JP2004289492A - Doherty amplifier - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明はドハーティ増幅器に関し、特に、増幅特性を改善したドハーティ増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の携帯端末市場の爆発的な普及とそれに伴うインフラ整備により、基地局用の送信増幅器に対しても効率改善の市場からの要求は厳しく、ドハーティ増幅器を始めとし、高効率に信号を増幅する手法と、その低歪み化や最近の歪み補償技術との組み合わせによって、高性能、高効率な増幅器を構築しようという点に注目があつまってきている。
【0003】
ドハーティ増幅器は、常に信号の増幅動作を行う増幅器(「キャリア増幅器」という。)と、高電力出力時のみに動作するピーク増幅器あるいは補助増幅器と呼ばれる増幅器(「ピーク増幅器」という。)とを有し、入力信号をキャリア増幅器側とピーク増幅器側に分配し、キャリア増幅器とピーク増幅器の出力を合成して出力する構成でなる(非特許文献1〜3、特許文献1、2参照)。また、同一のデバイスを2台から複数台並列に配置して構成したドハーティ増幅器も一般的であり、実際に低周波からミリ波にわたる周波数帯まで数多く実現されてきている。
【0004】
【非特許文献1】
1936年のW.H. Doherty “A New High Efficiency Power Amplifier for Modulated Waves”,Proc.IRE,Vol.24,No.9,Sept.
【非特許文献2】
Steve C. Cripps著“RF Power Amplifiers for Wireless communications”,Artech House 1999 p236
【非特許文献3】
Steve C. Cripps著“Advanced Techniques in RF Power Amplifiers”,Artech House 2002 p50
【特許文献1】
特開2002−124840号公報
【特許文献2】
特開平7−22852号公報
【特許文献3】
特表2000−513535号公報
図3は、従来のドハーティ増幅器の構成を示す図であり、図3(a)は回路構成、図3(b)は2つの増幅デバイスの動作特性である。常に信号の増幅動作を行うキャリア増幅器10と、高電力出力時のみに増幅動作を行うピーク増幅器20とを有し、キャリア増幅器10とピーク増幅器20の前段には、入力信号を分配するための、ピーク増幅器20の伝達特性に応じて振幅成分を補償する利得補償器30を含む入力分岐回路50と、キャリア増幅器10とピーク増幅器20の出力段には、各増幅器出力を合成して出力する出力合成回路40と、を有する。
【0005】
また、従来のドハーティ増幅器では、図3(b)に示すようにキャリア増幅器10とピーク増幅器20には、同等特性の増幅デバイスを用いている。例えば、増幅器デバイスの伝達コンダクタンス(出力電流/入力電圧)の特性、入力電圧に対する出力電流の変化の傾き特性が同等のもの、より具体的には増幅デバイスとして電界効果トランジスタ(「FET」という。)を使用する場合、伝達コンダクタンスgm特性(ゲート電圧Vgs対ドレイン電流Id:Vgs−Id特性)の特性が同等なFETを使用する。なお、通常のドハーティ増幅器の動作原理については、たとえば最近の非特許文献3などの文献により当業者にとってよく知られているので、ここではその詳細を省略する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図3に示すようにキャリア増幅器とピーク増幅器に同等特性の増幅デバイスを用いたドハーティ増幅器では、特にピークアンプ側の動作に理想的な動作から差が生じるという問題があった。これは、使用する増幅デバイスの伝達コンダクタンス特性がキャリア増幅器とピーク増幅器とで同一の場合、そのままでは理想的な線形増幅作用や飽和出力電力が得られないというものである。これに対しては、いくつかの改善方法が提案されている(非特許文献2、3、特許文献1、2参照)。
【0007】
