JP2005066820A - ダーティー液処理装置およびダーティー液処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 削り屑および液中を浮遊する微細なスラッジ等を確実に除去できるダーティー液処理装置を提供する。
【解決手段】 ダーティー液処理装置10Aは、ダーティー槽11と、コンベア20と、クリーン槽12などを備えている。コンベア20は、ダーティー槽11の底に沈んでいる比較的大きい削り屑を外部の排出部26に向けて掻き出す。ダーティー槽11の上部のオーバーフロー部31の付近にマグネットドラム42を有するスラッジ除去機構40が設けられており、オーバーフロー部31からクリーン槽12に流入する液中のスラッジがマグネットドラム42に吸着される。マグネットドラム42は、その軸線Xがコンベア20の移動方向Fに沿うようにダーティー槽11の上部に水平に配置されている。
【選択図】 図2
【解決手段】 ダーティー液処理装置10Aは、ダーティー槽11と、コンベア20と、クリーン槽12などを備えている。コンベア20は、ダーティー槽11の底に沈んでいる比較的大きい削り屑を外部の排出部26に向けて掻き出す。ダーティー槽11の上部のオーバーフロー部31の付近にマグネットドラム42を有するスラッジ除去機構40が設けられており、オーバーフロー部31からクリーン槽12に流入する液中のスラッジがマグネットドラム42に吸着される。マグネットドラム42は、その軸線Xがコンベア20の移動方向Fに沿うようにダーティー槽11の上部に水平に配置されている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、例えば削り屑や微細なスラッジ等が混入しているダーティー液を浄化するダーティー液処理装置および前記ダーティー液を浄化して再使用可能とするダーティー液処理システムに関する。
切削や研削等の機械加工を行なう工作機械などでは、ワークを冷却する水溶性クーラントなどの液が使用されることがある。この液には、機械加工によって発生した比較的大きい削り屑(切り粉)や、微細なスラッジ等の異物が混入している。この削り屑やスラッジ等を含むダーティー液を再使用可能とするため、従来では、ダーティー液から削り屑やスラッジ等を除去する処理装置が用いられている。
従来の処置装置は、掻き取り部材を備えたコンベアをダーティー槽の底部から外部にわたって移動可能に設け、ダーティー液から分離してダーティー槽の底部に沈降している削り屑等をコンベアによってダーティー槽の外部の排出部まで掻き出すようにしている。このダーティー槽の底部には、ダーティー槽に蓄えられたダーティー液をクリーン槽側に流出させるための流出口を有する箱体が設けられており、この箱体の流出口の下方に強力なマグネット盤を設けることで、磁性を有するスラッジをマグネット盤によって捕捉している。
ダーティー液中の比較的大きい削り屑(切り粉等の金属屑)は、短時間のうちにダーティー槽の底部に沈むため、前記コンベアによってダーティー槽の底部から外部の搬出部まで掻き出すことができる。また、液中の微細なスラッジの一部は削り屑等に付着し、削り屑と一緒にコンベアによって搬出される。
しかしながら、ダーティー液中を浮遊する微細なスラッジの多くは、ダーティー液がコンベアによって攪拌されることもあって、ダーティー槽内で沈殿するのに時間がかかり、長時間液中を浮遊している。このように浮遊する微細なスラッジは、前記コンベアやダーティー槽底部の前記マグネット盤では除去し難いという問題がある。
本発明の目的は、比較的大きな削り屑および液中を浮遊する微細なスラッジを確実に除去することができるダーティー液処理装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、削り屑やスラッジ等の異物を含む液を再使用可能な状態に浄化することができるダーティー液処理システムを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係るダーティー液処理装置は、
処理すべき液を収容するダーティー槽と、
前記ダーティー槽の底部と前記ダーティー槽の外部の排出部とにわたって移動する掻き取り部材を有し、前記掻き取り部材を介して前記ダーティー槽の底部に沈んでいる異物を前記排出部に向けて掻き出すコンベアと、
前記ダーティー槽内の液を前記ダーティー槽の上部から流出させる流通部に設けられ、液中を浮遊するスラッジを捕捉する回転ドラムを備えたスラッジ除去機構と、を具備したことを特徴としている。
