JP2000503290A - 可撓性物体のコイルおよびそのコアの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 可撓性物体からコイルを製造しそしてこのコイルを包装して物体の使用者へ発送するパッケージを形成するための、回転ユニットのコア。本発明によれば、コアは、所定数の長手方向支持要素（３）と、２つの平らな端部リング（１，２）−その各々は、中央開口部（６）と、所定半径を有する円形支持面（７）と、およびこの支持面（７）に関連して構成される凹部（８）とを有する−とから構成されている。支持要素の端部分（９，１０）は凹部（８）と係合されることにより、端部リングと支持要素とを相互に固定する。更に、支持要素（３）の内面（１４）は端部リングの支持面（７）と、また端面（１１，１２）は端部リングの外面（５）とそれぞれ合致される。また、このコアを先ず組付けて前記コイルを製造するための方法も開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】 可撓性物体のコイルおよびそのコアの製造方法 本発明は、下記のような方法、すなわち、連続、可撓性物体、特に、ホース、 可撓性チューブ、ロープおよびこの種のものからコイルを製造し、そしてこのコ イルを包装して物体の使用者へ発送するためのパッケージを形成する方法であっ て、前記物体は軸方向開放のコア上に巻回されて前記コイルが生産され、前記方 法は下記の工程、すなわち ａ）アを固定する工具であって、この工具の２つの平行支持リングの間にコア が固定的にクランプされると共にこのコアが各支持リング内の芯決め要素によっ て芯決めされることにより、回転ユニットが形成され、 ｂ） 前記物体を前記ユニットに取着すると共にこのユニットをコイル巻き機 械内で回転することにより、前記物体が巻回されて前記コイルが形成され、そし て ｃ） 物体が切断されて、複数の連続ストラップによってコアがその内側から 包囲されると共にこのコアがコイルにより支持リングに係合されることなく包囲 され、そしてその後ストラップが緊締且つ固定されることにより前記パッケージ が形成される、工程を含むような方法に関する。 本発明は、また、下記のような回転ユニットのコア、すなわち、連続、可撓性 物体、特に、ホース、可撓性チューブ、ロープおよびこの種のものからコイルを 製造し、そしてこのコイルを包装して物体の使用者へ発送するためのパッケージ を形成するための、回転ユニットのコアにも関する。 この種のホースおよび可撓性チューブは、例えばファイバ光学ケーブル等の敷 設用に使用され、そして少量の場合にはロール（コイルと称される）として発送 される。このロールは、コアおよび包装を用いず多数のストラップで束ねられて いる。適用現場で、ロールが特定装置上に配置されそしてストラップが切断され てホースが解き出されるか、或いはロールが地上に配置されそしてストラップが 切断されてホースが解き出されるが、これは比較的不便であり、従ってこの技術 は比較的短いホースの発送にのみ限定されている。 特に長い（例えば５００−２０００メートルの長さの）ホースおよび可撓性チ ューブの発送には、通常の木製ドラムが使用されているが、この種のホースおよ びチューブ製品はその湾曲に比較的大きな半径を必要とするので、その木製ドラ ムは、その内側の円筒部分に関して、１メートルまたはそれ以上の直径を持つコ アを有するよう選定されなければならない。従って、木製ドラムのサイズは必然 的にかなりの大きさとなり、この木製ドラムの製造および取扱いには高いコスト が必要とされる。ホースおよび可撓性チューブが木製ドラムで使用現場に送られ ると、このドラムは、ホースまたはチューブを巻き解き引出すために特定の装置 の上に装着されるが、木製ドラムは歪みがちであるのでホースまたはチューブが 捩じられ、従ってこの作業にはかなりの時間が必要とされる。しかも、空の木製 ドラムは、ホースまたはチューブを新たに発送するために返送されなければなら ない。このことは、全体の取扱いコストを上昇すると共に、木製ドラムを、繰返 し使用時の摩損および荒い取扱いのために一層歪ませることとなる。 スウェーデン国特許第９１０１０４２−１号公報には、ホースまたは可撓性チ ューブ等のような連続、可撓性物体を取扱うための特定のシステムが開示されて いるが、この取扱いでは、先ずケーブルまたはコードのコイルが製造され、次い でこのコイルが包装されて使用者に発送されるパッケージに形成される。