生きるとは、
日本が世界に誇る巨匠、黒澤明による1954年10月9日公開の白黒映画。
自分が死の淵に立たされていることを知った無気力な市役所職員の生き様を通して生きる意味を問うヒューマンドラマ。
評論家から高い評価を勝ち取っており様々な媒体の映画ランキングに食い込んでいる。特に主人公が雪降る夜の公園で『ゴンドラの唄』を口ずさむシーンは名場面と名高い。
2018年にはミュージカル化を果たし、2020年にも黒澤明生誕110年を記念して再演された。
2021年には好評を得た配信映像に、全楽曲の字幕表記を施したスペシャルバージョンが配信された。
2022年にはイギリス・ロンドンを舞台としたリメイクも公開された。
市役所で市民課長を務める渡辺勘治は30年無欠勤の真面目だけが取り柄の男。
ある日、体に違和感を覚え病院で調べてもらうと自分は胃がんが進行しておりもう永くないことを悟る。
妻亡きあと男手一つで育ててきた息子との思い出が走馬灯のように頭を駆け巡るも肝心の息子からは無下にされる。
自暴自棄に陥った渡辺は無断欠勤し思うまま遊びほうけるも気分は虚しいだけ。
そんな折、市役所をやめて玩具会社に就職しようとしている若い職員が訪ねてきて――
渡辺勘治(演:志村喬)
30年間仕事を休んだことが無いなど形式上は真面目だが嘗ての情熱はなく無気力に日々を送っている中年男性。自分が余命いくばくもないことをしり茫然自失となる。とよがひっそり付けていたあだ名は「ミイラ」。
小田切とよ(演:小田切みき)
市役所をやめようとしている生き生きとした女性。役所の人間に独特なネーミングセンスのニックネームを付けている。
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最終更新:2024/12/14(土) 05:00
最終更新:2024/12/14(土) 05:00
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