JP2000136332A - 塗料組成物およびその塗装法 - Google Patents
塗料組成物およびその塗装法Info
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Abstract
易に除去することが可能で、かつスリ傷がつきにくい塗
膜を形成することができる有機溶剤系熱硬化性塗料組成
物、およびこの組成物を用いた複層上塗塗膜形成法に関
する。 【解決手段】 熱硬化性樹脂組成物と該樹脂組成物の樹
脂固形分100重量部あたり固形分量で3〜10重量部
未満のコロイダルシリカを含有することを特徴とする有
機溶剤系熱硬化性塗料組成物、および少なくとも1種の
着色塗料および少なくとも1種のクリヤ−塗料を順次塗
装して複層上塗塗膜を形成するにあたり、最上層のクリ
ヤ−塗料として、請求項1〜3のいずれかに記載の有機
溶剤系熱硬化性塗料組成物を使用することを特徴とする
複層上塗塗膜形成法。
Description
染物質が付着しても容易に除去することが可能で、かつ
スリ傷がつきにくい塗膜を形成することができる有機溶
剤系熱硬化性塗料組成物、およびこの組成物を用いた複
層上塗塗膜形成法に関する。
含有アクリル樹脂およびメラミン樹脂を主成分とする、
耐候性および仕上り外観などは良好な塗膜を形成しうる
有機溶剤系塗料が知られている。一方、近年クロ−ズア
ップされている「耐酸性雨性」が改良された塗料とし
て、カルボキシル基含有樹脂とエポキシ基含有樹脂とを
主成分とする有機溶剤系熱硬化性塗料(通称、酸エポキ
シ型塗料)が提案されている。この酸エポキシ型塗料
は、耐酸性雨性にすぐれ、しかも耐候性および仕上り外
観も良好である。
膜は、耐汚染性に劣り、塗面に付着した汚染物質を痕跡
なく除去することは困難であるという欠陥を有してお
り、特に、屋外において、汚染物質(例えば、鳥糞、花
粉、虫の死骸など)、鉄粉、砂泥、排気スス(カ−ボ
ン、パラフィンなど)などが付着したり、浸み込んだ
り、めりこんだりして汚染しやすい。例えば、塗膜に付
着した鳥糞は乾燥固化の際に凝縮し、それに伴って塗膜
面もちぢんでその部分の光沢や鮮映性などが低下し、ま
た、花粉や虫の死骸などは雨などで濡れるとたんぱく質
やアミノ酸などを溶出し、これが塗膜に浸み込んで汚染
源になる。さらに、鉄粉、砂泥、排気ススなどが塗膜に
付着またはめりこんだりして汚染源になる。自動車外板
などは、夏季に屋外放置されると60℃以上になること
があり、かかる高温では塗膜が軟化して、上記の汚染現
象がさらに促進されやすい。さらに、スリ傷がつきやす
いという欠陥も有している。
どで拭き取ったり、または洗剤やワックスなどを使用し
ても容易に除去できず、美観性を損ねることになる。
塗料の塗膜の耐汚染性、耐スリ傷性を向上させることを
目的に、鋭意研究を行った結果、今回、熱硬化性塗料に
コロイダルシリカを特定量含有せしめることにより目的
が達成できることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
と該樹脂組成物の樹脂固形分100重量部あたり固形分
量で3〜10重量部未満のコロイダルシリカを含有する
ことを特徴とする有機溶剤系熱硬化性塗料組成物を提供
するものである。
および少なくとも1種のクリヤ−塗料を順次塗装して複
層上塗塗膜を形成するにあたり、最上層のクリヤ−塗料
として上記の有機溶剤系熱硬化性塗料組成物を使用する
ことを特徴とする複層上塗塗膜形成法を提供するもので
ある。
成物(以下、「本発明塗料」という)および本発明塗料
を用いて複層塗膜を形成する方法(以下、「本発明方
法」という)についてさらに詳細に説明する。
特定量のコロイダルシリカおよび有機溶剤を含有し、さ
らに必要に応じて、着色顔料、硬化触媒、沈降防止剤、
流れ防止剤、紫外線安定剤、難燃剤、防汚剤などの塗料
添加剤を配合してなる液状有機溶剤系熱硬化性塗料組成
物である。
脂組成物は、基体樹脂および架橋剤からなるものであ
り、これら両成分は加熱により三次元的に架橋反応し
て、本発明塗料から形成される塗膜を硬化せしめるもの
である。
は、例えば、アクリル樹脂、ビニル樹脂、ポリエステル
樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂などを基本骨格と
し、その末端および/または側鎖に、例えば水酸基、エ
