JP2000142043A - タイヤ空気圧警報装置 - Google Patents
タイヤ空気圧警報装置Info
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Abstract
費電力を抑制することが可能なタイヤ空気圧警報装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 送信部10による検出値の送信は、正常
時と異常時とで異なる所定時間間隔で行われると共に、
警告を運転者が認識したと判断した場合には検出値の送
信時間間隔を異常時の送信時間間隔よりも長くする送信
時間間隔延長手段S12,S22,S24を有する。こ
のため、異常時の送信部の消費電力を抑制でき、電池の
寿命を延ばすことが可能となる。
Description
装置に関し、特に、送信部を駆動する電池の高寿命化を
図る上で好適なタイヤ空気圧警報装置に関する。
5号に開示される如く、タイヤ状態監視システムが公知
である。このタイヤ状態監視システムは、タイヤに取り
付けられタイヤの温度及びタイヤ空気圧を検出するセン
サを有し、検出値を所定時間間隔で符号化して送信する
ユニットと、車体側に設けられユニットから送信された
信号を受信して解析する解析ユニットとを備えている。
そして、タイヤ空気圧が低下したり温度が上昇した異常
時には、正常時の所定時間間隔より短時間間隔でユニッ
トから検出値の送信を行う。
監視システムでは、タイヤ空気圧が低下すると短時間間
隔でユニットから検出値の送信が行われ、これがタイヤ
空気圧の低下した期間継続するため、タイヤ空気圧低下
時にユニットに電源を供給する電池の寿命が短くなると
いう問題があった。
であり、警告を運転者が認識したと判断した場合には検
出値の送信時間間隔を異常時の送信時間間隔よりも長く
することにより、タイヤ空気圧異常時の送信部の消費電
力を抑制することが可能なタイヤ空気圧警報装置を提供
することを目的とする。
は、タイヤ空気圧を検出し、その検出値を送信する送信
部と、前記検出値を受信してタイヤ空気圧が低下した異
常時に運転者に警告を行う受信部とを有するタイヤ空気
圧警報装置であって、前記送信部による前記検出値の送
信は、正常時と異常時とで異なる所定時間間隔で行われ
ると共に、前記警告を運転者が認識したと判断した場合
には前記検出値の送信時間間隔を前記異常時の送信時間
間隔よりも長くする送信時間間隔延長手段を有する。
断した場合には検出値の送信時間間隔を異常時の送信時
間間隔よりも長くすることにより、異常時の送信部の消
費電力を抑制でき、電池の寿命を延ばすことが可能とな
る。請求項2に記載の発明は、請求項1記載のタイヤ空
気圧警報装置において、前記警告を運転者が認識したと
の判断は、イグニッションスイッチのオフ動作により行
う。
れば車両を停止させてイグニッションスイッチをオフす
るはずであるため、特別なスイッチを設けることなく、
運転者が警告を認識したことを判断することができる。
タイヤ空気圧警報装置のシステム構成図を示す。本実施
例において、タイヤ空気圧は所定の設定空気圧Pset
となるように調整されている。本実施例のタイヤ空気圧
警報装置は、タイヤ空気圧を監視し、タイヤ空気圧が設
定空気圧Psetから所定値以下に低下した場合に、タ
イヤ空気圧の異常を示す警報を発する装置である。
警報装置は、センサユニット10、及び監視ユニット1
2を備えている。センサユニット10は、車輪ホイール
の内部に取り付けられており、内蔵電池14を電源とし
て駆動される。図1に示す如く、センサユニット10
は、タイヤ空気圧センサ16、送信CPU18、不揮発
性メモリ20、送信回路22及び受信回路28を備えて
いる。
ユニット10の識別信号が含まれており、監視ユニット
12はこの識別信号によって受信データが自車に搭載さ
れたセンサユニット10から送信されたものであると識
別している。このため、監視ユニット12に自車に搭載
されたセンサユニット10の識別信号を記憶させる必要
があり、この記憶作業は車両組立時に行っている。この
とき、センサユニット10からのデータ送信を待って記
憶作業を行っても良いが、後述するようにセンサユニッ
ト10からのデータ送信は、10〜20分おきであり、
記憶作業に時間がかかってしまうため、監視ユニット1
2から記憶作業中であることを表す信号をセンサユニッ
ト10に送信し、センサユニット10からのデータ送信
を強制的に行わせるようにして記憶作業の短縮を図って
いる。
に応じた信号を出力する空気圧センサである。タイヤ空
気圧センサ16の出力信号は、送信CPU18に供給さ
れている。送信CPU18はタイヤ空気圧センサ16の
出力信号に基づいてタイヤ空気圧を検出し、その検出値
(以下、検出値Pmと称す)を不揮発性メモリ20に記
憶されている基準値Pa,Pbと比較し、検出値Pmに
応じた頻度で検出値Pmを送信回路22に供給する。
号を送信アンテナ22から監視ユニット12に向けて送
信する。また、受診回路28は、受信アンテナ26を介
して、監視ユニット12から送信される無線信号を受信
し、この信号に含まれるリセット信号を送信CPU18
に供給する。一方、監視ユニット12は、車室内に設置
されており、車両のバッテリーを電源として駆動され
る。図1に示す如く、監視ユニット12は、送受信回路
34、及び受信CPU36を備えている。送受信回路3
4はアンテナ32を介して、センサユニット10側から
送信された無線信号を受信し、この信号に含まれる検出
値Pmを受信CPU36に供給する。受信CPU36
は、検出値Pmに基づいて、タイヤ空気圧の異常の有無
を判定する。
38を備えている。表示警告装置38はタイヤ空気圧の
数値表示を行うと共に、例えば第1〜第3警告灯にてタ
イヤ空気圧の異常時に警告を行う。受信CPU36は内
蔵の不揮発性メモリに所定の第1〜第3の警報値P1、
P2、及びP3(P1>P2>P3)を記憶しており、
検出値PmがP1、P2、及びP3を下回ると、順次、
表示警告装置38の第1警告灯、第2警告灯、及び第3
警告灯を点灯させる。
れ、大気圧を基準として、例えば1.5気圧、0.7気
圧、0気圧となるように設定されている。従って、第1
警告灯の点灯によりタイヤ空気圧の初期的な低下を示す
警報(第1の警報)が、第2警告灯の点灯によりタイヤ
のパンクを示す警報(第2の警報)が、第3警告灯の点
灯によりタイヤの空気が完全に抜けたことを示す警報
(第3の警報)が、それぞれ発せられることになる。
ではなく、1つ又は2つ、あるいは、4つ以上の警報値
を設けてもよい。また、第1〜第3警告灯に代えて、例
えば、ブザー等の音響により警報を発する警報装置を設
けてもよい。また、監視ユニット12の受信CPU36
にはリセットスイッチ40が接続されている。リセット
スイッチ40は運転者が表示警告装置38によるタイヤ
空気圧の異常を認識したとき、運転者の操作でオンとさ
れるスイッチである。このリセットスイッチ40のオン
により、受信CPU36は送受信回路34にリセット信
号を供給し、送受信回路34はリセット信号を含む無線
信号をアンテナ32からセンサユニット10に向けて送
信する。
0は車輪ホイールの内部に設けられる関係上、内蔵電池
14を電源として駆動される。センサユニット10は、
特に、送信回路22が無線信号を送信する際に大きな電
力を消費する。このため、内蔵電池14の長寿命化を図
るうえでは、検出値Pmの送信を間欠的に行い、かつ、
その送信時間間隔を長くすることが望ましい。
た異常時には、運転者にこの状況に応じた適切な措置を
取らせる必要があるため、検出値Pmの送信時間間隔を
短くする必要がある。しかし、運転者がタイヤ空気圧が
所定値以下に低下した異常を認識した後は、検出値Pm
の送信時間間隔を短くしてもその必要性は少なく、検出
値Pmの送信時間間隔が短く内蔵電池14の電力消費が
大きいという問題だけが残る。このため、本実施例で
は、運転者がタイヤ空気圧の異常を認識した後は、検出
値Pmの送信時間間隔を長くして、内蔵電池14の電力
消費を抑制させる。
ルーチンのフローチャートを示す。図2に示すルーチン
が起動されると、先ず、ステップS10が実行される。
ステップS10では、タイヤ空気圧センサ16の出力信
号に基づいて現在のタイヤ空気圧Pmが検出される。ス
テップS10に続くステップS12では、リセットフラ
グがオフ、かつ、タイヤ空気圧Pmが所定の基準値Pa
(例えばPa=P1)を下回っているか否かが判別され
る。
Pm<Paでタイヤ空気圧に異常が発生しているなら
ば、次にステップS14が実行される。ステップS14
では、タイマTが所定値t1以上か否かを判別し、T≧
t1の場合はステップS16に進んでタイヤ空気圧Pm
を監視ユニット12に送信する。上記の所定値t1は例
えば2〜3秒に相当する値である。この後、ステップS
18でタイマTを0にリセットしてステップS22に進
む。
ステップS20でタイマTを1だけインクリメントして
ステップS22に進む。ステップS22では監視ユニッ
ト12からリセット信号を含む無線信号が受信されたか
否かを判別し、上記リセット信号の受信がなければステ
ップS23でタイヤ空気圧センサ16の出力信号に基づ
いて現在のタイヤ空気圧Pmを検出した後、ステップS
14に進む。また、リセット信号の受信があればステッ
