JP2003505464A - トリス(オキサラト)ホスフェート、その製造法および該化合物の使用 - Google Patents

トリス(オキサラト)ホスフェート、その製造法および該化合物の使用

Info

Publication number
JP2003505464A
JP2003505464A JP2001512534A JP2001512534A JP2003505464A JP 2003505464 A JP2003505464 A JP 2003505464A JP 2001512534 A JP2001512534 A JP 2001512534A JP 2001512534 A JP2001512534 A JP 2001512534A JP 2003505464 A JP2003505464 A JP 2003505464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tris
phosphate
oxalato
metal
reaction step
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001512534A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4695802B2 (ja
Inventor
ヴィーテルマン ウルリヒ
シャーデ クラウス
リシュカ ウーヴェ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chemetall GmbH
Original Assignee
Chemetall GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chemetall GmbH filed Critical Chemetall GmbH
Publication of JP2003505464A publication Critical patent/JP2003505464A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4695802B2 publication Critical patent/JP4695802B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/052Li-accumulators
    • H01M10/0525Rocking-chair batteries, i.e. batteries with lithium insertion or intercalation in both electrodes; Lithium-ion batteries
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/547Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom
    • C07F9/6564Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having phosphorus atoms, with or without nitrogen, oxygen, sulfur, selenium or tellurium atoms, as ring hetero atoms
    • C07F9/6571Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having phosphorus atoms, with or without nitrogen, oxygen, sulfur, selenium or tellurium atoms, as ring hetero atoms having phosphorus and oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/056Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes
    • H01M10/0564Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes the electrolyte being constituted of organic materials only
    • H01M10/0566Liquid materials
    • H01M10/0568Liquid materials characterised by the solutes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
  • Primary Cells (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 一般式:M[P(C]〔式中、Mは、H、金属またはN(R)であり、この場合R、R、R、Rは、互いに無関係にHであるかまたは1〜8個のC原子を有するアルキル基である〕で示されるトリス(オキサラト)ホスフェートが記載されている。更に、この化合物の製造法およびこの化合物の使用が記載されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明の対象は、トリス(オキサラト)ホスフェート、M[P(C ]、その製造法およびなかんずく電気化学的蓄積系中の導電性塩としてのトリス
(オキサラト)ホスフェートの使用である。
【0002】 電気化学的蓄積系は、例えば電池および所謂超コンデンサーである。この系に
おいては、導電性塩および非プロトン性溶剤からなる電解質液が使用される。現
在の系、例えばリチウムイオン電池は、高い出力密度および出発電圧(しばしば
3V以上)を有する。この電池には、非プロトン性電解質系が必要とされる。
【0003】 現在、全ての商業的リチウムイオン電池においては、導電性塩としてリチウム
ヘキサフルオロホスフェート(LiPF)が使用される。この塩は、高エネル
ギー電池へ使用するという必要な前提条件を有し、即ちこの塩は、非プロトン性
