JP2003096079A - オキセタン環を有する脂環式エポキシ化合物の製造方法 - Google Patents

オキセタン環を有する脂環式エポキシ化合物の製造方法

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JP2003096079A
JP2003096079A JP2001295214A JP2001295214A JP2003096079A JP 2003096079 A JP2003096079 A JP 2003096079A JP 2001295214 A JP2001295214 A JP 2001295214A JP 2001295214 A JP2001295214 A JP 2001295214A JP 2003096079 A JP2003096079 A JP 2003096079A
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Kiyotaka Ishida
清孝 石田
Takashi Sato
孝志 佐藤
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Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】塗料、接着剤、レジスト等の分野で利用される
オキセタニル基を有する脂環式エポキシ化合物を、高収
率でかつ安価に製造する方法を提供すること。 【解決手段】触媒の存在下、酸化剤として過酸化水素、
ハイドロパーオキシド化合物を用い、オキセタニル基を
有する脂環式オレフィン類を酸化し、その炭素−炭素二
重結合をエポキシ化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オキセタニル基を
有する脂環式エポキシ化合物を高収率、即ち高転化率且
つ高選択率で製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子部品用に高い耐熱性のレジス
ト,封止剤や高架橋密度の塗膜の需要が増大しており、
それに伴い種々な形の多官能性エポキシ化合物が必要と
されている。
【0003】分子内にオキセタニル基とエポキシ基の両
者を有する多官能化合物は、高耐熱性が期待され、さら
にオキセタン環を有する構造は速硬化性に優れる点か
ら、多様化するニーズに応えうる化合物であると考えら
れる。
【0004】米国特許第3388105号ではオキセタ
ン環を有する脂環式エポキシ化合物の合成が行なわれて
いる。しかしながら高価で取扱が不便な過酢酸を使用し
ている為、経済的に好ましくなく、特殊な製造設備か必
要となる。また収率が低い。さらに反応系内に酢酸が生
成するので、エポキシ化合物の単離に煩雑な操作が必要
となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、オキ
セタニル基を有する脂環式エポキシ化合物を高転化率、
高選択率、高収率でかつ安価に製造する方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明者らは、上記課題の
解決について鋭意検討した結果、触媒の存在下で酸化剤
として過酸化水素、ハイドロパーオキシドを使用するこ
とにより上記課題を解決できることを見出し、本発明を
完成するに至った。即ち、本発明は以下の[1]〜[1
3]に示されるオキセタン環を有する脂環式エポキシ化
合物の製造方法に関する。
【0007】[1] 触媒の存在下、過酸化水素および
/またはハイドロパーオキシド化合物によって一般式
(1)で表される化合物を酸化することを特徴とする一
般式(2)で表されるオキセタン環を有する脂環式エポ
キシ化合物の製造方法。
【化3】 (式中R1は水素原子,フッ素原子,炭素数1〜12個の
アルキル基,アリール基であり、mは0〜2の整数で、
nはmが0の場合は2、それ以外は1である。)
【化4】 (式中R1は水素原子,フッ素原子,炭素数1〜12個の
アルキル基,アリール基であり、mは0〜2の整数で、
nはmが0の場合は2、それ以外は1である。)
【0008】[2] ハイドロパーオキシド化合物が一
般式(3)で示される化合物であることを特徴とする
[1]に記載のエポキシ化合物の製造方法。 R2−OOH (3) (R2は、炭素数6〜12のアリール基、炭素数7〜15
