JP2004188687A - インクジェットヘッドおよびインクジェット式記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】インクジェットヘッドにおいて、接着層を形成する接着剤のはみ出しに起因したノズルの目詰まりを防止する。
【解決手段】インクが吐出される複数のノズル15が形成されたノズルプレート16と、インク流路17を介してノズル15に連通して形成されてインクを貯留する圧力室、および当該圧力室内のインクに圧力を付与してノズル15からインクを吐出させるアクチュエータが設けられたヘッド本体11と、ノズルプレート16とヘッド本体11との間に設けられ、ノズルプレート16とヘッド本体11とを接着する接着層12とを有し、インク流路17の接着層側端部と当該端部よりも内側に位置するノズル15の接着層側端部との距離pと接着層12の厚さtとが0≦p≦2tの関係を有し、ノズル15の接着層側における軸方向断面の角度θ1を45度≦θ1≦110度とする。
【選択図】 図3
【解決手段】インクが吐出される複数のノズル15が形成されたノズルプレート16と、インク流路17を介してノズル15に連通して形成されてインクを貯留する圧力室、および当該圧力室内のインクに圧力を付与してノズル15からインクを吐出させるアクチュエータが設けられたヘッド本体11と、ノズルプレート16とヘッド本体11との間に設けられ、ノズルプレート16とヘッド本体11とを接着する接着層12とを有し、インク流路17の接着層側端部と当該端部よりも内側に位置するノズル15の接着層側端部との距離pと接着層12の厚さtとが0≦p≦2tの関係を有し、ノズル15の接着層側における軸方向断面の角度θ1を45度≦θ1≦110度とする。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインクジェットヘッドおよびインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インクジェットヘッドとして、複数のノズルが形成されたノズルプレートをヘッド本体に接合したものが知られている。この種のインクジェットヘッドでは、ヘッド本体には、インクを貯留する複数の圧力室と、各圧力室につながるインク流路と、圧力室内のインクに圧力を付与してノズルからインクを吐出させるアクチュエータとが設けられている。
【0003】
ノズルプレートは、各ノズルが各インク流路とつながるように、ヘッド本体に接合されている。そして、アクチュエータが圧力室内のインクに圧力を加えることにより、圧力室内のインクの一部がインク流路を流れ、ノズルからインク滴となって吐出される。
【0004】
ところで、ノズルプレートとヘッド本体との接合に際しては、接着剤が用いられることが多い。しかし、ノズルおよびインク流路は径が極めて小さいため、接着に際して課題が存在する。
【0005】
それは、接着剤がインク流路やノズルにはみ出し、インクの吐出不良を招くおそれがあるということである。すなわち、接着剤がはみ出すと、インクの流動抵抗が増加して所期のインク吐出性能を得ることができなくなるのみならず、はみ出した接着剤が熱硬化のときにノズルに流れ込み、ノズルの目詰まりの原因になってしまう。
【0006】
そこで、上記の弊害を防止するため、種々の技術が提案されている。例えば、特開平5−330067号公報には、接着剤のインク流路へのはみ出しを防止するために、ヘッド本体に接着剤の逃げ溝を設けることが提案されている。特開2001−63052号公報には、複数の流路プレートを積層することによってヘッド本体を形成し、それら流路プレートに対し、積層方向に空気を逃がすための貫通穴を設けることが提案されている。
【0007】
【特許文献1】
特開平5−330067号公報(図1)
【特許文献2】
特開2001−63052号公報(図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記特開平5−330067号公報および特開2001−63052号公報に開示されたインクジェットヘッドでは、ヘッド本体に逃げ溝または貫通穴を設ける必要があったため、ヘッド本体の構造が複雑になり、歩留まりの低下および製造コストの上昇を招いていた。
【0009】
また、接着剤として熱硬化性の接着剤等を用いる場合には、乾燥硬化の過程でガスや水分等の副生成物が生成されることがある。しかし、上記インクジェットヘッドでは、接着剤をヘッド本体またはノズルプレートに対してべた塗りしており、副生成物に対する配慮はなされていない。
【0010】
