JP2002275454A - 含水エアゾール組成物および含水エアゾール製品の安定化方法 - Google Patents
含水エアゾール組成物および含水エアゾール製品の安定化方法Info
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Abstract
ことのない含水エアゾール組成物および含水エアゾール
製品を提供する。 【解決手段】 原液および噴射剤を含有し、原液が10
〜50重量%の窒素含有水溶性成分(たとえば、尿素)
を含有する水溶液である含水エアゾール組成物。含水エ
アゾール組成物に、特定量の窒素含有水溶性成分(たと
えば、尿素)を配合することにより、含水エアゾール製
品を安定化する。
Description
成物およびそれを耐圧容器に充填した含水エアゾール製
品の安定化方法に関する。さらに詳しくは、低温時にお
いても、安定な含水エアゾール組成物、および、低温時
の使用状態においても良好な噴射形態が得られる含水エ
アゾール製品の安定化方法に関する。
とからなり、火気に対する安全性に優れ、環境への負荷
が少ないことなどから、原液として水に有効成分を配合
した水性原液を用いた含水エアゾール組成物が広く使用
されている。前記含水エアゾール組成物を充填したエア
ゾール製品としては、たとえば、頭髪用セット剤やトリ
ートメント剤、染毛剤、化粧水、収斂剤、殺菌・消毒剤
などの人体用品や、ガラスクリーナー、エアコン用洗浄
剤などの家庭用品など、数多くあげられる。またエアゾ
ール製品の噴射形態についても、泡状、霧状、ゲル状な
ど使用用途に応じて設定されている。しかし、これら含
水エアゾール製品のうち、原液の大部分が水である製品
の場合は、低温時、特に製品温度が0℃付近になると原
液の一部が凍結しやすくなり、噴射し難くなる場合があ
る。また常温で噴射する場合でも、容器内での液化ガス
の気化熱が大きいと、原液が冷却され、原液の一部が凍
結したり、固形成分が析出する恐れがある。この問題を
解決するために、従来は原液中にエタノールなどの凍結
防止剤を配合し、低温時や使用時の水性原液の凍結を防
止していた。しかし、製品目的によっては、エタノール
などの凍結防止剤を配合するのが好ましくない場合もあ
り、必ずしも好ましい手段ではなかった。
いても安定な含水エアゾール組成物を提供することを目
的とする。
も、良好な噴射形態が得られる含水エアゾール製品の安
定化方法を提供することを目的とする。
を解決するために誠意研究を行った結果、窒素含有水溶
性成分を水溶液中に特定量配合することにより、低温時
であってもエアゾール組成物は安定し、また良好な噴射
形態が得られることを見出した。
有し、原液が10〜50重量%の窒素含有水溶性成分
(たとえば、尿素)を含有する水溶液である含水エアゾ
ール組成物に係わる。
し、原液が水溶液である含水エアゾール製品であって、
前記原液中に10〜50重量%の窒素含有水溶性成分
(たとえば、尿素)を配合する含水エアゾール製品の安
定化方法に係わる。
は、原液と噴射剤とを含有し、前記原液が10〜50重
量%の窒素含有水溶性成分を配合した水溶液であること
を特徴としている。原液として、窒素含有水溶性成分を
原液中10〜50重量%配合した水溶液を用い、エアゾ
ール化することにより、エタノールのような凍結防止剤
を含有しなくても、低温時の水溶液の凍結を防止するこ
とができ、安定した噴射形態が得られる。
ル組成物およびその製品の安定性、特に低温時の安定性
を向上させるための成分であり、本発明では、窒素含有
水溶性成分を水溶液の状態で使用する。
50重量%、好ましくは15〜45重量%配合できる。
窒素含有水溶性成分が10重量%未満の場合は窒素含有
水溶性成分を配合する効果が得られにくくなり、特に低
温時、原液の一部が凍結しやすくなり、良好な噴射形態
が得られない。一方、50重量%を越えると、低温時、
窒素含有水溶性成分がエアゾール組成物中で析出しやす
くなり、エアゾールバルブや噴射部材などで詰まりやす
くなる。
原子を含有する成分であって、たとえば、尿素、塩酸ジ
フェンヒドラミン、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸アミ
ドなどがあげられる。
る溶解度の高いものが好ましく、具体的には25℃の水
に対する溶解度が10重量%以上、好ましくは15重量
%以上であるものが好ましい。水に対する溶解度が低い
と、低温時、窒素含有水溶性成分自体がエアゾール組成
物中で析出しやすくなる。
有効成分を配合する。有効成分は水やアルコール、油成
分などの溶媒に溶解または分散した状態で配合される。
剤、殺菌・防腐剤、清涼剤、害虫忌避剤、頭髪用セット
剤、保湿剤、紫外線吸収剤、アミノ酸、ビタミン類、ホ
ルモン類、酸化防止剤、各種抽出液、かゆみ止め、消炎
鎮痛剤、収斂剤、抗炎症剤、局所麻酔剤、抗ヒスタミン
剤、美白剤、香料などが用いられる。
