JP2003304444A - 画像合成装置及び画像合成方法 - Google Patents

画像合成装置及び画像合成方法

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JP2003304444A JP2002104908A JP2002104908A JP2003304444A JP 2003304444 A JP2003304444 A JP 2003304444A JP 2002104908 A JP2002104908 A JP 2002104908A JP 2002104908 A JP2002104908 A JP 2002104908A JP 2003304444 A JP2003304444 A JP 2003304444A
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浩幸 岡本
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大一郎 加藤
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裕康 増田
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真 池田
Yutaka Iwai
豊 岩井
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賢一 橋本
Hiroyuki Tamaki
宏幸 玉木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】奥行方向への動作を伴う被写体の動きを効果的
に表現することができる画像合成装置及び画像合成方法
を提供すること。 【解決手段】本発明にかかる画像合成装置100は、奥
行方向への動きを伴う被写体の画像合成を行なうもので
ある。この画像合成装置100であって、画像データを
記憶する画像メモリ2と、画像メモリ2より画像データ
を読み出し、被写体の画像を抽出する画像抽出部3と、
画像メモリ2に記憶された画像データ及び/又記画像抽
出手段により抽出された抽出画像に基づき画像合成を行
なう画像合成部4を備えている。画像合成部4は、別途
決定された基準画像の前の画像に対しては順次上方に抽
出画像が重ねられる上重ね処理を行い、基準画像の後の
画像に対しては順次下方に抽出画像が重ねられる下重ね
処理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像合成を行なう
画像合成装置及び画像合成方法に関するものであり、例
えば、テレビジョン番組制作、映画制作等において用い
られる画像合成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、スポーツ中継放送等では、被
写体である選手の動きを視聴者に分かりやすく表現する
ため、スローモーション再生が多用されている。また、
選手の動きをストロボ写真のように表現し、その静止画
像を背景画像上で順次上書きすることにより合成してい
くマルチモーションと呼ばれる技術も利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スポーツ中継におい
て、速い選手の動きをゆっくりと表現するスローモーシ
ョン再生は、視聴者にとって分かりやすく効果的であ
る。その一方で、動きが遅くなることで、選手が動いた
軌跡やフォームの移行が捉えにくいという欠点があっ
た。
【0004】マルチモーションは、静止した選手の画像
を次々に重ね合わせて合成していくため、残像効果で動
きの経緯が分かりやすいという利点がある。しかしなが
ら、時間経緯に従って順次画像を重ね合わせているた
め、野球やゴルフのスイング等を表示する場合、被写体
の位置に大きな移動がないため、ヒッティングポイント
等の注目シーンがあっても上書きされてしまい、この注
目シーンが見えなくなってしまうという欠点があった。
また、マルチモーションによる表示は、平面的で立体感
を視聴者に与えることができないといった視覚表現上の
欠点もあった。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、奥行方向への動作を伴う被写体の
動きを効果的に表現することができる画像合成装置及び
画像合成方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる画像合成
装置は、奥行方向への動きを伴う被写体の画像合成を行
なう画像合成装置であって、画像データを記憶する画像
メモリと、前記画像メモリより画像データを読み出し、
被写体の画像を抽出する画像抽出手段と、前記画像メモ
リに記憶された画像データ及び/又は前記画像抽出手段
により抽出された抽出画像に基づき画像合成を行なう画
像合成手段と、基準画像を決定する基準画像決定手段と
を備え、前記画像合成手段は、基準画像決定手段によっ
て決定された基準画像の前の画像に対しては順次上方に
抽出画像が重ねられる上重ね処理を行い、前記基準画像
の後の画像に対しては順次下方に抽出画像が重ねられる
下重ね処理を行なうものである。このような構成によ
り、基準画像が一番上に表示されるため、注目シーンを
基準画像に選択すれば、注目シーンが上書きされずに最
後まで残るとともに、その経過を効果的に確認すること
ができる。
【0007】好ましい実施の形態では、前記下重ね処理
は、上重ね処理によって生成された第1の合成画像と前
記基準画像の後の画像を合成するとともに、この合成画
像に対して、第1の合成画像の被写体を抽出した合成画
