JP2002527585A - 坦持チーグラー−ナッタ触媒系によるオレフィンの重合方法 - Google Patents

坦持チーグラー−ナッタ触媒系によるオレフィンの重合方法

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Abstract

(57)【要約】 ポリマー生成物を製造するための接触重合方法が提供される。この重合方法は、オレフィンの単独重合又はオレフィンとα−オレフィンとの共重合である。この重合方法は固体触媒前駆体及び共触媒の存在下で行われる。この触媒前駆体には、遷移金属、マグネシウム化合物、アルミニウム化合物及びポリマー粒子が含まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本特許出願は、1998年10月16日付で出願された、米国仮特許出願第6
0/104,669号(参照してここに組み込まれる)の一部継続出願である。
【0002】 (発明の背景) (発明の分野) 本発明は、スラリー又は気相方法で、新規なチーグラー−ナッタ触媒系を使用
して、式CH2CHR(式中、R=H又はC1〜C10アルキル基)のオレフィンを
重合するための及び該オレフィンとC3〜C8炭素のα−オレフィンとを共重合す
るための方法に関する。更に特に、本発明は、ポリマー材料上に化学的に固定さ
れた少なくともマグネシウム、アルミニウム及びチタンを含有する触媒を使用す
る、エチレンの接触単独重合及びエチレンとα−オレフィンとの共重合に関する
。生成物であるポリエチレンポリマー及びコポリマーは、約0.91〜0.97
の密度、約500〜900,000グラム/モルの分子量、微粉の非常に低いレ
ベル、均一な球状粒子、非常に良好な熱安定性及び優れた光学的特性を有する。
【0003】 (先行技術の説明) 本件特許出願に於いて、幾つかの刊行物を参照する。これらの文献には、本発
明が関係している技術水準が記載されており、これらの文献は参照してここに組
み込まれる。 オレフィン重合触媒の分野は、この50年間に多数の顕著な発見を証明した。
特に、発明の二つの広い領域が目立つ。第一に、1950年代のチーグラー−ナ
ッタ触媒の発見であり、これはポリオレフィン工業に於いて未だ広く使用されて
いる。第二に、更に最近の、高活性メタロセンベースの触媒の発見である。これ
らの系の発見以来、それらの性能を改良するために広範囲の研究が行われた。 しかしながら、これらの領域に於ける進歩にも関わらず、当業者によって認め
られるようなある種の制限がなお存在している。例えば、従来のシリカ坦持チー
グラー−ナッタ触媒は、しばしば限定された活性を示し、これは高い触媒残渣に
反映される。他方、不均一系メタロセンベースの触媒は本来高活性を有するけれ
ども、触媒前駆体、特にアルミノキサン又はボラン化合物のような重合のために
必要な共触媒は、非常に高価であり、使用の際に面倒である。更に、両触媒系が
共有する他の制限は、非常に長い製造方法及び比較的高いレベルのポリマー中に
発生した微粉である。 伝統的に、チーグラー−ナッタ触媒及びメタロセン触媒の両方の活性成分は、
触媒生産性を向上させ、そして生成物形態を改良し、制御するために、不活性坦
体上に坦持されている。坦持オレフィン重合触媒の製造のために、塩化マグネシ
ウム及びシリカが主として使用されてきた。 Graffに付与された米国特許第4,173,547号には、坦体、例えば
シリカを、有機アルミニウム化合物及び有機マグネシウム化合物の両方で処理す
ることによって製造された坦持触媒が記載されている。次いで、この処理された
坦体は、四価のチタン化合物と接触された。より単純な方法に於いて、Stev
ensらに付与された米国特許第3,787,384号には、最初にシリカ坦体
をグリニャール試薬と反応させ、次いでこの混合物を四価のチタン化合物と一緒
にすることによって製造された触媒が開示されている。 しかしながら、噴霧乾燥又は再結晶化工程のような、適切な塩化マグネシウム
及びシリカ坦体の製造のために典型的に使用される手順は、複雑であり、高価で
ある。それで、触媒製造の上記の特許に記載されている全ての方法は、複雑で、
高価であるという不都合を示し、粒子サイズ及び粒子サイズ分布の不変性を可能
にしない。また、チーグラー−ナッタ触媒のための上記の坦体の広い、増加した
使用にも拘わらず、坦体物質自体が幾つかの欠陥を有している。例えば、シリカ
の場合に、一般的な触媒毒である水を除去するために、高い焼成温度が必要であ
る。これは、触媒の製造の顕著な割合を表わす。坦体としてシリカを使用すると
、生成物中に坦体が多量に残留することになり、これは光学的特性又は加工性の
ような生成物特性に影響を与え得る。 ある種のポリマー材料も、チタン及びマグネシウム化合物を坦持するために使
用されてきた。しかしながら、これまで使用されたポリマー坦体の大部分は、ポ
リスチレン又はスチレン−ジビニルベンゼンコポリマーをベースにしていた。F
urtek及びGunesinに付与された米国特許第5,118,648号に
は、ポリマー坦体としてスチレン−ジビニルベンゼンを使用して製造された触媒
が記載されている。この触媒の製造は、ポリマー坦体を二ハロゲン化マグネシウ
ム又は例えば四塩化チタン処理によって、二ハロゲン化マグネシウムに転換され
得るマグネシウム化合物の溶液中に懸濁させ、続いて溶媒を蒸発させることによ
って行われた。そうして、活性触媒成分は、物理的浸透によってポリマー坦体上