たとえば、非特許文献2では、ピーク増幅器の入力に可変減衰器を備え、入力レベルの大小に応じて減衰量を制御して伝達特性を補償する手段を提案している。また、特許文献1では、前記可変減衰器による改善方法の外にピーク増幅器の入力信号レベルにより増幅器のバイアス条件を制御する手段を提案している。特に、非特許文献3では、具体的なブロック図等はみあたらないが、キャリア増幅器のバイアス設定を、入力信号レベルによって、C級バイアスだったものをB級バイアスにまで適応制御し、ドハーティ増幅器として最大電力を得る方法を提案している。
【0008】
しかしながら、入力レベルに応じてピーク増幅器の入力の減衰量を制御するものや、増幅器のバイアス条件を制御するもの、バイアスを適応制御するもの等、従来のドハーティ増幅器は、いずれの構成のものも検波−判定−制御など、回路が複雑になるという問題がある。
【0009】
(目的)
本発明の目的は、より簡易的な方法で、理想的な線形増幅、電力合成動作が得られるドハーティ増幅器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のドハーティ増幅器は、キャリア増幅器とピーク増幅器からなるドハーティ増幅器において、前記ピーク増幅器の増幅の開始電圧は前記キャリア増幅器の飽和領域までの中間値に設定され、前記キャリア増幅器と前記ピーク増幅器のそれぞれの飽和領域での飽和電流はほぼ等しく設定されたことを特徴とする。
【0011】
また、キャリア増幅器とピーク増幅器からなるドハーティ増幅器において、ピーク増幅器に、キャリア増幅器と飽和ドレイン電流(Idss)がほぼ等しく、ゲート幅が同一(飽和電力がほぼ等しい)でピンチオフ電圧がおよそ半分のデバイスを使用すること特徴とする。また、キャリア増幅器に、ピーク増幅器と飽和ドレイン電流がほぼ等しく、ゲート幅が同一でピンチオフ電圧がおよそ倍のデバイスを使用することを特徴とする。
【0012】
より具体的には、本発明のドハーティ増幅器は、図3に示すキャリア増幅器、ピーク増幅器、出力合成回路及び入力分岐回路からなりキャリア増幅器及びピーク増幅器にほぼ同等特性のデバイスを使用している構成のドハーティ増幅器に対して、ピーク増幅器にキャリア増幅器と飽和ドレイン電流がほぼ等しく、ゲート幅が同一でピンチオフ電圧がおよそ半分のデバイスを使用することにより、ドハーティ増幅器として、より理想的な高効率な電力増幅作用を得ることにある。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のドハーティ増幅器の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(構成の説明)
図1は、本実施の形態のドハーティ増幅器を示す図である。本ドハーティ増幅器は、回路構成上は従来技術と類似しており、常に信号の増幅動作を行うキャリア増幅器1と、瞬時電力が高電力出力時にのみに動作するピーク増幅器2とを有する。
【0014】
キャリア増幅器1の出力信号とピーク増幅器2の出力信号を同相で合成して出力するための位相器3と、キャリア増幅器1の後段のキャリア増幅器1とピーク増幅器2の出力を合成して出力する出力合成回路4と、入力信号をキャリア増幅器1側とピーク増幅器2側に分配する前記位相器3を含む入力分岐回路5とを有する。
【0015】
一般にドハーティ増幅器は、飽和出力電力近傍で飽和を維持しながら動作するキャリア増幅器1を有することにより、飽和電力からバックオフをとった出力時においても、通常のA級、AB級増幅器より高い効率が実現される。キャリア増幅器1には、通常AB級やB級にバイアスされた増幅器が用いられることが多い。また、ピーク増幅器2は瞬時の信号電力が高出力時にのみ動作するよう、通常はC級にバイアスされて使用されることが多い。
【0016】
キャリア増幅器1とピーク増幅器2の出力を結合する出力合成回路4は、トランスで構成されており、通常1/4波長の伝送線路からなる。入力分岐回路5は、ピーク増幅器2とキャリア増幅器1の出力信号の位相関係を、出力合成回路4の信号合成点で同相にするための1/4波長の伝送線路や、あるいは90°ハイブリッド回路などで構成される。
【0017】