像を上書きにすることにより実現するものである。
【0008】また、前記下重ね処理は、前記基準画像の
後の画像の被写体を抽出した画像から上重ね処理によっ
て生成された第1の合成画像の被写体を抽出した画像の
部分を取り除くことにより生成した第2の合成画像を前
記第1の合成画像に合成することにより実現するように
してもよい。
【0009】さらに、また、前記下重ね処理は、上重ね
処理によって生成された第1の合成画像の被写体の抽出
範囲を抽出しないように、前記画像抽出手段によって基
準画像の後の画像の被写体を抽出した抽出画像を前記第
1の合成画像に合成することにより実現するようにして
もよい。
【0010】また、前記基準画像決定手段は、入力手段
によって入力された基準画像を特定するための情報に基
づいて基準画像を決定するようにしてもよい。
【0011】前記基準画像決定手段は、音声検出手段に
よって検出された音声情報に基づいて基準画像を決定す
るようにしてもよい。このような構成により基準画像を
自動的に決定することができ、合成処理が容易に行なう
ことができる。
【0012】また、前記基準画像決定手段は、位置検出
手段によって検出された被写体の全部又は一部の位置情
報に基づいて基準画像を決定するようにしてもよい。こ
のような構成により基準画像を自動的に決定することが
でき、合成処理が容易に行なうことができる。また、こ
のような手段によれば、被写体の全部又は一部が最も撮
影位置に近い状態を特定する画像を基準画像として選択
することも自動的にできる。
【0013】さらに、基準画像決定手段は、奥行検出手
段によって検出された被写体の全部又は一部の位置情報
に基づいて基準画像を決定するようにしてもよい。この
ような構成により基準画像を自動的に決定することがで
き、合成処理が容易に行なうことができる。また、この
ような手段によれば、被写体の全部又は一部が最も撮影
位置に近い状態を特定する画像を基準画像として選択す
ることも自動的にできる。
【0014】特に、前記基準画像決定手段は、被写体の
全部又は一部が最も撮影位置に近い状態を特定する画像
を基準画像として選択することが望ましい。このような
構成によって、表示される画像が視覚的に立体になるた
め、迫力のある表現効果が得られる。
【0015】本発明にかかる他の画像合成装置は、奥行
方向への動きを伴う被写体の画像合成を行なう画像合成
装置であって、画像データを記憶する画像メモリと、前
記画像メモリより画像データを読み出し、被写体の画像
を抽出する画像抽出手段と、前記画像メモリに記憶され
た画像データ及び/又は前記画像抽出手段により抽出さ
れた抽出画像に基づき画像合成を行なう画像合成手段
と、基準画像を決定する基準画像決定手段とを備え、前
記画像合成手段は、基準画像決定手段によって決定され
た基準画像の前の画像に対しては順次下方に抽出画像が
重ねられる下重ね処理を行い、前記基準画像の後の画像
に対しては、順次上方に抽出画像が重ねられる上重ね処
理を行なうものである。このような構成により、基準画
像が一番上に表示されるため、注目シーンを基準画像に
選択すれば、注目シーンが上書きされずに最後まで残る
とともに、その経過を効果的に確認することができる。
特に、注目シーンが奥にある場合には、有効な処理であ
る。
【0016】他方、本発明にかかる画像合成方法は、奥
行方向への動きを伴う被写体の画像合成を行なう画像合
成方法であって、基準画像を決定するステップと、決定
された基準画像の前の画像に対して、順次上方に抽出画
像が重ねられる上重ね処理を行なうステップと、前記基
準画像の後の画像に対して、順次下方に抽出画像が重ね
られる下重ね処理を行なうステップを有するものであ
る。このような方法により、基準画像が一番上に表示さ
れるため、注目シーンを基準画像に選択すれば、注目シ
ーンが上書きされずに最後まで残るとともに、その経過
を効果的に確認することができる。
【0017】本発明にかかる他の画像合成方法は、奥行
方向への動きを伴う被写体の画像合成を行なう画像合成
方法であって、基準画像を決定するステップと、前記基
準画像の前の画像に対して、順次下方に抽出画像が重ね
られる下重ね処理を行なうステップと、決定された基準
画像の後の画像に対して、順次上方に抽出画像が重ねら
れる上重ね処理を行なうステップとを有するものであ
る。このような方法により、基準画像が一番上に表示さ
れるため、注目シーンを基準画像に選択すれば、注目シ
ーンが上書きされずに最後まで残るとともに、その経過
を効果的に確認することができる。特に、注目シーンが
奥にある場合には、有効な処理である。
【0018】本発明にかかる画像合成プログラムは、奥
行方向への動きを伴う被写体の画像合成を行なう画像合
成プログラムであって、コンピュータに対して、基準画
像を決定するステップと、決定された基準画像の前の画
像に対して、順次上方に抽出画像が重ねられる上重ね処
理を行なうステップと、前記基準画像の後の画像に対し
て、順次下方に抽出画像が重ねられる下重ね処理を行な
うステップを実行させるものである。このようなプログ
ラムをコンピュータにより実行することにより、基準画
像が一番上に表示されるため、注目シーンを基準画像に
選択すれば、注目シーンが上書きされずに最後まで残る
とともに、その経過を効果的に確認することができる。
【0019】本発明にかかる他の画像合成プログラム
は、奥行方向への動きを伴う被写体の画像合成を行なう
画像合成プログラムであって、コンピュータに対して、
基準画像を決定するステップと、前記基準画像の前の画
像に対して、順次下方に抽出画像が重ねられる下重ね処