に析出された。他の物理的浸透方法には、Gravesに付与された米国特許第
4,568,730号に記載されているものが含まれ、この場合には、スチレン
−ジビニルベンゼンのポリマー樹脂が部分的に軟化され、活性触媒成分が均質に
樹脂の中に混合されて塊が形成され、続いてこの塊が触媒粒子にペレット化又は
押し出された。しかしながら、上記のポリマー坦持触媒の活性は、金属酸化物坦
持のチーグラー−ナッタ触媒のものよりも高くはない。 ポリプロピレン及びポリエチレンをポリマー坦体として使用することも見出さ
れており、この場合ポリマー材料は典型的に触媒成分と共に粉砕され、困難で複
雑な触媒製造手順を表わす。更に、重合状態の間に、物理的浸透によって析出さ
れた、活性種を保有し、そうして例えば、微粉を発生するための坦体物質の能力
についての重要な問題が残っている。Hsuら、Journal of Polymer Science:
Part A: Polymer Chemistry、第32巻、第2135頁(1994年)は、チー
グラー−ナッタ触媒用の坦体としてポリ(エチレン−共−アクリル酸)を使用し
、この触媒活性は、塩化マグネシウム坦持触媒のものと同様であることが見出さ
れた。
【0004】 (発明の目的) 本発明の目的は、上記認定した欠陥を克服することである。 本発明の他の目的は、オレフィンホモポリマー及びコポリマー、特にエチレン
ホモポリマー及びコポリマーの製造方法を提供することである。 本発明の別の目的は、非常に低いレベルの微粉を有するポリマーを提供するこ
とである。本発明の上記の及びその他の目的並びに利点は、以下の説明に記載さ
れ、これから明らかになるであろう。
【0005】 (発明の要約) 本発明は、スラリー又は気相中での、約0.91〜0.97グラム/cm3
広い密度範囲及び約500〜900,000グラム/モルの重量平均分子量(M
w)及び2〜10の分子量分布範囲を有する、エチレンポリマー及びエチレン/
α−オレフィン(C3〜C8)コポリマーの製造方法を提供する。生成物であるエ
チレンホモポリマー及びコポリマーは、当該技術分野で従来知られている他の触
媒で製造された生成物よりも、均一な球状粒子形態、微粉及び触媒残留物の非常
に低いレベル、改良された熱安定性、優れた光学的特性及びより良い環境的応力
亀裂耐性(ESCR)を有する。このエチレンホモポリマー及びコポリマーは、
不安定な活性部位を有するポリマー粒子上に化学的に固定された、少なくとも遷
移金属化合物、マグネシウム化合物及びアルミニウム化合物を含有する、非常に
高活性の新規なチーグラー−ナッタ触媒系で製造することができる。 本発明の結果として、約0.91〜約0.97グラム/cm3の密度、約50
0〜約900,000グラム/モルの分子量、微粉の非常に低いレベル、均一な
球状粒子、非常に良好な熱安定性及び優れた光学的特性を有する、オレフィン、
特にポリエチレンポリマー及びコポリマーが提供される。更に、本発明の方法を
使用することによって、エチレンとα−オレフィンとのコポリマーが、≧1,0
00,000グラムPE/グラムTiの生産性で得られる。
【0006】 (発明の詳細な説明) 本発明の方法によって製造することができるエチレンホモポリマー及びコポリ
マーは、約0.91〜約0.97グラム/cm3の広い密度範囲を有し得る。本
発明の方法は、ポリオレフィン、好ましくは高密度ポリエチレン及び線状低密度
ポリエチレンを提供する。所定のメルトインデックスでのポリマーの密度は、使
用するα−オレフィン(C3〜C8)コモノマーの量によって調節することができ
る。同じ密度を達成するために必要なα−オレフィンコモノマーの量は、使用す
るコモノマーの種類に従って変化する。これらのα−オレフィンには、プロピレ
ン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1
−ヘプテン及び1−オクテンが含まれてよい。
【0007】 本発明によって得られるポリマーの平均分子量(Mw)グラム/モルは、使用
する水素の量、重合温度及び到達するポリマー密度に依存して、500〜900
,000グラム/モル以上、好ましくは10,000〜750,000グラム/
モルの範囲である。本発明のホモポリマー及びコポリマーは、0より大きく10
0以下、好ましくは0.3〜50のメルトインデックス(MI)範囲を有する。 多分散度、即ち、ポリマーの分子量/数平均分子量(Mw/Mn)として表わ
される製造されたポリマーの分子量分布(MWD)は、約2〜10の範囲内であ
る。ポリマーメルトフロー比(MFR)は、MWDを示す他の手段である。本発
明のポリマーは、約15〜60、好ましくは20〜40の範囲内のMFRを有す
る。このような広範囲のMFRを有するポリマーは、成形及びフィルム応用で使
用することができる。
【0008】 本発明のポリマーは、粒状材料、即ち直径が約0.1〜4mmの平均粒子サイ
ズ及び微粉の非常に低いレベルを有する均一な球状粒子である。このポリマーの
嵩密度は、0.20〜0.35g/cm3の範囲である。 本発明で使用される固体触媒成分(触媒前駆体)には、少なくとも遷移金属化
合物、マグネシウム化合物、アルミニウム化合物並びに5〜1000μmの平均
粒子直径、0.1cm3/g以上の細孔体積及び20〜10,000オングスト
ローム、好ましくは500Å〜10,000Åの細孔直径及び0.1m2/gm
〜100m2/gm、好ましくは0.2m2/gm〜15m2/gmの表面積を有
するポリマー材料が含有されている。
