よこはまコスモワールド
よこはまコスモワールド Yokohama Cosmo World | |
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施設情報 | |
愛称 | コスモワールド |
前身 | コスモワールド・子供共和国(横浜博覧会) |
テーマ | 未来志向の都市型立体遊園地 |
事業主体 | 泉陽興業株式会社 |
面積 | 約20,500 m2 |
開園 | 1990年8月11日 |
所在地 |
神奈川県横浜市中区新港二丁目8番1号(15街区側) ※23街区側は西区みなとみらい二丁目にある。 |
位置 | 北緯35度27分18.73秒 東経139度38分12.05秒 / 北緯35.4552028度 東経139.6366806度座標: 北緯35度27分18.73秒 東経139度38分12.05秒 / 北緯35.4552028度 東経139.6366806度 |
公式サイト | https://cosmoworld.jp/ |
よこはまコスモワールドは、泉陽興業株式会社が経営する、神奈川県横浜市のみなとみらい地区にある都市型遊園地。立地は後述のとおり中区新港(15街区側)と西区みなとみらい(23街区側)に跨っている。
特徴としては入園が無料であることと、アトラクション毎に料金を支払うチケット購入制となっており、フリーパス(乗り放題)と呼べるチケットが存在しないことである。エリア内ではショップなども営業している。
シンボル的存在の大観覧車は週末などには営業時間中に前倒しで受付を終了するほど混雑する。
概要
[編集]元々は1989年の横浜博覧会にて大観覧車「コスモクロック21」と共に運営されていた 『コスモワールド・子供共和国』という出展施設の一つで、「コスモクロック21」が博覧会終了後も存続することに決まったことから、コスモワールドも運営が続けられた。当時は日本丸メモリアルパークと隣接して、みなとみらい地区の23街区のみで運営されていた[1][2]。
その後、みなとみらい地区の発展が顕著となったことから、「コスモクロック21」が対岸の新港地区(15街区)側へ移転することとなり、コスモワールドも同地へ拡張することが決まった。観覧車の移転工事に伴い1997年より休業していたが、1998年に遊戯施設のみで暫定オープンした後、1999年3月18日には移転組み立て作業の完了した「コスモクロック21」と共に正式にリニューアルオープンしている[1][2]。
現在でも運河を挟んで15街区と23街区で運営されている[3] が、後述するように共に暫定施設の扱いとなっている。
施設
[編集]「ワンダーアミューズ・ゾーン」(15街区)と「ブラーノストリート・ゾーン」「キッズカーニバル・ゾーン」(共に23街区)の3ゾーンからなる。
ワンダーアミューズ・ゾーン
[編集]水と緑にあふれた空間の中に、前衛的でアートフルな建築デザインが融合した“未来の理想的な遊空間”がテーマコンセプト。次のアトラクションがある。
- みなとみらいや横浜市のシンボルとして親しまれている世界最大の時計型大観覧車「コスモクロック21」
- 世界初の水中突入型ジェットコースター「バニッシュ」
- 落とし込み世界最大の急流すべり「クリフ・ドロップ」
- スピニング・コースター
- 幽霊堂-鈴の鳴るほうへ-
- シューティングライド「エキドナの洞窟」3D
- 「ミラーアドベンチャー」〜巨大万華鏡の世界〜
- ゲームライド「スモッグ王国大冒険」
- VRV 〜VIRTUAL REALITY VEHICLE〜
- オバケハンター2 〜ガシャドクロの逆襲〜
- 宝石さがし トレジャーコレクション
- コスモファンタジア・ストリート
- ダウンタウン
- キディライド
ブラーノストリート・ゾーン
[編集]イタリア・ブラーノ島にある水辺のカラフルな町並みをイメージテーマに展開。次のアトラクションがある。
- ハイテクを駆使したホラーハウス「恐怖の館」
- カード迷路「ぐるり森大冒険」
