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センシティブな作品

※その他の用例についてはJr.を参照してください。

cv:斎賀みつき

概要

『大英図書館特殊工作部』に所属する少年で、外見はアニタと同年代。

物質透過能力の持ち主で、紙姉妹の任務先になぜかバッティングするかのように出没している。

のちにウェンディ・イアハートのもとで、ジェントルメン復活計画に関するミッションに従事している事が明らかになる。そのウェンディからはエージェントとして非常かつ非情に厳しく接されていて機械的に扱われており、人間的な接し方は全くされていなかった。

成長の過程で愛情に接したことがないため感情表現に乏しく、自分に愛情を持って優しく接してくれるミシェールを姉のように慕うようになる。

出自(ネタバレ)

OVA版の敵組織「偉人軍団」の生き残り側である「ナンシー・幕張(妹)」と、同組織のラスボスにして読子によって散った「クローン一休宗純」との間に生まれた、両者の実の息子。物質透過能力は、母親譲りの能力。

特殊能力に目覚めたクローン偉人の間で生まれたという、その素質から、生まれてすぐに大英図書館特殊工作部によって「既に老い肉体の限界に近付いている『ジェントルマン』の次なるボディ」とするために、母親から引き離され、自我を持たぬように育てられていた。(自我が生じていると後に乗り移るであろうジェントルマンの自我と不具合を生じかねないため)

読子は、特殊工作部が打ち出した、その方針に反発。OVA版で偉人軍団によって切り捨てられたナンシー(姉)から妹の行く末を託された事も相まって、自らの上司であるジョーカーに「(ナンシーの)子どもを母親のもとに帰してあげてほしい。大英図書館で愛情と知に満ちた子に育ててほしい。そうすれば偉人軍団の生き残りとはいえ大英図書館には弓を引かない」と懇願・説得する。

しかし読子の尊い願いをジョーカーは「ジェントルマン復活計画が達成されれば、そもそも、そんな事は考えなくても済む。ジェントルマン復活という大義にとってみれば、母と子の愛情や絆など考える必要もない下らない些事に過ぎない」として一笑に付した。

それどころかジョーカーは読子に対して「ジェントルマン復活計画の暁には、これを成功例として多くの大英図書館に有用な人物が復活できる」と逆に説得と改心を迫る。

そして、あげくジョーカーが読子に示したのは、ジェントルマンと同じように変わり果てた、ある人物……先代ザ・ペーパーにして読子の最も大事な師にして恋人であったドニー・ナカジマの姿だった。

結果、読子はキレた。理性が崩壊し攻撃本能をむき出しにした読子によって大英図書館特殊工作部は壊滅とまではいかないまでも、大きく世界からの影響力を削ぐこととなった。その現場には幼い頃のアニタがおり、彼女は記憶を失くすとともに本を拒絶するようになってしまう。

しかし大英図書館特殊工作部の抵抗により、読子がナンシー(妹)の赤ちゃんを取り戻す事は叶わなかった。結果、読子はナンシー(妹)を連れ、大英図書館特殊工作部の追撃から逃げるため隠遁をする事になってしまった。

そしてナンシー(妹)の赤ちゃんは「ジュニア」として育てられる事となったのであった。

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