酸メタクリレート、安息香酸メチル、フェニル酢酸メチ
ル、ゲラニルクロトレート、ミリスチン酸アセトフェノ
ン、酢酸ベンジル、プロピオン酸ベンジルなどがあげら
れる。
ラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム、ソル
ビン酸カリウム、フェノキシエタノール、塩化ベンザル
コニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化クロルヘキシジ
ン、感光素、パラクロルメタクレゾールなどがあげられ
る。
トール、カンフルなどがあげられる。
N−ジエチル−m−トルアミド(ディート)、カプリル
酸ジエチルアミドなどがあげられる。
ジアルキルアミノエチル(メタ)アクリレート・(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、アクリル酸
オクチルアミド・アクリル酸ヒドロキシプロピル・メタ
クリル酸ブチルアミノエチル共重合体、ビニルピロリド
ン・酢酸ビニル共重合体、アクリル酸ヒドロキシエチル
・アクリル酸ブチル・アクリル酸メトキシエチル共重合
体、アクリル酸アルカノールアミン、アクリル酸アルキ
ル共重合体エマルジョン、アクリル酸アルキル・スチレ
ン共重合体エマルジョンなどがあげられる。
ングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコー
ル、コラーゲン、キシリトール、ソルビトール、ヒアル
ロン酸、カロニン酸、乳酸ナトリウム、d,l−ピロリ
ドンカルボン酸塩、ケラチン、カゼイン、レシチンなど
があげられる。
ラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸モノグリセリン
エステル、サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、
パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ
皮酸オクチルなどがあげられる。
ン、アラニン、ロイシン、セリン、トリプトファン、シ
スチン、システイン、メチオニン、アスパラギン酸、グ
ルタミン酸、アルギニンなどがあげられる。
ミンA油、レチノール、パルミチン酸レチノール、塩酸
ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミ
ド、ニコチン酸d,l−α−トコフェロール、ビタミン
D2(エルゴカシフェロール)、d,l−α−トコフェ
ロール、酢酸d,l−α−トコフェロール、パントテン
酸、ビオチンなどがあげられる。
ストラジオール、エチニルエストラジオールなどがあげ
られる。
コルビン酸、α−トコフェロール、ジブチルヒドロキシ
トルエン、ブチルヒドロキシアニソールなどがあげられ
る。
クヤクエキス、ヘチマエキス、バラエキス、レモンエキ
ス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキ
ス、セージエキス、茶エキス、海藻エキス、プラセンタ
エキス、シルク抽出液などがあげられる。
フェンヒドラミン、酢酸トコフェロール、グリチルリチ
ン酸ジカリウムなどがあげられる。
チル酸メチル、カンフル、ジフェンヒドラミン、インド
メタシン、ピロキシカム、フェルビナク、ケトプロフェ
ン、クロタミトンなどがあげられる。
鉛、アラントインヒドロキシアルミニウム、タンニン
酸、クエン酸、乳酸などがあげられる。
トイン、グリシルレチン酸、アズレンなどがあげられ
る。
ジブカイン、塩酸テトラカイン、塩酸リドカインなどが
あげられる。
塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミ
ンなどがあげられる。
ン、コウジ酸などがあげられる。
量%、好ましくは0.5〜15重量%配合される。有効
成分が0.1重量%未満の場合は、有効成分の効果が充
分に発揮できない傾向があり、一方20重量%をこえる
と、有効成分濃度が高すぎ、有効成分によっては人体へ
悪影響を及ぼす場合がある。有効成分は、噴射剤への溶
解性が優れている場合には、噴射剤に溶解させることが
できる。
ミスト)や泡(フォーム)、ゲル状など、所望の噴射形
態で噴射するための成分であり、有効成分の種類、使用
目的などに応じて、公知の噴射剤を選択して使用するこ
とができる。
を使用することができる。液化ガスとしては、たとえ
ば、プロパン、n−ブタン、i−ブタンおよびこれらの
混合物である液化石油ガス、ジメチルエーテル、フロン
類およびこれらの混合物などを使用することができる。
圧縮ガスとしては、たとえば、窒素、炭酸ガス、亜酸化
窒素、圧縮空気などがあげられる。
液化ガスを用いる場合は、エアゾール組成物中1〜90
重量%、好ましくは3〜80重量配合できる。前記液化
ガスの配合量が1重量%未満では所望の噴射形態が得ら