理を行なうステップと、決定された基準画像の後の画像
に対して、順次上方に抽出画像が重ねられる上重ね処理
を行なうステップを実行させるものである。このような
プログラムをコンピュータにより実行することにより、
基準画像が一番上に表示されるため、注目シーンを基準
画像に選択すれば、注目シーンが上書きされずに最後ま
で残るとともに、その経過を効果的に確認することがで
きる。特に、注目シーンが奥にある場合には、有効な処
理である。
【0020】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態1.図1に、本
発明の実施の形態1にかかる画像合成装置の構成を示
す。この画像合成装置100は、撮影用カメラ1とケー
ブルや無線回線によって接続されている。
【0021】撮影用カメラ1は、動きのある被写体を撮
影し、画像データ信号を生成する。この例では、主とし
て奥行方向、即ち撮影用カメラ1から被写体を結ぶ線上
であって両者が離れる方向への動きがある被写体の撮影
に用いられる。例えば、野球の打者のスイング動作、投
手の投球動作、ゴルフのスイング動作、サッカーのシュ
ート動作、フィギュアスケートの回転動作、柔道の投げ
技の動作、カーレースでの車のコーナリング動作であ
る。撮影用カメラ1は、生成した画像データ信号をケー
ブルを介して画像合成装置100に入力する。尚、撮影
用カメラ1から画像データ信号を一旦磁気テープ等の記
憶媒体に格納し、画像合成装置100においてこの記憶
媒体より画像データ信号を読み出すようにしてもよい。
【0022】画像合成装置100は、例えば、CPU、
ROM、RAM、ハードディスク、ディスプレイ、キー
ボード等を有する専用コンピュータによってハードウエ
ア上構成される。また、いわゆる汎用コンピュータに応
用プログラムをインストールすることによってこの画像
合成装置100を構成することも可能である。さらに、
画像合成装置100は、バッファメモリを備え、適宜、
背景あり合成画像5、背景なし合成画像6、抽出画像7
を格納する。
【0023】画像合成装置100は、図1に示されるよ
うに、画像メモリ2、画像抽出部3、画像合成部4を備
えている。
【0024】画像メモリ2は、撮影用カメラ1より入力
された画像データ信号を蓄積する記憶手段である。この
画像メモリ2には、本発明にかかる画像合成処理の対象
となる画像データがフレーム毎に時刻情報と関連付けら
れて蓄積される。この画像データのフレーム数は、画像
合成処理を行なう被写体の動作の速さ、動作時間に応じ
て適宜選択される。
【0025】画像抽出部3は、画像メモリ2より画像デ
ータを入力し、被写体の画像を抽出し、背景画像と分離
する処理を行なう。例えば、野球の打者のスイング動作
に関する画像であれば、被写体となる打者の部分のみが
抽出される。画像抽出部3による画像情報の抽出は、画
面上でオペレータが抽出画像を指定することによって実
現でき、また、次の方法によって自動的に生成すること
も可能である。
【0026】(1)背景との差分をとり、画像処理を施
す。
【0027】(2)検出器を用いて抽出対象の位置を検
出して映像内の特定部分を抽出する。
【0028】(3)色情報を用いて、特定の色以外の部
分を抽出する。
【0029】画像抽出部3によって抽出された画像は、
抽出画像7としてバッファメモリに格納される。
【0030】画像合成部4は、画像メモリ2に格納され
た画像データや、画像抽出部3によって生成された抽出
画像データを入力し、画像合成処理を行なう。例えば、
画像合成部4は、画像メモリ2より入力された画像に対
して、画像抽出部3より入力された抽出画像7を重ね合
わせる処理を行い、背景のある合成画像5を生成する。
また、画像合成部4は、画像抽出部3より入力された複
数の抽出画像を重ね合わせる処理を行い、背景のない合
成画像6を生成することも可能である。
【0031】ここで、合成された画像Aよりも後ろにあ
る画像Bを合成する方法の一例について説明する。ま
ず、背景がある合成画像Aに画像Bの抽出画像を重ね合
わせる。その後、重ね合わせた合成画像に対して、さら
に背景のない合成画像Aを重ね合わせる。このような合
成処理によって、画像Bが画像Aの下に位置するように
表示させることができる。
【0032】図2に本発明の実施の形態1にかかる画像
合成装置の画像合成処理を説明するために、合成前の画
像と合成後の画像を示す。画像2a〜2fが合成前の画
像であり、画像20が合成後の画像である。
【0033】画像2a〜2fは、野球の打者のスイング
動作を一定時間おきに撮影した画像を簡略的に表示した
ものである。画像2aを最初として時系列的に並べてあ
り、最後が画像2fである。各画像の背景は斜線で示
す。本発明においては、基準となる画像を決定し、その
基準画像よりも時間的に前の画像及び基準画像に対する
合成処理と、基準画像よりも時間的に後の画像に対する
合成処理を変えている点に特徴を有する。この発明の実
施の形態1では、基準画像よりも時間的に前の画像及び
基準画像に関しては、被写体について上重ね処理を行
い、基準画像よりも時間的に後の画像に関しては、被写
体について下重ね処理を行なう。基準画像の決定につい
ては、さまざまな方法があり、発明の実施の形態4以降
において詳述する。
【0034】図2に示す例では、ヒッティングポイント
を示す注目シーンである画像2cを基準画像としてい
る。尚、基準画像を選択するにあたっては、このように
他の画像により上書きされることを防止したい画像を優
先的に選択する場合、最も撮影カメラ1に近い、手前に
被写体或いは被写体に一部(バット等)が位置する画像
を選択する場合等、種々の場合がある。