のアラルキル基または炭素数1〜12の(シクロ)アル
キル基を示す。)
【0009】[3] 触媒がマンガン化合物、レニウム
化合物、チタン化合物、バナジウム化合物、タングステ
ン化合物及びモリブデン化合物から選ばれる1種以上の
化合物であることを特徴とする[1]または[2]に記
載のエポキシ化合物の製造方法。 [4] 触媒がタングステン酸、タングステン酸ナトリ
ウム、リンタングステン酸,リンタングステン酸ナトリ
ウム、モリブデン酸、モリブデン酸ナトリウム、リンモ
リブデン酸,リンモリブデン酸ナトリウムから選ばれる
1種以上の化合物であることを特徴とする[3]に記載
のエポキシ化合物の製造方法。 [5] 触媒がメチルトリオキソレニウムであることを
特徴とする[3]に記載のエポキシ化合物の製造方法。
【0010】[6] ハイドロパーオキシド化合物がt
ert−ブチルハイドロパーオキシド、クメンハイドロ
パーオキシド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオ
キシド、p−メンタンハイドロパーオキシド、2,5−
ジメチルヘキサン−2,5−ジハイドロパーオキシド、
1,1,3,3−テトラメチルブチルハイドロパーオキ
シドから選ばれる少なくとも一種であることを特徴とす
る[1]に記載のエポキシ化合物の製造方法。 [7] 一般式(3)で表される化合物がtert−ブ
チルハイドロパーオキシドおよび/またはクメンハイド
ロパーオキシドであることを特徴とする[2]〜[5]
のいずれか一つに記載のエポキシ化合物の製造方法。
【0011】[8] 一般式(4)で表されるオニウム
塩を添加することを特徴とする[1]1〜[7]のいず
れか一つに記載のエポキシ化合物の製造方法。 R3R4R5R6M+Q− (4) (式中R3〜R6は、各々独立して水素原子または炭素数1
〜30のアルキル基を示し、更にR3〜R6はそれぞれ隣接
する基と環を形成してもよい。Mは窒素原子またはリン
原子であり、Q-は陰イオンを示す。)
【0012】[9] 酸化反応をリン酸アニオンの存在
下で行なうことを特徴とする[1]〜[8]のいずれか
一つに記載のエポキシ化合物の製造方法。 [10] 酸化反応の溶媒が実質的に水であることを特
徴とする[1]〜[9]のいずれか一つに記載のエポキ
シ化合物の製造方法。 [11] 酸化反応を水、有機溶媒の二相系で行なうこ
とを特徴とする[1]〜[9]のいずれか一つに記載の
エポキシ化合物の製造方法。 [12] 水相のpHが3〜6で酸化反応を行なうこと
を特徴とする[10]または[11]に記載のエポキシ
化合物の製造方法。 [13] 一般式(2)で表されるオキセタン環を有す
るエポキシ化合物が、7,8−エポキシ−2−オキサ−
5−メチルスピロ[3.5]ノナンまたは6,7−エポ
キシ−2−オキサスピロ[3.5]ノナンであることを
特徴とする[1]〜[12]のいずれか一つに記載のエ
ポキシ化合物の製造方法。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明によって製造される一般式
(2)
【化5】 (式中R1は水素原子,フッ素原子,炭素数1〜12個の
アルキル基,アリール基であり、mは0〜2の整数で、
nはmが0の場合は2、それ以外は1である。)で示さ
れるオキセタニル基を有する脂環式エポキシ化合物とし
ては、以下のようなものが挙げられる。すなわち、7,
8−エポキシ−2−オキサ−5−メチルスピロ[3.
5]ノナン、7,8−エポキシ−2−オキサ−5−エチ
ルスピロ[3.5]ノナン、7,8−エポキシ−2−オ
キサ−5−フェニルスピロ[3.5]ノナン、6,7−
エポキシ−2−オキサスピロ[3.5]ノナン、スピロ
[5,6−エポキシノルボルナン−2,3’−オキセタ
ン]、スピロ[5,6−エポキシ−3−メチルノルボル
ナン−2,3’−オキセタン]等である。
【0014】これらの化合物は対応する一般式(1)
【化6】 (式中R1は水素原子,フッ素原子,炭素数1〜12個の
アルキル基,アリール基であり、mは0〜2の整数で、
nはmが0の場合は2、それ以外は1である。)で示さ
れる化合物の炭素−炭素二重結合を酸化し、エポキシ環
とすることによって得ることができる。
【0015】一般式(1)および一般式(2)における
1は水素原子,フッ素原子,炭素数1〜12個のアル
キル基、アリール基を示す。アルキル基、アリール基は