れにくく、噴射するのが困難となる傾向があり、一方9
0重量%を越えると原液の配合量が少なくなるため、所
望の効果が得られない傾向がある。
合は、エアゾール組成物中0.05〜10重量%、好ま
しくは0.1〜5重量%配合できる。前記圧縮ガスが
0.05重量%未満の場合は、エアゾール製品の圧力が
低くなり、所望の噴射形態が得られにくく、また全量噴
射できなくなる。一方、10重量%を越えるとエアゾー
ル製品の圧力が高くなりすぎ、噴射圧力が強くなり、使
用感が悪くなる。なお、前記液化ガスと前記圧縮ガスと
を併用しても良い。
噴射形態、目的、使用感などから、前記原液にアルコー
ル類、界面活性剤、油成分、pH調整剤、高分子化合
物、粉体などを配合することができる。
ル、多価アルコールなどがあげられる。
や、冷却感の付与、乾燥性の向上など、使用感を向上さ
せたり、泡状で吐出する場合には、発泡性や消泡性を調
整するために用いられる。
タノール、イソプロピルアルコールなど、炭素数が2〜
3の1価のアルコールがあげられる。
剤、温感付与などの目的で用いられる。
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−
ブチレングリコール、グリセリン、キシリトール、ソル
ビトール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグ
リセリン、エチレングリコールモノエチルエーテル、エ
チレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレング
リコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコール
エチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ルアセテートなどがあげられる。
化剤、加脂剤などの目的で用いられ、たとえば、非イオ
ン型界面活性剤、アニオン型界面活性剤、カチオン型界
面活性剤、両性型界面活性剤、高分子型界面活性剤、シ
リコン系界面活性剤などがあげられる。
量%、好ましくは0.2〜10重量%配合することがで
きる。0.1重量%未満の場合は、界面活性剤を配合す
る効果が得られにくく、一方15重量%を越えると、べ
たつき感や皮膚への刺激性が強くなるなど、使用感が悪
くなる。
えば、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エ
ステル、デカグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、
ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油
・硬化ヒマシ油誘導体などがあげられる。
たとえば、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテルリン酸塩、脂肪酸石鹸などがあげ
られる。
えば、アルキルアンモニウム塩、アルキルベンジルアン
モニウム塩などがあげられる。
ば、酢酸ベタイン、レシチンなどがあげられる。
ば、ポリアルキルビニルピリジニウム、アルキルフェノ
ールポリマー誘導体、スチレン・マレイン酸重合物誘導
体などがあげられる。
えば、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重
合体、ポリオキシプロピレン・メチルポリシロキサン共
重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・
メチルポリシロキサン共重合体などがあげられる。
どの効果を付与するための成分であり、たとえば、シリ
コン油、炭化水素、エステル油、高級脂肪酸、高級アル
コール、ロウ、油脂などがあげられる。
ルポリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、オク
タメチルシクロテトラシロキサン、メチルフェニルポリ
シロキサンなどがあげられる。
ン、イソペンタン、ノルマルヘキサン、イソヘキサン、
流動パラフィン、イソパラフィン、ケロシン、スクワラ
ン、スクワレンなどがあげられる。なお、ノルマルペン
タン、イソペンタン、ノルマルヘキサン、イソヘキサン
などの炭素数が5〜6の炭化水素については、噴霧粒子
径や揮発速度、発泡性などを調整するために、前記液化
ガスとともに配合しても良い。
スチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン
酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、乳酸
セチル、酢酸エチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジエ
トキシエチル、コハク酸ジエトキシエチルなどがあげら
