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かなり好印象だったTASCAMの8chのHA付きADコンバーター「MA-AD8」

秋の衣替えで一旦レギュラー落ちしてしまったのですが、かなり好印象だったTASCAMの8chのHA付きADコンバーター「MA-AD8」。きっとまた再登板の機会もあることでしょう。

MA-AD8は上の白いの

こちらMA-AD8は、1600円で購入したものなのですが、noteに記事を書いていますので、よかったらこちらもどうぞ。

MA-AD8のいいところ、その1「DA変換が速い」

以前、手持ちのADコンバーター4種のA/D変換時間を比較してみたことがあります。(48KHzで)

その時の結果はRMEとTASCAMが優秀で、FOSTEXとYAMAHAは約10サンプル遅かったです。

MA-AD8のいいところ、その2「音が太い」

私は以前TASCAMのMX-4というマイクプリアンプを使っていたことがあるのですが、MX-4も普通にいいマイクプリアンプだと思っていました。

MX-4は、今は亡きタスカムの最高級アナログレコーディングコンソールだったM-700のHAを4チャンネルの1Uにしたもので、ハイファイなHAで無いのですが、音が太めで、中低域がしっかりとあり、腰の座った音が好みでした。

MA-AD8のHAも年代的にも見た目的にも、おそらく似たような回路が入っていると思うのですが、「普通にいいな」と思いました。マイクプリアンプですが、各チャンネルにPADもありラインレベルの信号も受けられます。

YAMAHAのDAコンバーターと比較してみたのですが、TASCAMの方が豊かで存在感があります。ただ、ワイドレンジではないですね。

MA-AD8の面倒なところ「TDIF」

これはしょうがないのですが、この時代のTASCAMの業務用音響機器は、自社規格である「TDIF」というデジタルケーブルで結線する必要があるのです。

TDIF端子。企画としてはD-sub 25端子だが、ピンアサインが特殊

でも今、TDIFという端子がついている機材はとても少なくて、ADATかAES/EBUに変換して使用する必要があります。

TDIFケーブル。見た目はかつてプリンターなどで使われていたケーブルと一緒だが、ピンアサインが特殊で別のケーブルで代替が効かない

FOSTEXのUC-8というコンバーターでADATかAES/EBUに変換することができます。

下がFOSTEXのUC-8

FOSTEXのUC-8の修理についても以前noteに書いているので、良かったらどうぞ。

MA-AD8フォトギャラリー

なんか無骨でかっこいいパネル
マイクを8本接続出来る
アイボリー色で清潔感がある
直感的で使いやすいトリムつまみ

MA-AD8ちゃん、また声かけるので、しばらく休憩しておいてくださいな。

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