JP2004343617A - Digital amplifier - Google Patents

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JP2004343617A
JP2004343617A JP2003140344A JP2003140344A JP2004343617A JP 2004343617 A JP2004343617 A JP 2004343617A JP 2003140344 A JP2003140344 A JP 2003140344A JP 2003140344 A JP2003140344 A JP 2003140344A JP 2004343617 A JP2004343617 A JP 2004343617A
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mute
audio signal
digital amplifier
gain
amplitude
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Inventor
Jiro Kubota
二郎 窪田
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Renesas Technology Corp
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Renesas Technology Corp
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a digital amplifier which suppresses shock sound emitted at muting and shortens muting time. <P>SOLUTION: When a muting start signal is off, a comparator 42 compares a gain setting sound signal with a peak sound signal held in a peak hold register 43, outputs the larger sound signal to the peak hold register 43, and the peak hold register 43 holds the sound signal outputted from the comparator 42 as the peak sound signal. When the muting signal is turned off, an attenuation value operation part 44 calculates an attenuation coefficient on the basis of the predetermined maximum amplitude A0 of the digital amplifier, the muting time t0 required for muting the maximum amplitude A0 of the digital amplifier and the amplitude A1 of the peak sound signal. A multiplier 45 then performs multiplication between the attenuation coefficient calculated by the attenuation value operation part 44 and the gain setting sound signal held in an output buffer 41. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーディオ用デジタルアンプに関するものであり、特に、パルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)方式のデジタルアンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ノートパソコン、ポータブル型のCD(Compact Disk)プレイヤーやDVD(Digital Versatile Disc)プレイヤー、カーオーディオなど、バッテリーで動作し、スピーカを内蔵する機器が普及している。これらの機器は、音質面の品質だけでなく、小型化、低電力化が求められている。このような背景から、デジタルアンプが注目を集めている。その中でも、オーディオ用プリアンプの用途に用いられるPWM方式のデジタルアンプは、入力から出力までを全てデジタル回路で構成し、音声信号を全てデジタル処理することが可能である。PWM方式では、音声信号の電圧振幅をデジタルパルス幅に変換し、直接スピーカを駆動することも可能であり、アナログ処理の必要がない。そのため、低電力で発熱量が少なく、小型のアンプを実現することが可能である。
【0003】
しかしながら、すべてがデジタル処理のため、出力音声信号が急峻に変化すると、異常音あるいはショック音が発生する。特に、この現象はプラス極性とマイナス極性の2つの出力で負荷を駆動するBTL(Bridge−Tied Load)接続では、PWM出力回路の出力ゼロから絶対ゼロ出力への変遷時に大きなノイズが生じる。
【0004】
このような問題を改善するために、従来技術では、出力音声信号のゲイン値を調整する場合に、現在のゲイン値と設定されたゲイン値とのゲイン差を検知し、ゲイン量が所定量より大きい場合、ゲイン量の変化幅を分割し、複数回に分けて、少しずつゲイン量を変化させるようにしている(たとえば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−313224号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術を、外部からミュート開始信号により出力音声信号をミュート、すなわち、出力音声信号の振幅を0にする場合に適用したとする。たとえば、ミュート開始信号がオンになると、設定されたゲイン値を0として現在のゲイン値とのゲイン差を検知し、ゲイン量が所定量より大きい場合、ゲイン量の変化幅を分割し、複数回に分けて、少しずつゲイン量を変化させることでショック音を抑制して出力音声信号をミュートすることができる。
【0007】
しかしながら、ミュート処理に上記従来技術を適用した場合、ゲイン量の変化幅の分割数によりミュート時間が決定してしまうという問題があった。
【0008】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、ミュート時のショック音を抑制して、ミュート時間を短縮するデジタルアンプを得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明にかかるデジタルアンプは、ミュート開始信号に基づいて、ゲイン設定された音声信号をミュートするミュート機能を有するデジタルアンプにおいて、所定の時間分のゲイン設定された音声信号を蓄積する出力バッファと、前記ミュート開始信号によりミュート機能が有効になるまでのゲイン設定された音声信号の最大値を検出するピーク検出部と、前記ミュート開始信号によりミュート機能が有効となった場合、予め定められた前記デジタルアンプの最大振幅および該デジタルアンプの最大振幅の音声信号をミュートするために必要なミュート時間と前記ピーク検出部で検出したミュート機能が有効になるまでのゲイン設定された音声信号の最大値の振幅とに基づいて、ミュート時間を調整する減衰係数を算出する減衰値演算部と、前記減衰値演算部において算出された減衰係数と前記出力バッファに蓄積されているゲイン設定された音声信号との乗算を行う乗算器とを備えることを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、ミュート開始以前のゲイン設定音声信号の最大値であるピーク音声信号を検出しておき、ミュート開始時に、検出したピーク音声信号の振幅がデジタルアンプの最大振幅より小さい場合には、デジタルアンプの最大振幅、デジタルアンプの最大振幅をミュートするために必要なミュート時間およびピーク音声信号の振幅とに基づいて減衰係数を算出して、算出した減衰係数と出力バッファに蓄積されているゲイン設定音声信号とを乗算して出力音声信号をミュートするようにしている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるデジタルアンプの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
実施の形態1.