置換基を有していてもよい。また、m=0とはメチレン
基による橋かけが存在しないことを意味する。
【0016】本発明における触媒としては、マンガン化
合物、レニウム化合物、チタン化合物、バナジウム化合
物、タングステン化合物及びモリブデン化合物である。
【0017】具体的にはタングステン酸、タングステン
酸ナトリウム、タングステン酸カリウム、タングステン
酸リチウム、タングステン酸アンモニウム等のタングス
テン酸又はその塩;リンタングステン酸、リンタングス
テン酸ナトリウム、ケイタングステン酸、ケイタングス
テン酸ナトリウム、リンバナドタングステン酸、リンモ
リブドタングステン酸等のタングステン原子を含むヘテ
ロポリ酸又はその塩、モリブデン酸、モリブデン酸ナト
リウム、モリブデン酸カリウム、モリブデン酸リチウ
ム、モリブデン酸アンモニウム等のモリブデン酸又はそ
の塩;リンモリブデン酸,リンモリブデン酸ナトリウ
ム、ケイモリブデン酸、ケイモリブデン酸ナトリウム、
リンバナドモリブデン酸、リンモリブドモリブデン酸等
のモリブデン原子を含むヘテロポリ酸又はその塩;ジオ
キソビス(アセチルアセトナト)モリブデン、酸化モリ
ブデン、ビス(2,4−ペンタンジオナト)バナジウム
オキシド、チタニウムテトラエトキシド、チタニウムテ
トライソプロオキシド、メチルトリオキソレニウム等が
挙げられる。これらの中ではタングステン酸ナトリウ
ム、リンタングステン酸、リンタングステン酸ナトリウ
ム、ケイタングステン酸、モリブデン酸ナトリウム、リ
ンモリブデン酸、リンモリブデン酸ナトリウム、ケイモ
リブデン酸が好ましく、タングステン酸ナトリウム、リ
ンタングステン酸、モリブデン酸ナトリウム、リンモリ
ブデン酸がさらに好ましい。
【0018】これら化合物は単独でも、二種以上を混合
して使用しても差し支えない。
【0019】なお、触媒使用量は、一般式(1)で示さ
れる化合物1molに対して0.001〜0.1mol
であることが好ましい。
【0020】本発明では酸化剤として過酸化水素および
/またはハイドロパーオキシド化合物を用いる。酸化剤
は一種だけでも二種以上を併合して用いることもでき
る。ハイドロパーオキシド化合物としては一般式(3)
で示されるものが好適である。 R2−OOH (3) (R2は、炭素数6〜12のアリール基、炭素数7〜15
のアラルキル基または炭素数1〜12の(シクロ)アル
キル基を示す。) (シクロ)アルキル基とはアルキル基、シクロアルキル
基のどちらでもよいことを意味する。
【0021】ハイドロパーオキシド化合物としては、例
えば、tert−ブチルハイドロパーオキシド、ジイソ
プロピルベンゼンハイドロパーオキシド、p−メンタン
ハイドロパーオキシド、2,5−ジメチルヘキサン−
2,5−ジハイドロパーオキシド、1,1,3,3−テ
トラメチルブチルハイドロパーオキシド、エチルベンゼ
ンハイドロパーオキシド、ビスジイソブチル−2.5−
ジハイドロパーオキシド、α,α−ジメチルヘプチルハ
イドロパーオキシド、トリチルハイドロパーオキシド、
シクロヘキシルパーオキシド、クメンハイドロパーオキ
シド等が挙げられる。好ましくは、tert−ブチルハ
イドロパーオキシド又はクメンハイドロパーオキシドで
ある。
【0022】酸化剤の使用量としては、一般式(1)で
示される化合物に対して1〜2倍モル当量が適当であ
り、より好ましくは1.1〜1.5当量程度である。酸
化剤の仕込み方法は、反応速度と反応熱の除去の速度に
併せて徐々に滴下するのが望ましい。
【0023】また、酸化剤は水や有機溶媒に溶解、希釈
して反応系に添加することが好ましい。その濃度は反応
速度や反応装置の除熱能力を勘案し、適宜選択して定め
る。
【0024】酸化剤として過酸化水素を使用する場合の
濃度は特に制限はないが、市販されている30〜70質
量%程度の製品が、入手の容易さ、工業的な取扱いの容
易さで好ましい。
【0025】本発明の酸化反応において使用するオニウ
ム塩としては、一般式(4) R3R4R5R6M+Q− (4) (式中R3〜R6は、各々独立して水素原子または炭素数1
〜30のアルキル基を示し、、更にR3〜R6はそれぞれ隣
接する基と環を形成してもよい。Mは窒素原子またはリ
ン原子であり、Q-は陰イオンを示す。)で表される四
級アンモニウム塩または四級ホスホニウム塩が好まし
い。ここでQ -としてはCl-、Br-、I-等のハロゲン