そこで、本発明は、接着層を形成する接着剤のはみ出しに起因したノズルの目詰まりを防止することのできるインクジェットヘッドおよびインクジェット式記録装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本発明のインクジェットヘッドは、インクが吐出される複数のノズルが形成されたノズルプレートと、インク流路を介してノズルに連通して形成されてインクを貯留する圧力室、および当該圧力室内のインクに圧力を付与してノズルからインクを吐出させるアクチュエータが設けられたヘッド本体と、ノズルプレートとヘッド本体との間に設けられ、ノズルプレートとヘッド本体とを接着する接着層とを有し、インク流路の接着層側端部と当該端部よりも内側に位置するノズルの接着層側端部との距離をp、接着層の厚さをtとしたときに、距離pと厚さtとが0≦p≦2tの関係を有し、ノズルの接着層側における軸方向断面の角度θ1が45度≦θ1≦110度としたものである。
【0012】
これによれば、接着層を形成する接着剤のはみ出しに起因したノズルの目詰まりを防止することが可能になることが可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、インクが吐出される複数のノズルが形成されたノズルプレートと、インク流路を介してノズルに連通して形成されてインクを貯留する圧力室、および当該圧力室内のインクに圧力を付与してノズルからインクを吐出させるアクチュエータが設けられたヘッド本体と、ノズルプレートとヘッド本体との間に設けられ、ノズルプレートとヘッド本体とを接着する接着層とを有し、インク流路の接着層側端部と当該端部よりも内側に位置するノズルの接着層側端部との距離をp、接着層の厚さをtとしたときに、距離pと厚さtとが0≦p≦2tの関係を有し、ノズルの接着層側における軸方向断面の角度θ1が45度≦θ1≦110度であるインクジェットヘッドであり、接着層を形成する接着剤のはみ出しに起因したノズルの目詰まりを防止することが可能になるという作用を有する。
【0014】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、接着層の厚さtが、t=1〜5μmであるインクジェットヘッドであり、接着層を形成する接着剤のはみ出しに起因したノズルの目詰まりを防止することが可能になるという作用を有する。
【0015】
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、インク流路の接着剤層側における軸方向断面の角度θ2が45度≦θ2≦110度であるインクジェットヘッドであり、接着層を形成する接着剤のはみ出しに起因したノズルの目詰まりを防止することが可能になるという作用を有する。
【0016】
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、接着層は、接着剤をスクリーン印刷法で塗布して形成されているインクジェットヘッドであり、接着層を形成する接着剤のはみ出しに起因したノズルの目詰まりを防止することが可能になるという作用を有する。
【0017】
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載のインクジェットヘッドを備えたインクジェット式記録装置であり、目詰まりのない良好なインク吐出性能により高画質の印字を行うことが可能になるという作用を有する。
【0018】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図7を用いて説明する。なお、これらの図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。
【0019】
図1は本発明のインクジェットヘッドを備えた記録装置の全体概略構成を示す斜視図、図2は図1の記録装置に装着された本発明の一実施の形態であるインクジェットヘッドを示す断面図、図3は本発明のインクジェットヘッドにおけるノズルの一例である軸方向断面形状を示す断面図、図4は本発明のインクジェットヘッドにおけるノズルの他の一例である軸方向断面形状を示す断面図、図5は本発明のインクジェットヘッドでのノズルの接着層側における軸方向断面の角度とノズルの目詰まり率との関係を示すグラフ、図6は本発明のインクジェットヘッドにおけるインク流路の一例である軸方向の断面形状を示す断面図、図7は本発明のインクジェットヘッドにおけるインク流路の他の一例である軸方向の断面形状を示す断面図である。
【0020】
図1に示すインクジェット式記録装置(記録装置)40は、アクチュエータを構成する強誘電体素子の圧電効果を利用して記録を行うインクジェットヘッド(インク吐出ヘッド)41を備え、インクタンク(図示せず)から供給されてインクジェットヘッド41から吐出したインク滴を紙等の記録媒体42に着弾させて、記録媒体42に記録を行うものである。インクジェットヘッド41は、主走査方向Xに配置したキャリッジ軸43に設けられたキャリッジ44に搭載されていて、キャリッジ44がキャリッジ軸43に沿って往復動するのに応じて、主走査方向Xに往復動する。さらに、インクジェット式記録装置40は、記録媒体42をインクジェットヘッド41の幅方向(すなわち、主走査方向X)と略垂直方向の副走査方向Yに移動させる複数個のローラ(移動手段)45を備える。
