JP2000209782A - 組電池の充放電制御装置 - Google Patents
組電池の充放電制御装置Info
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Abstract
生じたときに単電池のいずれをも過充電することなくそ
の性能を均等化する。 【解決手段】 組電池を構成する各単電池のSOCのば
らつきを求め(S120)、このばらつきが所定範囲に
あるときには、充放電の効率のよい値SOC1を目標S
OCに設定し(S160)、ばらつきが所定範囲にない
ときには、組電池20の温度Tに基づいて求められる値
SOC2を目標SOCに設定して(S180,S19
0)、組電池のSOCが目標SOCとなるよう制御する
(S210)。値SOC2は、組電池を構成する各単電
池のSOCのばらつきを所望のばらつきより小さくする
ことができる充放電可能なSOCとして設定されるか
ら、各単電池を過充電することなくその性能を均等化す
ることができる。
Description
御装置に関し、詳しくは、複数の電池を直列に接続して
なる組電池の充放電を制御する充放電制御装置に関す
る。
としては、組電池が使用されずに長時間放置されたとき
に通常の充電時間よりも長い時間に亘って組電池を充電
するものが提案されている(例えば、実開平2−263
47号公報など)。この充放電制御装置によれば、組電
池が使用されずに長時間放置されたときには組電池を構
成する各単電池の内部抵抗や誘起電圧がばらつくが、通
常の充電時間より長い時間充電をすることによって各電
池を均等な性能にすることができる、とされている。
た従来例の組電池の充放電制御装置では、単電池を過充
電し、単電池の劣化を招くという問題があった。長時間
の放置による単電池のばらつきには、放電可能な充電容
量が高い方に分布する単電池も存在する。こうした充電
容量の高い方に分布する単電池を、通常の充電時間より
長い時間充電すれば過充電してしまうことが生じる。
以外にも生じるが、従来例の組電池の充放電制御装置で
は、組電池が長時間放置されないと動作しないから、こ
うしたばらつきの生じた単電池を均等な性能にすること
ができないといった問題もあった。
池を構成する単電池のいずれをも過充電することなくそ
の性能を均等することを目的の一つとする。また、本発
明の組電池の充放電制御装置は、組電池を長時間放置し
ていないにも拘わらず単電池の性能にばらつきが生じた
ときでも単電池の性能を均等化することを目的の一つと
する。
発明の組電池の充放電制御装置は、上述の目的の少なく
とも一部を達成するために以下の手段を採った。
の電池を直列に接続してなる組電池の充放電を制御する
充放電制御装置であって、前記組電池を構成する一つ以
上の電池からなる複数のブロックの状態を検出する状態
検出手段と、該検出された複数のブロックの状態に基づ
いて前記組電池の状態を判定する状態判定手段と、前記
状態検出手段により検出された複数のブロックの状態に
基づいて該複数のブロックの状態のばらつきが所定範囲
にあるか否かを判定するばらつき判定手段と、該判定さ
れたばらつきが前記所定範囲にあるときには前記組電池
の状態が第1の所定状態となるよう該組電池の充放電を
制御し、前記ばらつきが前記所定範囲にないときには前
記組電池の状態が前記第1の所定状態とは異なり前記ば
らつきが収束する方向に移動する第2の所定状態となる
よう該組電池の充放電を制御する状態制御手段とを備え
ることを要旨とする。
数のブロックの状態のばらつきが所定範囲にないときに
は、組電池の状態をばらつきが収束する方向に移動する
よう制御するから、長時間の放置によらない複数のブロ
ックの状態のばらつきに対しても対処することができ
る。また、第2の所定状態を放電可能な充電容量が高い
方に分布するブロックでも過充電とならないように設定
できるから、組電池を構成する電池を過充電することに
より生じる電池の劣化を防止することができる。なお、
「組電池を構成する一つ以上の電池からなる複数のブロ
ック」には、二以上の直列に接続された電池により構成
されるブロックは勿論、一つの電池だけで構成されるブ
ロックをも含む。即ち、「一つ以上の電池からなる複数
のブロック」を「各電池」に読み代えることもできる。
において、前記状態検出手段は前記複数のブロックの状
態として前記複数のブロックの各ブロックに充電されて
いる放電可能な充電容量を検出する手段であるものとし
たり、前記状態検出手段は前記複数のブロックの状態と
して前記複数のブロックの電圧を検出する手段であるも
のとすることもできる。