イオンやOH-,HSO4 -等の無機アニオンが挙げられ
る。
【0026】四級アンモニウム塩としては、トリオクチ
ルメチルアンモニウムクロライド、テトラドデシルアン
モニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムク
ロライド、ヘキサデシルトリメチルアンンモニウムクロ
ライド、オクタデシルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロライド、
ヘキサデシルジメチルベンジルアンンモニウムクロライ
ド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムブロマイド、
セチルピリジニウムアンモニウムクロライド、エチルピ
コリニウムクロライド、n−ブチルピコリニウムクロラ
イド、エチルイミダゾリンクロライド等を挙げることが
できる。四級ホスホニウム塩としてはテトラブチルホス
フォニウムクロライドを挙げることができる。これらの
中ではジオクタデシルジメチルアンモニウムクロライ
ド、セチルピリジニウムアンモニウムクロライド、ヘキ
サデシルジメチルベンジルアンンモニウムクロライドが
好ましい。
【0027】オニウム塩の使用量は、一般式(1)で表
される化合物1molに対して0.001〜0.1mo
lであることが好ましい。
【0028】本発明の酸化反応は、リン酸アニオン存在
下で行なうとさらに好ましい。リン酸アニオンは、リン
酸あるいはリン酸塩として加えられ、その添加量は、適
用する触媒に対して、0.5〜10倍モル程度、好まし
くは1〜5倍モル程度である。これより少な過ぎても、
多すぎても触媒活性が低下して好ましくない。
【0029】触媒とリン酸アニオンを含む水相は、鉱酸
あるいは水酸化アルカリ又は炭酸アルカリによりpH3
〜6、好ましくは4〜6、さらに好ましくは5〜5.5
に調製されていることが望ましい。pHが低い方が反応
速度は速いが、逆に目的とする化合物の選択率は低下す
る。
【0030】本発明の酸化反応に使用する溶媒は、実質
的に水のみであってもよく、場合によっては水と同時に
有機溶媒を使用してもよい。「実質的に水のみ」とは試
薬を溶解するため等の少量の有機溶媒などは含んでもよ
いことを意味しており、100%であってもよいが、完
全に100%のみであることは要求していない。溶媒と
しての水の使用量は適宜選択することができる。
【0031】有機溶媒の種類は水と相溶せず、分液漏斗
などで水と分離できる溶媒ならば特に限定されない。そ
の具体例としてはベンゼン、トルエン、キシレン、クロ
ロホルム、ジクロロエタン、ジクロロメタン、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、ジブチルエーテル等を挙げることがで
きる。工業的な見地からは、トルエン、キシレン等の芳
香族炭化水素が好ましい。
【0032】使用する有機溶媒量は、一般式(1)で表
される化合物に対して0〜10倍重量程度が適切な使用
量である。これ以上多すぎると反応速度が遅くなること
があり、好ましくない。
【0033】酸化反応の温度は、30〜80℃程度であ
り、好ましくは40〜60℃である。
【0034】上記反応温度において、反応時間は2〜7
時間程度が適当である。
【0035】反応終了後は、有機相を分離して、更に水
相中の有機成分の抽出を行なった後、亜硫酸水素ナトリ
ウム、チオ硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム等の水溶
液で洗浄することにより、残留過酸化物を分解し、アル
カリ水溶液での中和処理、純水での洗浄を行なうことが
望ましい。次に溶媒を減圧除去した後、再結晶、蒸留等
により高純度の製品を得ることができる。
【0036】なお、原料であるオレフィン類(一般式
(1)で示される化合物)および得られるエポキシ化合
物の中には重合性が高い化合物もあるため、エポキシ化
反応中および後処理、蒸留工程において重合禁止剤を使
用してもよい。但し、エポキシ化反応中に重合禁止剤を
添加する場合、触媒活性の低下を招くため、原料オレフ
ィン類に対して500ppm以下であることが望まし
い。
【0037】
【実施例】以下に実施例を示し本発明の効果を具体的に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