図1〜図3を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明における実施の形態1のデジタルアンプの構成を示すブロック図である。この発明における実施の形態1のデジタルアンプは、シリアル・パラレル変換部10と、新規ゲイン値レジスタ20と、ゲイン設定部30と、ミュート処理部40と、デルタ・シグマ変換部50と、PWM出力部60とを備えている。図1に示されたこれらの回路は、単一の半導体チップに集積化されている。
【0013】
シリアル・パラレル変換部10は、リニアPCM(Pulse Code Modulation)信号やDSD(Direct Stream Digital)信号などの図1の回路が集積化されたIC(Integrated Circuit)が備える単一入力端子にシリアルに入力される入力音声信号をパラレルデータに変換する。たとえば、上述の単一入力端子にシリアルに入力される16ビットの入力音声信号が16ビットのパラレルデータに変換される。この一単位としての16ビットは、ある時刻での音声の振幅を表し、引き続き入力される次の16ビットの単位は直前に入力された16ビットの単位が振幅を表す時刻からサンプリングレートで決まる時間後の音声振幅を表す。
【0014】
新規ゲイン値レジスタ20は、上述のICが備える新規ゲイン値設定入力用の入力端子から入力された新規ゲイン値設定値を保持する。ゲイン設定部30は、シリアル・パラレル変換部10においてパラレルデータに変換された音声信号と新規ゲイン値レジスタ20に保持されている新規ゲイン値設定値との乗算を行い、音声信号のゲインを調整する。
【0015】
ミュート処理部40は、ゲイン設定部30から順次入力されるゲイン設定された音声信号であるゲイン設定音声信号を所定の時間分蓄積するとともに、ミュート開始信号がオフ(ミュート処理を行わない通常動作)の期間のゲイン設定音声信号の最大値を検出する。そして、ミュート開始信号がオン(ミュート処理を行う)になると、ミュート開始信号がオフの期間に検出したゲイン設定音声信号の最大値の振幅と予め定められたデジタルアンプの最大振幅およびデジタルアンプの最大振幅をミュートするために必要なミュート時間とに基づいて、ショック音が生じない最短の減衰係数を算出して、蓄積したゲイン設定音声信号に対してミュート処理を行う。
【0016】
図2は、図1に示したミュート処理部40の構成を示すブロック図である。ミュート処理部40は、出力バッファ41と、比較器42と、ピークホールドレジスタ43と、減衰値演算部44と、乗算器45とを備えている。なお、比較器42とピークホールドレジスタ43とで特許請求の範囲でいうところのピーク検出部の機能を実現する。
【0017】
出力バッファ41は、ゲイン設定部30においてゲイン設定された音声信号のビット数分のパラレルデータを各段が保持できるn(0<n,nは自然数)段のFIFO(First−In,First−Out)構成のシフトレジスタであり、クロックに同期してゲイン設定音声信号を順次シフトする。シフトレジスタの段数nは、デジタルアンプの最大振幅A0の音声信号をミュート(振幅を0にする)する際にショック音を発生させることなくミュートするために必要なミュート時間t0の間、ゲイン設定部30から入力されるゲイン設定音声信号を蓄積することができるような値とする。具体的には、出力バッファ41は、クロックに同期して動作するシフトレジスタであるので、クロックの周期をTとすると、シフトレジスタの段数nは、n>t0/Tの関係が成り立つ値となる。なお、図2に示した回路では、最大振幅A0はゲイン設定部30から出力バッファ41に入力されるゲイン設定された音声信号の最大規定値として予め定められている。
【0018】
ミュート開始信号がオフの場合、比較器42は、ゲイン設定音声信号とピークホールドレジスタ43に保持されたピーク音声信号とを比較して、大きい方の音声信号をピークホールドレジスタ43に出力する。ミュート開始信号がオンの場合、比較器42は、比較動作を行わない。
【0019】
ピークホールドレジスタ43は、比較器42から入力された音声信号を保持する。すなわち、ミュート開始信号がオフの場合、ピークホールドレジスタ43は、ゲイン設定部30から順次入力されるゲイン設定音声信号の最大値であるピーク音声信号を保持する。
【0020】
ミュート開始信号がオンの場合、減衰値演算部44は、ピーク音声信号と、予め定められたデジタルアンプの最大振幅およびデジタルアンプの最大振幅をミュートするために必要なミュート時間とに基づいて、ショック音が生じない最短の減衰係数を算出する。ミュート開始信号がオフの場合、減衰値演算部44は、出力バッファ41内の最終段のシフトレジスタから出力されるゲイン設定音声信号のゲインを変化させないように減衰係数を“1”に固定にする。
【0021】
乗算器45は、出力バッファ41内の最終段のシフトレジスタから出力されるゲイン設定音声信号と減衰値演算部44で算出した減衰係数とを乗算する。
【0022】
デルタ・シグマ変換部50は、ミュート処理部40から入力された音声信号に対してデルタ・シグマ変調を行い、量子化ノイズを可聴帯域外に移動させる。
【0023】
PWM出力部は、デルタ・シグマ変換部50において量子化ノイズを可聴帯域外に移動した音声信号に対してPWM変調を行う。
【0024】
つぎに、この発明における実施の形態1のデジタルアンプの動作を説明する。最初は、ミュート開始信号はオフに設定されているものとする。シリアル・パラレル変換部10は、リニアPCM信号やDSD信号などの単一の入力端子にシリアルデータとして入力される入力音声信号をパラレルデータに変換して、パラレルデータに変換した音声信号をゲイン設定部30に出力する。
【0025】
ゲイン設定部30は、パラレルデータに変換された音声信号と新規ゲイン値レジスタ20に保持されている新規ゲイン値設定入力用の入力端子から入力された新規ゲイン値設定値との乗算を行うことで、パラレルデータに変換された音声信号のゲインを設定する。そして、ゲイン設定した音声信号であるゲイン設定音声信号をミュート処理部40の出力バッファ41および比較器42に出力する。
【0026】
出力バッファ41は、ゲイン設定音声信号を順次シフトする。ミュート開始信号がオフなので、減衰値演算部44は、比較器42とピークホールドレジスタ43からなるピーク検出部からの出力によらずに減衰係数を“1”固定にして乗算器45に出力する。乗算器45は、出力バッファ41内の最終段のシフトレジスタから出力されるゲイン設定音声信号と減衰係数との乗算を行い、乗算した音声信号をデルタ・シグマ変換部50に出力する。すなわち、ミュート開始信号がオフの場合、減衰係数が“1”であるので、ミュート処理部40は、出力バッファ41の最終段から出力されるゲイン設定音声信号をデルタ・シグマ変換部50に出力する。