ドハーティ増幅器はおおきく3つの動作領域に分けられる。すなわち低レベル領域、遷移領域、飽和領域に分けられる。本実施の形態では、図1に示すように、ピーク増幅器2のバイアスを、上記遷移領域から増幅動作を開始するようにC級に設定する。更にピーク増幅器2の飽和電流をキャリア増幅器1の飽和電流とほぼ等しく設定する。このような構成ににすることにより、入力電圧が最大となるとキャリア増幅器1及びピーク増幅器2のドレイン電流が飽和に達し、ドハーティ増幅器としての飽和最大出力に到達する。この結果、遷移領域から飽和点までの間、ドハーティ増幅器の総合効率は極めて高く維持される。
【0018】
本実施の形態では、より具体的には、キャリア増幅器1とピーク増幅器2の増幅デバイスとしてFET、特に、接合型FETを使用し、ピーク増幅器2に使用するデバイスとしてキャリア増幅器1に使用するデバイスに対して飽和ドレイン電流が等しく、ゲート幅が同一(飽和電力が等しい)でピンチオフ電圧がおよそ半分のデバイスを使用する。
【0019】
キャリア増幅器1とピーク増幅器2は、図1(b)に示すようにバイアス設定が行われる。ピーク増幅器2のピンチオフ電圧はキャリア増幅器の飽和領域までの中間値に設定され、両増幅器1、2の飽和領域での飽和ドレイン電流が略一致するように設定される。
【0020】
(動作の説明)
次に、本実施の形態のドハーティ増幅器の動作につき、図面を参照して説明する。
図2は、本実施の形態のドハーティ増幅器の動作における各増幅器の動作を示す図であり、図2(a)は従来の技術の動作状態、図2(b)は本実施の形態の動作状態である。ドハーティ増幅器の動作領域を低レベル領域、遷移領域、飽和領域に分け、キャリア増幅器1とピーク増幅器2のそれぞれに印加される入力電圧の最大値を1として規格化した入力電圧Vinをとり、該入力電圧Vinに対し、ピーク増幅器2のドレイン電流Ip、キャリア増幅器1の出力電圧Vc、ドレイン電流Ic及びドハーティ増幅器の出力電圧Vmの関係を示している。
【0021】
まず始めに本実施の形態との比較のため、図2(a)に示すようにB級バイアスされたキャリア増幅器1、C級バイアスされたピーク増幅器2に同一特性のFETデバイスを用いてドハーティ増幅器を構成した場合の従来技術の動作について説明する。
【0022】
ドハーティ増幅器の3つの動作領域、すなわち低レベル領域、遷移領域、飽和領域において、従来のドハーティ増幅器では同一特性のFETを用いるため、キャリア増幅器1のドレイン電流Icとピーク増幅器2のドレイン電流Ipの特性の傾き(gm)は等しい。また、ピーク増幅器2は、C級にバイアスされ、通常のドハーティ増幅器の構成である規格化された入力電圧Vinが0.5からドレイン電流が流れはじめて増幅動作を開始する。また、各デバイスのドレイン電流−ゲート電圧特性としては、図3(a)に示すようにそれぞれのスレショルド電圧からドレイン電流が流れ始め、伝達コンダクタンスgmは一定値である。
【0023】
さて、B級バイアスされたキャリア増幅器1に入力信号Vinが入力されると、それに比例して出力電圧Vcが上昇する。この動作領域は低レベル領域である。次に、入力電圧Vinが0.5(遷移点)に達すると、キャリア増幅器1は飽和し、出力電圧Vcは一定値となる。この時点でドハーティ増幅器自体の効率も最大となり、理想的にはB級増幅器の理想効率である78%(π/4)に達する。ただし、このときのキャリア増幅器1の飽和出力電力は、ドハーティ増幅器として得られるべき飽和電力の1/4である。
【0024】
この遷移点から入力信号Vinが増加すると、ピーク増幅器2も増幅動作を開始するが、これが出力合成回路4の伝送トランスを介してキャリア増幅器1の負荷インピーダンスを変調する結果、キャリア増幅器1の出力電流は入力電圧に対して線形に増加しつづけ、より大きな電力を負荷に供給することとなり、結果的にドハーティ増幅器としての線形な増幅特性が維持され、入力信号Vinは所望の出力電力に線形増幅される。
【0025】
従来技術では、キャリア増幅器1、ピーク増幅器2には同等特性を有するデバイスが用いられるため、たとえば図3(b)に示すように同等のgm(Vgs−Id特性)を示していた。これは、クラシカルドハーティと呼ばれる構成である。たとえば、ドハーティ増幅器の飽和電力を100Wにしたいという場合には、キャリア増幅器1及びピーク増幅器2は各々50W飽和電力の同一のデバイスを選択するのが一般的である。
【0026】
