東洋経済新報社
本社社屋 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | 東洋経済、東経 |
本社所在地 |
日本 〒103-8345 東京都中央区日本橋本石町一丁目2番1号 |
設立 | 1895年(明治28年)11月15日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 1010001051874 |
事業内容 | 出版事業 |
代表者 |
駒橋憲一(代表取締役会長) 田北浩章(代表取締役社長) |
資本金 | 1億円[1] |
発行済株式総数 | 40万株 |
売上高 |
単独:115億8,000万円 (2022年9月期) |
純利益 |
単独:4億5338万9000円 (2023年9月期)[2] |
純資産 |
単独:91億7743万1000円 (2023年9月期)[2] |
総資産 |
単独:128億5097万6000円 (2023年9月期)[2] |
従業員数 |
単独:330名 (2022年9月期) |
決算期 | 9月30日 |
主要株主 |
(株)三菱東京UFJ銀行 3.18% 山縣裕一郎 2.71% (株)みずほ銀行 2.62% 駒橋憲一 2.51% 田北浩章 2.26% (株)三井住友銀行 2.06% 遠藤俊三 1.51% 安西達也 1.36% (株)りそな銀行 1.31% 王子製紙(株) 1.18% (2016年9月期) |
関係する人物 | 町田忠治(設立者) |
外部リンク | https://corp.toyokeizai.net/ |
特記事項:関連団体に、(社)経済倶楽部、中部経済倶楽部、(財)石橋湛山記念財団 MPTフォ−ラムがある。 |
株式会社東洋経済新報社(とうようけいざいしんぽうしゃ、英: TOYO KEIZAI INC.)は、ビジネス書や経済書などの発行を専門とする、日本の出版社。日本で最も古い創業時期を持つ出版社の一つであり、石橋湛山(第55代内閣総理大臣)が主幹を務めたことでも知られている。東洋経済オンラインを始めとするWEBメディアの運営も行っている。
出版物
[編集]「週刊東洋経済」
[編集]週刊東洋経済 | |
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ジャンル | 経済週刊誌 |
刊行頻度 | 週刊 |
発売国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
出版社 | 東洋経済新報社 |
刊行期間 | 1895年(明治28年)11月15日 - 現在 |
発行部数 | 42,466部(2024年上期) |
ウェブサイト | toyokeizai.net |
沿革
[編集]『週刊東洋経済』は、経済の専門雑誌。現在も発刊される雑誌としては日本最古の一つ。1895年(明治28年)旬刊『東洋経済新報』として創刊[3]。歴代の主幹(社長兼編集長)に、町田忠治、天野為之、植松考昭、三浦銕太郎、石橋湛山、高橋亀吉など。『東洋経済新報』として創刊当初は渋沢栄一・豊川良平らの支援を受けた影響で自由経済・政党政治を支持していた。
大正期には民本政治・普通選挙を支持し、その後、三浦と後継の石橋によって満洲などの放棄による小日本主義を始め、対華21か条要求・シベリア出兵・金解禁・満洲事変などを厳しく批判した。特に金解禁では率先して「新平価解禁」、解禁後の「金輸出再禁止と管理通貨制度導入」などの主張をリードしたことは良く知られている。1933年(昭和8年)には満洲事変を容認する姿勢に転換した。1919年(大正8年)の10月4日号より週刊化。1921年(大正10年)11月、株式会社に改組し、三浦銕太郎主幹が代表取締役に就任。
現況
[編集]現在発行されている週刊誌の中では日本で最古だが、販売面では1位の『日経ビジネス』、2位の『週刊ダイヤモンド』に続く3位。
「会社四季報」
[編集]投資家のための企業情報誌。四半期ごとに刊行されるため『四季報』と呼ばれている。全上場企業を網羅し、業績予想などの企業データを掲載。創刊は1936年(昭和11年)6月7日。その後、1979年に日本経済新聞社が当誌と類似した内容の「日経会社情報」を発行、当誌の市場を切り崩しにかかったもののその牙城は揺るがず、2017年には逆に「会社情報」を撤退に追い込んだ。証券会社やオンライン証券の利用率も極めて高い。なお、「会社情報」の業績予想は会社予想に基づくものだったが、『四季報』の業績予想は編集部の独自予想である。
なお、2016年10月の安倍内閣諮問機関である「未来投資会議」で決算短信で四半期毎の会社予想がなくなることが議論されており、同誌の業績予測がなくなった場合の売れ行きが懸念されているが、その後の議論が進まなかったこともあり大きな影響は出ていない。
2013年12月より、「会社四季報オンライン」も運営している。
「就職四季報」