【0021】
図2に示すように、インクジェットヘッド41は、複数のノズル15が形成されたノズルプレート16と、このノズルプレート16が接合されたヘッド本体11とを有している。
【0022】
ここで、ヘッド本体11は、流路板19と、圧力室23を区画形成する区画部材24およびアクチュエータ25を積層してなる圧力室部材13とを備えている。
【0023】
そして、流路板19には、圧力室23とノズル15とを連通するインク流路17と、圧力室23内にインクを導入する共通インク室18と、共通インク室18と圧力室23とを連通するインク供給路20とが設けられている。流路板19は、複数枚の薄板を積層することによって形成されている。ここでは、流路板19は5枚の薄板によって形成されている。薄板としては、例えばステンレス等を好適に用いることができる。
【0024】
圧力室部材13の区画部材24は、感光性ガラスによって形成されている。ただし、区画部材24の種類は感光性ガラスに限定されるものではない。区画部材24には、流路板19のインク供給路20とインク流路17とにまたがるように圧力室23が形成されている。圧力室23は、主走査方向Xに延びるように長溝状に形成され、副走査方向Yに互いに所定間隔をあけて配設されている。
【0025】
アクチュエータ25は、区画部材24の圧力室23を覆うように区画部材24の上側面(ノズルプレート16が設けられる側と反対側の面)に設けられている。アクチュエータ25は圧電素子の圧電効果を利用するいわゆるピエゾ式のアクチュエータであって、特に、たわみ振動型のアクチュエータである。このアクチュエータ25は、アクチュエータ25のたわみ変形によって圧力室23の容積を拡大および縮小させ、その拡大および縮小に伴う圧力室23内の圧力変化によって、ノズル15からインク滴を吐出し且つ共通インク室18から圧力室23にインクを充填する。
【0026】
図示は省略するが、アクチュエータ25は、圧力室23を覆う振動板と、振動板を振動させる薄膜の圧電素子と、個別電極とが順に積層されて構成されている。振動板は、厚さ2μmのクロム板からなっていて、個別電極と共に圧電素子に電圧を印加するための共通電極としての機能をも有している。圧電素子は、圧力室23に対応して設けられており、厚さ0.5μm〜5μmのPZT(ジルコル酸チタン酸鉛)等を好適に用いることができる。本実施の形態では、圧電素子の厚みは3μmに設定されている。個別電極は厚さ0.1μmの白金板からなっており、アクチュエータ25の全体の厚さは約5μmとなっている。
【0027】
ヘッド本体11の全体の厚みは、たとえば480μmに設定されている。ノズルプレート16は、厚さ20μmのポリイミド板によって形成されている。
【0028】
そして、アクチュエータ25が圧力室23内のインクに圧力を加えることにより、圧力室23内のインクの一部がインク流路17を流れ、ノズル15からインク滴となって吐出される。
【0029】
図示するように、流路板19とノズルプレート16との間には接着層12が介在している。つまり、ノズルプレート16とヘッド本体11とは、接着層12を構成する接着剤により相互に接合されている。なお、接着剤の種類は特に限定されるものではなく、例えばエポキシ系、シリコーン系またはアクリル系の接着剤を好適に用いることができる。ただし、エポキシ系接着剤は耐インク性、剛性、チクソ性等に優れているので、信頼性および接着強度を向上する観点から、エポキシ系接着剤が特に好ましい。
【0030】
なお、接着剤は、ノズルプレート16またはヘッド本体11に対してスクリーン印刷法によって塗布するのが望ましい。
【0031】
スクリーン印刷では、ノズルプレート16の接着面に接着剤を所定のパターンに塗布する。ここでは、接着剤として樹脂接着剤を用い、ノズルプレート16に対して塗布する方法について説明する。但し、ヘッド本体11に対して塗布してもよい。
【0032】
接着剤の塗布に際しては、まず、接着剤の配置パターンに対応した形状に形成されたメッシュ(図示せず)を、ノズルプレートの接着面に対向させる。次に、メッシュの上に接着剤を載せ、スキージ(図示せず)によって、メッシュの上から接着剤をノズルプレート16に押しつける。これにより、メッシュの小孔の内部に接着剤が押し込まれ、ノズルプレート16上に接着剤が所定のパターンに配置される。
【0033】
以上のようにしてノズルプレート上に接着剤を塗布した後、ノズルプレート16とヘッド本体11との位置合わせを行い、ノズルプレート16とヘッド本体11とを互いに押し当てて接着させる。そして、ノズルプレート16とヘッド本体11と接着した後、所定時間かけて熱硬化させる。