【0035】この発明の実施の形態1では、基準画像2
cよりも前の画像2a、画像2b及び基準画像2cの被
写体については上重ね処理を行なう。さらに具体的に
は、画像2aの打者(バットを含む、以下同じ)の画像
に対して、画像2bの打者の画像が上になるように重ね
られる。さらに、この合成画像に対して画像2cの打者
の画像が上になるように重ねられる。その後、基準画像
2cよりも後の画像2d、画像2e、画像2fの被写体
については下重ね処理を行なう。さらに具体的には、画
像2a〜2cが上重ねされた合成画像に対して、画像2
dの打者の画像が下になるように重ねられる。さらに、
その合成画像に対して、画像2eの打者の画像が下にな
るように重ねられる。最後に、その合成画像に対して、
画像2fの打者の画像が下になるように重ねられる。こ
のようにして生成された合成画像が画像20である。
【0036】画像20は、注目シーンがある基準画像が
一番上に表示されるため、注目シーンが上書きされずに
最後まで残るとともに、その経過を確認することができ
る。この注目シーンが、撮影用カメラ側である場合に
は、表示される画像が視覚的に立体になるため、迫力の
ある表現効果が得られる。
【0037】続いて、図3を用いて、画像の合成処理に
ついて具体的に説明する。画像例は、図2に示すものと
同じである。
【0038】まず、画像メモリ2より画像2a、2b、
2cを読み出し、画像合成部4によって、画像2a、2
b、2cが順に上重ねされるように合成し、画像21を
生成する。この合成方法については、従来のマルチモー
ションにおいて行っていた周知の手法であるため説明を
省略する。次に、画像抽出部3によって画像メモリ2か
ら画像2dを読み出し、被写体の画像のみ抽出し、抽出
画像22を生成する。この抽出画像22は、背景のない
画像となる。
【0039】次に、合成画像21と画像22とを合成処
理23を行い、画像24を得る。また、画像抽出部3
は、合成画像21より被写体の画像のみを抽出し抽出画
像25を生成する。この抽出画像25は、背景のない画
像となる。そして、合成画像24と抽出画像25とを合
成処理することによって、合成画像27を生成する。同
様にして、この合成画像27に対して画像2e、画像2
fを合成処理することによって、図2に示す合成画像2
0を得ることができる。
【0040】発明の実施の形態2.図4に、本発明の実
施の形態2にかかる画像合成装置の構成を示す。撮影用
カメラ31は、図1に示す撮影用カメラ1と、画像メモ
リ32は、図1に示す画像メモリ2と、画像抽出部33
は、図1に示す画像抽出部3と、画像合成部34は、図
1に示す画像合成部4とそれぞれ同等の機能を有するも
のである。
【0041】この発明の実施の形態2にかかる画像合成
装置100は、図4に示されるように、抽出領域メモリ
36を備えている。
【0042】この発明の実施の形態2にかかる画像合成
部34は、特に画像抽出部33によって抽出された抽出
画像37を、画像メモリ32に格納された画像データに
重ね合わせて、背景のある合成画像35を生成する。ま
た、画像合成部34は、抽出領域メモリ36に、画像抽
出部33によって抽出された画像の範囲を示す情報を適
宜取り込んで保存する。
【0043】ここで、合成された画像Aよりも後ろにあ
る画像Bを合成する方法の一例について説明する。ま
ず、画像Bの抽出画像37より、抽出領域メモリ36に
格納された合成画像Aの抽出画像の範囲部分を取り除
く。そして、この画像に対して、合成画像Aを重ね合わ
せる。このような合成処理によって、画像Bが画像Aの
下に位置するように表示させることができる。
【0044】続いて、図5を用いて、本発明の実施の形
態2にかかる画像の合成処理について具体的に説明す
る。画像例は、図2に示すものと同じである。
【0045】まず、画像メモリ32より画像2a、2
b、2cを読み出し、画像合成部34によって、画像2
a、2b、2cが順に上重ねされるように合成し、画像
41を生成する。次に、画像抽出部33によってこの画
像41より、被写体の画像のみ抽出し、抽出画像44を
生成し、抽出領域メモリ36に格納する。この抽出画像
44は、背景のない画像となる。
【0046】また、画像メモリ32より画像2dを読み
出し、画像抽出部33によって被写体の画像のみ抽出
し、抽出画像43を生成し、抽出領域メモリ36に格納
する。この抽出画像43は、背景のない画像となる。
【0047】次に、抽出領域メモリ36から、抽出画像
43及び抽出画像44を読み出し、画像合成部34によ
って、抽出画像43から抽出画像44を取り除く処理を
行なう。この処理によって、画像46を得る。続いて、
この画像46と、画像41を合成することによって、合
成画像42を得る。同様にして、この合成画像42に対
して画像2e、画像2fを合成処理することによって、
図2に示す合成画像20を得ることができる。
【0048】発明の実施の形態3.図6に、本発明の実
施の形態3にかかる画像合成装置の構成を示す。撮影用
カメラ51は、図1に示す撮影用カメラ1と、画像メモ
リ52は、図1に示す画像メモリ2と、画像抽出部53
は、図1に示す画像抽出部3と、画像合成部54は、図
1に示す画像合成部4と同等の機能を有するものであ
る。
【0049】この発明の実施の形態3にかかる画像合成
装置100は、図6に示されるように、抽出領域メモリ
56を備えている。
【0050】この発明の実施の形態3にかかる画像合成
部54は、特に画像抽出部53によって抽出された抽出
画像57を、画像メモリ52に格納された画像データに
重ね合わせて、背景のある合成画像55を生成する。ま
た、画像合成部54は、抽出領域メモリ56に、画像抽
