
かなり好印象だったTASCAMの8chのHA付きADコンバーター「MA-AD8」
秋の衣替えで一旦レギュラー落ちしてしまったのですが、かなり好印象だったTASCAMの8chのHA付きADコンバーター「MA-AD8」。きっとまた再登板の機会もあることでしょう。

こちらMA-AD8は、1600円で購入したものなのですが、noteに記事を書いていますので、よかったらこちらもどうぞ。
MA-AD8のいいところ、その1「DA変換が速い」
以前、手持ちのADコンバーター4種のA/D変換時間を比較してみたことがあります。(48KHzで)
手持ちのADコンバーター4種のA/D変換時間を比較してみた(48KHz)。
— 木村玲(Ryo Kimura) (@r_kimura) July 28, 2022
TASCAM MA-AD8
RME UFX
FOSTEX AC2496
YAMAHA AD824
TASCAMとRMEが優秀で同じくらいの速さ。FOSTEXとYAMAHAは約10サンプル遅かった。
シンセサイザーの受けにYAMAHAを使おうと思っていたが、TASCAMが急上昇。 pic.twitter.com/c22tz93XH1
その時の結果はRMEとTASCAMが優秀で、FOSTEXとYAMAHAは約10サンプル遅かったです。
MA-AD8のいいところ、その2「音が太い」
私は以前TASCAMのMX-4というマイクプリアンプを使っていたことがあるのですが、MX-4も普通にいいマイクプリアンプだと思っていました。
MX-4は、今は亡きタスカムの最高級アナログレコーディングコンソールだったM-700のHAを4チャンネルの1Uにしたもので、ハイファイなHAで無いのですが、音が太めで、中低域がしっかりとあり、腰の座った音が好みでした。
MA-AD8のHAも年代的にも見た目的にも、おそらく似たような回路が入っていると思うのですが、「普通にいいな」と思いました。マイクプリアンプですが、各チャンネルにPADもありラインレベルの信号も受けられます。
YAMAHAのDAコンバーターと比較してみたのですが、TASCAMの方が豊かで存在感があります。ただ、ワイドレンジではないですね。
MA-AD8の面倒なところ「TDIF」
これはしょうがないのですが、この時代のTASCAMの業務用音響機器は、自社規格である「TDIF」というデジタルケーブルで結線する必要があるのです。

でも今、TDIFという端子がついている機材はとても少なくて、ADATかAES/EBUに変換して使用する必要があります。

FOSTEXのUC-8というコンバーターでADATかAES/EBUに変換することができます。

FOSTEXのUC-8の修理についても以前noteに書いているので、良かったらどうぞ。
MA-AD8フォトギャラリー




MA-AD8ちゃん、また声かけるので、しばらく休憩しておいてくださいな。