溶剤中で良好に溶解し、高い導電性を有する電解質を生じ、電気化学的安定性の
高い基準を示す。酸化分解は、約4.5Vを超える電位の場合に初めて起こる。
【0004】 しかし、LiPFは、主に熱的安定性が不足することに帰因する重大な欠点
を有する。溶液中では、たとえ僅かなことであっても、LiFおよびPFへの
解離が起こり、このことは、ルイス酸PFによって惹起される溶剤の陽イオン
重合を生じうる。
【0005】 湿分と接触した場合には、腐食性の弗化水素が遊離され、この弗化水素は、一
面で毒性および腐食性のために取扱いを困難にし、他面、陰極材料として使用さ
れる遷移金属酸化物(例えば、LiMn)の溶解を生じうる。こうして、
当該電気化学的エネルギー蓄積器のサイクル安定性は、困った状態に陥ることに
なる。
【0006】 この背後関係に対して、選択的な導電性塩を開発するという目的をもって強く
努力が為されている。なかんずく、過弗素化有機基を有するリチウム塩それ自体
が試験される。最後に記載された塩は、実際にLiPFと同等の価値のある導
電性を有するが、しかし、この導電性は、費用のかかる製造法の故に商業的には
重要ではない。その上、イミドは、多数の電池系において電流導出体として使用
されるアルミニウム箔板に対して腐食性の作用を有する。更に、化合物の弗素含
量が高い故に、不利な条件下で電極のリチウムとの発熱反応の恐れがある。
【0007】 リチウムヘキサフルオロホスフェートおよび上記の選択的な導電性塩には、多
少との高い弗素含量が共通している。この事実に基づき、製造費は、比較的に高
く、使用された蓄電池の廃棄またはリサイクルの際に、弗素含有物質(例えば、
毒性および腐食性の弗化水素HF)の放出を回避するために、一定の供給手段を
取ることができる。
【0008】 1つの本質的な進歩は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第1963027号明
細書A1に記載された硼酸リチウム錯塩[(R′O)B(OR′′)]Liである
。この場合、R′およびR′′は、同一かまたは異なり、R′とR′′は、場合
によっては単一結合または二重結合により互いに結合されており、R′およびR
′′は、それぞれ単独かまたは一緒になってフェニル、ナフチル、アントラセル
またはフェナントレニルの群からの芳香環を意味し、この芳香環は、置換されて
いないかまたはAまたはHalによって数回置換されていてよく、この場合Ha
lは、弗素または塩素を表わし、Aは、再び1回ないし数回ハロゲン置換されて
いてよい1〜8個のC原子を有するアルキル基である。
【0009】 この化合物の場合の欠点は、一面で実際に改善されてはいるが、しかし、必要
とされる3Vシステムにとっては決して十分ではない、弗素化されていない誘導
体の安定性である。即ち、例えば非置換のリチウム−ビス[1,2−ベンゼンジ
オラト(2−)−O,O′]ボレート(1−)(これは、ピロカテキンの2:1
複合体である)は、3.6Vの陽極電位を超えた際に分解する。この値は、標準
導電性塩LiPFの値(約4.5V)を明らかに下廻る。即ち、このキレート
ボレートの場合には、弗素置換された誘導体だけで十分に酸化安定である。
【0010】 他の選択的方法としては、キレートホスフェート、即ちリチウム−トリス[1
,2−ベンゼンジオラト(2)−O,O′]ホスフェートが試験された(M. Han
da, M. Suzuki, J. Suzuki, H. Kanematsu, Y. Sasaki, Electrochemical and S
olid-State Letters, 2(2) 60-62 (1999))。この塩は、相応する硼素化合物(
約3.7Vから分解開始)よりも大きな電気化学的安定性範囲を有するが、しか
し、それによって得られた電解液の達成可能な最大の導電性は、4mS/cm未
満、即ち明らかにLiPFによって規定される標準未満である。
【0011】 超コンデンサーには、大きな陽イオンを有する塩(例えば、N(R、この場合R、R、R、Rは、互いに独立にHであるかまたは
1〜8個のC原子を有するアルキル基である)が使用されている。それというの
も、この塩は、電極材料に対して十分に不活性であるからである。
【0012】 従って、本発明は、公知技術水準の欠点を排除し、非プロトン性溶剤中で十分
に可溶性のハロゲン不含の電気化学的および熱的に安定な化合物を得るという課
題に基づき、この場合この化合物は、良好な導電性を有する電解液の製造に適し
ている。更に、触媒が見出され、例えばこの触媒は、アミンのヒドロアミン化に
使用される。更に、本発明は、前記化合物の製造法を得るという課題に基づく。
【0013】 この課題は、請求項1に記載された、一般式:M[P(C]〔式中
、Mは、H、金属またはN(R)であり、この場合R、R
、Rは、互いに無関係にHであるかまたは1〜8個のC原子を有するアル
キル基である〕で示されるトリス(オキサラト)ホスフェートによって解決され
る。好ましい化合物として、請求項2には、金属−トリス−(オキサラト)ホス
フェートが記載されており、特に好ましい化合物として、請求項3、4および5
には、水素−トリス(オキサラト)ホスフェート、リチウム−トリス(オキサラ
ト)ホスフェートおよびナトリウム−トリス(オキサラト)ホスフェートが記載
されている。独立請求項の6および7には、前記化合物の製造法が記載されてお
り、請求項8から16までのいずれか1項には、前記方法の実施態様が記載され
ており、請求項17から19までのいずれか1項には、前記化合物の使用が記載
されている。
【0014】 意外なことに、前記のトリス(オキサラト)ホスフェートは、必要とされる特
性プロフィールを有し、その上、簡単に製造可能であることが見い出された。前
記化合物は、極性の非プロトン性溶剤中で良好ないし極めて良好に可溶性である
【0015】 リチウム−トリス(オキサラト)ホスフェートは、詳細に試験された。種々の
極性の非プロトン性溶剤の溶解性は、第1表中に記載されている。