この場合の主要なパラメータの入出力特性は図2(a)に図示するとおりである。ピーク増幅器2の最大電流値が、入力電圧が最大となった場合でも最大値とならず、半分の値にしか達していない。このため、ドハーティ増幅器として理想的な動作ができていない。簡単な計算によれば、このときの最大入力時の効率は58.9%、出力電力は理想状態の56%に低下、入出力の線形性は入力1に対して出力0.5に劣化する。以上のようにキャリア増幅器1及びピーク増幅器2に同一特性のデバイスを用いてドハーティ増幅器を構成した場合には、ドハーティ増幅器の理想的な特性が得られず、飽和電力付近での効率低下や飽和電力の低下、線形性の劣化が生じてしまう。
【0027】
本実施の形態においては、ピーク増幅器2に、キャリア増幅器1と出力飽和電流がほぼ等しく、キャリア増幅器1の遷移領域で増幅動作が開始する特性を設定している。特に、増幅デバイスとしてFETを使用する本実施の形態においては、図2(b)に示すようにピーク増幅器2に使用するFETは、キャリア増幅器1に使用するFETに対し、飽和ドレイン電流が等しく、ゲート幅が同一(飽和電力が等しい)でピンチオフ電圧がおよそ半分のデバイスを使用する。
【0028】
本実施の形態の場合には、図1に示すように、ピーク増幅器2のバイアスを上記遷移点から増幅動作を開始するようにC級に設定する。このように構成することにより、入力電圧が最大となると、ピーク増幅器2のドレイン電流も飽和に達し、ドハーティ増幅器としての飽和最大出力に到達する。この遷移点から飽和点までの間、ドハーティ増幅器の総合効率は極めて高く維持され、図1(b)に示すように出力電圧Vmの直線性も良好に維持され、理想的な線形増幅動作が得られる。
【0029】
以上のように本実施の形態は、具体的には増幅デバイスとしてFETを使用し、キャリア増幅器1とピーク増幅器2との特性の関係として、飽和ドレイン電流が互いにほぼ等しく、ゲート幅が同一でピンチオフ電圧がおよそ1/2又は倍の関係のデバイスを使用するように構成するものであるが、本発明としては、これにとらわれるものではなく、飽和ドレイン電流は、ピーク増幅器2がキャリア増幅器1より大きい特性及びゲート幅が1対2の関係から若干ずれたとしても、遷移点から飽和点までの間のドハーティ増幅器の総合効率を高めることが可能であるかぎり、両増幅デバイスの適用が可能である。また、飽和電力の異なるデバイスを選択する拡張型ドハーティと呼ばれる構成を採用することも可能であることは云うまでもない。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、本発明においては、ピーク増幅器の増幅の開始電圧はキャリア増幅器の飽和領域までの中間値(遷移領域)に設定され、キャリア増幅器とピーク増幅器のそれぞれの飽和領域での飽和電流はほぼ等しく設定されたことにより、入力電圧が最大となると、ピーク増幅器のドレイン電流も飽和に達し、ドハーティ増幅器としての飽和最大出力に到達するので総合効率は極めて高く維持することが可能である。
【0031】
また、増幅デバイスとしてFETを使用する場合、ピーク増幅器にキャリア増幅器と飽和ドレイン電流がほぼ等しく、ゲート幅が同一でピンチオフ電圧がおよそ半分のデバイスを使用しているので、入力電圧が最大となるとピーク増幅器のドレイン電流も飽和に達し、ドハーティ増幅器としての飽和最大出力に到達する。この場合、遷移点から飽和点までの間、ドハーティ増幅器の総合効率は理想状態のように極めて高く維持され、理想的な線形増幅動作が得られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドハーティ増幅器の一実施の形態を示す図である。
【図2】本実施の形態の動作特性を示す図である。
【図3】従来のドハーティ増幅器の構成を示す図である。
【符号の説明】
1、10 キャリア増幅器
2、20 ピーク増幅器
3、30 位相器
4、40 出力合成回路
5、50 入力分岐回路[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a Doherty amplifier, and more particularly to a Doherty amplifier with improved amplification characteristics.
