サビ(さび)とは、
以下で「3.」についてもう少し詳しく説明する。
音楽には古今東西さまざまな音の構成の仕方があるが、
昔から民謡や賛美歌、アリアなど「旋律を歌うこと」を目的とした分かりやすい楽曲においては、1つ(又は2つ程度)のまとまったフレーズの流れを繰り返していくのが普通である。
1つのまとまりを繰り返していく曲は「A→A→A→A→…」と表すことができ、民謡や童謡、賛美歌の多くはこうした形式である。一方、2つのまとまりに分けることができる場合は「A→B→A→B」と表せる。
しかし、ある時期から(1960年代の米国のロック、ポップロック、R&B等から)
「A(ダイナミクス小=メロ)→B(ダイナミクス大=サビ)」
「A(ダイナミクス小=メロ)→B(ダイナミクス大=サビ)→A'(ダイナミクス小=メロ)」
「A(ダイナミクス小=Aメロ)→B(ダイナミクス小=Bメロ)→C(ダイナミクス大=サビ)」
といった1分弱~2分強程度の流れを一つの完結として、その後に2番としてもう一回繰り返したり間奏を挟んでサビのみ繰り返す、というような構成が支配的となっていった。
(英語ではサビにあたる語としてChorus、メロにあたる語としてVerseが使われる)
※なお80年代以降のJ-POPではサビの後にメロに戻ってから完結する上から2番目のパターンは少数となっている
イントロ
→Aメロ(→A'メロ)→Bメロ→サビ
→Aメロ(→A'メロ)→Bメロ→サビ
→間奏→Cメロ(又はB'メロ)→サビ→大サビ→短いアウトロ
間奏の終わりあたりか大サビ前で転調することも多い。
なお、Cメロはブリッジとも呼ぶ。
俳句の「寂」から来ているという説が有力だが、初出などはわかっていない。
メロ・サビが明確に区別される楽曲が定式になったのは歌謡曲史上でも戦後になってからなので、そう古くはない気もするが……
掲示板
1 ななしのよっしん
2013/02/28(木) 08:57:07 ID: sZftbBfmD5
メモ
J-POP限定ではあるが、こちらのサイトがよく考察している。
https://p
2 ななしのよっしん
2019/05/09(木) 08:18:17 ID: Byx4SJweCw
本当はサビがCメロだけど、C飛ばしてDメロって書くのに抵抗があるのかサビをカウントしない表記が多い
3 ななしのよっしん
2023/12/19(火) 01:12:56 ID: ZFxsFqMqMt
不思議なのは、DメロをCメロと呼ぶのはアニメや声優や一般アーティストなどに親しんでいる自分の観測範囲ではオタクだけなんだよね。
しかも、オタクはDメロという言葉を聞く度に「でーめろ」とか何とか言って反応してるのにその言葉は自分では使わない。
プロはCメロをサビと呼ぶことはあってもDメロをCメロと呼んでいる人は見たことないのに、それを応援する人達は別の語法でほぼ統一されている(中にはDメロと呼ぶ人もいるが少数)のが面白い現象だなと思って。
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最終更新:2024/12/14(土) 01:00
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