JP2001290254A - 露光済カラーリバーサル写真フィルムを処理するための方法及びカラーリバーサル写真処理装置 - Google Patents

露光済カラーリバーサル写真フィルムを処理するための方法及びカラーリバーサル写真処理装置

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JP2001290254A
JP2001290254A JP2001063038A JP2001063038A JP2001290254A JP 2001290254 A JP2001290254 A JP 2001290254A JP 2001063038 A JP2001063038 A JP 2001063038A JP 2001063038 A JP2001063038 A JP 2001063038A JP 2001290254 A JP2001290254 A JP 2001290254A
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water
washing
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Didier J Martin
ジャン マルティン ディディエール
Cecile A Maudhuit
アン モードゥイ セシル
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラーリバーサル写真要素の現像処理を改良
すること。 【解決手段】 順に、1)露光済カラーリバーサル写真フ
ィルムを黒白現像浴中で現像する工程;2)当該フィルム
を第1洗浄浴中で洗浄する工程;3)当該フィルムを錫(I
I)塩を含む反転浴中で化学的にカブらせる工程;及び4)
当該フィルムを発色現像する工程を含んで成る露光済カ
ラーリバーサル写真フィルムを処理するための方法であ
って、前記第1洗浄浴中の水量を前記反転浴からの向流
によって維持し、その際当該向流からの供給量と少なく
とも等量の水をオーバーフローとして排出し、さらに、
前記オーバーフローからの水と第1洗浄浴からの水とを
集めて当該水をナノ濾過装置を介して循環させることに
より写真的に再利用可能な透過液を提供する工程を含ん
で成ることを特徴とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水消費量の少ない
カラーリバーサル写真フィルムの処理方法に関する。よ
り詳細には、本発明は、洗浄浴の給水量を下流に配置さ
れた浴からの向流によって維持し、過剰水量をオーバー
フローとして排出することにより、洗浄浴の水消費量を
制限することができる方法に関する。処理の洗浄浴へ再
循環させることができる透過液を与え得る単一のナノ濾
過装置によって、洗浄水を回収して精製する。本発明の
方法は、現像フィルムのセンシトメトリーを良好に維持
しつつ、化学物質がドレインに排出される問題を克服す
ることも可能である。さらに本発明は、当該方法を実施
するための装置にも関する。
【0002】
【従来の技術】露光済リバーサルカラーフィルムを処理
するための従来法は、順に、黒白現像工程、化学的反転
工程(又はカブリ露光工程)及び発色現像工程を含んで
なる。化学的反転工程又はカブリ工程により、最初に露
光されなかったハロゲン化銀を現像することができる。
このようなカラーリバーサルフィルムの処理法は周知で
あり、「Chimie et Physique Photographiques」の第2
巻、P. Glafkides、第5版、第XL章、第947-967頁に詳
しく記載されている。
【0003】このようなカラーリバーサルフィルムの処
理法の一例として、上記Glafkidesの文献の第954頁に詳
説されているEktachrome E-6(商標)処理がある。Ekta
chrome E-6(商標)処理では、処理済写真材料を下記の
各浴を順に通過させ、その後乾燥工程を施す。 a)黒白現像浴 b)第1洗浄浴 c)化学的反転浴 d)発色現像浴 e)コンディショニング浴 f)漂白浴 g)定着浴 h)1又は2以上の洗浄浴、及び i)リンス浴
【0004】写真材料がタンクからタンクへと通過して
いく時、相当量の化学物質が、写真材料によって、又は
写真材料を移動させるのに用いられる搬送ベルトによっ