【0009】 本発明に於ける固体触媒成分の合成のために使用される遷移金属化合物は、一
般式、M(OR1n4-n(式中、Mは、元素の周期表の第IVA、VA、VI
A、VIIA又はVIII族の遷移金属を表わし、R1は、1〜20個の炭素原
子を有するアルキル基を表わし、Xはハロゲン原子を表わし、そしてnは、0≦
n≦4を満足させる数字を表わす)によって表わされる。遷移金属の非限定例は
、チタン、バナジウム又はジルコニウムである。R1の例には、メチル、エチル
、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル等々のようなアルキル基が含まれる
。 上記の遷移金属化合物の好ましい例には、下記のもの、即ち、四塩化チタン、
三塩化メトキシチタン、二塩化ジメトキシチタン、三塩化エトキシチタン、二塩
化ジエトキシチタン、三塩化プロポキシチタン、二塩化ジプロポキシチタン、三
塩化ブトキシチタン、二塩化ブトキシチタン、三塩化バナジウム、四塩化バナジ
ウム、オキシ三塩化バナジウム及び四塩化ジルコニウムが含まれる。
【0010】 本発明に於ける触媒合成のために使用されるマグネシウム化合物には、一般式
、R2MgX(式中、R2は1〜20個の炭素原子のアルキル基であり、そしてX
はハロゲン原子である)によって表わされるグリニャール化合物が含まれる。他
の好ましいマグネシウム化合物は、一般式、R34Mg(式中、R3及びR4はそ
れぞれ、1〜20個の炭素原子のアルキル基である)によって表わされる。 上記のマグネシウム化合物の好ましい例には、下記のもの、即ち、ジエチルマ
グネシウム、ジブチルマグネシウム、ブチルエチルマグネシウム、ジヘキシルマ
グネシウム、ブチルオクチルマグネシウム、塩化エチルマグネシウム、塩化ブチ
ルマグネシウム、塩化ヘキシルマグネシウム等々が含まれる。 上記のこれらのマグネシウム化合物はまた、有機アルミニウム化合物との混合
物として、触媒製造で使用することもできる。有機アルミニウム化合物の例には
、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニ
ウム、トリヘキシルアルミニウム等々のようなトリアルキルアルミニウム及びメ
チルアルモキサン、エチルアルモキサン等々のようなアルキルアルモキサンが含
まれる。本発明に於いてマグネシウム化合物と有機アルミニウム化合物との混合
物は、99:1〜50:50、好ましくは98:2〜80:20、更に好ましく
は96:4〜85:15のMg:Alモル比で使用することができる。
【0011】 本発明で坦体として使用されるポリマー粒子は、その上に活性触媒成分が化学
的に結合している、明確に認識できる球状粒子の形状であり、ポリマー坦体に対
する活性触媒成分の比は、3重量%より小さく、好ましくは1重量%より小さく
、更に好ましくは0.7重量%より小さい。反対に、ポリマー材料を使用して先
行技術で製造された触媒は、ポリマー材料上の触媒活性部位の物理的浸透に依存
した。 本発明で使用されるポリマー粒子は、5〜800μm、好ましくは10〜60
0μm、更に好ましくは15〜500μmの粒子直径、20〜10,000オン
グストローム、好ましくは500Å〜10,000Åの細孔直径、0.1m2
gm〜100m2/gm、好ましくは0.2m2/gm〜15m2/gmの表面積
及び0.1cm3/g以上、好ましくは0.2cm3/g以上の細孔体積を有する
球形状を有する。粒子サイズの均一性は重要ではなく、実際に不均一粒子サイズ
を有する触媒坦体が好ましい。例であって限定ではない方法により、65ミクロ
ンの中間粒子サイズを有する触媒坦体について、坦体粒子の少なくとも10%が
85ミクロンより大きい直径を有し、坦体粒子の少なくとも10%が45ミクロ
ンより小さい直径を有することが好ましい。
【0012】 本発明の触媒製造に於いて使用されるポリマー坦体の例には、熱可塑性ポリマ
ーから製造されたポリマービーズが含まれる。ポリ塩化ビニルから製造されたポ
リマー坦体が好ましく、非架橋ポリ塩化ビニル粒子が最も好ましい。 本発明で使用されるポリマー粒子は、不安定塩素原子のような表面活性部位を
有する。好ましくは、これらの活性部位は、有機金属化合物、即ちマグネシウム
含有化合物及び/又はアルミニウム含有化合物と化学量論的に反応する。
【0013】 本発明の触媒製造に於いて記載したポリマー粒子を使用することによって、シ
リカ又は塩化マグネシウムのような坦体を使用する伝統的なオレフィン重合触媒
を越えた顕著な利点が提供される。シリカ坦持触媒に比較して、本発明の触媒製
造に記載したポリマー粒子は、触媒合成にそれらを使用する前に高い温度及び長
時間の脱水工程を必要とせず、それによって合成工程が単純化され、そうして触
媒製造の全体費用が減少する。更に、本発明で使用されるポリマー坦体の費用は
、シリカ又は塩化マグネシウム坦体よりも実質的に安価である。更に、本発明に
於ける触媒は、シリカ又は塩化マグネシウム坦持触媒よりも著しく低いレベルの
、触媒前駆体製造のための触媒成分を使用する。また、本発明に於ける触媒は、
従来のシリカ又はマグネシウム坦持チーグラー−ナッタ触媒及び坦持メタロセン
触媒よりも活性である。本発明の触媒組成物は、60,000gポリエチレン/
チタンのミリモル/100psi/時よりも大きい活性を有し、それによって優
れた透明性のポリマーを提供する。
【0014】 本発明の一つの態様により、固体触媒成分の合成に於いてポリ塩化ビニルが使