【0027】
一方、比較器42は、ゲイン設定部30から入力されるゲイン設定音声信号とピークホールドレジスタ43に保持されているピーク音声信号とを比較して、大きい方の音声信号をピークホールドレジスタ43に出力する。ピークホールドレジスタ43は、比較器42から出力された音声信号を保持する。すなわち、比較器42は、通常動作期間中のゲイン設定音声信号の最大値を検出し、ピークホールドレジスタ43が、比較器42が検出したゲイン設定された音声信号の最大値を保持する。
【0028】
デルタ・シグマ変換部50は、ミュート処理部40から入力された音声信号に対してデルタ・シグマ変調を行い、量子化ノイズを可聴帯域外に移動させる。そして、量子化ノイズを可聴帯域外に移動させた音声信号をPWM出力部60に出力する。
【0029】
PWM出力部60は、量子化ノイズを可聴帯域外に移動させた音声信号に対してPWM変調を行い出力音声信号を出力する。
【0030】
ここで、出力音声信号をミュートにするためにミュート開始信号がオンに設定されたとする。ミュート開始信号がオンに設定されると、ミュート処理部40の比較器42は、ピークホールドレジスタ43に保持されているピーク音声信号とゲイン設定部30から入力されるゲイン設定音声信号とを比較する動作を停止する。したがって、ピークホールドレジスタ43には、ミュート開始信号がオンに設定される前のゲイン設定音声信号の最大値であるピーク音声信号が保持されている。すなわち、出力バッファ41に蓄積されているn個のゲイン設定された音声信号の値はすべて、ピークホールドレジスタ43に保持されているピーク音声信号以下の値となっている。
【0031】
減衰値演算部44は、予め定められているデジタルアンプの最大振幅およびデジタルアンプの最大振幅をミュートするために必要なミュート時間とピークホールドレジスタ43に保持されているピーク音声信号とに基づいて、ショック音が生じない最短の減衰係数を算出する。
【0032】
デジタルアンプの最大振幅をA0、最大振幅A0をショック音が生じないようにミュートするために必要なミュート時間をt0とした場合、最大振幅A0時のミュートカーブは、図3の実線で示すような線形なミュートカーブを有しているとする。ピーク音声信号の振幅をA1とすると、ピーク音声信号の振幅A1とデジタルアンプの最大振幅A0は、A1≦A0の関係が成り立つ。
【0033】
ピーク音声信号の振幅A1とデジタルアンプの最大振幅A0とが等しい場合は、ミュートに必要な最短のミュート時間はt0となるので、減衰係数は、実線で示したミュートカーブの減衰係数と等しくなる。したがって、減衰値演算部44は、実線で示したミュートカーブの減衰係数を乗算器45に出力する。
【0034】
ピーク音声信号の振幅A1がデジタルアンプの最大振幅A0より小さい(A1<A0)の場合、最大振幅A0をミュートするために必要なミュート時間がt0であるので、ピーク音声信号の振幅A1をミュートするために必要なミュート時間t1は、
t1=t0×A1/A0 ・・・(1)
となる。ここで、ミュート開始からの時間をtとすると、ピーク音声信号の振幅A1をミュート時間t1でミュートするための減衰係数は、
減衰係数=1−t/t1 ・・・(2)
となる。式(2)のピーク音声信号の振幅A1をミュートするために必要なミュート時間t1に、式(1)を代入して減衰係数を表すと、
減衰係数=1−t/(t0×A1/A0) ・・・(3)
となる。ここで、ミュート開始からのクロック数をxとすると、ミュート開始からの時間tは、ミュート開始からのクロック数xとクロックの周期Tにより、
t=xT ・・・(4)
で表される。式(3)のミュート開始からの時間tに、式(4)を代入して減衰係数を表すと、
減衰係数=1−xT/(t0×A1/A0) ・・・(5)
で表される。比較のためにこの減衰係数により最大振幅A0からミュートした場合のミュートカーブは、図3の一点鎖線で示したようになる。すなわち、ピーク音声信号の振幅A1が小さいほど速く減衰係数を0にする。減衰値演算部44は、ピークホールドレジスタ43に保持されているピーク音声信号の振幅A1がデジタルアンプの最大振幅A0よりも小さい場合には、ミュート開始からのクロック数をカウントして、式(5)を用いて減衰係数を算出する。そして、算出した減衰係数を乗算器45に出力する。
【0035】
乗算器45は、出力バッファ41内の最終段のシフトレジスタから入力されるゲイン設定された音声信号と減衰値演算部44から入力されるゲイン係数との乗算を行い、デルタ・シグマ変換部50に出力する。
【0036】
このような動作を、クロックに同期して、ピークホールドレジスタ43に保持されているピーク音声信号の振幅A1をミュートするために必要なミュート時間t1、すなわち、減衰係数が0になるまで繰り返す。すなわち、クロックに同期して、減衰値演算部44は、1−T/(t0×A1/A0),1−2T/(t0×A1/A0),…,1−t1/(t0×A1/A0)=0を順次出力する。これにより、出力バッファ41に蓄積されているゲイン設定された音声信号の振幅が全てピークホールドレジスタ43に保持されているピーク音声信号の振幅A1であった場合でも、図3の破線で示すように、ショック音を発生させることなくミュートするために必要なミュート時間t1で、音声出力信号の振幅が0となる。すなわち、ミュート時間をt0に固定している場合と比較して、ミュート時間をt0−t1=t0×(1−A1/A0)短縮することができる。
【0037】
以上説明したように、この実施の形態1では、ミュート開始以前のゲイン設定音声信号の最大値を検出しておき、ミュート開始時に、検出した音声信号の最大値がデジタルアンプの最大振幅より小さい場合には、デジタルアンプの最大振幅、デジタルアンプの最大振幅をミュートするために必要なミュート時間および検出したゲイン設定音声信号の最大値の振幅とに基づいて、減衰係数を算出するようにしているため、ショック音を抑制しつつ、予め定められているミュートカーブにしたがってゲイン設定音声信号をミュートするよりも短い時間でミュート処理を行うことができる。
【0038】
また、データとしてデジタルアンプの最大振幅A0およびデジタルアンプの最大振幅A0をミュートするために必要なミュート時間t0とを記憶しておくだけで、ミュートに必要な時間を短縮することができるため、これらの2つのデータを変更するだけで、様々な機器に対応することができる。
【0039】