て、あるタンクから別のタンクへと連行される。これら
の化学物質は浴中に蓄積し、その効率を低下させる。こ
れら化学物質の連行量は、写真材料の処理速度が高くな
るにつれ、増大する。
【0005】第1洗浄浴の化学汚染は、 ・化学物質の連行による第1現像液、及び ・反転浴からの向流により第1洗浄浴の水量を維持する
ことによる反転浴 に由来する。
【0006】化学物質は、黒白現像液に常用されている
成分のような有機汚染物、例えば、メトール、ヒドロキ
ノン、フェニドン、一硫酸ヒドロキノンカリウム、4-
(ヒドロキシメチル)-4-メチル-1-フェニル-3-ピラゾリ
ドン(HMMP)又はプロピオン酸であることができる。化学
物質は、反転浴からくる錫(II)や、鉄及びハロゲン化物
のような無機汚染物であることもできる。
【0007】これらの化学物質による浴の汚染を極力抑
えるため、再生液を使用することが知られている。実際
には、再生すべき汚染された浴に再生液を導入し、等量
の疲労した浴をオーバーフローとして排出させる。この
方法により、これ以上写真用には使用できない疲労した
浴の相当量が再生される。
【0008】化学物質の連行を極力抑えるための方法と
して知られている別のものに、洗浄浴中の化学物質濃度
が極めて低く維持されるように洗浄浴にきれいな水を連
続添加することにより洗浄浴を更新することからなるも
のがある。例えば、第1黒白現像浴と化学的反転浴との
間に第1洗浄浴を配置することが知られている。この第
1洗浄浴の目的は、第1現像浴による化学反応を停止さ
せると同時に第1現像液の連行による反転浴への移動を
防止することにより、現像フィルムの画質の劣化を防止
することにある。このため、標準的なEktachrome E-6
(商標)洗浄浴の場合、現在は最高流速で7.5リットル
/分の連続給水が採用されている。したがって、この方
法では大量の水が消費され、処理コストも増大する。そ
の上、現像所は、現像フィルム1m2当たりの水消費量を
非常に厳密に制限する一層厳しくなる規制にも従わなけ
ればならない。
【0009】同様に、カラーリバーサル写真フィルムを
処理するためのミニラボの水消費量を制限するため、最
終リンス浴への給水を維持しながら、下流の浴からくる
向流により各洗浄浴の水量を維持し且つオーバーフロー
により等量の水を溜へ排出することが知られている。こ
の露光済リバーサルカラーフィルムの処理法は、小規模
現像所(通常ミニラボと呼ばれている)において採用さ
れ、下記の順序の浴を含んでなる。 a)黒白現像浴; b)最初はきれいな水を満たした第1洗浄浴であって、そ
の水量を、反転浴からの向流で維持し且つ等量の水をオ
ーバーフローにより排出するもの; c)化学的反転浴; d)発色現像浴; e)コンディショニング浴; f)漂白浴; g)定着浴; h)2以上の最終洗浄浴であって、その水量を、下流に配
置されたリンス浴からの向流で維持するもの;及び i)補助源から給水される最終リンス浴 その後、乾燥工程を実施する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の装置で問題となることの1つに、複数の浴、とりわけ
洗浄浴に、有機物及び無機物の汚染物が時間とともに蓄
積することがある。そうすると、洗浄浴をドレインへ排
出することができず、まず汚染を除去しなければならな
い。さらには、特定の汚染物が蓄積すると、フィルムの
現像のセンシトメトリー特性に有害な影響をもたらす。
例えば、第1洗浄浴中の錫(II)濃度が高くなりすぎる
と、現像フィルムのセンシトメトリーに非常に有害な影
響のあることが観測されている。一般に、この種のミニ
ラボの場合、第1洗浄浴中の錫(II)濃度が400 ppmを超
えると、現像フィルムのセンシトメトリーが悪化する。
この問題を解決するため、錫(II)が現像対象のフィルム
のセンシトメトリーに対する害が小さい錫(IV)に酸化さ
れるように気泡流を使用することが提案されている。し
かしながら、この種の技法は、消泡剤を使用した場合で
さえ、浴の表面を泡立ててしまう。処理浴においては、
隣接浴のオーバーフローによる汚染源を付加することと
なるため、発泡は回避すべきである。その上、有機物
(黒白現像主薬、共現像剤、等)の蓄積及び気泡流は、
第1洗浄浴において生物皮膜の形成に有利となり、そう
すると、写真材料又は写真材料搬送用ベルトによる連行
によって他の処理浴を汚染する可能性がでてくる。ま
