JP2000256038A - グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末 - Google Patents

グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末

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JP2000256038A
JP2000256038A JP11063427A JP6342799A JP2000256038A JP 2000256038 A JP2000256038 A JP 2000256038A JP 11063427 A JP11063427 A JP 11063427A JP 6342799 A JP6342799 A JP 6342799A JP 2000256038 A JP2000256038 A JP 2000256038A
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義政 鈴木
Masaaki Kaneko
正明 金子
Ko Okada
香 岡田
Kazuo Hirota
一男 広田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的強度、特に曲げ強さ,引張強さが高い
グラスアイオノマーセメント硬化体を得ることが出来る
グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末を提供する。 【解決手段】 グラスアイオノマーセメント用ガラス粉
末中に、長軸長さが短軸長さの3〜1000倍である形
状のグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末を含ませ
る。この長軸長さが短軸長さの3〜1000倍である形
状のグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末として
は、短軸長さが0.1〜100μmで、長軸長さが50
0μm以下の繊維状であり、その含有量が0.1〜80
重量%であることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医学、好ましくは
歯科において用いられるグラスアイオノマーセメント用
のガラス粉末に関するものである。更に詳細に述べる
と、従来のグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末と
比較してグラスアイオノマーセメント硬化体の物理的性
質を向上させる効果のあるグラスアイオノマーセメント
用ガラス粉末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】グラスアイオノマーセメントは、ポリカ
ルボン酸等の酸を主成分とした酸とグラスアイオノマー
セメント用ガラス粉末とを水の存在下で反応させ硬化さ
せることで使用される。グラスアイオノマーセメントは
生体に対する親和性が極めて良好であることや硬化体が
半透明であり審美性に優れていること,エナメル質や象
牙質等の歯質に対して優れた接着力を有していること,
更にはグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末中に含
まれるフッ素による抗齲蝕作用があること等の優れた特
徴を有しているため、歯科分野では齲蝕窩洞の充填,ク
ラウン・インレー・ブリッジや矯正用バンドの合着,窩
洞の裏層,根管充填用シーラー,支台築造や予防填塞等
に広く使用されている材料である。
【0003】更に今日では、従来からグラスアイオノマ
ーセメントの短所と言われていた初期硬化時における水
分による脆弱化を防止し、機械的強度や歯質への接着性
などの物性を向上させ、これに加えて歯科用金属,レジ
ン,ポーセレン等への優れた接着性を有するように、グ
ラスアイオノマーセメントに重合可能なレジン成分を添
加したレジン強化型グラスアイオノマーセメントなるも
のも開発されている。更に、重合可能なレジン成分を重
合させる触媒として光重合触媒を使用し、可視光線で急
速に硬化させるグラスアイオノマーセメントも開発され
ており、より一層用途が拡大している。
【0004】しかし、グラスアイオノマーセメントはレ
ジンを主な成分とするレジン系セメント等と比較して曲
げ強さ,引張強さ等の機械的強度が小さく、応力が加え
られた場合、セメント硬化体内部の微少な空洞・欠陥や
硬化体表面の傷等からの亀裂により容易に破壊されてし