[編集]学生のための就職情報誌。「四季報」を名乗っているが、発行は年1回である。女性版・優良中堅企業版・インターンシップ版、WEBサイトも存在する。
「東洋経済オンライン」
[編集]日本最大級のビジネスニュースサイトの1つ。月間ページビューが約2億PV[5]と、日本のビジネス誌系のWEBサイトとしてはPV数・ユニークユーザー数ともに1位である。ビジネス、経済情報、マーケット情報、就職情報など、独自に取材した経済関連ニュースを中心とした情報配信プラットフォームを展開している[6]。
その他の出版物・データベース
[編集]- 週刊東洋経済
- オール投資(1956年6月創刊、2012年10月休刊[7])
- 株式ウイークリー
- 一橋ビジネスレビュー
- Think! - 季刊
- 四季報シリーズ
- データベース商品
- 財務データ
- 業績予想データ
- セグメントデータ
- 上場会社基本データ
- 会社四季報データ
- ESGオンライン
- その他データ(外資系企業データ、海外進出企業データ、CSRデータ他)
主な出版物(書籍)
[編集]- J・M・ケインズ『雇用利子および貨幣の一般理論』
- カール・ポラニー『大転換』
- J・E・スティグリッツ『経済学』
- 『ストーリーとしての競争戦略』
- 『LIFE SHIFT』
- 『LIFESPAN』
- 『SHOE DOG』
- 『ロジカル・シンキング』
- 『読書の技法』
- 『13歳からの地政学』
- 『きみのお金は誰のため』
不祥事
[編集]2024年11月1日 - 週刊文春の電子版にて社長人事がクーデターだと報じられる。取締役執行役員の山田徹也氏が代表取締役社長に就任し、代表取締役社長の田北浩章氏は取締役を退任し会長に就任する人事に対して報じられた。東洋経済の公式見解は「クーデターではない」としていたが、従業員にとっても「寝耳に水」だったと同社が記事にしている。[8]
関連項目
[編集]関係した主な著名人
[編集]- 町田忠治(政治家、実業家、ジャーナリスト)
- 天野為之(経済学者、早稲田大学学長)
- 三浦鐵太郎(ジャーナリスト、評論家)
- 石橋湛山(第55代内閣総理大臣、ジャーナリスト)
- 尾崎士郎(小説家)
- 新居格(文筆家、政治家)
- 長谷川如是閑(評論家)
- 田川大吉郎(ジャーナリスト、政治家)
- 深井英五(日本銀行総裁、経済学者)
- 清沢洌(評論家)
- 三宅晴輝(実業家、経済評論家)
- 高橋亀吉(経済評論家)
- 埴原正直(外交官)
- 赤松克麿(政治家)
- 片山潜(社会主義者、労働運動家)
- 伊藤正徳(軍事評論家)
- 大河内正敏(実業家)
- 三鬼陽之助(経済評論家)
- 細野武男(立命館大学総長)
- 中野正(法政大学教授)
- 遊部久蔵(経済学者、慶応義塾大学教授)
- 栂井義雄(経営史学者、専修大学教授)
- 矢吹晋(中国研究者、横浜市立大学教授)
- 生井重俊(ジャーナリスト、経営者)
- 中岡望(アメリカ研究者、東洋英和女学院大学教授)
- 川島睦保(ジャーナリスト、翻訳家)
- 山縣裕一郎(ジャーナリスト)
- 青山文平(小説家)
- 西田実仁(政治家)
- 井戸正枝(政治家)
- 佐々木紀彦(ジャーナリスト、実業家)
- 山田俊浩(ジャーナリスト、編集者)
- 松崎泰弘(ジャーナリスト、大正大学教授)
その他
[編集]関連ギャラリー
[編集]-
東洋経済新報 明治28年(1895年)11月25日、東洋経済新報社
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 会社概要(アクセス) | WHO WE ARE | 東洋経済新報社|コーポレートサイト
- ^ a b c 株式会社東洋経済新報社 第132期決算公告
- ^ 東洋経済新報社公式サイト・沿革
- ^ 東洋経済新報社公式サイト・沿革1961-2000
- ^ 土本学 (2019年2月7日). “2億PVの国内有数の規模を誇るメディアはこれから何を目指すのか・・・「東洋経済オンライン」武政秀明編集長インタビュー”. Media Innovation. 2019年5月20日閲覧。
- ^ “サービス紹介”. 東洋経済オンライン. 2023年2月24日閲覧。
- ^ 『オール投資』休刊のお知らせ - 東洋経済オンライン、2012年8月
- ^ “東洋経済の「社長交代」発表が不評を買った理由”. 東洋経済オンライン (2024年11月8日). 2024年11月30日閲覧。
外部リンク
[編集]- 株式会社東洋経済新報社
- 東洋経済オンライン
- 東洋経済オンライン (@Toyokeizai) - X(旧Twitter)
- 東洋経済新報社 (corpToyokeizai) - Facebook
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- 東洋経済新報社 データサービス
- 会社四季報オンライン
- 一般社団法人経済倶楽部