た、生物皮膜の形成は、タンクの清浄用フィルターを目
詰まりさせたり、吐き気を起こさせるような悪臭を発生
させる原因ともなる。したがって、メンテナンスや清浄
作業を行う頻度を高くする必要があり、このため、ミニ
ラボを停止させる回数も多くなる。
【0011】上記の問題を考慮すると、洗浄浴、特に第
1洗浄浴中の化学汚染物の量を可能な限り低く保ちなが
ら、洗浄浴からの水を、可能な限り完全に、処理して再
循環させるためのシステムが必要となる。とりわけ、現
像フィルムのセンシトメトリーが許容できる特性で維持
されるように、第1洗浄浴中の錫(II)濃度を400 ppm未
満に止めることが望まれる。
【0012】本発明の目的の1つは、第1洗浄浴の気泡
通気を行わず、よって生物皮膜及び泡立ちを排除するこ
とである。本発明の別の目的は、カラーリバーサル写真
フィルムを処理するための方法及び装置において、現像
フィルムのセンシトメトリーを劣化させることなく、処
理水の消費量及び写真排水量の大幅な削減を可能にする
ことである。本発明のさらに別の目的は、化学物質のド
レインへの排出量を削減できる写真処理法を提供するこ
とである。その他の目的については、以下の詳細な説明
により明らかとなる。
【0013】
【課題を解決するための手段】露光済カラーリバーサル
写真フィルムを処理するための本発明による方法は、順
に、 1)当該フィルムを黒白現像浴中で現像する工程; 2)当該フィルムを第1洗浄浴中で洗浄する工程; 3)当該フィルムを錫(II)塩を含む反転浴中で化学的にカ
ブらせる工程;及び 4)当該フィルムを発色現像する工程 を含んで成り、前記第1洗浄浴中の水量を前記反転浴か
らの向流によって維持し、その際当該向流からの供給量
と少なくとも等量の水をオーバーフローとして排出し、
さらに、前記オーバーフローからの水と第1洗浄浴の内
容物からの水とを集めてこれをナノ濾過装置を通過させ
ることにより写真的に利用可能な透過液を提供する工程
を含んで成る。
【0014】1つの態様によると、透過液を第1洗浄浴
へ再循環させ、当該方法は、 a)露光済フィルムを、順に、 1)黒白現像浴; 2)第1洗浄浴であって、その水量を反転装置からの向流
によって維持し、その際当該向流からの供給量と少なく
とも等量の水を、例えば、緩衝溜へ、排出するもの; 3)錫(II)塩を含有する反転浴; 4)発色現像浴; 5)漂白浴; 6)定着浴; 7)リンス浴 において循環させる工程; b)露光済フィルムを、2以上の洗浄浴を順次配置して
なる最終洗浄ゾーンを通過させる際に、洗浄浴の水量
を、当該最終洗浄ゾーンの複数の浴の下流に配置された
リンス浴からの向流によって維持し、その際当該向流か
らの供給量と少なくとも等量の水をオーバーフローとし
て緩衝溜へ排出する工程; c)洗浄浴の水を(例えば、オーバーフローにより及び
/又は洗浄浴を空にすることにより)緩衝溜に集めて、
この水は、すべての浴に共通のナノ濾過装置を通過する
ことができる工程;並びに d)前記ナノ濾過装置からの透過液を、洗浄浴に水を供
給するための補助源に再循環させるか又は前記工程の1
もしくは2以上の洗浄浴へ直接再循環させることができ
る工程 を含んで成る。
【0015】別の態様によると、本発明は、下記のa〜
eを含んで成るカラーリバーサル写真処理装置を提供す
る: a)1)黒白現像装置; 2)第1洗浄装置であって、その水量を反転装置からの向
流によって維持し、その際当該向流からの供給量と少な
くとも等量の水を緩衝溜へ排出するもの; 3)錫(II)を含む反転装置; 4)発色現像装置; 5)漂白装置; 6)定着装置; 7)最終洗浄ゾーン;及び 8)リンス装置; b)(オーバーフローにより及び/又は洗浄浴を空にす
ることにより)洗浄浴からの水を集めることができる緩
衝溜; c)前記緩衝溜及び/又は洗浄浴からの水を受容し且つ
処理するための、すべての浴に共通のナノ濾過装置; d)前記ナノ濾過装置からの透過液を、前記工程及び/
又は1もしくは2以上の洗浄浴に給水するための補助源
へ直接再循環させるための装置;並びに e)前記ナノ濾過装置から保持液を緩衝装置へ再循環さ
せるための装置。
【0016】当該設備装置の最終洗浄ゾーンが、2以上
の洗浄浴であってその水量を当該洗浄ゾーンの下流に配
置されたリンス浴からの向流によって維持するものを順
次配置してなると有利である。当該装置の別の態様によ