【0038】[試薬類]なお実施例および比較例で使用
した材料のうち、主要な市販品は次のとおりである。市
販品は下記を含め、精製することなく、そのまま使用し
た。
【0039】炭酸ナトリウム、ジオクタデシルジメチル
アンモニウムクロライド、セチルピリジニウムクロライ
ド、85質量%リン酸溶液、水酸化ナトリウム、酸化モ
リブデンおよびピラゾールは、東京化成工業株式会社製
品を用いた。30質量%の過酸化水素水、t−ブチルハ
イドロパーオキシドおよびリンタングステン酸は、関東
化学工業株式会社製品を用いた。タングステン酸ナトリ
ウムは、純正化学株式会社製品を用いた。過酢酸および
トリオキソメチルレニウムは、アルドリッチジャパン株
式会社製品を使用した。
【0040】[原料製造例] <2−オキサ−9−メチルスピロ[3.5]ノナ−6−エ
ンの合成> 1)6−メチル−3−シクロヘキセン−1,1−ジメタ
ノールの合成 3つ口フラスコにブタジエンとクロトンアルデヒドとの
Diels-Alder反応生成物である2−メチル−4−シクロ
ヘキセン−1−カルボアルデヒド327g、メタノール
600ml及び37%のホルマリン水729gを投入
し、この溶液を攪拌しながら60℃に昇温させた。続い
てKOH252gを蒸留水600mlに溶解した溶液を
2時間かけて滴下した。7時間攪拌し続けた後、反応溶
液を減圧濃縮し、二層の残渣を得た。約150mlに濃
縮された油層を300mlの蒸留水で洗浄した。油層を
減圧濃縮した後、3,5−ジ(t−ブチル)−4−ハイ
ドロキシトルエン(BHT)を50mg添加し、減圧蒸
留を行い、無色結晶である6−メチル−3−シクロヘキ
セン−1,1−ジメタノール311g(収率82%)を
得た。
【0041】2)6−メチル−3−シクロヘキセン−
1,1−ジメタノール環状炭酸エステルの合成 3つ口フラスコに6−メチル−3−シクロヘキセン−
1,1−ジメタノール310g(1.99 mol)、ジメチルカ
ーボネート(DMC)894g及び炭酸カリウム0.9
3gを仕込み、90℃に昇温し4時間還流させた。反応
溶液を室温に戻し、炭酸カリウムを濾別した。BHTを
120mg添加した後、残存するDMC及びメタノール
を2kPa(15mmHg)の減圧下で除去し、続いて
減圧蒸留を行い常温無色結晶である6−メチル−3−シ
クロヘキセン−1,1−ジメタノール環状炭酸エステル
を326g(収率89.4%)得た。
【0042】3)2−オキサ−9−メチル−スピロ
[3.5]ノナ−6−エンの合成 3つ口フラスコに6−メチル−3−シクロヘキセン−
1,1−ジメタノール環状炭酸エステル321.15
g、BHT642mg(0.2質量%)、LiCl1.9
3gを仕込み、マントルヒーターを用いて275℃で加
熱攪拌した。生成物を直ちに約8kPa(60mmH
g)の減圧下、系外に抜き出し、留出しなくなるまで4
時間加熱を続けた。生成物にBHT600mgを加え、
減圧蒸留を行い無色透明液体である2−オキサ−9−メ
チルスピロ[3.5]ノナ−6−エンを187g(収率7
1%)得た。
【0043】(実施例1)攪拌装置、温度計を付した3
00mlの三口フラスコを用い、リンタングステン酸
(0.837g,W換算3mmol)を純水(イオン交換
水)60gに溶解させた後、85質量%のリン酸水溶液
(1.38g,12mmol)を加え、25℃で20分
間攪拌した。続いて炭酸ナトリウムを加えて、水溶液の
pHを5.0に調製した後、25℃で30分間攪拌し
た。2−オキサ−9−メチルスピロ[3.5]ナノ−6
−エン(13.82g,100mmol)を加え、反応
液を60℃まで加熱した。攪拌しながら30質量%過酸
化水素水(13.6g,120mmol)を1.5時間
かけて加え、さらに40℃で2時間攪拌し反応させた。
反応終了後30℃以下まで冷却しトルエン(100g)
を加え、7,8−エポキシ−2−オキサ−5−メチルス
ピロ[3.5]ノナンを抽出した。有機相を分液後、さ
らに再度水相をトルエン(50g)で抽出操作を行い、
これを最初の有機相に加えた。10質量%の亜硫酸ナト
リウム水溶液、5質量%炭酸水素ナトリウム水溶液及び
純水で洗浄した。転化率,選択率及び収率(=転化率×
選択率×0.01)を有機相のガスクロマトグラフイー
分析により求めた。その結果を表1に示した。その後、
エバポレーターを用いてこの有機相の低沸成分を留去
し、続いて減圧蒸留(12mmHg,114℃)により高
