橋下徹(はしもと とおる、1969年6月29日~)とは、日本の元政治家・弁護士・元タレントである。第52代大阪府知事。第19代大阪市長。地域政党・大阪維新の会代表。国政政党・日本維新の会代表代行。おおさか維新の会代表。
概要
東京都渋谷区幡ヶ谷出身。実父の死により母子家庭になった為、小学5年生の時に大阪に移り住み、母と妹の三人家族で育つ。大阪市立中島中学校、大阪府立北野高校を卒業し、中学・高校時代はラグビー部に所属。高校3年生の時に全国大会に出場した。
大学受験で一浪した後、早稲田大学政治経済学部に入学。革ジャンの販売事業を行っていた際に、不渡り手形をつかまされたことがきっかけで法律を勉強し、弁護士を志すことを決めた。
1994年、大学を卒業。同年、司法試験に合格。弁護士になって2年目にして早くも独立を果たし、大阪市内に示談専門の弁護士事務所を立ち上げた。後にラジオの法律相談コーナーのレギュラーとなり、ついでテレビにも進出、バラエティ番組やコメンテーターとして出演をするようになった。
2003年から「行列のできる法律相談所」「たかじんのそこまで言って委員会」などにレギュラー出演するようになり、全国的に知名度を上げた。政治色の強い番組では、自身の政治思想に基づいた発言をして物議を醸した。
2007年12月、大阪府知事選挙に出馬を表明。翌年1月の投開票で183万2857票を獲得し、当選した。2月の知事就任の記者会見で財政非常事態宣言を行い、6月に財政再建プログラム案を提示。3年で2441億円の歳出削減と613億円の歳入確保を行った。臨時財政対策債を除いた、大阪府の普通会計の地方債残高は減少し続けている。
また情報公開室の設置などにより府の情報公開を進め、大阪府は2010年度全国情報公開度ランキングで満点の70点を獲得し、1位となった。治安・防犯対策では、青少年・地域安全室を設置した上で防犯カメラの増設などを行い、大阪府は11年続いていた街頭犯罪件数全国ワーストワンと、35年続いていたひったくり件数全国ワーストワンを返上した。会計制度改革では、東京都の石原慎太郎都知事と連携し、単式簿記・現金主義から複式簿記・発生主義による新制度の導入を行った。
2010年4月19日、大阪都構想の実現を掲げる地域政党・大阪維新の会を設立。代表となる。
2011年11月27日、大阪W選において現職の平松邦夫氏を破って大阪市長に当選。
2012年11月17日、石原慎太郎氏に代表の座を譲り、日本維新の会代表代行となる。
2015年10月1日、大阪市長の後継に、吉村洋文を指名した。
人物
- 政治家になる前に、核武装・徴兵制に賛成する発言をしたことがある。
- 大阪府市に国旗国家条例を制定し、府市の施設での国旗の掲揚と教職員による国歌の斉唱を規定した。
- 超党派の危機管理都市推進議員連盟が主張する、伊丹空港跡地に副首都を建てる構想に賛同している。
- ツイッターで積極的に情報発信をしている。フォロワー数は90万人を超え、日本の政治家では最も多い。
- 高校時代から親交のあった夫人との間に7人の子供がいる。「行列」出演時は当時司会をしていた島田紳助にしばしば「ストップ・ザ・少子化!」とからかわれていた。
- 2006年にはベストファーザー賞を受賞している。
- 2007年には2ちゃんねるで橋下一家への殺害予告が投稿され、刑事告訴が行われた。
- 「行列のできる法律相談所」では茶髪の風雲児と呼ばれた。
- 元宮崎県知事の東国原英夫氏とはタレント時代から親交がある。
- 苗字は元は「はしした」と読んでいたが、戸籍法では読み方は定められておらず、
住民票の登録の際に母親が「はしもと」に変更した。
維新八策
維新八策とは、日本維新の会の綱領である。
当初は大阪維新の会の政策集として作成された。→維新政治塾・レジュメ(PDFファイル)
2012年8月31日に最終案がまとまった。→維新八策(案)(PDFファイル)
政策・発言
- 消費税の10%への増税に反対し、「消費税増税を凍結する法案を出す」と発言した。→時事ドットコム(アーカイブ)
- 自身(大阪市長)の退職金を半額にし、給与を3割カットした。→スポニチ(アーカイブ)
- 「政党交付金を出来る限り多くの国民の皆様にお返しする」とTweetし、「すみませんでした」と謝罪した。→産経新聞
- 「自分の生活レベルさえ落とせない政治家が国の支出を落とすことなんて出来ない。」と熱弁。自身の報酬を削減し続け、唯一の趣味であったバイク(愛車)を手放した。「これまでの貯金でやりくりしています。苦しいなんて言えませんよ。」と語り、「身を切る改革」を訴えた。→日刊スポーツ
- 大阪市職員が、児童に刺青を見せたことが報道された後、どの職員が刺青をしていたのかを調査した。→産経新聞
- 大阪市職員が、勤務時間中に職場を離れ、庁舎内で、組合活動をしていた事が判明。その為、橋下徹は「職務と政治活動の区別が出来ないのなら、まず建物から出て行ってもらう」と述べ、退去を求めた。→朝日新聞(アーカイブ) 、毎日新聞
- 高額と指摘された大阪市職員(市営バス運転手)の給与を、運賃収入に見合った水準にする様に指示した。→毎日新聞
- ヘイトスピーチ対策として、特別永住者制度の見直しを提案した。→J-CASTニュース
関連動画
関連チャンネル
著書「沖縄問題、解決策はこれだ! これで沖縄は再生する。」
『沖縄問題、解決策はこれだ! これで沖縄は再生する。』とは、橋下徹の著書である。
本書そで部分の「沖縄独立」の文言をはじめ、波紋が広がり、水島総が本書の著者・橋下徹に対して公開討論への参加を呼びかけたが、橋下徹は、
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関連リンク
関連項目
- 政治家の一覧 / 党の一覧
- 大阪府
- 大阪市
- 府市合わせ
- 大阪W選
- 大阪都構想
- 大阪維新の会
- おおさか維新の会
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