ると、ナノ濾過装置からの保持液を受容するためのタン
クが設けられる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明により用いられるナノ濾過
装置は、溶解した物質又は化学生成物を希薄溶液から分
離ためのメンブランを使用する。ナノ濾過は、溶液中の
塩及び有機化合物を選択的に分離するために用いられる
技法である。ナノ濾過に用いられるメンブランは、表面
積が大きく細孔の大きさが微視的又は分子レベルである
「ふるい」として作用するが、この細孔の大きさは、特
定寸法の分子は保持されるが、これより小さい分子又は
単純塩のイオンはメンブランを通過するように、規則性
が非常に高いことが要求される。一般に、ナノ濾過用の
メンブランは、分子量が200〜1000ダルトンの分子を通
過させる。一方、分子量が1000ダルトンを超える非電離
有機化合物や多価電離塩は、強力に保持される。
【0018】一般に、メンブランは、保持値を0.9とし
た場合に当該メンブランが保持する最小物質の分子量で
あるカットオフ値(cut-off threshold)で規定される。
メンブランの保持値(RV)は、以下の方程式で規定され
る。 RV=1−(Cp/Cr) 上式中、Crは保持液中に保持された種の濃度であり、
またCpは透過液中の同一種の濃度である。
【0019】メンブランを通過した溶液は濾液又は透過
液と呼ばれ、メンブランにより保持された溶液は濃縮液
又は保持液(retentate)と呼ばれる。透過液は、処理浴
の1つの再調整に再利用され得る場合、写真的に有用で
ある、といわれる。このため、透過液は、適当なループ
によって再循環可能であるか、又は、環境に有害な物質
を含まないことを条件として、ドレインへ排出すること
ができる。
【0020】ナノ濾過メンブランは無機系であっても有
機系であってもよい。有機系メンブランには、酢酸セル
ロース、ポリ(アミド/イミド)、ポリスルホン、アク
リル系ポリマー又は含フッ素ポリマーをベースにした膜
がある。無機系メンブランには、カーボン、セラミック
ス、陽極酸化アルミニウム、焼結金属もしくは多孔質ガ
ラスをベースにした膜があり、さらには炭素繊維をベー
スにした織物複合材でできたものもある。ナノ濾過メン
ブランは、洗浄浴に含まれる汚染物を保持することがで
きるように選定される。ある態様によると、ナノ濾過装
置の錫(II)の保持値が0.9以上になり得ると有利であ
る。当該保持値を維持するため、流量及び加える圧力を
適当な方法で選定する。加える圧力が5×105 Pa〜4×
106 Pa(5〜40 bar)、好ましくは1×106 Pa〜2×106
Pa(10〜20 bar)の範囲にあることが好ましい。具体的
態様によると、ナノ濾過メンブランは、Dow Europe Sep
aration Systems(商標)より市販されているFILMTEC
(商標)NF45メンブランもしくはFILMTEC(商標)NF70
メンブラン、又はOsmonics社より市販されているOsmoni
cs DK(商標)メンブラン、Osmonics MX(商標)メンブ
ランもしくはOsmonics SV(商標)メンブランのいずれ
かである。本発明により使用可能な好適なナノ濾過メン
ブランの濡れ角は30°〜90°、好ましくは35°〜77°の
範囲内にあることが観測された。本発明において有用な
メンブランのカットオフ値は100〜1000ダルトン、好ま
しくは150〜500ダルトンの範囲内にあることが好まし
い。
【0021】以下の説明では、本発明の方法を実施する
ための装置の実施態様を概略的に示した図面を参照す
る。図示したように、現像対象のフィルムは黒白現像浴
(1)へ搬送され、そこを出ると、フィルムは第1洗浄浴
(2)へと通過していく。第1洗浄浴(2)は、処理開始時に
はきれいな水で満たされているが、その水量は反転浴
(3)からの向流(17)によって維持される。第1洗浄浴の
タンクがオーバーフローしないようにすると共に、廃水
の再循環を可能ならしめるため、オーバーフロー装置(1
6)によって廃水を緩衝溜(11)へ排出できるようにする。
次いで、フィルムは、錫(II)を含有する反転浴(3)へ搬
送される。その後、フィルムは、発色現像浴(4)、コン
ディショニング浴(5)、漂白浴(6)、定着浴(7)、浴(8)と
浴(9)とからなる最終洗浄ゾーン、及び最後にリンス浴