さらに、出力バッファ41がミュート開始信号によりミュート機能が有効とされてから最大振幅A0をミュートするための時間t0までのゲイン設定音声信号を蓄積しているため、ミュート動作を開始してからミュートが完了するまでの間に出力バッファ41に蓄積された信号が乗算器45に入力されることで、ピーク音声信号よりも大きな振幅の信号が乗算器45に入力されることがない。したがって、大きな振幅の信号に小さな振幅に最適な速く0になる減衰係数を乗算してしまいショック音を発生させるという事態を防止することができる。
【0040】
実施の形態2.
実施の形態1では、線形のミュートカーブを用いたが、線形のミュートカーブの場合、ミュート時間によっては、ミュート開始時およびミュート終了時にショック音が生じる場合がある。このような問題を改善するために、この実施の形態2では、図4の実線で示したように、ミュート開始時およびミュート終了時には緩やかに変化させたコサインカーブによるミュートカーブを用いるようにしている。この場合も、ピークホールドレジスタ43に保持されているピーク音声信号の振幅A1がデジタルアンプの最大振幅A0よりも小さい場合には、減衰係数=(1+cos(xT×π/(t0×A1/A0))/2を算出して出力バッファ41内の最終段のシフトレジスタから順次出力されるゲイン設定音声信号に掛け合わせることで、図4の実線で示したミュートカーブの減衰係数を用いた場合と比較して、ショック音を抑制しつつ、t0−t1=t0×(1−A1/A0)だけミュート時間を短縮することができる。
【0041】
なお、実施の形態1および実施の形態2では、デジタルアンプの最大振幅A0をミュートするために必要なミュート時間t0を1つとして説明したが、減衰値演算部44内に、たとえば、図3に示した線形のミュートカーブによるミュート時間t0と、図4に示したミュート開始時およびミュート終了時には緩やかに変化させたコサインカーブによるミュートカーブのミュート時間t0というように、複数のミュート時間t0を記憶しておき、図5に示すように、図2のミュート処理部40にミュート時間選択信号を追加して、所望のミュート時間を選択するようにしてもよい。これにより、ゲイン値変化の影響が出やすい大音量(最大振幅が大きい)の入力音声信号が入力された場合には、ミュート時のゲイン値の傾きを緩やかにするようなミュート時間を選択し、ゲイン値変化の影響が少ない小音量(最大振幅が小さい)の入力音声信号が入力された場合には、ミュート時のゲイン値の傾きを急峻にするようなミュート時間を選択するなど、この発明におけるデジタルアンプに入力される音源に適したミュート時間を設定することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明にかかるデジタルアンプによれば、ミュート開始以前のゲイン設定音声信号の最大値であるピーク音声信号を検出しておき、ミュート開始時に、検出したピーク音声信号の振幅がデジタルアンプの最大振幅より小さい場合には、デジタルアンプの最大振幅、デジタルアンプの最大振幅をミュートするために必要なミュート時間およびピーク音声信号の振幅とに基づいて減衰係数を算出して、算出した減衰係数と出力バッファに蓄積されているゲイン設定音声信号とを乗算してゲイン設定音声信号をミュートするようにしている。これにより、ショック音を抑制しつつ、予め定められているミュートカーブにしたがってゲイン設定音声信号をミュートするよりも短い時間でミュート処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における実施の形態1のデジタルアンプの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したミュート処理部の構成を示すブロック図である。
【図3】この発明における実施の形態1のミュートカーブを示す図である。
【図4】この発明における実施の形態2のミュートカーブを示す図である。
【図5】図1に示したミュート処理部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 シリアル・パラレル変換部、20 新規ゲイン値レジスタ、30 ゲイン設定部、40 ミュート処理部、41 出力バッファ、42 比較器、43 ピークホールドレジスタ、44 減衰値演算部、45 乗算器、50 デルタ・シグマ変換部、60 PWM出力部。
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a digital amplifier for audio, and more particularly, to a digital amplifier of a pulse width modulation (PWM) system.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, notebook computers, portable CD (Compact Disk) players, DVD (Digital Versatile Disc) players, car audio, and other devices that operate on batteries and have built-in speakers have become widespread. These devices are required to have not only high sound quality but also small size and low power. Against this background, digital amplifiers have attracted attention. Among them, a PWM digital amplifier used for an audio preamplifier is configured with a digital circuit from input to output, and is capable of digitally processing all audio signals. In the PWM method, it is possible to convert the voltage amplitude of the audio signal into a digital pulse width and directly drive the speaker, and there is no need for analog processing. Therefore, it is possible to realize a small-sized amplifier with low power and small heat generation.