純度7,8−エポキシ−2−オキサ−5−メチルスピロ
[3.5]ノナン(純度99.5質量%以上)を単離し
た。
【0044】(実施例2)攪拌装置、温度計を付した3
00mlの三口フラスコを用い、リンタングステン酸
(0.837g,W換算3mmol)を純粋60gに溶解
させた後、85質量%のリン酸溶液(1.38g,12
mmol)を加え、25℃で20分間攪拌した。続いて
炭酸ナトリウムを加えて、水溶液のpHを4.5に調製
した後、25℃で30分間攪拌した。ここへトルエン
(30g)、2−オキサ−9−メチルスピロ[3.5]
ナノ−6−エン(13.82g,100mmol)、ジ
オクタデシルジメチルアンモニウムクロライド(3mm
ol)を加え、反応液を40℃まで加熱した。攪拌しな
がら30質量%過酸化水素水(13.6g,120mm
ol)を1.5時間かけて加え、さらに40℃で2時間
攪拌し反応させた。反応終了後30℃以下まで冷却しト
ルエン(100g)を加え、7,8−エポキシ−2−オ
キサ−5−メチルスピロ[3.5]ノナンを抽出した。
有機相を分液後、さらに再度水相をトルエン(50g)
で抽出操作を行い、これを最初の有機相に加えた。10
質量%の亜硫酸ナトリウム水溶液、5質量%炭酸水素ナ
トリウム水溶液及び純水で洗浄した。転化率,選択率及
び収率を有機相のガスクロマトグラフイー分析により求
め、その結果を表1に示した。その後、エバポレーター
を用いてこの有機相の低沸成分を留去し、続いて減圧蒸
留(12mmHg,114℃)により高純度7,8−エポ
キシ−2−オキサ−5−メチルスピロ[3.5]ノナン
(純度99.5質量%以上)を単離した。
【0045】(実施例3)ジオクタデシルジメチルアン
モニウムクロライドをセチルピリジニウムクロライドに
代えた以外は、実施例2と同様に行なった。
【0046】(実施例4)トルエンの代わりにジクロロ
メタンを用いた以外は実施例2と同様に行なった。
【0047】(実施例5)pHを5.5に調製した以外は
実施例2と同様に行なった。
【0048】(実施例6)50℃で酸化反応を行なった
以外は実施例2と同様に行なった。
【0049】(実施例7)攪拌装置、温度計を付した3
00mlの三口フラスコを用い、リンタングステン酸
(0.837g,W換算3mmol)を純水60gに溶解
させた後、85質量%のリン酸溶液(1.38g,12
mmol)を加え、25℃で20分間攪拌した。続いて
炭酸ナトリウムを加えて、水溶液のpHを4.6に調製
した後、25℃で30分間攪拌した。ここ2−オキサ−
9−メチルスピロ[3.5]ナノ−6−エン(13.8
2g,100mmol)、ジオクタデシルジメチルアン
モニウムクロライド(1.759g、3mmol)を加
え、反応液を40℃まで加熱した。攪拌しながら30質
量%過酸化水素水(13.6g,120mmol)を
1.5時間かけて加え、さらに40℃で2時間攪拌し反
応させた。反応終了後30℃以下まで冷却しトルエン
(100g)を加え、7,8−エポキシ−2−オキサ−
5−メチルスピロ[3.5]ノナンを抽出した。有機相
を分液後、さらに再度水相をトルエン(50g)で抽出
操作を行い、これを最初の有機相に加えた。10質量%
の亜硫酸ナトリウム水溶液、5質量%炭酸水素ナトリウ
ム水溶液及び純水で洗浄した。転化率,選択率及び収率
を有機相のGC分析により求め、その結果を表1に示し
た。その後、エバポレーターを用いてこの有機相の低沸
成分を留去し、続いて減圧蒸留(12mmHg,114
℃)により7,8−エポキシ−2−オキサ−5−メチル
スピロ[3.5]ノナンを単離した。
【0050】(実施例8)リンタングステン酸をタング
ステン酸ナトリウムに代えた以外は実施例7と同様に行
なった。
【0051】(実施例9)pHを5.5に調製した以外
は、実施例7と同様に行なった。
【0052】(実施例10)炭酸ナトリウムを水酸化ナ
トリウムに代え、pHを5.5に調整した以外は、実施例
7と同様に行なった。
【0053】(実施例11)攪拌装置、温度計を付した
300mlの三口フラスコに、ジクロロメタン(100
g)、2−オキサ−9−メチルスピロ[3.5]ナノ−
6−エン(100mmol)、メチルトリオキソレニウ
ム(1mmol)、助触媒としてピラゾール(10mm
ol)を加えた。30℃で攪拌しながら、30質量%過
酸化水素水(150mmol)を1.5時間かけて加