(10)を通過する。洗浄浴(8)及び(9)の水量は、それぞれ
向流(19)及び(20)によって維持される。リンス浴(10)
は、Ektachrome E-6(商標)処理の最終浴に含まれる界
面活性剤ような常用の添加物を含有する。本発明の特徴
によると、浴(2)、(8)、(9)及び(10)に、補助源(12)か
らポンプ(26)によりきれいな水を添加することができ
る。きれいな水の概念として一般に受け入れられている
定義については、Photographic Science and Engineeri
ng(第9巻、第6号、1965年11-12月、第398-413頁)に
記載されている。洗浄浴(2)、(8)及び(9)の廃水は、オ
ーバーフロー(16)及び(18)又は空にする弁(14)によって
緩衝溜(11)に排出することができる。廃水は、弁(25)を
開けることにより、高圧ポンプ(15)の助力で、緩衝溜(1
1)からメンブランを含むナノ濾過装置(13)へ送り込まれ
る。ナノ濾過装置(13)の保持液(22)は、排出してもよい
し、また緩衝溜(11)へ再循環させてもよい。緩衝溜(11)
中の溶液濃度は導電率で測定することができ、その濃度
が一定値に達した又は一定値を超えた時に処理するため
その内容物を補助処理装置(23)へ排出する。一例とし
て、この排出を実施できるようにするため、弁(24)を設
けることができる。透過液(21)は、補助源(12)又は最終
洗浄ゾーン、又は第1洗浄浴、又はリンス浴(19)へきれ
いな水を直接供給することができる。補助源水(12)は、
洗浄浴(2)、(8)及び(9)を空にしてナノ濾過装置を循環
させた後にこれらの浴を更新するために利用すること、
又は浴(2)、(8)、(9)及び/又は(10)に給水するために
利用することができる。この実施態様は、後述の実施例
が示すように、下記の点で特に有利である。 ・ミニラボの水消費量を50%以上削減できる。 ・処理に用いられる浴の安定性を高めることができる。 ・ミニラボのメンテナンス(清浄作業、等)に要する時
間を短縮できる。 ・ミニラボの水使用量を削減できる(水量の97〜98%が
再循環される)。 ・各種化学汚染物を含む洗浄溶液を1つの操作で処理で
きる。 ・第1洗浄浴における生物皮膜の形成を制限できる。 ・第1洗浄浴への気泡導入を排除できる。
【0022】
【実施例】本発明を以下の実施例でさらに詳しく説明す
る。 例1(比較例):Sn2+濃度を関数としたDmaxの変動 第1洗浄浴中のSn2+濃度を変更しながらNoritsu QSF-R4
103 E6ミニラボを使用した。このミニラボで、Ektachro
me E-6(商標)処理に従い、専門家用のEktachrome 64
(EKT-64)とKodak Ektachrome 100(EKT-100)の露光済フ
ィルムを処理した。このミニラボの工程序列は以下の通
り。 E−6浴 期間 温度℃ 維持速度mL/m2 第1現像(1) 6分 38 2150 第1洗浄(2) 2分30秒 37-38 向流 反転浴(3) 2分30秒 38 1075 発色現像(4) 6分 38 2150 コンディショニング(5) 2分30秒 38 1075 漂白(6) 6分 40 230 定着(7) 2分30秒 38 1075 最終洗浄(8) 2分30秒 37-38 向流 最終洗浄(9) 2分30秒 37-38 向流 リンス(10) 2分30秒 30-34 2150
【0023】第1洗浄浴(2)の水量並びに洗浄浴(8)及び
(9)の水量を、下流に位置する浴からの向流によって維
持した。第1洗浄浴への気泡吹き込みは一切行わなかっ
た。最終リンス浴(10)には、Ektachrome E-6(商標)処
理のリンス工程に常用されている添加物を含めた。処理
は、その後、乾燥工程(温度>67℃)の実施により従来
法で進めた。Dmaxの測定値を表1に示す。
【0024】表1:第1洗浄浴中のSn2+濃度を関数とし
たDmaxの測定値
【表1】
【0025】DmaxがSn2+濃度の影響を受けること、そし
て当該濃度を0.4 g/L未満のレベルで維持することが許
容できるセンシトメトリーを得るためには望ましいこ
と、が認められた。
【0026】例2(本発明) 例1に記載した工程序列のミニラボを使用した。ミニラ
ボの浴を、Kodak Elitechrome 100(EK100)型のEKTACHRO