[0003]
However, since everything is digital processing, if the output audio signal changes sharply, an abnormal sound or a shock sound is generated. In particular, this phenomenon occurs in a BTL (Bridge-Tied Load) connection in which a load is driven by two outputs of a positive polarity and a negative polarity, and large noise occurs when the output of the PWM output circuit changes from zero output to absolute zero output.
[0004]
In order to improve such a problem, in the related art, when adjusting the gain value of the output audio signal, the gain difference between the current gain value and the set gain value is detected, and the gain amount is adjusted to a predetermined amount. When the gain is large, the width of change of the gain amount is divided and divided into a plurality of times, and the gain amount is changed little by little (for example, see Patent Document 1).
[0005]
[Patent Document 1]
JP 10-313224 A
[Problems to be solved by the invention]
It is assumed that the above-described conventional technique is applied to a case where an output audio signal is muted by an external mute start signal, that is, the amplitude of the output audio signal is set to zero. For example, when the mute start signal is turned on, the set gain value is set to 0, a gain difference from the current gain value is detected, and when the gain amount is larger than a predetermined amount, the change width of the gain amount is divided and By changing the gain amount little by little, the shock sound can be suppressed and the output audio signal can be muted.
[0007]
However, when the above-described conventional technique is applied to the mute process, there is a problem that the mute time is determined by the number of divisions of the variation width of the gain amount.
[0008]
The present invention has been made in view of the above, and an object of the present invention is to provide a digital amplifier that suppresses a shock sound during mute and shortens a mute time.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a digital amplifier according to the present invention is a digital amplifier having a mute function of muting a gain-set audio signal based on a mute start signal. An output buffer for accumulating a signal, a peak detector for detecting a maximum value of a gain-set audio signal until the mute function is enabled by the mute start signal, and a mute function enabled by the mute start signal In the case, a predetermined maximum amplitude of the digital amplifier and a mute time required to mute the audio signal of the maximum amplitude of the digital amplifier and a gain until the mute function detected by the peak detection unit is enabled are set. Attenuator that adjusts the mute time based on the maximum amplitude of the audio signal And a multiplier for multiplying the attenuation coefficient calculated in the attenuation value calculation unit by the gain-set audio signal stored in the output buffer. .
[0010]
According to the present invention, a peak audio signal that is the maximum value of the gain setting audio signal before the start of mute is detected, and when the amplitude of the detected peak audio signal is smaller than the maximum amplitude of the digital amplifier at the start of mute, Calculates the attenuation coefficient based on the maximum amplitude of the digital amplifier, the mute time required to mute the maximum amplitude of the digital amplifier, and the amplitude of the peak audio signal, and stores the calculated attenuation coefficient and the output buffer. The output audio signal is muted by multiplying by the gain setting audio signal.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of a digital amplifier according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0012]
Embodiment 1 FIG.
An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of the digital amplifier according to the first embodiment of the present invention. The digital amplifier according to the first embodiment of the present invention includes a serial / parallel conversion unit 10, a new gain value register 20, a gain setting unit 30, a mute processing unit 40, a delta-sigma conversion unit 50, and a PWM output unit. 60. These circuits shown in FIG. 1 are integrated on a single semiconductor chip.
[0013]
The serial / parallel conversion unit 10 serially inputs a single input terminal provided in an IC (Integrated Circuit) in which the circuit of FIG. 1 is integrated such as a linear PCM (Pulse Code Modulation) signal and a DSD (Direct Stream Digital) signal. The input audio signal is converted into parallel data. For example, a 16-bit input audio signal serially input to the single input terminal is converted into 16-bit parallel data. The 16 bits as one unit represent the amplitude of the sound at a certain time, and the next 16-bit unit subsequently inputted is the time determined by the sampling rate from the time at which the immediately preceding 16-bit unit represents the amplitude. Represents the later audio amplitude.
[0014]
The new gain value register 20 holds a new gain value setting value input from an input terminal for inputting a new gain value of the IC. The gain setting section 30 multiplies the audio signal converted into parallel data by the serial / parallel conversion section 10 by the new gain value set value held in the new gain value register 20 to adjust the gain of the audio signal. .
[0015]
The mute processing unit 40 accumulates a gain-set audio signal that is a gain-set audio signal sequentially input from the gain setting unit 30 for a predetermined time, and turns off the mute start signal (normal operation without performing the mute process). The maximum value of the gain setting audio signal during the period is detected. When the mute start signal turns on (performs mute processing), the amplitude of the maximum value of the gain setting audio signal detected during the period in which the mute start signal is off, the predetermined maximum amplitude of the digital amplifier, and the maximum amplitude of the digital amplifier Based on the mute time necessary to mute the amplitude, the shortest attenuation coefficient that does not generate a shock sound is calculated, and the accumulated gain setting audio signal is muted.
[0016]
FIG. 2 is a block diagram showing a configuration of the mute processing unit 40 shown in FIG. The mute processing unit 40 includes an output buffer 41, a comparator 42, a peak hold register 43, an attenuation value calculation unit 44, and a multiplier 45. It should be noted that the comparator 42 and the peak hold register 43 implement the function of a peak detection unit as defined in the claims.