ポキシ基、カルボキシル基、アルコキシシラン基、イソ
シアネ−ト基などから選ばれる1種もしくは2種以上の
架橋性官能基が導入された構造の樹脂であり、そのよう
な基体樹脂としては、塗料用樹脂としてそれ自体既知の
ものを使用することができる。
えば、メチル(メタ)アクリレ−ト、エチル(メタ)ア
クリレ−ト、プロピル(メタ)アクリレ−ト、ブチル
(メタ)アクリレ−ト、ヘキシル(メタ)アクリレ−
ト、オクチル(メタ)アクリレ−ト、ラウリル(メタ)
アクリレ−ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレ−
トなどの(メタ)アクリル酸のC1 〜C2 2 アルキルエ
ステル;メトキシブチル(メタ)アクリレ−ト、メトキ
シエチル(メタ)アクリレ−ト、メトキシブチル(メ
タ)アクリレ−ト、エトキシブチル(メタ)アクリレ−
ト、エトキシエチル(メタ)アクリレ−ト、エトキシブ
チル(メタ)アクリレ−トなどの(メタ)アクリル酸の
C2 〜C1 8 のアルコキシエステル;N,N−ジメチル
アミノエチルアクリレ−ト、N,N−ジメチルアミノエ
チルメタクリレ−ト、N,N−ジエチルアミノエチルア
クリレ−ト、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレ
−ト、N−t−ブチルアミノエチルアクリレ−ト、N−
t−ブチルアミノエチルメタクリレ−ト、N,N−ジメ
チルアミノプロピルアクリレ−ト、N,N−ジメチルア
ミノプロピルメタクリレ−トなどのアミノアクリル系単
量体;アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチル
アクリルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N−エ
チルアクリルアミド、N−エチルメタクリルアミド、N
−ブチルアクリルアミド、N−ブチルメタクリルアミ
ド、N−ジメチルアクリルアミド、N−ジメチルメタク
リルアミドなどのアクリルアミド系単量体;スチレン、
α−メチルスチレン、ビニルトルエンなどのビニル芳香
族化合物;アクリロニトリル、酢酸ビニル、塩化ビニル
などのビニル系単量体などから選ばれる1種または2種
以上の非官能性単量体を、水酸基、エポキシ基、カルボ
キシル基、アルコキシシラン基などの架橋性官能基を有
する重合性単量体の1種もしくは2種以上と共重合させ
ることにより得ることができる。
性単量体は、1分子中に水酸基および重合性不飽和結合
をそれぞれ1個以上有する化合物であり、例えば、ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレ−ト、ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレ−ト、ヒドロキシブチル(メタ)ア
クリレ−トなどのC2 〜C2 0 のヒドロキシアルキルエ
ステルなどをあげることができる。
は、1分子中にエポキシ基および重合性不飽和結合をそ
れぞれ1個以上有する化合物であり、例えば、グリシジ
ル(メタ)アクリレ−ト、メチルグリシジル(メタ)ア
クリレ−ト、アリルグリシジルエ−テル、3,4−エポ
キシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレ−ト、2−
(1,2−エポキシ−4,7−メタノペルヒドロインデ
ン−5(6)−イル)オキシエチル(メタ)アクリレ−
ト、5,6−エポキシ−4,7−メタノペルヒドロイン
デン−2−イル−(メタ)アクリレ−ト、1,2−エポ
キシ−4,7−メタノペルヒドロインデン−5−イル−
(メタ)アクリレ−ト、2,3−エポキシシクロペンテ
ニル(メタ)アクリレ−ト、3,4−エポキシシクロヘ
キシルメチル化ポリカプロラクトンの(メタ)アクリレ
−ト、下記式で示される化合物などがあげられる。
原子又はメチル基を示し、R2 は同一もしくは異なりC
1 〜8 の炭化水素基を示し、R3 は同一もしくは異なり
C1〜2 0 の炭化水素基を示し、wは0〜10の整数を
示す。
1分子中にカルボキシル基および重合性不飽和結合をそ
れぞれ1個以上有する化合物であり、例えば、アクリル
酸、メタクリル酸などの不飽和モノカルボン酸;マレイ
ン酸、イタコン酸、フマル酸、メサコン酸およびこれら
の無水物やハ−フエステル化などの不飽和ジカルボン酸
またはその変性物などがあげられる。