おいて、前記ばらつき判定手段は、前記判定に加えて、
所定時間経過する毎に前記ばらつきが前記所定範囲にな
いと判定する手段であるものとしたり、前記状態検出手
段は前記複数のブロックの状態として前記複数のブロッ
クの充放電の積算値を検出する手段であり、前記ばらつ
き判定手段は前記状態検出手段により検出された充放電
の積算値が所定値に至ったときに前記ばらつきが前記所
定範囲にないと判定する手段であるものとすることもで
きる。これらのようにすれば、複数のブロックの状態が
大きくばらつかないうちに、ばらつきを収束させること
ができる。
置において、前記状態判定手段は前記状態検出手段によ
り検出される複数のブロックの状態に基づいて前記組電
池に充電されている放電可能な充電容量を演算し該充電
容量を前記組電池の状態として判定する手段であり、前
記第1の所定状態は所定の充電容量であり、前記第2の
所定状態は前記所定の充電容量より大きな充電容量であ
るものとすることもできる。
において、前記組電池の温度を検出する温度検出手段
と、該検出された温度に基づいて前記第2の所定状態を
設定する所定状態設定手段とを備えるものとすることも
できる。複数のブロックの状態のばらつきを収束させる
ことができる状態が組電池の温度によって変化したり、
ばらつきを収束させることができる状態の効率が組電池
の温度によって変化する組電池では、より妥当な状態に
制御することができたり、充電効率を向上させることが
できる。
状態としての充電容量を設定する態様の組電池の充放電
制御装置において、前記所定状態設定手段は、前記温度
検出手段により検出された組電池の温度が高くなるほど
小さい充電容量を前記第2の所定状態として設定する手
段であるものとすることもできる。
放電制御装置において、前記状態制御手段は、前記ばら
つき判定手段により前記ばらつきが前記所定範囲にない
と判定されたときには、該判定の後になされる前記ばら
つき判定手段による判定に拘わらず所定時間前記組電池
の状態が前記第2の所定状態となるよう該組電池の充放
電を制御する手段であるものとすることもできる。こう
すれば、ブロックの状態のばらつきの収束率を高めるこ
とができ、頻繁にばらつきが所定範囲内にないと判定さ
れることを防止することができる。
例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である
組電池の充放電制御装置40の構成の概略を例示する概
略構成図である。図示するように、実施例の組電池の充
放電制御装置40は、n個の単位電池を直列に接続して
なる組電池20と組電池20を充放電する負荷30とに
接続されている。
0を構成する各単電池の電圧V1〜Vnを計測する複数
の電圧計からなる電圧計測器42、組電池20に流れる
電流Iを計測する電流計44、組電池20の温度Tを計
測する温度計46、充放電制御装置40全体を制御する
と共に負荷30の駆動制御を司る電子処理装置50、所
定タイミング毎に電子処理装置50にクロック信号CL
を出力するクロック発振回路60、充放電制御装置40
の各部に必要な電力を供給する図示しない電源回路など
を備える。
して構成された1チップマイクロコンピュータであり、
その内部には処理プログラムを予め記憶した内部ROM
54と、データを一時的に記憶する内部RAM56と、
各種入力ポートおよび出力ポートとが備えられている。
入力ポートには、電圧計測器42により計測された組電
池20を構成する各単電池の電圧V1〜Vnや電流計4
4により計測された電流I,温度計46により計測され
た温度T,クロック発振回路60から出力されるクロッ
ク信号CLなどが入力されており、出力ポートからは、
負荷30を駆動制御する制御信号Jが出力されている。
置40は、内部ROM54に予め記憶された図2に例示
する充放電制御ルーチンを所定時間毎(例えば、10m
s毎)に繰り返し実行して組電池20の充放電を制御し
ている。なお、図示する充放電制御ルーチンを実行する
タイミングは、クロック発振回路60から入力されるク
ロック信号CLをカウントすることによって計られてい
る。以下、この充放電制御ルーチンに基づいて充放電制
御装置40による組電池20の充放電制御について説明
する。
U52は、まず電圧計測器42により計測される各単電
池の電圧V1〜Vnと電流計44により計測される電流
Iと温度計46により計測される組電池20の温度Tと
を読み込む処理を実行する(ステップS100)。次
に、読み込んだ電圧V1〜Vnと電流Iとから各単電池
のSOC(State Of Chargeの略で通常
%表示を用いる)と組電池20のSOCとを算出する