用される。本発明に於ける固体触媒成分の合成には、上記のポリマー材料を容器
の中に導入すること及び希釈剤を添加することが含まれる。適切な希釈剤には、
イソペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、イソオクタン及びペンタ
メチルヘプタンが含まれる。このポリマー材料を上記のマグネシウム化合物又は
上記の種類のマグネシウム化合物とアルミニウム化合物との混合物で、20℃〜
150℃、好ましくは50℃〜110℃の範囲内の温度で処理する。有機金属化
合物のポリマー坦体に対する比は、0.05ミリモル〜20ミリモル/グラムポ
リマー、好ましくは0.1ミリモル〜10ミリモル/グラムポリマー、更に好ま
しくは0.2ミリモル〜2ミリモル/グラムポリマーの範囲内であってよい。
【0015】 次いで、マグネシウム又はマグネシウム−アルミニウム変性したポリマー材料
を、上記の種類の遷移金属化合物で、20℃〜150℃、好ましくは50℃〜1
10℃の範囲内の温度で処理する。本発明により、TiCl4、TiCl3、Ti
(OC253Cl、VCl4、VOCl3、ZrCl4、ZrCl3(OC25
が、好ましい遷移金属化合物であり、TiCl4及びZrCl4が更に好ましい。
製造された固体触媒成分を、イソペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタ
ン、イソオクタン及びペンタメチルヘプタン、好ましくはイソペンタン又はヘキ
サンのような適切な溶媒で洗浄する。この固体触媒成分を、窒素パージを使用し
て、20℃〜100℃、好ましくは30℃〜80℃の範囲内の温度で乾燥させる
【0016】 この自由流動性固体粒子触媒を、共触媒又は触媒促進剤としても知られている
適切な活性化剤で活性化させる。この活性化方法は、触媒を反応器内で完全に活
性化させる一段工程又は触媒を反応器の外で部分的に活性化させ、完全な活性化
を反応器の内部で起こさせる二段工程であってよい。固体触媒成分の活性化のた
めに好ましい化合物は、有機アルミニウム化合物である。
【0017】 本発明で固体触媒成分と一緒に活性化剤として使用することができる有機アル
ミニウム化合物は、一般式、R5 nAlX3-n又はR67Al−O−AlR89
式中、R5、R6、R7、R8及びR9は、それぞれ、1〜10個の炭素原子を有す
るアルキル基を表わし、Xはハロゲン原子を表わし、そしてnは0≦n≦3を満
足する数字を表わす)によって表わされる。有機アルミニウム化合物の例示であ
るが限定ではない例には、トリエチルアルミニウム(TEAL)、トリイソブチ
ルアルミニウム(TIBA)、トリ−n−ヘキシルアルミニウム(TnHAL)
、塩化ジエチルアルミニウム、メチルアルモキサン、エチルアルモキサン及びこ
れらの混合物が含まれる。本発明に於いて有機アルミニウム化合物は、該触媒中
の遷移金属1モル当たり1〜1500モルの範囲内、更に好ましくは、遷移金属
1モル当たり10〜800モルの範囲内で使用することができる。
【0018】 オレフィン重合は、溶液、スラリー又は気相方法で、一般的に、30℃〜11
0℃、好ましくは50℃〜95℃の温度範囲及び約5〜40バール、更に好まし
くは15〜30バールの範囲内の圧力で行うことができる。ポリエチレンホモポ
リマーに加えて、C3〜C8α−オレフィンとのエチレンコポリマーが、本発明に
よって容易に製造される。特別の例には、エチレン/プロピレン、エチレン/1
−ヘキセン、エチレン/1−ブテン及びエチレン/1−オクテンが含まれる。ポ
リマーの分子量は、製造されたポリマーのメルトインデックスに於ける変化によ
って証明されるように、使用する水素圧力のような方法条件を変化させることに
よって有効に制御することができる。本発明の触媒組成物は、ときどき重合の間
の触媒の立体選択性を制御するために使用される電子供与体化合物の不存在下で
オレフィン重合のために有用である。
【0019】 (実施例) 下記の実施例は、本発明の例示であることを意図する。勿論、これらは、如何
なる方法に於いても本発明の範囲を限定するものと取られるべきではない。多数
の変更及び修正を、本発明に関して行うことができる。
【0020】 試験方法 下記の実施例で製造したポリマーの特性は、下記の試験方法によって決定した
。 密度は、ASTM D方法を使用して測定し、グラム/cm3として報告した
。メルトインデックス(MI)、I2は、ASTM1238−190℃で測定し
た条件Fを使用して決定し、グラム/10分として報告した。メルトフローイン
デックス(MFI)、I21は、ASTM1238−190℃及びMI方法で使用
した重量の10倍で測定した条件Fを使用して決定した。メルトフロー比(MF
R)は、MFIとMIとの間の比(I21/I2)である。平均分子量(Mw)、
数平均分子量(Mn)及び分子量分布(MWD)は、混合モードカラム及び溶媒
としてトリクロロベンゼンを使用するサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)
により135℃で測定した。融点、結晶化度は、示差走査熱量測定法(DSC)
により決定した。酸素誘導時間(OIT)は、DSCにより200℃で未安定化
ポリマーについて測定した。
【0021】 実施例1 触媒Aの合成 I.塩化ブチルマグネシウム(グリニャール試薬)の合成 窒素入口、温度計、還流凝縮器及び滴下漏斗を取り付けた三ツ口丸底フラスコ