え、さらに40℃で1時間攪拌し反応させた。反応終了
後30℃以下まで冷却しジクロロメタン(50g)を加
え、7,8−エポキシ−2−オキサ−5−メチルスピロ
[3.5]ノナンを抽出した。有機相を分液後、さらに
再度水相をジクロロメタン(50g)で抽出操作を行
い、これを最初の有機相に加えた。10質量%の亜硫酸
ナトリウム水溶液、5質量%炭酸水素ナトリウム水溶液
及び純水で洗浄した。転化率,選択率及び収率を有機相
のガスクロマトグラフイー分析により求めた。その結
果、転化率98%、選択率99%、収率97%であっ
た。その後、エバポレーターを用いてこの有機相の低沸
成分を留去し、続いて減圧蒸留(12mmHg,114
℃)により高純度7,8−エポキシ−2−オキサ−5−
メチルスピロ[3.5]ノナン(純度99.5質量%以
上)を単離した。
【0054】(実施例12)攪拌装置、温度計を付した
300mlの三口フラスコに、トルエン(100g)、
2−オキサ−9−メチルスピロ[3.5]ナノ−6−エ
ン(100mmol)、酸化モリブデン(3mmol)
を加えた。60℃で攪拌しながら、30質量%t−ブチ
ルハイドロパーオキシドのトルエン溶液(150mmo
l)を1.5時間かけて加え、さらに70℃で1時間攪
拌し反応させた。30℃以下まで冷却後、反応溶液を反
応10質量%の亜硫酸ナトリウム水溶液、5質量%炭酸
水素ナトリウム水溶液及び純水で洗浄した。転化率,選
択率及び収率を有機相のガスクロマトグラフイー分析に
より求めた。その結果、転化率70%、選択率90%、
収率63%であった。その後、エバポレーターを用いて
この有機相の低沸成分を留去し、続いて減圧蒸留(12
mmHg,114℃)により高純度7,8−エポキシ−2
−オキサ−5−メチルスピロ[3.5]ノナン(純度9
9.5質量%以上)を単離した
【0055】(比較例1)攪拌装置、温度計を付した3
00mlの三口フラスコに、トルエン(100g)と2
−オキサ−9−メチルスピロ[3.5]ナノ−6−エン
(13.82g,100mmol)を加え、反応液を−
10℃まで冷却した。攪拌しながら0℃を超えないよう
に過酢酸(150mmol)を1.5時間かけて加え
た。その後、25℃で2時間攪拌し反応させた。反応終
了後、有機相を分液し、さらに再度水相をトルエン(5
0g)で抽出操作を行い、これを最初の有機相に加え
た。10質量%の亜硫酸ナトリウム水溶液、5質量%炭
酸水素ナトリウム水溶液及び純水で洗浄した。ガスクロ
マトグラフイーの分析結果、7,8−エポキシ−2−オ
キサ−5−メチルスピロ[3.5]ノナンの収率は40
%であった。
【0056】
【表1】
【0057】
【本発明の効果】本発明の製造方法によればレジスト、
封止剤、塗料などに有用なオキセタニル基を有する脂環
式エポキシ化合物を、安価に高収率で製造することがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C048 TT08 4C071 AA04 AA08 BB01 CC12 EE02 FF13 KK02 LL03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】触媒の存在下、過酸化水素および/または
    ハイドロパーオキシド化合物によって一般式(1)で表
    される化合物を酸化することを特徴とする一般式(2)
    で表されるオキセタン環を有する脂環式エポキシ化合物
    の製造方法。 【化1】 (式中R1は水素原子,フッ素原子,炭素数1〜12個の
    アルキル基,アリール基であり、mは0〜2の整数で、
    nはmが0の場合は2、それ以外は1である。) 【化2】 (式中R1は水素原子,フッ素原子,炭素数1〜12個の
    アルキル基,アリール基であり、mは0〜2の整数で、
    nはmが0の場合は2、それ以外は1である。)
  2. 【請求項2】ハイドロパーオキシド化合物が一般式
    (3)で示される化合物であることを特徴とする請求項
    1に記載のエポキシ化合物の製造方法。 R2−OOH (3) (R2は、炭素数6〜12のアリール基、炭素数7〜15
    のアラルキル基または炭素数1〜12の(シクロ)アル
    キル基を示す。)
  3. 【請求項3】触媒がマンガン化合物、レニウム化合物、
    チタン化合物、バナジウム化合物、タングステン化合物