(ステップS110)。各単電池のSOCは、各単電池
の電圧V1〜Vnと電流Iとの関係から算出できる。組
電池20のSOCは、各単電池の電圧V1〜Vnの和と
電流との関係から算出してもよいが、実施例では各単電
池のSOCの算術平均により求めた。
きを求め(ステップS120)、求めたばらつきが所定
範囲にあるか否かを判定する(ステップS130)。各
単電池のSOCのばらつきとしては、その分散を用いる
こともできるし、分布する範囲を用いることもできる。
また、中央値と最も離れた値との偏差を用いることもで
きる。所定範囲は、各単電池のSOCのばらつきを許容
できる範囲として設定されるものであり、単電池の種類
や単電池の数,単電池の製品としてのばらつき,制御さ
れる組電池20のSOCなどにより定められる。
あるときには、現在の目標SOCに値SOC2が設定さ
れていないことを確認し(ステップS140)、目標S
OCに値SOC1を設定する(ステップS160)。こ
こで、値SOC1は、負荷30の運転に支障がなく組電
池20の充放電を効率よく行なうことができるSOCと
して設定されるものであり、負荷30の運転特性や組電
池20の充放電効率などによって定められる。なお、値
SOC2とステップS150の処理については後述す
る。そして、カウンタCを値0にリセットし(ステップ
S170)、組電池20のSOCが目標SOCとなるよ
う負荷30を駆動制御して(ステップS210)、本ル
ーチンを終了する。カウンタCについても後述する。
ないときには、各単電池のSOCのばらつきが許容範囲
内にないと判断し、組電池20の温度Tに基づいて求め
られる値SOC2を目標SOCに設定する(ステップS
180,S190)。値SOC2は、組電池20を構成
する各単電池のSOCのばらつきを所望のばらつきより
小さくすることができる充放電可能なSOCとして設定
されるものであり、電池の特性や温度,許容するばらつ
きの範囲などにより定められる。SOCを高くすること
により各単電池のSOCのばらつきを小さくできるタイ
プの電池における組電池20の温度Tと値SOC2との
関係の一例を図3に、目標SOCを50%と70%とに
設定したときの各単電池のSOCの分布の一例を図4と
図5とにそれぞれ示す。図4と図5に示すように、各単
電池のSOCの分布は、目標SOCを50%として負荷
30を駆動制御したときに比して目標SOCを70%と
して負荷30を駆動制御したときの方が小さくなる。し
たがって、この各単電池のSOCの分布が所望の分布と
なるSOCを値SOC2とすることができ、実施例では
こうした値SOC2を用いているのである。なお、図中
の破線は、それぞれの目標SOCで負荷30の駆動によ
り組電池20から放電しているとき又は組電池20を充
電しているときの各単電池のSOCの分布を例示したも
のである。また、図3に示すように、同じ各単電池のS
OCのばらつきとなるSOCは組電池20の温度によっ
て異なるから、実施例のステップS180では、こうし
た関係をマップとして内部ROM54に記憶しておき、
組電池20の温度Tが与えられるとその温度Tに対応す
る値SOC2がマップから導出されるものとした。
した後には、カウンタCをインクリメントして(ステッ
プS200)、組電池20のSOCが目標SOCとなる
よう負荷30を駆動制御して(ステップS210)、本
ルーチンを終了する。カウンタCは、目標SOCに値S
OC2がセットている間中インクリメントされ、目標S
OCに値SOC1がセットされたときに値0にリセット
されるものである。
Cのばらつきが所定範囲にあるときであって、目標SO
Cに値SOC2が設定されている場合について説明す
る。この場合は、各単電池のSOCのばらつきが一旦所
定範囲にない状態となってステップS180およびS1
90により目標SOCに値SOC2が設定されて負荷3
0が駆動制御される均等化処理を実行した後に、各単電
池のSOCのばらつきが再び所定範囲に戻った場合であ
る。この場合には、カウンタCを閾値Crefと比較し
(ステップS150)、カウンタCが閾値Cref以下
のときには、まだ十分に各単電池のSOCのばらつきが
収束していないと判断してステップS180ないしS2
10の目標SOCに値SOC2を設定して負荷30を駆
動制御する処理を実行し、カウンタCが閾値Crefよ
り大きいときには、十分に各単電池のSOCのばらつき
が収束したと判断してステップS160,S170およ
びS210の目標SOCに値SOC1を設定して負荷3
0を駆動制御する処理を実行する。ここで、閾値Cre