MEフォーマット135(36枚撮り)フィルムの助力で熟成(s
eason)させた(実験2-aではフィルム10枚、実験2-bでは
フィルム20枚)。次いで、現像中の第1洗浄浴(2)及び
洗浄浴(8)からの水をオーバーフローによって緩衝溜に
集めた。また、洗浄浴(2)、(8)及び(9)からの水を、空
にすることによっても緩衝ために集めた。
【0027】この緩衝溜(11)からの水は、NF45 FILMTEC
(DOW)濾過メンブランを供給速度500L/時、圧力1×106
Pa(10 bar)で循環させた。メンブランを通して循環され
る流出液の量は10〜20リットルとし、濾過は8〜16分間
実施した。集めた水の再循環率は97〜98%であった。透
過液は、補助源として役立つタンクに集められ、そして
pHを7に調整し且つ塩化カルシウムでカルシウム濃度(5
0 mg/L)を調整した後、装置の洗浄浴(2)、(8)及び(9)に
再導入した。
【0028】処理の特性は、KODAK社より提供された「K
odak Control Strips, Process E-6(乳剤8111)」の名称
でカタログ化されている対照用センシトグラムに従っ
た。これらのセンシトグラムは、予備露光後、10枚のEK
100フィルム(実験2-a)及び20枚のEK100フィルム(実験
2-b)で熟成した後に現像したものである。次いで、赤、
緑及び青の各色濃度を、現像処理の特性レベルを測定す
るため、各種露光量において濃度計で測定した。下記の
濃度を測定した。 ・未露光帯域の濃度に対応する最高濃度(Dmax) ・濃度0.8を与える露光量において1.6 Log Eよりも高い
露光量の濃度により表される最低濃度(Dmin) ・色の評価に有用な高濃度(HD) ・写真感度の評価に有用な低濃度(LD)
【0029】次いで、対照用センシトグラム測定値をEk
tachrome E-6(商標)処理の最適作業特性を表す基準と
比較し、そして各色の各濃度について測定された偏差を
表にまとめた。これらのセンシトグラムは、Kodak社の
刊行物であるマニュアル「Process E-6using Kodak Che
micals」(第13章、n°Z-119)に従って使用した。これ
らの結果を表2に示す。
【0030】例3(比較例) 例1に記載した工程序列に従うミニラボを使用した。第
1洗浄浴は、錫(II)濃度を制限するため、気泡を0.5 L/
分の速度で通気した。ミニラボの浴は、Kodak Elitechr
ome 100(EK100)型のEKTACHROMEフォーマット135(36枚撮
り)フィルムを現像することにより熟成(season)させた
(実験3-aではフィルム10枚、実験3-bではフィルム20
枚)。処理特性は例2に記載したように測定した。これ
らの結果を表2に示す。
【0031】表2:例2及び例3の結果
【表2】
【0032】最大変動差(Vmax)は、3色の測定値間の最
大濃度差を表す。このように、Vmaxは、3色の各変数に
ついて記録されたばらつきを表す。したがって、3色の
各特性のバランスを維持するためには、Vmax値が非常に
低くなることが望まれる。E-6処理で推奨され許容でき
るVmaxの上限値は下記の通りである。 ・LD(写真感度)については、Vmax<0.07 ・HD(色)については、Vmax<0.11
【0033】本発明は上記の条件に従うが、比較例は上
記推奨上限値を外れることが明白である。その結果、本
発明による処理法によると、現像フィルムのセンシトメ
トリー特性を良好に維持することが可能となる。本発明
は、同一面積の現像フィルムで比較した場合、比較例よ
りも水消費量が格段に少ない。その上、本発明による第
1洗浄浴の表面には泡又は生物皮膜が一切存在しないた
め、隣接する浴による汚染の危険性がまったくない。こ
の点、表面に泡が形成された比較例の装置の第1洗浄浴
とは相違する。
【0034】例4 例1に記載した構成によるミニラボを使用した。ミニラ
ボの浴は、Kodak Elitechrome 100型のEKTACHROMEフォ
ーマット135(36枚撮り)フィルムを1日につきフィルム
10枚の割合で現像することにより熟成させた。装置を20
日間運転し続けた。以下を緩衝溜に集めた。 ・オーバーフローを介して、ミニラボ運転中に第1洗浄
浴(2)及び洗浄浴(8)から出てくる水、並びに ・空にすることにより、洗浄浴(2)、(8)及び(9)から出
てくる水。