【0016】 第1表:リチウム−トリス(オキサラト)ホスフェートの溶解性 溶剤 最大の濃度 質量% モル/kg THF 34.5 1.1 1,2−DME 53 1.7 EC/DMC(1:1) 16 0.54 PC/1,2−DME(1:1) 39.0 1.30 EtO 殆んど不溶性アルカン/芳香族化合物 不溶性 THF=テトラヒドロフラン;1,2−DME=1,2−シメトキシエタン; EC =エチレンカーボネート;DMC=ジメチルカーボネート; PC =プロピレンカーボネート;EtO=ジエチルエーテル 熱重量分析的判定によれば、分解は、150℃を超えて初めて開始する。比導
電率は、ハンダ(Handa)他によって記載されたキレートホスフェート化合物の
比導電率を明らかに超えている:二成分カーボネート混合物においては、約7m
S/cmまでが記録されている。エーテル官能化された補助溶剤、例えばテトラ
ヒドロフラン(THF)、エチレングリコールエーテル、ポリエーテルまたは1
,3−ジオキソランを添加した場合には、なお明らかに高い導電率が測定される
。即ち、プロピレンカーボネート/1,2−ジメトキシエタン(1:1)中の2
0%の溶液は、9.7mS/cmの導電率を有する。電気化学的分解は、不活性
電極(例えば、白金またはニッケル)で明らかに4Vを超えた場合に初めて開始
される(図1参照)。
【0017】 トリス(オキサラト)ホスフェートの製造のために、第1の反応工程において
、五塩化燐は、無水蓚酸と非プロトン性溶剤の存在下に次の方程式により反応さ
れる: PCl+3C→H[P(C)]+5HCl そのために、好ましくは、蓚酸は溶剤中に装入され、PClが供給される(
固体計量供給装置を用いての実験室規模において)。しかし、PClを溶剤中
に装入し、蓚酸を添加することも可能である。非プロトン性溶剤としては、エー
テル(例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエ
タン)または炭酸塩(例えば、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、
ジエチルカーボネート、プロピレンカーボネート)または炭化水素(例えば、5
〜12個のC原子を有するアルカンまたは芳香族化合物、例えばベンゼンもしく
はトルエン)またはハロゲン化炭化水素または部分ハロゲン化炭化水素、または
これらの物質の混合物を使用することができる。使用された溶剤の溶解能に応じ
て、2つの反応体は、少なくとも部分的に溶解されている(例えば、溶剤として
のエーテルの場合)かまたは単に懸濁されている(例えば、溶剤としての炭化水
素の場合)。反応温度は、−20〜120℃、有利に0〜100℃である。反応
は、通常、数分間ないし数時間で(装入量、反応体の添加速度、溶剤の溶解能、
温度)終結されることが確認された。
【0018】 副生成物として生じる塩化水素(HCl)は、選択された溶剤および反応温度
に依存して既に多かれ少なかれ合成の間に気相を経て逃出する。後の生成物を導
電性塩として電気化学的系中で使用するためには、塩化物の十分な除去が必要と
され、例えばリチウム−トリス(オキサラト)ホスフェートの場合には、塩化物
含量は、20ppm未満である。
【0019】 HClの徹底的な除去のために、数多くの方法がある:反応の終結後、還流時
の反応混合物の煮沸、反応容器への不活性ガス流(例えば、窒素またはアルゴン
)の導通によるストリッピング、減圧下での反応の実施または溶剤の部分的もし
くは完全な留去。溶剤を完全に除去した場合、キレート燐酸は、固体として沈殿
し、この固体は、減圧下で有利に20〜50℃の温度で揮発性の酸不純物と完全
に遊離されうる。
【0020】 若干の場合、例えばジエチルエーテルを溶剤として使用する場合には、塩化水
素は、液/液分離によって除去されることもできる。従って、この結果、反応の
際に2つの液相:エーテル複合体の望ましい中間生成物および少量のHClを含
有する重質相とHClの含量が高い、上で浮遊する軽質相が形成されうる。燐化
合物がエーテル中に溶解することは極めて困難であるので、上相中には、言うに
値する生成物量は、全く存在しない。上相は、分離され、中間生成物を含有する
下相は、上相中で酸が全く検出されなくなるまで、数回純粋なエーテルで抽出さ
れる。
【0021】 また、HClのできるだけ完全な除去のために、前記処理工程の幾つかは組み
合わされてもよい。
【0022】 できるだけハロゲン化物を含まない中間生成物のトリス(オキサラト)燐酸(
水素−トリス(オキサラト)ホスフェート)は、引続き反応工程において、相応
する金属または金属誘導体との反応によって次の方程式 H[P(C)]+M →M[P(C)]+1/2Hもしくは H[P(C)]+MB→M′[P(C)]+BH により、上記の非プロトン性溶剤中で0〜80℃、有利に10〜50℃の温度で
金属−トリス(オキサラト)ホスフェートに変換される。金属Mとしては、全て
の金属を使用することができるが、しかし、好ましくは、Li、Na、K、Rb
およびCsが使用される。多価金属(例えば、Mg、Znまたは希土類金属)を
使用する場合には、記載された式での化学量論を相応して適合させることができ
る。好ましい金属誘導体MBは、記載されたアルカリ金属の陽イオンまたはアン
モニウムイオンもしくは置換されたアンモニウムイオンN(R 、この場合R、R、R、Rは、互いに独立してHであるかまたは1〜
8個のC原子を有するアルキル基であり、および塩基B、この場合Bは、Hまた
はC(R1′2′3′)またはN(R1′2′)またはOR′′であり、但し
、R1′、R2′、R3′は、互いに独立にHであるかまたは1〜8個のC原子
を有するアルキル基であり、R′′は、1〜8個のC原子を有するアルキル基で
あるものとする、からなる。
【0023】 アルカリ金属誘導体の例は、水素化物(LiH、NaH、KH、RbH、Cs
H、)、有機金属化合物(例えば、メチルリチウム、ブチルリチウム)、アミド
(例えば、LiNH、NaNH、KNHもしくはリチウムジイソプロピル
アミド)またはアルコキシド(例えば、Li−第三ブトキシド、Na−第三ブト
キシド、Na−第三アミノキシド、K−第三ブトキシド)である。特に好ましい
のは、水素化物および有機金属化合物である。それというのも、これらの化合物
は、極めて反応性であり、簡単に除去可能で懸念されることのない副生成物を形