出部53によって抽出された画像の範囲を示す情報を適
宜取り込んで保存する。
【0051】ここで、合成された画像Aよりも後ろにあ
る画像Bを合成する方法の一例について説明する。ま
ず、画像抽出部53により画像Bの抽出画像を生成する
に際して、抽出領域メモリ56に格納された合成画像A
の抽出範囲は、抽出しないように処理する。そして、こ
の画像に対して、合成画像Aを重ね合わせる。このよう
な合成処理によって、画像Bが画像Aの下に位置するよ
うに表示させることができる。
【0052】続いて、図7を用いて、本発明の実施の形
態3にかかる画像の合成処理について具体的に説明す
る。画像例は、図2に示すものと同じである。
【0053】まず、画像メモリ52より画像2a、2
b、2cを読み出し、画像合成部54によって、画像2
a、2b、2cが順に上重ねされるように合成し、画像
61を生成する。次に、画像抽出部53によってこの画
像61より、被写体の画像のみ抽出し、抽出画像62を
生成し、その抽出範囲の情報を抽出領域メモリ56に格
納する。
【0054】また、画像メモリ52より画像2dを読み
出し、画像抽出部53によって被写体の画像のみ抽出す
るが、このとき抽出領域メモリ56に格納された抽出画
像62の抽出範囲の情報に基づき、この範囲の画像は抽
出しないように処理する。このようにして、抽出画像6
5を生成する。この抽出画像65は、背景のない画像と
なる。
【0055】次に、画像合成部54によって、抽出画像
65と合成画像61を合成66することによって、合成
画像67を得る。同様にして、この合成画像67に対し
て画像2e、画像2fを合成処理することによって、図
2に示す合成画像20を得ることができる。
【0056】発明の実施の形態4.発明の実施の形態4
は、基準画像の決定の処理に関するものである。図8に
示されるように、発明の実施の形態4では、画像合成装
置72に基準画像決定装置73が接続されている。この
基準画像決定装置73は、画像合成装置72内に組み込
まれる構成であってもよい。即ち、基準画像決定装置7
3は、画像合成装置72の一機能として実現することが
できる。
【0057】ここで、撮影用カメラ71は、図1に示す
撮影用カメラ1に相当するものであり、画像合成装置7
2は、図1に示す画像合成装置100に相当する。
【0058】基準画像決定装置73には、キーボード7
4、マイク75及びカメラ76を接続することができ
る。この発明の実施の形態4における基準画像決定装置
73は、さまざまな態様により基準画像を決定すること
ができるものとして説明するが、これに限らず、態様の
うちの一つ又は任意の組み合わせにより基準画像を決定
することができるものとしてもよい。
【0059】基準画像決定装置73は、画像合成装置7
2と別体で構成される場合にあっては、CPU、RO
M、RAM等の制御回路、メモリ、ディスプレイ等によ
って構成される。そのメモリには、基準画像を決定する
ためのアルゴリズム、処理を行なうためのソフトウェア
プログラムがインストールされる。
【0060】キーボード74は、基準画像の決定をオペ
レータが直接画面上の画像を確認しながら入力するため
の入力手段として用いられる。この入力手段としては、
キーボード74以外にも、例えば、マウスやタッチパッ
ド等のポインティングデバイスが含まれる。このとき、
基準画像決定装置73は、キーボード74等の入力手段
からの入力信号に基づき、基準画像を特定する情報を抽
出し、画像合成装置72に対して出力する。
【0061】マイク75は、被写体の動作に伴って発生
する音声を検出する音声検出手段として用いられる。例
えば、野球の打者のスイングの動作であれば、ボールが
バットに衝突する際に生じる打球音を検出する。このと
き、基準画像決定装置73は、マイク75により検出さ
れた音声情報を入力し、まず、音声情報より特定すべき
音、例えば打球音を抽出する。この音の抽出にあたって
は、例えば、予め特定すべき音の強度や周波数のデータ
を設定しておき、そのデータと入力した音声情報を比較
することによって実現可能である。音声情報より特定す
べき音が抽出された場合には、この音が検出された時刻
情報を生成する。この時刻情報に基づき、画像合成装置
72の画像メモリから音が検出された時刻又はそれより
も一定時間前又は後に撮影された画像を基準画像として
決定する。時刻情報に基づいて基準画像を特定するため
のアルゴリズムは、オペレータによって予め設定するこ
とができるよう構成されている。
【0062】カメラ76は、撮影用カメラ81とは別の
位置に設けられたカメラであって、被写体の動作を撮影
することによって、基準画像の時刻情報を導出するため
のカメラである。例えば、野球の打者のスイング動作の
場合、ドーム球場の天井に取り付けられたカメラが該当
する。このカメラは、上方から打者を撮影することがで
きるため、バットの位置を明確に撮影することができ
る。そして、バットがヒッティングポイントの領域を通
過する時刻情報を検出する。この時刻情報に基づき、基
準画像を決定する。時刻情報に基づいて基準画像を特定
するためのアルゴリズムは、オペレータによって予め設
定することができるよう構成されている。
【0063】発明の実施の形態5.本発明の実施の形態
5では、図9に示されるように、画像合成装置82に位
置検出センサ83が接続されている。ここで、撮影用カ
メラ81は、図1に示す撮影用カメラ1に相当するもの
であり、画像合成装置82は、図1に示す画像合成装置
100に相当する。
【0064】この位置検出センサ83は、動作する被写
体の位置情報を取得する。画像合成装置82は、当該位
