概要
小千谷市 おぢやし |
|
基本情報 | |
---|---|
国 | 日本 |
地方 | 中部地方、北陸地方 甲信越地方、信越地方 北信越地方、上信越地方 広域関東圏 |
市役所所在地 | 新潟県小千谷市城内二丁目7番5号 |
市町村コード | 15208-1 |
面積 | 155.19km2 |
総人口 | 32,138人 (推計人口、2024年9月1日) |
人口密度 | 207人/km2 |
隣接自治体 | 新潟県 長岡市、魚沼市、十日町市 |
市の花 | スイセン |
市の魚 | 錦鯉 |
新潟県のほぼ中央にある工業・商業・農業がバランスよくまとまったまち。
1954年3月10日に小千谷町が城川村、千田村を編入合併したうえで市制施行し発足した。
平安時代の「和名抄」に見られる、古代魚沼郡の4つの郷のうちのひとつ、「千屋郷」が名称の由来だとされる。
国や県の出先機関が置かれるなど、主に北魚沼地域の行政・経済の中心として発展し、現在は長岡市のベッドタウンとしての色合いが濃ゆい。
冬には雪が市街地で1.5m、中山間地で3mほど積もるなど、日本屈指の豪雪地帯。
交通網は関越自動車道や国道、JRなどが整備されている。東京まではJR在来線と上越新幹線を使って2時間ほど。
市街地の平野部を中山間地が囲み、日本最長の一級河川・信濃川が流れる。その信濃川が生み出した河岸段丘は全国でも類を見ない規模。
南部では江戸時代から錦鯉の養殖が始まり、国内外の愛好家が買い付けに足を運ぶなど、今に至るまで一大産業として続く。
小千谷縮という麻織物の産地。現在の兵庫県生まれの武士である堀将俊が発明した高級織物で、江戸時代初期につくられるようになるとたちまち人気を呼び、小千谷市周辺が織物の一大産地として発展するきかっけとなった。「しぼ」とよばれる細かい皴があるのが特徴。この皴があるおかげで汗をかいても肌にべたつきにくく、夏の着物に最適だった。冬になると生地の色を白くするため雪の上にさらす「雪さらし」という過程が行われる。
江戸時代中期には小千谷縮の横糸を染め分ける技術を生かし、小千谷紬という絹織物も生まれた。煮たカイコの繭をよくほぐして綿状にした糸を使用するため、軽くて暖かい。
2月には雪に覆われた田んぼの上にカラフルな熱気球がいくつも飛ぶ「おぢや風船一揆」が開催され写真家が集う。
片貝まつりは、毎年9月上旬に浅原神社で行われる400年の歴史を持つ秋祭り。世界最大クラスの4尺玉をはじめ、大量の花火が打ちあがり神社に奉納される。
5月から11月にかけては小千谷市と長岡市にある闘牛場で「牛の角突き」が行われる。2頭の牛を闘わせて、それを勢子と呼ばれる男性たちが無傷のまま取り押さえるという、重要無形民俗文化財に指定されている迫力のある行事。
へぎそばという、「へぎ」と呼ばれる杉やヒノキの板でつくられた箱に一口分ずつ盛られた蕎麦が代表的な郷土料理。ふのりという、その昔、小千谷縮をつくるときに使われていた海藻が練りこまれているのも特徴。
関連動画
関連リンク
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 0
- 0pt