まう欠点がある。これは、Si−O又はAl−Oという
強固な共有結合によって構成され均質な三次元的網目構
造を持つガラス部分と比較してポリカルボン酸と水とガ
ラス表面部とが反応して構成されたマトリクッス部分が
脆いため、硬化体の一部分に発生した微細な亀裂に応力
が集中すると、亀裂が強度の高いガラス部分を回避して
強度の低いマトリックス部分に急速に拡大し硬化体が破
壊されてしまうからであると考えられる。そのため、グ
ラスアイオノマーセメントは歯科においては2級窩洞や
4級窩洞のような比較的大きな負荷がかかる窩洞の充填
に適用することが出来ず、また骨用セメントとして用い
る場合もレジン系のセメントと比較して機械的強度の点
において不充分であるとされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
グラスアイオノマーセメントの欠点を克服し、機械的強
度、特に曲げ強さ,引張強さが高いグラスアイオノマー
セメント硬化体を得ることが出来るグラスアイオノマー
セメント用ガラス粉末を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は前述した課
題の解決を目的としてグラスアイオノマーセメントに使
用されるガラス粉末に関して鋭意検討を進めた結果、従
来のグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末は、ガラ
ス原料を溶融・冷却した後、ミルで数時間から十数時間
かけて粉砕して平均粒径0.02μm〜30μmの粉末
状にしており、この長時間のミルがけにより長軸長さと
短軸長さとがほぼ同じ割合の形状となってしまっている
ことに注目し、このような従来のグラスアイオノマーセ
メント用ガラス粉末に長軸長さが短軸長さの3〜100
0倍である形状のグラスアイオノマーセメント用ガラス
粉末を配合して用いると、エンジニアリングプラスチッ
ク等の分野において高い効果が確認されている繊維状充
填材による強化作用と、この特殊形状をなすグラスアイ
オノマーセメント用ガラスの持つ酸成分と反応する性質
とが組合わさってマトリックス部分を補強し、グラスア
イオノマーセメント硬化体の曲げ強さ,引張強さ等の機
械的強度を飛躍的に向上させることが出来ることを見出
し本発明を完成した。
【0007】
【発明の実施の形態】即ち、本発明は、グラスアイオノ
マーセメント用ガラス粉末中に、長軸長さが短軸長さの
3〜1000倍である形状のグラスアイオノマーセメン
ト用ガラス粉末を含むことを特徴とするグラスアイオノ
マーセメント用ガラス粉末であり、この本発明に係るグ
ラスアイオノマーセメント用ガラス粉末を用いると、従
来のグラスアイオノマーセメントの特徴である生体親和
性,審美性,歯質接着性,抗齲蝕作用に加えて、機械的
強度を飛躍的に向上させることが可能となったのであ
る。
【0008】本発明において粉末粒子の形状は、任意に
選出された少なくとも200粒の粒子について、その粉
末の各粒子の平面上への投影像を2本の平行線で挟んだ
時、その平行線の間隔が最小となる距離の平均を短軸長
さ、またこの平行線に直角な方向の2本の平行線で粒子
を挟んだ時のその平行線の間隔の平均を長軸長さとして
表現した。本発明において使用する長軸長さが短軸長さ
の3〜1000倍である形状のグラスアイオノマーセメ
ント用ガラス粉末は、その長軸長さが短軸長さの3倍未
満であると、マトリックス部分を進行する亀裂を抑える
充分な作用を得ることが出来ない。また、その長軸長さ
が短軸長さの1000倍を超えると、硬化後の表面滑沢
性が劣り、機械的強度も低下してしまう。中でも、その
長軸長さが短軸長さの5〜200倍である時が特に好ま
しい。
【0009】本発明において使用する長軸長さが短軸長
さの3〜1000倍である形状のグラスアイオノマーセ
メント用ガラス粉末は、短軸長さが0.1〜100μm
で、長軸長さが500μm以下という繊維状であること
が好ましい。短軸長さが0.1μm未満であると、ガラ
ス粉末の機械的強度を向上する効果が少なく、100μ
mを超えると酸と反応するガラス粉末の表面積が小さく
なり、その反応性が低下してグラスアイオノマーセメン
ト硬化体の物性を向上させるどころか逆に低下させてし
まう恐れがある。一方、長軸長さが500μmを超える
と、従来の粒状のグラスアイオノマーセメント用ガラス
粉末に混合して使用する際に充分な流動性を示す混合物
が得難くなり、操作性が低下してしまう傾向がある。特
に歯科用に使用する場合には、表面の滑沢性が悪くなり
審美性が劣る傾向があるため、中でも、短軸長さは0.