- マイナス30度の極寒が体感できる「アイスワールド」
- ビックリ・ふしぎ館「コスモパニック」
- カーニバルストリート
- ハイテクアミューズ コスモファンタジア
- スーパープラネット
- ギャラクシー
- ファミリー・バナナ・コースター
- ディスク・オー
キッズカーニバルゾーン
[編集]子供たちが現実の世界を忘れて思う存分遊べるように、運河に挟まれた出島部分に子供向け遊具を集約。夢のある「おとぎの島」のイメージを追求。次のアトラクションがある。
- イルミネーションの豪華な2層式「メリーゴーランド」
- 親子で空中散歩が楽しめる「サイクルモノレール」
- 北極探検をテーマにした小型急流すべり「ノースポール」
- 幼児用の乗り物「サファリペット」「バッテリーカー」「キディライド」
- オーシャン・スインガー
- 新幹線・ロッキー号
- ハイテクアミューズ コスモファンタジアキッズ
交通アクセス・営業案内
[編集]休園日
[編集]休園日や営業時間の詳細は公式サイト内「営業カレンダー」を参照。
当施設が登場する作品・番組
[編集]- 主な映画
- タイヨウのうた
- ゴジラvsモスラ
- L♥DK
- 名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌 - テーマパーク「ミラクルランド」のモデル。
- 主なドラマ
- 花より男子2
- たったひとつの恋
- PS-羅生門-
- 神はサイコロを振らない
- ケータイ刑事 銭形零 - 1st・2ndシリーズのオープニングの一場面。
- 喰いタン
- 僕の生きる道
- アンナさんのおまめ
- 家族〜妻の不在・夫の存在〜
- ブラザー☆ビート
- Mother
- Woman
- 明日、ママがいない
- デート〜恋とはどんなものかしら〜
- ヤスコとケンジ
- その他
- 噂の!東京マガジン - 「平成の常識やってTRY」のコーナーに使用。
- SEKAI NO OWARI『炎と森のカーニバル』の歌詞は当施設をモチーフにしている。
ロープウェイの整備
[編集]2018年5月には当施設を運営する泉陽興業による、桜木町駅周辺から新港地区まで汽車道沿い約600メートルに日本初の都市型ロープウェイ(索道)を整備する空中交通構想が浮上[4][5]。2019年2月にはロープウェイ計画の詳細が公表され、それによると桜木町駅前から横浜ワールドポーターズ前の運河パークまで南側の北仲通北地区寄りの汽車道沿いにロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ・エア・キャビン)」[6] を当初2020年夏に開催する予定であった東京オリンピック開幕前の開業を目指し整備するとしていた[7][8]が、その後の資材調達や工期の遅れなどから半年以上ずれ込み[9][10]、2021年4月22日に開業を迎えた[11][12]。泉陽興業が計画に係る費用を全額負担するため公費負担はない[9][10]。
ロープウェイは両区間(総延長約630メートル[9][10])を片道約5分で接続[11]。ゴンドラ・駅舎・支柱のライトアップ(照明デザイン)は、横浜ベイブリッジや東京タワー、姫路城などのライトアップも手掛けた石井幹子が担当する[9]。
割引サービスとして、大観覧車「コスモクロック21」とのセット券も用意されているが販売は当施設内では実施していない[13]。
一部敷地における公園再整備計画
[編集]リニューアル開園後10年以上経過してもなお人気施設とはなっているが、敷地は全体において横浜市の保有であり暫定施設の扱いとなっている。このうち、当施設の目玉でもある「コスモクロック21」などがある15街区方(新港地区側)の「ワンダーアミューズ・ゾーン」は当面存続する見込みである。