処理すべき液を収容するダーティー槽と、
前記ダーティー槽の底部と前記ダーティー槽の外部の排出部とにわたって移動する掻き取り部材を有し、前記掻き取り部材を介して前記ダーティー槽の底部に沈んでいる異物を前記排出部に向けて掻き出すコンベアと、
前記ダーティー槽内の液を前記ダーティー槽の上部から流出させる流通部に設けられ、液中を浮遊するスラッジを捕捉する回転ドラムを備えたスラッジ除去機構と、を具備したことを特徴としている。
前記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係るダーティー液処理システムは、
ダーティー槽と、
前記ダーティー槽と仕切られたクリーン槽と、
工作機械から排出される処理すべき液を前記ダーティー槽に供給する排出通路と、
前記ダーティー槽の底部と前記ダーティー槽の外部の排出部との間で移動可能な掻き取り部材を有し、前記処理すべき液から分離されて前記ダーティー槽の底部に沈んでいる異物を前記掻き取り部材を介して前記排出部に向けて掻き出すコンベアと、
前記ダーティー槽の上部に設けられ、前記ダーティー槽内に供給された液を前記クリーン槽に流出させる流通部と、
前記流通部に設けられ、液中を浮遊するスラッジを捕捉する回転ドラムを有するスラッジ除去機構と、
前記流通部から前記クリーン槽に流れ込む浄化された液を前記工作機械に供給する供給通路と、を具備したことを特徴としている。
ダーティー槽と、
前記ダーティー槽と仕切られたクリーン槽と、
工作機械から排出される処理すべき液を前記ダーティー槽に供給する排出通路と、
前記ダーティー槽の底部と前記ダーティー槽の外部の排出部との間で移動可能な掻き取り部材を有し、前記処理すべき液から分離されて前記ダーティー槽の底部に沈んでいる異物を前記掻き取り部材を介して前記排出部に向けて掻き出すコンベアと、
前記ダーティー槽の上部に設けられ、前記ダーティー槽内に供給された液を前記クリーン槽に流出させる流通部と、
前記流通部に設けられ、液中を浮遊するスラッジを捕捉する回転ドラムを有するスラッジ除去機構と、
前記流通部から前記クリーン槽に流れ込む浄化された液を前記工作機械に供給する供給通路と、を具備したことを特徴としている。
本発明によれば、液中に混入した異物のうち、ダーティー槽の底部に沈む比較的大きい屑は、コンベアによって除去されるとともに、液中を浮遊する微細なスラッジは、流通部を通過する過程においてスラッジ除去機構の回転ドラムによって捕捉される。このため、コンベアでは除去し難い液中を浮遊するスラッジを効果的に除去することができ、ダーティー液を再使用可能な状態に浄化することができる。
以下に本発明の第1の実施形態について図1から図4を参照して説明する。
図1は、例えば研削盤のような工作機械1に用いられる水溶性のクーラントから異物を除去して再使用可能とする処理システムの概略を示している。工作機械1から排出されるクーラントは、処理すべきダーティー液Dの一例であり、研削等によって発生した切り屑、鉄粉のような微細なスラッジ等の異物が混入している。このダーティー液Dは、工作機械1から排出通路2を通じてダーティー液処理装置10Aに供給される。ダーティー液処理装置10Aは、ダーティー液Dを浄化するためのものである。このダーティー液処理装置10Aで浄化されたクリーン液Cは、ポンプ3によって汲み上げられた後、供給通路4を介して再び工作機械1に供給される。
図1は、例えば研削盤のような工作機械1に用いられる水溶性のクーラントから異物を除去して再使用可能とする処理システムの概略を示している。工作機械1から排出されるクーラントは、処理すべきダーティー液Dの一例であり、研削等によって発生した切り屑、鉄粉のような微細なスラッジ等の異物が混入している。このダーティー液Dは、工作機械1から排出通路2を通じてダーティー液処理装置10Aに供給される。ダーティー液処理装置10Aは、ダーティー液Dを浄化するためのものである。このダーティー液処理装置10Aで浄化されたクリーン液Cは、ポンプ3によって汲み上げられた後、供給通路4を介して再び工作機械1に供給される。
次に、この処理システムに用いるダーティー液処理装置10Aの詳細について説明する。図2ないし図4に示すように、ダーティー液処理装置10Aは、ダーティー液Dを収容するダーティー槽11と、ダーティー槽11に並設されたクリーン槽12とを有している。ダーティー槽11には排出通路2の下流端からダーティー液Dが供給されるようになっている。