5〜50μm,長軸長さは3〜200μmが特に好まし
い。
【0010】このような長軸長さが短軸長さの3〜10
00倍である形状のグラスアイオノマーセメント用ガラ
ス粉末を従来のグラスアイオノマーセメント用ガラス粉
末に含ませる場合、ガラス粉末の総重量に対して0.1
〜80重量%の範囲であることが好ましい。ガラス粉末
の総重量に対して0.1重量%未満であると、硬化体に
対する強化作用が得難く、80重量%を超えると操作性
が低下し強度も低下する傾向がある。中でも、ガラス粉
末の総重量に対して1〜50重量%であることがより好
ましい。
【0011】前述のように、長軸長さが短軸長さの3〜
1000倍である形状のグラスアイオノマーセメント用
ガラス粉末はその形状によるセメント硬化体への強化作
用に加え、グラスアイオノマーセメント用ガラスが酸成
分と反応する性質を持つため一般的に使用されているマ
トリックスと反応しない繊維状充填材を加えた場合と比
較して、セメント硬化体の強化作用をより確実なものと
する効果がある。これは、長軸長さが短軸長さの3〜1
000倍である形状のグラスアイオノマーセメント用ガ
ラス粉末の成分を従来のグラスアイオノマーセメント用
ガラス粉末と同様のポリカルボン酸等の酸と水との存在
下で混和した際に充分に酸塩基反応を起こす組成にする
ことで達成される。しかし、本発明において使用する長
軸長さが短軸長さの3〜1000倍である形状のグラス
アイオノマーセメント用ガラス粉末の成分は、配合され
る元のグラスイオノマーセメント用ガラス粉末の組成及
び配合割合と同じである必要はない。
【0012】この長軸長さが短軸長さの3〜1000倍
である形状のグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末
は、シリカとアルミナとを主成分としたガラス粉末であ
り、具体的には特開昭62−29788号公報,特開昭
63−316303号公報等で開示されているようなシ
リカとアルミナとを主成分とし、それにフッ化カルシウ
ム,フッ化アルミニウム,リン酸アルミニウム等を混合
したグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末等を挙げ
ることが出来る。このようなグラスアイオノマーセメン
ト用ガラス粉末の中でも、特にその成分としてAl:1
0〜21重量%とSi:9〜21重量%とF:1〜20
重量%とを含み、更にSr,Ca,Laの中の少なくと
も一つを合計10〜34重量%含む歯科用のフルオロア
ルミノシリケートガラス粉末が好ましい。その他、この
長軸長さが短軸長さの3〜1000倍である形状のグラ
スアイオノマーセメント用ガラス粉末としては、シリカ
とアルミナとを主成分とし、酸と反応するガラス粉末で
あれば本発明において使用することが可能であり、シリ
カとアルミナとを主成分とし、それに五酸化リン等を混
合したアルミノシリケートガラス粉末等も使用可能であ
る。
【0013】このような長軸長さが短軸長さの3〜10
00倍である形状のグラスアイオノマーセメント用ガラ
ス粉末を含有させた本発明に係るグラスアイオノマーセ
メント用ガラス粉末を使用することによってセメント硬
化体の機械的強度を向上させる効果は、重合性モノマー
と化学重合触媒や光重合触媒とを配合したレジン強化型
グラスアイオノマーセメントにも使用できることは勿論
である。なお、本発明に係るグラスアイオノマーセメン
ト用ガラス粉末には必要に応じて通常用いられる重合禁
止剤、顔料等を適宜配合することも出来る。
【0014】本発明において使用する長軸長さが短軸長
さの3〜1000倍である形状のグラスアイオノマーセ
メント用ガラス粉末は、溶融したガラスを引き伸ばして
細い繊維状にし、その後、長軸長さが短軸長さの3倍よ
り小さくならないように粉砕して作製するのが好まし
い。
【0015】この長軸長さが短軸長さの3〜1000倍
である形状のグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末
の作製方法の一例を述べると、前述したガラス原料を各
々秤量・混合し、次いでこの混合物を白金坩堝あるいは
磁製坩堝等の適当な坩堝中で1100℃〜1500℃に
加熱し溶融した後、溶融したガラスを側壁に無数の細孔
がある円筒状の回転体中に落とし遠心力によって細孔か
らガラスを飛び出させ繊維化する。この時、回転体側壁
の細孔の大きさは回転体の構造と回転速度の兼ね合いで
異なるが、通常は直径8mm以下のものを使用すること
によって短軸長さ(即ち繊維径)が0.1μm〜100
μmの繊維状ガラスを得ることが出来る。このようにし
て製造された繊維状ガラスをミル等を用いて適当な条件
で粉砕することによって長軸長さが短軸長さの3〜10
00倍である形状のグラスアイオノマーセメント用ガラ
ス粉末を作製することが出来る。