を、窒素で30分間110℃でパージし、次いで12gのマグネシウム削り屑を
このフラスコに添加した。ヨウ素の結晶を添加し、続いて225cm3のジブチ
ルエーテルを添加した。次いで、このフラスコに、撹拌し、温度を105℃に維
持しながら、53.0cm3の塩化ブチルを45分間かけて徐々に添加した。1
05℃での塩化ブチルの添加が完結した後、フラスコ中の得られた混合物を90
分間撹拌した。次いで、400cm3のn−ヘプタンを添加し、撹拌を更に90
分間105℃で行った。この反応混合物を室温にまで冷却し、固体物質を濾別し
た。 塩化ブチルマグネシウム溶液のサンプルを、メトラー自動滴定器を使用して分
析した。そうして、塩化n−ブチルマグネシウムの濃度は、0.68Mであると
決定された。 II.触媒合成 凝縮器及び撹拌機を取り付けた、三ツ口丸底フラスコの中に、103μmの平
均粒子サイズのポリ塩化ビニル(サビック社(SABIC)、サウジアラビア国
によって供給された)球の5.0gを入れた。ポリ塩化ビニルを含有するフラス
コを、油浴を使用して70℃まで加熱し、次いで30mmHg圧力で30分間排
気した。次いで、フラスコ及びその内容物を乾燥窒素でパージし、30cm3
ヘプタンを使用して、このポリ塩化ビニルをスラリー化した。次いで、15.4
cm3の、90:10のマグネシウム対アルミニウム比を有する、塩化ブチルマ
グネシウム及びトリエチルアルミニウムの混合物を、このスラリーに70℃で添
加し、得られた混合物を60分間70℃で撹拌した。次いで、撹拌を停止し、上
澄み液をカニューレによって除去した。得られた固体を、100cm3のヘプタ
ンと共に撹拌することによって洗浄し、次いで溶媒をカニューレによって除去し
、洗浄工程を100cm3の追加量のヘプタンによって繰り返した。 次いで、この変性したポリ塩化ビニルを、30cm3のヘプタンを使用してス
ラリー化し、ヘプタン中の1モル濃度の四塩化チタン溶液10cm3と共に、7
0℃で60分間撹拌した。上澄み液を傾瀉し、得られた固体生成物を100cm 3 のヘプタンと共に撹拌することによって洗浄し、次いでヘプタンを除去し、次
いで固体生成物を100cm3のイソペンタンで再び洗浄し、次いで75cm3
イソペンタンで更に3回洗浄した。最後に、この固体触媒を、窒素パージを使用
して30分間乾燥して、自由流動性褐色固体生成物を得た。この固体触媒成分を
、原子吸光分光法によって分析して、これは0.2重量%のチタン原子、1.0
重量%のマグネシウム原子及び0.05重量%のアルミニウム原子を含有してい
ると見出された。
【0022】 実施例2 触媒Bの合成 凝縮器及び撹拌機を取り付けた、三ツ口丸底フラスコの中に、103μmの平
均粒子サイズのポリ塩化ビニル(サビック社、サウジアラビア国によって供給さ
れた)球の6.0gを入れた。ポリ塩化ビニルを含有するフラスコを、油浴を使
用して70℃まで加熱し、次いで30mmHg圧力で30分間排気した。次いで
、フラスコ及びその内容物を乾燥窒素でパージし、30cm3のヘプタンを使用
して、このポリ塩化ビニルをスラリー化した。次いで、6cm3の塩化ブチルマ
グネシウムを、このスラリーに70℃で添加し、得られた混合物を60分間70
℃で撹拌した。次いで、撹拌を停止し、上澄み液をカニューレによって除去した
。得られた固体を、100cm3のヘプタンと共に撹拌することによって洗浄し
、次いで溶媒をカニューレによって除去し、洗浄工程を100cm3の追加量の
ヘプタンによって繰り返した。 次いで、この変性したポリ塩化ビニルを、30cm3のヘプタンを使用してス
ラリー化し、ヘプタン中の1モル濃度の四塩化チタン溶液5cm3と共に、70
℃で30分間撹拌した。上澄み液を傾瀉し、得られた固体生成物を100cm3
のヘプタンと共に撹拌することによって洗浄し、次いでヘプタンを除去し、次い
で固体生成物を100cm3のイソペンタンで再び洗浄し、次いで75cm3のイ
ソペンタンで3回洗浄した。最後に、この固体触媒を、窒素パージを使用して3
0分間乾燥して、自由流動性褐色固体生成物を得た。この固体触媒成分は、0.
27重量%のチタン原子及び0.52重量%のマグネシウム原子を含有している
と見出された。
【0023】 実施例3〜6 エチレン単独重合 2リットルの体積を有するオートクレーブを、窒素で180℃で30分間パー
ジした。オートクレーブを60℃まで冷却した後、1リットルのヘキサンを反応
器の中に導入し、続いて水素でパージした。次いで、所望量のトリエチルアルミ
ニウムを反応器に導入し、続いて0.1gの実施例1に記載した固体触媒「A」
を導入した。反応器温度を80℃まで上昇させ、次いで圧力が3バールに達する
まで、水素圧力を調節した。エチレンを反応器に導入して、反応器圧力を15バ
ールに上昇させるようにし、全反応器圧力を15バールに維持するために必要な
ほどエチレンを供給しながら、重合を1時間行った。ポリマー収量、触媒活性及
びポリマー特性を、下記の表1に記載する。
【0024】
【表1】
【0025】 実施例7〜9 エチレン単独重合 重合は、実施例3〜6に記載したようにして、種々の水素圧力で、2.4ミリ
モルのトリエチルアルミニウム(TEAL)を使用して行った。ポリマー収量、
触媒活性及びポリマー特性を、下記の表2に記載する。
【0026】
【表2】
【0027】 実施例10〜13 エチレン/1−ブテン共重合 重合は、実施例3〜6に記載したようにして、種々の1−ブテン濃度で、0.
06gの実施例1に記載した固体触媒「A」、1.4バールの水素圧力及び1.