[0002]
[Prior art]
Due to the explosive spread of the mobile terminal market in recent years and the accompanying infrastructure development, demands from the market for improving the efficiency of transmission amplifiers for base stations are strict, and amplifying signals with high efficiency, including Doherty amplifiers Attention has been focused on constructing high-performance and high-efficiency amplifiers by combining the method with the distortion reduction and recent distortion compensation techniques.
[0003]
The Doherty amplifier includes an amplifier that constantly performs a signal amplification operation (referred to as a “carrier amplifier”) and an amplifier called an peak amplifier or an auxiliary amplifier (referred to as a “peak amplifier”) that operates only at high power output. , The input signal is distributed to the carrier amplifier side and the peak amplifier side, and the outputs of the carrier amplifier and the peak amplifier are combined and output (see
[0004]
[Non-patent document 1]
W. 1936 H. Doherty "A New High Efficiency Power Amplifier for Modulated Waves", Proc. IRE, Vol. 24, no. 9, Sept.
[Non-patent document 2]
Steve C. Cripps, "RF Power Amplifiers for Wireless Communications", Arttech House 1999 p236.
[Non-Patent Document 3]
Steve C. Cripps, "Advanced Technologies in RF Power Amplifiers", Arttech House 2002 p50.
[Patent Document 1]
JP 2002-124840 A [Patent Document 2]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-22852 [Patent Document 3]
FIG. 3 is a diagram showing a configuration of a conventional Doherty amplifier. FIG. 3A shows a circuit configuration, and FIG. 3B shows operation characteristics of two amplifying devices. It has a carrier amplifier 10 that always performs an amplification operation of a signal, and a peak amplifier 20 that performs an amplification operation only at the time of high power output, and a former stage of the carrier amplifier 10 and the peak amplifier 20 for distributing an input signal. An input combining circuit 50 including a gain compensator 30 for compensating an amplitude component according to a transfer characteristic of the peak amplifier 20 and an output combining unit for combining and outputting respective amplifier outputs at an output stage of the carrier amplifier 10 and the peak amplifier 20. And a circuit 40.
[0005]
Further, in the conventional Doherty amplifier, as shown in FIG. 3B, the carrier amplifier 10 and the peak amplifier 20 use amplification devices having the same characteristics. For example, the characteristics of the transfer conductance (output current / input voltage) of the amplifier device and the gradient characteristics of the change of the output current with respect to the input voltage are equivalent, and more specifically, a field effect transistor ("FET") as the amplification device. Are used, FETs having the same transfer conductance gm characteristics (gate voltage Vgs vs. drain current Id: Vgs-Id characteristics) are used. Since the operating principle of a normal Doherty amplifier is well known to those skilled in the art, for example, from recent literature such as Non-Patent Document 3, detailed description thereof will be omitted here.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
As shown in FIG. 3, the Doherty amplifier using the amplifier devices having the same characteristics as the carrier amplifier and the peak amplifier has a problem that the operation on the peak amplifier side is different from the ideal operation. This means that if the transfer conductance characteristics of the used amplifier device are the same for the carrier amplifier and the peak amplifier, ideal linear amplification and saturated output power cannot be obtained as it is. For this, several improvement methods have been proposed (see Non-Patent Documents 2 and 3 and
[0007]
For example, Non-Patent Document 2 proposes means for providing a variable attenuator at the input of a peak amplifier and controlling the amount of attenuation according to the level of the input level to compensate for the transfer characteristics.
[0008]
However, conventional Doherty amplifiers, such as those that control the amount of attenuation of the input of the peak amplifier according to the input level, those that control the bias conditions of the amplifier, and those that adaptively control the bias, detect both types of configurations. There is a problem that the circuit becomes complicated, such as -judgment-control.