性単量体は、1分子中にアルコキシシラン基および重合
性不飽和結合をそれぞれ1個以上有する化合物であり、
例えば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキ
シシラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラ
ン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリメト
キシシラン、ビニルトリアセトオキシシラン、β−(メ
タ)アクリロイルオキシエチルトリメトキシシラン、γ
−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリエトキシシ
ラン、2−スチリルエチルトリメトキシシランなどがあ
げられる。
酸基、エポキシ基、カルボキシル基、アルコキシシラン
基などの架橋性官能基を、1分子あたり2個以上有する
ことができ、また、該樹脂の数平均分子量は約2000
〜約100000、特に約5000〜30000の範囲
内にあるのが適している。
およびアルキド樹脂は、多塩基酸と多価アルコ−ルとの
エステル化反応によって得られる。この反応に用い得る
多塩基酸は1分子中に2個以上のカルボキシル基を有す
る化合物であり、例えば、フタル酸、イソフタル酸、テ
レフタル酸、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セ
バシン酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル
酸、ヘット酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、ト
リメリット酸およびこれらの無水物などがあげられ、ま
た、多価アルコ−ルは1分子中に2個以上の水酸基を有
する化合物であり、例えば、エチレングリコ−ル、プロ
ピレングリコ−ル、ブチレングリコ−ル、ヘキサンジオ
−ル、ジエチレングリコ−ル、ジプロピレングリコ−
ル、ネオペンチルグリコ−ル、トリエチレングリコ−
ル、グリセリン、トリメチロ−ルエタン、トリメチロ−
ルプロパンおよびペンタエリスリト−ルなどがあげられ
る。
樹脂への架橋性官能基の導入はそれ自体既知の方法によ
って行なうことができ、例えば、水酸基およびカルボキ
シル基は、上記エステル化反応において多塩基酸または
多価アルコ−ルのいずれか一方を過剰に使用するか、ま
たはエステル化反応後、さらに塩基酸または多価アルコ
−ルを部分エステル化反応することによって導入するこ
とができる。イソシアネ−ト基の導入は、例えば、ポリ
イソシアネ−ト化合物が有する複数のイソシアネ−ト基
の一部をポリエステル樹脂およびアルキド樹脂が有する
水酸基またはカルボキシル基に付加することによって行
なわれる。
れらの架橋性官能基を1分子あたり2個以上有すること
ができ、また、該樹脂の数平均分子量は約500〜約5
0000、特に約1000〜20000の範囲内にある
のが適している。
ポリイソシアネ−ト化合物とポリオ−ル化合物をウレタ
ン化反応せしめることにより得ることができ、その際に
使用されるポリイソシアネ−ト化合物は、1分子中に2
個以上のイソシアネ−ト基を有する化合物であり、例え
ば、トリレンジイソシアネ−ト、ジフェニルメタンジイ
ソシアネ−ト、キシリレンジイソシアネ−ト、ナフタレ
ンジイソシアネ−トなどの芳香族ジイソシアネ−ト;テ
トラメチレンジイソシアネ−ト、ヘキサメチレンジイソ
シアネ−ト、ダイマ−酸ジイソシアネ−ト、リジンジイ
ソシアネ−トなどの脂肪族ジイソシアネ−ト;メチレン
ビス(シクロヘキシルイソシアネ−ト)、イソホロンジ
イソシアネ−ト、メチルシクロヘキサンジイソシアネ−
ト、シクロヘキサンジイソシアネ−トおよびシクロペン
タンジイソシアネ−トなどの脂環族ジイソシアネ−ト;
該ポリイソシアネ−トのビユ−レットタイプ付加物、イ
ソシアヌル環タイプ付加物;これらのポリイソシアネ−
トと低分子量もしくは高分子量のポリオ−ル類とをイソ
シアネ−ト基過剰で反応させてなる遊離イソシアネ−ト
基含有プレポリマ−などがあげられる。
の水酸基を有する化合物であり、例えば、上記ポリエス
テル樹脂およびアルキド樹脂の調製について前述した如
き多価アルコ−ル、水酸基含有ポリエステル樹脂および
アルキド樹脂、水酸基含有アクリル樹脂などがあげられ