【0034】
このようなスクリーン印刷法によれば、接着剤を所望のパターンに高精度に配置することができる。
【0035】
ここで、本実施の形態では、1μm〜20μmの厚さの接着剤を塗布し、それを加圧硬化することにより1μm〜10μm(好ましくは1〜5μm程度)の接着層12を形成することとした。
【0036】
ここで、本発明者は、インクジェットヘッドにおけるノズル15の軸方向断面形状について考察を行った。すなわち、ノズル15の接着層側における軸方向断面の角度θ1を図3に示すように鈍角から順次鋭角に変えてゆき、角度θ1とノズル12の目詰まり率とについてのデータを採取した。
【0037】
この場合において、インク流路17の接着層側の端部とこの端部よりも内側に位置するノズル15の接着層側の端部との距離pと、接着層の厚さtとは、0≦p≦2tの関係を有するようにした。
【0038】
また、ノズル15の開口部の径は20〜50μm、接着層側の径は35μmとした。さらに、インク流路17の径は40μm、前述した距離pは2.5μm、厚さt(接着剤硬化後)は3μmである。なお、本発明はこれらの数値に限定されるものではないことはもちろんである。
【0039】
得られたデータを図5に示す。
【0040】
図5より、角度θ1が110度以上では目詰まり率が急激に悪化しているため、インクジェットプリンタのノズルとしては使用に適しないことがわかる。
【0041】
また、角度θ1が110度以下ではノズルの目詰まり率の悪化が顕著になる現象は発生していない。しなしながら、角度θ1が45度未満では、角度が浅すぎてノズル15の開口部が非常に大きくなってしまい、ノズル12の高密度化を実現することが困難になる。
【0042】
したがって、ノズル12の接着層側における軸方向断面の角度θ1は45度≦θ1≦110度が最適となる。
【0043】
本発明者は、インク流路17の接着剤層側における軸方向断面の角度θ2についても考察を行った(図6、図7)。その結果、角度θ1と同様に、110度以上では目詰まり率が急激に悪化した。また、角度θ2が45度未満では、角度が浅すぎて段差に近くなってしまい、ノズル15近傍におけるインクの流動が不安定になってしまう。
【0044】
したがって、インク流路17の接着剤層側における軸方向断面の角度θ2についても45度≦θ2≦110度が最適となる。
【0045】
なお、本発明では、角度θ1が45〜110度であればよく、角度θ2はこの条件を満たしていなくてもよい。
【0046】
このように、本実施の形態のインクジェットヘッドでは、インク流路17の接着層側端部とノズル15の接着層側端部との距離pと、接着層12の厚さtとが0≦p≦2tの関係を有し、ノズル15の接着層側における軸方向断面の角度θ1を45度≦θ1≦110度としているので、さらにはインク流路17の接着剤層側における軸方向断面の角度θ2を45度≦θ2≦110度としているので、接着層12を形成する接着剤のはみ出しに起因したノズル15の目詰まりを防止することが可能になる。
【0047】
したがって、このようなインクジェットヘッドを備えインクジェット式記録装置では、目詰まりのない良好なインク吐出性能により高画質の印字を行うことが可能になる。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、接着層を形成する接着剤のはみ出しに起因したノズルの目詰まりを防止することが可能になるという有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェットヘッドを備えた記録装置の全体概略構成を示す斜視図
【図2】図1の記録装置に装着された本発明の一実施の形態であるインクジェットヘッドを示す断面図
【図3】本発明のインクジェットヘッドにおけるノズルの一例である軸方向断面形状を示す断面図
【図4】本発明のインクジェットヘッドにおけるノズルの他の一例である軸方向断面形状を示す断面図
【図5】本発明のインクジェットヘッドでのノズルの接着層側における軸方向断面の角度とノズルの目詰まり率との関係を示すグラフ
【図6】本発明のインクジェットヘッドにおけるインク流路の一例である軸方向の断面形状を示す断面図
【図7】本発明のインクジェットヘッドにおけるインク流路の他の一例である軸方向の断面形状を示す断面図
【符号の説明】
11 ヘッド本体
12 接着層
15 ノズル
16 ノズルプレート
23 圧力室
25 アクチュエータ
40 インクジェット式記録装置
41 インクジェットヘッド
【発明の属する技術分野】
本発明はインクジェットヘッドおよびインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インクジェットヘッドとして、複数のノズルが形成されたノズルプレートをヘッド本体に接合したものが知られている。この種のインクジェットヘッドでは、ヘッド本体には、インクを貯留する複数の圧力室と、各圧力室につながるインク流路と、圧力室内のインクに圧力を付与してノズルからインクを吐出させるアクチュエータとが設けられている。