fは、値SOC2を目標SOCとして負荷30を駆動制
御したときに各単電池のSOCのばらつきが十分に収束
するのに必要な時間として設定されるものであり、電池
の特性や充放電制御ルーチンを実行する頻度などによっ
て定められる。
装置40によれば、各単電池のSOCのばらつきが許容
範囲にないときに各単電池のSOCのばらつきが収束す
るよう組電池20のSOCを制御するから、組電池20
の長時間の不使用に拘わらず、各単電池の性能の均等化
を図ることができ、組電池20を構成する各単電池のい
ずれをも過充電から防止することができる。この結果、
組電池20全体としての性能を向上させることができる
と共に、組電池20全体としての耐久性をも向上させる
ことができる。また、組電池20の温度Tに応じて各単
電池のSOCのばらつきを収束させるために用いる目標
SOCを設定するから、各単電池の性能の均等化を行な
っているときの組電池20の充放電の効率を向上させる
ことができる。
池のSOCのばらつきが許容範囲にあるときには、所定
のSOCである値SOC1を目標SOCに設定したが、
この値SOC1を組電池20の温度Tに応じて変化させ
るものとしてもよい。図6に組電池20の温度TとSO
Cと充放電の効率ηとの関係の一例を示す。図示するよ
うに、組電池20の充放電の効率ηとSOCとの関係は
組電池20の温度Tによって変化する。したがって、値
SOC1を組電池20の温度Tに基づいて負荷30の駆
動制御に支障がない範囲内で組電池20の充放電の効率
ηが高くなるよう設定するものとすれば、組電池20の
効率を向上させることができる。
池のSOCのばらつきが許容範囲にないときに各単電池
の性能の均等化処理を行なったが、前回の均等化処理か
ら所定時間経過したときには各単電池のSOCのばらつ
きが許容範囲にあるときでも均等化処理を行なうものと
してもよい。この処理を行なう充放電制御ルーチンの一
例の一部を図7に示す。図7の充放電制御ルーチンで
は、図2の充放電制御ルーチンのステップS160ない
しS200の処理に代えてステップS300ないしS3
70の処理を実行する。図1の充放電制御ルーチンで
は、各単電池のSOCのばらつきが所定範囲にあるとき
には、現在の目標SOCに値SOC2が設定されていな
いことを確認して目標SOCに値SOC1を設定するが
(ステップS150,S160)、図7の充放電制御ル
ーチンでは、現在の目標SOCに値SOC2が設定され
ていないことを確認した後に第2カウンタDを閾値Dr
efと比較し(ステップS300)、第2カウンタDが
閾値Drefより小さいときに目標SOCに値SOC1
を設定する(ステップS310)。第2カウンタDは、
均等化処理が行なわれると値0にリセットされ(ステッ
プS370)、均等化処理が行なわれないときにはイン
クリメントされる(ステップS330)。したがって、
閾値Drefを適当に定めることにより、均等化処理を
行なった後に所定時間が経過したときには、各単電池の
SOCのばらつきが許容範囲にあるときでも均等化処理
を実行する。こうした変形例によれば、定期的に各単電
池の性能を均等化することができる。
0では、各単電池の電圧V1〜Vnと電流Iとから求ま
る各単電池のSOCのばらつきが所定範囲にないときに
均等化処理を行なったが、図8の充放電制御ルーチンの
変形例の一部に示すように、各単電池の電圧V1〜Vn
のばらつきが所定範囲にないときに均等化処理を行なう
ものとしてもよく、あるいは、図9の充放電制御ルーチ
ンの変形例の一部に示すように、各単電池の充放電の積
算値が所定値より大きくなったときに均等化処理を行な
うものとしてもよい。これらの場合、図2の充放電制御
ルーチンのステップS110ないしS130の処理に代
えて、図8の充放電制御ルーチンのステップS410な
いしS430や図9の充放電制御ルーチンのステップS
510ないしS530を実行すればよい。これらのよう
にすれば、各単電池の電圧V1〜Vnのばらつきや各単
電池の充放電の積算値に基づいて各単電池の性能を均等
化することができる。
は、組電池20の各単電池のSOCを算出し、これのば
らつきに基づいて単電池の均等化処理を行なうか否かを
判定したが、2以上の単電池からなるブロック毎のSO
Cを算出し、これのばらつきに基づいて単電池の均等化
処理を行なうか否かの判定をするものとすることもでき
る。こうすれば、各単電池の電圧V1〜Vnの計測に代
えてブロック毎の計測でよいから、電圧計測器42を簡
易なものとすることができると共に、SOCの計算に要
する時間も少なくすることができる。
