JP2002346347A - ろ過装置及び方法 - Google Patents

ろ過装置及び方法

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JP2002346347A
JP2002346347A JP2001158924A JP2001158924A JP2002346347A JP 2002346347 A JP2002346347 A JP 2002346347A JP 2001158924 A JP2001158924 A JP 2001158924A JP 2001158924 A JP2001158924 A JP 2001158924A JP 2002346347 A JP2002346347 A JP 2002346347A
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backwashing
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三生男 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原水中の懸濁物を除去するに際し、処理水の
濁度を十分に低減すると共に、ろ過手段の逆洗に用いる
逆洗水及び排出される逆洗排水の量を十分に低減するこ
とが可能なろ過装置及び方法を提供すること 【解決手段】 本発明のろ過装置1は、ろ過槽6及びろ
過槽6内に配置された繊維状体7を備える繊維ろ過手段
2と、繊維ろ過手段2と連結されており、繊維ろ過手段
2で処理された一次処理水中の懸濁物を除去する膜ろ過
手段3と、膜ろ過手段3で処理された二次処理水により
膜ろ過手段3を逆洗する第一の逆洗手段4と、第一の逆
洗手段4から排出される逆洗排水により、繊維ろ過手段
2を逆洗する第二の逆洗手段5とを備えることを特徴と
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ろ過装置及び方法
に関するものであり、詳しくは、河川水等を原水として
浄水処理を行うに際し、原水の濁度や色度を低減するた
めのろ過装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】河川水、湖沼水、ダム水、工業用水、下
廃水処理水等を原水として浄水処理を行うに際し、原水
中の浮遊物、懸濁物等の除去及び濁度の低減を目的とし
て、例えば図2に示す水処理装置が用いられている。
【0003】図2に示す装置においては、先ず、懸濁物
を含む原水が、注入口8を介して一次ろ過手段2’に送
られ、ろ過槽6の下部に配置されたろ過体7’により比
較的大きい懸濁物が除去されて一次処理水が得られる。
得られる一次処理水は、流路9を通って中間槽10に送
られ、更にポンプ11aにより二次ろ過手段3’に送ら
れて、比較的小さい懸濁物が更に除去されて二次処理水
となる。得られた二次処理水は処理槽13に収容され
る。
【0004】上記のろ過工程においては、一次ろ過手段
2’や二次ろ過手段3’のろ過体への付着物(除去され
た懸濁物等)の量が増加すると、ろ過手段の差圧が上昇
してろ過効率が低下しやすくなる。そこで、付着物の除
去を目的として、懸濁物を含まない水(逆洗水)を用い
た逆洗が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、逆洗に用い
られる逆洗水は、その目的上、濁度が低いことが必要と
されており、複数のろ過手段を備える従来のろ過装置に
おいて、各ろ過手段の逆洗手段はそれぞれ独立に設けら
れるのが一般的であった。例えば図2に示す装置におい
て、一次ろ過手段2’の逆洗は中間槽10に収容された
一次処理水が流路16aを介して導入されて行われ、二
次ろ過手段3’の逆洗は処理槽13に収容された二次処
理水が流路16bを介して導入されて行われる。そし
て、一次ろ過手段2’の逆洗排水は流路15aを介して
放流され、二次ろ過手段3’の逆洗排水は流路15bを
介して原水に戻される。
【0006】このようなろ過装置を逆洗する場合、装置
全体としての逆洗水の使用量及び逆洗排水の排出量は、
それぞれ各逆洗手段における逆洗水の使用量及び逆洗排
水の排出量の総和となるが、濁度が十分に低減された処
理水を得るためにはろ過手段の逆洗を頻繁に行わなけれ
ばならず、従って非常に多量の逆洗水が必要となり、更
には逆洗排水の量も非常に多くなるといった問題があっ
た。
【0007】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みてなされたものであり、原水中の懸濁物を除去するに
際し、処理水の濁度を十分に低減すると共に、ろ過手段
の逆洗に用いる逆洗水及び排出される逆洗排水の量を十