ダーティー槽11の端部には、斜め上方に向かって延出する掻き上げ部15が形成されている。掻き上げ部15の上部にモータを駆動源とする回転駆動機構16が設けられている。
ダーティー槽11の底部11aから掻き上げ部15にわたってコンベア20が設けられている。コンベア20は、スプロケット21,22の間を無端走行する巻掛け伝動体の一例であるチェーン23と、チェーン23に取り付けた複数の掻き取り部材(スクレーパ)24とを有している。チェーン23は、回転駆動機構16によって図2に矢印Fで示す方向に走行するとともに、その走行方向がダーティー槽11の底部11aに位置するガイド部材25によって案内されるようになっている。
掻き取り部材24は、チェーン23の長手方向に所定の間隔を存して並んでおり、これら掻き取り部材24によって、ダーティー槽11の底部11aに沈降している比較的大きい削り屑K(図3に模式的に示す)を、掻き上げ部15を経てダーティー槽11の外部の排出部26に搬出するようになっている。削り屑Kは、排出部26から回収ボックス27に向けて落下するとともに、この回収ボックス27によって回収される。
図3に示すように、ダーティー槽11の隣にクリーン槽12が形成されている。クリーン槽12は、仕切り板30によりダーティー槽11と仕切られている。ダーティー槽11とクリーン槽12との間の上部に、流通部として機能するオーバーフロー部31が設けられている。オーバーフロー部31は、ダーティー槽11から溢れる液をクリーン槽12側に排出することができるように、仕切り板30の上部に形成された凹部である。
図4に示すようにオーバーフロー部31には、液中を浮遊するスラッジを捕捉して除去するためのスラッジ除去機構40が設けられている。この実施形態のスラッジ除去機構40は、ダーティー槽11に設けたフレーム41と、回転ドラムの一例であるマグネットドラム42と、マグネットドラム42を矢印A方向に回転させるモータ43および動力伝達機構44(図2に示す)を備えている。マグネットドラム42は、ステンレス鋼などの非磁性材料からなり、その内側に複数のマグネット45(図3に示す)が配置されている。
図2に示すように、マグネットドラム42は、その軸線Xがコンベア20の掻き取り部材24の移動方向Fに沿うように、ダーティー槽11に設けたフレーム41等に水平に支持されている。マグネットドラム42の下半部は、ダーティー液Dに漬かっている。このマグネットドラム42は、ダーティー槽11の上部において、コンベア20の上方に配置されている。
マグネットドラム42の下方に底板46が配置されている。床板46は、マグネットドラム42の外周面に沿うように円弧状に湾曲している。この床板46とマグネットドラム42との間に液通路47が形成されている。液通路47は、オーバーフロー部31に連なっている。
図3に示すように、スクレーパ50の先端がマグネットドラム42の外周面に接している。スクレーパ50の他端側は、シュート51に連なって斜め下方に延びている。図3および図4に示すように、シュート51の下方にスラッジ回収ボックス52が設置される。
次にダーティー液処理装置10Aの作用について説明する。
工作機械1から排出されるダーティー液Dは、排出通路2を通じてダーティー槽11に供給される。ダーティー液Dに含まれている削り屑Kは、図3に示すようにダーティー槽11の底部11aに沈降する。削り屑Kは、コンベア20の掻き取り部材24により掻き上げ部15に沿って排出部26まで掻き出されるとともに、排出部26から回収ボックス27に落下する。
工作機械1から排出されるダーティー液Dは、排出通路2を通じてダーティー槽11に供給される。ダーティー液Dに含まれている削り屑Kは、図3に示すようにダーティー槽11の底部11aに沈降する。削り屑Kは、コンベア20の掻き取り部材24により掻き上げ部15に沿って排出部26まで掻き出されるとともに、排出部26から回収ボックス27に落下する。
一方、ダーティー槽11内のダーティー液Dは、マグネットドラム42と底板46との間の液通路47を通ってオーバーフロー部31からクリーン槽12に流入する。その際に、ダーティー液D中を浮遊している微細な磁性体スラッジがマグネット45の磁力によってマグネットドラム42に吸着される。
図4に示すように、マグネットドラム42に吸着されたスラッジSは、マグネットドラム42の回転に伴い、スクレーパ50によって掻き取られるとともに、シュート51を経てスラッジ回収ボックス52に導かれる。これによりダーティー液Dが浄化されてクリーン液Cとなり、このクリーン液Cがオーバーフロー部31を通ってクリーン槽12に流入する。