[0017]
The output buffer 41 has n (0 <n, n is a natural number) FIFO (First-In, First-Out) stages in which each stage can hold parallel data for the number of bits of the audio signal set in the gain setting unit 30. And a shift register configured to sequentially shift a gain setting audio signal in synchronization with a clock. The number of stages n of the shift register is determined by the gain setting unit during a mute time t0 necessary for muting the audio signal of the maximum amplitude A0 of the digital amplifier without generating a shock sound when the audio signal is muted (to make the amplitude 0). The gain setting audio signal input from the control unit 30 is set to a value that can be accumulated. Specifically, since the output buffer 41 is a shift register that operates in synchronization with a clock, if the clock cycle is T, the number n of stages of the shift register is a value that satisfies the relationship n> t0 / T. . In the circuit shown in FIG. 2, the maximum amplitude A0 is predetermined as a maximum specified value of a gain-set audio signal input from the gain setting unit 30 to the output buffer 41.
[0018]
When the mute start signal is off, the comparator 42 compares the gain setting audio signal with the peak audio signal held in the peak hold register 43, and outputs the larger audio signal to the peak hold register 43. When the mute start signal is on, the comparator 42 does not perform the comparison operation.
[0019]
The peak hold register 43 holds the audio signal input from the comparator 42. That is, when the mute start signal is off, the peak hold register 43 holds the peak audio signal that is the maximum value of the gain setting audio signal sequentially input from the gain setting unit 30.
[0020]
When the mute start signal is on, the attenuation value calculation unit 44 determines a shock based on the peak audio signal and the predetermined maximum amplitude of the digital amplifier and the mute time required to mute the maximum amplitude of the digital amplifier. Calculate the shortest attenuation coefficient that does not produce sound. When the mute start signal is off, the attenuation value calculation unit 44 fixes the attenuation coefficient to “1” so as not to change the gain of the gain setting audio signal output from the last-stage shift register in the output buffer 41. .
[0021]
The multiplier 45 multiplies the gain setting audio signal output from the last-stage shift register in the output buffer 41 by the attenuation coefficient calculated by the attenuation value calculator 44.
[0022]
The delta-sigma conversion unit 50 performs delta-sigma modulation on the audio signal input from the mute processing unit 40, and moves quantization noise out of the audible band.
[0023]
The PWM output unit performs PWM modulation on the audio signal in which the quantization noise has been moved out of the audible band in the delta-sigma conversion unit 50.
[0024]
Next, the operation of the digital amplifier according to the first embodiment of the present invention will be described. Initially, it is assumed that the mute start signal is set to off. The serial / parallel converter 10 converts an input audio signal input as serial data to a single input terminal such as a linear PCM signal or a DSD signal into parallel data, and converts the converted audio signal into parallel data into a gain setting unit. Output to 30.
[0025]
The gain setting unit 30 multiplies the audio signal converted into the parallel data by the new gain value set value input from the new gain value setting input terminal held in the new gain value register 20. , The gain of the audio signal converted into parallel data is set. Then, the gain setting audio signal that is the audio signal for which the gain has been set is output to the output buffer 41 of the mute processing unit 40 and the comparator 42.
[0026]
The output buffer 41 sequentially shifts the gain setting audio signal. Since the mute start signal is off, the attenuation value calculation unit 44 fixes the attenuation coefficient to “1” and outputs it to the multiplier 45 irrespective of the output from the peak detection unit including the comparator 42 and the peak hold register 43. The multiplier 45 multiplies the gain setting audio signal output from the last-stage shift register in the output buffer 41 by the attenuation coefficient, and outputs the multiplied audio signal to the delta-sigma converter 50. That is, when the mute start signal is off, the attenuation coefficient is “1”, so that the mute processing unit 40 outputs the gain setting audio signal output from the final stage of the output buffer 41 to the delta-sigma conversion unit 50. .
[0027]
On the other hand, the comparator 42 compares the gain setting audio signal input from the gain setting unit 30 with the peak audio signal held in the peak hold register 43, and outputs the larger audio signal to the peak hold register 43. I do. The peak hold register 43 holds the audio signal output from the comparator 42. That is, the comparator 42 detects the maximum value of the gain-set audio signal during the normal operation period, and the peak hold register 43 holds the maximum value of the gain-set audio signal detected by the comparator 42.
[0028]
The delta-sigma conversion unit 50 performs delta-sigma modulation on the audio signal input from the mute processing unit 40, and moves quantization noise out of the audible band. Then, an audio signal obtained by moving the quantization noise out of the audible band is output to the PWM output unit 60.
[0029]
The PWM output unit 60 performs PWM modulation on an audio signal whose quantization noise has been moved out of the audible band, and outputs an output audio signal.
[0030]
Here, it is assumed that the mute start signal is set to ON to mute the output audio signal. When the mute start signal is set to ON, the comparator 42 of the mute processing unit 40 compares the peak audio signal held in the peak hold register 43 with the gain setting audio signal input from the gain setting unit 30. Stop operation. Therefore, the peak hold register 43 holds the peak audio signal which is the maximum value of the gain setting audio signal before the mute start signal is set to ON. That is, the values of the n gain-set audio signals stored in the output buffer 41 are all lower than the peak audio signal held in the peak hold register 43.
[0031]
The attenuation value calculation unit 44, based on a predetermined maximum amplitude of the digital amplifier and a mute time required to mute the maximum amplitude of the digital amplifier, and a peak audio signal held in the peak hold register 43, Calculate the shortest attenuation coefficient that does not generate a shock noise.