成し(水素またはアルカンの形の有機基)、商業的に入手可能であるからである
【0024】 アンモニウム塩の製造のために、”金属誘導体”MBとして、無水アンモニア
NHが導入される: H[P(C)]+NH→NH[P(C)] 第四アンモニウム塩は、2回の変換によって製造することができる(エステル
交換): M′′[P(C)]+X[N(R)]→[N(R)]
[P(C)]+M′′X この場合、M′′は、H、Li、Na、K、Rb、Csであり、Xは、F、Cl
、Br、I、NOである。
【0025】 この場合、好ましいのは、M′′がHである中間化合物である。それというの
も、この場合には、変換の際に気相を経て除去されうる揮発性酸が生成するから
である。M′′がLi、Na、K、Rb、Csである場合には、M′′Xが不溶
性である溶剤、例えばジエチルエーテルまたは炭化水素を選択することができる
【0026】 反応が行なわれた後、生成物は、溶液で残存することができるかまたは溶剤が
、例えば蒸発濃縮および乾燥によって除去されることができる。更に、清浄化の
ために、生成物は、再結晶されることができる。
【0027】 一般式M[P(C)]の本発明による金属−トリス(オキサラト)ホスフ
ェートを導電性塩として電気化学的蓄積系中で使用する場合には、殊にリチウム
−トリス(オキサラト)ホスフェートLi[P(C)]を導電性塩としてリ
チウム電池に使用することができる。
【0028】 本発明によるトリス(オキサラト)ホスフェート、殊に遊離酸の水素−トリス
(オキサラト)ホスフェートは、触媒および添加剤として、例えばトクナガ(To
kunaga)、エッカート(Eckert)およびワカツキ(Wakatsuki)(”Ruthemiumka
talysuerte intermolekulare Hydroaminierung terminaler Alkine mit Aniline
n: eine praktikable Synthese von aromatischen Ketiminen”, Angew. Chem.
1999, 111, No.21, 第3416 - 3419頁)によって記載された化合物および反応機
構と同様に使用される。この刊行物では、例えばHPFおよびHBFおよび
そのそれぞれのアンモニウム塩がアルキンのヒドロアミン化の際の効果的な添加
剤であることが見い出された。
【0029】 本発明の対象は、次の例につき詳説される。
【0030】 例1:ジエチルエーテル中でのリチウム−トリス(オキサラト)ホスフェートの
製造 500mlの三口フラスコ中で、蓚酸52.95g(588ミリモル)(3%
過剰)をエーテル300mlに溶解し、計量供給装置を用いてPCl39.5
9g(190.2ミリモル)を添加した。この場合、反応混合物は、還流温度に
まで加熱された。
【0031】 計量供給の終結後、2時間還流を行ない、この場合には、全部で6.5 l(
約270ミリモル=理論値の約28%)のHClガスが逃出した。
【0032】 室温への冷却後、上相を傾瀉し、下の生成物相を4回200ml宛のエーテル
で洗浄した。上相を分析した。
【0033】 量 酸含量 全酸量 理論値に対する% (g) (ミリモル/g) (ミリモル) 1.上澄み液 184.5 3.90 720 76 1.洗液 142 0.73 104 11 2.洗液 133 0.11 15 1.6 3.洗液 148 0.065 10 1.1 4.洗液 136 0.061 8 0.8 Σ90.5 δ31P−NMR: 1.上澄み液:0〜10ppmの範囲内のシグナル基、希釈、−141.3pp
mで弱いシグナル 下相:−141.4ppm;積分=1 4.洗液: 31P−NMRシグナルなし 下相を最終的に70℃の浴温で真空中で蒸発濃縮して乾燥させた。微結晶の白
色固体が残存した。
【0034】 残留物をジエチルエーテル約200ml中に懸濁させ、LiH7.9gを添加
した。室温で45分間攪拌した際に殆んどHガスが発生しなかったので、約5
時間還流させ、その際2.9 lのガス(エーテル飽和水素)が逃出した。更に
、室温で14時間攪拌した際に、さらに3.9 lのガスが逃出した。エーテル
を留去し、残留物をTHF300ml中に入れ、LiH0.95gを添加した。
15分間の攪拌の後、極めて緩徐に濾過を行なった。濾液中には、Clを検出
することができなかった。
【0035】 Li(FES) =0.462ミリモル/g P(ICP) =0.438ミリモル/g Cl−(銀滴定)=炎光発光分光法 ICP =プラズマ励起発光分光法 溶液を蒸発濃縮させ、残存する固体を真空中で室温で乾燥させた。部分的に塊
状であり、部分的に結晶性である生成物をグローブボックス中で乳棒で擦り潰し
、次に再び真空中で乾燥させた。
【0036】 収量:48.8g(=理論値に対して85%;試料採取による損失は、考慮され
ていない)。
【0037】 例2:THF中でのリチウム−トリス(オキサラト)ホスフェートの再結晶 リチウム−トリス(オキサラト)ホスフェート20.34gをTHF38.6
g中で溶解した。更に、THF22gおよびトルエン64gを添加し、澄明な溶
液を蒸留により蒸発濃縮した。第1の留出液は、82℃の塔頂温度で移動した。
塔頂温度は、連続的に98℃に上昇した(留出液量60g)。この時点で溶液は
2つの液相の形成下に分離した。再度、トルエン21gを添加し、強力に攪拌し
ながら冷却した。室温でなお2つの液相を観察することができた。下相は氷浴温
度で結晶化した。この下相を濾過し、無色の固体残留物を真空中で乾燥させた。
【0038】 収量:なお残留湿分を有するリチウム−トリス(オキサラト)ホスフェート21
.1g。
【0039】 δ31P:−141.3ppm、不純物なし 例3:トリスオキサラト燐酸(水素−トリス(オキサラト)ホスフェート)の製
造 強力冷却器、熱電対、KGP撹拌機およびマッシュルーム型加熱装置(Heizpi
lz)を備えた1 lの四口フラスコ中に、ジエチルエーテル490g(700m
l)中の無水蓚酸158.9g(1.746モル)を装入し、計量供給装置を用
いて20分間でPCl118.8g(0.572モル)を添加した。この蓚酸
溶液を相対的に強いガス発生下に沸点(36℃)にまで加熱した。計量供給の終