る。
および/またはイソシアネ−ト基を含有するこちがで
き、これらの官能基はウレタン樹脂の製造に際してポリ
イソシアネ−ト化合物とポリオ−ル化合物の比率を調整
することによって導入することができる。また、カルボ
キシル基は、ウレタン樹脂に1分子中に水酸基とカルボ
キシル基とを併存する化合物を付加することによって得
られる。
である架橋剤は、以上に述べた如き基体樹脂中の架橋性
官能基と反応しうる官能基を有する化合物であり、例え
ば、メラミン樹脂、尿素樹脂、グアナミン樹脂、ブロッ
クされていてもよいポリイソシアネ−ト化合物、カルボ
キシル基含有化合物などがあげられる。
樹脂としては、例えば、メラミン、尿素、グアナミンな
どのアミノ成分とアルデヒドとの反応により得られるメ
チロ−ル化アミノ樹脂、またはこのメチロ−ル基の一部
もしくはすべてを炭素数1〜8の1価アルコ−ルでエ−
テル化してなる部分エ−テル化もしくはフルエ−テル化
アミノ樹脂などがあげられ、これらは300〜2000
の範囲内の数平均分子量を有していることが好ましい。
該アルデヒドとしては、例えば、ホルムアルデヒド、パ
ラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベンツアルデ
ヒドなどがあげられ、また、エ−テル化に用いられる炭
素数1〜8の1価アルコ−ルとしては、例えば、メタノ
−ル、エタノ−ル、プロパノ−ル、ブタノ−ル、ヘキサ
ノ−ル、2エチルヘキサノ−ルなどがあげられる。
2個以上のイソシアネ−ト基を有する化合物であり、例
えば、トリレンジイソシアネ−ト、ジフェニルメタンジ
イソシアネ−ト、キシリレンジイソシアネ−ト、ナフタ
レンジイソシアネ−トなどの芳香族ジイソシアネ−ト;
テトラメチレンジイソシアネ−ト、ヘキサメチレンジイ
ソシアネ−ト、ダイマ−酸ジイソシアネ−ト、リジンジ
イソシアネ−トなどの脂肪族ジイソシアネ−ト;メチレ
ンビス(シクロヘキシルイソシアネ−ト)、イソホロン
ジイソシアネ−ト、メチルシクロヘキサンジイソシアネ
−ト、シクロヘキサンジイソシアネ−トおよびシクロペ
ンタンジイソシアネ−トなどの脂環族ジイソシアネ−
ト;該ポリイソシアネ−トのビユ−レットタイプ付加
物、イソシアヌル環タイプ付加物;これらのポリイソシ
アネ−トと低分子量もしくは高分子量のポリオ−ル類
(例えば、アクリルポリオ−ル、ポリエステルポリオ−
ル、ポリエ−テルポリオ−ルなど)とをイソシアネ−ト
基過剰で反応させてなる遊離イソシアネ−ト基含有プレ
ポリマ−などがあげられる。さらに、これらのポリイソ
シアネ−ト化合物の遊離イソシアネ−ト基をフェノ−ル
類、オキシム類、活性メチレン類、ラクタム類、アルコ
−ル類、メルカプタン類、酸アミド系、イミド系、アミ
ン系、イミダゾ−ル系、尿素系、カルバミン酸系、イミ
ン系などのブロック剤で封鎖したブロックポリイソシア
ネ−トも使用することができる。これらのポリイソシア
ネ−ト化合物の数平均分子量は一般に200〜1000
0の範囲内にあることが好ましい。
2個以上のカルボキシル基を有する化合物であり、該カ
ルボキシル基はモノカルボン酸、多価カルボン酸、ジカ
ルボン酸無水物および多価カルボン酸やジカルボン酸無
水物のハ−フエステル化物などに由来するものがあげら
れる。例えば、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、ヘ
ット酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、トリメリ
ット酸およびこれらの無水物およびこれらとモノアルコ
−ルとのハ−フエステル化物;これらの多塩基酸と多価
アルコ−ルとを酸過剰で反応させてなるジまたはポリエ
ステル化物(数平均分子量200〜10000);アク
リル酸、メタクリル酸などの不飽和モノカルボン酸、マ
レイン酸、イタコン酸、フマル酸、メサコン酸などの不
飽和ジカルボン酸およびこれらの無水物やハ−フエステ
ル化物などのカルボキシル基を有する重合性単量体また
は該重合性単量体とそれ以外の重合性単量体との(共)
重合体(数平均分子量1000〜10000)などがあ
げられる。
び架橋剤の両成分の構成比率は、目的に応じて広い範囲
にわたり変えることができるが、一般には、該両成分の
合計重量固形分を基準にして、基体樹脂は50〜90
%、特に65〜80%、架橋剤は50〜10%、特に3
