アルゴン(Argon)とは、最初に発見された不活性ガス(希ガス)で、空気中に1%含まれている。
概要
- 原子番号は18、元素記号は“Ar”、分類は希ガス。
- ギリシャ語の「否定(a)」と「はたらく、仕事(ergon)」とで「怠け者(argos)」に由来する。ほとんど不活性なことにちなむ。2000年になって、フッ化水素との化合物が始めて合成された。-246℃以下という極めて低温でのみ存在する。
- 空気の1%を占める。これは窒素と酸素に次いで多く、希ガスでは最も多い。これは、アルゴンが地殻中に含まれるカリウム40が放射性壊変を起こして生成するためである。
- 発見:1892年、大気中から取り出した窒素ガスを金属マグネシウムとの反応で除き、分離した。
- 利用例:電球、蛍光灯、酸化防止ガス、医療用レーザー、地質年代測定など
関連項目
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