【0003】
ノズルプレートは、各ノズルが各インク流路とつながるように、ヘッド本体に接合されている。そして、アクチュエータが圧力室内のインクに圧力を加えることにより、圧力室内のインクの一部がインク流路を流れ、ノズルからインク滴となって吐出される。
【0004】
ところで、ノズルプレートとヘッド本体との接合に際しては、接着剤が用いられることが多い。しかし、ノズルおよびインク流路は径が極めて小さいため、接着に際して課題が存在する。
【0005】
それは、接着剤がインク流路やノズルにはみ出し、インクの吐出不良を招くおそれがあるということである。すなわち、接着剤がはみ出すと、インクの流動抵抗が増加して所期のインク吐出性能を得ることができなくなるのみならず、はみ出した接着剤が熱硬化のときにノズルに流れ込み、ノズルの目詰まりの原因になってしまう。
【0006】
そこで、上記の弊害を防止するため、種々の技術が提案されている。例えば、特開平5−330067号公報には、接着剤のインク流路へのはみ出しを防止するために、ヘッド本体に接着剤の逃げ溝を設けることが提案されている。特開2001−63052号公報には、複数の流路プレートを積層することによってヘッド本体を形成し、それら流路プレートに対し、積層方向に空気を逃がすための貫通穴を設けることが提案されている。
【0007】
【特許文献1】
特開平5−330067号公報(図1)
【特許文献2】
特開2001−63052号公報(図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記特開平5−330067号公報および特開2001−63052号公報に開示されたインクジェットヘッドでは、ヘッド本体に逃げ溝または貫通穴を設ける必要があったため、ヘッド本体の構造が複雑になり、歩留まりの低下および製造コストの上昇を招いていた。
【0009】
また、接着剤として熱硬化性の接着剤等を用いる場合には、乾燥硬化の過程でガスや水分等の副生成物が生成されることがある。しかし、上記インクジェットヘッドでは、接着剤をヘッド本体またはノズルプレートに対してべた塗りしており、副生成物に対する配慮はなされていない。
【0010】
そこで、本発明は、接着層を形成する接着剤のはみ出しに起因したノズルの目詰まりを防止することのできるインクジェットヘッドおよびインクジェット式記録装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本発明のインクジェットヘッドは、インクが吐出される複数のノズルが形成されたノズルプレートと、インク流路を介してノズルに連通して形成されてインクを貯留する圧力室、および当該圧力室内のインクに圧力を付与してノズルからインクを吐出させるアクチュエータが設けられたヘッド本体と、ノズルプレートとヘッド本体との間に設けられ、ノズルプレートとヘッド本体とを接着する接着層とを有し、インク流路の接着層側端部と当該端部よりも内側に位置するノズルの接着層側端部との距離をp、接着層の厚さをtとしたときに、距離pと厚さtとが0≦p≦2tの関係を有し、ノズルの接着層側における軸方向断面の角度θ1が45度≦θ1≦110度としたものである。
【0012】
これによれば、接着層を形成する接着剤のはみ出しに起因したノズルの目詰まりを防止することが可能になることが可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、インクが吐出される複数のノズルが形成されたノズルプレートと、インク流路を介してノズルに連通して形成されてインクを貯留する圧力室、および当該圧力室内のインクに圧力を付与してノズルからインクを吐出させるアクチュエータが設けられたヘッド本体と、ノズルプレートとヘッド本体との間に設けられ、ノズルプレートとヘッド本体とを接着する接着層とを有し、インク流路の接着層側端部と当該端部よりも内側に位置するノズルの接着層側端部との距離をp、接着層の厚さをtとしたときに、距離pと厚さtとが0≦p≦2tの関係を有し、ノズルの接着層側における軸方向断面の角度θ1が45度≦θ1≦110度であるインクジェットヘッドであり、接着層を形成する接着剤のはみ出しに起因したノズルの目詰まりを防止することが可能になるという作用を有する。
【0014】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、接着層の厚さtが、t=1〜5μmであるインクジェットヘッドであり、接着層を形成する接着剤のはみ出しに起因したノズルの目詰まりを防止することが可能になるという作用を有する。
【0015】