[0032]
Assuming that the maximum amplitude of the digital amplifier is A0 and the mute time required to mute the maximum amplitude A0 so as not to generate a shock sound is t0, a mute curve at the maximum amplitude A0 is as shown by a solid line in FIG. Suppose that it has a linear mute curve. Assuming that the amplitude of the peak audio signal is A1, the relationship A1 ≦ A0 holds between the amplitude A1 of the peak audio signal and the maximum amplitude A0 of the digital amplifier.
[0033]
When the amplitude A1 of the peak audio signal is equal to the maximum amplitude A0 of the digital amplifier, the shortest mute time required for mute is t0, and the attenuation coefficient becomes equal to the attenuation coefficient of the mute curve shown by the solid line. Therefore, the attenuation value calculator 44 outputs the attenuation coefficient of the mute curve indicated by the solid line to the multiplier 45.
[0034]
When the amplitude A1 of the peak audio signal is smaller than the maximum amplitude A0 of the digital amplifier (A1 <A0), since the mute time required to mute the maximum amplitude A0 is t0, the amplitude A1 of the peak audio signal is muted. Mute time t1 required for
t1 = t0 × A1 / A0 (1)
It becomes. Here, assuming that the time from the start of the mute is t, the attenuation coefficient for muting the amplitude A1 of the peak audio signal at the mute time t1 is:
Damping coefficient = 1−t / t1 (2)
It becomes. Substituting equation (1) into the mute time t1 required to mute the amplitude A1 of the peak audio signal in equation (2), and expressing the attenuation coefficient,
Attenuation coefficient = 1-t / (t0 × A1 / A0) (3)
It becomes. Here, assuming that the number of clocks from the start of the mute is x, the time t from the start of the mute is represented by the number of clocks x from the start of the mute and the cycle T of the clock.
t = xT (4)
Is represented by Substituting equation (4) into the time t from the start of mute in equation (3) to represent the attenuation coefficient,
Attenuation coefficient = 1−xT / (t0 × A1 / A0) (5)
Is represented by For comparison, the mute curve when muting from the maximum amplitude A0 by this attenuation coefficient is as shown by the one-dot chain line in FIG. That is, the smaller the amplitude A1 of the peak audio signal, the faster the attenuation coefficient is set to zero. When the amplitude A1 of the peak audio signal held in the peak hold register 43 is smaller than the maximum amplitude A0 of the digital amplifier, the attenuation value calculation unit 44 counts the number of clocks from the start of mute, and calculates the equation (5). ) Is used to calculate the attenuation coefficient. Then, the calculated attenuation coefficient is output to the multiplier 45.
[0035]
The multiplier 45 multiplies the gain-set audio signal input from the final-stage shift register in the output buffer 41 by the gain coefficient input from the attenuation value calculator 44, and outputs the result to the delta-sigma converter 50. Output.
[0036]
Such an operation is repeated in synchronization with the clock until the mute time t1 required to mute the amplitude A1 of the peak audio signal held in the peak hold register 43, that is, until the attenuation coefficient becomes zero. That is, in synchronization with the clock, the attenuation value calculator 44 calculates 1-T / (t0 × A1 / A0), 1-2T / (t0 × A1 / A0),..., 1-t1 / (t0 × A1 / A0). A0) = 0 are sequentially output. Thus, even when the amplitude of the gain-set audio signal stored in the output buffer 41 is all the amplitude A1 of the peak audio signal held in the peak hold register 43, as shown by the broken line in FIG. The amplitude of the audio output signal becomes 0 at the mute time t1 required for muting without generating a shock sound. That is, the mute time can be reduced by t0−t1 = t0 × (1−A1 / A0) as compared with the case where the mute time is fixed to t0.
[0037]
As described above, in the first embodiment, the maximum value of the gain setting audio signal before the start of the mute is detected, and when the maximum value of the detected audio signal is smaller than the maximum amplitude of the digital amplifier at the start of the mute. Because the attenuation coefficient is calculated based on the maximum amplitude of the digital amplifier, the mute time required to mute the maximum amplitude of the digital amplifier, and the amplitude of the maximum value of the detected gain setting audio signal. In addition, the mute process can be performed in a shorter time than when the gain setting audio signal is muted according to a predetermined mute curve while suppressing the shock sound.
[0038]
In addition, since only the maximum amplitude A0 of the digital amplifier and the mute time t0 required to mute the maximum amplitude A0 of the digital amplifier are stored as data, the time required for mute can be reduced. By changing only these two data, it is possible to support various devices.
[0039]
Furthermore, since the output buffer 41 accumulates the gain setting audio signal from the time when the mute function is enabled by the mute start signal to the time t0 for muting the maximum amplitude A0, the mute is started after the mute operation is started. By inputting the signal accumulated in the output buffer 41 to the multiplier 45 until completion, a signal having an amplitude larger than the peak audio signal is not input to the multiplier 45. Therefore, it is possible to prevent a situation in which a signal having a large amplitude is multiplied by an attenuation coefficient that quickly becomes 0 to a small amplitude and a shock noise is generated.
[0040]
Embodiment 2 FIG.
In the first embodiment, a linear mute curve is used. However, in the case of a linear mute curve, depending on the mute time, a shock sound may be generated at the start of mute and at the end of mute. In order to improve such a problem, in the second embodiment, as shown by the solid line in FIG. 4, at the start of mute and at the end of mute, a mute curve with a gently changed cosine curve is used. . Also in this case, when the amplitude A1 of the peak audio signal held in the peak hold register 43 is smaller than the maximum amplitude A0 of the digital amplifier, the attenuation coefficient = (1 + cos (xT × π / (t0 × A1 / A0)) ) / 2 is calculated and multiplied by the gain setting audio signal sequentially output from the last-stage shift register in the output buffer 41, thereby comparing with the case using the attenuation coefficient of the mute curve shown by the solid line in FIG. Thus, the mute time can be reduced by t0−t1 = t0 × (1−A1 / A0) while suppressing the shock noise.