結後、140分間、還流した。数分間後、反応溶液を2つの澄明な相の形成下に
分離した。記載された時間後、HClガス17.0 l(約0.688モル、理
論値に対して約24%)(パラフィン充填されたガス時計を用いて測定した)が
発生した。
【0040】 室温への冷却後、上相を浸漬管を用いて分離し、生成物含有の上相を5回分に
分けられた587gのEtOを用いて洗浄した。最終的なエーテル相は、なお
0.069ミリモルH/gを含有していた。得られた油(下相)を少量のCの添加後に分光分析により特性決定した: δH:1.08(t)強さ:57;3.70(q)強さ:38;14.11(
s)強さ:4.5 δ13C:14.4;68.8;153.4(d) δ31P:−141.6 即ち、大体の組成物H[P(C)]・4EtOのトリスオキサラト燐酸
−エーテル付加物が重要である。
【0041】 こうして得られた油状のトリスオキサラト燐酸−エーテル付加物約20mlを
真空中で室温で10分間乾燥した。短時間後、この油状物は無色の固体に凝固し
た。質量を測定し(17.7g)、室温でさらに3時間およびその後に45〜5
0℃で2時間、質量が一定になるまで乾燥した。
【0042】 収量:エーテルを含まない微結晶性トリスオキサラト燐酸14.1g。
【0043】 (質量損失は、トリスオキサラト燐酸1モル当たりエーテル1モルの除去に相当
した。) P=2.7ミリモル/g ジメチルカーボネート中の溶液からのNMRデータ: δ31P=−141.6ppm δH=12.4ppm、溶剤の付加的なシグナル δ13C=153.7ppm、溶剤の付加的なシグナル TGA=Tmax=108℃の場合の質量損失67% 融点:112℃ (TGA=熱重量分析) 例4:リチウム−トリス(オキサラト)ホスフェート−電解質溶液の製造 例3からのトリスオキサラト燐酸−エーテル付加物315g(トリスオキサラ
ト燐酸約0.53モルを含有する)にEtO300mlを添加し、30分間で
LiH4.8g(0.606モル、理論値に対して114%)を添加した。この
場合、強いガス発生が起こり、内部温度は殆んど沸点にまで上昇した。短時間後
、白色の塩が沈殿した。30〜35℃で全部で1時間の攪拌の後、ガス14.2
5 l(エーテル飽和水素)が形成された。再度、LiH0.48gを添加し、
その上、1時間で再度、ガス520mlを逃出させた。
【0044】 懸濁液をG3フィルターフリットを介して濾過し(5分間)、濾滓をEt2O
168gで2回洗浄した。濾過により湿潤した、僅かに乾燥されたケーキ205
.1gを秤量し;これを最初に室温で3時間、次に再度、60℃で乾燥させ、一
定の質量にした。
【0045】 収量:微粉状リチウム−トリス(オキサラト)ホスフェート130.2g (=0.431ミリモル=理論値に対して81%) Cl:検出不可能 P:3.25ミリモル/g Li:4.8ミリモル/g(なお過剰のLiHを含有する) δ13C:53.6ppm、THF/C中の溶液 δ31P:−141.7ppm、THF/C中の溶液 TGA:分解開始160℃を超える、Tmax=183℃、 600℃までの質量損失=74% 引続き、電解液を以下のようにして製造した:リチウム−トリス(オキサラト
)ホスフェート80.5gをEC/DMC(1:1)混合物427gを溶解し(
殆んど知覚不可能な熱発生;若干不溶性で部分的に凝集した残留物)、最初に脱
ガス化し、アルゴンを通気した。70℃への加熱後、計量供給装置を用いて全部
で10.8gのLiHを数回に分けて添加した。ガス発生量は、全部で約10時
間に亘って1390ml=58ミリモルであった。懸濁液を冷却し、加熱された
フィルターフリットを介して濾過した。
【0046】 収量:450g 導電率:20℃で7.05mS/cm δ31P:−141.4ppm Li:0.50ミリモル/g(=リチウム−トリス(オキサラト)ホスフェート
15.1%) 例5:ブチルリチウムを用いてのトリスオキサラト燐酸の中和 例3と同様に、トリスオキサラト燐酸−エーテル付加物を製造した。油状の下
相(約76g、130ミリモル)をEtO約100mlで希釈し、0℃に冷却
し、ヘキサン中の1.6モルのブチルリチウム溶液130ミリモルを添加した。
この反応は、強い発熱性であり(氷浴)、無色の塩を沈殿させた。室温への加熱
後、濾過を行ない、残留物を3回50ml宛のエーテルで洗浄し、真空中で乾燥
させた。
【0047】 収量:リチウム−トリス(オキサラト)ホスフェート33.5g(理論値に対し
て85%) 例6:ナトリウム−トリス(オキサラト)ホスフェート溶液の製造 例3と同様に、トリスオキサラト燐酸−エーテル付加物を製造した。油状の下
相(酸約93g、155ミリモル)を0℃でTHF150mlに溶解し、NaH
粉末約180ミリモル(計量供給装置、数回分)を添加した。Hの発生が減少
した後、室温に加熱し、3時間攪拌した。混濁した溶液を濾過した。
【0048】 収量:無色の溶液165g δ31P:−141.0ppm Na=0.86ミリモル/g=142ミリモル(=理論値に対して92%)
【図面の簡単な説明】
【図1】 Ni電極に対するEC/DMC(1:1)中のリチウム−トリス(オキサラト
)ホスフェート溶液のサイクリックボルタモグラム(Cyclovoltammogramm)示す
線図。
【図2】 室温でDMC/EC(1:1)中のリチウムトリスオキサラトホスフェートの
溶液の場合の導電率の経過を示す線図。
【図3】 室温で1,2−DME/PC(1:1)中のリチウムトリスオキサラトホスフ
ェートの溶液の場合の導電率の経過を示す線図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウーヴェ リシュカ ドイツ連邦共和国 ニーデレシュバッハ ギュンター−フォークト−リング 79 Fターム(参考) 4H048 AA01 AA02 AB78 AB91 AC90 BB11 BB12 BB15 BB41 BC10 VA45 VA50 VB10 4H050 AB78 AB91 AC70 BB11 BB12 BB15 BB41 BC10 BD20 BE50 WA15 WA23 5H029 AJ05 AM03 AM05 AM07 CJ12 CJ28 DJ09 EJ11 HJ02 HJ14