【0035】この緩衝溜からの水を、2×106 Pa(20 b
ar)の圧力下、供給速度500 L/時でNF45 FILMTEC(DOW)濾
過メンブランの助力で毎日処理した。流出液の処理量は
10〜20リットルとし、処理時間は8〜16分とした。集め
た水の再循環率は97〜98%であった。透過液は、補助源
として作用する浴に集められ、そしてpHを7に調整し且
つ塩化カルシウムでカルシウム濃度(50 mg/L)を調整し
た後、装置の洗浄浴(2)、(8)及び(9)に再導入した。キ
ャピラリーゾーン電気泳動法(CZE)及びプラズマ発光分
光測定法(ICP-AES)による透過液中の化学汚染物の濃度
(表3)及び第1洗浄浴(2)中のSn2+濃度(表4)、高
圧液体クロマトグラフィー(HPLC)による各種洗浄浴中の
有機汚染物の濃度(表5)並びに比色滴定による錫濃度
を毎日測定した。緩衝溜中の化学汚染物の初期濃度は、 ・総Sn量:47 ppm ・Fe:1.1 ppm ・Ag:5.1 ppm ・チオシアネート:2 ppm ・スルフェート:60 ppm ・チオスルフェート:102 ppm
【0036】表3:透過液中の化学汚染物の濃度(単位
ppm)
【表3】
【0037】表4:第1洗浄浴中のSn2+濃度(g/L)
【表4】
【0038】表5:20日後の各種洗浄浴中の有機汚染物
の濃度
【表5】 TOC:総有機炭素量 KHQS:カリウムヒドロキノンモノスルフェート HMMP:4-(ヒドロキシメチル)-4-メチル-1-フェニル-3-
ピラゾリドン
【0039】表3から、透過液に含まれる化合物が非常
に少なく、よって本発明による方法が効率的であること
がわかる。さらに、表4から、Sn2+濃度が0.4 g/L未満
に維持されており、第1洗浄浴に気泡方式を採用しなく
てもよいことが明白である。表5からは、最終洗浄浴中
の現像主薬(KHQS)及び補助現像剤(HMMP)が低濃度で維持
されていたことがわかる。このことは、ナノ濾過装置が
有機化合物の除去に有効であったことを明確に示すもの
である。
【0040】例5 例1に記載した構成に従うミニラボを使用した。ミニラ
ボの浴は、Kodak Elitechrome 100(EK100)型のEKTACHRO
MEフォーマット135(36枚撮り)フィルム10枚を現像する
ことにより熟成させた。本例における緩衝溜(11)からの
廃水は、現像工程中に洗浄浴(2)及び(8)のオーバーフロ
ーから集めた水と、洗浄浴(2)、(8)及び(9)を空にする
ことにより得られた水とから成るものとした。これらの
水を、32cm2のナノ濾過メンブランを取り付けたProlabo
社より市販されている400 mL Berghof(商標)ナノ濾過
装置を通して処理した。当該装置には磁気攪拌子を取り
付けた。
【0041】この緩衝溜からの廃水250 mLを250 mLのセ
ルに導入した。セルを閉鎖した後、そこに窒素を導入し
て透過液流が1時間当たり15〜55 L/m2となるように圧
力をかけた。ナノ濾過は以下のメンブランで実施した:
Dow Europe Separation Systems社より市販されているF
ILMTEC NF45(商標)(NF45)、並びにOsmonics社より市
販されているOsmonics DK(商標)(DK)、Osmonics BQ
(商標)(BQ)、Osmonics MX(商標)(MX)及びOsmonics
SV(商標)(SV)。比較用に、限外濾過用としてOsmonics
GH(商標)(GH)メンブランについても検討した。
【0042】試料の薄いプレートをバランスのアームの
1つから吊り下げて液体中に浸漬し、この液体からこの
プレートを引っ張るのに要する力に基づくWilhemyブレ
ード法によって濡れ角を得た。液体は24℃に維持する。
最初にθ=0の濾紙片により液体の表面張力γを測定す
る。濡れ角は下式により定義される。 cosθ=ΔW/Pe・γ ここで、ΔWは、プレートが液体に接した瞬間のプレー
ト質量の変動であり、そしてPeはプレートの周長であ
る。疎水性は濡れ角の値を増加させる。これらのメンブ
ランの性能を以下の表6にまとめて示す。
【0043】表6:各種メンブランについて測定した保
持度
【表6】 NF=ナノ濾過 UF=限外濾過 DR=保持度 TOC=総有機炭素
【0044】ナノ濾過タイプのメンブランの場合、最も
効率的なメンブランは濡れ角が90°未満のものであるこ