コイル は、軸方向開放の円筒スリーブ上に物体を巻回することにより達成される。コイ ル巻きを行う前に、スリーブには２つの平らな外側保護リング−これらは、使用 される保護リングの形式によってスリーブの対向する内面または外面と協働され る同芯の支持面を有する−が設けられる。前記スリーブは、次いで互いに対向す る芯決め要素を備えた２つの平行支持リングを有する工具を介して固定されるが 、この時スリーブが支持リングの間にクランプされると共に芯決め要素で芯決め されることにより、回転ユニットが形成される。次いで、前記ユニットに物体が 取付けられそしてこのユニットがコイル巻き機械内で回転されることにより、前 記物体が巻回されてコイルが形成される。この完成されたコイルは保護カバーで 囲繞され、そしてその後締付けバンドがスリーブ内に挿通されてコイルおよび保 護リングを包囲しそして緊締されることにより、前記パッケージが形成される。 支 持リングは、完成されたパッケージから取外されることにより更に別のコイルの 製造に使用される。完成されたパッケージは作業場所に送られ、そしてこのパッ ケージ上には、物体を巻き解くための別の工具が装着される。この第二の工具も 、同じく、互いに対向する芯決め要素を備えた２つの平行支持リングを有する。 このパッケージを支持リングの間にクランプすると共にパッケージを芯決め要素 を介して芯決めすることにより、回転ユニットが達成される−なお、この回転ユ ニットは、特定の巻き解き装置内の水平または垂直の回転軸線周りを自由回転す るよう貯蔵されることができる−。ストラップを切断しそして保護カバーを取外 すと、物体は、巻き解かれるように露出される。 しかしながら、前述したスウェーデン国特許第９１０１０４２−１号公報に記 載される、例えばファイバ光学ケーブル用のホースまたは可撓性チューブ等のた めの取扱いシステムを使用すると、製造されるパッケージが比較的高価で且つ不 必要に強く従って比較的重くなることが判明された。なお、この原因は、木製ド ラムの場合にその所要コアについて前述したように、この場合は約１メートルの 直径のスリーブと約２．５メートルの直径の保護リングとに起因している。 そこで、本発明の目的は、コイルおよび木製ドラムを使用することに伴う問題 を解決すると共に、連続可撓性物体に対する公知の有利な取扱いシステムを更に 改善する−すなわち、ホースおよび可撓性チューブ等の製品が妥当な低価格パッ ケージの形式で発送され、しかもこの製品が必要充分な強度を有し且つ比較的少 ない材料から軽量に形成される得るようにする−ことにある。 このため、本発明に係る方法は、所定数の長手方向同じ長さの支持要素の端部 分が、２つの平らな平行端部リングに対し、その内部対応凹部−これは、この凹 部が開口される中央開口部を囲繞している円形同芯の支持内面に近接して位置さ れている−を介して係合されることにより、支持要素の端面が端部リングの外面 と合致すると共に支持要素の内面が円形支持面と合致して前記コアが形成され、 そしてこれにより、前記支持リングの芯決め要素が前記開口部に挿入されて円形 支持面および支持要素の内面に対し作動的に対接されることを特徴とする。 また、本発明に係るコアは、所定数の長手方向同じ長さの支持要素であって、 端部分、平行端面および外および内面を有する支持要素と、２つの平らな平行端 部リングであって、その各々が、中央の開口部、この中央開口部を囲繞すると共 に所定の半径を有する円形同芯の支持内面、および支持要素の数に対応する数の 凹部−この凹部は、支持面と関連して構成されそして開口部へ向け開口されてい る−を有する端部リングとを有し、そして、支持要素の端部分は凹部と係合され ていて、端部リングを互いに平行に維持すると共に支持要素を端部リングと直角 な軸方向位置に保持し、支持要素の内面は端部リングの支持面と合致すると共に 支持要素の端面は端部リングの外面と合致するように構成されることを特徴とす る。 次に、本発明を図面を参照ながら更に詳細に説明する。 図１は、本発明の第一実施例に係る完成コアを示す斜視図である。 図２は、完成コアを形成すべく組付けられている際の種々の部品の位置を示す 、図１に係るコアの分解図である。 