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
装置40の構成の概略を例示する概略構成図である。
チンの一例を示すフローチャートである。
一例を示すグラフである。
池のSOCの分布の一例を示すグラフである。
池のSOCの分布の一例を示すグラフである。
ηとの関係の一例を示すグラフである。
るフローチャートである。
るフローチャートである。
るフローチャートである。
2 電圧計測器、44電流計、46 温度計、50 電
子処理装置、52 CPU、54 内部ROM、56
内部RAM、60 クロック発振回路。
Claims (9)
- 【請求項1】 複数の電池を直列に接続してなる組電池
の充放電を制御する充放電制御装置であって、 前記組電池を構成する一つ以上の電池からなる複数のブ
ロックの状態を検出する状態検出手段と、 該検出された複数のブロックの状態に基づいて前記組電
池の状態を判定する状態判定手段と、 前記状態検出手段により検出された複数のブロックの状
態に基づいて該複数のブロックの状態のばらつきが所定
範囲にあるか否かを判定するばらつき判定手段と、 該判定されたばらつきが前記所定範囲にあるときには、
前記組電池の状態が第1の所定状態となるよう該組電池
の充放電を制御し、前記ばらつきが前記所定範囲にない
ときには、前記組電池の状態が前記第1の所定状態とは
異なり前記ばらつきが収束する方向に移動する第2の所
定状態となるよう該組電池の充放電を制御する状態制御
手段とを備える充放電制御装置。 - 【請求項2】 前記状態検出手段は、前記複数のブロッ
クの状態として前記複数のブロックの各ブロックに充電
されている放電可能な充電容量を検出する手段である請
求項1記載の充放電制御装置。 - 【請求項3】 前記状態検出手段は、前記複数のブロッ
クの状態として前記複数のブロックの電圧を検出する手
段である請求項1記載の充放電制御装置。 - 【請求項4】 前記ばらつき判定手段は、前記判定に加
えて、所定時間経過する毎に前記ばらつきが前記所定範
囲にないと判定する手段である請求項1ないし3いずれ
か記載の充放電制御装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の充放電制御装置であっ
て、 前記状態検出手段は、前記複数のブロックの状態として
前記複数のブロックの充放電の積算値を検出する手段で
あり、 前記ばらつき判定手段は、前記状態検出手段により検出
された充放電の積算値が所定値に至ったときに前記ばら
つきが前記所定範囲にないと判定する手段である充放電
制御装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし5いずれか記載の充放電
制御装置であって、 前記状態判定手段は、前記状態検出手段により検出され
る複数のブロックの状態に基づいて前記組電池に充電さ
れている放電可能な充電容量を演算し、該充電容量を前
記組電池の状態として判定する手段であり、 前記第1の所定状態は、所定の充電容量であり、 前記第2の所定状態は、前記所定の充電容量より大きな
充電容量である充放電制御装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし6いずれか記載の充放電
制御装置であって、 前記組電池の温度を検出する温度検出手段と、 該検出された温度に基づいて前記第2の所定状態を設定
する所定状態設定手段とを備える充放電制御装置。 - 【請求項8】 前記所定状態設定手段は、前記温度検出
手段により検出された組電池の温度が高くなるほど小さ
い充電容量を前記第2の所定状態として設定する手段で
ある請求項6にかかる請求項7記載の充放電制御装置。 - 【請求項9】 前記状態制御手段は、前記ばらつき判定
手段により前記ばらつきが前記所定範囲にないと判定さ
れたときには、該判定の後になされる前記ばらつき判定
手段による判定に拘わらず所定時間前記組電池の状態が
前記第2の所定状態となるよう該組電池の充放電を制御
する手段である請求項1ないし8いずれか記載の充放電
制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00570699A JP4016516B2 (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | 組電池の充放電制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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