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式:M[P(C] 〔式中、Mは、H、金属またはN(R)であり、この場合R
    、R、Rは、互いに無関係にHであるかまたは1〜8個のC原子を有す
    るアルキル基である〕で示されるトリス(オキサラト)ホスフェート。
  2. 【請求項2】 一般式:M[P(C] 〔式中、Mは、Li、Na、K、Rb、Cs、Zn、希土類金属である〕で示さ
    れるトリス(オキサラト)ホスフェート。
  3. 【請求項3】 水素−トリス(オキサラト)ホスフェートH[P(C]。
  4. 【請求項4】 リチウム−トリス(オキサラト)ホスフェートLi[P(C ]。
  5. 【請求項5】 ナトリウム−トリス(オキサラト)ホスフェートNa[P(
    ]。
  6. 【請求項6】 水素−トリス(オキサラト)ホスフェートH[P(C]の製造法において、五塩化燐を無水蓚酸と、非プロトン性溶剤の存在下に
    反応させ、生成されるHClガスを除去することを特徴とする、水素−トリス(
    オキサラト)ホスフェートH[P(C]の製造法。
  7. 【請求項7】 金属−トリス(オキサラト)ホスフェートM[P(C] 〔式中、Mは、金属またはN(R)であり、この場合R、R 、R、Rは、互いに無関係にHであるかまたは1〜8個のC原子を有するア
    ルキル基である〕の製造法において、 第1の反応工程で五塩化燐を無水蓚酸と非プロトン性溶剤の存在下に反応させ、
    生成されるHClガスを除去し、第2の反応工程で生成される中間生成物を相応
    する金属または金属誘導体と非プロトン性溶剤の存在下に反応させ、金属−トリ
    ス(オキサラト)ホスフェートに変え、生成される金属−トリス(オキサラト)
    ホスフェートを溶液中に残留させるかまたは固体として単離することを特徴とす
    る、金属−トリス(オキサラト)ホスフェートM[P(C]の製造法
  8. 【請求項8】 第1の反応工程で非プロトン性溶剤としてエーテルまたは炭
    酸塩または炭化水素またはハロゲン化炭化水素または部分ハロゲン化炭化水素、
    またはこれらの物質の混合物を使用する、請求項6または7記載の方法。
  9. 【請求項9】 第1の反応工程を−20〜120℃の温度で実施する、請求
    項6から8までのいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 第1の反応工程を0〜100℃の温度で実施する、請求項
    9記載の方法。
  11. 【請求項11】 第1の反応工程で生成されるHClガスを反応混合物の煮
    沸によって還流時に除去するか、不活性ガス流を用いてのストリッピングによっ
    て除去するか、減圧によって除去するか、溶剤の部分的もしくは完全な留去によ
    って除去するか、液/液分離によって除去するか、またはこの処理工程の組合せ
    によって除去する、請求項6から10までのいずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 第2の反応工程で非プロトン性溶剤としてエーテルまたは
    炭酸塩または炭化水素またはハロゲン化炭化水素または部分的にハロゲン化され
    た炭化水素、またはこれらの物質の混合物を使用する、請求項7から11までの
    いずれか1項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 第2の反応工程を0〜80℃の温度で実施する、請求項7
    から12までのいずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 第2の反応工程を10〜50℃の温度で実施する、請求項
    13記載の方法。
  15. 【請求項15】 リチウム−トリス(オキサラト)ホスフェートLi[P(
    ]を製造するための請求項7から14までのいずれか1項に記載の
    方法。
  16. 【請求項16】 ナトリウム−トリス(オキサラト)ホスフェートNa[P
    (C]を製造するための請求項7から14までのいずれか1項に記載
    の方法。
  17. 【請求項17】 電気化学的蓄積系中の導電性塩としての一般式:M[P(
    ]の金属−トリス(オキサラト)ホスフェートの使用。
  18. 【請求項18】 リチウムイオン蓄電池中の導電性塩としてのリチウム−ト
    リス(オキサラト)ホスフェートLi[P(C]の使用。
  19. 【請求項19】 有機合成における触媒または添加剤としての水素−トリス
    (オキサラト)ホスフェートまたは金属−トリス(オキサラト)ホスフェートの
    使用。
JP2001512534A 1999-07-22 2000-05-12 トリス(オキサラト)ホスフェート、その製造法および該化合物の使用 Expired - Fee Related JP4695802B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19933898.1 1999-07-22
DE19933898A DE19933898A1 (de) 1999-07-22 1999-07-22 Tris(oxalato)phosphate, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung
PCT/EP2000/004301 WO2001007450A1 (de) 1999-07-22 2000-05-12 Tris(oxalato)phosphate, verfahren zu deren herstellung und deren verwendung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003505464A true JP2003505464A (ja) 2003-02-12
JP4695802B2 JP4695802B2 (ja) 2011-06-08