5〜20%の範囲内にあるのが適している。なお、基体
樹脂の1分子中の末端および/または側鎖に、水酸基、
エポキシ基、カルボキシル基、アルコキシシラン基、イ
ソシアネ−ト基などから選ばれ、かつ相互に反応し得る
官能基が併存している、いわゆる自己硬化性樹脂を用い
る場合には架橋剤の配合を省略することができる。
してはそれ自体既知のものを使用することができる。具
体的には、二酸化ケイ素(SiO2 )の超微粒子が有機
溶剤中にけん濁している分散液の状態のものが好適であ
る。該分散液中の超微粒子としては、ケイ素がシロキサ
ン結合により高分子量化したものから構成され、その表
面に水酸基を有していてもよい真球状のものが好まし
い。また、該微粒子の大きさは2〜100nm、特に5
〜50nmの範囲内であることが好ましい。これらの超
微粒子をけん濁させるための有機溶剤としては、例え
ば、ヘキサン、ヘプタン、キシレン、トルエン、シクロ
ヘキサンなどの炭化水素系溶剤;酢酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸エチレングリコ−ルモノメチルエ−テル、酢酸
ジエチレングリコ−ルモノメチルエ−テルなどのエステ
ル系溶剤;イソプロピルエ−テル、エチレングリコ−ル
モノメチルエ−テル、ジエチレングリコ−ルモノブチル
エ−テルなどのエ−テル系溶剤;エチルアルコ−ル、ブ
チルアルコ−ル、ヘキシルアルコ−ルなどのアルコ−ル
系溶剤;メチルイソブチルケトン、メチルエチルケト
ン、イソホロン、アセトフェノンなどのケトン系溶剤;
などがあげられる。二酸化ケイ素(SiO2 )の超微粒
子が有機溶剤中にけん濁している分散液中の二酸化ケイ
素超微粒子の含有率は、通常、15〜50重量%、特に
20〜43重量%の範囲内であることが好ましい。
素の超微粒子が有機溶剤中にけん濁している分散液(コ
ロイダルシリカ)には、市販品として、例えば、スノ−
テックスMA−ST−M、同IPA−ST、同EG−S
T、同EG−ST−ZL、同NPC−ST、同DMAC
−ST、同MEK、同XBA−ST、同MIBK−ST
(いずれも日産化学工業(株)製、商品名)などがあげ
られる。
配合量は、熱硬化性樹脂組成物の樹脂固形分100重量
部あたり、3〜10重量部未満、特に5〜9重量部の範
囲内であることが好ましい。コロイダルシリカの配合量
が熱硬化性樹脂組成物の樹脂固形分100重量部あた
り、3重量部より少なくなると硬化塗膜の表面硬度を向
上させることは困難であり、一方、10重量部より多く
なると本発明塗料の貯蔵安定性が低下するので、ずれも
好ましくない。
物および特定量のコロイダルシリカを有機溶剤に混合
し、溶解もしくは分散せしめることによって調製するこ
とができるが、さらに必要に応じて、着色顔料、硬化触
媒、沈降防止剤、流れ防止剤、紫外線安定剤、難燃剤、
防汚剤などを配合することができる。
亜鉛華、カ−ボンブラック、カドミウムレッド、モリブ
デンレッド、クロムエロ−、酸化クロム、プルシアンブ
ル−、コバルトブル−、などの無機顔料、アゾ顔料、フ
タロシアニン顔料、キナクリドン顔料、イソインドリン
顔料、スレン系顔料、ペリレン顔料など有機顔料などの
ソリッドカラ−顔料;りん片状のアルミニウム、雲母、
金属酸化物で表面被覆した雲母、雲母状酸化鉄などのメ
タリックまたは干渉模様用顔料などが包含される。これ
らの着色顔料の配合量は、熱硬化性樹脂組成物100重
量部あたり0〜150重量部の範囲内が好ましい本発明
塗料は、透明塗膜を形成するクリヤ−塗料、ソリッドカ
ラ−顔料を配合してなるソリッドカラ−塗料、メタリッ
ク顔料を配合してなるメタリック塗料、干渉模様用顔料
を配合してなる干渉模様塗料などとして使用することが
できるが、本発明塗料の硬化塗膜は、耐汚染性がすぐ
れ、汚染物質が付着しても容易に除去することができる
ので、本発明塗料はこれらの性能が強く要求される自動
車外板部の複層上塗塗膜の最上層部を形成させるための
クリヤ塗料または着色塗料として特に適している。
成のために使用する場合の塗装法の具体例を示せば以下
のとおりである。
−塗料の単独上塗塗膜で仕上げる。塗装法B:少なくと
も1種の着色塗料および少なくとも1種のクリヤ−塗料
を順次塗装して複層上塗塗膜を形成するにあたり、最上
層のクリヤ−塗料として本発明塗料を使用して複層上塗
塗膜を形成する。
(B−1) 着色塗料およびクリヤ−塗料を順次塗装す
る2コ−ト仕上げにおいて、該クリヤ−塗料として本発
明塗料を使用する、(B−2) 着色塗料、第1クリヤ
−塗料および第2クリヤ−塗料を順次塗装する3コ−ト
仕上げにおいて、該第2クリヤ−塗料として本発明塗料
を使用する、(B−3) 第1着色塗料、第2着色塗料
およびクリヤ−塗料を順次塗装する3コ−ト仕上げにお
いて、該クリヤ−塗料として本発明塗料を使用するなど
の方法があげられる。
リッドカラ−塗料、メタリック塗料または干渉模様塗料
を使用することができる。
しくはプラスチック製の被塗物に直接、またはカチオン
電着塗料などの下塗塗料および必要に応じてさらに中塗
塗料を塗装し硬化させた後、粘度10〜25秒(フォ−
ドカップ#4/20℃)、固形分含有率20〜60重量
%に調整してなる本発明塗料によるソリッドカラ−塗料
をエアレススプレ−、エアスプレ−、静電塗装などの方
法によって膜厚が硬化塗膜で約20〜約80μmになる
ように塗装し、室温で数分間放置してから、約100〜
約180℃、好ましくは約120〜約160℃で約10
〜約40分加熱して架橋硬化させることによって行われ
る。
金属製もしくはプラスチック製の被塗物に直接、または
カチオン電着塗料などの下塗塗料および必要により中塗
塗料を塗装し硬化させた後、着色塗料をエアレススプレ
−、エアスプレ−、静電塗装などの方法によって膜厚が
硬化塗膜で約10〜約50μmになるように塗装し、約
100〜約180℃の温度で加熱して架橋硬化させてか
ら、または硬化させずに室温で数分間放置してから、粘
度10〜25秒(フォ−ドカップ#4/20℃)、固形
分含有率20〜60重量%に調整してなる本発明塗料に
よるクリヤ−塗料を同様な方法によって膜厚が硬化塗膜
で約20〜約70μmになるように塗装し、約100〜
約180℃、好ましくは約120〜約160℃で約10
〜約40分加熱して架橋硬化させることからなる、2コ
−ト1ベイク方式(2C1B)または2コ−ト2ベイク
方式(2C2B)が適している。
しては、ソリッドカラ−塗料、メタリック塗料および光
干渉模様塗料が包含され、樹脂成分、着色顔料および溶
剤を含有するそれ自体既知の熱硬化性塗料を用いること
ができる。具体的には、該樹脂成分は架橋性官能基(例
えば水酸基、エポキシ基、カルボキシル基、アルコキシ
シラン基礎など)を有するアクリル樹脂、ビニル樹脂、
ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂などか
ら選ばれる少なくとも1種の基体樹脂と、これらを架橋
硬化させるためのアルキルエ−テル化したメラミン樹
脂、尿素樹脂、グアナミン樹脂、ブロックされていても
よいポリイソシアネ−ト化合物、エポキシ化合物、カル
ボキシル基含有化合物などから選ばれた少なくとも1種
の架橋剤成分とからなり、該両成分の合計重量を基準に
して基体樹脂を50〜90%、架橋剤成分は50〜10
%の比率で含有するものが好ましい。該着色顔料にはソ
リッドカラ−顔料、メタリック顔料および光干渉模様顔
料が包含され、これらは単独でもしくは2種以上併用す
ることが可能である。また、溶剤としては有機溶剤系が
適しているが、水系であっても差支えない。
しては、上記塗装法(B−1)で説明した着色塗料を使
用することができ、また、第1クリヤ−塗料は透明塗膜
形成用塗料であり、上記着色塗料から着色顔料の殆ども
しくはすべてを除去してなる塗料または本発明塗料など
が使用することができる。そして、第2クリヤ−塗料と
して本発明塗料を使用する。塗装法(B−2)は、具体
的には、自動車用の金属製ましくはプラスチック製の被
塗物に直接、またはカチオン電着塗料などの下塗塗料お
よび必要に応じて中塗塗料を塗装し硬化させてから、上
記着色塗料をエアレススプレ−、エアスプレ−、静電塗
装などの方法によって膜厚が硬化塗膜で約10〜約50
μmになるように塗装し、約100〜約180℃で加熱
して架橋硬化させてから、または硬化させずに室温で数
分間放置してから、該塗面に第1クリヤ−塗料を同様な
方法によって膜厚が硬化塗膜で約10〜約50μmにな
るように塗装し、約100〜約180℃で加熱して架橋
硬化させてから、または硬化させずに室温で数分間放置
してから、粘度10〜25秒(フォ−ドカップ#4/2
0℃)、固形分含有率20〜60重量%に調整してなる
本発明塗料(第2クリヤ−塗料)を同様な方法によって
膜厚が硬化塗膜で約10〜約50μmになるように塗装
し、約100〜約180℃、好ましくは約120〜約1
60℃で約10〜約40分加熱して架橋硬化させること
からなる、3コ−ト1ベイク方式(3C1B)、3コ−
ト2ベイク方式(3C2B)または3コ−ト3ベイク方
式(3C3B)により行うことが適している。
料としては、上記塗装法(B−1)で説明した着色塗料
を使用することができ、特にこのうち、素地を隠蔽でき
る塗料が好ましい。また、第2着色塗料としては、上記
塗装法(B−1)の着色塗料として例示したのうち、素
地(つまり第1着色塗料塗面)を透視できる程度の弱い
隠蔽性を有する着色透明塗膜を形成する塗料を使用する
ことができ、そして、第2クリヤ−塗料として粘度10
〜25秒(フォ−ドカップ#4/20℃)、固形分含有
率20〜60重量%に調整してなる本発明塗料を使用す
る。塗装法(B−3)は、具体的には、自動車用の金属
製ましくはプラスチック製の被塗物に直接、またはカチ
オン電着塗料などの下塗塗料および必要に応じて中塗塗
料を塗装し硬化させてから、上記第1着色塗料をエアレ
ススプレ−、エアスプレ−、静電塗装などの方法によっ
て膜厚が硬化塗膜で約10〜約50μmになるように塗
装し、約100〜約180℃で加熱して架橋硬化させて
から、または硬化させずに室温で数分間放置してから、
該塗面に第2着色塗料を同様な方法によって膜厚が硬化
塗膜で約10〜約50μmになるように塗装し、約10
0〜約180℃で加熱して架橋硬化させてから、または
硬化させずに室温で数分間放置してから、クリヤ−塗料
である本発明塗料を同様な方法によって膜厚が硬化塗膜
で約10〜約50μmになるように塗装し、約100〜
約180℃、好ましくは約120〜約160℃で約10
〜約40分加熱して架橋硬化させることからなる、3コ
−ト1ベイク方式(3C1B)、3コ−ト2ベイク方式
(3C2B)または3コ−ト3ベイク方式(3C3B)
により行うことができる。
の如き効果が得られる。
膜は、水酸基含有アクリル樹脂とメラミン樹脂とを主成
分とする有機溶剤系塗料に比べ、耐候性および仕上り外
観などは同等もしくはそれ以上で、しかも耐汚染性およ
び耐スリ傷性が顕著にすぐれている。
膜の耐酸性、耐候性および仕上り外観は、カルボキシル
基含有樹脂とエポキシ基含有樹脂とを主成分とする酸エ
ポキシ型塗料と同等もしくはそれ以上で、しかも耐汚染
性および耐スリ傷性は顕著にすぐれている。
膜は表面硬度が高いため、鳥糞、花粉、虫の死骸、排気
ススなどの汚染性物質が付着しても塗膜内部に浸み込む
ことが殆どなく容易に拭き取ることができ、その部分の
光沢や鮮映性などが低下することはない。
度が高いため、鉄粉、砂泥などが塗膜に付着またはめり
こんだりすることが少なく、しかも耐スリキズ性も改良
された。
外観、耐酸性、耐汚染性などの良好な塗膜を形成する新
規な有機溶剤系塗料を開発できた。
例について説明する。部および%は重量に基づく。膜厚
は硬化塗膜による。
リル酸50部、n−ブチルアクリレ−ト200部、n−
ブチルメタクリレ−ト350部およびスチレン200部
を用いて共重合させてなる重合体(数平均分子量約60
00、カルボキシル基含有アクリル樹脂)の50%キシ
レン溶液と、グリシジルメタクリレ−ト350部、ヒド
ロキシエチルメタクリレ−ト130部、n−ブチルアク
リレ−ト300部、n−ブチルメタクリレ−ト120部
およびスチレン100部を用いて共重合させてなる重合
体(数平均分子量約10000、エポキシ基含有アクリ
ル樹脂)の50%キシレン溶液とを、固形分比で、前者
/後者=60/40なるように混合し、さらに該両樹脂
の固形分100部あたりスノ−テックスXBA−ST
(注1)を固形分量で8部およびテトラブチルアンモニ
ウムブロミドを0.5部配合し、溶剤(キシレンとソル
ベントナフサとの等重量混合液)を加えて、粘度15〜
20秒/フォ−ドカップ#4/20℃および固形分含有
率45%に調整して、有機溶剤系熱硬化性塗料組成物
(1)を得た。
(日産化学工業株式会社製、商品名) シロキサン結合により高分子量化しコロイダルシリカが
有機溶剤(キシレン/ブタノ−ル)中にけん濁している
分散液であり、その表面に水酸基を有し、形状は真球状
で、粒子径は10〜20nmである。固形分濃度30
%。
を固形分比で該両樹脂100部あたり5部に変えた以外
はすべて実施例1と同様に行って、有機溶剤系熱硬化性