8ミリモルのTEALを使用して行った。ポリマー収量、触媒活性及びポリマー
特性を、下記の表3に記載する。
【0028】
【表3】
【0029】 実施例14〜16 エチレン単独重合 重合は、実施例3〜6に記載したようにして、異なったアルミニウムアルキル
で、0.125gの実施例2に記載した触媒「B」を使用し、2.5バールの水
素圧力で、6.0ミリモルのアルミニウムアルキルで、20バールの全反応器圧
力で行った。ポリマー収量、触媒活性及びポリマー特性を、下記の表4に記載す
る。
【0030】
【表4】
【0031】 実施例17〜19 エチレン単独重合 重合は、実施例14〜16に記載したようにして、種々の重合温度で、触媒「
B」及び2.5ミリモルのTEALを使用して行った。ポリマー収量、触媒活性
及びポリマー特性を、下記の表5に記載する。
【0032】
【表5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),JP,US (72)発明者 ハメド,オラス サウジアラビア、11422 リヤド、ピーオ ー ボックス 5101 (72)発明者 ラグハバン,ラジュ サウジアラビア、11422 リヤド、ピーオ ー ボックス 5101 Fターム(参考) 4J028 AA01A AB01A AC01A AC04A AC05A AC06A AC24A AC25A AC31A AC32A AC34A AC41A AC45A BA01A BA01B BA02A BA02B BA03B BB01A BB01B BB02B BC04B BC06B BC15A BC15B BC16A BC16B BC25B BC26A CB08C DA01 DA03 DA08 DA09 DB03A DB03B DB03C DB08A EC01 EC02 FA02 FA04 GA01 GA05 GA06 GA07 GA08 GA18 GA19 GA24 GB02 4J100 AA02P AA03Q AA04Q AA15Q AA17Q AA18Q AA19Q CA01 CA04 DA01 DA04 DA11 DA24 DA41 DA42 DA43 EA09 FA09 FA19 FA22 JA15 4J128 AA01 AB01 AC01 AC04 AC05 AC06 AC24 AC25 AC31 AC32 AC34 AC41 AC45 AD00 BA01A BA01B BA02A BA02B BA03B BB01A BB01B BB02B BC04B BC06B BC15A BC15B BC16A BC16B BC25B BC26A CB08C DA01 DA03 DA08 DA09 DB03A DB03B DB03C DB08A EC01 EC02 FA02 FA04 GA01 GA05 GA06 GA07 GA08 GA18 GA19 GA24 GB02

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オレフィン又はオレフィンとα−オレフィンとを、共触媒の
    存在下で触媒組成物と接触させることを含む、ポリマーを製造するための、少な
    くとも1種のオレフィンの単独重合方法又は少なくとも1種のオレフィンと1種
    のα−オレフィンとの共重合方法であって、該触媒組成物が、 (a)PVCベースの粒子を、不活性炭化水素溶媒中で有機マグネシウム化合
    物で処理する工程、並びに (b)工程(a)の該処理したPVCベースの粒子を、電子供与体の不存在下
    で、TiCl4、VCl4及びZrCl4からなる群から選択された遷移金属化合
    物と接触させる工程を含む方法によって製造される方法。
  2. 【請求項2】 該遷移金属化合物がTiCl4である、請求項1記載の方法
  3. 【請求項3】 (a)の該PVCベースの粒子を、該遷移金属化合物と該処
    理したPVCベースの粒子との間の化学結合を形成させるために十分な条件下で
    、(b)の該遷移金属化合物と接触させる、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 オレフィン又はオレフィンとα−オレフィンとを、共触媒の
    存在下で触媒組成物と接触させることを含む、ポリマーを製造するための、少な
    くとも1種のオレフィンの単独重合方法又は少なくとも1種のオレフィンと1種
    のα−オレフィンとの共重合方法であって、該触媒組成物が、 (a)PVCベースの粒子を、不活性有機溶媒中で有機マグネシウム化合物及
    び有機アルミニウム化合物の混合物で処理する工程、並びに (b)工程(a)の該処理したPVCベースの粒子を、電子供与体の不存在下
    で、TiCl4、VCl4及びZrCl4からなる群から選択された遷移金属化合
    物と接触させる工程を含む方法によって製造される方法。
  5. 【請求項5】 該遷移金属化合物がTiCl4である、請求項4記載の方法
  6. 【請求項6】 (a)の該PVCベースの粒子を、該遷移金属化合物と該処
    理したPVCベースの粒子との間の化学結合を形成させるために十分な条件下で
    、(b)の該遷移金属化合物と接触させる、請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】 該有機マグネシウム化合物及び該有機アルミニウム化合物の
    該混合物が、99:1〜50:50のMg:Alのモル比を有する、請求項4記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 エチレン又はエチレンとα−オレフィンとを、共触媒の存在
    下で触媒組成物と接触させることを含む、HDPE又はLLDPEを製造するた
    めの、エチレンの単独重合方法又はエチレンとα−オレフィンとの共重合方法で
    あって、該触媒組成物が、 (a)PVCベースの粒子を、不活性炭化水素溶媒中で有機マグネシウム化合
    物で処理する工程、並びに (b)(a)の該処理したPVCベースの粒子を、電子供与体の不存在下で、
    TiCl4と接触させる工程を含む方法によって製造される方法。
  9. 【請求項9】 エチレンを、共触媒の存在下で触媒組成物と接触させること
    を含む、HDPE又はLLDPEを製造するための、エチレンの単独重合方法又
    はエチレンとα−オレフィンとの共重合方法であって、該触媒組成物が、 (a)PVCベースの粒子を、不活性有機溶媒中で有機マグネシウム化合物及
    び有機アルミニウム化合物の混合物で処理する工程、並びに (b)(a)の該処理したPVCベースの粒子を、電子供与体の不存在下で、
    TiCl4と接触させる工程を含む方法によって製造される方法。
  10. 【請求項10】 オレフィン又はオレフィンとα−オレフィンとを、共触媒
    の存在下で活性触媒組成物と接触させることを含む、ポリマー及びコポリマーを
    製造するための、少なくとも1種のオレフィンの単独重合方法又は少なくとも1
    種のオレフィンと1種のα−オレフィンとの共重合方法であって、該触媒組成物
    が、式M(OR1n4-n(式中、Mは、元素の周期表の第IVA、VA、VI