【0016】前記した方法以外にも溶融ガラスをオリフ
ィスから垂下させ直径1mm以下の繊維状ガラスを連続
的に紡糸し、その下端を高温高速の火炎中に挿入しなが
ら吹き飛ばして短い繊維状ガラスを得る火炎延伸法や、
溶融ガラスをオリフィスから垂下させ複数の高温高圧ガ
スを過流状に吹き付けて繊維状ガラスを得る過流法によ
っても長軸長さが短軸長さの3〜1000倍である形状
のグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末を作製する
ことが出来る。
【0017】本発明において使用する長軸長さが短軸長
さの3〜1000倍である形状のグラスアイオノマーセ
メント用ガラス粉末は、従来のグラスアイオノマーセメ
ント用粉末と同様の方法によりその表面を酸やフッ化物
で処理してもよく、酸やフッ化物で表面処理することに
よりセメント泥の流動性が増加し操作性が向上し、更に
硬化をシャープにすることが出来る。処理に使用する酸
として例えばリン酸,塩酸,ピロリン酸,酒石酸,クエ
ン酸,グルタル酸,リンゴ酸,酢酸等を挙げることが出
来、酸性物質である第1リン酸塩や第2リン酸塩等も含
まれる。また、フッ化アルミニウム,フッ化亜鉛,フッ
化錫,フッ化ジルコニウム,酸性フッ化ソーダ,酸性フ
ッ化カリウム等のフッ化物も使用出来る。
【0018】また、本発明において使用する長軸長さが
短軸長さの3〜1000倍である形状のグラスアイオノ
マーセメント用ガラス粉末は、表面が重合可能なエチレ
ン性不飽和二重結合を含む有機化合物によって表面処理
されていてもよく、グラスアイオノマーセメント用ガラ
ス粉末100重量部に対して0.01〜20重量部の重
合可能なエチレン性不飽和二重結合を含む有機化合物で
表面処理されていることが好ましい。この表面処理に使
用される重合可能なエチレン性二重結合を含む不飽和有
機化合物としては、例えばビニルトリメトキシシラン、
ビニルトリエトキシシラン、γ―メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン、γ―メタクリロキシプロピルメ
チルジメトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、ビニ
ルトリス(2−メトキシエトキシ)シランなどのビニル
系シランカップリング剤、メタクリル酸、アクリル酸、
マレイン酸などの不飽和カルボン酸などを用いることが
出来る。
【0019】
【実施例】<3点曲げ強さ試験>練和後のセメントをア
クリル管に充填して直径3mm×長さ25mmの円柱型
の硬化体を得た。なお、光重合型のグラスアイオノマー
セメントの場合には、光照射器(商品名:ジーシーラボ
ライトLV−II,ジーシー社製)を用いて20秒間光
照射を行ってセメントを硬化させた。得られた試験片を
37℃の蒸留水に24時間浸漬し、万能試験機(商品
名:オートグラフ,島津製作所社製)にてスパン20m
m,クロスヘッドスピード1mm/min.にて3点曲
げ強さ試験を行った。試験は10個の試験片について行
った。
【0020】<引張強さ試験(diametral tensile stre
ngth)>練和後のセメントを金属型に填入して直径4m
m×長さ6mmの円柱型の硬化体を得た。なお、光重合
型のグラスアイオノマーセメントの場合には、光照射器
(商品名:ジーシーラボライトLV−II,ジーシー社
製)を用いて20秒間光照射を行ってセメントを硬化さ
せた。得られた試験片を37℃の蒸留水に24時間浸漬
し、万能試験機(商品名:オートグラフ,島津製作所社
製)にて、円柱型の試料の側面に対してクロスヘッドス
ピード1mm/min.にて治具を当て、引張強さ試験
を行った。試験は10個の試験片について行った。
【0021】実施例1 水酸化アルミニウム19.8g,珪砂35.8g,酸化カ
ルシウム22.4g,リン酸アルミニウム15.1g,フ
ッ化ストロンチウム6.9gを各々秤量し、乳鉢で充分
に混合した。このガラス用原料粉末を入れた白金坩堝を
室温状態の電気炉の中に設置し、1300℃まで約3時
間かけて電気炉内の温度を昇温させガラスを溶融した。
その温度を一定に保ち2時間溶融したガラスを清澄し、
その後電気炉から白金坩堝を取り出し、予め1000℃
に熱しておいた回転容器の中に溶融ガラスを流し込み、
回転体の側壁にある直径3.1mmの細孔から飛び出さ
せて繊維状ガラスを作製した。その後、この繊維状ガラ
ス300gをボールミルで25分間粉砕し、短軸長さが
10.5μm,長軸長さが40μmのガラス粉末を得
た。このガラス粉末を市販のグラスアイオノマーセメン
ト用ガラス粉末(商品名:フジIの粉末,ジーシー社
製)に30重量%配合した。このセメント粉末1.8g
に対し市販のグラスアイオノマーセメント用硬化液(商
品名:フジI液体,ジーシー社製)1.0gの割合で混
合・練和して試験を行った。その結果、3点曲げ強さは