れる。
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
オレイン酸などがあげられる。
ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルア
ルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコー
ル、オレイウアルコール、ラノリンアルコールなどがあ
げられる。
ラノリン、酢酸ラノリン、カンデリラロウなどがあげら
れる。
トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマ
シ油、アマニ油、サフラワー油、ホホバ油、ヤシ油など
があげられる。
物を長期間安定化させるために用いられ、耐圧容器への
腐食を少なくしたり、有効成分が経時的に分解されるこ
とを防止する。
酸、クエン酸、クエン酸ナトリウム、グリコール酸、コ
ハク酸、酒石酸、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、
炭酸水素アンムニウムなどがあげられる。
たり、泡状で吐出する場合には、泡の弾力性や消泡性、
乾燥性など、泡質を調整するなどの目的で用いられる。
ラギーナン、ペクチン、デンプン、ゼラチン、コラーゲ
ン、カルボキシメチルデンプン、エチルセルロース、結
晶セルロース、カルボキシビニルポリマー、キサンタン
ガムなどがあげられる。
用したり、他の有効成分を担持する担体、保護剤、付着
剤、固体潤滑剤などとして用いられ、たとえば、タル
ク、酸化亜鉛、カオリン、雲母、炭酸マグネシウム、炭
酸カルシウム、ケイ酸亜鉛、ケイ酸マグネシウム、ケイ
酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、シリカ、ゼオライ
ト、セラミックパウダー、窒化ホウ素などがあげられ
る。
有水溶性成分や有効成分、さらには必要に応じてアルコ
ール類、界面活性剤、油成分などを水に溶解または分散
させた原液と噴射剤とからなる。
系、不均一系、エマルジョン、およびこれらに粉体が分
散したものなどを使用できる。またエアゾール組成物の
状態としても特に限定はなく、前述の原液の状態と同様
に、均一系、不均一系、エマルジョン、およびこれらに
粉体が分散したものなどを使用できる。
ゾール組成物を、たとえば、アルミやブリキなどの金
属、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの樹
脂、ガラスなどから作られる一般的な耐圧容器(エアゾ
ール容器)に充填し、エアゾールバルブや噴射部材を取
り付けることにより得られる。なお、エアゾール容器と
して、前記耐圧容器の内部に、噴射剤の圧力により収縮
する内袋を備えた二重エアゾール容器や、同じく耐圧容
器の内部に、噴射剤の圧力により移動可能なピストンを
備えたピストン付きエアゾール容器を用いることができ
る。
きエアゾール容器を用いる場合は、原液と噴射剤とが内
袋やピストンにより隔離された状態にあり、原液は内袋
内やピストンで気密に充填されている。そのため、エア
ゾール容器を振とうしても原液は攪拌されないため、低
温時に析出物や原液の一部が凍結すると噴射できない場
合がある。本発明の含水エアゾール組成物は低温時の安
定性に優れているため、これら二重エアゾール容器やピ
ストン付きのエアゾール容器に充填しても好適に使用で
きる。
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
ヒマシ油(60E.O.))1重量%含有した水溶液
(原液)95重量%と噴射剤(液化石油ガス)5重量%
とからなるエアゾール組成物を、透明なガラス製耐圧容
器に充填し、発泡性エアゾール製品を得た。
エチレン硬化ヒマシ油(60E.O.))1重量%含有
した水溶液を使用したほかは、実施例1と同様にした。
エチレン硬化ヒマシ油(60E.O.))1重量%含有
した水溶液を使用したほかは、実施例1と同様にした。
シ油(60E.O.))1重量%含有した水溶液を使用
したほかは、実施例1と同様にした。
チレン硬化ヒマシ油(60E.O.))1重量%含有し
た水溶液を使用したほかは、実施例1と同様にした。
エチレン硬化ヒマシ油(60E.O.))1重量%含有
した水溶液を使用したほかは、実施例1と同様にした。
エチレン硬化ヒマシ油(60E.O.))1重量%およ
びエタノール5重量%含有した水溶液を使用したほか
は、実施例1と同様にした。
シ油(60E.O.))1重量%、エタノールを5重量
%含有した水溶液を使用したほかは、実施例1と同様に
した。
を10重量%含有した水溶液を使用したほかは、実施例
1と同様にした。
脂、固体)を10重量%含有した水溶液を使用したほか
は、実施例1と同様にした。
1〜6のエアゾール製品を0℃、−3℃、−5℃、−1