置検出センサ83より被写体の位置情報を取得し、被写
体の位置と合成画像が矛盾しないように抽出画像を重ね
合わせる順序を決定する。位置検出センサ83は、例え
ば光センサであり、予め定められた位置に設置される。
例えば、ゴルフのスイング動作を撮影する場合には、ゴ
ルフクラブがボールに当たる位置に設置される。位置検
出センサ83の検出信号に基づき、ゴルフクラブがボー
ルに当たる位置を通過する時刻情報を得ることができ
る。この時刻情報に基づき、基準画像を決定する。時刻
情報に基づいて基準画像を特定するためのアルゴリズム
は、オペレータによって予め設定することができるよう
構成されている。
【0065】発明の実施の形態6.本発明の実施の形態
6では、図10に示されるように、画像合成装置92に
奥行検出装置93が接続されている。この奥行検出装置
93は、画像合成装置92内に設けてもよい。ここで、
撮影用カメラ91は、図1に示す撮影用カメラ1に相当
するものであり、画像合成装置92は、図1に示す画像
合成装置100に相当する。
【0066】この奥行検出装置93は、動作する被写体
の特定箇所の奥行方向、即ち撮影用カメラ91と当該被
写体を結ぶ線方向の位置情報を取得する。例えば、野球
の打者のスイング動作の場合には、バットの先端部分の
位置情報である。この位置情報の検出は、例えば、Colo
r Digiclops(ポイントグレイ社製)の3次元画像撮影
装置を利用することができる。
【0067】画像合成装置92は、奥行検出装置93に
より検出された奥行方向の位置情報に基づいて、特定箇
所と撮影用カメラ91が最も近くに位置する時刻情報を
検出し、この位置に特定箇所が位置した状態を撮影した
画像を基準画像とする。そして、この基準画像が一番上
に表示されるように上記各発明の実施の形態で述べたよ
うな手法により画像合成する。
【0068】尚、被写体の一部が奥行方向に動作するの
ではなく、被写体の全部が奥行方向に動作する場合に
は、その被写体の全部の奥行方向の位置情報を検出し、
この位置情報に基づき、基準画像を決定してもよい。具
体的には、被写体の全部が撮影用カメラ91に最も近い
状態を撮影した画像を基準画像とする。そして、この基
準画像が一番上に表示されるように上記各発明の実施の
形態で述べたような手法により画像合成する。
【0069】このようにして、被写体の特定箇所又は全
体が最も撮影用カメラに近い場所に位置した状態を撮影
した画像を基準画像とし、この基準画像が一番上に表示
されるように画像合成することによって、被写体を立体
的に表示することが可能となる。
【0070】尚、撮影用カメラ91と奥行検出装置93
を単一のカメラによって実現してもよい。
【0071】発明の実施の形態7.本発明の実施の形態
7にかかる画像合成装置には、発明の実施の形態6と同
様に、図10で示されるような奥行検出装置93が画像
合成装置92に接続されている。この奥行検出装置93
は、画像合成装置92内に設けてもよい。本発明の実施
の形態7では、特に、奥行検出装置93によって検出さ
れた被写体の動作をさらに分析し、動作開始時及び動作
終了時の特定箇所の位置と基準時の特定箇所の位置を比
較することによって、合成処理を変更するようにしてい
る。
【0072】図11に本発明の実施の形態7にかかる画
像合成装置の処理フローを示す。まず、被写体を撮影用
カメラ91によって撮影する(S101)。次に、画像
合成装置は、撮影用カメラ91から画像データを入力
し、画像メモリに格納する(S102)。この画像メモ
リに格納された画像データに基づき、基準画像を決定す
る(S103)。基準画像の決定は、発明の実施の形態
6において説明したような奥行検出装置93を用いて自
動決定してもよく、発明の実施の形態4、5において説
明したような手法によって決定してもよい。
【0073】次に動作開始時及び動作終了時における特
定箇所の位置は、基準画像を撮像した基準時における特
定箇所の位置よりも奥かどうか、即ち撮影用カメラ91
よりも離れた位置にあるかどうかを、奥行検出装置93
の出力信号に基づき判定する(S104)。
【0074】判定の結果、動作開始時及び動作終了時に
おける特定箇所の位置は、基準画像を撮像した基準時に
おける特定箇所の位置よりも奥にあると判断された場合
には、基準画像までは、上重ね処理をし、基準画像の後
は下重ね処理を行なう(S105)。
【0075】判定の結果、動作開始時及び動作終了時に
おける特定箇所の位置は、基準画像を撮像した基準時に
おける特定箇所の位置よりも奥でないと判断された場合
には、基準画像までは、下重ね処理をし、基準画像の後
は上重ね処理を行なう(S106)。
【0076】例えば、野球の打者のスイング動作の場
合、図2に示した場合のように正面から撮影した場合に
は、特定箇所をバットとすると、ステップS105を行
なうことになる。他方、打者の背後から撮影した場合に
は、ステップS106を行なうことになる。
【0077】尚、この例では、奥行検出装置93によっ
て、自動的に判別する場合を説明したが、ステップS1
05の処理かステップS106の処理のいずれかをキー
ボード等に用いてオペレータが設定することができるよ
うにしてもよい。
【0078】その他の実施の形態.尚、上述の画像合成
装置は、必ずしも単一のコンピュータによって構成され
る必要はなく、複数のコンピュータによって構成されて
もよい。また、画像合成装置と撮影用カメラ、さらには
基準画像決定装置を単一の機器により構成してもよい。
例えば、動画を撮影する、家庭用又は業務用のカメラ中
に画像合成装置や基準画像決定装置を組み込んでもよ
い。また、家庭用のデジタルビデオ再生装置やゲーム機