Family

ID=7915359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001512534A Expired - Fee Related JP4695802B2 (ja) 1999-07-22 2000-05-12 トリス(オキサラト)ホスフェート、その製造法および該化合物の使用

Country Status (10)

Country Link
US (1) US6693212B1 (ja)
EP (1) EP1203001B1 (ja)
JP (1) JP4695802B2 (ja)
KR (1) KR100902967B1 (ja)
CN (1) CN1193033C (ja)
AT (1) ATE233779T1 (ja)
CA (1) CA2379985C (ja)
DE (2) DE19933898A1 (ja)
TW (1) TW501302B (ja)
WO (1) WO2001007450A1 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005259592A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Sanyo Electric Co Ltd 二次電池用非水電解液及び非水電解液二次電池
JP2008288214A (ja) * 2003-06-11 2008-11-27 Sony Corp リチウムイオン二次電池
US7906237B2 (en) 2003-06-11 2011-03-15 Sony Corporation Battery
JP2011184490A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd 帯電防止剤およびその用途
JP2011202038A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd 帯電防止剤およびその用途
JP2012518260A (ja) * 2009-02-18 2012-08-09 ヒェメタル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング アノード材料としてリチウム金属又はリチウム金属含有合金及びビス(オキサラト)ホウ酸リチウムと少なくとも1種の別のリチウム錯塩とを有する電解質を有するガルバニ電池
WO2013180174A1 (ja) * 2012-05-30 2013-12-05 セントラル硝子株式会社 シュウ酸を配位子とする金属錯体精製物及び該金属錯体の非水溶媒精製溶液の製造方法
JP2015534711A (ja) * 2012-10-11 2015-12-03 ロックウッド リチウム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングRockwood Lithium GmbH ガルバニ電池用の添加剤
WO2017208944A1 (ja) 2016-05-30 2017-12-07 セントラル硝子株式会社 非水系電解液及びそれを用いた非水系電解液電池
KR20180038038A (ko) 2015-08-12 2018-04-13 샌트랄 글래스 컴퍼니 리미티드 비수계 전해액 및 그것을 이용한 비수계 전해액 전지
US10186733B2 (en) 2015-01-23 2019-01-22 Central Glass Co., Ltd. Electrolytic solution for nonaqueous electrolytic solution secondary batteries and nonaqueous electrolytic solution secondary battery
KR20190025707A (ko) 2016-07-06 2019-03-11 샌트랄 글래스 컴퍼니 리미티드 비수계 전해액 및 그것을 이용한 비수계 전해액 전지
US10454139B2 (en) 2015-01-23 2019-10-22 Central Glass Co., Ltd. Electrolytic solution for nonaqueous electrolytic solution secondary batteries and nonaqueous electrolytic solution secondary battery

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10139409A1 (de) * 2001-08-17 2003-02-27 Merck Patent Gmbh Polymerelektrolyte und deren Verwendung in galvanischen Zellen
US6849752B2 (en) 2001-11-05 2005-02-01 Central Glass Company, Ltd. Process for synthesizing ionic metal complex
DE10209477A1 (de) * 2002-03-05 2003-09-18 Chemetall Gmbh Elektrochemische Zelle für eine Lithiumionenbatterie mit verbesserter Hochtemperaturstabilität
JP4213659B2 (ja) * 2004-12-20 2009-01-21 株式会社東芝 非水電解質電池および正極活物質
KR100660065B1 (ko) * 2005-03-29 2006-12-21 한국과학기술연구원 피롤리디늄계 양쪽성 이온을 이용한 리튬염 및 그 제조방법
JP5315971B2 (ja) * 2008-12-16 2013-10-16 セントラル硝子株式会社 ジフルオロビス(オキサラト)リン酸リチウム溶液の製造方法
US8314306B2 (en) * 2009-05-13 2012-11-20 Monsanto Technology Llc Plants and seeds of hybrid corn variety CH189311
WO2012108505A1 (ja) * 2011-02-10 2012-08-16 三菱化学株式会社 二次電池用非水系電解液及びそれを用いた非水系電解液二次電池
US20150331346A1 (en) * 2014-05-16 2015-11-19 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic member, process cartridge, and electrophotographic apparatus
EP3605699A1 (en) 2018-07-31 2020-02-05 Solvay Sa New components for electrolyte compositions
EP3604276A1 (en) 2018-07-31 2020-02-05 Solvay Sa New components for electrolyte compositions
WO2020025499A1 (en) 2018-07-31 2020-02-06 Solvay Sa New components for electrolyte compositions
EP3605700A1 (en) 2018-07-31 2020-02-05 Solvay Sa New components for electrolyte compositions
WO2020025502A1 (en) 2018-07-31 2020-02-06 Solvay Sa New components for electrolyte compositions
EP3605698A1 (en) 2018-07-31 2020-02-05 Solvay Sa New components for electrolyte compositions
WO2020025501A1 (en) 2018-07-31 2020-02-06 Solvay Sa New components for electrolyte compositions
CN111943985B (zh) * 2019-05-17 2023-01-31 微宏动力系统(湖州)有限公司 一种草酸根合磷酸锂盐类化合物的合成方法
CN110229189B (zh) * 2019-07-02 2021-05-07 上海如鲲新材料有限公司 一种三草酸磷酸盐的制备方法
CN111909208B (zh) * 2020-07-23 2022-09-13 武汉海斯普林科技发展有限公司 三草酸磷酸锂的制备方法
CN112661791B (zh) * 2020-12-23 2023-09-22 多氟多新材料股份有限公司 一种二氟双草酸磷酸锂的制备方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0631340B1 (en) * 1993-06-18 2001-11-21 Hitachi Maxell Ltd. Organic electrolytic solution cell
DE19633027A1 (de) * 1996-08-16 1998-02-19 Merck Patent Gmbh Verfahren zur Herstellung von neuen Lithium-Borat-Komplexen
DE60200037T2 (de) * 2001-01-18 2004-07-08 Dsm Ip Assets B.V. Herstellung von (all-rac)-alpha-Tocopherol