分に低減することが可能なろ過装置及び方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、繊維ろ過手段によ
る一次ろ過処理、膜ろ過手段による二次ろ過処理を順次
行うろ過処理において、膜ろ過手段の逆洗により生じる
逆洗排水が十分に低い濁度を有しており、繊維ろ過手段
の逆洗水として使用可能であることを見出した。そし
て、かかる知見に基づいて更に鋭意研究した結果、膜ろ
過手段により得られる二次処理水を用いて膜ろ過手段の
逆洗を行い、更にその逆洗排水を用いて繊維ろ過手段の
逆洗を行うことによって上記課題が解決されることを見
出し、本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明のろ過装置は、ろ過槽及
び該ろ過槽内に配置された繊維状体を備えており、前記
繊維状体を原水に浸漬して前記原水中の懸濁物を除去す
る繊維ろ過手段と、前記繊維ろ過手段と連結されてお
り、前記繊維ろ過手段で処理された一次処理水中の懸濁
物を除去する膜ろ過手段と、前記膜ろ過手段で処理され
た二次処理水により、前記膜ろ過手段を逆洗する第一の
逆洗手段と、前記第一の逆洗手段から排出される逆洗排
水により、前記繊維ろ過手段を逆洗する第二の逆洗手段
とを備えることを特徴とするものである。
【0010】また、本発明のろ過方法は、ろ過槽及び該
ろ過槽内に配置された繊維状体を備える繊維ろ過手段に
原水を送液し、前記繊維状体を前記原水に浸漬して前記
原水中の懸濁物を除去する繊維ろ過工程と、膜ろ過手段
を用い、前記繊維ろ過工程で得られる一次処理水中の懸
濁物を除去する膜ろ過工程と、前記膜ろ過工程で得られ
る二次処理水を用いて前記膜ろ過手段を逆洗する第一の
逆洗工程と、前記第一の逆洗工程で得られる逆洗排水を
用いて前記繊維ろ過手段を逆洗する第二の逆洗工程とを
含むことを特徴とするものである。
【0011】本発明においては、膜ろ過手段の逆洗水と
して膜ろ過工程後に得られる二次処理水を用い、更に膜
ろ過手段の逆洗により生じる逆洗排水を繊維ろ過手段の
逆洗に用いることによって、繊維ろ過工程又は膜ろ過工
程において得られる一次処理水、二次処理水の濁度が増
加することなく逆洗水の使用量及び逆洗排水の排出量を
十分に低減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、場合により図面を参照しつ
つ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
なお、図面中、同一又は相当部分には同一符号を付する
こととする。
【0013】本発明にかかる原水とは、粘土成分、藻
類、プランクトン、微生物フロック等の懸濁物を含む水
をいい、具体的には、河川水、湖沼水、ダム水、工業用
水、下廃水処理水等が挙げられる。本発明のろ過装置及
び方法においては、これらの原水の濁度が十分に低減さ
れるので、工業用水、水道水等の浄水、純水等の原料水
を好適に得ることができる。
【0014】図1は本発明のろ過装置の好適な一実施形
態を示す概略構成図である。図1に示すろ過装置1は、
繊維ろ過手段2、膜ろ過手段3、膜ろ過手段3を逆洗す
る第一の逆洗手段4、繊維ろ過手段2を逆洗する第二の
逆洗手段5を備えている。
【0015】繊維ろ過手段2は、ろ過槽6及びろ過槽6
の下部に配置された繊維状体7を備えており、注入口8
から原水を導入し、繊維状体7を原水に浸漬することに
よって、原水中の比較的大きい懸濁物を除去することが
できる。
【0016】繊維状体7としては、極細繊維の立毛を有
するものをそのまま用いてもよく、また、その複数本を
結束部材で束ねた繊維状体束として用いてもよい。ま
た、繊維状体7の材質としては、具体的には、ポリプロ
ピレン、ナイロン、ポリスルホン、フッ素樹脂等が挙げ
られる。
【0017】繊維ろ過手段2に原水を導入するに際し、
原水中の懸濁物を効率よく除去するために、繊維ろ過手
段2に導入する前に原水に凝集剤を添加し、懸濁物を凝
集させておくことが好ましい。凝集剤は原水の水質に応
じて適宜選択されるものであるが、具体的には、塩化第
二鉄(FeCl3)等の鉄系凝集剤、硫酸バンド等のア
ルミニウム系凝集剤等の無機系凝集剤、ポリ塩化アルミ
ニウム(PAC)等の有機ポリマー系凝集剤が好ましく
用いられる。これらの凝集剤の原水への注入量は、原水
の濁度や色度に応じて適宜選択される。
【0018】なお、鉄系凝集剤を添加する場合の原水の
pHが5.8を超える場合、硫酸等の酸を原水に加えて
pH5.8以下に調整することが好ましい。
【0019】また、凝集剤添加後の原水にpH調整剤を
更に添加して、所定のpHに調整することが好ましい。
凝集剤添加後の原水のpHは、原水中の懸濁物を十分に
凝集させることが可能であれば特に制限されないが、鉄
系凝集剤ではpH5.5〜5.8、アルミニウム系凝集
剤ではpH7〜7.5であることが好ましい。