クリーン槽12に導かれたクリーン液Cは、ポンプ3によって汲み上げられるとともに、供給通路4を通って再び工作機械1に供給される。
このダーティー液処理装置10Aによれば、比較的大きい削り屑(切り粉)Kは、コンベア20によって排出部26に運ばれるとともに、液中を浮遊する微細なスラッジは、オーバーフロー部31のマグネットドラム42によって捕捉される。このため、コンベア20では掻き出し難い液中を浮遊するスラッジを効果的に除去することができる。
しかも、コンベア20を設けるダーティー槽11にマグネットドラム42が配置され、このマグネットドラム42の軸線Xがコンベア20の移動方向Fに沿うようにマグネットドラム42を配置しているため、ダーティー槽11の上部のデッドスペースを有効に利用することができる。それとともに、ダーティー槽11の幅にかかわりなくマグネットドラム42の長さを自由に設定することができる。このため、ダーティー槽11の幅が狭くても、長いマグネットドラム42を配置することが可能となる。
図5および図6は、本発明の第2の実施形態に係るダーティー液処理装置10Bを示している。
このダーティー液処理装置10Bもオーバーフロー部31にマグネットドラム42を配置しているが、スラッジ回収ボックスを用いる代わりに、図6に示すようにスクレーパ50によって掻き取られたスラッジSをダーティー槽11に戻すようにしている。
スクレーパ50によって掻き取られてダーティー槽11に戻されるスラッジSは、ある程度まとまった状態でダーティー槽11の底部11aに沈む。このため、スラッジSが削り屑K(金属屑)に絡まるなどして削り屑Kと一緒にコンベア20によって掻き出すことができる。
この第2の実施形態のダーティー液処理装置10Bによると、コンベア20では掻き出し難いダーティー液D中を浮遊する微細なスラッジをオーバーフロー部31において効果的に捕捉できるとともに、比較的大きな削り屑Kをコンベア20によって掻き出すことができる。こうして浄化されたクリーン液Cは、オーバーフロー部31を通ってクリーン槽12に流入する。
この第2の実施形態においても、コンベア20が収容されるダーティー槽11の上部にマグネットドラム42を配置できるため、コンベア20の上方のデッドスペースを有効に利用することができる。
なお、上記以外の基本的な構成と作用効果について、この第2の実施形態のダーティー液処理装置10Bは第1の実施形態のダーティー液処理装置10Aと共通であるため、両者に共通の部位に同一符号を付して説明を省略する。
図7および図8は、本発明の第3の実施形態に係るダーティー液処理装置10Cを示している。
このダーティー液処理装置10Cでは、ダーティー槽11とクリーン槽12との間を仕切る仕切り板30に凸部60を形成し、この凸部60の内側に回転ドラムの一形態であるフィルタドラム61を配置している。フィルタドラム61の両端に形成された流通部62は、凸部60の側壁63に開口するとともに、クリーン槽12に連通している。フィルタドラム61は、その軸線Xがコンベア20の移動方向Fに沿うように、コンベア20の上方に水平に配置されている。
ダーティー槽11内のダーティー液Dは、フィルタドラム61の外周側からフィルタドラム61の内部に入り、流通部62を経てクリーン槽12に流出する。フィルタドラム61の外周面に付着したスラッジは、スクレーパ50によって掻き取られ、ダーティー槽11に戻される。
このダーティー液処理装置10Cの場合、ダーティー槽11の底部11aに沈んでいる削り屑Kがコンベア20によって除去され、コンベア20では掻き出し難い液中を浮遊する非磁性体および磁性体の微細なスラッジがダーティー槽11上部のフィルタドラム61によって効果的に除去される。
図9および図10は、本発明の第4の実施形態に係るダーティー液処理装置10Dを示している。
このダーティー液処理装置10Dのフィルタドラム61は、ダーティー槽11内においてコンベア20の上方に水平に配置されている。フィルタドラム61の一端側に形成された流通部62が配管70または樋を介してクリーン槽12に連通している。ダーティー槽11内のダーティー液Dは、フィルタドラム61の外周側からフィルタドラム61の内部に入り、流通部62と配管70または樋を経てクリーン槽12に流入する。フィルタドラム61に付着したスラッジはスクレーパ50によって掻き取られ、ダーティー槽11に戻される。