[0041]
In the first and second embodiments, the mute time t0 required to mute the maximum amplitude A0 of the digital amplifier has been described as one. However, the attenuation value calculation unit 44 includes, for example, FIG. A plurality of mute times t0 are stored, such as a mute time t0 due to the linear mute curve shown and a mute time t0 due to a gently changed cosine curve at the start and end of the mute shown in FIG. In addition, as shown in FIG. 5, a desired mute time may be selected by adding a mute time selection signal to the mute processing unit 40 of FIG. With this, when an input audio signal of a large volume (a large maximum amplitude) that is likely to be affected by a change in the gain value is input, a mute time is selected so that the slope of the gain value at the time of mute is moderated. When an input audio signal of a small volume (smallest amplitude is small) that is less affected by a change in the gain value is input, a mute time such as steepening the slope of the gain value at the time of mute is selected. A mute time suitable for a sound source input to the digital amplifier can be set.
[0042]
【The invention's effect】
As described above, according to the digital amplifier of the present invention, the peak audio signal which is the maximum value of the gain setting audio signal before the start of the mute is detected, and when the mute starts, the amplitude of the detected peak audio signal is reduced. If less than the maximum amplitude of the digital amplifier, the attenuation coefficient was calculated based on the maximum amplitude of the digital amplifier, the mute time required to mute the maximum amplitude of the digital amplifier, and the amplitude of the peak audio signal. The gain setting audio signal is muted by multiplying the attenuation coefficient by the gain setting audio signal stored in the output buffer. This makes it possible to perform a mute process in a shorter time than muting the gain setting audio signal according to a predetermined mute curve while suppressing the shock noise.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram illustrating a configuration of a digital amplifier according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram illustrating a configuration of a mute processing unit illustrated in FIG. 1;
FIG. 3 is a diagram showing a mute curve according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing a mute curve according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a block diagram illustrating a configuration of a mute processing unit illustrated in FIG. 1;
[Explanation of symbols]
Reference Signs List 10 serial / parallel conversion unit, 20 new gain value register, 30 gain setting unit, 40 mute processing unit, 41 output buffer, 42 comparator, 43 peak hold register, 44 attenuation value calculation unit, 45 multiplier, 50 delta-sigma Conversion unit, 60 PWM output unit.

Claims (3)

ミュート開始信号に基づいて、ゲイン設定された音声信号をミュートするミュート機能を有するデジタルアンプにおいて、
所定の時間分のゲイン設定された音声信号を蓄積する出力バッファと、
前記ミュート開始信号によりミュート機能が有効になるまでのゲイン設定された音声信号の最大値を検出するピーク検出部と、
前記ミュート開始信号によりミュート機能が有効となった場合、予め定められた前記デジタルアンプの最大振幅および該デジタルアンプの最大振幅の音声信号をミュートするために必要なミュート時間と前記ピーク検出部で検出したミュート機能が有効になるまでのゲイン設定された音声信号の最大値の振幅とに基づいて、ミュート時間を調整する減衰係数を算出する減衰値演算部と、
前記減衰値演算部において算出された減衰係数と前記出力バッファに蓄積されているゲイン設定された音声信号との乗算を行う乗算器と、
を備えることを特徴とするデジタルアンプ。
In a digital amplifier having a mute function for muting a gain-set audio signal based on a mute start signal,
An output buffer for accumulating a gain-set audio signal for a predetermined time;
A peak detection unit that detects the maximum value of a gain-set audio signal until the mute function is enabled by the mute start signal,
When the mute function is enabled by the mute start signal, a predetermined maximum amplitude of the digital amplifier and a mute time required to mute the audio signal of the maximum amplitude of the digital amplifier are detected by the peak detection unit. An attenuation value calculation unit that calculates an attenuation coefficient that adjusts a mute time based on an amplitude of a maximum value of an audio signal whose gain is set until the mute function is enabled,
A multiplier for multiplying the attenuation coefficient calculated by the attenuation value calculation unit and the gain-set audio signal stored in the output buffer;
A digital amplifier comprising:
前記減衰値演算部は、
前記デジタルアンプの最大振幅の音声信号をミュートするために必要なミュート時間を複数有し、ミュート時間選択信号により選択された該デジタルアンプの最大振幅の音声信号をミュートするために必要なミュート時間を用いてミュート時間を調整する減衰係数を算出することを特徴とする請求項1に記載のデジタルアンプ。
The attenuation value calculation unit,
The digital amplifier has a plurality of mute times required to mute the audio signal having the maximum amplitude, and sets a mute time required to mute the audio signal having the maximum amplitude of the digital amplifier selected by the mute time selection signal. 2. The digital amplifier according to claim 1, wherein an attenuation coefficient for adjusting a mute time is calculated using the attenuation coefficient.
前記出力バッファは、
前記デジタルアンプの最大振幅の音声信号をミュートするために必要なミュート時間の間のゲイン設定された音声信号を蓄積することを特徴とする請求項1または2に記載のデジタルアンプ。
The output buffer comprises:
The digital amplifier according to claim 1, wherein a gain-set audio signal is stored during a mute time required to mute the audio signal having the maximum amplitude of the digital amplifier.
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