【0020】本発明において用いられるpH調整剤は特
に制限されないが、例えば、塩化第二鉄の添加によりp
Hが5.8以下に調整された原水に水酸化ナトリウム
(苛性ソーダ、NaOH)を添加することによって、所
望のpHを有する混和水を得ることができる。
【0021】原水に凝集剤等を添加して懸濁物を凝集さ
せる方法としては、例えば凝集槽(図示せず)内、沈殿
槽(図示せず)内でこれらの混合物を十分に攪拌する方
法、ラインミキサー(図示せず)を用いて原水に凝集剤
等を注入する方法が挙げられる。これらの方法のうち、
凝集槽及び沈殿槽を用いる方法を用いると、凝集物を含
む原水を繊維ろ過手段にポンプ等で送液する際に凝集物
が破砕する場合がある。これに対して、ラインミキサー
を用いる方法を用いると、凝集物の破砕が十分に防止さ
れるので好ましい。
【0022】懸濁物が除去された一次処理水は流路9a
を通って中間槽10に送られる。更に、中間槽10と膜
ろ過手段3との間の流路9bにはポンプ11a、バルブ
12、流路9cにはポンプ11bがそれぞれ設けられて
おり、中間槽10内の一次処理水を膜ろ過手段3に送液
すること、あるいは更に膜ろ過手段3を透過した処理水
を循環することが可能となっている。
【0023】なお、中間槽10を設けずに一次処理水を
そのまま膜ろ過手段3に送液することも可能であるが、
中間槽10を設けると流量の変動等によるポンプの発停
を容易に調整できるので好ましい。
【0024】膜ろ過手段3は所定のろ過膜を備えてお
り、一次処理水中に含まれる比較的小さい懸濁物を除去
することができる。かかるろ過膜としては特に制限され
ないが、具体的には、セラミック製無機膜や、ポリアク
リルニトリル、酢酸セルロース等の有機膜を、好ましく
はチューブ状、中空糸状とした精密ろ過膜(MF)、限
外ろ過膜(UF)、ルーズRO膜(LRO)、逆浸透膜
(RO)等が挙げられる。
【0025】なお、一次処理水中の懸濁物の含有量が多
い場合には、ろ過膜の非透過側に濃縮される懸濁物を系
外に除去するために、中空糸状のろ過膜を数百〜数千本
束ねてケースに収容した膜モジュールを用いることが好
ましい。
【0026】また、図1には、ポンプ11bにより流路
9c内の処理水を循環させるクロスフロー式の膜ろ過手
段を示したが、本発明にかかる膜ろ過手段は、クロスフ
ロー式、全量ろ過式のいずれであってもよい。
【0027】膜ろ過手段3からの二次処理水は処理槽1
3に収容されるが、二次処理水の一部は膜ろ過手段3の
逆洗に用いられる。膜ろ過手段3を逆洗する第一の逆洗
手段4は、流路9d、ポンプ11c及び逆洗弁14aで
構成されており、処理槽13内の二次処理水の一部をろ
過膜の透過側から非透過側に向けて送液することによっ
てろ過膜に付着した懸濁物等が除去される。
【0028】膜ろ過手段3の逆洗により生じる逆洗排水
は繊維ろ過手段2の逆洗に用いられる。繊維ろ過手段2
を逆洗する第二の逆洗手段5は流路9e、ポンプ11d
及び逆洗弁14bで構成されており、膜ろ過手段3から
の逆洗排水を繊維ろ過手段2に送液し、繊維状体7をフ
ラッシングすることによって繊維状体7に付着した懸濁
物等が除去される。この逆洗により生じる逆洗排水は排
出口15から繊維ろ過手段外に排出される。
【0029】本発明において、繊維ろ過手段及び膜ろ過
手段の逆洗の頻度は、一次処理水及び二次処理水の濁度
や、各ろ過手段の差圧上昇等に基づいて適宜選択され
る。例えば、一次処理水の濁度が1度を超える場合;繊
維ろ過手段の差圧が20kPaを超える場合等に逆洗を
行うと、得られる処理水の濁度を効率よく且つ確実に低
減することができる。
【0030】また、予め、原水の濁度や処理量と、繊維
ろ過手段及び膜ろ過手段の特性との相関を求めた後、そ
の相関に基づいて逆洗の頻度を設定することもできる。
【0031】上記の構成を有する本発明のろ過装置及び
方法においては、繊維ろ過手段及び膜ろ過手段によって
原水中の懸濁物を十分に除去し、処理水の濁度を十分に
低減することができる。また、繊維状体やろ過膜等に付
着した懸濁物を逆洗により除去する際には、先ず、膜ろ
過手段を透過した二次処理水を用いて膜ろ過手段の逆洗
が行われ、次いで、その逆洗排水を用いて繊維ろ過手段
の逆洗が行われるので、ろ過手段の逆洗に用いる逆洗水
及び排出される逆洗排水の量を十分に低減することがで
きる。
【0032】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基づいて本発明を
更に具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に何ら
限定されるものではない。
【0033】実施例1 図1に示すろ過装置を用いて、原水としての河川水のろ
過処理を行った。なお、本実施例における装置の構成及
び処理条件は以下の通りである。