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6010025025, GARRIGUES,B. et al, "Nucleophilic properties of phosphoranes", Canadian Journal of Chemistry, 1984, Vol.62, No.11, p.2179−85 *

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008288214A (ja) * 2003-06-11 2008-11-27 Sony Corp リチウムイオン二次電池
US7906237B2 (en) 2003-06-11 2011-03-15 Sony Corporation Battery
JP2005259592A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Sanyo Electric Co Ltd 二次電池用非水電解液及び非水電解液二次電池
JP2012518260A (ja) * 2009-02-18 2012-08-09 ヒェメタル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング アノード材料としてリチウム金属又はリチウム金属含有合金及びビス(オキサラト)ホウ酸リチウムと少なくとも1種の別のリチウム錯塩とを有する電解質を有するガルバニ電池
JP2011184490A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd 帯電防止剤およびその用途
JP2011202038A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd 帯電防止剤およびその用途
WO2013180174A1 (ja) * 2012-05-30 2013-12-05 セントラル硝子株式会社 シュウ酸を配位子とする金属錯体精製物及び該金属錯体の非水溶媒精製溶液の製造方法
JP2015534711A (ja) * 2012-10-11 2015-12-03 ロックウッド リチウム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングRockwood Lithium GmbH ガルバニ電池用の添加剤
US10186733B2 (en) 2015-01-23 2019-01-22 Central Glass Co., Ltd. Electrolytic solution for nonaqueous electrolytic solution secondary batteries and nonaqueous electrolytic solution secondary battery
US10454139B2 (en) 2015-01-23 2019-10-22 Central Glass Co., Ltd. Electrolytic solution for nonaqueous electrolytic solution secondary batteries and nonaqueous electrolytic solution secondary battery
KR20180038038A (ko) 2015-08-12 2018-04-13 샌트랄 글래스 컴퍼니 리미티드 비수계 전해액 및 그것을 이용한 비수계 전해액 전지
US11114693B2 (en) 2015-08-12 2021-09-07 Central Glass Company, Ltd. Electrolytic solution for nonaqueous electrolytic solution secondary batteries and nonaqueous electrolytic solution secondary battery
WO2017208944A1 (ja) 2016-05-30 2017-12-07 セントラル硝子株式会社 非水系電解液及びそれを用いた非水系電解液電池
KR20190013934A (ko) 2016-05-30 2019-02-11 샌트랄 글래스 컴퍼니 리미티드 비수계 전해액 및 그것을 이용한 비수계 전해액 전지
KR20190025707A (ko) 2016-07-06 2019-03-11 샌트랄 글래스 컴퍼니 리미티드 비수계 전해액 및 그것을 이용한 비수계 전해액 전지

Also Published As

Publication number Publication date
EP1203001B1 (de) 2003-03-05
CA2379985A1 (en) 2001-02-01
WO2001007450A1 (de) 2001-02-01
CN1193033C (zh) 2005-03-16
ATE233779T1 (de) 2003-03-15
DE19933898A1 (de) 2001-02-01
CA2379985C (en) 2010-08-17
JP4695802B2 (ja) 2011-06-08
CN1361787A (zh) 2002-07-31
DE50001411D1 (de) 2003-04-10
KR20020013967A (ko) 2002-02-21
US6693212B1 (en) 2004-02-17
TW501302B (en) 2002-09-01
EP1203001A1 (de) 2002-05-08
KR100902967B1 (ko) 2009-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4695802B2 (ja) トリス(オキサラト)ホスフェート、その製造法および該化合物の使用
US8563761B2 (en) Boron or aluminum complexes
KR102109796B1 (ko) 마그네슘 이온 전달 매질로서의 마그네슘 보로하이드라이드 및 그 유도체
JP6188706B2 (ja) 金属ジフルオロキレートボレートの製造方法、およびガルバニ電池における電池電解質または添加剤としての使用
US9647296B2 (en) Magnesium borohydride and its derivatives as magnesium ion transfer media
JP2003536229A (ja) リチウムバッテリのための電解塩
JP6914486B2 (ja) マグネシウム塩
JP2001097944A (ja) 電気化学電池用の低燃焼性溶剤としてのフッ素化スルホンアミド化合物
US20010033964A1 (en) Alkylspiroborate salts for use in electrochemical cells
CN110407184B (zh) 一种双氟磺酰亚胺碱金属盐的制备方法
JP4076141B2 (ja) ホウ素キレート錯体
US20020160261A1 (en) Borate salts for use in electrochemical cells
CA2248376A1 (en) Process for the preparation of cyclic perfluoroalkanebis(sulfonyl)imides and such novel four-membered imides
JP2019172574A (ja) リチウム塩錯化合物の製造方法
JP2001055396A (ja) 化学電池に使用するためのリチゥム錯塩
JP2002514153A (ja) リチウムヘキサフルオロ燐酸塩とピリジンの溶媒和物、その製造方法および前記溶媒和物を用いるリチウムヘキサフルオロ燐酸塩の製造方法
KR20060128044A (ko) 직류 전지용 전도성 염, 이의 제조방법 및 용도
US6943263B2 (en) Method for producing bis(trifluoromethyl)imido salts
CN117652049A (zh) 液态电解质组合物以及具有该电解质组合物的电化学电芯
Klemann et al. ON THE QUESTION OF APPARENT LITHIUM REDUCTION OF ETHERS THE CASE FOR 1, 3-DIOXOLANE

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100512

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101118

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110204

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110228

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees