忙しい人向けシリーズとは、ニコニコ動画に投稿されている動画の系統である。
概要
忙しい人向けシリーズは、通常は1つの歌曲やストーリーがある動画を元にして、雰囲気やリズムをある程度保ちつつ、その一部を切り出してつなぎ合わせて作った一連の動画のことである。「忙しい人向け」とある通り、一度しか使われていない前のシーン・歌詞を巻き戻しのようなつなぎはせず、あくまで忙しいので急いでいる人に応えるように飛ばし飛ばしでつなぐ形式を取る。
「忙しい人のための[曲名]」というタイトルで投稿されることが多い。歌詞やストーリーを元と変えるのが一般的であるが、(偏った)特徴を抜き出したり、変えすぎてだいたいあってることもある。
短縮の度合いに応じて、タイトルの「忙しさ」が変化する。
(例:「死ぬほど忙しい人のための~」「少しだけ忙しい人のための~」など)
死ぬほど忙しい人のための~では一般的な楽曲なら45秒未満、10分を超える作品の場合2分未満を目安としてタイトルに付けられていることが多い。
特定ジャンルの忙しい人向けシリーズには、特別なタグが割り当てられることもあるようだ。
(例:「涼宮ハルヒの憂鬱」の曲の忙しい人向け⇒「涼宮ハルヒの多忙」)
またこれを逆手に取った逆バージョンの「忙しくない人のための~」もある。
一部の例外を除き、大抵下ネタが絡んでくることが多い。
なお、この手の動画を見ている人の多くは忙しくない人だと思われる。[要出典]
関連動画と解説
「忙しい人のための~」というタイトルの初出は、2007年04月21日に投稿された、Damedaaa氏(「例の忙しい作者」)の「忙しい人のためのAitsu koso ga Tennis no Oujisama」(削除済み)である。
その後、氏が
「とても忙しい人のためのAitsu koso ga Tennis no Oujisama」(削除済み)、
「忙しい人のための魔理沙は大変なものを盗んでいきました」
「忙しい人のためのニコニコ音楽祭」
と立て続けに投稿し、ジャンルとして定着した。
特にニコニコ音楽祭においては今となっては懐かしいニコニコ初期の動画を数多くまとめており初見ではこれが1つのちゃんとしたメドレーとして信じてしまうほどの良作である。
その後しばらく下火となっていたものの、2007年8月9日に投稿された、「忙しい人のための魔訶不思議アドベンチャー!」(削除済み)で再度ブレイクした。
2007年11月には、薄幸Pが1ヶ月に37作公開し話題となった。
シリーズタグの例外
2008/10/12に投稿された、あかやかP作「もっとゆっくりでいいよ」に、本タグ(忙しい人向けシリーズ)がつけられた。
この曲は、楽曲や動画を短縮したものではなく、緩やかな曲調で「ゆっくりしていってね」と歌っている曲であり、シリーズタグとしての本来の意味とは異なる。しかし、忙しすぎる現代の日本社会に必要な【癒し】を与えるという意味で、このタグがつけられるのにふさわしいのではないだろうか。
関連コミュニティ
関連項目
- 音MAD
- 例の忙しい作者
- 薄幸P
- 忙しい人向けシリーズ殿堂入り
- 忙しい人向け二大企業
- 忙しくない人向けシリーズ
- 36秒で分かるシリーズ
- ○○シリーズタグの一覧
- タグ検索 涼宮ハルヒの多忙
- 歌詞シャッフル
- カットアップ
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