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、インク流路の接着剤層側における軸方向断面の角度θ2が45度≦θ2≦110度であるインクジェットヘッドであり、接着層を形成する接着剤のはみ出しに起因したノズルの目詰まりを防止することが可能になるという作用を有する。
【0016】
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、接着層は、接着剤をスクリーン印刷法で塗布して形成されているインクジェットヘッドであり、接着層を形成する接着剤のはみ出しに起因したノズルの目詰まりを防止することが可能になるという作用を有する。
【0017】
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載のインクジェットヘッドを備えたインクジェット式記録装置であり、目詰まりのない良好なインク吐出性能により高画質の印字を行うことが可能になるという作用を有する。
【0018】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図7を用いて説明する。なお、これらの図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。
【0019】
図1は本発明のインクジェットヘッドを備えた記録装置の全体概略構成を示す斜視図、図2は図1の記録装置に装着された本発明の一実施の形態であるインクジェットヘッドを示す断面図、図3は本発明のインクジェットヘッドにおけるノズルの一例である軸方向断面形状を示す断面図、図4は本発明のインクジェットヘッドにおけるノズルの他の一例である軸方向断面形状を示す断面図、図5は本発明のインクジェットヘッドでのノズルの接着層側における軸方向断面の角度とノズルの目詰まり率との関係を示すグラフ、図6は本発明のインクジェットヘッドにおけるインク流路の一例である軸方向の断面形状を示す断面図、図7は本発明のインクジェットヘッドにおけるインク流路の他の一例である軸方向の断面形状を示す断面図である。
【0020】
図1に示すインクジェット式記録装置(記録装置)40は、アクチュエータを構成する強誘電体素子の圧電効果を利用して記録を行うインクジェットヘッド(インク吐出ヘッド)41を備え、インクタンク(図示せず)から供給されてインクジェットヘッド41から吐出したインク滴を紙等の記録媒体42に着弾させて、記録媒体42に記録を行うものである。インクジェットヘッド41は、主走査方向Xに配置したキャリッジ軸43に設けられたキャリッジ44に搭載されていて、キャリッジ44がキャリッジ軸43に沿って往復動するのに応じて、主走査方向Xに往復動する。さらに、インクジェット式記録装置40は、記録媒体42をインクジェットヘッド41の幅方向(すなわち、主走査方向X)と略垂直方向の副走査方向Yに移動させる複数個のローラ(移動手段)45を備える。
【0021】
図2に示すように、インクジェットヘッド41は、複数のノズル15が形成されたノズルプレート16と、このノズルプレート16が接合されたヘッド本体11とを有している。
【0022】
ここで、ヘッド本体11は、流路板19と、圧力室23を区画形成する区画部材24およびアクチュエータ25を積層してなる圧力室部材13とを備えている。
【0023】
そして、流路板19には、圧力室23とノズル15とを連通するインク流路17と、圧力室23内にインクを導入する共通インク室18と、共通インク室18と圧力室23とを連通するインク供給路20とが設けられている。流路板19は、複数枚の薄板を積層することによって形成されている。ここでは、流路板19は5枚の薄板によって形成されている。薄板としては、例えばステンレス等を好適に用いることができる。
【0024】
圧力室部材13の区画部材24は、感光性ガラスによって形成されている。ただし、区画部材24の種類は感光性ガラスに限定されるものではない。区画部材24には、流路板19のインク供給路20とインク流路17とにまたがるように圧力室23が形成されている。圧力室23は、主走査方向Xに延びるように長溝状に形成され、副走査方向Yに互いに所定間隔をあけて配設されている。
【0025】
アクチュエータ25は、区画部材24の圧力室23を覆うように区画部材24の上側面(ノズルプレート16が設けられる側と反対側の面)に設けられている。アクチュエータ25は圧電素子の圧電効果を利用するいわゆるピエゾ式のアクチュエータであって、特に、たわみ振動型のアクチュエータである。このアクチュエータ25は、アクチュエータ25のたわみ変形によって圧力室23の容積を拡大および縮小させ、その拡大および縮小に伴う圧力室23内の圧力変化によって、ノズル15からインク滴を吐出し且つ共通インク室18から圧力室23にインクを充填する。
【0026】
