概要
DVD-BOXに代わって近年リリースされることが増えた。主にシリーズ物の映画やドラマ、アニメなどのBlu-rayを1つの箱にまとめたもの。
2010年代半ば頃より、放送期間終了前後から1~3話ずつ収録したBlu-rayを単巻で半年程度かけてリリースしていく事の多かった深夜アニメ作品で1クールの半分に相当する6~7話単位を1つのボックスにまとめた商品のリリースが行われている。Netflixといった配信サービス限定の作品のソフト化ではそもそもばら売りが存在せず、ボックスのみとなっているものもある。
映画などでは最新作の販売に合わせて旧作をまとめたものもリリースという形が多い。
コレクターズアイテム的な意味合いもあってか、近年の作品だと放送終了・シリーズ完結から年数が経ってデジタルリマスターなどといった形で発売されることが大半なのはDVD-BOXと全く同じである。
一方で本放送に合わせて販売された商品を後にまとめたボックス化して販売、という方式の場合、ばら売りが事実上初回盤のみであまり期間を置かずにボックス化するという事も起きており、サントラCDといった封入特典の違いもあるようだがすぐにバラで買うと金額から見るとあまり得でないという現象も起きてしまっている。1クールアニメが殆どになった関係でサイクルが早まった結果ボックス化も早くなってしまったためと思われる。
ちなみに、次世代のBlu-rayディスク規格のUltra HD Blu-rayでは一枚単位で大容量であるため、わざわざディスク一枚単位にしてまでBOXに収納して販売しなくてもシリーズ作品(主に海外のハリウッド映画)を複数まとめて1枚の大容量ディスクにほぼすべてを収録する事が可能なのでその分、BD-BOXとは違い場所をあまり取らないのがメリットといったところ。
こちらでも収納の化粧箱もあるが、コレクターBOXやコレクターズエディションといってもBlu-rayディスクを入れるのではなくコレクター向けの各種特典物(いわゆるヲタク向けのキャラクターグッズ)が収納してるものなどがほとんどである。販売形態について詳しくは上記の記事にて。
余談ながら海外版では音声や字幕の関係から日本版のものを流用出来ない為かパッケージや収録内容が異なっているものが多い。ボックスながら省スペースの複数枚収納ケースにスリーブを被せたものに変更、ディスク1枚当たりの収録話数が異なる、という物もあれば、正規版のはずなのにDVD版でのSD画質のものをそのまま突っ込んでいながら複数枚になっているという仕様のものある。