[0009]
(Purpose)
An object of the present invention is to provide a Doherty amplifier that can achieve an ideal linear amplification and power combining operation by a simpler method.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The Doherty amplifier of the present invention is a Doherty amplifier comprising a carrier amplifier and a peak amplifier, wherein the amplification start voltage of the peak amplifier is set to an intermediate value up to a saturation region of the carrier amplifier, and the carrier amplifier and the peak amplifier respectively. Is characterized in that the saturation current in the saturation region is set substantially equal.
[0011]
In a Doherty amplifier including a carrier amplifier and a peak amplifier, a device in which the carrier amplifier and the saturation drain current (Idss) are almost equal, the gate width is the same (saturation power is almost equal), and the pinch-off voltage is approximately half is used as the peak amplifier. The feature is to use. Further, the carrier amplifier is characterized by using a device having substantially the same drain current as the peak amplifier, the same gate width, and approximately twice the pinch-off voltage.
[0012]
More specifically, the Doherty amplifier of the present invention comprises a carrier amplifier, a peak amplifier, an output synthesizing circuit, and an input branching circuit shown in FIG. 3, and uses devices having substantially the same characteristics as the carrier amplifier and the peak amplifier. Compared to the Doherty amplifier, the carrier amplifier and the saturation drain current are almost equal to the peak amplifier, the gate width is the same, and the pinch-off voltage is about half the device. To get the action.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the Doherty amplifier of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
(Description of configuration)
FIG. 1 is a diagram illustrating a Doherty amplifier according to the present embodiment. This Doherty amplifier has a circuit configuration similar to that of the related art, and includes a
[0014]
A phase shifter 3 for combining and outputting the output signal of the
[0015]
In general, a Doherty amplifier has a
[0016]
An output combining circuit 4 that couples the outputs of the
[0017]
Doherty amplifiers are largely divided into three operating regions. That is, it is divided into a low level region, a transition region, and a saturation region. In the present embodiment, as shown in FIG. 1, the bias of the peak amplifier 2 is set to class C so that the amplification operation starts from the transition region. Further, the saturation current of the peak amplifier 2 is set substantially equal to the saturation current of the
[0018]
In the present embodiment, more specifically, FETs, particularly junction type FETs, are used as amplifying devices of the
[0019]
Bias setting is performed on the
[0020]
(Description of operation)
Next, the operation of the Doherty amplifier of the present embodiment will be described with reference to the drawings.
2A and 2B are diagrams illustrating the operation of each amplifier in the operation of the Doherty amplifier according to the present embodiment. FIG. 2A illustrates an operation state according to the related art, and FIG. 2B illustrates an operation state according to the embodiment. It is. The operation region of the Doherty amplifier is divided into a low level region, a transition region, and a saturation region, and an input voltage Vin standardized by setting the maximum value of the input voltage applied to each of the
[0021]
First, for comparison with the present embodiment, as shown in FIG. 2A, a Doherty amplifier using FET devices having the same characteristics as the
[0022]
In the three operation regions of the Doherty amplifier, namely, the low-level region, the transition region, and the saturation region, the conventional Doherty amplifier uses FETs having the same characteristics. Have the same slope (gm). Further, the peak amplifier 2 is biased to the class C, and the amplifying operation starts when the drain current starts flowing from the standardized input voltage Vin of 0.5, which is the configuration of the normal Doherty amplifier. As for the drain current-gate voltage characteristics of each device, as shown in FIG. 3A, the drain current starts to flow from each threshold voltage, and the transfer conductance gm is constant.