    A、VIIA又はVIII族の遷移金属であり、R1は、1〜20個の炭素を有
    するアルキル基であり、Xはハロゲンであり、そしてnは、0≦n≦4を満足さ
    せる数字である)を有する遷移金属化合物、有機マグネシウム化合物及び有機ア
    ルミニウム化合物から本質的になり、該活性触媒組成物が、PVCベースのポリ
    マー粒子を含有する坦体上に化学的に結合されて、坦持触媒系を形成し、そして
    該活性触媒組成物が、坦持触媒系の3重量%より少ない方法。
  11. 【請求項11】 該活性触媒組成物が、触媒系の1.0重量%より少ない、
    請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 n=0である、請求項10記載の方法。
  13. 【請求項13】 エチレンとα−オレフィンとを、コポリマーを形成するた
    めに十分な条件下で、共触媒の存在下で触媒前駆体と接触させることを含む、エ
    チレンとα−オレフィンとの共重合のための一相方法であって、該触媒前駆体が
    、 (a)不活性炭化水素溶媒中のPVCベースの粒子のスラリーを、有機マグネ
    シウム化合物及び有機アルミニウム化合物の混合物で、マグネシウム及びアルミ
    ニウム変性PVCベース粒子を形成するために十分な条件下で処理する工程、但
    し、該有機マグネシウム化合物は、ジエチルマグネシウム、ジブチルマグネシウ
    ム、ブチルエチルマグネシウム、ジヘキシルマグネシウム、塩化エチルマグネシ
    ウム、塩化ブチルマグネシウム、塩化ヘキシルマグネシウム及びこれらの混合物
    からなる群から選択され、該有機アルミニウム化合物は、トリメチルアルミニウ
    ム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリヘキシルアル
    ミニウム、メチルアルモキサン、エチルアルモキサン及びこれらの混合物からな
    る群から選択される、 (b)(a)の該処理したPVCベース粒子を、イソペンタン、ヘキサン、シ
    クロヘキサン、ヘプタン、イソオクタン、ペンタメチルヘプタン及びこれらの混
    合物からなる群から選択された不活性炭化水素溶媒中でスラリー化すること、並
    びに (c)(b)のスラリーに、TiCl4、VCl4及びZrCl4からなる群か
    ら選択された遷移金属化合物を添加する工程を含む方法によって製造される方法
  14. 【請求項14】 該遷移金属化合物がTiCl4であり、該有機マグネシウ
    ム化合物及び該有機アルミニウム化合物の該混合物が、99:1〜50:50の
    Mg:Alのモル比を有する、請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 ポリマー生成物を形成するための、オレフィンの単独重合
    方法又はオレフィンとα−オレフィンとの共重合方法であって、 (a)(i)不活性炭化水素溶媒中の不安定なCl基を有するPVCベースの
    粒子のスラリーを、ジエチルマグネシウム、ジブチルマグネシウム、ブチルエチ
    ルマグネシウム、ジヘキシルマグネシウム、塩化エチルマグネシウム、塩化ブチ
    ルマグネシウム、塩化ヘキシルマグネシウム及びこれらの混合物からなる群から
    選択された少なくとも1種の有機マグネシウム化合物で、固体マグネシウム変性
    PVCベース粒子を形成するために十分な条件下で処理すること、 (ii)該マグネシウム変性PVCベース粒子を、イソペンタン、ヘキサ
    ン、シクロヘキサン、ヘプタン、イソオクタン、ペンタメチルヘプタン及びこれ
    らの混合物からなる群から選択された不活性炭化水素溶媒中でスラリー化するこ
    と、並びに (iii)(ii)のスラリーに、TiCl4、VCl4及びZrCl4からな
    る群から選択された遷移金属化合物を添加すること から本質的になる方法によって触媒前駆体を製造する工程、 (b)該触媒前駆体及び共触媒を重合反応器に添加する工程、 (c)オレフィン又はオレフィンとα−オレフィンとを、該オレフィンを単独
    重合させるため又は該オレフィンとα−オレフィンとを共重合させるために十分
    な条件下で、該反応器の中に導入する工程、並びに (d)該ポリマー生成物を回収する工程を含む方法。
  16. 【請求項16】 オレフィン又はオレフィンとα−オレフィンとを、共触媒
    の存在下で (a)不活性炭化水素溶媒中の不安定なCl基を有するPVCベースの粒子の
    スラリーを、有機マグネシウム化合物及び有機アルミニウム化合物の混合物で、
    マグネシウム及びアルミニウム変性PVCベース粒子を形成するために十分な条
    件下で処理すること、 (b)(a)の該変性PVCベースの粒子を集めること、 (c)不活性炭化水素溶媒中の(b)の該変性PVCベースの粒子のスラリー
    を、TiCl4、VCl4及びZrCl4からなる群から選択された遷移金属化合
    物と、電子供与体の不存在下で、該不安定なCl基と該遷移金属化合物との間の
    化学結合を形成するために十分な条件下で反応させること、 (d)触媒組成物を回収すること を含む方法によって製造された触媒組成物と接触させることを含む、ポリマーを
    製造するための、少なくとも1種のオレフィンの単独重合方法又は少なくとも1
    種のオレフィンと1種のα−オレフィンとの共重合方法。
  17. 【請求項17】 PVCベースの粒子が、5〜800μmの平均粒子直径、
    少なくとも0.1cm3/gの細孔体積及び500〜10,000オングストロ
    ームの細孔半径を有する、請求項1記載の方法。
  18. 【請求項18】 PVCベースの粒子が、5〜800μmの平均粒子直径、
    少なくとも0.1cm3/gの細孔体積及び500〜10,000オングストロ
    ームの細孔半径を有する、請求項4記載の方法。
  19. 【請求項19】 PVCベースの粒子が、5〜800μmの平均粒子直径、
    少なくとも0.1cm3/gの細孔体積、500〜10,000オングストロー
    ムの細孔半径及び5,000〜200,000g/モルの範囲内の分子量を有す
    る、請求項1記載の方法。
  20. 【請求項20】 PVCベースの粒子が、5〜800μmの平均粒子直径、
    少なくとも0.1cm3/gの細孔体積、500〜10,000オングストロー
    ムの細孔半径及び5,000〜200,000g/モルの範囲内の分子量を有す
    る、請求項4記載の方法。
  21. 【請求項21】 該オレフィンがCH2CHR(式中、R=H又はC1〜C10 アルキル基)であり、そして該α−オレフィンがC3〜C8炭素を有する、請求項
    1記載の方法。
  22. 【請求項22】 該オレフィンがCH2CHR(式中、R=H又はC1〜C10 アルキル基)であり、そして該α−オレフィンがC3〜C8炭素を有する、請求項
    4記載の方法。
  23. 【請求項23】 該α−オレフィンが、プロピレン、1−ブテン、1−ペン
    テン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン又は1−オクテ
