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07月17日 |
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特集> 男前の条件
> 有名人が語る男前の条件vol.18:日本エレキテル連合 中野聡子 橋本小雪 |
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編集:
今回の公演「死電区間」というタイトルの由来は?
中野:
今回の舞台「死電区間」というのは、電車が通る鉄道で異なる電気方式などに設けられる、給電されていない区間・地点のことを言うんですが、このポイントは電気が通っていないので、電車は次のセクションまで自力で走らなくてはいけないんです。それが私たちみたいだなと。
私たちは2014年に「流行語大賞」を頂きましたが、2015年それこそ「死電区間」のような状態になりまして、皆さんが存在を忘れてしまうんじゃないかという不安に陥ったんです。
橋本:
そう。でもこの感覚は去年のことがあった今しか味わえないものだと思ったの。
編集:
今回の舞台の見所などを聞かせてもらえますか?
中野:
今回は、私たちの演じるキャラクター達が次から次へと登場します。
そんな舞台の美術、音響、映像、グッズの全てに携わり、舞台に「死電区間」をつくったので、私たちを見に来るというよりも、空間を隅々まで楽しんでもらいたいです。
中でも、富山県の滑川で行われている「ベトナム・ランタン祭り」の実行委員会の方に全面協力をして頂いた、ベトナムランタンを使った舞台は、まるで宝石を散りばめたような空間になっていて、すごく綺麗です。もう私たち出なくてもいいんじゃないかな。
橋本:
それだとランタンのお祭りになっちゃうわ(笑)
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編集:
Youtubeでの活躍も目立ちますが、始めようと思ったきっかけは?
中野:
私たちは今、毎日かかさずYoutubeで動画を公開しているんですが、きっかけはコント番組が少なくなってしまったことですね。
私たちはコントがしたいんですが、オーディションを勝ち抜いた人しか出られないので、そんなことしていたら死んじゃうと思ったんです。
なので、自分たちで作りました(笑)
編集:
毎日動画を更新するとなるとネタ作りが行き詰まることもあると思いますが、対処法などはありますか?
中野:
もちろん毎日公開しているので、ネタが切れることもあります。そういう時はとにかく衣装を着て喋ってみます。その後編集で面白いところだけをつまんでいく。できた。こんな感じでとにかく作るしかないんです。
橋本:
勢いで作っていくって感じです。
中野:
でも、あえてひどいのも公開しています。毎日やっているとネタも切れるので。
橋本:
そしたらそれが意外にウケたり人気が出たりして、意外な反応が返ってくることもあるので楽しいです。
編集:
コメントとかも見たりするんですか?
中野:
コメントなども楽しく拝見させてもらっていますが、それを参考にして動画を作ることはしないようにしています。「次はこんなことしてください!」とか書いてあると、そういうのは絶対にしない。見ている人を裏切るっていうのが楽しいんです。
編集:
天邪鬼なんですね(笑) では、動画と舞台との違いは何かありますか?
中野:
Youtubeでの動画公開をやり始めると、映像を編集できるという楽しさがありました。ここを見て欲しいというところにカメラを寄せることができたり、瞬間移動させることができたり。ただ、すぐにお客さんの反応は返ってこないですけどね。
逆に舞台は寄れないけど、全体を見てもらえる。それから空間や息遣いを見てもらえますね。汗も散るし。
橋本:
いろんなハプニングもあったりしますしね。
編集:
舞台はやはり生ものというところが魅力ですよね。
中野:
生だからすぐに笑いが返ってくるし、滑ったらすぐわかるし。舞台と動画ではそういったところは全然違うけど、基本的なキャラクターづくりは一緒ですよ。
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編集:
キャラクターづくりで心がけていることなどはありますか?
中野:
キャラクターを考える上でまずは見た目で笑わせるということ。見た目で笑わせて何が悪いという意識改革をしています。
編集:
朱美ちゃんも間近で見るとかなりインパクトありますね。
橋本:
可愛いでしょ?