器に画像合成装置を組み込んでもよい。いわゆるバッテ
ィングセンタ、ゴルフ練習場、ゲームセンタ等に、この
画像合成装置を撮影用カメラとともに設置するとよい。
【0079】また、画像合成装置をインタネットサーバ
上に備え、インターネットを介してクライアントコンピ
ュータから画像データを送信し、この画像合成装置によ
って、本発明にかかる画像合成処理を行い、合成画像を
クライアントコンピュータに送信するようにしてもよ
い。このとき、基準画像はクライアントコンピュータに
よって指定するとよい。
【0080】基準画像を決定する例をいくつか説明した
が、必ずしも基準画像自体でなくとも、基準画像と関連
性のある情報を決定してもよい。例えば、基準時刻を決
定することによって間接的に基準画像を決定することも
できる。
【0081】上述の例では、最終的に得られる画像上で
は、背景画像が組み込まれていたが、組み込む必要は必
ずしもない。また、撮影時の背景画像でなくとも他の画
像を組み込んでもよい。
【0082】一旦、本発明にかかる画像合成装置によっ
て作成した合成画像を表示させ、その画面上の被写体の
うち基準画像としたい被写体をポインタなどによって指
定することによって基準画像を容易に変更するものであ
ってもよい。
【0083】上述の例において、画像合成装置を汎用の
コンピュータで構成した場合には、汎用コンピュータを
画像合成装置として機能させるための応用プログラムが
インストールされる。この応用プログラムは、様々な種
類の記憶媒体に格納することが可能であり、また、通信
媒体を介して伝達されることが可能である。ここで、記
憶媒体には、例えば、フレキシブルディスク、ハードデ
ィスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、DVD、ROMカートリッジ、バッテリバックアッ
プ付きRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカ
ートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。ま
た、通信媒体には、電話回線等の有線通信媒体、マイク
ロ波回線等の無線通信媒体等を含み、インターネットも
含まれる。
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、奥行方向への動作を伴
う被写体の動きを効果的に表現することができる画像合
成装置及び画像合成方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる画像合成装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】合成前の画像と合成後の画像を示す図である。
【図3】本発明にかかる画像合成装置による合成処理を
示す図である。
【図4】本発明にかかる画像合成装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】本発明にかかる画像合成装置による合成処理を
示す図である。
【図6】本発明にかかる画像合成装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図7】本発明にかかる画像合成装置による合成処理を
示す図である。
【図8】本発明にかかる画像合成装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図9】本発明にかかる画像合成装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図10】本発明にかかる画像合成装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図11】本発明にかかる画像合成装置による合成処理
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 撮影用カメラ 100 画像合成装置 2 画像メモリ 3 画像抽出部 4 画像合成部 73 基準画像決定装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 浩幸 山梨県甲府市下飯田1−4−6ワンズコア 2階 株式会社インク内 (72)発明者 加藤 大一郎 東京都渋谷区神南二丁目2番1号 日本放 送協会 放送センター内 (72)発明者 増田 裕康 東京都渋谷区神南二丁目2番1号 日本放 送協会 放送センター内 (72)発明者 池田 真 東京都渋谷区神南二丁目2番1号 日本放 送協会 放送センター内 (72)発明者 岩井 豊 東京都渋谷区神南二丁目2番1号 日本放 送協会 放送センター内 (72)発明者 橋本 賢一 東京都渋谷区神南二丁目2番1号 日本放 送協会 放送センター内 (72)発明者 玉木 宏幸 東京都渋谷区神南二丁目2番1号 日本放 送協会 放送センター内 Fターム(参考) 5B057 AA20 BA02 BA11 CA12 CA16 CB12 CB16 CC01 CE08 5C023 AA06 AA10 AA16 BA01 BA11 CA01 DA04 EA03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】奥行方向への動きを伴う被写体の画像合成
    を行なう画像合成装置であって、 画像データを記憶する画像メモリと、 前記画像メモリより画像データを読み出し、被写体の画
    像を抽出する画像抽出手段と、 前記画像メモリに記憶された画像データ及び/又は前記
    画像抽出手段により抽出された抽出画像に基づき画像合
