本作は児童相談所に入職して2年目の児童福祉司・カスミを主人公にした物語。カスミはネグレクトされている疑いのある9歳の女の子ヒナのケースを受け持つが、ある日つい感情的になり、ヒナの母シノブの信頼を失ってしまう。小野がカスミを演じたほか、ヒナに佐藤璃音、シノブに
予告では多忙な日々を過ごすカスミが、ヒナにあざを見つけ、彼女の両親とやりとりする場面が映し出されている。また小澤と小野からはコメントが到着。小澤は本作を監督した理由を「私が今まで作ってきた子ども虐待や社会的養護に関わる映画の制作過程で出会った児童相談所の職員の方々の姿と、何か事件が起きると一方的に批判されるような、表面的な児童相談所のイメージが大きく乖離していたから」と明かし、小野は「大変な役ではありましたが、必ずこの映画に救われる人がいると信じて演じさせて頂きました。社会全体で考えるテーマだと思いますので、一人でも多くの方に届くことを祈っています」と語っている。
「ほどけそうな、息」は44分の短編。9月3日より東京・ポレポレ東中野で行われる小澤の短編映画特集で「まだ見ぬあなたに」「一瞬の楽園」と併映される。
小澤雅人 コメント
私は長年、児童相談所を舞台にした映画を作りたいという思いを胸に秘めていました。なぜなら、私が今まで作ってきた子ども虐待や社会的養護に関わる映画の制作過程で出会った児童相談所の職員の方々の姿と、何か事件が起きると一方的に批判されるような、表面的な児童相談所のイメージが大きく乖離していたからです。
映画を作るにあたっては、何人もの児童相談所の職員さんに取材させていただき、そこで知ることができた現実、問題点や課題を映画に反映させつつ、40ページほどにもなった取材ノートを主演の小野花梨さんにもお渡ししました。小野さんにとっては大きな負担になったかもしれませんが、小野さんなりに消化していただき、等身大の若手児童福祉司を見事に演じてくれています。
児童相談所を舞台にした「誰にも頼ることができない」人たちの物語、そして小野さんはじめキャストの皆さんの素晴らしいお芝居を是非劇場で観ていただきたいです。
小野花梨 コメント
この役を演じるにあたり、監督から児童相談所のリアルを取材した膨大な資料をいただきました。
日常的にどんな業務を行っているか、どんな事例があるか、やりがいを感じる事や辛いと感じる事、様々な生の声を参考に私自身も色んなことを想像しながら撮影しました。
大変な役ではありましたが、必ずこの映画に救われる人がいると信じて演じさせて頂きました。
社会全体で考えるテーマだと思いますので、一人でも多くの方に届くことを祈っています。
小野花梨の映画作品
リンク
ルートヴィヒ白鳥王 @lohengrin_lud
小野花梨主演、児童福祉司のリアルな姿を映す「ほどけそうな、息」予告(コメントあり)
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