    及びモリブデン化合物から選ばれる1種以上の化合物で
    あることを特徴とする請求項1または2に記載のエポキ
    シ化合物の製造方法。
  4. 【請求項4】触媒がタングステン酸、タングステン酸ナ
    トリウム、リンタングステン酸,リンタングステン酸ナ
    トリウム、モリブデン酸、モリブデン酸ナトリウム、リ
    ンモリブデン酸,リンモリブデン酸ナトリウムから選ば
    れる1種以上の化合物であることを特徴とする請求項3
    に記載のエポキシ化合物の製造方法。
  5. 【請求項5】触媒がメチルトリオキソレニウムであるこ
    とを特徴とする請求項3に記載のエポキシ化合物の製造
    方法。
  6. 【請求項6】ハイドロパーオキシド化合物がtert−
    ブチルハイドロパーオキシド、クメンハイドロパーオキ
    シド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキシド、
    p−メンタンハイドロパーオキシド、2,5−ジメチル
    ヘキサン−2,5−ジハイドロパーオキシド、1,1,
    3,3−テトラメチルブチルハイドロパーオキシドから
    選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項
    1に記載のエポキシ化合物の製造方法。
  7. 【請求項7】一般式(3)で表される化合物がtert
    −ブチルハイドロパーオキシドおよび/またはクメンハ
    イドロパーオキシドであることを特徴とする請求項2〜
    5のいずれか一つに記載のエポキシ化合物の製造方法。
  8. 【請求項8】一般式(4)で表されるオニウム塩を添加
    することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記
    載のエポキシ化合物の製造方法。 R3R4R5R6M+Q− (4) (式中R3〜R6は、各々独立して水素原子または炭素数1
    〜30のアルキル基を示し、更にR3〜R6はそれぞれ隣接
    する基と環を形成してもよい。Mは窒素原子またはリン
    原子であり、Q-は陰イオンを示す。)
  9. 【請求項9】酸化反応をリン酸アニオンの存在下で行な
    うことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載
    のエポキシ化合物の製造方法。
  10. 【請求項10】酸化反応の溶媒が実質的に水であること
    を特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載のエポ
    キシ化合物の製造方法。
  11. 【請求項11】酸化反応を水、有機溶媒の二相系で行な
    うことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載
    のエポキシ化合物の製造方法。
  12. 【請求項12】水相のpHが3〜6で酸化反応を行なう
    ことを特徴とする請求項10または11に記載のエポキ
    シ化合物の製造方法。
  13. 【請求項13】一般式(2)で表されるオキセタン環を
    有するエポキシ化合物が、7,8−エポキシ−2−オキ
    サ−5−メチルスピロ[3.5]ノナンまたは6,7−
    エポキシ−2−オキサスピロ[3.5]ノナンであるこ
    とを特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに記載の
    エポキシ化合物の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010083836A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Nippon Kayaku Co Ltd エポキシ化合物の製造方法及び触媒
CN101928267A (zh) * 2010-08-07 2010-12-29 中国日用化学工业研究院 一种油酸甲酯环氧化的方法
JP2015091788A (ja) * 2013-10-02 2015-05-14 三菱化学株式会社 エポキシ化合物の製造方法

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