36±6MPa,引張り強さは20.5±2MPaであ
った。
【0022】実施例2 酸化アルミニウム21.0g,珪砂45.1g,フッ化カ
ルシウム12.5g,リン酸アルミニウム10.2g,炭
酸カルシウム12.0gを各々秤量し、乳鉢で充分に混
合した。このガラスの原料粉末を入れた白金坩堝を室温
状態の電気炉の中に設置し、1100℃まで約3時間か
けて電気炉内の温度を昇温させガラスを溶融した。その
温度を一定に保ち2時間溶融したガラスを清澄し、その
後電気炉から白金坩堝を取り出し、予め1000℃に熱
しておいた回転容器の中に溶融ガラスを流し込み、回転
体の側壁にある直径1.0mmの細孔から飛び出させて
繊維状ガラスを作製した。その後、この繊維状ガラス3
00gをボールミルで8分間粉砕し、短軸長さが8.0
μm,長軸長さが105μmのガラス粉末を得た。この
ガラス粉末100gに対してγ−メタクリルオキシプロ
ピルトリメトキシシランを5重量%含むエタノール溶液
20gを加え、充分撹拌した後、蒸気乾燥機を用いて1
20℃で2時間乾燥し、市販の光重合型グラスアイオノ
マーセメント用ガラス粉末(商品名:フジリュートの粉
末,ジーシー社製)に48重量%配合した。このセメン
ト粉末2.0gに対し市販の光重合型グラスアイオノマ
ーセメント用硬化液(商品名:フジリュートの液体,ジ
ーシー社製)1.0gの割合で混合・練和して試験を行
った。その結果、3点曲げ強さは47±4MPa,引張
り強さは32.5±2MPaであった。
【0023】実施例3 実施例1において回転体側壁の細孔を直径3.1mmか
ら7.0mmに変更し、回転体の回転速度と繊維状ガラ
スの粉砕時間を調整した以外は実施例1と同様にして、
短軸長さが22.1μm,長軸長さが250μmの形状
のガラス粉末を作製した。その後、市販のグラスアイオ
ノマーセメント用ガラス粉末(商品名:フジIの粉末,
ジーシー社製)に10重量%配合し、実施例1と同様の
方法で試験を行った。その結果、3点曲げ強さが38±
4MPa,引張り強さが25.3±2MPaであった。
【0024】実施例4 実施例2において回転体側壁の細孔を直径3.1mmか
ら2.2mmに変更し、回転体の回転速度と繊維状ガラ
スの粉砕時間を調整した以外は実施例2と同様にして、
短軸長さが2.5μm,長軸長さが183μmの形状の
ガラス粉末を作製した。その後、実施例2と同様の表面
処理を行って、市販のグラスアイオノマーセメント用ガ
ラス粉末(商品名:フジリュートの粉末,ジーシー社
製)に1.2重量%配合し、実施例2と同様の方法で試
験を行った。その結果、3点曲げ強さが44±6MP
a,引張り強さが32.1±1MPaであった。
【0025】実施例5 実施例1において回転体側壁の細孔を直径3.1mmか
ら1.3mmに変更し、回転体の回転速度と繊維状ガラ
スの粉砕時間を調整した以外は実施例1と同様にして、
短軸長さが1.3μm,長軸長さが40μmの形状のガ
ラス粉末を作製した。その後、市販のグラスアイオノマ
ーセメント用ガラス粉末(商品名:ハイ−ボンド グラ
スアイオノマーFの粉末,松風社製)に18重量%配合
し、このガラス粉末2.5gに対して市販のグラスアイ
オノマーセメント用硬化液(商品名:ハイ−ボンド グ
ラスアイオノマーFの液体,松風社製)1.0gの割合
で混合・練和して各試験を行った。その結果、3点曲げ
強さは35±5MPa,引張り強さは15.1±2MP
aであった。
【0026】実施例6 実施例2において回転体側壁の細孔を直径3.1mmか
ら2.8mmに変更し、回転体の回転速度と繊維状ガラ
スの粉砕時間を調整した以外は実施例2と同様にして、
短軸長さが7.2μm,長軸長さが309μmの形状の
ガラス粉末を作製した。その後、実施例5と同様の市販
のグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末(商品名:
ハイ−ボンド グラスアイオノマーFの粉末,松風社
製)に4.5重量%配合し、このガラス粉末2.5gに対
して市販のグラスアイオノマーセメント用硬化液(商品
名:ハイ−ボンド グラスアイオノマーFの液体,松風
社製)1.0gの割合で混合・練和して各試験を行っ
た。その結果、3点曲げ強さは41±5MPa,引張り
強さは14.8±2MPaであった。
【0027】比較例1 市販のグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末(商品
名:フジIの粉末,ジーシー社製)1.8gに市販のグ
ラスアイオノマーセメント用硬化液(商品名:フジIの
液体,ジーシー社製)1.0gの割合で混合・練和して
各試験を行った。その結果、3点曲げ強さは20±2M
Pa,引張り強さは12.0±2MPaであった。
【0028】比較例2 市販の光重合型グラスアイオノマーセメント用ガラス粉
末(商品名:フジリュートの粉末,ジーシー社製)2.