図３および図４は、本発明の第二実施例に係るコアとその部品を示す、図１お よび図２に対応する斜視および分解図である。 図５−図１０は、最初に回転ユニット、次いでコイルそして最後に完成パッケ ージを形成するための種々の工程を示す説明図である。 図１は完成コアを示し、一方図２は本発明に係るコアの組付けを示している。 コアは、２つの平らな同一（同等）同軸の端部リング１，２と、所定数の長手方 向支持要素３（同じコア内の要素は同じ長さである）とからなる。 各端部リング１，２は、内面４と外面５および中央円形開口部６とを有する。 端部リング１，２は、機能的な内側同芯の支持面７−これは、所定半径を有しそ して前記開口部６を囲繞する−を設計されている。端部リング１，２は、前記支 持面７と関連して、所定数の凹部８−これは、開口部６を軸方向へ貫通しそして 半径方向内側に開口する−を備えられている。凹部８の数は、支持要素３の数に 対応する。凹部の長さ−すなわち、円周方向の延在−は、支持面７から端部リン グ１，２方向へ増大されていて凹部８に蟻継ぎ形状を付与している。２つの隣接 凹部８の間の間隔は、全支持面７の周りで同じである。 端部リング１，２は、支持要素３と同じく、形状安定性に、すなわち、ホース の巻付けおよび巻解きの間に付加される荷重に対抗できるように構成されている 。 端部リングの幅、すなわち、内周面７と外周面１８との間の半径方向の間隔は、 支持要素３が全方向に安定されると共に半径方向の応力に十分対抗され得るよう に選定されている。この目的のため、端部リングの幅は最低でも約５０−１００ mmに、すなわち、外側および内側の直径の間の差が約１００−２００mmとなるよ うに設定されている。所望によりもっと大きな幅を使用することができるが、消 費材料の増加費用および重量の増加のために、両要素は一般に避けられるべきで ある。 各支持要素は、２つの端部分９，１０、互いに離反する２つの端面１１，１２ 、外面１３および内面１４を有する。支持要素３の端部分９，１０は、端部リン グ１，２の凹部８に適合される。各支持要素の互いに離反する端面１１，１２は 、相互に且つ端部リング１，２に対し平行する。図示する好適実施例では、支持 要素３は凹部８の長さ（円周方向の）よりも幅広であり、そしてその端部分９， １０は、凹部８と同じ断面形状（側方から見て）のほぞ状に形成されている。（ 従って蟻継形状である）この各ほぞ９，１０は、端部リング１，２の厚さと同じ 軸方向の延在長さを有する。端部分は、そのほぞ９，１０を中央に配置した際に この各ほぞの両側に機能的な支持面１５，１６−これは、端部リング１，２の内 面４に対接して明確な停止部を形成する−が形成されるように構成されている。 組付けの間、ほぞ１１，１２が対向凹部８内へ端部リング１，２の内面４へ向 け挿入されることにより、隙間のない蟻継継手が形成される。蟻継で達成される 係合は、支持要素３が凹部８内半径方向外側へ脱落されるのを防止する。支持要 素の内側支持面１５，１６と端部リング１，２とは、これらが互いに平行な位置 に且つ可及的狭い間隔で固定されるように協働される。（後述する）初期操作に おいて操作し易いコアを達成すべく、支持要素３を軸方向外側から見て凹部８内 に保持するためには、ほぞ９，１０の両側側面と凹部８とが互いに摩擦係合され るだけで十分である。このように、釘も接着剤も用いることなく機能継手が達成 されることは、本発明の１つの利点である。 各支持要素３の内面には、端面１１，１２の間を延在すると共に所定の断面を 有する中央溝部１７が設けられている。 図３はコアを示し一方図４は上述の実施例に係るコアの製造を説明しているが 、 唯一の相違は、支持要素３がかなりの幅を有しまた凹部８もかなりの長さを有す ることだけである。 支持要素３の幅および数は、主として、製造およびこれに続くコイル巻き時の ホースの剛性および温度に依存される。 図５に、図１に係るコアの上に装着されて回転ユニットを形成する工具（図６ にも更に詳細に示されている）を示す。工具は、２つの円形車状の形状安定性の 支持リング２０，２１（鋼またはアルミニウム等の金属からなる）と、この支持 リング２０，２１を相互に固定する連結部材とからなる。各支持リング２０，２ １は、チューブからなる外側リング部分２２と、ハブ２３とおよびこのハブ２３ を支持し且つ芯決めする複数のスポーク２４とを有する。