塗料組成物(2)を得た。
00部、n−ブチルアクリレ−ト200部、n−ブチル
メタクリレ−ト300部および2−エチルヘキシルアク
リレ−ト100部を用いて共重合させてなる重合体(数
平均分子量約5000、水酸基含有アクリル樹脂)の5
0%キシレン溶液とメラミン樹脂(注2)とを固形分比
で、前者/後者=70/30なるように混合し、ついで
スルホン酸触媒(注3)を固形分で1部を加え、さらに
該両樹脂の固形分100部あたりスノ−テックスXBA
−SR(注1)を固形分量で8部配合し、溶剤(キシレ
ンとソルベントナフサとの等重量混合液)を加えて、粘
度15〜20秒/フォ−ドカップ#4/20℃および固
形分含有率45%に調整して、有機溶剤系熱硬化性塗料
組成物(3)を得た。
−テル化メラミン樹脂。
量を固形分比で該両樹脂100重量部あたり5部に変え
た以外はすべて実施例3と同様に処理して、有機溶剤系
熱硬化性塗料組成物(4)を得た。
ない以外はすべて実施例1と同様に行って、有機溶剤系
熱硬化性塗料組成物(5)を得た。
ない以外はすべて実施例3と同様に行って、有機溶剤系
熱硬化性塗料組成物(6)を得た。
金属板に、アクリル樹脂・メラミン樹脂系有機溶剤型メ
タリック塗料(硬化膜厚20μ)を塗装し、室温で5分
放置してから、この未硬化塗面に上記実施例および比較
例で調製した有機溶剤系熱硬化性塗料組成物(クリヤ塗
料)を硬化膜厚45μになるように塗装し、140℃で
30分加熱して、両塗膜を同時に硬化させた(2コ−ト
1ベイク方式)。
示した。
滑性などが良好、△ツヤおよび平滑性などかなり劣る、
×はツヤおよび平滑性など著しく劣るを示す。 耐スリキズ性:磨き粉(ダルマクレンザ−)を水で固練
りして塗面におき、その上を0.5Kg荷重をかけて、
15往復摩擦したのち、目視評価した結果である。○は
初期光沢と比べて変化なし、△は初期光沢と比べてツヤ
びけ少しある、×は初期光沢と比べてツヤびけ多くある
を示す。
工業技術協会製、試験用ダスト12種)0.25部と脱
イオン水99.75部との混合液に硫酸を加えてpH
3.0に調整した試験液を上記塗板に噴霧し、温度20
℃、湿度70%の雰囲気で17時間静置したのち、50
℃の熱風乾燥機内で6時間加熱する。これを4サイクル
繰り返してからスポンジで塗面を水洗した塗面を目視評
価した結果である。○は汚染を全く認めない、△は汚染
が少し認められる、×は汚染が著しく認められるを示
す。
Claims (5)
- 【請求項1】 熱硬化性樹脂組成物と該樹脂組成物の樹
脂固形分100重量部あたり固形分量で3〜10重量部
未満のコロイダルシリカを含有することを特徴とする有
機溶剤系熱硬化性塗料組成物。 - 【請求項2】 熱硬化性樹脂組成物が、水酸基、エポキ
シ基、カルボキシル基、アルコキシシラン基、イソシア
ネ−ト基などの架橋性官能基を有するアクリル樹脂、ビ
ニル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂およびウレ
タン樹脂から選ばれる少なくとも1種の基体樹脂と、こ
れらを架橋硬化させるためのメラミン樹脂、尿素樹脂、
グアナミン樹脂、ブロックされていてもよいポリイソシ
アネ−ト化合物およびカルボキシル基含有化合物から選
ばれる少なくとも1種の架橋剤成分とからなる組成物で
ある請求項1記載の有機溶剤系熱硬化性塗料組成物。 - 【請求項3】 熱硬化性樹脂組成物と該樹脂組成物の樹
脂固形分100重量部あたり固形分量で3〜10重量部
未満のコロイダルシリカを含有することを特徴とする有
機溶剤系熱硬化性自動車用上塗り塗料組成物。 - 【請求項4】 少なくとも1種の着色塗料および少なく
とも1種のクリヤ−塗料を順次塗装して複層上塗塗膜を
形成するにあたり、最上層のクリヤ−塗料として、請求
項1〜3のいずれかに記載の有機溶剤系熱硬化性塗料組
成物を使用することを特徴とする複層上塗塗膜形成法。 - 【請求項5】 被塗物が自動車車体である請求項4に記
載の塗装法。
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1998
- 1998-11-02 JP JP31154398A patent/JP4293655B2/ja not_active Expired - Fee Related
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