【0034】原水 処理量:20m3/d 濁度:1〜2度 凝集剤:塩化第二鉄(添加量:0.05〜0.1mg−
Fe/l) 酸:硫酸 pH調整剤:水酸化ナトリウム pH:5.8繊維ろ過手段 ろ過槽の容積:50l ろ過槽の断面積:0.0314m2(200φ) 繊維状体:ポリプロピレン製繊維状体(100cm/本
×15本) ろ過速度:750m/d膜ろ過手段 ろ過膜:UF膜(材質:酢酸セルロース) 分子分画:100,000ダルトン モジュール:中空糸状 有効面積:7.2m2 ろ過速度:1.2m3/m2逆洗手段 逆洗頻度:1回/60分。
【0035】このようにして得られた二次処理水の濁
度、並びに繊維ろ過手段及び膜ろ過手段の逆洗により生
じた逆洗排水の量を表1に示す。
【0036】比較例1 一次ろ過手段、二次ろ過手段としてそれぞれ実施例1と
同様の繊維ろ過手段、膜ろ過手段を備える図2のろ過装
置を用い、繊維ろ過手段の逆洗と膜ろ過手段の逆洗とを
それぞれ別個に行ったこと以外は実施例1と同様にし
て、河川水のろ過処理を行った。
【0037】得られた二次処理水の濁度、並びに繊維ろ
過手段及び膜ろ過手段の逆洗により生じた逆洗排水の量
を表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】表1に示す結果からも明らかなように、実
施例1においては、濁度が十分に低減された二次処理水
を得ることができ、又、繊維ろ過手段の逆洗と膜ろ過手
段逆洗とにより生じる逆洗排水量を十分に低減すること
ができることが確認された。
【0040】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のろ過装置及
び方法によれば、原水中の懸濁物を除去するに際し、処
理水の濁度を十分に低減すると共に、ろ過手段の逆洗に
用いる逆洗水及び排出される逆洗排水の量を十分に低減
することが可能となる。従って、本発明のろ過装置及び
方法は、原水から浄水や原料水を得る上で非常に有用で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のろ過装置の好適な一実施形態を示す概
略構成図である。
【図2】従来のろ過装置の一例を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1…ろ過装置、2…繊維ろ過手段、2’…一次ろ過手
段、3…膜ろ過手段、3’…二次ろ過手段、4…第一の
逆洗手段、5…第二の逆洗手段、6…ろ過槽、7…繊維
状体、7’…ろ過体、8…注入口、9a〜9e…流路、
10…中間槽、11a〜11d…ポンプ、12…バル
ブ、13…処理水槽、14a、14…逆洗弁、15a、
15b…排出口、16a、16b…逆洗水注入口。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 29/66 B01D 29/38 510B C02F 1/44 520A 23/10 Z 23/24 Z Fターム(参考) 4D006 GA03 GA04 GA06 GA07 HA01 HA21 JA53A JA55A JA63A JA67A KA01 KB13 KB14 KC03 KC13 KD08 MA01 MA02 MC03 MC18X MC39 PA01 PB04 PB08 PB24 4D041 BA01 BB10 BB12 BC01 BC11 CA04 CB04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ろ過槽及び該ろ過槽内に配置された繊維
    状体を備えており、前記繊維状体を原水に浸漬して前記
    原水中の懸濁物を除去する繊維ろ過手段と、 前記繊維ろ過手段と連結されており、前記繊維ろ過手段
    で処理された一次処理水中の懸濁物を除去する膜ろ過手
    段と、 前記膜ろ過手段で処理された二次処理水により、前記膜
    ろ過手段を逆洗する第一の逆洗手段と、 前記第一の逆洗手段から排出される逆洗排水により、前
    記繊維ろ過手段を逆洗する第二の逆洗手段とを備えるこ
    とを特徴とするろ過装置。
  2. 【請求項2】 ろ過槽及び該ろ過槽内に配置された繊維
    状体を備える繊維ろ過手段に原水を送液し、前記繊維状
    体を前記原水に浸漬して前記原水中の懸濁物を除去する
    繊維ろ過工程と、 膜ろ過手段を用い、前記繊維ろ過工程で得られる一次処
    理水中の懸濁物を除去する膜ろ過工程と、 前記膜ろ過工程で得られる二次処理水を用いて前記膜ろ
    過手段を逆洗する第一の逆洗工程と、 前記第一の逆洗工程で得られる逆洗排水を用いて前記繊
    維ろ過手段を逆洗する第二の逆洗工程とを含むことを特
    徴とするろ過方法。
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