    成を行なう画像合成手段と、 基準画像を決定する基準画像決定手段とを備え、 前記画像合成手段は、基準画像決定手段によって決定さ
    れた基準画像の前の画像に対しては順次上方に抽出画像
    が重ねられる上重ね処理を行い、前記基準画像の後の画
    像に対しては順次下方に抽出画像が重ねられる下重ね処
    理を行なう画像合成装置。
  2. 【請求項2】前記下重ね処理は、上重ね処理によって生
    成された第1の合成画像と前記基準画像の後の画像を合
    成するとともに、この合成画像に対して、第1の合成画
    像の被写体を抽出した合成画像を上書きにすることによ
    り実現することを特徴とする請求項1記載の画像合成装
    置。
  3. 【請求項3】前記下重ね処理は、前記基準画像の後の画
    像の被写体を抽出した画像から上重ね処理によって生成
    された第1の合成画像の被写体を抽出した画像の部分を
    取り除くことにより生成した第2の合成画像を前記第1
    の合成画像に合成することにより実現することを特徴と
    する請求項1記載の画像合成装置。
  4. 【請求項4】前記下重ね処理は、上重ね処理によって生
    成された第1の合成画像の被写体の抽出範囲を抽出しな
    いように、前記画像抽出手段によって基準画像の後の画
    像の被写体を抽出した抽出画像を前記第1の合成画像に
    合成することにより実現することを特徴とする請求項1
    記載の画像合成装置。
  5. 【請求項5】前記基準画像決定手段は、入力手段によっ
    て入力された基準画像を特定するための情報に基づいて
    基準画像を決定することを特徴とする請求項1、2、3
    又は4記載の画像合成装置。
  6. 【請求項6】前記基準画像決定手段は、音声検出手段に
    よって検出された音声情報に基づいて基準画像を決定す
    ることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の画像
    合成装置。
  7. 【請求項7】前記基準画像決定手段は、位置検出手段に
    よって検出された被写体の全部又は一部の位置情報に基
    づいて基準画像を決定することを特徴とする請求項1、
    2、3又は4記載の画像合成装置。
  8. 【請求項8】前記基準画像決定手段は、奥行検出手段に
    よって検出された被写体の全部又は一部の位置情報に基
    づいて基準画像を決定することを特徴とする請求項1、
    2、3又は4記載の画像合成装置。
  9. 【請求項9】前記基準画像決定手段は、被写体の全部又
    は一部が最も撮影位置に近い状態を特定する画像を基準
    画像として選択することを特徴とする請求項1、2、3
    又は4記載の画像合成装置。
  10. 【請求項10】奥行方向への動きを伴う被写体の画像合
    成を行なう画像合成装置であって、 画像データを記憶する画像メモリと、 前記画像メモリより画像データを読み出し、被写体の画
    像を抽出する画像抽出手段と、 前記画像メモリに記憶された画像データ及び/又は前記
    画像抽出手段により抽出された抽出画像に基づき画像合
    成を行なう画像合成手段と、 基準画像を決定する基準画像決定手段とを備え、 前記画像合成手段は、基準画像決定手段によって決定さ
    れた基準画像の前の画像に対しては順次下方に抽出画像
    が重ねられる下重ね処理を行い、前記基準画像の後の画
    像に対しては、順次上方に抽出画像が重ねられる上重ね
    処理を行なう画像合成装置。
  11. 【請求項11】奥行方向への動きを伴う被写体の画像合
    成を行なう画像合成方法であって、 基準画像を決定するステップと、 決定された基準画像の前の画像に対して、順次上方に抽
    出画像が重ねられる上重ね処理を行なうステップと、 前記基準画像の後の画像に対して、順次下方に抽出画像
    が重ねられる下重ね処理を行なうステップを有する画像
    合成方法。
  12. 【請求項12】奥行方向への動きを伴う被写体の画像合
    成を行なう画像合成方法であって、 基準画像を決定するステップと、 前記基準画像の前の画像に対して、順次下方に抽出画像
    が重ねられる下重ね処理を行なうステップと、 決定された基準画像の後の画像に対して、順次上方に抽
    出画像が重ねられる上重ね処理を行なうステップとを有
    する画像合成方法。
  13. 【請求項13】奥行方向への動きを伴う被写体の画像合
    成を行なう画像合成プログラムであって、この画像合成
    プログラムは、コンピュータに対して、 基準画像を決定するステップと、 決定された基準画像の前の画像に対して、順次上方に抽
    出画像が重ねられる上重ね処理を行なうステップと、 前記基準画像の後の画像に対して、順次下方に抽出画像
    が重ねられる下重ね処理を行なうステップを実行させる
    画像合成プログラム。
  14. 【請求項14】奥行方向への動きを伴う被写体の画像合
    成を行なう画像合成プログラムであって、この画像合成
    プログラムは、コンピュータに対して、 基準画像を決定するステップと、 前記基準画像の前の画像に対して、順次下方に抽出画像
    が重ねられる下重ね処理を行なうステップと、 決定された基準画像の後の画像に対して、順次上方に抽
    出画像が重ねられる上重ね処理を行なうステップを実行
    させる画像合成プログラム。
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