潘基文氏「10億円は日本に返すべき…THAAD配備は支持」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.13 07:49
潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長が「政治交代」を主張し、大統領選挙街道に飛び込んだ。潘氏は12日、仁川(インチョン)空港で「政権交代ではなく政治交代を実現する」と述べた。10年ぶりの帰国の第一声で事実上、大統領選挙出馬の意思を明らかにしたのだ。
潘氏は米ニューヨークから仁川空港に向かうアシアナ航空便に同乗した中央日報の記者のインタビューで、政治交代のための戦略と構想の一部を表した。まず潘氏は自身を「進歩的な保守主義者」と規定した。また、釜山(プサン)少女像撤去をめぐる日本との葛藤および財閥改革問題に対し、与野党を行き来する立場を明らかにした。潘氏は「(日本が12・28慰安婦合意に基づき拠出した)10億円が少女像撤去と関係があるものなら間違っている」とし、政府を批判した。さらに「むしろお金を返すべきであり、話にならない」と述べた。少女像と10億円を結びつけた裏面合意が存在するのではと言いながら10億円の返還を要求する野党側の主張とは似た趣旨の発言だった。