0gに市販の光重合型グラスアイオノマーセメント用硬
化液(商品名:フジリュートの液体,ジーシー社製)
1.0gの割合で混合・練和して各試験を行った。その
結果、3点曲げ強さは27±5MPa,引張り強さは2
4.1±2MPaであった。
【0029】比較例3 市販のグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末(商品
名:ハイ−ボンド グラスアイオノマーFの粉末,松風
社製)2.5gに市販のグラスアイオノマーセメント用
硬化液(商品名:ハイ−ボンド グラスアイオノマーF
の液体,松風社製)1.0gの割合で混合・練和して各
試験を行った。その結果、3点曲げ強さは21±6MP
a,引張り強さは6.1±2MPaであった。
【0030】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明に係る長
軸長さが短軸長さの3〜1000倍である形状のグラス
アイオノマーセメント用ガラス粉末を含むグラスアイオ
ノマーセメント用ガラス粉末を用いた場合には、従来の
歯科用グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末を用い
た場合と比較してグラスアイオノマーセメント硬化体の
機械的強度、特に3点曲げ強さ及び引張強さが向上し、
従来の歯科においては不充分とされていた大きな負荷が
かかる窩洞の充填等にもグラスアイオノマーセメントを
適用することが出来るようになるのであり、その医学分
野に貢献する価値の非常に大きなものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 香 東京都板橋区蓮沼町76番1号 株式会社ジ ーシー内 (72)発明者 広田 一男 東京都板橋区蓮沼町76番1号 株式会社ジ ーシー内 Fターム(参考) 4C089 AA07 AA08 AA09 AA11 BA03 BA04 BA10 BA13 CA02 CA07 4G062 AA08 AA09 AA15 BB01 BB06 BB17 DA03 DA04 DB04 DC01 DD01 DE01 DF01 EA01 EA10 EB01 EC01 ED01 EE01 EE02 EE03 EE04 EE05 EF01 EF02 EF03 EF04 EF05 EG01 FA01 FA10 FB01 FC01 FD01 FE01 FF01 FG01 FH01 FJ01 FK01 FK02 FK03 FK04 FK05 FL01 GA01 GB01 GC01 GD01 GE03 GE04 HH01 HH03 HH05 HH07 HH09 HH11 HH13 HH15 HH17 HH20 JJ01 JJ03 JJ05 JJ07 JJ10 KK01 KK03 KK05 KK07 KK10 MM20 NN33 PP14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グラスアイオノマーセメント用ガラス粉
    末中に、長軸長さが短軸長さの3〜1000倍である形
    状のグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末を含むこ
    とを特徴とするグラスアイオノマーセメント用ガラス粉
    末。
  2. 【請求項2】 長軸長さが短軸長さの3〜1000倍で
    ある形状のグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末
    が、短軸長さが0.1〜100μmで、長軸長さが50
    0μm以下の繊維状である請求項1に記載のグラスアイ
    オノマーセメント用ガラス粉末。
  3. 【請求項3】 長軸長さが短軸長さの3〜1000倍で
    ある形状のグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末の
    含有量が、0.1〜80重量%である請求項1又は2に
    記載のグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末。
  4. 【請求項4】 長軸長さが短軸長さの3〜1000倍で
    ある形状のグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末
    が、その成分としてAl:10〜21重量%とSi:9
    〜21重量%とF:1〜20重量%とを含み、更にS
    r,Ca,Laの中の少なくとも一つを合計10〜34
    重量%含む歯科用のフルオロアルミノシリケートガラス
    粉末である請求項1から3の何れか1項に記載のグラス
    アイオノマーセメント用ガラス粉末。
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