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海水汚染には猫トイレの砂…セシウム吸着

 東京電力福島第一原子力発電所では15日、水素爆発を防ぐための1号機の窒素注入や、汚染水対策など、安定化に向けた作業が引き続き行われた。

 1号機では、毎時28立方メートルずつ格納容器に窒素が注入され、同日朝までに注入量が約5200立方メートルに達した。東電が目標とする6000立方メートルに近づいたが、容器内の圧力はここ数日横ばいで、同容器から窒素や水蒸気が漏れている可能性がある。

 東電は、海水の汚染対策として、セシウムを吸着する性質がある鉱物「ゼオライト」を詰めた土のう(1個約100キロ・グラム)を10個準備し、2号機、3号機の取水口付近にそれぞれ投入すると発表した。ゼオライトは吸着力が高く、猫用トイレの砂などに使われる。水中カーテン(シルトフェンス)、鉄板設置に続く海洋汚染対策となる。

2011年4月15日12時24分  読売新聞)

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