とがわかる。例えば、濡れ角94°のBQメンブランはチオ
スルフェート及び有機化合物を排除する効率が低くな
る。その上、カットオフ値がナノ濾過メンブランよりも
はるかに高い(100〜1000ダルトン)限外濾過用メンブ
ランであるGHメンブランを使用すると、チオスルフェー
ト又は有機化合物を排除する効率が低下することが明ら
かにわかる。
【0045】
【発明の効果】結果として、本発明による方法は、カラ
ーリバーサル写真フィルムを少ない水消費量で現像する
のに有用であり、特にカラーリバーサル写真フィルムを
現像するためのミニラボの場合に有用である。本発明を
その特定の好ましい実施態様を特に参照しながら詳細に
説明したが、本発明の精神及び範囲内のバリエーション
や変更が可能であることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するための処理装置の概略
図を示す。
【符号の説明】
1…黒白現像浴 2…第1洗浄浴 3…反転浴 4…発色現像浴 5…コンディショニング浴 6…漂白浴 7…定着浴 8、9…最終洗浄ゾーン 10…リンス浴 11…緩衝溜 12…補助水源 13…ナノ濾過装置 14…空にする弁 15…圧力ポンプ 16…オーバーフロー 17…向流 18…オーバーフロー 19、20…向流 21…透過液 22…保持液 23…処理装置 24、25…弁 26…ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03D 3/00 G03D 3/00 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順に、 1)露光済カラーリバーサル写真フィルムを黒白現像浴中
    で現像する工程; 2)当該フィルムを第1洗浄浴中で洗浄する工程; 3)当該フィルムを錫(II)塩を含む反転浴中で化学的にカ
    ブらせる工程;及び 4)当該フィルムを発色現像する工程を含んで成る露光済
    カラーリバーサル写真フィルムを処理するための方法で
    あって、前記第1洗浄浴中の水量を前記反転浴からの向
    流によって維持し、その際当該向流からの供給量と少な
    くとも等量の水をオーバーフローとして排出し、さら
    に、前記オーバーフローからの水と第1洗浄浴からの水
    とを集めて当該水をナノ濾過装置を介して循環させるこ
    とにより写真的に再利用可能な透過液を提供する工程を
    含んで成ることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 2以上の洗浄浴であって、その水量をリ
    ンス浴からの向流によって維持し、その際当該向流から
    の供給量と少なくとも等量の水をオーバーフローとして
    排出するものを順次配置してなる最終洗浄ゾーンと、当
    該最終洗浄ゾーンの下流に位置するリンス浴とにおいて
    前記フィルムを循環させる工程をさらに含んで成り、当
    該最終洗浄ゾーンの複数の浴の内容物及び/又は当該複
    数の浴からのオーバーフローを集めてナノ濾過装置を通
    過させることにより写真的に利用可能な透過液を提供す
    ることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記透過液を、前記洗浄浴の1つもしく
    は2つ以上に及び/又は前記リンス浴に再循環させるこ
    とを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 下記のa〜cを含んで成るカラーリバー
    サル写真処理装置: a)1)黒白現像装置; 2)第1洗浄装置であって、その水量を反転装置からの向
    流によって維持し、その際当該向流からの供給量と少な
    くとも等量の水をオーバーフローとして排出するもの; 3)錫(II)を含む反転装置; 4)発色現像装置; 5)最終洗浄ゾーン; 6)リンス装置; b)すべての洗浄浴からの水を受容し且つ処理すること
    ができるナノ濾過装置;並びに c)前記ナノ濾過装置からの透過液を第1洗浄浴及び/
    又は最終洗浄ゾーン及び/又はリンス浴へ再循環させる
    ための装置。
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