図示する実施例では、 ハブ２３は外向きの軸線バー２５を有し、そして前記連結部材は２つの対向軸部 分２６，２７（これは、ハブ２３の内側から突出して回転軸線２８を形成するよ う互いに係合されている）から形成されている。また、各支持リング２０，２１ の内面上には、回転軸線と同芯で且つ所定の半径を有する芯決め要素２９が設け られている。図示する実施例では、芯決め要素２９は、端部リング１，２の支持 面７の半径に対応する半径を備えると共にこれと隙間なく係合される円筒状外面 を有する無端リングから構成されている。軸部分２６，２７は、適宜のロック手 段（図示せず）により相互にロックされている。支持リング２０，２１は、コア に対し、その各スポーク２８が２つの隣接支持要素３のほぞ９，１０の間（好適 には中央部の間）に位置するように整列されている。この完成された回転ユニッ ト（図６により詳細に示す）は、次いでコイル巻き機械（図示せず）内に配置さ れて所定長さのホース３０を巻回される（図７により詳細に示すように）ことに よりコイル３１を達成される。図に見られるように、ホース３０は、端部リング １，２の内面およびスポーク２４の内面に対接されている。次いで、この完成さ れたコイル３１が、複数のストラップ３２−このストラップは、支持要素３の内 面１４上の溝１７内を容易に挿通されることができる（何となれば、前記溝は開 放されていて支持リング２０，２１の芯決めリング２９の両側および半径方向外 側からアクセス可能である）−を介して、コアに対し固定される。コイル３１を 保護するための保護要素３４，３５が、ストラップ３２が構成されるコイルの側 部およびこれを横断して配置されている。ストラップ３２が緊締且つ固定されて 無端継手が達成されると（図８に示すように）、支持リング２０，２１が互いに 連結解除されて完成パッケージ３３から取外され（図９および図１０に示すよう に）、そしてこの完成パッケージ３３が使用現場へ発送を準備され、そしてこの 現場で実質的に同一の工具（すなわち、芯決め要素と連結手段とを有する２つの 支持リングからなる）がパッケージ３３に組付け使用されることにより、回転ユ ニットが再び達成されそしてこの回転ユニットが巻き解き装置内に配置される。 ストラップ３２が切断取外されるとホース３０が引出されることができ、そして 残余のコアは（例えば、アルミニウム支持要素３等の再利用可能部品を含むかど うかによって）部分的にまたはその全量を現場で焼却される。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ， ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｇ Ｅ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ， ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ， ＶＮ 【要約の続き】

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 連続、可撓性物体（３０）、特に、ホース、可撓性チューブ、ロープおよ びこの種のものからコイル（３１）を製造し、そしてこのコイル（３１）を包装 して物体（３０）の使用者へ発送するためのパッケージ（３３）を形成する方法 であって、前記物体（３０）は軸方向開放のコア上に巻回されて前記コイル（３ １）が生産され、前記方法は下記の工程、すなわち ａ） コアを固定する工具であって、この工具の２つの平行支持リング（２０ ，２１）の間にコアが固定的にクランプされると共にこのコアが各支持リング（ ２０，２１）内の芯決め要素（２９）によって芯決めされることにより、回転ユ ニットが形成され、 ｂ） 前記物体（３０）を前記ユニットに取着すると共にこのユニットをコイ ル巻き機械内で回転することにより、前記物体（３０）が巻回されて前記コイル （３０）が形成され、そして ｃ） 物体（３０）が切断されて、複数の連続ストラップ（３２）によってコ アがその内側から包囲されると共にこのコアがコイル（３１）により支持リング （２０，２１）に係合されることなく包囲され、そしてその後ストラップ（３２ ）が緊締且つ固定されることにより前記パッケージ（３３）が形成される、工程 を含む方法において、 所定数の長手方向同じ長さの支持要素（３）の端部分（９，１０）が、２つの 