放電とは以下のことを指す。
1の概要
電流が通る際に音や光、熱などを発生する。
蛍光灯やアーク溶接はこの現象を利用している。天気の悪い日に送電線や電車の架線でジジジという音を聞いたことが無いだろうか?あれも放電である。自然現象としては雷が有名。絶縁体の状態により個体放電、液体放電、気体放電に分かれる。
気体放電は電流の増加で以下のように進展していく。
- 暗流・・・微弱な電流が流れる。電圧印加時に必ず発生するが、影響はほぼなく光も生じない。
- 火花放電・・・不連続な放電。継続すると以下に移行する。静電気や雷が有名。
- グロー放電・・・弱い発光が見られる。ネオングローランプやネオンサインに利用される。
- アーク放電・・・気体放電最終形態。蛍光灯やアーク溶接に利用される。
コロナ放電は尖った電極など電場が不均一の場合に発生する。天気が悪い日の送電線やセントエルモの火が有名。
関連動画
関連静画
関連項目
- 雷
- セントエルモの火
2の概要
簡単に言うと電池の残量が減ることである。逆を充電という。
電池が放っておいても徐々に残量が減る。これは電気エネルギーを化学エネルギーとして持っている電池の中で化学反応が起き、エネルギーが減少していくからである。
また、コンデンサから電荷が失われることも放電という。
待機状態の電化製品(例えば画面を消しただけのテレビやディスプレイ)のプラグをコンセントから抜いてみてほしい。待機中のランプがすぐに消えていないことが分かるだろう。これはコンデンサが保持していた電荷が失われるまで電流が流れ続けていたからである。容量は大きくないので通常動作している場合はすぐに消えるように見えるが、放電は起きている。
関連項目
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