図示は省略するが、アクチュエータ25は、圧力室23を覆う振動板と、振動板を振動させる薄膜の圧電素子と、個別電極とが順に積層されて構成されている。振動板は、厚さ2μmのクロム板からなっていて、個別電極と共に圧電素子に電圧を印加するための共通電極としての機能をも有している。圧電素子は、圧力室23に対応して設けられており、厚さ0.5μm〜5μmのPZT(ジルコル酸チタン酸鉛)等を好適に用いることができる。本実施の形態では、圧電素子の厚みは3μmに設定されている。個別電極は厚さ0.1μmの白金板からなっており、アクチュエータ25の全体の厚さは約5μmとなっている。
【0027】
ヘッド本体11の全体の厚みは、たとえば480μmに設定されている。ノズルプレート16は、厚さ20μmのポリイミド板によって形成されている。
【0028】
そして、アクチュエータ25が圧力室23内のインクに圧力を加えることにより、圧力室23内のインクの一部がインク流路17を流れ、ノズル15からインク滴となって吐出される。
【0029】
図示するように、流路板19とノズルプレート16との間には接着層12が介在している。つまり、ノズルプレート16とヘッド本体11とは、接着層12を構成する接着剤により相互に接合されている。なお、接着剤の種類は特に限定されるものではなく、例えばエポキシ系、シリコーン系またはアクリル系の接着剤を好適に用いることができる。ただし、エポキシ系接着剤は耐インク性、剛性、チクソ性等に優れているので、信頼性および接着強度を向上する観点から、エポキシ系接着剤が特に好ましい。
【0030】
なお、接着剤は、ノズルプレート16またはヘッド本体11に対してスクリーン印刷法によって塗布するのが望ましい。
【0031】
スクリーン印刷では、ノズルプレート16の接着面に接着剤を所定のパターンに塗布する。ここでは、接着剤として樹脂接着剤を用い、ノズルプレート16に対して塗布する方法について説明する。但し、ヘッド本体11に対して塗布してもよい。
【0032】
接着剤の塗布に際しては、まず、接着剤の配置パターンに対応した形状に形成されたメッシュ(図示せず)を、ノズルプレートの接着面に対向させる。次に、メッシュの上に接着剤を載せ、スキージ(図示せず)によって、メッシュの上から接着剤をノズルプレート16に押しつける。これにより、メッシュの小孔の内部に接着剤が押し込まれ、ノズルプレート16上に接着剤が所定のパターンに配置される。
【0033】
以上のようにしてノズルプレート上に接着剤を塗布した後、ノズルプレート16とヘッド本体11との位置合わせを行い、ノズルプレート16とヘッド本体11とを互いに押し当てて接着させる。そして、ノズルプレート16とヘッド本体11と接着した後、所定時間かけて熱硬化させる。
【0034】
このようなスクリーン印刷法によれば、接着剤を所望のパターンに高精度に配置することができる。
【0035】
ここで、本実施の形態では、1μm〜20μmの厚さの接着剤を塗布し、それを加圧硬化することにより1μm〜10μm(好ましくは1〜5μm程度)の接着層12を形成することとした。
【0036】
ここで、本発明者は、インクジェットヘッドにおけるノズル15の軸方向断面形状について考察を行った。すなわち、ノズル15の接着層側における軸方向断面の角度θ1を図3に示すように鈍角から順次鋭角に変えてゆき、角度θ1とノズル12の目詰まり率とについてのデータを採取した。
【0037】
この場合において、インク流路17の接着層側の端部とこの端部よりも内側に位置するノズル15の接着層側の端部との距離pと、接着層の厚さtとは、0≦p≦2tの関係を有するようにした。
【0038】
また、ノズル15の開口部の径は20〜50μm、接着層側の径は35μmとした。さらに、インク流路17の径は40μm、前述した距離pは2.5μm、厚さt(接着剤硬化後)は3μmである。なお、本発明はこれらの数値に限定されるものではないことはもちろんである。
【0039】
得られたデータを図5に示す。
【0040】
図5より、角度θ1が110度以上では目詰まり率が急激に悪化しているため、インクジェットプリンタのノズルとしては使用に適しないことがわかる。
【0041】
また、角度θ1が110度以下ではノズルの目詰まり率の悪化が顕著になる現象は発生していない。しなしながら、角度θ1が45度未満では、角度が浅すぎてノズル15の開口部が非常に大きくなってしまい、ノズル12の高密度化を実現することが困難になる。
【0042】
したがって、ノズル12の接着層側における軸方向断面の角度θ1は45度≦θ1≦110度が最適となる。
【0043】
本発明者は、インク流路17の接着剤層側における軸方向断面の角度θ2についても考察を行った(図6、図7)。その結果、角度θ1と同様に、110度以上では目詰まり率が急激に悪化した。また、角度θ2が45度未満では、角度が浅すぎて段差に近くなってしまい、ノズル15近傍におけるインクの流動が不安定になってしまう。