プS24でリセットフラグをオンさせてステップS30
に進む。
グがオン、または、Pm≧Paでタイヤ空気圧が正常で
あればステップS30に進む。ステップS30では、タ
イマTが所定値t2以上か否かを判別し、T≧t2の場
合はステップS32に進んでタイヤ空気圧Pmを監視ユ
ニット12に送信する。上記の所定値t2は例えば10
〜20分に相当する値である。この後、ステップS34
でタイマTを0にリセットしてステップS10に進む。
一方、ステップS30でT<t2の場合はステップS3
6でタイマTを1だけインクリメントしてステップS1
0に進む。
であればステップS10,S12,S30〜S36を繰
り返すので、10〜20分程度の長い送信時間間隔で検
出値Pmを監視ユニット12に送信して内蔵電池14の
電力消費を抑制する。Pm<Paでタイヤ空気圧が異常
となると、ステップS14〜S23を繰り返し2〜3秒
の短い送信時間間隔で検出値Pmを監視ユニット12に
送信する。
セットスイッチ40をオンとすると、ステップS22か
らS24に進んでリセットフラグをオンし、10〜20
分程度の長い送信時間間隔で検出値Pmを監視ユニット
12に送信して内蔵電池14の電力消費を抑制させる。
これにより、内蔵電池14の寿命を延ばすことができ
る。
者が認識すれば車両を停止させてイグニッションスイッ
チをオフし、タイヤを調べるはずであるため、イグニッ
ションスイッチがオフとなった場合にリセットフラグを
オンとすれば、リセットスイッチ40を設けることな
く、運転者が警告を認識したことを判断することができ
る。イグニッションスイッチがオフとなった場合には、
正常時の送信時間間隔もイグニッションスイッチのオン
時に比べて長くするようにしても良い。
オンの場合の送信時間間隔を正常時と同一の10〜20
分程度としているが、リセットフラグがオンの場合の送
信時間間隔はリセットフラグがオフ時の送信時間間隔2
〜3秒よりも長ければ、10〜20分よりも短くても、
または長くても良く、さらには以降の検出値Pmの送信
を停止しても良い。
ニット10が請求項に記載した送信部に、監視ユニット
12が請求項に記載した受信部にそれぞれ対応し、ま
た、ステップS12,S22,S24が送信時間間隔延
長手段に対応する。
送信部による前記検出値の送信は、正常時と異常時とで
異なる所定時間間隔で行われると共に、前記警告を運転
者が認識したと判断した場合には前記検出値の送信時間
間隔を前記異常時の送信時間間隔よりも長くする送信時
間間隔延長手段を有する。
断した場合には検出値の送信時間間隔を異常時の送信時
間間隔よりも長くすることにより、異常時の送信部の消
費電力を抑制でき、電池の寿命を延ばすことが可能とな
る。また、請求項2に記載の発明は、警告を運転者が認
識したとの判断は、イグニッションスイッチのオフ動作
により行う。
れば車両を停止させてイグニッションスイッチをオフす
るはずであるため、特別なスイッチを設けることなく、
運転者が警告を認識したことを判断することができる。
のシステム構成図である。
フローチャートである。
Claims (2)
- 【請求項1】 タイヤ空気圧を検出し、その検出値を送
信する送信部と、 前記検出値を受信してタイヤ空気圧が低下した異常時に
運転者に警告を行う受信部とを有するタイヤ空気圧警報
装置であって、 前記送信部による前記検出値の送信は、正常時と異常時
とで異なる所定時間間隔で行われると共に、前記警告を
運転者が認識したと判断した場合には前記検出値の送信
時間間隔を前記異常時の送信時間間隔よりも長くする送
信時間間隔延長手段を有することを特徴とするタイヤ空
気圧警報装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のタイヤ空気圧警報装置に
おいて、 前記警告を運転者が認識したとの判断は、イグニッショ
ンスイッチのオフ動作により行うことを特徴とするタイ
ヤ空気圧警報装置。
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---|---|---|---|
JP31797598A JP3428466B2 (ja) | 1998-11-09 | 1998-11-09 | タイヤ空気圧警報装置 |
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- 1998-11-09 JP JP31797598A patent/JP3428466B2/ja not_active Expired - Fee Related
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