中野:
もちろん顔だけではなく、哀愁が漂うにはこんな顔が必要であるとか、感情がわからないためにはこういう顔が必要であるなど、見た目だけではなく中身を見たら納得してくれるようなキャラクターづくりを心がけています。
橋本:
動きや言葉だけでは説明できない感情もありますからね。
中野:
あと、「陽の当たらない人に、光を当てる」っていうのは勝手になっていました。
普段見たりすれ違ったりする人なんかも、どうしてあんなところを毎日炎天下の中歩き回っているんだろうとか、その人たちなりの意味を考えるのが好きだから。
橋本:
その人にはその人の考えがあるし、自分たちでは普通と思っていることが普通じゃなかったり、あの人はなんであんなことをするんだろうと思っていることがその人達には普通であったり、それぞれの常識があると思うんですよね。
中野:
今の社会で生きにくい人たちをテーマにするのが好きです。私たちもそうだったので。今はようやく市民権を得ることができました(笑)
編集: 今後の目標などはありますか?
中野:
今やっていることが将来に繋がると思っていて、今はあえて目標などは立てていません。やっている先に何かできるとは思っているんですけれど。
ただ、ネタがしたくて芸人になったのに、お笑いのライブってとっても安いのでそれだけだと食べていけない人がたくさんいるんです。ネタをしたい芸人がネタをするのが仕事として成立し食べていけるように、私たちが整備できたらなと思っています。これは目標というよりも使命だと思っていますね。
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編集:
お二人が思う「男前」とはどんな男性ですか?
中野:
「不言実行」する人ですね。有言実行よりも、言わずにやる人は男前ですね!
あとは山田孝之さんのようなミステリアスな人。ミステリアスな人にはとても魅力を感じます。ただ蓋を開けたら中身空っぽっていうマイナスのギャップはダサいので難しいところですね。
橋本:
私は心に余裕のある人。あと、ギャップでいうと爆笑問題の田中さんはすごいですよ。普段は猫を追いかけたり、お菓子をぱくぱく食べたりして可愛い感じなのに、舞台でマイクの前に立ったらオーラが違って、とってもかっこいい。
編集:
では逆にこれは男前とはほど遠いなというイメージはありますか?
中野:
筋肉を鍛えすぎてる人は嫌だね。
橋本:
嫌だー!
中野:
黒いデブと白いマッチョは嫌だ!
一同:
黒いデブと白いマッチョ!(笑)
中野:
太っているのになぜ焼く!鍛えているのになぜ色は白い!って思ってしまいます。あれはやめたほうがいい。
編集:
そういった黒いデブや白いマッチョなどが、キャラクターになりやすかったりするんですか?
中野:
いいね!いい事言うね。やりましょうか!
橋本:
じゃあ、あなたを思いながらするわ。
編集:
お願いします(笑)
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取材を通して、二人のお笑いに対しての熱い思いがひしひしと伝わってきた。そんな二人が今回全国を巡る単独公演『死電区間』は7月に行われた東京公演も大盛況。
9月からは大阪、名古屋など7都市にて公演が行われる。
7月に発売したDVD『グッバイヒューズ』や、書籍『電気倶楽部』、そして彼女たちの数々のキャラクターを楽しめるYoutubeチャンネル『感電パラレル』などを見て、彼女たちの真骨頂でもある舞台へと足を運んで欲しい。
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日本エレキテル連合単独公演II
「死電区間」
<地方公演>
会場:大阪・ABCホール
2015年9月5日(土)開場17:00 開演17:30
2015年9月6日(日)開場11:30 開演12:00 / 開場16:00 開演16:30
会場:愛知・中電ホール
2015年9月18日(金)開場18:30 開演19:00
2015年9月19日(土)開場11:30 開演12:00 / 開場16:00 開演16:30
会場:岡山・さん太ホール
2015年9月21日(月・祝)開場16:00 開演16:30
会場:福岡・スカラエスパシオ
2015年9月22日(火・祝)開場17:00 開演17:30
2015年9月23日(水・祝)開場11:30 開演12:00 / 開場16:00 開演16:30
会場:宮城・日立システムズホール仙台
2015年9月26日(土)開場17:00 開演17:30
2015年9月27日(日)開場11:30 開演12:00
会場:石川・金沢市アートホール
2015年10月1日(木)開場18:30 開演19:00
会場:新潟・新潟LOTS
2015年10月2日(金)開場18:30 開演19:00
チケット:前売り4500円 当日5000円 全席指定
イープラス https://eplus.jp/ 、ファミリーマートにて発売中。
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