0℃の各温度に1時間保持し、凍結の有無を観察した。
結果を表1に示す。なお、表1の○は原液の凍結が観察
されなかったことを、×は凍結が観察されたことを示
す。
1〜6のエアゾール製品に噴射部材(スパウト)を取り
付け、下記の手順に従って詰まり試験を行った。結果を
表1に示す。なお、表1の○は詰まりが確認されなかっ
たことを、×は詰まりが確認されたことを示す。 1)5℃にて1日間保存したのち、噴射する。 2)噴射後のエアゾール製品を45℃にて3日間保存
し、エアゾールバルブや噴射部材に付着しているエアゾ
ール組成物を乾燥させる。 3)1)、2)を繰り返し10回行い、詰まりの有無を
確認した。
り試験において、エアゾール製品を噴射する際(製品の
温度は5℃)、噴射状態の変化の有無を確認した。結果
を表1に示す。なお、表1の○は噴射状態が変化しなか
ったことを、×は変化が確認されたことを示す。
(尿素)を特定量配合した原液と噴射剤とからなるエア
ゾール組成物(実施例1〜3)は、−3℃の低温条件下
でも凍結が認められなかった。また詰まり試験において
も、エアゾールバルブやスパウトで詰まりは発生せず、
さらに詰まり試験毎の噴射状態についても変化は認めら
れなかった。
アゾール組成物(比較例1)は、0℃で原液の一部が凍
結し、また、窒素含有水溶性成分の配合量が少ないエア
ゾール組成物(比較例2)では、0℃では凍結は認めら
れないものの、−1℃に達するまでに凍結し、低温時の
安定性が充分でないことがわかる。
物(比較例3)では、0℃に達するまでに窒素含有水溶
性成分自体が析出し始め、原液が固まった状態になっ
た。また詰まり試験においても詰まりが発生し、エアゾ
ール製品として不適切である。
例4と比較例4)、窒素含有水溶性成分を配合すること
により、さらに低温時の安定化の効果が認められた。
せた場合(比較例5、6)は、−3℃で共に凍結が認め
られ、低温時の安定性に効果がないことがわかる。また
詰まり試験では、固形分による詰まりと噴射状態の変化
が認められ、エアゾール製品として用いることができな
い。
下記の組成にて水性原液を調合した後、アルミ製耐圧容
器に充填した。ついでエアゾールバルブを取り付け、エ
アゾールバルブを通じて噴射剤を充填し、エアゾール製
品を得た。
器に充填した。ついでエアゾールバルブを取り付け、エ
アゾールバルブを通じて噴射剤を充填し、エアゾール製
品を得た。
器に充填した。ついで噴射剤を充填し、エアゾールバル
ブを取り付け、エアゾール製品を得た。
器の内部に備えた収縮性内袋に前記水性原液を充填し
た。ついで耐圧容器と内袋との間の空間に窒素ガスを充
填し、エアゾールバルブを取り付け、エアゾール製品を
得た。なおエアゾール製品の製品圧力は0.7MPaで
あった。
タイプ) 下記の組成にて水性原液を調合した後、アルミ製耐圧容
器に充填した。ついでエアゾールバルブを取り付け、エ
アゾールバルブを通じて噴射剤を充填し、エアゾール製
品を得た。
タイプ) 下記の組成にて水性原液を調合した後、アルミ製耐圧容
器に充填した。ついでエアゾールバルブを取り付け、エ
アゾールバルブを通じて噴射剤を充填し、エアゾール製
品を得た。
イプ) 下記の組成にて水性原液を調合した後、アルミ製耐圧容
器の内部に備えた収縮性内袋に前記水性原液を充填し
た。ついで耐圧容器と内袋との間の空間に窒素ガスを充
填し、エアゾールバルブを取り付け、エアゾール製品を
得た。なおエアゾール製品の製品圧力は0.8MPaであ
った。
レータイプ) 下記の組成にて水性原液を調合した後、アルミ製耐圧容
器に充填した。ついで噴射剤を充填し、エアゾールバル
ブを取り付け、エアゾール製品を得た。
防止剤を含有しなくても、低温時、原液が凍結しない含
水エアゾール組成物が得られるとともに、低温時の含水
エアゾール製品の安定化を図ることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 原液および噴射剤を含有し、原液が10
〜50重量%の窒素含有水溶性成分を含有する水溶液で
ある含水エアゾール組成物。 - 【請求項2】 窒素含有水溶性成分が尿素である請求項
1記載の含水エアゾール組成物。 - 【請求項3】 原液および噴射剤を含有し、原液が水溶
液である含水エアゾール製品であって、前記原液中に1
0〜50重量%の窒素含有水溶性成分を配合する含水エ
アゾール製品の安定化方法。 - 【請求項4】 窒素含有水溶性成分が尿素である請求項
3記載の含水エアゾール製品の安定化方法。
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JP2001075828A JP2002275454A (ja) | 2001-03-16 | 2001-03-16 | 含水エアゾール組成物および含水エアゾール製品の安定化方法 |
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