一方、当初は敷地の一部に当たる23街区方(日本丸地区)の賃貸契約が2009年3月に終了となるため、契約終了後にこの敷地を更地にして市へ返還、跡地は市が計画する日本丸メモリアルパークの再整備事業(拡張部分)に充てられる予定であった。しかし、2009年に入ると2011年3月までの2年間の契約延長が決定[14][15]、その後も随時延長されており2017年時点で契約期間の終了時期等についてアナウンスもなく、当街区における運営についても当面継続する見込みとなった。2018年10月には、当街区内の「ブラーノストリート・ゾーン」のうち室内系のアトラクション(低層の建物群)などがあるパシフィコ横浜寄りの一部エリアを閉鎖し、既存の建物を取り壊した上でリニューアル工事に着手、4階建ての施設としてリニューアルオープンする計画が公表されている。計画名は『YCW日本丸地区リニューアル工事』で当初の計画では2020年夏頃の開業を目指していた[16][17]が、同年より続いているコロナ禍の影響などもあって度々延期となり[18]、2021年10月時点の計画では結果的に6年近く遅れて既存施設の解体工事は2024年9月に着手予定、4階建ての新規施設工事は同年12月に着工し2026年3月竣工予定となる[19]。このため、少なくとも同エリアについては運営を長期間継続する可能性がより高くなっている。
脚注
[編集]- ^ a b 横浜を代表する遊園地のコスモワールドの昔と今を教えて!(はまれぽ.com 2013年6月13日)
- ^ a b 国内実績:よこはまコスモワールド(泉陽興業株式会社、2024年5月15日閲覧)
- ^ みなとみらい21 街区開発状況(横浜市都市整備局)
- ^ 神奈川新聞〈カナロコ〉:桜木町にロープウエー構想 新港地区アクセス向上へ(2018年5月24日付)/ロープウエーや水上交通 横浜観光アクセス向上へ新提案(同月25日付)
- ^ 「まちを楽しむ多彩な交通」 ~提案内容をまとめたリーフレットを作成しました~(横浜市都市整備局 平成30年(2018年)5月24日)
- ^ 新規事業展開:世界最新式都市型循環式ロープウェイ(泉陽興業株式会社の公式サイト内)
- ^ 東京五輪前に開業へ 新港地区-桜木町ロープウエー計画(神奈川新聞〈カナロコ〉 2019年2月13日)
- ^ 桜木町のロープウェイ計画が明らかに! 第二のコスモクロックになるか?(はまれぽ.com 2019年2月15日)
- ^ a b c d 横浜のロープウエー、照明は石井幹子さん 20年度末開業(神奈川新聞〈カナロコ〉 2019年11月26日)
- ^ a b c ロープウエー、五輪間に合わず 横浜・みなとみらい 工事開始半年遅れ(東京新聞 2019年11月27日)
- ^ a b 『2021(令和3)年、回遊性が向上し都心臨海部がさらに魅力的に!』(PDF)(プレスリリース)横浜市、2021年1月13日。オリジナルの2021年1月13日時点におけるアーカイブ 。2021年1月13日閲覧。
- ^ 横浜 桜木町駅とみなとみらいを結ぶロープウェイが4月22日運行開始[YOKOHAMA AIR CABIN](個人的横浜 2021年1月14日)
- ^ YOKOHAMA AIR CABIN(公式サイト)
- ^ MM21地区の日本丸パーク整備、第2期が事実上凍結へ(神奈川新聞〈カナロコ〉 2009年10月8日)
- ^ コスモワールド・日本丸パーク隣接地区 閉鎖延期へ〈キャッシュ〉(みなとみらい線周辺散歩日記 2009年5月2日)
- ^ ブラーノストリート・ゾーン リニューアル工事のお知らせ〈キャッシュ〉(よこはまコスモワールド:新着情報 2018年10月10日)
- ^ コスモワールド リニューアル〈キャッシュ〉(みなとみらい線周辺散歩日記 2018年10月13日)
- ^ YCW日本丸地区リニューアル(東雲総合研究所 2020年5月21日)
- ^ 建築物環境配慮計画の概要一覧(平成30年度):YCW日本丸地区リニューアル工事 スコア〈「CASBEE横浜」評価結果〉 (PDF) (横浜市建築局、2021年10月15日閲覧〈同日時点のアーカイブ (PDF) 〉)
外部リンク
[編集]- よこはまコスモワールド
- 319352565 よこはまコスモワールド - オープンストリートマップ