    ン及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項21記載の方法。
  24. 【請求項24】 該α−オレフィンが、プロピレン、1−ブテン、1−ペン
    テン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン又は1−オクテ
    ン及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項22記載の方法。
  25. 【請求項25】 該重合を、気相、スラリー相又は溶液相で実施する、請求
    項1記載の方法。
  26. 【請求項26】 該重合を、気相、スラリー相又は溶液相で実施する、請求
    項4記載の方法。
  27. 【請求項27】 該重合を、約40℃〜約110℃の温度範囲内及び約10
    0psi〜約1000psiの圧力範囲内で実施する、請求項1記載の方法。
  28. 【請求項28】 該重合を、約40℃〜約110℃の温度範囲内及び約10
    0psi〜約1000psiの圧力範囲内で実施する、請求項4記載の方法。
  29. 【請求項29】 該重合工程の該ポリマー生成物が、約2〜約10の範囲内
    の分子量分布、約500〜900,000g/モルの分子量及び約15〜約60
    のメルトフロー比を有する、請求項1記載の方法。
  30. 【請求項30】 該重合工程の該ポリマー生成物が、約2〜約10の範囲内
    の分子量分布、約500〜900,000g/モルの分子量及び約15〜約60
    のメルトフロー比を有する、請求項4記載の方法。
  31. 【請求項31】 該ポリマー生成物が、約0.91g/cm3〜約0.97
    g/cm3の範囲内の密度を有する、請求項29記載の方法。
  32. 【請求項32】 該ポリマー生成物が、約0.91g/cm3〜約0.97
    g/cm3の範囲内の密度を有する、請求項30記載の方法。
  33. 【請求項33】 該マグネシウム化合物が、化学式RnMgX2-n(式中、R
    は1〜20個の炭素原子を有するアルキル基であり、Xはハロゲンであり、そし
    てnは0、1又は2である)を有する試薬である、請求項1記載の方法。
  34. 【請求項34】 該マグネシウム化合物が、化学式RnMgX2-n(式中、R
    は1〜20個の炭素原子を有するアルキル基であり、Xはハロゲンであり、そし
    てnは0、1又は2である)を有する試薬である、請求項4記載の方法。
  35. 【請求項35】 マグネシウム化合物が、ジエチルマグネシウム、ジブチル
    マグネシウム、ブチルエチルマグネシウム、ジヘキシルマグネシウム、ブチルオ
    クチルマグネシウム、塩化エチルマグネシウム、塩化ブチルマグネシウム、塩化
    ヘキシルマグネシウム及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項3
    3記載の方法。
  36. 【請求項36】 マグネシウム化合物が、ジエチルマグネシウム、ジブチル
    マグネシウム、ブチルエチルマグネシウム、ジヘキシルマグネシウム、ブチルオ
    クチルマグネシウム、塩化エチルマグネシウム、塩化ブチルマグネシウム、塩化
    ヘキシルマグネシウム及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項3
    4記載の方法。
  37. 【請求項37】 該アルミニウム化合物が、化学式RAlX3-n(式中、R
    は、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基であり、Xはハロゲン又はアルキ
    ル基であり、そしてnは0、1、2又は3である)を有する試薬である、請求項
    4記載の方法。
  38. 【請求項38】 該アルミニウム化合物が、トリアルキルアルミニウム、ハ
    ロゲン化ジアルキルアルミニウム及びこれらの混合物からなる群から選択される
    、請求項37記載の方法。
  39. 【請求項39】 該トリアルキルアルミニウムが、トリエチルアルミニウム
    、トリイソブチルアルミニウム、トリ−n−ヘキシルアルミニウム及びこれらの
    混合物である、請求項38記載の方法。
  40. 【請求項40】 該PVCベースのポリマー粒子が非架橋ポリ塩化ビニルで
    ある、請求項1記載の方法。
  41. 【請求項41】 該PVCベースのポリマー粒子が非架橋ポリ塩化ビニルで
    ある、請求項4記載の方法。
  42. 【請求項42】 該共触媒が、式R5 nAlX3-n又はR67Al−O−Al
    89(式中、R5、R6、R7、R8及びR9は、1〜10個の炭素原子を有する
    炭化水素基であり、Xはハロゲン原子であり、そしてnは0≦n≦3を満足する
    数字である)のアルミニウム化合物である、請求項1記載の方法。
  43. 【請求項43】 該共触媒が、式R5 nAlX3-n又はR67Al−O−Al
    89(式中、R5、R6、R7、R8及びR9は、1〜10個の炭素原子を有する
    炭化水素基であり、Xはハロゲン原子であり、そしてnは0≦n≦3を満足する
    数字である)のアルミニウム化合物である、請求項4記載の方法。
  44. 【請求項44】 該共触媒が、トリアルキルアルミニウム、ハロゲン化ジア
    ルキルアルミニウム、アルキルアルモキサン及びこれらの混合物からなる群から
    選択されたアルミニウム化合物である、請求項42記載の方法。
  45. 【請求項45】 該共触媒が、トリアルキルアルミニウム、ハロゲン化ジア
    ルキルアルミニウム、アルキルアルモキサン及びこれらの混合物からなる群から
    選択されたアルミニウム化合物である、請求項43記載の方法。
  46. 【請求項46】 該トリアルキルアルミニウムが、トリエチルアルミニウム
    、トリイソブチルアルミニウム、トリ−n−ヘキシルアルミニウム及びこれらの
    混合物である、請求項44記載の方法。
  47. 【請求項47】 該トリアルキルアルミニウムが、トリエチルアルミニウム
    、トリイソブチルアルミニウム、トリ−n−ヘキシルアルミニウム及びこれらの
    混合物である、請求項45記載の方法。
  48. 【請求項48】 該共触媒が、該触媒組成物中でチタン原子に対して10〜
    1500アルミニウム原子の量で存在する、請求項46記載の方法。
  49. 【請求項49】 該共触媒が、該触媒組成物中でチタン原子に対して10〜
    1500アルミニウム原子の量で存在する、請求項47記載の方法。
  50. 【請求項50】 生成物ポリマー形態を改良するために、該触媒を重合の前
    に共触媒で予備活性化する、請求項1記載の方法。
  51. 【請求項51】 生成物ポリマー形態を改良するために、該触媒を重合の前
    に共触媒で予備活性化する、請求項4記載の方法。
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