1917年末、スコットランドの海岸にタイラー(D・マクレア) の書いた文書が流れついた。あの3年前、魔境探検に出たタイラーが生きている! 海軍は早速救助隊を出船させた。タイラーの友人ベン(P・ウェイン)、女性記者チャリー(S・ダルラス)、ノーフォーク博士(T・ウォルタース)、ホーガン(S・リマー)も一緒に乗り組んでいる。氷山に囲まれた地点で、水陸両用の飛行艇に乗り移った4人。やがてタイラーの文書にある大陸が近づく。と、突然、怪鳥が彼らを襲い、飛行艇は恐竜の島『キャプローナ』に不時着した。不気味な魔境には恐竜もいる。ホーガンを艇の修理にのこし、ベン達は山の向こうにタイラーをさがしに行く。恐竜の叫びの中、彼らは進み、原始人の娘を助ける。彼女はアジョー(D・ギレスピー)と自らの名を英語でしゃべった。タイラーから習ったのだ。彼女によれば、タイラーはナガ族につかまったとのこと。彼らの意欲はわいた。ナガ族の1人をさらにとらえたところでは、タイラーはドクロ城に連れていかれたらしい。やがてドクロ城に通じる洞窟を出た一行に、ヨロイ・カブトの軍団が迫り、彼らを捕えた。ナガ族だ。ベンと博士は牢でタイラーと再会、一方、チャーリーとアジョーはいけにえにされようとしていた。やがて牢番のスキをみて、ベン達は脱出。チャーリーらの救出に向かい、ナガ族の幽霊軍団との凄絶な戦いは始まる。軍団の首領はアジョーと共に赤い地獄の池に落ち、タイラーは矢を胸に受け倒れた。そしてやがて火山がこれらを怒るかのように爆発をはじめ、ベン達はホーガンの修理した飛行艇で、この魔境を脱出するのであった。(松竹=富士映画共同配給1時間31分)