訣別の時きたれり、其は世界を手放すもの
あるすのゔぁ
※この宝具の詳細にはFate/GrandOrderにおける第1部終局特異点「冠位時間神殿ソロモン」に関する、壮絶なネタバレがあります。
神よ、あなたからの天恵をお返しします。
……全能は人には遠すぎる。私の仕事は、人の範囲で十分だ。
第一宝具・再演。
「Fate/Grand Order」に登場するソロモン王が持つ本来の第一宝具。かつて神に全能の力を返した際の再現を行う技。
発動にはソロモン王が嘗て持っていた10個の指輪が必要。劇中ではゲーティアの持っていた9個とソロモン王が持っていた1個が同じ場所にあったため発動できた。
効果はソロモン王の痕跡の全抹消、即ち、ソロモン王自身が英霊の座から降りて完全消滅すること。もはや誰も彼の力を使うことも、彼の力を借りることもない。
全ての生命にはどれだけ完璧な人生を送ろうともやり残しが存在する。
その宿題を解きこの宇宙で成すべきタスクを全て終えた者。
人類で唯一悟りを開いたという救世主がいるが彼とは違う到達点に臆病者は辿り着いた。
Fateシリーズでは毎回の魅せ場として「マスターとサーヴァントの別れ」というものがある。この宝具はその「出会いと別れの物語」を直球の形で指し示すものと言える。
Fate/Grand Order第一部においては、殆どのプレイヤーはこの別れを、シナリオ内で何度も示唆された「寿命が迫るマシュとの別れ」だと覚悟していたが、最初からサーヴァントであることを秘めていた真のソロモン王と主人公の別れともなったのである。
一方で、全ての痕跡を消し去るという効果に対し、神殿の玉座とソロモンの指輪、そしてDr.ロマンとしての功績がその姿を残している事から、ソロモンは完全消滅には至らなかったのでは?と疑問を抱くファンもいる。
TYPE-MOON Fateシリーズ Fate/GrandOrder
???…別作品で似たような決断を下した人物(作品の極めて重大なネタバレのため閲覧注意)。ただしこちらのソロモンが主に消したのは英雄としての側面だが、彼が犠牲にしたのは英雄としての側面以外全ての痕跡だった。
レメゲトン - Wikipedia:この宝具の元ネタである魔導書「アルス・ノウァ」