上記以外の基本的な構成と作用効果について、この第4の実施形態のダーティー液処理装置10Dは第1〜第3の実施形態のダーティー液処理装置10A,10B,10Cと共通であるため、共通の部位に同一符号を付して説明を省略する。
なお、この発明を実施するに当たり、ダーティー槽をはじめとして、コンベアや流通部、回転ドラムなど、この発明の構成要素をこの発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更して実施できることは言うまでもない。
1…工作機械、2…排出通路、4…供給通路、10A,10B,10C,10D…ダーティー液処理装置、11…ダーティー槽、12…クリーン槽、20…コンベア、24…掻き取り部材、26…排出部、31…流通部(オーバーフロー部)、40…スラッジ除去機構、42,61…回転ドラム(マグネットドラム、フィルタドラム)、62…流通部、X…軸線、F…コンベアの移動方向
Claims (8)
- 処理すべき液を収容するダーティー槽と、
前記ダーティー槽の底部と前記ダーティー槽の外部の排出部とにわたって移動する掻き取り部材を有し、前記掻き取り部材を介して前記ダーティー槽の底部に沈んでいる異物を前記排出部に向けて掻き出すコンベアと、
前記ダーティー槽内の液を前記ダーティー槽の上部から流出させる流通部に設けられ、液中を浮遊するスラッジを捕捉する回転ドラムを備えたスラッジ除去機構と、
を具備したことを特徴とするダーティー液処理装置。 - 請求項1の記載において、前記回転ドラムはマグネットドラムであり、前記処理すべき液中に含まれる磁性スラッジを前記マグネットドラムで吸着することを特徴とするダーティー液処理装置。
- 請求項1の記載において、前記回転ドラムはフィルタドラムであり、このフィルタドラムに前記処理すべき液を通すことにより、この液中に含まれるスラッジを前記フィルタドラムによって捕捉することを特徴とするダーティー液処理装置。
- 請求項1ないし請求項3のいずれかの記載において、前記回転ドラムは、その軸線が前記コンベアの掻き取り部材の移動方向に沿うように前記ダーティー槽の上部に水平に配置されていることを特徴とするダーティー液処理装置。
- ダーティー槽と、
前記ダーティー槽と仕切られたクリーン槽と、
工作機械から排出される処理すべき液を前記ダーティー槽に供給する排出通路と、
前記ダーティー槽の底部と前記ダーティー槽の外部の排出部との間で移動可能な掻き取り部材を有し、前記処理すべき液から分離されて前記ダーティー槽の底部に沈んでいる異物を前記掻き取り部材を介して前記排出部に向けて掻き出すコンベアと、
前記ダーティー槽の上部に設けられ、前記ダーティー槽内に供給された液を前記クリーン槽に流出させる流通部と、
前記流通部に設けられ、液中を浮遊するスラッジを捕捉する回転ドラムを有するスラッジ除去機構と、
前記流通部から前記クリーン槽に流れ込む浄化された液を前記工作機械に供給する供給通路と、
を具備したことを特徴とするダーティー液処理システム。 - 請求項5の記載において、前記回転ドラムはマグネットドラムであり、前記処理すべき液中に含まれる磁性スラッジを前記マグネットドラムで吸着することを特徴とするダーティー液処理システム。
- 請求項5の記載において、前記回転ドラムに捕捉されたスラッジは、スクレーパによって掻き取られるとともに、前記ダーティー槽の外部の回収ボックスに導かれることを特徴とするダーティー液処理システム。
- 請求項5の記載において、前記回転ドラムに捕捉されたスラッジは、スクレーパによって掻き取られるとともに、前記ダーティー槽に戻されることを特徴とするダーティー液処理システム。
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JP2004219082A JP2005066820A (ja) | 2003-08-01 | 2004-07-27 | ダーティー液処理装置およびダーティー液処理システム |
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JP2003205394 | 2003-08-01 | ||
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JP2004219082A Pending JP2005066820A (ja) | 2003-08-01 | 2004-07-27 | ダーティー液処理装置およびダーティー液処理システム |
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