂層24Bの行方向Hに沿った周縁部24Eを、有効部24Xより厚い膜厚に形成する。
このようにして形成したカラーフィルタ層は、赤色樹脂層24R、緑色樹脂層24G、及び、青色樹脂層24Bの列方向Vに沿った周縁部のみが互いに重なり合い、この実施の形態では例えば2μmの幅で重なり合っている。また、各着色樹脂層の有効部における膜厚の平均値は約3μmであり、複数の着色樹脂層が重なり合った周縁部の膜厚は約3.7μmである。
続いて、図9の(a)及び(b)を参照して説明したように、カラーフィルタ層24(R、G、B)の表面全体に、スパッタ法などにより光透過性を有する導電膜を1500オングストロームの膜厚で成膜する。このとき、各コンタクトホール26にも導電膜が充填される。そして、導電膜の表面を研磨して各着色樹脂層の周縁部を露出する。すなわち、ITO膜の表面を機械研磨し、複数の着色樹脂層24(R、G、B)が重なり合う列方向に沿った周縁部24E、単色の着色樹脂層を厚膜に形成した行方向に沿った周縁部24E、及びこれらの周縁部24E上のITO膜を除去する。
また、これらの着色樹脂層の形成工程では、画素TFT121にコンタクト可能なコンタクトホール26も同時に形成する。
また、これらの着色樹脂層の形成工程では、画素TFT121にコンタクト可能なコンタクトホール26も同時に形成する。
これにより、各着色樹脂層の有効部24X上のみにITO膜が残り、有効部24Xを取り囲む全周縁部24E上のITO膜が除去され、画素毎に独立した画素電極151が形成される。
上述した第2の製造方法により製造した液晶表示装置によれば、第1の製造方法と同様の効果が得られ、安価で表示品位の優れた液晶表示装置を提供することができる。なお、第2の製造方法では、各着色樹脂層を形成する工程において、透過率の異なるフォトマスクを用いて感光性着色樹脂材料を一括して露光したが、2種類のフォトマスクを用いて厚膜の周縁部及びその他の部分を別個に露光しても良い。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1…液晶表示装置、10…液晶表示パネル、24(R、G、B)…カラーフィルタ層、26…コンタクトホール、31…柱状スペーサ、100…アレイ基板、121…画素TFT(スイッチング素子)、151…画素電極、200…対向基板、204…対向電極、300…液晶層、PX(R、G、B)…(赤色、緑色、青色)画素、X…信号線、Y…走査線
Claims (8)
- 第1基板と第2基板との間に液晶層を挟持して構成された液晶表示装置の製造方法において、
前記第1基板においては、
各画素の周縁に沿った周縁部及びこの周縁部で囲まれた内側に周縁部より薄い膜厚の有効部を有する着色樹脂層を配置してカラーフィルタ層を形成し、
前記カラーフィルタ層の表面全体に光透過性を有する導電膜を成膜し、
前記着色樹脂層の周縁部上に配置された前記導電膜を研磨して前記着色樹脂層の周縁部を露出し、
前記着色樹脂層の有効部上に画素毎に独立した画素電極を形成することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。 - 前記カラーフィルタ層は、第1色に着色された第1着色樹脂層、第2色に着色された第2着色樹脂層、及び、第3色に着色された第3着色樹脂層によって構成され、
前記第1着色樹脂層の行方向及び列方向に隣接して前記第2着色樹脂層及び前記第3着色樹脂層を配置することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の製造方法。 - 前記カラーフィルタ層を形成する工程では、
前記第1着色樹脂層を対応する第1色用画素に配置し、
前記第2着色樹脂層を対応する第2色用画素に配置するとともに、前記第1着色樹脂層の一部の周縁部に重ね合わせて配置し、
前記第3着色樹脂層を対応する第3色用画素に配置するとともに、前記第2着色樹脂層の一部の周縁部及び前記第1着色樹脂層の露出された周縁部に重ねて配置する工程を含むことを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置の製造方法。 - 前記カラーフィルタ層は、第1色に着色された第1着色樹脂層、第2色に着色された第2着色樹脂層、及び、第3色に着色された第3着色樹脂層によって構成され、
前記第1着色樹脂層の行方向に隣接して前記第2着色樹脂層及び前記第3着色樹脂層を配置することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の製造方法。 - 前記カラーフィルタ層を形成する工程では、
前記第1着色樹脂層を対応する列方向に沿って配列された複数の第1色用画素にわたってストライプ状に配置し、しかも、行方向に沿った周縁部を有効部より厚い膜厚に形成し、
前記第2着色樹脂層を対応する列方向に沿って配列された複数の第2色用画素にわたってストライプ状に配置するとともに、前記第2着色樹脂層の列方向に沿った一方の周縁部を前記第1着色樹脂層の列方向に沿った一方の周縁部に重ね合わせて配置し、しかも、行方向に沿った周縁部を有効部より厚い膜厚に形成し、
前記第3着色樹脂層を対応する列方向に沿って配列された複数の第3色用画素にわたってストライプ状に配置するとともに、前記第2着色樹脂層の列方向に沿った他方の周縁部及び前記第1着色樹脂層の列方向に沿った他方の周縁部に重ねて配置し、しかも、行方向に沿った周縁部を有効部より厚い膜厚に形成する工程を含むことを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置の製造方法。 - 前記第1着色樹脂層、前記第2着色樹脂層、及び、前記第3着色樹脂層をそれぞれ配置する工程では、
感光性着色樹脂材料を成膜し、
各画素の行方向に沿った周縁部を形成する第1領域に対応して前記感光性着色樹脂材料を第1露光量で露光し、
各画素の他の部分を形成する第2領域に対応して前記感光性着色樹脂材料を前記第1露光量とは異なる第2露光量で露光し、
前記感光性着色樹脂材料を現像する工程を含むことを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置の製造方法。 - 前記第1領域及び前記第2領域にそれぞれ対応するパターンでの透過率が異なるフォトマスクを用いて、前記感光性着色樹脂材料を一括して露光することを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置の製造方法。
- 第1基板と第2基板との間に液晶層を挟持して構成され、
前記第1基板は、
画素毎に配置されたスイッチング素子と、
複数の色にそれぞれ着色された複数の着色樹脂層からなり、各色の着色樹脂層を対応する色用の画素に配置して構成されたカラーフィルタ層と、
前記カラーフィルタ層上に画素毎に配置され、前記カラーフィルタ層に形成されたコンタクトホールを介して前記スイッチング素子と電気的に接続された画素電極と、を備え、
前記着色樹脂層は、各画素の周縁に沿った周縁部、及び、この周縁部で囲まれた内側に周縁部より薄い膜厚の有効部を有し、
前記画素電極は、前記着色樹脂層の有効部上に配置され、且つ、前記着色樹脂層の周縁部表面が全面に渡って略平坦であることを特徴とする液晶表示装置。
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