平らな平行端部リング（１，２）に対し、その内部対応凹部（８）−これは、こ の凹部（８）が開口される中央開口部（６）を囲繞している円形同芯の支持内面 （７）に近接して位置されている−を介して係合されることにより、支持要素（ ３）の端面（１１，１２）が端部リング（１，２）の外面（５）と合致すると共 に支持要素（３）の内面（１４）が円形支持面（７）と合致して前記コアが形成 され、そしてこれにより、前記支持リング（２０，２１）の芯決め要素（２９） が前記開口部（６）に挿入されて円形支持面（７）および支持要素（３）の内面 （１４）に対し作動的に対接される、ことを特徴とする方法。 ２． 支持要素と端部リング（１，２）との前記係合は、接着剤、釘またはその 他類似の固定手段によることなく摩擦継手で達成されることを特徴とする請求項 １記載の方法。 ３． 連続、可撓性物体（３０）、特に、ホース、可撓性チューブ、ロープおよ びこの種のものからコイル（３１）を製造し、そしてこのコイル（３１）を包装 して物体（３０）の使用者へ発送するためのパッケージ（３３）を形成するため の、回転ユニットのコアにおいて、 コアは、所定数の長手方向同じ長さの支持要素（３）であって、端部分（９， １０）、平行端面（１１，１２）および外面と内面（１３，１４）を有する支持 要素（３）と、 ２つの平らな平行端部リング（１，２）であって、その各々が、中央の開口部 （６）、この中央開口部（６）を囲繞すると共に所定の半径を有する円形同芯の 支持内面（７）、および支持要素（３）の数に対応する数の凹部（８）−この凹 部（８）は、支持面（７）と関連して構成されそして開口部（６）へ向け開口さ れている−を有する端部リング（１，２）とを有し、 支持要素（３）の端部分（９，１０）は凹部（８）と係合されていて、端部リ ング（１，２）を互いに平行に維持すると共に支持要素（３）を端部リング（１ ,２）と直角な軸方向位置に保持し、支持要素（３）の内面（１４）は端部リン グ（１，２）の支持面（７）と合致すると共に支持要素（３）の端面（１１，１ ２）は端部リング（１，２）の外面（５）と合致するように構成される、ことを 特徴とする回転ユニットのコア。 ４． 端部分（９，１０）はほぞ形状であり、その各々が１つまたは２つの横方 向支持面（１５，１６）を内向きに画定されて端部リング（１，２）の軸方向停 止部を形成するように構成され、更にこの各々が端部リング（１，２）の厚さに 対応する長さを有することを特徴とする請求項３記載のコア。 ５． 支持要素（３）はその内面（１４）上に端面（１１，１２）の間を延在す る溝（１７）を設けられていて製造されたコイル（３１）およびコアの前記包装 に関連してストラップ（３２）を受領するように構成されることを特徴とする請 求項３または４記載のコア。 ６． 支持要素（３）の横断面は同じサイズであることを特徴とする請求項３乃 至５のいずれかに記載のコア。 ７． 支持要素（３）は、端部リング（１，２）の間の一点で算定された円周の １０％乃至７０％、好適には１０％乃至６０％を覆う同じ円周内に位置されるこ とを特徴とする請求項３乃至５のいずれかに記載のコア。 ８． 凹部（８）は、端部リング（１，２）の側から見て蟻継形状であり、端部 分／ほぞ（９，１０）は、その断面から見て対応する形状を有することを特徴と する請求項３乃至６のいずれかに記載のコア。 ９． コアは、端部リング（１，２）の内面の間で計測される、少なくとも０． ８メートルの直径を有することを特徴とする請求項３乃至８のいずれかに記載の コア。 １０． 支持要素（３）と端部リング（１，２）との間の前記係合は、接着剤、 釘またはその他類似の固定手段によることなく摩擦継手から構成されることを特 徴とする請求項３乃至９のいずれかに記載のコア。 １１．支持要素（３）の数およびその幅は、主として、製造およびこれに続くコ ア上へのコイル巻き時における物体の剛性および温度に依存されることを特徴と する請求項３乃至１０のいずれかに記載のコア。 １２． コアは、木材または木質ファイバ材料からなることを特徴とする請求項 ３乃至１１のいずれかに記載のコア。 １３． 支持要素（３）は、再使用できる金属、好適にはアルミニウムからなり 、一方端部リング（１，２）は、使い捨てられる木質ファイバ材料からなること を特徴とする請求項３乃至１１のいずれかに記載のコア。