[0023]
When the input signal Vin is input to the
[0024]
When the input signal Vin increases from this transition point, the peak amplifier 2 also starts the amplifying operation, which modulates the load impedance of the
[0025]
In the prior art, since devices having equivalent characteristics are used for the
[0026]
The input / output characteristics of the main parameters in this case are as shown in FIG. The maximum current value of the peak amplifier 2 does not become the maximum value even when the input voltage becomes the maximum, and has reached only half the value. Therefore, an ideal operation as a Doherty amplifier has not been achieved. According to a simple calculation, the efficiency at the time of the maximum input at this time is 58.9%, the output power is reduced to 56% of the ideal state, and the linearity of the input / output is deteriorated to 0.5 with respect to the
[0027]
In the present embodiment, the characteristic that the output saturation current is almost equal to that of the
[0028]
In the case of the present embodiment, as shown in FIG. 1, the bias of the peak amplifier 2 is set to the class C so that the amplification operation is started from the transition point. With this configuration, when the input voltage becomes maximum, the drain current of the peak amplifier 2 also reaches saturation, and reaches a saturation maximum output as a Doherty amplifier. From this transition point to the saturation point, the overall efficiency of the Doherty amplifier is maintained at an extremely high level, and the linearity of the output voltage Vm is also maintained as shown in FIG. Can be
[0029]
As described above, in the present embodiment, specifically, an FET is used as an amplifying device, and the characteristics of the
[0030]
【The invention's effect】
As described above, in the present invention, the amplification start voltage of the peak amplifier is set to an intermediate value (transition region) up to the saturation region of the carrier amplifier, and the saturation current in the saturation region of each of the carrier amplifier and the peak amplifier is When the input voltage is maximized, the drain current of the peak amplifier also reaches saturation and reaches the saturation maximum output of the Doherty amplifier, so that the overall efficiency can be kept extremely high.
[0031]
When an FET is used as an amplifying device, a carrier amplifier and a saturated drain current are almost the same as the peak amplifier, a device with the same gate width and a pinch-off voltage of about half is used. The drain current of the amplifier also reaches saturation, and reaches the saturation maximum output of the Doherty amplifier. In this case, from the transition point to the saturation point, the overall efficiency of the Doherty amplifier is maintained extremely high as in an ideal state, and there is an effect that an ideal linear amplification operation can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing one embodiment of a Doherty amplifier of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing operation characteristics of the present embodiment.
FIG. 3 is a diagram illustrating a configuration of a conventional Doherty amplifier.
[Explanation of symbols]
1, 10 carrier amplifier 2, 20 peak amplifier 3, 30 phase shifter 4, 40 output combining circuit 5, 50 input branching circuit
Claims (4)
前記ピーク増幅器の増幅の開始電圧は前記キャリア増幅器の飽和領域までの中間値に設定され、前記キャリア増幅器と前記ピーク増幅器のそれぞれの飽和領域での飽和電流はほぼ等しく設定されたことを特徴とするドハーティ増幅器。In a Doherty amplifier consisting of a carrier amplifier and a peak amplifier,
The starting voltage of the amplification of the peak amplifier is set to an intermediate value up to the saturation region of the carrier amplifier, and the saturation currents of the carrier amplifier and the peak amplifier in the respective saturation regions are set substantially equal. Doherty amplifier.
前記ピーク増幅器のピンチオフ電圧は前記キャリア増幅器の飽和領域までの中間値に設定され、前記キャリア増幅器と前記ピーク増幅器のそれぞれの飽和領域での飽和ドレイン電流はほぼ等しいように設定されたことを特徴とするドハーティ増幅器。In a Doherty amplifier consisting of a carrier amplifier and a peak amplifier,
The pinch-off voltage of the peak amplifier is set to an intermediate value up to the saturation region of the carrier amplifier, and the saturation drain currents in the respective saturation regions of the carrier amplifier and the peak amplifier are set to be substantially equal. Doherty amplifier.
前記ピーク増幅器に使用する電界効果トランジスタは、前記キャリア増幅器に使用する電界効果トランジスタに対し、飽和ドレイン電流はほぼ等しく、ゲート幅はほぼ等しく設定され、ピンチオフ電圧はほぼ半分に設定されたことを特徴とするドハーティ増幅器。In a Doherty amplifier using a field effect transistor as an amplifying element of a carrier amplifier and a peak amplifier,
The field-effect transistor used for the peak amplifier has a saturation drain current substantially equal to the field-effect transistor used for the carrier amplifier, a gate width substantially equal to the field effect transistor, and a pinch-off voltage substantially half. Doherty amplifier.
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