【0044】
したがって、インク流路17の接着剤層側における軸方向断面の角度θ2についても45度≦θ2≦110度が最適となる。
【0045】
なお、本発明では、角度θ1が45〜110度であればよく、角度θ2はこの条件を満たしていなくてもよい。
【0046】
このように、本実施の形態のインクジェットヘッドでは、インク流路17の接着層側端部とノズル15の接着層側端部との距離pと、接着層12の厚さtとが0≦p≦2tの関係を有し、ノズル15の接着層側における軸方向断面の角度θ1を45度≦θ1≦110度としているので、さらにはインク流路17の接着剤層側における軸方向断面の角度θ2を45度≦θ2≦110度としているので、接着層12を形成する接着剤のはみ出しに起因したノズル15の目詰まりを防止することが可能になる。
【0047】
したがって、このようなインクジェットヘッドを備えインクジェット式記録装置では、目詰まりのない良好なインク吐出性能により高画質の印字を行うことが可能になる。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、接着層を形成する接着剤のはみ出しに起因したノズルの目詰まりを防止することが可能になるという有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェットヘッドを備えた記録装置の全体概略構成を示す斜視図
【図2】図1の記録装置に装着された本発明の一実施の形態であるインクジェットヘッドを示す断面図
【図3】本発明のインクジェットヘッドにおけるノズルの一例である軸方向断面形状を示す断面図
【図4】本発明のインクジェットヘッドにおけるノズルの他の一例である軸方向断面形状を示す断面図
【図5】本発明のインクジェットヘッドでのノズルの接着層側における軸方向断面の角度とノズルの目詰まり率との関係を示すグラフ
【図6】本発明のインクジェットヘッドにおけるインク流路の一例である軸方向の断面形状を示す断面図
【図7】本発明のインクジェットヘッドにおけるインク流路の他の一例である軸方向の断面形状を示す断面図
【符号の説明】
11 ヘッド本体
12 接着層
15 ノズル
16 ノズルプレート
23 圧力室
25 アクチュエータ
40 インクジェット式記録装置
41 インクジェットヘッド
Claims (5)
- インクが吐出される複数のノズルが形成されたノズルプレートと、
インク流路を介して前記ノズルに連通して形成されてインクを貯留する圧力室、および当該圧力室内のインクに圧力を付与して前記ノズルからインクを吐出させるアクチュエータが設けられたヘッド本体と、
前記ノズルプレートと前記ヘッド本体との間に設けられ、前記ノズルプレートと前記ヘッド本体とを接着する接着層とを有し、
前記インク流路の前記接着層側端部と当該端部よりも内側に位置する前記ノズルの前記接着層側端部との距離をp、前記接着層の厚さをtとしたときに、距離pと厚さtとが0≦p≦2tの関係を有し、
前記ノズルの前記接着層側における軸方向断面の角度θ1が45度≦θ1≦110度であることを特徴とするインクジェットヘッド。 - 前記接着層の厚さtが、t=1〜5μmであることを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド。
- 前記インク流路の前記接着剤層側における軸方向断面の角度θ2が45度≦θ2≦110度であることを特徴とする請求項1または2記載のインクジェットヘッド。
- 前記接着層は、接着剤をスクリーン印刷法で塗布して形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のインクジェットヘッド。
- 請求項1〜4の何れか一項に記載のインクジェットヘッドを備えたことを特徴とするインクジェット式記録装置。
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JP2006159616A (ja) * | 2004-12-07 | 2006-06-22 | Canon Inc | インクジェット記録ヘッド |
JP2016068382A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | セーレン株式会社 | インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置 |
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-
2002
- 2002-12-10 JP JP2002357578A patent/JP2004188687A/ja not_active Withdrawn
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